JP2006331455A - 在宅医療機器の異常通報方法及びそのシステム - Google Patents

在宅医療機器の異常通報方法及びそのシステム Download PDF

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Abstract


【課題】在宅医療機器の異常を医療機器支援機関に通報する在宅医療機器の異常通報方法及びシステムに関し、利用者及び支援機関の負担を少なくして、利用者宅から支援機関に異常通報する。
【解決手段】医療機器の異常を検出したことに応じて、ネットワーク(4)を介し、複数の医療機器をサポートする在宅医療支援機関の通信装置(2)に通報するための無線通信モジュール(1−2)を有する医療機器(1)と、異常通報を受信し、前記異常通報をテーブル(2−1)に記憶し、記憶された異常通報から前記異常の医療機器を特定する通信装置(2)とを有する。無線による通報を利用するため、有線回線のような回線工事や増設工事を必要としないで、在宅医療機器の自動異常通報機能を付与できる。又、異常通報をテーブルに格納する受信動作を行うため、多数の医療機器の異常通報を確実に受信できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、在宅にて、医療機器を使用する利用者の在宅医療を支援するための在宅医療機器の異常通報方法及びそのシステムに関し、特に、個々の利用者宅の在宅医療機器の異常を簡易なシステムで検出するための在宅医療機器の異常通報方法及びそのシステムに関する。
近年、在宅にて、治療を受ける在宅医療の患者は、増加している。在宅医療では、病院等の施設に頻繁に出向く必要がなく、例えば、月1回施設で診断してもらえば良い。このため、外出が困難やおっくうな患者(例えば、老人)にとって、有効な医学的方法である。このような在宅医療では、通常、施設等の提供する医療機器を自宅に設置し、患者(医療機器利用者)が医療機器を使用して、治療を行う。
例えば、呼吸器疾患の患者に対して、酸素ボンベから供給する酸素療法が行われており、最近では、空気中の酸素を分離濃縮して酸素濃縮気体を得るための呼吸用気体供給装置が開発され、それを用いた酸素療法が次第に普及するようになって来ている。かかる呼吸用気体供給装置は、病院において利用されるのみならず、在宅医療用に家庭においても利用される場合が次第に多くなってきている。なお、医療機器とは、医学的療法を施すための機器である。
このような医療機器では、患者の病に影響するため、医療機器の点検、部品の交換、機器異常時の応対等の支援が必須となる。このため、医療機器の販売又は製造、サービスを行う企業にとって、医療機器の知識を持ち、その管理を行う管理者又は支援者が必要である。在宅医療では、この管理者又は支援者は、医療機器の点検、部品の補充、交換、機器異常時の対応のため、患者(利用者)宅に出向き、医療機器の点検等を行う必要がある。
このような管理者又は支援者が、患者宅に出向くケースとして、機器の定期的な保守、点検の他に、機器の部品、補充交換、機器の異常時がある。このような医療機器では、異常が起きると、患者の病に影響するため、迅速な対応が要求される。このため、医療機器には、異常検出機能を備えており、異常検出時に、機器管理者又は支援者の所在する医療機器企業に異常通報する。
この方法として、従来は、医療機器から患者に異常警報を発し、患者が電話等の通信手段で医療機器企業に通報し、対応を依頼する方法が取られていた。
又、別の方法として、医療機器を監視する監視システムを設け、この監視システムで医療機器の異常を検出する方法が利用されている。図6は、従来の医療機器の監視システムの構成図である。図6に示すように、呼吸用気体供給装置1−1は、病院や家庭1において個々に配置されている。電話回線ネットワーク4を利用し、家庭1の電話機6−1と、医療機器企業のセンター2が接続される。
この通信ネットワーク4を利用して、センター2で医療機器1−1の監視を行うため、家庭1の電話機6−1の前に、分岐装置6−2を設け、医療機器1−1の通信ユニット6−3に、分岐装置6−2を接続していた。これにより、医療機器1−1の状態を、通信ユニットが、電話回線4を介しセンター2に送信することができる。例えば、1日1回、医療機器1−1の状態(酸素機器では、酸素濃度、流量、圧力、使用時間等)をセンター2に送信し、センター2で監視する。又、医療機器の異常検出時にも、通信ユニット6−3から電話回線4を介しセンター2に通報する。これにより、センター2で適切な対応をとることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−52495号公報
この第1の従来技術では、医療機器の異常時に、医療機器を利用している患者自身が電話しなければならない場合がある。例えば、一人住まいの患者や、家族が留守の間に、異常が生じた場合である。このような場合に、患者は、異常が生じた医療機器を使用しているか、異常が生じたため、医療機器の使用を中止しているかが考えられる。このような場合には、在宅医療行為が正常におこなわれていないため、患者は、電話等で正確に異常を通報できないおそれがある。
第2の従来技術では、自動監視するため、患者の通報なしに、異常を検出できるが、医療機器の他に、通信インフラを必要とする。即ち、家庭の電話回線を使用しているため、電話回線の通話料、電話回線の工事、分岐装置等の設備を必要とする。現在の健康保険制度では、在宅医療機器は保険の対象となるが、その他は、保険対象とならない。このため、かかる通信インフラは、医療機器企業又は患者の自己負担となる。特に、在宅医療の場合には、治癒や処方の変更もあり、これらの機械は恒常的設備でない可能性が大きい。このため、在宅医療期間のみ必要な工事、設備の負担は、かかる自動監視システムの導入を躊躇う理由となり、システムの普及が困難となる。
従って、本発明の目的は、簡易な構成で、多数の在宅医療機器の異常を自動通報することができる在宅医療機器の異常通報方法及びそのシステムを提供するにある。
又、本発明の他の目的は、簡易なシステム構成で、多数の在宅医療機器の異常を自動通報することができる在宅医療機器の異常通報方法及びそのシステムを提供するにある。
本発明の在宅にて医療機器を利用する医療機器の異常を在宅医療支援機関に通報する異常通報方法は、在宅医療対象者の治療のため継続的に運転する前記医療機器の運転状態の異常を検出したことに応じて、前記医療機器に設けられた無線通信モジュールを通じて、ネットワークを介し、複数の前記在宅医療機器をサポートする前記在宅医療支援機関の通信装置に通報するステップと、前記通信装置で前記異常通報を受信し、前記異常通報をテーブルの医療機器毎の異常通報格納欄の医療機器の欄に、記憶するステップと、前記テーブルを参照して、記憶された異常通報から前記異常の医療機器を特定するステップとを有する。
又、本発明の異常通報システムは、在宅にて医療機器を利用する医療機器の異常を在宅医療支援機関に通報する異常通報システムにおいて、在宅医療対象者の治療のため継続的に運転する前記医療機器の運転状態の異常を検出する処理部と、前記処理部が前記異常を検出したことに応じて、ネットワークを介し、複数の前記在宅医療機器をサポートする前記在宅医療支援機関の通信装置に通報するための無線通信モジュールを有する医療機器と、前記異常通報を受信し、前記異常通報をテーブルの医療機器毎の異常通報格納欄の医療機器の欄に、記憶し、前記テーブルを参照して、前記記憶された異常通報から前記異常の医療機器を特定する通信装置とを有する。
更に、本発明では、好ましくは、前記通報ステップは、前記在宅医療対象者に、気体を供給して、医療を行う前記医療機器の気体の供給又は吸入状況の異常を検出して、前記在宅医療支援企業に通報するステップからなる。
更に、本発明では、好ましくは、前記医療機器の処理部は、前記在宅医療対象者に、気体を供給して、医療を行う前記医療機器の気体の供給又は吸入状況の異常を検出する。
本発明は、無線による通報を利用して、ネットワークを使用するため、有線回線のような増設工事を必要としないで、在宅医療機器の自動異常通報機能を付与できる。又、異常時のみ通報するため、多数の医療機器を遠隔サポートしても、通信コストを低減できる。しかも、異常通報をテーブルに格納する受信動作を行うため、多数の医療機器の異常通報を確実に受信できる。
以下、図1〜図5を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。なお、下記は本願発明の実施の形態の一部を示すためのものであり、本願発明は、これらの記載によって制限を受けるものでなく、本願発明の趣旨に合致する限り、その他の形態をも含むものであることはいうまでもない。
図1は、本願発明に係る在宅医療機器の異常通報システムのブロック図、図2は、図1のシステムの在宅医療方法の説明図、図3は、図1の呼吸用気体供給装置の構成をモデル的に表した図、図4は、図1の異常通報信号の説明図、図5は、図1のシステムのサーバーの異常機器検出処理フロー図である。
図1において、各在宅患者Bの自宅1には、在宅医療機器1−1、1−2が設置されている。在宅医療の一例として、前述の呼吸器疾患に対する在宅酸素療法を例に説明すると、在宅医療機器は、酸素供給(濃縮)器1−1と、携帯型酸素供給器1−2である。このシステムを説明する前に、在宅酸素療法を図2及び図3により、説明する。
図2に示すように、在宅酸素療法は、医療施設(病院等)5の医師により、呼吸器疾患と診断された患者Bが、病院等の医師の処方の下に、在宅酸素機器(酸素濃縮器)1−1,1−2を使用して酸素吸入治療を行うものである。これら在宅医療機器1−1,1−2は、医療施設5の医師の診察の基に、医療機器提供企業3から医療施設5を介し、患者Bに貸し出される。医療機器提供企業3は、患者Bの在宅酸素機器1−1,1−2を管理し、機器1−1,1−2の設置、点検及び酸素ボンベの交換等の在宅医療支援を行う。
酸素供給(濃縮)器1−1を図3により説明する。酸素濃縮器1−1は、呼吸用気体供給装置であり、酸素を供給して、患者の呼吸を補助する。酸素濃縮器1−1は、通常、酸素濃縮手段に圧縮空気を送り込むためのコンプレッサー14と、空気の圧縮に伴って発生する熱を除去するための冷却ファン20と、流路切替弁15と、吸着型や膜型の酸素濃縮手段12、13、酸素濃縮手段内の圧力を検出する圧力センサ21と、呼吸用気体供給装置利用者(患者)に供給する呼吸用気体の流量を測定する流量センサ22と、サージタンク16と、流量設定器17と、加湿器18と、供給する呼吸用気体中の酸素濃度を測定する濃度センサ23、供給気体の温度、湿度を測定する温度/湿度センサ24とを備える。
又、装置1−1は、装置の全体を制御するコンピュータ(MPU)25と、外部から操作し、外部に装置状態を表示するためのオペレータパネル26とを備える。このコンピュータ25は、酸素濃縮手段内の圧力、呼吸用気体の流量、呼吸用気体中の酸素濃度が所定範囲を外れた場合に、異常と判断し、当該異常を検出した場合に、音声、ランプ等による警報手段(オペレータパネル26)と、呼吸用気体供給装置の運転条件を制御する。酸素濃縮器の酸素濃縮手段は、窒素を選択的に吸着し得る吸着剤12を充填した1基または2基以上の吸着筒13で構成され、空気から酸素濃度の高められた酸素濃縮気体を分離する。
次に、この装置の動作を説明する。コンプレッサー14から、流路切替弁15を介してこの吸着筒13に圧縮空気が供給される。吸着筒13で吸着されなかった酸素を含むガス、すなわち酸素濃縮空気は、サージタンク16に貯留され、流量設定器17により酸素供給量を一定に調節した後、加湿器18で加湿され、鼻カニューラ19を介して呼吸用気体供給装置利用者Bに供給される。
さらに、必要に応じて、コンプレッサー等のポンプ手段を冷却するための冷却風を生じさせるための冷却ファン20が具備される。呼吸用気体供給装置1−1では、酸素濃縮手段内の圧力はXの位置で、呼吸用気体の流量、呼吸用気体中の酸素濃度、呼吸用気体の温度および湿度はYの位置で,センサ21、22、23、24で検出することができる。呼吸用気体を呼吸用気体供給装置利用者の利用に供する供給手段19としては、導管手段,鼻カニューラ,マスク等を具備したものがあげられる。
この呼吸用気体供給装置1−1では、設定された流量で、所定の酸素濃度の気体を供給することが在宅医療で重要である。これらの異常を検出するため、各種のセンサ、コンピュータが設けられ、異常を自動判断する。
酸素濃縮手段内の圧力が所定範囲を外れるケースの内、酸素濃縮手段内の圧力が下限を下回るケースには、たとえば、コンプレッサー自体に何かの異常が発生した場合が該当し、上限を上回るケースには、たとえば、酸素濃縮手段中の吸着剤に水分が過剰吸着した場合が該当する。
また、呼吸用気体の流量が所定範囲を外れるケースとしては、医師の指示により設定された流量に対し、その許容下限流量を下回るケースが考えられる。具体的には、2L/分の設定値に対し、50%以上を許容範囲とすれば、50%未満で異常警報を発することになる。呼吸用気体中の酸素濃度が所定範囲を外れるケースとしては、たとえば90%以上の酸素濃度を設定値とし、75%を下限とすれば、75%未満で異常警報を発することになる。
そして、コンピュータ25は、かかる異常を検出すると、オペレータパネル26を介し、音声及び表示により呼吸用気体供給装置利用者に警報を発する。呼吸用気体供給装置利用者は、警報を受けた場合、呼吸用気体供給装置管理者に電話等の手段で連絡し、呼吸用気体供給装置技術支援者等の派遣を要請することができる。
更に、本発明では、コンピュータ(MPU)25に接続された無線電話モジュール回路27を有する。無線電話モジュール回路27は、携帯電話で使用される無線通信モジュール回路、例えば、周知のPHS通信回路で構成され、コンピュータ25の異常検出に応じて、設定された送信先(電話番号、通信アドレス)に発信動作を行う。図1のシステムでは、送信先は、サーバー2であり、サーバー2の電話番号又は通信アドレスが設定されている。
又、携帯型酸素供給器1−2は、在宅患者Bが、外出する際に、携帯して、酸素吸入を行う装置であり、酸素ボンベ等で構成される。この酸素ボンベは、酸素を充填されており、利用者の使用に伴い、内容量が減少する。従って、酸素ボンベの交換も必要である。この場合も、利用者は、管理者等に電話等でボンベの交換を依頼する。
図1に戻り、在宅医療機器の異常通報システムは、在宅医療支援企業のセンター(サーバー)2と、各患者宅1の在宅医療機器1−1の無線通信モジュール回路27と、通信ネットワーク4とで構成されている。サーバー(通信装置)2は、各患者の医療機器の機器アドレスに異常フラグ欄を設けた中継異常テーブル2−1と、通信ネットワーク4からの異常通報信号を受信し、異常テーブル2−1のその異常通報信号を発した医療機器アドレスに、異常フラグをセットする受信機能部2−2と、異常テーブル2−1をスキャンし、異常機器を特定する異常検出処理2−3とを有する。通信ネットワーク4は、通信回線網で構成され、公衆回線、専用回線等を利用できる。
図4により、図1の医療機器の異常通報処理動作を説明する。図1及び図3に示すように、MPU(マイクロプロセッサ)25は、前述のように、センサ21〜24の出力から医療機器1−1の異常を検出する。又、センサ21〜24の出力から患者が一定時間呼吸していない状態も検出でき、これも異常と検出する。更に、電源スイッチの切断以外の電源のオフを検出し、異常と検出する。これらのMPU25の異常検出動作は、従来と変わりがない。
MPU25は、異常を検出すると、無線通信モジュール回路27に、サーバー2への無線通信を指示する。無線通信モジュール回路27は、サーバー2の電話番号、又は通信アドレスをネットワーク4に発し、サーバー2に異常通報信号を伝達する。デジタル通信では、異常通信信号は、異常通報コードの形式で伝達される。更に、携帯電話と同様に、発信元アドレスを通信する。この異常通報処理では、図4のように、異常の場合のみ、30分毎に通報し、異常が解除されるまでの2〜3時間程度繰り返す。これにより、異常通報を、サーバー2が確実に受信できる。即ち、1回の通報では、受信エラーが生じたり、回線混雑時に、サーバー2が受信しない可能性がある。このため、公衆回線や携帯電話の回線を使用しても、確実にサーバー2に通報できる。
サーバー2では、受信機能部2−2が、異常通報信号を受信し、異常記憶テーブル2−1のその発信元アドレスに対応する機器アドレスに異常フラグをセットする。このようにすることにより、公衆回線や携帯電話の回線を使用しても、異常通報が医療機器企業のサーバー2に確実に受信される。特に、医療機器企業のセンターで、多数の患者(例えば、全国)の異常検出を行うシステムでは、1つのサーバー2が、何千、何万という患者を担当することになり、このような仕組みは、有効である。
サーバー2の異常特定処理2−3は、図5に示すように、ある時間間隔で、異常記憶テーブル2−1をチエックし(S1)、異常フラグがあるかを調べ(S2),異常フラグがあると、そのアドレスから対象機器を特定する。そして、サーバー2のモニターに警報を表示及びアラームする(S3)。そして、このアドレスの異常フラグをクリアする(S4)。
このアラームにより、サーバー2の担当者は、その機器を担当する担当営業所3−A又は担当者Cに通報する。これにより、担当者Cは、その機器の患者と連絡を取ったり、出向いたりして、異常の対応を行うことができる。
このように、無線による通報を利用し、且つ携帯電話の回線を使用するため、有線回線のような回線工事や増設工事を必要としないで、在宅医療機器の自動異常通報機能を付与できる。又、携帯電話に利用されている無線通信モジュールを利用できるため、安価に医療機器に異常通報機能を付与できる。しかも、異常時のみ通報するため、多数の医療機器を遠隔サポートしても、通信コストを低減できる。
更に、異常記憶テーブル2−1を設け、発信元アドレスに対応する機器アドレスに異常フラグをセットして、受信するため、公衆回線や携帯電話の回線を使用しても、異常通報が医療機器企業のサーバー2に確実に受信される。
上述のシステムは、センターは、全国の患者をサポートするもので説明したが、各地域単位にかかるサーバーを設けることもできる。また、担当営業所や担当者への警報は、IT技術を利用して、自動化することもできる。
更に、在宅医療機器を、在宅酸素療法機器で説明したが、他の呼吸用気体供給装置やリハビリ機器等にも適用できる。以上、本発明を以下の付記に纏める。
(付記1)在宅にて医療機器を利用する医療機器の異常を在宅医療支援機関に通報する異常通報方法において、在宅医療対象者の治療のため継続的に運転する前記医療機器の運転状態の異常を検出したことに応じて、前記医療機器に設けられた無線通信モジュールを通じて、ネットワークを介し、複数の前記在宅医療機器をサポートする前記在宅医療支援機関の通信装置に通報するステップと、前記通信装置で前記異常通報を受信し、前記異常通報をテーブルの医療機器毎の異常通報格納欄の医療機器の欄に、記憶するステップと、前記テーブルを参照して、記憶された異常通報から前記異常の医療機器を特定するステップとを有することを特徴とする在宅医療機器の異常通報方法。
(付記2)前記通報ステップは、前記在宅医療対象者に、気体を供給して、医療を行う前記医療機器の気体の供給又は吸入状況の異常を検出して、前記在宅医療支援企業に通報するステップからなることを特徴とする付記1の在宅医療機器の異常通報方法。
(付記3)前記無線通信ステップは、前記通信装置の通信アドレスと、前記異常情報と、自己の識別アドレスを無線通信するステップからなることを特徴とする付記1の在宅医療機器の異常通報方法。
(付記4)前記無線通信ステップは、前記医療機器の異常を検出するプロセッサの指示に応じて、前記無線通信モジュールにより、ネットワークを介し前記在宅医療支援企業の通信装置に無線通報するステップを含むことを特徴とする付記1の在宅医療機器の異常通報方法。
(付記5)在宅にて医療機器を利用する医療機器の異常を在宅医療支援機関に通報する異常通報システムにおいて、在宅医療対象者の治療のため継続的に運転する前記医療機器の運転状態の異常を検出する処理部と、前記処理部が前記異常を検出したことに応じて、ネットワークを介し、複数の前記在宅医療機器をサポートする前記在宅医療支援機関の通信装置に通報するための無線通信モジュールを有する医療機器と、前記異常通報を受信し、前記異常通報をテーブルの医療機器毎の異常通報格納欄の医療機器の欄に、記憶し、前記テーブルを参照して、前記記憶された異常通報から前記異常の医療機器を特定する通信装置とを有することを特徴とする在宅医療機器の異常通報システム。
(付記6)前記医療機器の処理部は、前記在宅医療対象者に、気体を供給して、医療を行う前記医療機器の気体の供給又は吸入状況の異常を検出することを特徴とする付記5の在宅医療機器の異常通報システム。
(付記7)前記医療機器は、前記医療機器の異常時のみ、無線通信することを特徴とする付記5の在宅医療機器の異常通報システム。
(付記8)前記無線通信モジュールは、前記通信装置の通信アドレスと、前記異常情報と、自己の識別アドレスを無線通信することを特徴とする付記5の在宅医療機器の異常通報システム。
(付記9)前記医療機器は、前記医療機器の異常を検出するプロセッサと、前記プロセッサの指示に応じて、ネットワークを介し前記在宅医療支援企業の通信装置に無線通報する無線通信モジュールとを含むことを特徴とする付記5の在宅医療機器の異常通報システム。
このように、前記医療機器の異常を検出したことに応じて、ネットワークを通じて、在宅医療支援機関の通信装置に通報するための無線通信モジュールを有する医療機器と、異常通報を受信し、前記異常通報をテーブルの対応する医療機器欄に記憶し、記憶された異常通報から異常の医療機器を特定する通信装置とを有するので、無線による通報を利用するため、有線回線のような回線工事や増設工事を必要としないで、在宅医療機器の自動異常通報機能を付与できる。又、異常時のみ通報するため、多数の医療機器を遠隔サポートしても、通信コストを低減できる。しかも、異常通報をテーブルに格納する受信動作を行うため、多数の医療機器の異常通報を確実に受信できる。
本願発明の一実施の形態の在宅医療機器の異常通報システムのブロック図である。 図1の在宅医療方法の説明図である。 図1の在宅医療機器の構成を説明するモデル図である。 図1の異常通報信号の説明図である。 図1の通信装置の異常医療機器特定処理のフロー図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 利用者宅
1−1 酸素濃縮器(医療機器)
1−2 携帯型酸素供給器
2 センター(通信装置)
2−1 異常記憶テーブル
2−2 受信機能部
2−3 異常機器特定処理
3−A 営業所
4 ネットワーク
11 呼吸用気体供給装置
12 吸着剤
13 吸着筒
14 コンプレッサー
15 流路切替弁
16 サージタンク
17 流量設定器
18 加湿器
19 鼻カニューラ
20 冷却ファン
21〜24 センサ
25 プロセッサ
27 無線通信モジュール回路

Claims (4)

  1. 在宅にて医療機器を利用する医療機器の異常を在宅医療支援機関に通報する異常通報方法において、
    在宅医療対象者の治療のため継続的に運転する前記医療機器の運転状態の異常を検出したことに応じて、前記医療機器に設けられた無線通信モジュールを通じて、ネットワークを介し、複数の前記在宅医療機器をサポートする前記在宅医療支援機関の通信装置に通報するステップと、
    前記通信装置で前記異常通報を受信し、前記異常通報をテーブルの医療機器毎の異常通報格納欄の医療機器の欄に、記憶するステップと、
    前記テーブルを参照して、記憶された異常通報から前記異常の医療機器を特定するステップとを有する
    ことを特徴とする在宅医療機器の異常通報方法。
  2. 在宅にて医療機器を利用する医療機器の異常を在宅医療支援機関に通報する異常通報システムにおいて、
    在宅医療対象者の治療のため継続的に運転する前記医療機器の運転状態の異常を検出する処理部と、前記処理部が前記異常を検出したことに応じて、ネットワークを介し、複数の前記在宅医療機器をサポートする前記在宅医療支援機関の通信装置に通報するための無線通信モジュールを有する医療機器と、
    前記異常通報を受信し、前記異常通報をテーブルの医療機器毎の異常通報格納欄の医療機器の欄に、記憶し、前記テーブルを参照して、前記記憶された異常通報から前記異常の医療機器を特定する通信装置とを有する
    ことを特徴とする在宅医療機器の異常通報システム。
  3. 前記通報ステップは、
    前記在宅医療対象者に、気体を供給して、気体医療を行う前記医療機器の気体の供給又は吸入状況の異常を検出して、前記在宅医療支援企業に通報するステップからなる
    ことを特徴とする請求項1の在宅医療機器の異常通報方法。
  4. 前記医療機器の処理部は、前記在宅医療対象者に、気体を供給して、気体医療を行う前記医療機器の気体の供給又は吸入状況の異常を検出する
    ことを特徴とする請求項2の在宅医療機器の異常通報システム。
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