JP2006333546A - インパクト駆動アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】非常に狭い占有領域で微小押圧力を安定して与えることによって、超小型光学系にも適用可能なインパクト駆動アクチュエータを提供すること。
【解決手段】第1の方向とその逆の第2の方向に、圧電振動子102によって微小変位の往復運動を行う振動基板103上に移動子104を配置し、振動基板103に形成した振動基板電極105と、振動基板電極105と絶縁膜106を介して対向するように移動子104に形成された移動子電極107と、の間の電位差によって、振動基板103と移動子104の間に静電吸着力を作用させるインパクト駆動アクチュエータであって、圧電振動子102が振動基板103を往復運動させるに際して、第1の方向に変位するのに要する変位時間と第2の方向におけるそれとが異なり、変位時間が大きい方向に移動子104が振動基板103に対して相対的な変位を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動子を歩進駆動する小型のインパクト駆動アクチュエータに関する。
駆動軸に結合された電気機械変換素子に鋸歯状波駆動パルスを供給して駆動軸を軸方向に変位させ、この駆動軸に摩擦結合させた移動部材を軸方向に移動させるアクチュエータが知られている(以下、このようなアクチュエータをインパクト駆動アクチュエータと呼ぶ)。
このインパクト駆動アクチュエータの動作原理を説明する。即ち、図10(A)に示すように、インパクト駆動アクチュエータは、圧電素子2の一端が静止部材1に固定され、他端には駆動軸4が取り付けられている。この駆動軸4上には、左右に移動自由に移動体3が摩擦結合されている。このような構成において、上記圧電素子2には、図10(B)に示すような鋸歯状波のパルスが印加される。
即ち、まず、緩やかに増加する電圧Aが圧電素子2に印加されると、該圧電素子2が変位すると同時に駆動軸4も変位する。圧電素子2が緩やかに変位するため、移動体3は、駆動軸4との摩擦により駆動軸4とともに移動する(図10(A)における状態(b))。
次に、圧電素子2に急峻に減少する電圧Bを印加すると、圧電素子2の変位が戻ると同時に駆動軸4も急峻に戻るが、移動体3と駆動軸4の間にはすべりが生じるため、移動体3はその位置にとどまる(図10(A)における状態(c))。
このような波形を圧電素子2に印加することによって、移動体3は点Oから点Pに移動したことになる。
この動作を繰り返すことで、静止部材1に対して移動体3を間欠的に移動させることができる。移動体3を反対方向へ移動させるには、左右に反転させた鋸歯状波パルスを圧電素子2に印加すれば良い。
上記の駆動原理を用いたアクチュエータが特許文献1に開示されている。この特許文献1は、インパクト駆動アクチュエータをカメラのレンズ駆動に応用した一例を開示するものであり、図10(C)に示すように、レンズの鏡筒の役割を果たす移動体3が駆動軸4に嵌合されている。また、屈曲部を有する弾性部材5Aが嵌合部分の移動体3に取り付けられており、弾性部材5Aの屈曲部が駆動軸4に圧接することにより、適当な摩擦力が発生するようにしている。
また、他の一例として、特許文献2がある。この特許文献2に開示のアクチュエータでは、図10(D)に示すように、摩擦を発生させる部分に圧電素子を含む摩擦調整手段5Bが用いられている。この摩擦調整手段5Bの圧電素子への印加電圧と駆動軸を変位させるための圧電素子2に印加する電圧とを同期させることによって、移動に適する摩擦力を得ている。
特許2633066号公報 特許3168843号公報
しかしながら、上記特許文献1や2に開示のアクチュエータには、図10(C)及び(D)に示すように、弾性部材5Aや摩擦調整手段5Bのような、移動体3を駆動軸4に押圧するための押圧機構が必要となる。必要な押圧力は要求される駆動力によって異なるが、一般的に微小な押圧力を制御するのは難易度が高く、発生力の小さい小型の圧電素子2で安定して駆動させるためには微小押圧力の制御が不可欠となる。このような押圧機構は比較的多くの部品点数を有するため、微小化は難しく、特に内視鏡などの超小型光学系の駆動源として用いるのは困難であった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、非常に狭い占有領域で微小押圧力を安定して与えることによって、超小型光学系にも適用可能なインパクト駆動アクチュエータを提供することを目的とする。
本発明のインパクト駆動アクチュエータの一態様は、
第1の方向とその逆の第2の方向に、変位手段によって微小変位の往復運動を行う振動基板と、
上記振動基板上に配置された第1の移動子と、
上記振動基板に形成された第1の電極と、
上記第1の電極と絶縁層を介して対向するように上記第1の移動子に形成された第2の電極と、
上記第1の電極と上記第2の電極の間の電位差によって上記振動基板と上記第1の移動子の間に第1の静電吸着力を作用させる手段と、
を具備し、
変位手段が上記振動基板を往復運動させるに際して、上記第1の方向に変位するのに要する変位時間と上記第2の方向に変位するのに要する変位時間とが異なり、上記変位時間が大きい方向に上記第1の移動子が上記振動基板に対して相対的な変位を行うことを特徴とする。
本発明によれば、非常に狭い占有領域で微小押圧力を安定して与えることによって、超小型光学系にも適用可能なインパクト駆動アクチュエータを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
まず、図1(A)及び(B)を参照して、本発明の第1実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの構成を説明する。なおここで、図1(A)は、本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの上面図であり、図1(B)は、その側面断面図である。
即ち、本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータは、固定された基板101に圧電振動子102と振動基板103とが配置され、圧電振動子102の両端は基板101及び振動基板103に接し、振動基板103の他端はバイアスバネ109で上記圧電振動子102側に向けて付勢されている。このため、圧電振動子102が図中の矢印の方向に往復微小変位すると、その変位に応じて振動基板103も往復微小変位することになる。ここで、バイアスバネ109の共振周波数は、後述する駆動時の圧電振動子102の振動周波数よりも高いものとする。
振動基板103には、振動基板電極105が形成され、その上部には絶縁膜106が形成されている。振動基板電極105は、図1(A)から判るように、圧電振動子102の振動方向に直交する方向に短冊状の電極105−1,105−2に分割されている。
振動基板103の上部には、移動子104が配置され、その中にはレンズ108が組み込まれている。また、移動子104の振動基板103に対向する面には、移動子電極107が形成され、上記振動基板電極105と絶縁膜106を介して対向している。
なお、特に図示しないが、圧電振動子102の配線はパルス発生回路に、振動基板電極105−1,105−2は電圧発生回路にそれぞれ接続されているものとする。
また、移動子104が圧電振動子102の振動方向以外の方向に移動しないように、ガイド等を設けても構わない。
次に、本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの駆動方法について、図2(A)及び(B)を用いて説明する。
即ち、図2(A)は、不図示のパルス発生回路から圧電振動子102に印加される電圧と時刻の関係を示す図である。この図から判るように、圧電振動子102に印加される電圧は、時刻t1と時刻t2の間で急峻に増大し、時刻t2から時刻t3の間では、この時刻t1と時刻t2の間で急峻に増大するのと比較すると緩やかに減少して、時刻t1における電圧と等しくなる。圧電振動子102には、不図示のパルス発生回路から、このような電圧パルスが繰り返し印加されるものとする。
また、振動基板電極105−1と105−2の間には、不図示の電圧発生回路により、所定の電圧が印加されるものとする。このとき、振動基板電極105−1,105−2に絶縁膜106を介して対向する移動子電極107の電位は、振動基板電極105−1と105−2の中間的な電位となるので、振動基板電極105−1,105−2と移動子電極107との間に静電気力が作用して、移動子104は振動基板103に静電吸着される。この静電吸着力は、振動基板電極105−1と105−2の間に印加する電圧によって制御できる。
図2(B)は、上記時刻t1,t2,t3のそれぞれにおける上記基板101、圧電振動子102、振動基板103、移動子104の状態を示す図である。
即ち、時刻t1での状態(a)においては、圧電振動子102に印加される電圧は低いので、圧電振動子102は収縮状態となっている。
次に、圧電振動子102に急峻な電圧印加が成された後の時刻t2においては、状態(b)に示すように、圧電振動子102は伸張状態となる。このとき、圧電振動子102の伸張による振動基板103の変位は急激に起こるので、振動基板103と移動子104の間に滑りが生じ、移動子104は振動基板103に対して相対的に圧電振動子102の伸張方向とは逆の方向に変位する。
次に、圧電振動子102に印加される電圧を緩やかに減少させて時刻t1と同じ電圧とした後の時刻t3においては、状態(c)に示すように、圧電振動子102は収縮状態となる。このとき、圧電振動子102の収縮に伴う振動基板103変位は緩やかに起きるので、移動子104は振動基板103に静電吸着された状態を維持し、時刻t2から時刻t3にかけて移動子104は振動基板103に対して相対的に変位しない。
このように状態(a),状態(b),状態(c)の過程を繰り返すことによって、移動子104は、振動基板103に対して圧電振動子102の伸張方向とは逆の方向に歩進駆動し、結果として、基板101に対して圧電振動子102の収縮方向に歩進駆動することになる。
以上、移動子104を圧電振動子102の収縮方向に変位させるための駆動方法について説明した。逆に、移動子104を圧電振動子102の伸張方向に変位させる場合について、図3(A)及び(B)を用いて説明する。
図3(A)は、この場合の圧電振動子102に印加される電圧と時刻の関係を示す図である。この図から判るように、圧電振動子102に印加される電圧は、時刻t1と時刻t2の間で緩やかに増大し、時刻t2から時刻t3の間では、この時刻t1と時刻t2の間で緩やかに増大するのと比較すると急峻に減少して、時刻t1における電圧と等しくなる。圧電振動子102には、不図示のパルス発生回路から、このような電圧パルスが繰り返し印加されるものとする。
また、図2(A)における説明と同様に、振動基板電極105−1と105−2の間には、不図示の電圧発生回路により、所定の電圧が印加されているものとする。
図3(B)は、上記時刻t1,t2,t3のそれぞれにおける上記基板101、圧電振動子102、振動基板103、移動子104の状態を示す図である。
即ち、時刻t1での状態(a)においては、圧電振動子102に印加される電圧は低いので、圧電振動子102は収縮状態となっている。
次に、圧電振動子102に緩やかな電圧印加が成された後の時刻t2においては、状態(b)に示すように、圧電振動子102は伸張状態となる。このとき、圧電振動子102の伸張による振動基板103の変位は緩やかに起こるので、移動子104は振動基板103に静電吸着された状態を維持し、時刻t1から時刻t2にかけて移動子104は振動基板103に対して相対的に変位しない。
次に、圧電振動子102に印加される電圧を急峻に減少させて時刻t1と同じ電圧とした後の時刻t3においては、状態(c)に示すように、圧電振動子102は収縮状態となる。このとき、圧電振動子102の収縮に伴う振動基板103変位は急激に起きるので、振動基板103と移動子104の間に滑りが生じ、移動子104は振動基板103に対して相対的に圧電振動子102の収縮方向とは逆の方向に変位する。
このように状態(a),状態(b),状態(c)の過程を繰り返すことによって、移動子104は、振動基板103に対して圧電振動子102の収縮方向とは逆の方向に歩進駆動し、結果として、基板101に対して圧電振動子102の伸張方向に歩進駆動することになる。
このように本実施形態にあっては、不図示のパルス発生回路から圧電振動子102に印加する電圧パルスを、図2(A)または図3(A)に示されたような波形とすることによって、移動子104を圧電振動子102の収縮方向または伸張方向に歩進駆動させることができる。
ここで、図2(B)及び図3(B)の説明においては、振動基板103を緩やかに変位させた場合には移動子104が振動基板103に対して相対変位しないものとしたが、振動基板103を急激に変位させた場合と比較して移動子104の振動基板103に対する滑り量、即ち相対変位量が小さければ、実質的に移動子104を基板101に対して歩進駆動させることができる。
移動子104が振動基板103の変位によって振動基板103に対してどの程度の相対変位をするかあるいは振動基板103に対して固定された状態を維持するかは、振動基板103の変位の速度あるいは加速度だけでなく、移動子104と振動基板103の静電吸着力にも依存する。この静電吸着力は、前述のように、振動基板電極105−1と105−2の間の印加電圧によって制御できるので、圧電振動子102に急峻な電圧変化を加えた際に移動子104が振動基板103に対して比較的大きな相対変位を生じ、圧電振動子102に緩やかな電圧変化を加えた際に移動子104が振動基板103に対して比較的小さな相対変位を生じるか、あるいは相対変位を生じないように振動基板電極105−1と105−2に印加する電圧を調整すれば良い。
このように、本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータにおいては、駆動に必要な摩擦力が振動基板103と移動子104の静電吸着力によって得られるので、押圧力を制御する機械的な押圧機構を必要としないため小型化が可能である。さらに、機械的に押圧する場合にあっては動作に伴い摩耗等によって摩擦力が経時変化して正常な駆動が行われなくなることがあるが、振動電極基板105−1と105−2の間の電圧によって振動基板103と移動子104の摩擦力を制御する本実施形態の方法にあっては、振動基板103と移動子104の接触状態の変化に対応して印加電圧を制御することによって長期間にわたって安定に動作させることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、図4(A)乃至図5(B)を参照して、本発明の第2実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの構成を説明する。なおここで、図4(A)は、本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの上面図であり、図4(B)は、その側面断面図である。また、図5(A)は図4(A)におけるA−A’線断面図であり、図5(B)は同じくB−B’線断面図である。
即ち、本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータは、固定された基板201に圧電振動子202と振動基板203とが配置され、圧電振動子202の両端は基板201及び振動基板203に接し、振動基板203の他端はバイアスバネ210で上記圧電振動子202側に向けて付勢されている。このため、圧電振動子202が図中の矢印の方向に往復微小変位すると、その変位に応じて振動基板203も往復微小変位することになる。
振動基板203上には、第1移動子204と第2移動子205とが配置され、第1移動子204の中には第1レンズ211が、また第2移動子206の中には第2レンズ212がそれぞれ組み込まれている。
振動基板203には、図4(A)から判るように、吸着用振動基板電極206が形成され、その両脇に第1給電用振動基板電極213と第2給電用振動基板電極214とが形成されている。ここで、図5(A)及び(B)から判るように、吸着用振動基板電極206上には絶縁膜207が形成され、第1給電用振動電極基板213と第2給電用振動電極基板214はその表面が絶縁膜207と同じ高さで露出している(但し、第1給電用振動基板電極213と第2給電用振動基板電極214の表面は絶縁膜207よりも僅かに高くても良い)。
第1移動子204の振動基板203に対向する面には第1移動子電極208が、また、第2移動子205の振動基板203に対向する面には第2移動子電極209が、それぞれ形成されている。図5(A)及び(B)から判るように、この第1移動子電極208は、上記第1給電用振動基板電極213及び吸着用振動基板電極206に対向する部位に存在し、また、第2移動子電極209は、上記第2給電用振動基板電極214及び吸着用振動電極基板206に対向する部位に存在する。
このとき、第1移動子電極208は、給電用振動基板電極213と電気的に導通しており、吸着用振動基板電極206とは絶縁膜207を介して対向している。また、第2移動子電極209は、給電用振動基板電極214と電気的に導通しており、吸着用振動基板電極206とは絶縁膜207を介して対向している。
なお、特に図示しないが、圧電振動子202の配線はパルス発生回路に、第1給電用振動基板電極213と第2給電用振動基板電極214は、独立して制御できる電圧発生回路に、それぞれ接続され、吸着用振動基板電極206は接地されているものとする。
ここで、例えば第1給電用振動基板電極213に第1の電圧を印加すると、これと電気的に導通している第1移動子電極208は第1給電用振動基板電極213と同電位となる。従って、接地された吸着用振動基板電極206と第1移動子電極208の電位差は第1の電圧に等しくなり、その電圧に応じた静電吸着力が振動基板203と第1移動子204の間に作用する。同様に、第2給電用振動基板電極214に第2の電圧を印加すると、これと電気的に導通している第2移動子電極209は第2給電用振動基板電極214と同電位となる。従って、接地された吸着用振動基板電極206と第2移動子電極209の電位差は第2の電圧に等しくなり、その電圧に応じた静電吸着力が振動基板203と第2移動子205の間に作用する。このように、第1給電用振動基板電極213に印加する電圧及び第2給電用振動基板電極214に印加する電圧によって、第1移動子204と第2移動子205の振動基板203に対する静電吸着力を独立に制御することができる。
次に、本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの駆動方法について、図6(A)乃至図7を参照して説明する。
即ち、図6(A)は、不図示のパルス発生回路から圧電振動子202に印加される電圧と時刻の関係を示す図である。この図から判るように、図2(A)と同様で、圧電振動子202に印加される電圧は、時刻t1と時刻t2の間で急峻に増大し、時刻t2から時刻t3の間では、時刻t1と時刻t2の間で急峻に増大するのと比較すると緩やかに減少して、時刻t1における電圧と等しくなる。圧電振動子202に対しては、このような電圧パルスが不図示のパルス発生回路から繰り返し印加されるものとする。
また、図6(B)は、不図示の電圧発生回路により、第1給電用振動基板電極213及び第2給電用振動基板電極214にそれぞれ印加される電圧を示す図である。この図から判るように、第2給電用振動基板電極214に印加される電圧の方が、第1給電用振動基板電極213に印加される電圧よりも大きいので、第2移動子205の静電吸着力が第1移動子204の静電吸着力よりも大きくなる。
図7は、図6(A)及び(B)に示した時刻t1,t2,t3のそれぞれにおける上記第1移動子204と第2移動子205の変位の状態を示す図である。
即ち、時刻t1での状態(a)においては、圧電振動子202に印加される電圧は低いので、圧電振動子202は収縮状態となっている。
次に、圧電振動子202に急峻な電圧印加が成された後の時刻t2においては、状態(b)に示すように、圧電振動子202は伸張状態となる。このとき、圧電振動子202の伸張は急激に起こるので、振動基板203と第1移動子204の間に滑りが生じ、第1移動子204は、振動基板203に対して相対的に圧電振動子202の伸張方向とは逆の方向に変位する。一方、第2移動子205は、第1移動子204よりも強い静電吸着力で振動基板203に吸着しているので、そのような急激な振動基板203の変位に対しても吸着した状態を維持して、振動基板203に対して相対変位しない(基板201に対しては相対変位する)。
次に、圧電振動子202に印加する電圧を緩やかに減少させて時刻t1と同じ電圧とした後の時刻t3においては、状態(c)に示すように、圧電振動子202は収縮状態となる。このとき圧電振動子202の収縮に伴う振動基板203の変位は緩やかに起きるので、第1移動子204及び第2移動子205は、振動基板203に静電吸着された状態を維持し、何れも時刻t2から時刻t3にかけて振動基板203に対して相対的に変位しない。
このように状態(a),状態(b),状態(c)の過程を繰り返すことによって、第1移動子204は、振動基板203に対して圧電振動子202の伸張方向とは逆の方向に歩進駆動し、結果として、基板201に対して圧電振動子202の収縮方向に歩進駆動することになる。一方、第2移動子205は、振動基板203に対して静止した状態を維持し、基板201に対して実質的に静止することになる。
以上、第1移動子204を圧電振動子202の収縮方向に変位させ、第2移動子205を静止させる駆動方法について説明した。また、圧電振動子202に印加する電圧を図6(A)と同じにして、第1給電振動基板電極213と第2給電振動基板電極214に印加する電圧を図6(B)とは逆にすることによって、第1移動子の静電吸着力を大きく、第2移動子の静電吸着力を小さくすると、第1移動子204を実質的に静止させて、第2移動子205を圧電振動子202の収縮方向に変位させることができる。
更に、図8(A)及び(B)に示すような電圧を印加すると、圧電振動子202が伸張する際に緩やかに振動基板203を変位させ、収縮する際に急激に振動基板203を変位させることになり、第1移動子204の静電吸着力が小さく、第2移動子204の静電吸着力が大きいので、基板201に対して第1移動子204を圧電振動子202の伸張方向に歩進駆動させ、第2移動子205を実質的に静止させることができる。
更に、図9(A)及び(B)に示すような電圧を印加すると、圧電振動子202が伸張する際に緩やかに振動基板203を変位させ、収縮する際に急激に振動基板203を変位させることになり、第1移動子204の静電吸着力が大きく、第2移動子204の静電吸着力が小さいので、基板201に対して第1移動子204を実質的に静止させ、第2移動子205を圧電振動子202の伸張方向に歩進駆動させることができる。
以上説明したように、本実施形態の方法によれば、圧電振動子202に印加する電圧パルスと第1給電用振動基板電極213及び第2給電用振動基板電極214に印加される電圧とを制御することによって、第1移動子204及び第2移動子205を独立に基板201に対して任意の方向に変位させることができる。
また、図6(A)乃至図9(B)を用いての説明においては、第1移動子204あるいは第2移動子205のうち大きな静電吸着力を与えられた方の移動子は振動基板203が急激に変化した場合にあっても振動基板203に対して静止した状態を維持するものとしたが、完全に静止しなくても滑り量がより小さな静電吸着力を与えられた他方の移動子よりも小さければ基板201に対する変位速度は他方の移動子よりも小さくなるので、第1移動子204と第2移動子205の相対距離を変化させることは可能である。このため、圧電振動子202に印加する電圧パルスと第1給電用振動基板電極213及び第2給電用振動基板電極214に印加される電圧との制御によって、第1移動子204と第2移動子205を任意の位置に変位させることが可能である。
また、図6(A)乃至図9(B)を用いての説明においては、振動基板203が緩やかに変位する場合にあっては第1移動子204及び第2移動子205は振動基板203に静電吸着された状態を維持するものとしたが、振動基板203に対して若干の滑りが生じても、振動基板203が急激に変位する場合の滑り量よりも小さければ圧電振動子202に印加される電圧パルスに応じた方向に歩進駆動させることができる。
また、本実施形態においては、接地された吸着用振動基板電極206に対して同一の極性の印加電圧を第1給電用振動基板電極213と第2給電用振動基板電極214に印加したが、比較的大きな静電吸着力を得るために高電圧を印加する場合には、絶縁膜207への電荷注入を回避して安定した静電吸着力を得るために、印加電圧の極性を適宜逆にする、もしくは交流電圧を印加することが好ましい。交流電圧を印加する場合においては、その振幅によって静電吸着力を制御することになる。
本実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータおいては、単一の圧電振動子202によって2つの移動子204,205を独立に駆動制御することが可能で、微小な多群アクチュエータに特に好適である。また、移動子と給電用振動基板電極を更に増やすことによって、3個以上の移動子を単一の圧電振動子202で変位させることも可能である。
また、本実施形態においては、微小往復運動をさせる駆動源として圧電振動子202を用いたが、伸張時と収縮時で異なった速度で変位させることができれば、磁歪素子、静電アクチュエータ、電磁アクチュエータなどを使用することができる。
また、本実施形態においては、第1移動子電極208及び第2移動子電極209の電位は第1給電用振動基板電極213と第2給電用振動基板電極214を介して制御しているが、第1移動子電極208及び第2移動子電極209に直接接続したリード線によって電圧制御を行っても良い。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 第1の方向とその逆の第2の方向に、変位手段によって微小変位の往復運動を行う振動基板と、
上記振動基板上に配置された第1の移動子と、
上記振動基板に形成された第1の電極と、
上記第1の電極と絶縁層を介して対向するように上記第1の移動子に形成された第2の電極と、
上記第1の電極と上記第2の電極の間の電位差によって上記振動基板と上記第1の移動子の間に第1の静電吸着力を作用させる手段と、
を具備し、
変位手段が上記振動基板を往復運動させるに際して、上記第1の方向に変位するのに要する変位時間と上記第2の方向に変位するのに要する変位時間とが異なり、上記変位時間が大きい方向に上記第1の移動子が上記振動基板に対して相対的な変位を行うことを特徴とするインパクト駆動アクチュエータ。
(対応する実施形態)
この(1)に記載のインパクト駆動アクチュエータに関する実施形態は、第1及び第2実施形態が対応する。それらの実施形態において、例えば、振動基板103または203が上記振動基板に、移動子104または第1移動子204が上記第1の移動子に、振動基板電極105(105−1,105−2)または吸着用振動基板電極206が上記第1の電極に、移動子電極107または第1移動子電極208が上記第2の電極に、図示しない電圧発生回路が上記第1の静電吸着力を作用させる手段に、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(1)に記載のインパクト駆動アクチュエータによれば、第1移動子を振動基板に静電吸着力で保持するので、特別な押圧機構が不要となり、アクチュエータを小型化できる。
(2) 上記振動基板に上に配置された第2の移動子と、
上記第1の電極と絶縁層を介して対向するように上記第2の移動子に形成された第3の電極と、
上記第1の電極と上記第3の電極の間の電位差によって上記振動基板と上記第2の移動子の間に第2の静電吸着力を作用させる手段と、
を更に具備し、
上記第1の静電吸着力と上記第2の静電吸着力を独立に制御することによって、上記第1の移動子と上記第2の移動子とを独立に変位させることを特徴とする(1)に記載のインパクト駆動アクチュエータ。
(対応する実施形態)
この(2)に記載のインパクト駆動アクチュエータに関する実施形態は、第2実施形態が対応する。その実施形態において、第2移動子電極209が上記第2の移動子に、第2移動子電極209が上記第3の電極に、図示しない電圧発生回路が上記第2の静電吸着力を作用させる手段に、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(2)に記載のインパクト駆動アクチュエータによれば、単一の振動基板上に配置された複数の移動子に対して、静電吸着力による押圧力を独立に制御することで、独立に変位制御できる。
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの上面図であり、図1(B)は、その側面断面図である。 図2(A)は、移動子を圧電振動子の収縮方向に変位させる場合の圧電振動子に印加される電圧と時刻の関係を示す図であり、図2(B)は、図2(A)中の時刻t1,t2,t3のそれぞれにおけるインパクト駆動アクチュエータの状態を示す図である。 図3(A)は、移動子を圧電振動子の伸張方向に変位させる場合の圧電振動子に印加される電圧と時刻の関係を示す図であり、図3(B)は、図3(A)中の時刻t1,t2,t3のそれぞれにおけるインパクト駆動アクチュエータの状態を示す図である。 図4(A)は、本発明の第2実施形態に係るインパクト駆動アクチュエータの上面図であり、図4(B)は、その側面断面図である。 図5(A)は、図4(A)におけるA−A’線断面図であり、図5(B)は、同じくB−B’線断面図である。 図6(A)は、第1移動子を圧電振動子の収縮方向に変位させ且つ第2移動子を実質的に静止させる場合の圧電振動子に印加される電圧と時刻の関係を示す図であり、図6(B)は、その場合に第1給電用振動基板電極及び第2給電用振動基板電極にそれぞれ印加される電圧を示す図である。 図7は、図6(A)及び(B)中の時刻t1,t2,t3のそれぞれにおける第1移動子と第2移動子の変位の状態を示す図である。 図8(A)は、第1移動子を圧電振動子の伸張方向に変位させ且つ第2移動子を実質的に静止させる場合の圧電振動子に印加される電圧と時刻の関係を示す図であり、図8(B)は、その場合に第1給電用振動基板電極及び第2給電用振動基板電極にそれぞれ印加される電圧を示す図である。 図9(A)は、第1移動子を実質的に静止させ且つ第2移動子を圧電振動子の伸張方向に変位させる場合の圧電振動子に印加される電圧と時刻の関係を示す図であり、図9(B)は、その場合に第1給電用振動基板電極及び第2給電用振動基板電極にそれぞれ印加される電圧を示す図である。 図10(A)は、インパクト駆動アクチュエータの動作原理を説明するための状態遷移図、図10(B)は、圧電素子の印加電圧の波形図、図10(C)は、従来のインパクト駆動アクチュエータの構成を示す図であり、図10(D)は、従来のインパクト駆動アクチュエータの別の構成を示す図である。
符号の説明
101,201…基板、 102,202…圧電振動子、 103,203…振動基板、 104…移動子、 105,105−1,105−2…振動基板電極、 106,207…絶縁膜、 107…移動子電極、 108…レンズ、 109,210…バイアスバネ、 204…第1移動子、 205…第2移動子、 206…吸着用振動基板電極、 208…第1移動子電極、 209…第2移動子電極、 211…第1レンズ、 212…第2レンズ、 213…第1給電用振動基板電極、 214…第2給電用振動基板電極。

Claims (2)

  1. 第1の方向とその逆の第2の方向に、変位手段によって微小変位の往復運動を行う振動基板と、
    上記振動基板上に配置された第1の移動子と、
    上記振動基板に形成された第1の電極と、
    上記第1の電極と絶縁層を介して対向するように上記第1の移動子に形成された第2の電極と、
    上記第1の電極と上記第2の電極の間の電位差によって上記振動基板と上記第1の移動子の間に第1の静電吸着力を作用させる手段と、
    を具備し、
    変位手段が上記振動基板を往復運動させるに際して、上記第1の方向に変位するのに要する変位時間と上記第2の方向に変位するのに要する変位時間とが異なり、上記変位時間が大きい方向に上記第1の移動子が上記振動基板に対して相対的な変位を行うことを特徴とするインパクト駆動アクチュエータ。
  2. 上記振動基板に上に配置された第2の移動子と、
    上記第1の電極と絶縁層を介して対向するように上記第2の移動子に形成された第3の電極と、
    上記第1の電極と上記第3の電極の間の電位差によって上記振動基板と上記第2の移動子の間に第2の静電吸着力を作用させる手段と、
    を更に具備し、
    上記第1の静電吸着力と上記第2の静電吸着力を独立に制御することによって、上記第1の移動子と上記第2の移動子とを独立に変位させることを特徴とする請求項1に記載のインパクト駆動アクチュエータ。
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