JP2006331543A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化することができ、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減できる。
【解決手段】データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置であって、ビット線はメモリセルに接続され、メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用される。書き込み負荷回路20は、メモリセルにビット線を介して書き込み電圧を供給し、書き込み放電回路21はビット線に蓄積された書き込み電圧を放電する。書き込み放電回路21は、放電トランジスタDTと抵抗R0を有し、放電トランジスタDTの基板バイアスは基準電位VSSに設定され、放電トランジスタDTのドレインにはビット線の電圧が供給され、ソースには抵抗R0を介して基準電位VSSが供給されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、データの一括消去及び再書き込みが可能なフラッシュメモリ等を含む半導体記憶装置に関し、例えばデータの書き込みまたは消去動作中に、同時にデータの読み出し動作が可能な半導体記憶装置に関するものである。
近年、データの書き込みまたは消去動作中に、同時にデータの読み出し動作が可能なデュアルオペレーション機能を有するフラッシュメモリが注目されている。このフラッシュメモリでは、データ消去の単位となるブロックの集合である複数のコアを有し、任意のコアでのデータ書き込み又は消去動作と、他の任意のコアでのデータ読み出し動作とを同時に実行することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなデータの書き込みと読み出しとが同時に実行可能なフラッシュメモリにおいては、書き込み動作にて使用した書き込み電圧を放電する際に発生する電源ノイズが読み出し動作に悪影響を及ぼすという問題が生じている。
書き込み電圧を放電する際には、通常、放電トランジスタが設けられ、放電トランジスタによって放電電流が調整される。放電トランジスタのオン電流は、温度とゲート電圧に対する依存性が大きい。例えば、ゲート電圧に内部昇圧(例えば、5V)の一定電圧を供給してゲート電圧の依存性を無くしたとしても、低温では放電電流が増加し電源ノイズが大きくなる。一方、放電時間は逆に高温で長くなるため、電源ノイズを低減するために、放電トランジスタのサイズを小さくして放電電流を低下させれば、放電時間を長くとる必要がある。また、放電トランジスタのゲート電圧を低く設定して、放電電流を低下させようとする場合、外部電源であるVDD(例えば、2.3〜3.3V)を供給していたが、この場合、放電電流には、温度特性に加えて外部電源による依存性も入り、書き込み及び消去時間の増大を招くという欠点がある。
また、前述のような電源ノイズとそれが読み出し回路に与える影響は、デバイスの環境に大きく影響を受けるため、設計後の評価段階で問題が発覚することもあり、評価結果を見て放電トランジスタのサイズを調整する場合も多い。やむなく、放電トランジスタのサイズを可変できるように、トランジスタを多めに埋め込んでおくと、チップ面積が増大しコスト高となるという問題がある。
特開2001−325795号公報
そこでこの発明は、データの書き込みまたは消去動作中に同時に行うデータの読み出し動作において、書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化することができ、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減することができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の第1の実施態様の半導体記憶装置は、データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、前記放電回路は、放電トランジスタと抵抗素子を有し、前記放電トランジスタの基板バイアスは基準電位に設定され、前記放電トランジスタの電流通路の一端には前記ビット線の電圧が供給され、前記電流通路の他端には前記抵抗素子を介して前記基準電位が供給されていることを特徴とする。
この発明の第2の実施態様の半導体記憶装置は、データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、前記放電回路は、第1、第2の放電トランジスタを有し、前記第1の放電トランジスタのゲートには第1の放電制御信号が入力され、前記第2の放電トランジスタのゲートには第2の放電制御信号が入力されていることを特徴とする。
この発明の第3の実施態様の半導体記憶装置は、データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、前記放電回路は、第1、第2の放電トランジスタと抵抗素子を有し、前記第1、第2の放電トランジスタの基板バイアスは基準電位に設定され、前記第1、第2の放電トランジスタの電流通路の一端には前記ビット線の電圧が供給され、前記電流通路の他端には前記抵抗素子を介して前記基準電位が供給され、また、前記第1の放電トランジスタのゲートには第1の放電制御信号が入力され、前記第2の放電トランジスタのゲートには第2の放電制御信号が入力されていることを特徴とする。
この発明の第4の実施態様の半導体記憶装置は、データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、前記放電回路は、放電トランジスタ、抵抗素子、及びコンデンサを有し、前記放電トランジスタのゲートには前記抵抗素子及び前記コンデンサが接続されていることを特徴とする。
この発明の第5の実施態様の半導体記憶装置は、データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、前記放電回路は、放電トランジスタ、第1、第2の抵抗素子、及びコンデンサを有し、前記放電トランジスタの基板バイアスは基準電位に設定され、前記放電トランジスタの電流通路の一端には前記ビット線の電圧が供給され、前記電流通路の他端には前記第1の抵抗素子を介して前記基準電位が供給され、また、前記放電トランジスタのゲートには前記第2の抵抗素子及び前記コンデンサが接続されていることを特徴とする。
この発明によれば、データの書き込みまたは消去動作中に同時に行うデータの読み出し動作において、書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化することができ、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減することができる半導体記憶装置を提供することが可能である。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
まず、この発明の第1の実施形態の半導体記憶装置について説明する。
図1は、第1の実施形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
この半導体記憶装置は、図1に示すように、複数のバンクBK0、BK1、BK2、BK3を含むメモリセルアレイ、カラムデコーダ11、ロウデコーダ12、電源スイッチ13、データ線スイッチ14、アドレススイッチ15、アドレスバッファ16、コマンドレジスタ17、入出力(I/O)回路18、電源回路19、書き込み負荷回路20、書き込み放電回路21、リード用センスアンプ22、ベリファイ用センスアンプ23、及び制御回路24を備えている。
メモリセルアレイは前述したように複数のバンクBK0〜BK3を含み、各々のバンクはデータを記憶するメモリセルを複数有している。各々のバンクには、カラムデコーダ11、ロウデコーダ12、電源スイッチ13、データ線スイッチ14、及びアドレススイッチ15がそれぞれ配置されている。図示しないが、メモリセルには、ビット線と、このビット線に直交するように配置されたワード線が接続されている。
カラムデコーダ11は、アドレスバッファ16から出力されたアドレスに基づいてビット線を選択する。ロウデコーダ12は、アドレスに基づいてワード線を選択し駆動する。電源スイッチ13は、対応するバンクを稼働状態にすべきとき、電源回路19から供給される電源電圧を取り込む。データ線スイッチ14は、対応するバンクが稼働状態であるとき、書き込み負荷回路20から供給される書き込み電圧を取り込み、またビット線及びデータ線に蓄積された書き込み電圧を書き込み放電回路21へ出力する。データ線スイッチ14は、また、対応するバンクが稼働状態であるとき、バンク内のメモリセルに書き込まれたデータをベリファイ用センスアンプ23へ出力する。さらに、アドレススイッチ15は、アドレスバッファ16から出力されるアドレスをカラムデコーダ11に取り込む。
アドレスバッファ16は、外部から入力されたアドレスを一時的に記憶し、そのアドレスをアドレススイッチ15、コマンドレジスタ17、及び制御回路24に出力する。入出力回路18は、外部から入力されたデータを取り込み、そのデータを書き込み負荷回路20、及びコマンドレジスタ17へ出力する。コマンドレジスタ17は、アドレスバッファ16から出力されたアドレスと入出力回路18から出力されたデータより、コマンドを認識し、そのコマンドを制御回路24、及びアドレススイッチ15へ出力する。
電源回路19は、制御回路24により制御され、必要な電源電圧を電源スイッチ13へ供給する。書き込み負荷回路20は、書き込み動作時に書き込み電圧をデータ線スイッチ14へ出力する。書き込み放電回路21は、書き込み負荷回路20による書き込み電圧の供給後に、ビット線及びデータ線に蓄積された書き込み電圧を放電する。リード用センスアンプ22は、読み出し動作時に、バンク内のメモリセルに記憶されたデータを検知し増幅する。ベリファイ用センスアンプ23は、書き込みあるいは消去動作時に、データの書き込みあるいは消去を検証するために、バンク内のメモリセルに記憶されたデータを検知し増幅する。さらに、制御回路24は、前述した各回路の動作を制御する。
次に、第1の実施形態の半導体記憶装置において、書き込みと読み出しを同時に実行した場合の動作について説明する。
書き込みコマンドがコマンドレジスタ17に入力され認識されると、書き込みアドレスがアドレスバッファ16にラッチされる。すると、書き込みアドレスに基づいて選択される書き込み対象のバンクは稼働状態となり、書き込み対象のバンクに設けられたデータ線スイッチ14とアドレススイッチ15に、書き込み電圧とアドレスがそれぞれ供給される。その他のバンクは待機状態のままで、読み出し用の電圧とアドレスがそのバンクに設けられたデータ線スイッチ14とアドレススイッチ15にそれぞれ供給される。
コマンドレジスタ17にラッチされた書き込みコマンドが制御回路24に入力されて、以下のような書き込み動作が制御回路24により実行される。
まず、書き込み電圧が書き込み負荷回路20に設定される。続いて、制御回路24は、書き込み対象バンクが書き込みまたは消去を禁止されたプロテクトブロックか否かを判定する。プロテクトブロックで無いことを確認したら、書き込み電圧が安定するまで所定の設定時間だけ待った後、書き込み負荷回路20はビット線へ書き込み電圧を供給し、メモリセルへの書き込みを行う。その後、書き込み放電回路21によりビット線の書き込み電圧を放電する。
次に、ベリファイ電圧が設定され、ベリファイ電圧が安定するまで所定の設定時間だけ待った後、ベリファイ用センスアンプ23によりメモリセルのデータを読み出し、読み出したデータと書き込むべきデータの比較を行う。読み出したデータと書き込むべきデータとが一致すれば次のステップへ進み、不一致であればNGビットだけに再度、書き込みを行う。ここまでの書き込み動作の詳細は、例えば特開平11−306774号公報に記載されている。
次に、読み出し電圧がリード用センスアンプ22に設定され、読み出し電圧が安定するまで所定の設定時間だけ待った後、書き込み動作を終了する。
前述した書き込み動作中でも、待機状態のバンクをアドレスで指定すれば、読み出し動作が可能である。書き込みと読み出しは非同期で動作するため、書き込み動作時に発生する電源ノイズ、詳述すると書き込み動作においてビット線に蓄積された書き込み電圧の放電電流により生じる電源ノイズが読み出し回路に影響を与える。
そこで、この発明の実施形態では、リード用センスアンプ22への電源ノイズの影響を低減するために、ビット線に蓄積された書き込み電圧を放電する書き込み放電回路21に改良を加えるものである。
図2は、第1の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路20及び書き込み放電回路21の回路図である。
図2に示すように、書き込みデータ線A−DL<7:0>には書き込みトランジスタWT<7:0>のソースがそれぞれ接続され、書き込みトランジスタWT<7:0>のドレインには書き込み電圧VDDPがそれぞれ供給されている。同様に、書き込みデータ線A−DL<15:8>には書き込みトランジスタWT<15:8>のソースがそれぞれ接続され、書き込みトランジスタWT<15:8>のドレインには書き込み電圧VDDPがそれぞれ供給されている。さらに、書き込みトランジスタWT<7:0>のゲートには書き込み負荷信号PRGHB<7:0>がそれぞれ印加され、書き込みトランジスタWT<15:8>のゲートには書き込み負荷信号PRGHB<15:8>がそれぞれ印加されている。
また、書き込みデータ線A−DL<7:0>には放電トランジスタDT<7:0>のドレインがそれぞれ接続され、書き込みデータ線A−DL<15:8>には放電トランジスタDT<15:8>のドレインがそれぞれ接続されている。放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のソースには、抵抗R0を介して基準電位(例えば、接地電位)VSSが供給されている。放電トランジスタDT<15:0>の基板には基準電位VSSが供給され、基板バイアスは基準電位VSSに設定されている。さらに、放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のゲートには、昇圧電圧RSTHがそれぞれ印加されている。
図2において、書き込みトランジスタWT<7:0>、及び書き込みトランジスタWT<15:8>は書き込み負荷回路20を構成している。書き込みトランジスタWT<7:0>のゲートに書き込み負荷信号PRGHB<7:0>が印加されると、書き込み電圧VDDPが書き込みデータ線A−DL<7:0>に供給され、書き込みトランジスタWT<15:8>のゲートに書き込み負荷信号PRGHB<15:8>が印加されると、書き込み電圧VDDPが書き込みデータ線A−DL<15:8>に供給される。
また、放電トランジスタDT<7:0>、放電トランジスタDT<15:8>、及び抵抗R0は書き込み放電回路21を構成している。放電トランジスタDT<7:0>、及び放電トランジスタDT<15:8>のゲートに昇圧電圧RSTHが印加されると、ビット線に蓄積された書き込み電圧VDDPが抵抗R0を通って基準電位VSSへ放電される。
なおここでは、書き込みデータ線A−DL<7>、A−DL<6>、…、A−DL<0>の8本のデータ線を、データ線A−DL<7:0>にて示し、書き込みデータ線A−DL<15>、A−DL<14>、…、A−DL<8>の8本のデータ線を、データ線A−DL<15:8>にて示している。また、書き込みトランジスタWT<7>、WT<6>、…、WT<0>の8個のトランジスタを、トランジスタWT<7:0>にて示し、書き込みトランジスタWT<15>、WT<14>、…、WT<8>の8個のトランジスタを、トランジスタWT<15:8>にて示している。さらに、放電トランジスタDT<7>、DT<6>、…、DT<0>の8個のトランジスタを、トランジスタDT<7:0>にて示し、放電トランジスタDT<15>、DT<14>、…、DT<8>の8個のトランジスタを、トランジスタDT<15:8>にて示している。そして、nを0、1、2、…、15としたとき、書き込みデータ線A−DL<n>、書き込みトランジスタWT<n>、及び放電トランジスタ<n>が、図2に示すような回路構成をそれぞれ持つことを示している。その他の図面及びその表記についても同様である。
次に、図2に示した書き込み負荷回路20及び書き込み放電回路21の動作について説明する。
書き込み負荷回路20内の書き込みトランジスタWT<15:0>に接続された書き込みデータ線A−DL<15:0>は16ビット構成となっており、書き込み負荷信号PRGHB<15:0>はビット毎に独立して入力されている。書き込みデータ線A−DL<15:0>は、またカラムデコーダ11を介してバンク内のメモリセルのビット線に接続されている。書き込み動作時に、書き込み負荷信号PRGHB<15:0>として、例えば“5V+閾値”が供給される。これにより、書き込みトランジスタWT<15:0>がオンし、データ線A−DL<15:0>からビット線を介して書き込み電圧VDDP(5V程度)がメモリセルへ供給される。
なお、書き込み電流を減らすために、書き込み負荷回路20を複数回に分けてオンさせる場合もある。例えば、2回に分けて書き込みを行う場合は以下のような制御も可能である、制御回路24は、最初に書き込み負荷信号PRGHB<7:0>により書き込みトランジスタWT<7:0>をオンさせ、かつ書き込み負荷信号PRGHB<15:8>により書き込みトランジスタWT<15:8>をオフさせて、1回目の書き込みを行う。次に、制御回路24は、書き込みトランジスタWT<7:0>をオフし、かつ書き込みトランジスタWT<15:8>をオンさせて、2回目の書き込みを行う。
書き込み時間が終了すると、制御回路24は、書き込み負荷回路20をオフ、すなわち書き込み負荷信号PRGHB<15:0>により書き込みトランジスタWT<15:0>をオフさせる。その後、制御回路24は、昇圧電圧RSTHにより放電トランジスタDT<15:0>をオンさせ、書き込み放電回路21を動作させる。放電トランジスタDT<15:0>がオンすると、ビット線に蓄積された書き込み電圧VDDPが抵抗R0を通って基準電位VSSへ放電される。
このとき、書き込み放電電流をI、抵抗R0の抵抗値をRとすれば、放電トランジスタDT<15:0>のソース電圧Vsoは、Vso=VSS+I×Rとなる。ここで、基板電圧は基準電位VSSであるため、ソース電圧Vsoと基板電圧との間には、I×Rの電位差が生じ、トランジスタの基板バイアス効果により、放電電流Iが低減する。書き込み放電電流のピークが大きい条件ほど、基板バイアス効果が強くなり、図7に示すように放電電流Iのピークを押さえることができるため、書き込み放電回路21の温度特性及び電圧特性を低減する効果が得られる。
以上説明したように第1の実施形態では、データの書き込みまたは消去動作中に同時に行うデータの読み出し動作において、書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化でき、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減することができる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態の半導体記憶装置について説明する。前記第1の実施形態における構成と同様の部分には同じ符号を付してその説明は省略し、以下に異なる構成部分のみを説明する。
第2の実施形態の半導体記憶装置のブロック構成は、図1に示した第1の実施形態のブロック構成と同様である。図3に、第2の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図を示す。書き込み負荷回路20の構成は第1の実施形態と同様であるが、書き込み放電回路21は第1の実施形態と異なり以下のような構成を有する。
図3に示すように、書き込みデータ線A−DL<7:0>には放電トランジスタDT<7:0>のドレインがそれぞれ接続され、放電トランジスタDT<7:0>のソースには基準電位VSSがそれぞれ供給されている。同様に、書き込みデータ線A−DL<15:8>には放電トランジスタDT<15:8>のドレインがそれぞれ接続され、放電トランジスタDT<15:8>のソースには基準電位VSSがそれぞれ供給されている。放電トランジスタDT<15:0>の基板には基準電位VSSが供給され、基板バイアスは基準電位VSSに設定されている。さらに、放電トランジスタDT<7:0>のゲートには、昇圧電圧RSTH1がそれぞれ印加されている。また、放電トランジスタDT<15:8>のゲートには、昇圧電圧RSTH2がそれぞれ印加されている。
次に、図3に示した書き込み負荷回路20及び書き込み放電回路21の動作について説明する。書き込み負荷回路20の動作は第1の実施形態と同様であり、以下に書き込み放電回路21の動作を述べる。
書き込み時間が終了すると、制御回路24は、書き込み負荷回路20をオフ、すなわち書き込み負荷信号PRGHB<15:0>により書き込みトランジスタWT<15:0>をオフさせる。その後、制御回路24は、昇圧電圧RSTH1により放電トランジスタDT<7:0>をオンさせ、続いて昇圧電圧RSTH2により放電トランジスタDT<15:8>をオンさせる。放電トランジスタDT<7:0>がオンすると、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続されたビット線の書き込み電圧VDDPが基準電位VSSへ放電され、続いて、放電トランジスタDT<15:8>がオンすると、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続されたビット線の書き込み電圧VDDPが基準電位VSSへ放電される。
このように第2の実施形態では、放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のゲートに印加する信号を、昇圧電圧RSTH1と昇圧電圧RSTH2とに分離し、放電トランジスタDT<7:0>及びDT<15:8>のゲートへの印加タイミングをずらしている。これにより、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続されたビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続されたビット線からの放電タイミングをずらすことができ、放電電流のピークを低くして、放電電流を平坦化することができる。放電電流のピークは放電開始直後に最も大きくなるため、いくつかのビット線毎に放電するタイミングをずらすことで放電電流のピークが低く押さえられる。なおここでは、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続された8本のビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続された8本のビット線とで放電タイミングをずらす例を示したが、その他の本数のビット線毎に放電タイミングをずらすようにしてもよい。
以上説明したように第2の実施形態では、所定数のビット線毎に放電タイミングずらすことにより、放電電流のピークを低く押さえ、放電電流を平坦化している。これにより、書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化でき、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減することができる。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態の半導体記憶装置について説明する。前記第1の実施形態における構成と同様の部分には同じ符号を付してその説明は省略し、以下に異なる構成部分のみを説明する。
第3の実施形態の半導体記憶装置のブロック構成は、図1に示した第1の実施形態のブロック構成と同様である。図4に、第3の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図を示す。書き込み負荷回路20の構成は第1の実施形態と同様であるが、書き込み放電回路21は第1の実施形態と異なり以下のような構成を有する。
図4に示すように、書き込みデータ線A−DL<7:0>には放電トランジスタDT<7:0>のドレインがそれぞれ接続され、書き込みデータ線A−DL<15:8>には放電トランジスタDT<15:8>のドレインがそれぞれ接続されている。放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のソースには、抵抗R0を介して基準電位VSSがそれぞれ供給されている。放電トランジスタDT<15:0>の基板には基準電位VSSが供給され、基板バイアスは基準電位VSSに設定されている。さらに、放電トランジスタDT<7:0>のゲートには、昇圧電圧RSTH1がそれぞれ印加されている。また、放電トランジスタDT<15:8>のゲートには、昇圧電圧RSTH2がそれぞれ印加されている。
次に、図4に示した書き込み負荷回路20及び書き込み放電回路21の動作について説明する。書き込み負荷回路20の動作は第1の実施形態と同様であり、以下に書き込み放電回路21の動作を述べる。
書き込み時間が終了すると、制御回路24は、書き込み負荷回路20をオフ、すなわち書き込み負荷信号PRGHB<15:0>により書き込みトランジスタWT<15:0>をオフさせる。その後、制御回路24は、昇圧電圧RSTH1により放電トランジスタDT<7:0>をオンさせ、続いて昇圧電圧RSTH2により放電トランジスタDT<15:8>をオンさせる。放電トランジスタDT<7:0>がオンすると、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続されたビット線の書き込み電圧VDDPが抵抗R0を通って基準電位VSSへ放電され、続いて、放電トランジスタDT<15:8>がオンすると、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続されたビット線の書き込み電圧VDDPが抵抗R0を通って基準電位VSSへ放電される。
このとき、第1の実施形態と同様に、書き込み放電電流をI、抵抗R0の抵抗値をRとすれば、放電トランジスタDT<15:0>のソース電圧Vsoは、Vso=VSS+I×R となる。ここで、基板電圧は基準電位VSSであるため、ソース電圧Vsoと基板電圧との間にはI×Rの電位差が生じ、トランジスタの基板バイアス効果により、放電電流Iが低減する。書き込み放電電流のピークが大きい条件ほど、基板バイアス効果が強くなり、図7に示すように放電電流Iのピークを押さえることができるため、書き込み放電回路21の温度特性及び電圧特性を低減する効果が得られる。
さらに、第2の実施形態と同様に、放電トランジスタDT<7:0>及びDT<15:8>のゲートへ、昇圧電圧RSTH1と昇圧電圧RSTH2の印加タイミングをずらしている。これにより、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続されたビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続されたビット線からの放電タイミングをずらすことができ、放電電流のピークを低くして、放電電流を平坦化することができる。なおここでは、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続された8本のビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続された8本のビット線とで放電タイミングをずらす例を示したが、その他の本数のビット線毎に放電タイミングをずらすようにしてもよい。
以上説明したように第3の実施形態では、放電トランジスタと基準電位VSSとの間に抵抗素子を配置し、基板電圧を基準電位VSSに固定することにより、さらに、所定数のビット線毎に放電タイミングずらすことにより、放電電流のピークを低く押さえ、放電電流を平坦化している。これらにより、書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化でき、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減することができる。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態の半導体記憶装置について説明する。前記第1の実施形態における構成と同様の部分には同じ符号を付してその説明は省略し、以下に異なる構成部分のみを説明する。
第4の実施形態の半導体記憶装置のブロック構成は、図1に示した第1の実施形態のブロック構成と同様である。図5に、第4の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図を示す。書き込み負荷回路20の構成は第1の実施形態と同様であるが、書き込み放電回路21は第1の実施形態と異なり以下のような構成を有する。
図5に示すように、書き込みデータ線A−DL<7:0>には放電トランジスタDT<7:0>のドレインがそれぞれ接続され、書き込みデータ線A−DL<15:8>には放電トランジスタDT<15:8>のドレインがそれぞれ接続されている。放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のソースには、基準電位VSSがそれぞれ供給されている。放電トランジスタDT<15:0>の基板には基準電位VSSが供給され、基板バイアスは基準電位VSSに設定されている。さらに、放電トランジスタDT<7:0>のゲートには抵抗R1の一端がそれぞれ接続され、抵抗R1の他端には昇圧電圧RSTHがそれぞれ印加されている。放電トランジスタDT<7:0>のゲートには、またコンデンサC0を介して基準電位VSSが供給されると共に、抵抗R2の一端が接続されている。さらに、放電トランジスタDT<15:8>のゲートには、抵抗R2の他端が接続されると共に、コンデンサC1を介して基準電位VSSが供給されている。
次に、図5に示した書き込み負荷回路20及び書き込み放電回路21の動作について説明する。書き込み負荷回路20の動作は第1の実施形態と同様であり、以下に書き込み放電回路21の動作を述べる。
書き込み時間が終了すると、制御回路24は、書き込み負荷回路20をオフ、すなわち書き込み負荷信号PRGHB<15:0>により書き込みトランジスタWT<15:0>をオフさせる。その後、制御回路24は、昇圧電圧RSTHにより放電トランジスタDT<15:0>をオンさせる。放電トランジスタDT<15:0>がオンすると、書き込みデータ線A−DL<15:0>に接続されたビット線の書き込み電圧VDDPが基準電位VSSへ放電される。
ここで、放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のゲートには、図5に示すように、抵抗R1、R2及びコンデンサC0、C1が接続されているため、放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のゲートに昇圧電圧RSTHが印加されるタイミングがずれる。これにより、放電トランジスタDT<7:0>と放電トランジスタDT<15:8>はオンするタイミングがずれる。この結果、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続されたビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続されたビット線からの放電タイミングをずらすことができ、放電電流のピークを低くして、放電電流を平坦化することができる。なおここでは、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続された8本のビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続された8本のビット線とで放電タイミングをずらす例を示したが、その他の本数のビット線毎に放電タイミングをずらすようにしてもよい。
以上説明したように第4の実施形態では、所定数の放電トランジスタ毎にゲートに異なるCRを接続して所定数のビット線毎に放電タイミングずらすことにより、放電電流のピークを低く押さえ、放電電流を平坦化している。これにより、書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化でき、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減することができる。
[第5の実施形態]
次に、この発明の第5の実施形態の半導体記憶装置について説明する。前記第1の実施形態における構成と同様の部分には同じ符号を付してその説明は省略し、以下に異なる構成部分のみを説明する。
第5の実施形態の半導体記憶装置のブロック構成は、図1に示した第1の実施形態のブロック構成と同様である。図6に、第5の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図を示す。書き込み負荷回路20の構成は第1の実施形態と同様であるが、書き込み放電回路21は第1の実施形態と異なり以下のような構成を有する。
図6に示すように、書き込みデータ線A−DL<7:0>には放電トランジスタDT<7:0>のドレインがそれぞれ接続され、書き込みデータ線A−DL<15:8>には放電トランジスタDT<15:8>のドレインがそれぞれ接続されている。放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のソースには、抵抗R0を介して基準電位VSSがそれぞれ供給されている。放電トランジスタDT<15:0>の基板には基準電位VSSが供給され、基板バイアスは基準電位VSSに設定されている。さらに、放電トランジスタDT<7:0>のゲートには抵抗R1の一端がそれぞれ接続され、抵抗R1の他端には昇圧電圧RSTHがそれぞれ印加されている。放電トランジスタDT<7:0>のゲートには、またコンデンサC0を介して基準電位VSSが供給されると共に、抵抗R2の一端が接続されている。さらに、放電トランジスタDT<15:8>のゲートには、抵抗R2の他端が接続されると共に、コンデンサC1を介して基準電位VSSが供給されている。
次に、図6に示した書き込み負荷回路20及び書き込み放電回路21の動作について説明する。書き込み負荷回路20の動作は第1の実施形態と同様であり、以下に書き込み放電回路21の動作を述べる。
書き込み時間が終了すると、制御回路24は、書き込み負荷回路20をオフ、すなわち書き込み負荷信号PRGHB<15:0>により書き込みトランジスタWT<15:0>をオフさせる。その後、制御回路24は、昇圧電圧RSTHにより放電トランジスタDT<15:0>をオンさせる。放電トランジスタDT<15:0>がオンすると、書き込みデータ線A−DL<15:0>に接続されたビット線の書き込み電圧VDDPが抵抗R0を通って基準電位VSSへ放電される。
このとき、第1の実施形態と同様に、書き込み放電電流をI、抵抗R0の抵抗値をRとすれば、放電トランジスタDT<15:0>のソース電圧Vsoは、Vso=VSS+I×R となる。ここで、基板電圧は基準電位VSSであるため、ソース電圧Vsoと基板電圧との間にはI×Rの電位差が生じ、トランジスタの基板バイアス効果により、放電電流Iが低減する。書き込み放電電流のピークが大きい条件ほど、基板バイアス効果が強くなり、図7に示すように放電電流Iのピークを押さえることができるため、書き込み放電回路21の温度特性及び電圧特性を低減する効果が得られる。
さらに、第4の実施形態と同様に、放電トランジスタDT<7:0>及び放電トランジスタDT<15:8>のゲートには、図6に示すように、抵抗R1、R2及びコンデンサC0、C1が接続されているため、放電トランジスタDT<7:0>と放電トランジスタDT<15:8>はオンするタイミングがずれる。この結果、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続されたビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続されたビット線からの放電タイミングをずらすことができ、放電電流のピークを低くして、放電電流を平坦化することができる。なおここでは、書き込みデータ線A−DL<7:0>に接続された8本のビット線と、書き込みデータ線A−DL<15:8>に接続された8本のビット線とで放電タイミングをずらす例を示したが、その他の本数のビット線毎に放電タイミングをずらすようにしてもよい。
以上説明したように第5の実施形態では、放電トランジスタと基準電位VSSとの間に抵抗素子を配置し、基板電圧を基準電位VSSに固定することにより、さらに、所定数の放電トランジスタ毎にゲートに異なるCRを接続して所定数のビット線毎に放電タイミングずらすことにより、放電電流のピークを低く押さえ、放電電流を平坦化している。これにより、書き込み動作により蓄積された書き込み電圧の放電電流を小さく平坦化でき、書き込み電圧の放電電流によって生じる電源ノイズが読み出し回路に与える影響を低減することができる。
また、前述した各実施形態はそれぞれ、単独で実施できるばかりでなく、適宜組み合わせて実施することも可能である。さらに、前述した各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、各実施形態において開示した複数の構成要件の適宜な組み合わせにより、種々の段階の発明を抽出することも可能である。
この発明の第1〜第5の実施形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図である。 第2の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図である。 第3の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図である。 第4の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図である。 第5の実施形態の半導体記憶装置における書き込み負荷回路及び書き込み放電回路の回路図である。 この発明の実施形態の書き込み放電回路における放電電流を示す図である。
符号の説明
11…カラムデコーダ、12…ロウデコーダ、13…電源スイッチ、14…データ線スイッチ、15…アドレススイッチ、16…アドレスバッファ、17…コマンドレジスタ、18…入出力(I/O)回路、19…電源回路、20…書き込み負荷回路、21…書き込み放電回路、22…リード用センスアンプ、23…ベリファイ用センスアンプ、24…制御回路、BK0、BK1、BK2、BK3…バンク。

Claims (5)

  1. データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、
    複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、
    前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、
    前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、
    前記放電回路は、放電トランジスタと抵抗素子を有し、前記放電トランジスタの基板バイアスは基準電位に設定され、前記放電トランジスタの電流通路の一端には前記ビット線の電圧が供給され、前記電流通路の他端には前記抵抗素子を介して前記基準電位が供給されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、
    複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、
    前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、
    前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、
    前記放電回路は、第1、第2の放電トランジスタを有し、前記第1の放電トランジスタのゲートには第1の放電制御信号が入力され、前記第2の放電トランジスタのゲートには第2の放電制御信号が入力されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、
    複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、
    前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、
    前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、
    前記放電回路は、第1、第2の放電トランジスタと抵抗素子を有し、前記第1、第2の放電トランジスタの基板バイアスは基準電位に設定され、前記第1、第2の放電トランジスタの電流通路の一端には前記ビット線の電圧が供給され、前記電流通路の他端には前記抵抗素子を介して前記基準電位が供給され、
    前記第1の放電トランジスタのゲートには第1の放電制御信号が入力され、前記第2の放電トランジスタのゲートには第2の放電制御信号が入力されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、
    複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、
    前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、
    前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、
    前記放電回路は、放電トランジスタ、抵抗素子、及びコンデンサを有し、前記放電トランジスタのゲートには前記抵抗素子及び前記コンデンサが接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. データの書き込みあるいは消去のいずれかの動作中に並行してデータの読み出しが可能な半導体記憶装置において、
    複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに接続され、前記メモリセルに書き込み電圧を供給するために使用されるビット線と、
    前記メモリセルに前記ビット線を介して前記書き込み電圧を供給する書き込み回路と、
    前記ビット線に蓄積された前記書き込み電圧を放電する放電回路とを具備し、
    前記放電回路は、放電トランジスタ、第1、第2の抵抗素子、及びコンデンサを有し、前記放電トランジスタの基板バイアスは基準電位に設定され、前記放電トランジスタの電流通路の一端には前記ビット線の電圧が供給され、前記電流通路の他端には前記第1の抵抗素子を介して前記基準電位が供給され、
    前記放電トランジスタのゲートには前記第2の抵抗素子及び前記コンデンサが接続されていることを特徴とする半導体記憶装置。
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