JP2006334907A - 設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム - Google Patents
設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006334907A JP2006334907A JP2005161696A JP2005161696A JP2006334907A JP 2006334907 A JP2006334907 A JP 2006334907A JP 2005161696 A JP2005161696 A JP 2005161696A JP 2005161696 A JP2005161696 A JP 2005161696A JP 2006334907 A JP2006334907 A JP 2006334907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- setting information
- setting
- information input
- sheet
- input sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 86
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims description 10
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 39
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 34
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 15
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 11
- 230000006870 function Effects 0.000 description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
- 238000000060 site-specific infrared dichroism spectroscopy Methods 0.000 description 5
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 241000593989 Scardinius erythrophthalmus Species 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 201000005111 ocular hyperemia Diseases 0.000 description 2
- 238000012015 optical character recognition Methods 0.000 description 2
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 229920001690 polydopamine Polymers 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】 設定情報入力シートを使用して電子機器を設定する場合、複雑な設定を行うことができ、また、複数の設定を同時に行うことができる設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】 設定情報入力シートを使用して電子機器を設定する場合、1つの設定情報入力シートによる設定が終わった後に、全ての設定が終了したかどうかを判断し、全ての設定が終了していないのであれば、次の設定情報入力シートによる設定を行うものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、設定情報入力シートを用いた入力方法および入力装置に関する。
従来、電子機器の設定の入力作業は、一般的に複雑であり、広く設定項目全体と設定対象の動作に関する知識を要求される。特に、高機能な電子機器は、その設定項目が多いので、高機能な電子機器であればある程、使い難いという欠点がある。
この欠点を解決するために、設定項目(設定情報)を記入したシートを、読取装置が読み取り、これによって、電子機器の設定を行う方式が提案されている。
つまり、設定情報入力形式提供手段から光学読取手段の読取能力に応じて、図形・文字・記号を配置した設定情報入力形式を取得し、光学読取手段の読み取り能力に適するように印刷して設定情報記入シートを作成し、ユーザが設定情報を加筆した設定情報記入シートを光学読取手段が読み取り、設定情報入力形式と設定情報記入シートとを照合して、設定情報を抽出し、電子機器の設定を行うものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。しかし、上記特許文献1には、複数ページの設定情報入力シートを用いた電子機器の設定については記載されず、1ページの設定情報入力シートを用いた設定方法のみが記載されている。
また、記入シートに記入された電子機器を選択、制御するための画像情報を読み取り、この読み取った画像情報を中央装置へ送り、中央装置が画像情報を制御信号に変化し、ネットワークでつながっている様々な電子機器の設定を行うものが知られている(たとえば、特許文献2参照)。しかし、上記特許文献2には、複数ページの設定情報入力シートを用いた電子機器の設定については記載されず、1ページの設定情報入力シートを用いた設定方法のみが記載されている。
さらに、制御方法が記述された、または、制御方法を記述できるシートを読み取り、電子機器の制御を行うものが知られている(たとえば、特許文献3参照)。また、上記特許文献3には、電子機器のある時点の設定値や、その時点で記憶されている特定の操作を、制御方法が記述されたシートとして、印刷を行うことができる点も記載されている。しかし、上記特許文献3にも、複数ページの設定情報入力シートを用いた電子機器の設定については記載されず、1ページの設定情報入力シートを用いた設定方法のみが記載されている。
特開2001−211284号公報
特開2003−30774号公報
特開2003−263614号公報
ところで、電子機器の設定において、より複雑な設定を行う場合や、複数の設定を同時に行う場合には、紙の大きさに制限がある以上、設定情報入力シートに印刷する文字や記号を小さくせざるを得ないが、設定情報入力シートを使うユーザのユーザビリティや読取部の性能を考えると、あまりに小さい文字や記号を用いることはできない。
したがって、上記従来例では、電子機器の設定において、複雑な設定をすることができないという問題があり、また、複数の設定を同時に行うことができないという問題がある。
本発明は、設定情報入力シートを使用して電子機器を設定する場合、複雑な設定を行うことができ、また、複数の設定を同時に行うことができる設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、設定情報入力シートを使用して電子機器を設定する場合、1つの設定情報入力シートによる設定が終わった後に、全ての設定が終了したかどうかを判断し、全ての設定が終了していないのであれば、次の設定情報入力シートによる設定を行うものである。
本発明によれば、複数ページの設定情報入力シートを用いて設定情報を入力するので、設定情報入力シートを使用して電子機器を設定する場合、複雑な設定を行うことができ、また、複数の設定を同時に行うことができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である複合機10が使用されている画像処理システム100の全体の構成を示すブロック図である。
実施例1は、設定情報入力シートを使用して、複合機について無線LANを設定する実施例である。
画像処理システム100は、複合機10と、PC(パーソナルコンピュータ)20と、無線LANユニット30と、アクセスポイントAP1、AP2、AP3とを有する。
複合機10は、本発明の実施例1である設定情報入力装置の例である。なお、複合機10の代わりに、単機能のプリンタ等を使用するようにしてもよい。
無線LANユニット30は、USBによって、複合機10と接続されている。また、無線LANユニット30は、LAN(ローカルエリアネットワーク)によって、アクセスポイントAP2と接続されている。無線LANユニット30とアクセスポイントAP2との間を、有線で接続しても、無線で接続してもよいが、図1に示す例では、無線で接続されている。
また、図1に示す実施例では、複合機10と無線LANユニット30とを分離し、USBで互いに接続しているが、この2つを合体して、複合機10が、無線LANユニット30の機能を含むようにしてもよい。
PC20は、LANによって、アクセスポイントAP2と接続されている。この間は有線でも無線でもよいが、図1に示す実施例では、無線で接続されている。
これらによって、PC20から複合機10を、USB等で直接接続するのではなく、LANを通して制御し、この制御方法について、以下、記載する。なお、複合機10とPC20との間の制御プロトコルは、公知の制御プロトコルを用いる。
また、図1に示されているアクセスポイントAP1とAP3とは、PC20、無線LANユニット30のどちらとも接続されていない。
図2は、複合機10の概略構成を示すブロック図である。
複合機10は、CPU1と、ROM2と、RAM3と、画像メモリ4と、データ変換部5と、読取制御部6と、読取部7と、操作表示部8と、通信制御部9と、符号復号化処理部11と、記録制御部12と、USBファンクション制御部13と、USBホスト制御部14と、記録部15と、解像度変換処理部16と、CPUバス17とを有する。
CPU1は、システム制御部であり、複合機10の全体を制御する。
ROM2は、CPU1が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等の固定データを格納する。実施例1では、ROM2に格納されている各制御プログラムは、ROM2に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエアを実行制御する。
RAM3は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成され、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されている。RAM3には、データが消去されては困るプログラム制御変数等を格納する。また、オペレータが登録した設定値や複合機10の管理データ等を格納するメモリエリアも設けられている。
画像メモリ4は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、画像データを蓄積する。また、一部の領域をソフトウエア処理の実行のためのワークエリアとして確保してある。
データ変換部5は、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)等の解析や、キャラクタデータのCG(Computer Graphics)展開等、画像データの変換を行う。
読取制御部6は、読取部7が、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって、光学的に原稿を読み取り、電気的な画像データに変換した画像信号を、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。なお、実施例1では、読取制御部6、読取部7は、原稿を搬送しながら、固定されているCISイメージセンサで読み取りを行うシート読取制御方式と、原稿台に固定されている原稿を、移動するCISイメージセンサでスキャンするブック読取制御方式の両制御方式とに対応している。
操作表示部8は、数値入力キー、文字入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー等を備えた操作表示部と、各種キー、LED(発光ダイオード)とLCD(液晶ディスプレイ)等によって構成され、ユーザによって複合機としての各種機能や、無線LANユニット30のネットワーク設定や暗号鍵の入力・編集や、複合機10の動作状況、ステータス状況の表示等を行うことができる。
通信制御部9は、MODEM(変復調装置)や、NCU(網制御装置)等によって構成されている。実施例1では、通信制御部9は、アナログの通信回線(PSTN)L1に接続され、T30プロトコルでの通信制御、通信回線に対する発呼と着呼等の回線制御を行っている。
符号復号化処理部11は、複合機10で扱う画像データ(非圧縮、MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等)を、相互に符号復号化処理し、拡大縮小処理を行う。
記録制御部12は、図示しない画像処理制御部を介して、印刷される画像データに、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施すことによって、高精細な画像データに変換し、USBホスト制御部14に出力する。また、USBホスト制御部14を制御することによって、定期的に記録部15の状態情報データを取得する役割も果たす。
USBファンクション制御部13は、USBインタフェースの通信制御を行うものであり、USB通信規格に従って、プロトコル制御を行い、CPU1が実行するUSBファンクション制御タスクからのデータを、パケットに変換し、図示しない外部のPCにUSBパケット送信を行い、逆に、外部のPCからのUSBパケットを、データに変換してCPU1に送信する。
USBホスト制御部14は、USB通信規格で定められたプロトコルで通信を行う制御部である。USB通信規格は、双方向のデータ通信を高速に行うことができる規格であり、1台のホスト(マスター)に対し、複数のハブまたはファンクション(スレーブ)を接続することができる。USBホスト制御部14は、USB通信におけるホストの機能を有する。
記録部15は、図示しない専用CPUで制御するレーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等からなる記録装置であり、USBインタフェース経由で受信したカラー画像データ、またはモノクロ画像データを印刷部材に印刷する。USBホスト制御部14は、USB通信規格で定められたプロトコルで通信を行い、特に、記録部15は、ファンクションの機能を有する。実施例1においては、記録機能のUSB通信は、1対1の接続形態を用いる。また、実施例1においては、USB対応とする。
解像度変換処理部16は、ミリ系の画像データとインチ系の画像データの相互変換等の解像度変換制御を行う。なお、解像度変換処理部16において、画像データの拡大縮小処理も可能である。
上記構成要素1〜6、8、9、11〜14、16は、CPU1が管理するCPUバス17を介して、相互に接続されている。
次に、複合機10とともに画像処理システム100を構成する情報処理端末等のPC20の概略構成について、説明する。
図3は、複合機10とともに画像処理システム100を構成する情報処理端末等のPC20の概略構成を示す図である。
PC20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、内部記憶装置24と、外部記憶装置25と、操作部26と、表示部27と、通信部28と、USBホスト制御部29とを有する。
CPU21は、ROM22、RAM23、または、内部記憶装置24、外部記憶装置25によって外部記憶媒体MDから読み出されたプログラムに従って、システムバスを介してPC20全体の動作を制御するものである。
ROM22は、CPU21の制御プログラム等を格納している。RAM23は、一時的にプログラムや画像データを記憶し、PC20の処理を高速に動作させるためのものである。
内部記憶装置24には、オペレーティングシステム、各種アプリケーションプログラムや画像データ等が格納されている。内部記憶装置24には、実施例1における文字データ処理工程を含む、複合機10に対する各種制御命令やデータの送受信を行うためのアプリケーションソフト、プリンタドライバソフト、スキャナドライバソフト、ファクシミリドライバソフト、機能毎のUSBクラスドライバソフトとUSBバスドライバソフト等がインストールされている。
通常、これらのアプリケーションソフトとドライバソフトとは、これらが記憶されたほかのコンピュータ可読媒体から外部記憶ディスクMD(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMメディア)によってデータを受け取り、外部記憶装置25を制御することによってインストールを行う。また、通信回線によって通信部(ネットワークやモデム)28で、アプリケーションソフトとドライバソフトとを受け取り、内部記憶装置24にインストールするようにしてもよい。
操作部26は、オペレータからの指示入力手段としてのキーボードやマウス(不図示)を制御するものである。印刷の実行起動には、通常、操作部26のキーボードやマウスが使用される。
表示部27は、オペレータに対して各種表示を行うものである。外部処理端末であるPC20で印刷の実行起動をかける場合は、確認ダイヤログ等を表示部27に表示し、オペレータに入力を促す。また、印刷動作の実行中は、印刷状況を示す情報をオペレータに提供する。
通信部28は、不図示のネットワークに接続し、通信回線を通してインターネットプロバイダへの接続や、相手通信装置との間でのデータや画像情報等の通信を行う。なお、ネットワークや通信回線への接続に関しては、公知の方法を使用し、説明を省略する。
USBホスト制御部29は、USBインタフェースの通信制御を行うものであり、USB通信規格に従って、CPU21からのデータをパケットに変換し、複合機10にUSBパケットを送信し、逆に、複合機10からのUSBパケットをデータに変換し、CPU21に送信する。通信制御方法に関しては、公知の方法を使用し、説明を省略する。
次に、画像処理システム100を構成する無線LANユニット30の概略構成について説明する。
図4は、画像処理システム100を構成する無線LANユニット30の概略構成を示す図である。
無線LANユニット30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、無線LAN通信部34と、USBホスト制御部35とを有する。
CPU31は、ROM32、RAM33に記録されたプログラムに従って、システムバスを介して、無線LANユニット30の全体の動作を制御する。
ROM32は、CPU31の制御プログラム等を格納している。RAM33は、一時的にプログラムや画像データを記憶する。
無線LAN通信部34は、無線LANによる通信を行う部分であり、各社から供給されている無線LANコントロールチップを用いてもよく、また、通信の認証の手間を省くために各社から供給されているPCMCIAカード型無線LANアダプタを、PCMCIAカードコントローラ(不図示)を通して、CPUバスに接続するようにしてもよい。
USBホスト制御部35は、USBインタフェースの通信制御を行うものであり、USB通信規格に従って、CPU31からのデータをパケットに変換し、複合機10にUSBパケットを送信し、逆に複合機10からのUSBパケットをデータに変換し、CPU31に送信する。通信制御方法に関しては、公知の方法を使用し、その説明を省略する。
次に、実施例1において、複合機10と無線LANユニット30との無線LAN設定を、設定情報入力シートを用いて行う動作について説明する。
ここで、「無線LAN設定」は、大きく分けると、Service Set Identifier(以下、SSID)の設定と、Internet Protocol Address(以下、IPアドレス)の設定とがある。上記「SSID」は、無線LANで特定のネットワークを指定する識別名である。また、上記「IPアドレス」は、インターネットやイントラネット等のIPネットワークに接続されたコンピュータ1台1台に割り振られている識別番号である。
また、SSIDやIPアドレスの設定の仕方によっては、無線通信における暗号化技術であるWired Equivalent Privacyキー(以下、「WEPキー」という)や、IPアドレスの入力が必要である。なお、WEPキーには、64ビットと128ビットとの2種類がある。
図5は、設定情報入力シートによる無線LAN設定の処理動作の概要を示すフローチャートである。
設定情報入力シートによる無線LAN設定方法は、4つのステップに大別される。すなわち、設定情報入力シートによる無線LAN設定方法は、次の(1)〜(4)である。
(1)ステップ1:設定情報入力シートの作成(S1)
(2)ステップ2:設定情報入力シートへの加筆(S2)
(3)ステップ3:設定情報入力シートの解析(S3)
(4)ステップ4:設定終了かどうかの判断(S4)
<ステップ1:設定情報入力シート作成(S1)>
設定情報入力シートを作成する場合(S1)、無線LANの設定を行うための設定情報入力シートを作成する。S1における処理の流れを簡単にまとめると、図5に示すように、設定情報入力シートの静的データを取得し、設定情報入力シートの動的データを取得し、上記静的データと上記動的データとを合成し、この合成したデータを設定情報入力シートとして印刷する。なお、上記「静的データ」は、設定情報入力シートの固定情報であり、静的設定情報である。
(1)ステップ1:設定情報入力シートの作成(S1)
(2)ステップ2:設定情報入力シートへの加筆(S2)
(3)ステップ3:設定情報入力シートの解析(S3)
(4)ステップ4:設定終了かどうかの判断(S4)
<ステップ1:設定情報入力シート作成(S1)>
設定情報入力シートを作成する場合(S1)、無線LANの設定を行うための設定情報入力シートを作成する。S1における処理の流れを簡単にまとめると、図5に示すように、設定情報入力シートの静的データを取得し、設定情報入力シートの動的データを取得し、上記静的データと上記動的データとを合成し、この合成したデータを設定情報入力シートとして印刷する。なお、上記「静的データ」は、設定情報入力シートの固定情報であり、静的設定情報である。
実施例1における無線LANの設定では、WLAN設定ナビシートと、WEPキー設定ナビシート(64bit)と、WEPキー設定ナビシート(128bit)と、IPアドレス設定ナビシートとの、合計4種類の設定情報入力シートを作成する。なお、「WLAN」は、無線LANである。
WLAN設定ナビシートについては、ユーザが無線LANを設定するときに、操作表示部8を操作することによって、WLAN設定ナビシートの作成要求が出される。
また、WEPキー設定ナビシート(64bit)と、WEPキー設定ナビシート(128bit)と、IPアドレス設定ナビシートとの3種類のナビシートについては、WLAN設定ナビシートの設定によって、必要に応じて、S4において(S122、S124、S126)、作成要求が出される。
図6は、実施例1において、設定情報入力シートを作成する手順を示すフローチャートである。
S11では、WEPキー設定ナビシート(64bit)の作成要求が来ているかどうかを判定し、作成要求が来ていれば、S12で、ROM2に格納されているWEPキー設定ナビシート(64bit)の静的データ(静的設定情報)を取得する。そして、S20では、上記静的データを、記録部15が印刷可能な印刷データへ変換し、S21では、作成された印刷データを記録部15に送ることによって、WEPキー設定ナビシート(64bit)を印刷する。
図7は、印刷されたWLAN設定ナビシートを示す図である。
図8は、印刷されたWEPキー設定ナビシート(64bit)の一例を示す図である。
図9は、WEPキー設定ナビシート(128bit)の一例を示す図である。
上記と同様に、S13では、WEPキー設定ナビシート(128bit)の作成要求が来ているかどうかを判定し、作成要求が来ていれば、図9に示すWEPキー設定ナビシート(128bit)を印刷する。
図10は、IPアドレス設定ナビシートの一例を示す図である。
上記と同様に、S15では、IPアドレス設定ナビシートの作成要求が来ているかどうかを判定し、作成要求が来ていれば、図10に示すIPアドレス設定ナビシートを印刷する。
S11、S13、S15の全てが、NOであれば、WLAN設定ナビシートの作成要求が来ていると判断し、S17では、ROM2に格納されているWLAN設定ナビシートの静的データ(固定データ、静的設定情報)を取得する。そして、WLAN設定ナビシートの設定項目の中に、ユーザ毎に異なるアクセスポイントの項目があり、また、無線の電場状況に応じてリアルタイムに、動的に変化するアクセスポイントの項目があるので、S18では、無線LANユニット30から、最新のアクセスポイントリスト(動的データであり、動的に変化する設定情報である動的設定情報)を取得する。
その後、S19では、S17で取得したWLAN設定ナビシートの静的データと、S18で取得したアクセスポイントリストの動的データとを合成する。
次に、S20で、上記合成したデータを、記録部15が印刷できる印刷データへ変換して印刷データを作成し、S21では、この変換された印刷データを、記録部15に送ることによって、WLAN設定ナビシートを印刷する。
<ステップ2:設定情報入力シート加筆(S2)>
次に、設定情報入力シート加筆ステップ(S2)の手順、つまり、S1で作成された4種類の設定情報入力シートに加筆する手順について説明する。
次に、設定情報入力シート加筆ステップ(S2)の手順、つまり、S1で作成された4種類の設定情報入力シートに加筆する手順について説明する。
図7に示すWLAN設定ナビシートにおいて、SSIDとIPアドレスとを設定し、S32のアクセスポイントのリストが、S18で取得した動的データであり、それ以外の部分が、S17で取得した静的データ(固定データ)である。
図7に示すWLAN設定ナビシートは、図1に示す画像処理システム100に対応するものである。
図1に示す例では、アクセスポイントとして、アクセスポイントAP1、AP2、AP3の3つがあるので、図7のS32に示すアクセスポイントリストにも、3つのアクセスポイントのリスト(アクセスポイントAP1、AP2、AP3)が表示されている。
まず、S31では、「PCに接続する(アドホック)」か、「アクセスポイントに接続する」のうちで、どちらかを選択し、横長の丸印の部分(マーク記入欄)を塗りつぶす(マークする)。「PCに接続する」場合、S32、S33における設定を実行する必要がないので、IPアドレスの設定(S34)に進む。
アクセスポイントに接続する場合、S32に進み、どのアクセスポイントに接続するかを決め、横長の丸印の部分(マーク記入欄)にマークする。また、アクセスポイントによっては、セキュリティがかけられている場合があるので、S33では、セキュリティモードを選択し、マークする。ここで、WEPキー(64bit)であるか、WEPキー(128bit)であるかをマークした場合、後で、WEPキー設定ナビシートが作成・印刷され、WEPキー設定ナビシートを記入しなければならない。
続いて、S34では、IPアドレスを設定する。IPアドレスを自動取得する(DHCP)であるか、IPアドレスを自動取得しない(STATIC IP)であるかを選択し、選択されたマーク記入欄にマークする。後者である場合、後に、IPアドレス設定ナビシートが作成・印刷され、IPアドレス設定ナビシートを記入しなければならない。
最後に、S35の手順で,WLAN設定ナビシートを、読取部7から読み取る。
ここで、図1において、アクセスポイントAP3の電源がOFFになっている場合について考える。この場合、ユーザがWLANを設定しようとして、WLAN設定ナビシートの作成要求を出すと、アクセスポイントリストに関しては、WLAN設定ナビシートを作成する時点の最新のリストを使用するので、図7に示す場合と比較すると、アクセスポイントAP3がリスト上から削除され、アクセスポイントAP1とAP2とのみが印刷される。
図11は、実施例1におけるWLAN設定ナビシートの記入例を示す図である。
図11に示す例では、アクセスポイントAP2に接続し、セキュリティモードは、WEPキー(64bit)であり、IPアドレスの自動取得を行わない設定である。したがって、図11に示すWLAN設定ナビシートをスキャンすると、WEPキー設定ナビシート(64bit)とIPアドレス設定ナビシートとを作成し、印刷し、これらのシートに記入をしなければならない。
図8に示すWEPキー設定ナビシート(64bit)では、WLAN設定ナビシートのS33で選択したアクセスポイントの64bitのWEPキーを設定する。64bitのWEPキーを設定するには、0〜Fまでの16進数で、10桁指定する必要があるので、S41では、これらをマークし、S42に書いてある手順によって、WEPキー設定ナビシート(64bit)を、読取部7から読み取る。
図12は、WEPキー設定ナビシート(64bit)の記入例を示す図である。
図12に示す記入例では、16進数の10桁の数値「3435323634」が指定されている。
これと同様に、図9に示すWEPキー設定ナビシート(128bit)では、WLAN設定ナビシートのS33で選択したアクセスポイントの128bitのWEPキーを設定する。128bitのWEPキーを設定するには、0〜Fの16進数で25桁指定する必要があるので、S51では、これらをマークし、S52に記載されている手順に従って、WEPキー設定ナビシート(128bit)を、読取部7が読み取る。
図10に示すIPアドレス設定ナビシートでは、000.000.000.000〜255.255.255.255の中から、IPアドレスを設定する。S61では、これらをマークし、S62に記載されている手順で、IPアドレスが記入されているIPアドレス設定ナビシートを読取部7が読み取る。
図13は、IPアドレス設定ナビシートの記入例を示す図である。
図13では、192.168.053.201のIPアドレスが指定されている。
<ステップ3:設定情報入力シート解析(S3)>
続いて、設定情報入力シート解析ステップ(S3)では、ステップ2(S2)で加筆された4種類の設定情報入力シートを解析する。
続いて、設定情報入力シート解析ステップ(S3)では、ステップ2(S2)で加筆された4種類の設定情報入力シートを解析する。
ステップ3(S3)における処理の流れを簡単にまとめると、その流れが図5にフローチャートで示してあるように、設定情報入力シートの読取と、設定情報入力シートの解析と、機器への設定とである。
図14は、設定情報入力シートを解析する手順を示すフローチャートである。
S101では、複合機10の原稿台に置かれ、ユーザによって加筆された設定情報入力シートを、読取部7が読み取る。設定情報入力シートを読み取った場合、たとえば2値化した読取データを、RAM3に格納する。格納された読取データは、後述する各種マーク判定処理や、どの種類の設定情報入力シートであるかの判定等で、参照される。
続いて、S102では、読み取った設定情報入力シートが、WEPキー設定ナビシート(64bit)であるかどうかを判定する。この判定は、図7、図8、図9、図10に示す各種設定情報入力シートには示してないが、どのシートであるかを示す情報を、各種設定情報入力シート上に予め印刷し、S101における読取時に、どのシートであるかを判別する方法を採用している。この方法の代わりに、設定情報入力シートの読取を、ユーザが開始するときに、どのシートであるかを、操作表示部8上で選択する方法を採用するようにしてもよい。
上記方法で、WEPキー設定ナビシート(64bit)であると判断した場合、S103では、S101で読み取った64bitのWEPキーを、無線LANユニット30に設定する。
ここで、10桁分の0〜Fの16進数のどれがマークされているかを判定するマーク判定処理の方法に関して、特に規定しないが、たとえば、マーク位置を検出する場合、解析したい任意の場所のマーク座標を、ROM2に予め記憶し、上記マーク座標に該当するアドレスから誤差を含めた範囲を解析し、任意の条件を満たす座標を、解析対象のマークであると判別するようにしてもよい。また、上記判別されたマーク欄に該当する読取データを、任意の閾値と比較することによって、マーキングされたか否かを判別するようにしてもよい。
また、実施例1では、マークの有効または無効について、特に規定しないが、たとえば、複数のマーク欄からただ1つをマークすべき場合、複数のマークが検出されれば、エラーであると扱うようにしてもよい。
同様に、S104では、WEPキー設定ナビシート(128bit)であると判断されると、S105では、128bitのWEPキーを設定する。
また、上記と同様に、S106では、IPアドレス設定ナビシートであると判断されると、S107では、IPアドレスを設定する。
WLAN設定ナビシート以外のシートである場合、ステップ3(S3)における設定は終わりであり、ステップ4(S4)へ進む。
次に、WLAN設定ナビシートである場合、S108では、フラグ等の初期化設定を行う。この初期化設定は、WEP64フラグ、WEP128フラグ、IPアドレスフラグをOFFとする設定である。
続いて、S109では、S31の接続方式の選択が、どちらにマークされているかを判定処理する。
「PCに接続する」にマークされている場合、S110では、無線LANユニット30の接続モードを、PCと直接接続するアドホックモードに設定する。
また、「アクセスポイントに接続する」にマークされている場合、S111では、S32のアクセスポイントリストのうちで、どのアクセスポイントにマークされているかを判定し、無線LANユニット30の接続モードを、マークされているアクセスポイントとの接続に設定する。
続いて、アクセスポイントと接続する場合、必要に応じて、セキュリティの設定をする必要があるので、S112では、S33に示すセキュリティ方式のうちのどれにマークされているかを判定する。WEPキー(64bit)に、マークされている場合、S113では、後でWEPキー(64bit)の設定をするためのWEPキー設定ナビシート(64bit)を作成するかどうかを判断する場合(後述のS121)、作成すると判断するために、WEP64フラグをONにする。また、これと同様に、WEPキー(128bit)にマークされている場合、S114では、WEP128フラグをONにする。また、未使用にマークされていた場合、何も行わずに、次のS115の処理を行う。
最後に、S115では、S34に示すIPアドレスの設定がどちらにマークされているかを判定し、「IPアドレスを自動取得する」にマークされている場合、S116では、無線LANユニット30のIPアドレスのモードを、IPアドレスを自動取得するモードに設定する。また、「IPアドレスを自動取得しない」にマークされている場合、S117では、後でIPアドレスをユーザが設定をするためのIPアドレス設定ナビシートを作成するかどうかを判断する場合、(後述のS125)、作成すると判断するために、IPアドレスフラグをONにする。
<ステップ4:設定終了かどうかの判断(S4)>
最後に、S4の無線LANの設定終了かどうかを判断するステップにおける処理について、説明する。
最後に、S4の無線LANの設定終了かどうかを判断するステップにおける処理について、説明する。
図15は、設定終了かどうかを判断する手順を示すフローチャートである。
まず、S121では、WEP64フラグがONであるかどうかをチェックする。WEP64フラグがONである場合、S122では、WEPキー設定ナビシート(64bit)の作成要求を出し、WEP64フラグをOFFにする。
これと同様に、S123では、WEP128フラグがONである場合、S124では、WEPキー設定ナビシート(128bit)の作成要求を出し、WEP128フラグをOFFにする。
また、S125では、IPアドレスフラグがONである場合、S126では、IPアドレス設定ナビシートの作成要求を出し、IPアドレスフラグをOFFにする。
続いて、WEP64フラグ、WEP128フラグ、IPアドレスフラグのどれかがONである場合、S128では、ステップ1(S1)の設定情報入力シート作成に戻り、図6に示す設定情報入力シート作成のフローチャートに従って、作成要求が出された設定情報入力シートの作成、印刷を行う。
なお、WEP64フラグ、WEP128フラグ、IPアドレスフラグの全てがOFFである場合、無線LANの設定が終了したので、S127では、無線LANの設定終了の処理を行う。
つまり、実施例1において、解析された設定情報を、設定項目毎に識別し、上記電子機器を設定する場合、上記解析した設定情報に基づいて、上記設定を全て終了したかどうかを判断し、上記設定を全て終了したと判断したら、設定情報入力シートを用いた上記一連の設定を終了し、一方、上記設定を全て終了したと判断しなければ、次に設定すべき設定情報入力シートを、作成させるように制御する。すなわち、実施例1は、複数ページの設定情報入力シートを用いて設定情報を入力する。
実施例1によれば、複数ページの設定情報入力シートを用いて設定情報を入力するので、設定情報入力シートを使用して電子機器を設定する場合、複雑な設定を行うことができ、また、複数の設定を同時に行うことができる。
図16は、本発明の実施例2の動作を示すフローチャートである。
実施例2は、設定情報入力シートを使用して、複合機10について無線LANを設定する場合に、目次シートCSを使用して設定する実施例である。実施例2における複合機10は、実施例1におけるそれと同様の構成を有するので、その説明を省略する。
なお、上記「目次シートCS」は、複合機10を設定する設定項目が、複数、列挙されている設定情報入力シートである。つまり、目次シートCSは、電子機器を設定する設定項目が、複数、列挙されている設定情報入力シートである。
まず、ユーザが操作表示部8から目次シートCSの印刷を実行する場合、S131で、目次シートCSを作成し、印刷する。
図17は、実施例2において印刷された目次シートCSを示す図である。
次に、S132では、図17に示すS141〜S150の中からユーザが設定したい項目を少なくとも1つの設定項目をマークする(塗りつぶす)。
続いて、S133では、目次シートCSを読取部7が読み取り、何にマークされているかを解析する。
次に、S134では、ユーザがマークした設定項目があるかどうかを判定し、ユーザがマークした設定項目がなければ、目次シートCSを用いた複合機10の設定を終了する。
また、ユーザがマークした設定項目が1つ以上あれば、S135では、まず1つ目にマークされている設定項目について、設定を行う。
図18は、実施例2において、各種の設定情報を入力する設定情報入力シート毎に処理する動作(S135)を示すフローチャートである。
S135で、ユーザがマークした1つ目の設定項目に関する各種設定情報入力シート毎の処理が終われば、S136で、ユーザがマークした設定項目が他にもあるかどうかをチェックする。ユーザがマークした設定項目があれば(残っていれば)、S135に戻り、次にマークされた設定項目について、処理する。そして、ユーザがマークした設定項目の設定が全て終了すれば(S136)、目次シートCSを使用した複合機10の設定を終了する。
次に、各種設定情報入力シート毎の処理について説明する。
まず、S161では、目次シートCSで選択された設定項目(S141〜S150の中の1つ)の設定情報入力シートの1ページ目を作成し、印刷する。S141における無線LANの設定情報入力シートの場合、図5に示すように、静的データと動的データとの両方を合成する必要がある。また、設定項目によっては、動的データを必要とせず、静的データのみで構成される設定情報入力シートもある。
次に、S162では、印刷された設定情報入力シートに、ユーザが加筆し、続いて、S163では、加筆された設定方法入力シートを読み取り、解析し、この解析結果に基づいて、電子機器へ設定する。
最後に、S164では、選択された設定項目(S141〜S150の中の1つ)について、設定が終了したかどうかを判定し、終了していなければ、S161で、次のページの設定情報入力シートを作成し、この作成した設定情報入力シートを印刷する。
S164で、設定終了かどうかの判断がYESになるまで、S161〜S163を繰り返し、YESになれば、選択された設定項目(S141〜S150の中の1つ)についての設定が終了する。
次に、目次シートCSについて説明する。
図17に、実施例2において印刷された目次シートCSを示してあり、この目次シートCSは、複合機10を設定することができる設定項目が、複数、列挙されている設定情報入力シートである。
ユーザが、設定情報入力シートを用いて、複合機10を設定する設定項目としては、S141〜S150に示す10個の設定がある。ユーザは、S141〜S150の中から設定したい設定項目を、1つ以上マークする(S132)。そして、S151に書かれている手順で、目次シートCSを読み取る。
次に、S141〜S150の各設定項目について説明する。
S141の「無線LANの設定」をマークすると、無線LANを設定する。設定情報入力シートを用いた無線LANの設定項目としては、SSIDやIPアドレス等が挙げられる。詳しくは、実施例1において説明したものである。
S142の「FAXの設定」をマークすると、FAXを設定する。設定情報入力シートを用いたFAXの設定項目としては、電話帳や短縮ダイヤル等が挙げられる。詳しくは、特開平7−321989号公報に記載されている。
S143の「コピーの設定」をマークすると、コピーを設定する。設定情報入力シートを用いたコピーの設定項目としては、枚数や倍率や用紙サイズや濃度やソートの種類等が挙げられる。詳しくは、特開平7−135545号公報、特開2004−179780号公報に記載されている。
S144の「複合機に接続されたデジタルカメラの設定」をマークすると、複合機10に接続されたデジタルカメラを設定する。設定情報入力シートを用いたデジタルカメラの設定項目としては、記録画素数や圧縮率や記録形式やISO感度やシャッタ音や起動音や液晶の明るさなどが挙げられる。
S145の「スキャナの設定」をマークすると、スキャナを設定する。設定情報入力シートを用いたスキャナの設定項目としては、解像度や原稿サイズや記録形式などが挙げられる。このスキャナの設定は、たとえば、PC20を使用せずに、読取部7で読み取った画像データを、USBホスト制御部14にUSBインタフェースで接続されるメモリカードリーダ(不図示)に挿入されたメモリカード(不図示)に、直接書き込む際等に使われる。
S146の「メモリカード内の画像データの印刷」をマークすると、メモリカード内の画像データの印刷を設定する。設定情報入力シートを用いた際の設定項目としては、用紙サイズや用紙タイプや縁なしや日付や画像選択等が挙げられる。詳しくは、特開2002−137499号公報、特開2002−305701号公報に記載されている。
S147〜S150の「赤目補正処理」、「目元くっきり補正処理」、「美肌補正処理」、「逆光補正処理」をマークすると、メモリカード内の画像の各種補正処理(赤目補正、目元くっきり補正、美肌補正、逆光補正等)を設定する。
次に、実施例2において、目次シートCSを使用した場合における複合機10の設定方法について説明する。
図19は、実施例2において、目次シートCSを使用した場合に、複合機10を設定するときに使用する目次シートCSの記入例を示す図である。
まず、S131で、目次シートCSを印刷し、S132で、ユーザが加筆する。加筆された目次シートCSの例を、図19に示してある。図19において、無線LANの設定(S171)と、スキャナの設定(S172)とがマークされている。
次に、S133において、図19に示す目次シートCSを読み取り、解析し、ユーザが無線LANの設定とスキャナの設定を試みていることを認識する。
続いて、S134では、ユーザが選択した設定項目(無線LANの設定とスキャナの設定)があるので、S135へ進む。S135では、まず、無線LANの設定を行う。無線LANの設定が終わると、S136へ進み、ユーザが選択した設定項目が他にもあるかどうかをチェックする。図19に示す例では、無線LANの設定の他にスキャナの設定もマークされているので、S135で、再びスキャナを設定する。
スキャナの設定が終われば、S136で、ユーザが選択した設定項目が他にもあるかどうかを再びチェックし、図19に示す例では、無線LANの設定とスキャナの設定との他にはマークされていないので、目次シートCSを用いた複合機10の設定を終了する。
なお、上記実施例は、無線LAN対応の複合機であるが、他のあらゆる電子機器を設定する場合に、上記実施例を適用することができる。
また、上記実施例は、設定情報入力シートを読み取る場合、ユーザが○印を塗りつぶした部分を認識するマークシート方式であるが、たとえば、設定情報入力シートにユーザが手書き文字で設定情報を加筆し、これを光学式文字読取方式(Optical Character Reader:OCR)によって読み取り、ユーザが記入した文字を認識し、電子機器の設定を行う方式に、上記実施例を適用するようにしてもよい。
なお、上記実施例は、無線LAN対応の複合機であるが、これに限らず、ユーザごとに設定項目や設定項目の内容が異なる電子機器の設定に利用でき、また、状況の変化に応じて設定項目や設定項目の内容が変化する全ての電子機器の設定に適用することができる。
以下に、上記実施例を適用することができる電子機器の例を幾つか挙げる。
複合機に限らず、無線ネットワークや有線ネットワークに接続することができる全ての電子機器のアクセスポイント等のネットワーク設定に有効である。たとえば、プリンタ、スキャナ、パソコン、PDA等のOA機器、エアコン、冷蔵庫、洗濯機等の情報家電のアクセスポイント等のネットワーク設定に有効である。
また、テレビ、ラジオ等の放送受信である場合、ユーザの場所や時間によって視聴可能な番組が異なる特徴がある。また、有料放送である場合、ユーザ毎に、視聴可能な番組が異なる。このために、視聴予約可能な番組表は、ユーザ毎に異なり、したがって、上記実施例における設定情報入力シートを用いると、視聴予約を簡単に実行することができる。
なお、上記実施例を、プログラムの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、電子機器の設定入力を行うプログラムにおいて、所定の設定項目について所定の設定情報を、設定情報入力作業者が加筆する設定情報入力シートを作成する設定情報入力シート作成手順と、上記設定情報入力シートを印刷する印刷手順と、上記設定情報入力作業者が加筆した上記設定情報入力シートを読み取り、記憶装置に記憶する読取手順と、上記読取手順で読み取った情報に基づいて、設定情報を解析し、記憶装置に記憶する設定情報解析手順と、上記解析された設定情報を、設定項目毎に識別し、上記電子機器を設定する電子機器設定手順と、上記設定情報解析手順が解析した設定情報に基づいて、上記設定を全て終了したかどうかを判断する設定終了判断手順と、上記設定終了判断手順で、上記設定を全て終了したと判断されたら、設定情報入力シートを用いた上記一連の設定を終了し、一方、上記設定を全て終了したと判断されなければ、次に設定すべき設定情報入力シートを、上記設定情報入力シート作成手順で作成させる制御手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
100…画像処理システム、
10…複合機、
20…PC、
30…無線LANユニット、
AP1、AP2、AP3…アクセスポイント、
CS…目次シート。
10…複合機、
20…PC、
30…無線LANユニット、
AP1、AP2、AP3…アクセスポイント、
CS…目次シート。
Claims (7)
- 電子機器の設定入力を行う設定情報入力装置において、
所定の設定項目について所定の設定情報を、設定情報入力作業者が加筆する設定情報入力シートを作成する設定情報入力シート作成手段と;
上記設定情報入力シートを印刷する印刷手段と;
上記設定情報入力作業者が加筆した上記設定情報入力シートを読み取り、記憶装置に記憶する読取手段と;
上記読取手段が読み取った情報に基づいて、設定情報を解析し、記憶装置に記憶する設定情報解析手段と;
上記解析された設定情報を、設定項目毎に識別し、上記電子機器を設定する電子機器設定手段と;
上記設定情報解析手段が解析した設定情報に基づいて、上記設定を全て終了したかどうかを判断する設定終了判断手段と;
上記設定終了判断手段が、上記設定を全て終了したと判断したら、設定情報入力シートを用いた上記一連の設定を終了し、一方、上記設定を全て終了したと判断しなければ、次に設定すべき設定情報入力シートを、上記設定情報入力シート作成手段に作成させる制御手段と;
を有することを特徴とする設定情報入力装置。 - 請求項1において、
上記電子機器を設定する設定項目が複数、列挙されている設定情報入力シートである目次シートを用いて、複数種類の設定情報入力シートの中から、印刷すべき設定情報入力シートを、少なくとも1種類、選択する設定情報入力シート選択手段を有することを特徴とする設定情報入力装置。 - 請求項1において、
上記読取手段は、光学的読取手段、磁気的読取手段、機械的読取手段のうちの少なくとも1つの手段であることを特徴とする設定情報入力装置。 - 電子機器の設定入力を行う設定情報入力方法において、
所定の設定項目について所定の設定情報を、設定情報入力作業者が加筆する設定情報入力シートを作成する設定情報入力シート作成工程と;
上記設定情報入力シートを印刷する印刷工程と;
上記設定情報入力作業者が加筆した上記設定情報入力シートを読み取り、記憶装置に記憶する読取工程と;
上記読取工程で読み取った情報に基づいて、設定情報を解析し、記憶装置に記憶する設定情報解析工程と;
上記解析された設定情報を、設定項目毎に識別し、上記電子機器を設定する電子機器設定工程と;
上記設定情報解析工程が解析した設定情報に基づいて、上記設定を全て終了したかどうかを判断する設定終了判断工程と;
上記設定終了判断工程で、上記設定を全て終了したと判断されたら、設定情報入力シートを用いた上記一連の設定を終了し、一方、上記設定を全て終了したと判断されなければ、次に設定すべき設定情報入力シートを、上記設定情報入力シート作成工程で作成させる制御工程と;
を有することを特徴とする設定情報入力方法。 - 請求項4において、
上記設定情報入力シート作成工程、上記印刷工程、上記読取工程、上記設定情報解析工程、上記電子機器設定工程、上記設定終了判断工程を順に実行し、上記設定終了判断工程において、全ての設定が終了していない場合、上記設定情報入力シート作成工程へと戻ることによって、任意の複数ページの設定情報入力シートを用いて上記電子機器を設定することを特徴する設定情報入力方法。 - 請求項4または請求項5において、
上記電子機器を設定する設定項目が複数、列挙されている設定情報入力シートである目次シートを用いて、複数種類の設定情報入力シートの中から、印刷すべき設定情報入力シートを、少なくとも1種類、選択する設定情報入力シート選択工程を有することを特徴とする設定情報入力方法。 - 電子機器の設定入力を行うプログラムにおいて、
所定の設定項目について所定の設定情報を、設定情報入力作業者が加筆する設定情報入力シートを作成する設定情報入力シート作成手順と;
上記設定情報入力シートを印刷する印刷手順と;
上記設定情報入力作業者が加筆した上記設定情報入力シートを読み取り、記憶装置に記憶する読取手順と;
上記読取手順で読み取った情報に基づいて、設定情報を解析し、記憶装置に記憶する設定情報解析手順と;
上記解析された設定情報を、設定項目毎に識別し、上記電子機器を設定する電子機器設定手順と;
上記設定情報解析手順が解析した設定情報に基づいて、上記設定を全て終了したかどうかを判断する設定終了判断手順と;
上記設定終了判断手順で、上記設定を全て終了したと判断されたら、設定情報入力シートを用いた上記一連の設定を終了し、一方、上記設定を全て終了したと判断されなければ、次に設定すべき設定情報入力シートを、上記設定情報入力シート作成手順で作成させる制御手順と;
をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005161696A JP2006334907A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005161696A JP2006334907A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006334907A true JP2006334907A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37555857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005161696A Pending JP2006334907A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006334907A (ja) |
-
2005
- 2005-06-01 JP JP2005161696A patent/JP2006334907A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10212301B2 (en) | Image forming apparatus, image forming method, and medium storing a program, with selecting between process executable by image forming apparatus and process executable by external device | |
US8467080B2 (en) | Printing control system, printing control server, image forming apparatus, program, and printing control method | |
JP5305839B2 (ja) | 画像処理装置、情報処理装置、画像処理装置の制御方法、情報処理装置の制御方法、記憶媒体、プログラム | |
US20110228311A1 (en) | Image Forming System and Image Forming Method for Collectively Supporting Output Data Formats and Authentication Methods | |
US8749487B2 (en) | Remote control system and remote control method | |
JP4254838B2 (ja) | 画像処理システム、画像処理装置及びプログラム | |
JP2012037986A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法と画像形成システム | |
JP2007184803A (ja) | 認証方法および画像形成装置 | |
US8730495B2 (en) | Image processing system | |
JP2008123484A (ja) | 印刷処理装置及び印刷処理装置の制御方法 | |
JP2006323456A (ja) | 画像処理装置および画像処理システムおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム | |
JP2005119095A (ja) | 画像処理装置、印刷装置、プログラムおよび記録媒体 | |
US8285644B2 (en) | Image processing apparatus, control method therefor, and computer-readable storage medium | |
CN112075069B (zh) | 用于打印可追踪打印输出的图像形成装置 | |
JP2007034615A (ja) | 情報処理装置、印刷装置、印刷システム及びそれらの方法 | |
JP2006345085A (ja) | 設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム | |
JP2013098604A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
JP2005123826A (ja) | 画像処理装置、印刷装置、プログラムおよび記録媒体 | |
JP2006334907A (ja) | 設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム | |
JP6738006B2 (ja) | 印刷を行う画像処理装置、画像処理システム、制御方法、及びプログラム | |
JP2006339989A (ja) | 設定情報入力装置、設定情報入力方法およびプログラム | |
CN111510572B (zh) | 图像形成系统、信息处理装置以及群组设定方法 | |
JP4595971B2 (ja) | ネットワークスキャンシステム及び画像読取装置 | |
JP4646876B2 (ja) | 印刷データ生成装置 | |
JP2007097156A (ja) | 画像処理装置、情報処理装置、及び制御方法 |