JP2006332528A - カレントミラー回路を備えた半導体装置 - Google Patents

カレントミラー回路を備えた半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006332528A
JP2006332528A JP2005157507A JP2005157507A JP2006332528A JP 2006332528 A JP2006332528 A JP 2006332528A JP 2005157507 A JP2005157507 A JP 2005157507A JP 2005157507 A JP2005157507 A JP 2005157507A JP 2006332528 A JP2006332528 A JP 2006332528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistors
current mirror
transistor
semiconductor device
transistor group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005157507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4857609B2 (ja
Inventor
Kingo Ota
欣吾 太田
Katsuichi Okuda
勝一 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005157507A priority Critical patent/JP4857609B2/ja
Priority to US11/442,399 priority patent/US20060267147A1/en
Publication of JP2006332528A publication Critical patent/JP2006332528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4857609B2 publication Critical patent/JP4857609B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0207Geometrical layout of the components, e.g. computer aided design; custom LSI, semi-custom LSI, standard cell technique
    • H01L27/0211Geometrical layout of the components, e.g. computer aided design; custom LSI, semi-custom LSI, standard cell technique adapted for requirements of temperature

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

【課題】 半導体装置内で温度勾配が生じたとしても、所望のカレントミラー比を実現することができるカレントミラー回路を備えた半導体装置を提供する。
【解決手段】 各トランジスタ群A、B、Cに備えられる複数のトランジスタA1〜Ak、B1〜Bm、C1〜Cnを、各トランジスタ群A、B、C毎に集合配置するのではなく、トランジスタ群A、B、Cの順に交互に並べられたレイアウトとする。言い換えると、トランジスタ群Aを構成する複数のトランジスタA1〜Akの1つと、トランジスタ群Bを構成する複数のトランジスタB1〜Bmの1つと、トランジスタ群Cを構成する複数のトランジスタC1〜Cnの1つ(例えばトランジスタA1、B1、C1)を1纏めとしたものを1セットとして、そのセットが繰り返しパターンとして形成されたレイアウトとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定のカレントミラー比に応じた電流を流すカレントミラー回路を備えた半導体装置に関するものである。
従来より、入力した電流に対して所定のカレントミラー比となる出力電流を流すカレントミラー回路を備えた半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図4(a)は、従来の半導体装置に備えられたカレントミラー回路の回路模式図である。また、図4(b)は、図4(a)に示したカレントミラー回路のレイアウトを示した上面模式図である。
カレントミラー回路は、例えば図4(a)に示されるように、互いのベースが電気的に接続された入力トランジスタを構成するトランジスタ群JAと出力トランジスタを構成するトランジスタ群JB、JCを備えた構成とされる。このような構成において、定電流源J1から一定のベース電流ibが供給されることで、入力トランジスタとなるトランジスタ群JAのエミッタ−コレクタ間に一定の電流i1が流されると、その電流i1がミラーされて、出力トランジスタとなるトランジスタ群JB、JCのエミッタ−コレクタ間に、トランジスタ群JAに流れる電流i1との比が所定のカレントミラー比となる電流i2、i3が流れるようになっている。
また、図4(b)に示されるように、各トランジスタ群JA、JB、JCに備えられる複数のトランジスタJA1〜JAk、JB1〜JBm、JC1〜JCn(ただし、k、m、nはそれぞれ正の整数)の各ベースJ2や各エミッタJ3および各コレクタJ4は、電気的な接続が図り易いように並べられたレイアウトとされる。ベース電極J5は、各ベースJ2とオーバラップするように直線状にレイアウトされ、エミッタ電極J6も同様に、各エミッタJ3とオーバラップするように直線状にレイアウトされる。そして、各コレクタ電極J7は、個々のコレクタJ4上に配置され、このコレクタ電極J7の上層に引き延ばされた第1配線J8を介して、各トランジスタ群JA、JB、JC別々に設けられたコレクタ配線J9a〜J9cに電気的に接続された構成とされている。
このような構成において、各トランジスタ群JA、JB、JCに備えられる複数のトランジスタJA1〜JAk、JB1〜JBm、JC1〜JCnは、各トランジスタ群JA、JB、JC毎に集合配置されている。つまり、トランジスタ群JAにおける複数のトランジスタJA1〜JAkが集められた領域と、トランジスタ群JBにおける複数のトランジスタJB1〜JBmが集められた領域と、トランジスタ群JCにおける複数のトランジスタJC1〜JCnが集められた領域とが区画されたレイアウトとされている。
特開平6−138967号公報
上記のようなカレントミラー回路を備えた半導体装置に、例えばFET等の発熱素子が備えられる場合、カレントミラー回路も熱の影響を受けることになる。しかしながら、FETで発せられた熱が半導体装置の各部に均等に熱が伝達されないため、半導体装置内で温度勾配(装置内温度差)が生じることになり、各トランジスタ群JA〜JCを構成する複数のトランジスタJA1〜JAk、JB1〜JBm、JC1〜JCnで流れる電流値が異なったものになる。このため、所望のカレントミラー比が得られなくなるという問題を発生させる。
特に、半導体装置が絶縁層を介してシリコン基板を張り合わせたSOI基板を用いて形成されたものである場合、複数のトランジスタJA1〜JAk、JB1〜JBm、JC1〜JCnそれぞれが絶縁膜で囲まれる構成にされるなど、構造上熱伝導性が悪くなるため、より半導体装置内での温度勾配が急なものとなり、上記問題が顕著になる。
本発明は上記点に鑑みて、半導体装置内で温度勾配が生じたとしても、所望のカレントミラー比を実現することができるカレントミラー回路を備えた半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、入力トランジスタ群(A)と出力トランジスタ群(B、C)は、半導体基板上において、複数の入力トランジスタ(A1〜Ak)の少なくとも1つと複数の出力トランジスタ(B1〜Bm、C1〜Cn)の少なくとも1つを1纏めとしたものを1セットとして、該セットが繰り返しパターンとして形成されたレイアウトとされていることを特徴としている。
このような構成の場合、半導体装置内で温度勾配(装置内温度差)が生じたとしても、入力トランジスタ群(A)と出力トランジスタ群(B、C)の1纏めとされたトランジスタ同士が同様の温度となることから、同様の温度特性を示すことになる。つまり、半導体装置内で温度勾配が生じて、異なる場所に配置されたトランジスタが受ける熱影響が異なっていたとしても、各場所で1纏めとされた入力トランジスタ群(A)と出力トランジスタ群(B、C)のトランジスタ同士が同様の熱影響を受けることになり、入力トランジスタ群(A)と出力トランジスタ群(B、C)は全体的に見れば同様の熱影響を受けることになる。
したがって、半導体装置内で温度勾配が生じても、カレントミラー回路を構成している入力トランジスタ群(A)と出力トランジスタ群(B、C)との間に生じる温度勾配は小さなものとなり、所望のカレントミラー比を正確に得ることが可能となる。
請求項2に記載の発明では、出力トランジスタ群(B、C)は、複数の出力トランジスタ(B1〜Bm)で構成された第1出力トランジスタ群(B)と複数の出力トランジスタ(C1〜Cn)で構成された第2出力トランジスタ群(C)とを有し、1セットは、複数の入力トランジスタ(A1〜Ak)の少なくとも1つに加え、第1出力トランジスタ群(B)における複数の出力トランジスタ(B1〜Bk)の少なくとも1つと、第2出力トランジスタ群(C)における複数の出力トランジスタ(C1〜Ck)の少なくとも1つとを有した構成となっていることを特徴としている。
このように、多連出力形のカレントミラー回路を備える半導体装置に対しても、請求項1に記載の発明を適用することができる。
請求項3に記載の発明では、半導体基板はSOI基板で構成され、入力トランジスタ群(A)を構成する複数の入力トランジスタ(A1〜Ak)と出力トランジスタ群(B)を構成する複数の出力トランジスタ(B1〜Bm、C1〜Cn)は、それらの外周が1つ1つ絶縁膜で囲まれることで素子分離されていることを特徴としている。
このようなSOI基板にカレントミラー回路が形成される場合に、特に半導体装置内での温度勾配が生じやすいことから、上記請求項1に記載の発明を適用すると有効である。
請求項4に記載の発明では、半導体基板に発熱素子(20)が備えられていることを特徴としている。
このように、半導体基板に発熱素子(20)が備えられるような場合に、特に半導体装置内での温度勾配が生じやすいことから、上記請求項1に記載の発明を適用すると有効である。
以上のようなカレントミラー回路の適用例として、例えば、請求項5に示されるようなスクイブドライバー回路を挙げることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態が適用されたカレントミラー回路を有する半導体装置について説明する。図1(a)は、本実施形態の半導体装置に備えられたカレントミラー回路100の回路模式図であり、図1(b)は、図1(a)に示したカレントミラー回路100のレイアウトを示した上面模式図である。
図1(a)に示されるように、カレントミラー回路100は、例えば図1(a)に示されるように、互いのベースが電気的に接続された入力トランジスタを構成するトランジスタ群Aと出力トランジスタを構成するトランジスタ群B、Cを備えた構成とされる。このような構成において、定電流源1から一定のベース電流Ibが供給されることで、入力トランジスタとなるトランジスタ群Aのエミッタ−コレクタ間に一定の電流I1が流されると、その電流I1がミラーされて、出力トランジスタとなるトランジスタ群B、Cのエミッタ−コレクタ間に、トランジスタ群Aに流れる電流I1との比が所定のカレントミラー比となる電流I2、I3が流れるようになっている。なお、このカレントミラー回路100の回路構成自体は、上述した従来のものと変更はない。
また、図1(b)に示されるように、各トランジスタ群A、B、Cに備えられる複数のトランジスタA1〜Ak、B1〜Bm、C1〜Cn(ただし、k、m、nはそれぞれ正の整数)の各ベース2や各エミッタ3および各コレクタ4は、電気的な接続が図り易いように並べられたレイアウトとされる。ベース電極5は、各ベース2とオーバラップするように直線状にレイアウトされ、エミッタ電極6も同様に、各エミッタ3とオーバラップするように直線状にレイアウトされる。そして、各コレクタ電極7は、個々のコレクタ4上に配置され、このコレクタ電極7の上層に引き延ばされた第1配線8を介して、各トランジスタ群A、B、C別々に設けられたコレクタ配線9a〜9cに電気的に接続された構成とされている。
このような構成において、各トランジスタ群A、B、Cに備えられる複数のトランジスタA1〜Ak、B1〜Bm、C1〜Cnは、図1(b)に示されるように、各トランジスタ群A、B、C毎に集合配置されているのではなく、トランジスタ群A、B、Cの順に交互に並べられたレイアウトとされている。言い換えると、トランジスタ群Aを構成する複数のトランジスタA1〜Akの1つと、トランジスタ群Bを構成する複数のトランジスタB1〜Bmの1つと、トランジスタ群Cを構成する複数のトランジスタC1〜Cnの1つ(例えばトランジスタA1、B1、C1)を1纏めとしたものを1セットとして、そのセットが繰り返しパターンとして形成されたレイアウトとされている。
このような構成とされていることから、半導体装置内にFET等の発熱素子が備えられた場合に、発熱素子で発せられた熱が半導体装置に伝えられ、半導体装置内で温度勾配(装置内温度差)が生じたとしても、各トランジスタ群A、B、Cの1纏めとされたトランジスタ同士が同様の温度となることから、同様の温度特性を示すことになる。つまり、半導体装置内で温度勾配が生じて、異なる場所に配置されたトランジスタが受ける熱影響が異なっていたとしても、各場所で1纏めとされた各トランジスタ群A、B、Cのトランジスタ同士が同様の熱影響を受けることになり、各トランジスタ群A、B、Cは全体的に見れば同様の熱影響を受けることになる。
したがって、半導体装置内で温度勾配が生じても、カレントミラー回路100を構成している各トランジスタ群A、B、C間に生じる温度勾配は小さなものとなり、所望のカレントミラー比を正確に得ることが可能となる。
続いて、本実施形態のようなレイアウト構成とされたカレントミラー回路100が適用される回路例について説明する。
上記のような構成のカレントミラー回路100は、例えば、スクイブドライバー回路に適用される。図2は、カレントミラー回路100のスクイブドライバー回路への適用例を示したものである。なお、図2中の一点差線で示した部分がスクイブドライバー回路のうち半導体装置に作り込まれる部分に相当する。
スクイブドライバー回路は、車両に備えられるエアバッグへのエア充填の制御を行うものであり、例えば抵抗で構成されたスクイブ負荷10に対して流す点火電流を制御し、必要時にスクイブ負荷10に点火電流を流してスクイブ負荷10を高温化させることで、ガス爆発を生じさせ、エアバッグへのガス充填が行われるようにするものである。
このスクイブドライバー回路は、所定の電圧VCCに基づき、互いのベースが接続されたPNPトランジスタ11、12と定電流源13とによって一定電流を形成しており、ここで形成される一定電流に基づいて点火電流の制御が為されるようになっている。
具体的には、衝突などが検知されていない通常時には、エアバッグ制御信号によってMOSトランジスタ14がオンされるようになっている。このため、この場合には、互いのベースが接続されたNPNトランジスタ15、16がオフとなって、例えば所定電圧VBを32V程度まで昇圧しているチャージポンプ17からの電流供給によって駆動されるPNPトランジスタ18もオフとなる。したがって、PNPトランジスタ18に対して互いのベースが接続されたPNPトランジスタ19にも電流が流れないことになり、MOSトランジスタ20がオフになるため、スクイブ負荷10には点火電流が流されない状態となる。
そして、衝突などが検知されると、エアバッグ制御信号によってMOSトランジスタ14がオフされる。これにより、NPNトランジスタ15に電流I4が流れると共に、NPNトランジスタ16に電流I4がミラーされた電流I5が流れる。また、PNPトランジスタ18、19にも電流が流れ、MOSトランジスタ20がオンされる。
一方、NPNトランジスタ15に対してカレントミラー接続されたNPNトランジスタ21に対しても、電流I4がミラーされた電流I6が流れることになる。そして、同時に、互いのベースが接続されたPNPトランジスタ22、23に対しても電流が流れることになる。また、PNPトランジスタ11に対してカレントミラー接続されたPNPトランジスタ24についても、所定の電圧VCCに基づいて電流供給が行われることになる。
したがって、カレントミラー回路100におけるトランジスタ群Aにも電流I1が流され、トランジスタ群Bにも電流I2が流れる。さらに、トランジスタ群Cにも電流I3が流れる。
このような構成において、端子SSから入力される所定の電源電圧に基づいて、チャント抵抗25を通じて点火電流がスクイブ負荷10に供給されるようになっていることから、チャント抵抗25で電圧降下が発生すると、端子SSとPNPトランジスタ22のベースとの間の電位差と端子SSとPNPトランジスタ23との間の電位差に、チャント抵抗25での電圧降下量分の差が生じる。このため、その差分が反映されて、PNPトランジスタ23のエミッタ−コレクタ間に電流I1が流れる。
そして、元々、PNPトランジスタ22のエミッタ−コレクタ間を流れる電流I6が一定値となっており、また、電流I1に基づいてトランジスタ群Cのエミッタ−コレクタ間を流れる電流I3が決まるため、MOSトランジスタ20のゲート電圧が決まり、MOSトランジスタ20に流れる電流量が決まる。このため、チャント抵抗25に所定の点火電流が流されることになる。
また、このようにして設定される点火電流が変動しようとすると、それに応じてチャント抵抗25での電圧降下量が変動するため、電流I1が変動し、さらに電流I3が変動する。このため、MOSトランジスタ20のゲート電圧が調整される。このように、フィードバック制御されるため、点火電流は一定となるように調整されるようになっている。
なお、スクイブ負荷10のローサイド側には、MOSトランジスタ26が備えられているが、このMOSトランジスタ26は、誤作動防止IC27によってオンオフ駆動されるもので、誤って点火電流がスクイブ負荷10に流されないように、衝突などが検知されていない場合に誤作動防止制御IC27にて強制的にオフさせられるようになっている。
このようなスクイブドライバー回路では、トランジスタ群A、B、Cによって構成されるカレントミラー回路100のカレントミラー比が所望の値にならないと、点火電流の値が変わってしまい好ましくない。特に、MOSトランジスタ20のような発熱素子が半導体装置内に作りこまれる場合、それから発せられる熱によってカレントミラー回路100のカレントミラー比が変動する可能性がある。
しかしながら、カレントミラー回路100を上記のようなレイアウト構成とすることで、半導体装置内で温度勾配が生じても、カレントミラー回路100を構成している各トランジスタ群A、B、C間に生じる温度勾配は小さなものとなり、所望のカレントミラー比を正確に得ることが可能となる。
参考として、カレントミラー回路100を従来のレイアウト構成とした場合と本実施形態のレイアウト構成とした場合、それぞれについて、点火電流の変動を調べた。その結果をそれぞれ図3(a)、(b)に示す。
図3(a)に示されるように、カレントミラー回路100を従来のレイアウト構成とした場合には、点火電流が徐々に変動している。これは、MOSトランジスタ20が発した熱によって半導体装置内で温度勾配が生じ、カレントミラー回路100で所望のカレントミラー比を実現できなくなったためである。これに対し、図3(b)に示されるように、カレントミラー回路100を本実施形態のレイアウト構成とした場合には、点火電流がほぼ一定のままとなっている。このように、本実施形態のレイアウト構成を採用することにより、半導体装置内で温度勾配が生じても、カレントミラー回路100が所望のカレントミラー比となるようにすることが可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、半導体装置がどのような基板をベースとして製造されたものであるかについて説明していないが、単一のシリコン基板だけでなく、SOI基板など、様々な半導体基板をベースとして上記半導体装置を製造することが可能である。なお、SOI基板をベースとする場合には、各トランジスタA1〜Ak、B1〜Bm、C1〜Cnの周囲を絶縁膜で囲むことで、各トランジスタA1〜Ak、B1〜Bm、C1〜Cnの素子分離を行うことが可能となる。しかしながら、このような構成とすると、特に熱伝導が悪くなることから、半導体装置内で温度勾配が生じ易くなる。したがって、このような場合に、特に本発明を適用すると有効である。
また、上記実施形態では、各トランジスタA1〜Ak、B1〜Bm、C1〜Cnがトランジスタ群A、B、Cの順に交互に並べられたレイアウトとした例を挙げた。しかしながら、カレントミラー比によっては、各トランジスタ群A、B、Cに備えられるトランジスタA1〜Ak、B1〜Bm、C1〜Cnの数が異なっている場合(つまりk≠m≠n等)もある。
このような場合には、必ずしもトランジスタ群Aを構成する複数のトランジスタA1〜Akの1つと、トランジスタ群Bを構成する複数のトランジスタB1〜Bmの1つと、トランジスタ群Cを構成する複数のトランジスタC1〜Cnの1つ(例えばトランジスタA1、B1、C1)を1纏めとしたものを1セットとしなくても良い。
例えば、トランジスタ群を構成する複数のトランジスタA1〜Akの1つと、トランジスタ群Bを構成する複数のトランジスタB1〜Bmの2つと、トランジスタ群Cを構成する複数のトランジスタC1〜Cnの1つ等のようにしても構わない。
また、複数のトランジスタA1〜Akの1つと、トランジスタ群Bを構成する複数のトランジスタB1〜Bmの1つと、トランジスタ群Cを構成する複数のトランジスタC1〜Cnの1つを1セットとした場合に、例えばトランジスタ群Bとトランジスタ群Cだけまだ余りがあるような場合には、それらのトランジスタのうちの1つずつをセットとすることもできる。
なお、ここではトランジスタ群A、B、Cという3つでカレントミラー回路100が構成される多連出力形のものを例を挙げて説明したが、2つであっても構わないし、4つ以上であっても構わない。
(a)は、本発明の第1実施形態の半導体装置に備えられたカレントミラー回路100の回路模式図であり、(b)は、(a)に示したカレントミラー回路100のレイアウトを示した上面模式図である。 図1に示すカレントミラー回路100をスクイブドライバー回路へ適用した場合の回路図である。 カレントミラー回路100を従来のレイアウト構成とした場合と本実施形態のレイアウト構成とした場合それぞれについて点火電流の変動を調べた結果を示した図である。 (a)は、従来の半導体装置に備えられたカレントミラー回路の回路模式図であり、(b)は、(a)に示したカレントミラー回路のレイアウトを示した上面模式図である。
符号の説明
1…定電流源、2…ベース、3…エミッタ、4…コレクタ、5…ベース電極、6…エミッタ電極、7…コレクタ電極、8…配線、9a〜9c…コレクタ配線、10…スクイブ負荷、11、12…PNPトランジスタ、13…定電流源、14…MOSトランジスタ、15、16…NPNトランジスタ、17…チャージポンプ、18、19…PNPトランジスタ、20…MOSトランジスタ、21…NPNトランジスタ、22〜24…PNPトランジスタ、25…チャント抵抗、26…MOSトランジスタ、27…誤作動防止制御IC、100…カレントミラー回路、A…トランジスタ群、A1〜Ak…トランジスタ、B…トランジスタ群、B1〜Bm…トランジスタ、C…トランジスタ群、C1〜Cn…トランジスタ。

Claims (5)

  1. 複数の入力トランジスタ(A1〜Ak)が備えられた入力トランジスタ群(A)と複数の出力トランジスタ(B1〜Bm、C1〜Cn)が備えられた出力トランジスタ群(B、C)とを有するカレントミラー回路を備えた半導体装置であって、
    前記入力トランジスタ群(A)と前記出力トランジスタ群(B、C)は、半導体基板上において、前記複数の入力トランジスタ(A1〜Ak)の少なくとも1つと前記複数の出力トランジスタ(B1〜Bm、C1〜Cn)の少なくとも1つを1纏めとしたものを1セットとして、該セットが繰り返しパターンとして形成されたレイアウトとされていることを特徴とするカレントミラー回路を備えた半導体装置。
  2. 前記出力トランジスタ群(B、C)は、複数の出力トランジスタ(B1〜Bm)で構成された第1出力トランジスタ群(B)と複数の出力トランジスタ(C1〜Cn)で構成された第2出力トランジスタ群(C)とを有し、
    前記1セットは、前記複数の入力トランジスタ(A1〜Ak)の少なくとも1つに加え、前記第1出力トランジスタ群(B)における複数の出力トランジスタ(B1〜Bk)の少なくとも1つと、前記第2出力トランジスタ群(C)における複数の出力トランジスタ(C1〜Ck)の少なくとも1つとを有した構成となっていることを特徴とする請求項1に記載のカレントミラー回路を備えた半導体装置。
  3. 前記半導体基板はSOI基板で構成され、前記入力トランジスタ群(A)を構成する前記複数の入力トランジスタ(A1〜Ak)と前記出力トランジスタ群(B)を構成する前記複数の出力トランジスタ(B1〜Bm、C1〜Cn)は、それらの外周が1つ1つ絶縁膜で囲まれることで素子分離されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカレントミラー回路を備えた半導体装置。
  4. 前記半導体基板に発熱素子(20)が備えられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のカレントミラー回路を備えた半導体装置。
  5. 前記カレントミラー回路がスクイブドライバー回路に適用されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のカレントミラー回路を備えた半導体装置。
JP2005157507A 2005-05-30 2005-05-30 カレントミラー回路を備えた半導体装置 Expired - Fee Related JP4857609B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005157507A JP4857609B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 カレントミラー回路を備えた半導体装置
US11/442,399 US20060267147A1 (en) 2005-05-30 2006-05-30 Semiconductor device having current mirror circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005157507A JP4857609B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 カレントミラー回路を備えた半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006332528A true JP2006332528A (ja) 2006-12-07
JP4857609B2 JP4857609B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=37462303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005157507A Expired - Fee Related JP4857609B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 カレントミラー回路を備えた半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060267147A1 (ja)
JP (1) JP4857609B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9252140B2 (en) * 2012-03-22 2016-02-02 Infineon Technologies Ag Semiconductor chip and semiconductor arrangement

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422784A (en) * 1977-07-22 1979-02-20 Hitachi Ltd Semiconductor integrated circuit device for output
JPS6437857A (en) * 1987-08-03 1989-02-08 Nec Corp Semiconductor integrated circuit device
JPH02250369A (ja) * 1989-03-24 1990-10-08 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH09139641A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路
JP2000036582A (ja) * 1998-04-09 2000-02-02 Matsushita Electronics Industry Corp Mosトランジスタ対装置
JP2000164814A (ja) * 1998-11-20 2000-06-16 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 回路素子レイアウト方法及び半導体装置
JP2001160588A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Hitachi Ltd 半導体装置
WO2004051741A1 (ja) * 2002-12-03 2004-06-17 Sanyo Electric Co., Ltd. 回路レイアウト構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965142B2 (en) * 1995-03-07 2005-11-15 Impinj, Inc. Floating-gate semiconductor structures
US6285615B1 (en) * 2000-06-09 2001-09-04 Sandisk Corporation Multiple output current mirror with improved accuracy

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422784A (en) * 1977-07-22 1979-02-20 Hitachi Ltd Semiconductor integrated circuit device for output
JPS6437857A (en) * 1987-08-03 1989-02-08 Nec Corp Semiconductor integrated circuit device
JPH02250369A (ja) * 1989-03-24 1990-10-08 Hitachi Ltd 半導体装置
JPH09139641A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路
JP2000036582A (ja) * 1998-04-09 2000-02-02 Matsushita Electronics Industry Corp Mosトランジスタ対装置
JP2000164814A (ja) * 1998-11-20 2000-06-16 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 回路素子レイアウト方法及び半導体装置
JP2001160588A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Hitachi Ltd 半導体装置
WO2004051741A1 (ja) * 2002-12-03 2004-06-17 Sanyo Electric Co., Ltd. 回路レイアウト構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20060267147A1 (en) 2006-11-30
JP4857609B2 (ja) 2012-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020531239A (ja) マイクロ流体基板およびその製造方法、マイクロ流体チップ、および制御方法
CN101378042B (zh) 半导体器件、半导体元件以及基板
US5694147A (en) Liquid crystal integrated circuit display including as arrangement for maintaining the liquid crystal at a controlled temperature
JP2019009345A (ja) 半導体装置
US7446599B1 (en) Reference voltage generator
JP4857609B2 (ja) カレントミラー回路を備えた半導体装置
JP2001338982A (ja) 半導体集積回路
JP2019087699A (ja) レギュレータ用半導体集積回路
US9230720B2 (en) Electrically trimmable resistor device and trimming method thereof
WO2001020419A1 (fr) Dispositif a semi-conducteur
WO2020050110A1 (ja) 表面応力センサーの受容体層クリーニング方法
JPS62156850A (ja) 半導体装置
JP2009004532A (ja) バンドギャップ基準電圧発生回路
JP6249682B2 (ja) 液体吐出ヘッド用基板、液体吐出ヘッド、および、記録装置。
ITVA20060001A1 (it) Metodo per generare un segnale rappresentativo della corrente erogata ad un carico da un dispositvo di potenza e relativo dispositivo di potenza
TW202043136A (zh) 微機電系統感測器和用於操作微機電系統感測器的方法
JP2006013300A (ja) 半導体装置
JP4978160B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2000294732A (ja) 半導体装置
JPS6350858B2 (ja)
Vadla Design and testing of power cross strap circuit
JP2006191197A (ja) Da変換器
JP2006048394A (ja) 電流制限回路およびそれを用いた半導体集積装置、レギュレータ装置
JP2556143B2 (ja) モ−タ駆動用集積回路装置
JP2006033523A (ja) カレントミラー回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111017

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4857609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees