JP5032093B2 - 酸素濃縮器運転システム、在宅医療機器管理方法、ガスボンベの使用管理方法 - Google Patents
酸素濃縮器運転システム、在宅医療機器管理方法、ガスボンベの使用管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5032093B2 JP5032093B2 JP2006300119A JP2006300119A JP5032093B2 JP 5032093 B2 JP5032093 B2 JP 5032093B2 JP 2006300119 A JP2006300119 A JP 2006300119A JP 2006300119 A JP2006300119 A JP 2006300119A JP 5032093 B2 JP5032093 B2 JP 5032093B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen concentrator
- oxygen
- information
- power
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
(1)(A)酸素よりも窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と該吸着筒に空気を加圧供給及び/または減圧排気する為の空気圧縮機と、該吸着筒の吸着工程・脱着工程を切り換えて継続的な酸素富化気体生成を可能とする切り換えバルブを有する圧力変動型の酸素濃縮器と、
(B)当該酸素濃縮器の運転状況の把握又は異常発生の知得、あるいは当該酸素濃縮器を用いる酸素療法治療の実行確認の内の少なくともいずれかを行うための情報を酸素濃縮器の情報生成手段から受信して遠隔の監視情報端末へ送信を行う、当該酸素濃縮器の内部あるいは外部に設けられた酸素濃縮器情報端末と、を備えた酸素濃縮器運転システムであって、
電力供給を行う対象の当該システム要素として、空気圧縮機の駆動手段及び切り換えバルブの駆動手段を含むよう構成された、第一の電力供給手段と、
電力供給を行う対象の当該システム要素として、情報生成手段及び酸素濃縮器情報端末を含み且つ空気圧縮機の駆動手段及び切り換えバルブの駆動手段を含まないよう構成された、第二の電力供給手段と、をそれぞれ備えたことを特徴する酸素濃縮器運転システム。
(2)在宅患者の近傍に配置されてこの患者の治療に用いられる在宅医療機器の、(a)運転状況の把握、(b)異常発生又は異常発生予測の知得、(c)治療実行の確認の内の少なくともいずれかの情報を、医療機器情報端末が遠隔の監視情報端末へ送信してこの在宅医療機器を用いた治療の遠隔監視を行う工程を有する在宅医療機器管理方法であって、
更に、当該在宅医療機器に対する運転用電力の供給状況に関する情報を、医療機器情報端末から監視情報端末へ送信する工程を有することを特徴とする在宅医療機器管理方法。
(3)運転用電力の供給状況に関する情報は、位置情報生成手段が生成する当該在宅医療機器の位置情報と共に送信されることを特徴とする、(2)に記載の在宅医療機器管理方法。
(4)在宅医療機器は、酸素よりも窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と該吸着筒に空気を加圧供給及び/または減圧排気する為の空気圧縮機と、該吸着筒の吸着工程・脱着工程を切り換えて酸素富化気体の継続的な生成を可能とする切り換えバルブを有する圧力変動型の酸素濃縮器であることを特徴とする、(2)又は(3)に記載の在宅医療機器管理方法。
(5)在宅医療機器はバッテリからその運転用電力が供給されるよう構成され、且つ、運転用電力の供給状況に関する情報は、当該バッテリの残電力量又は供給電圧であることを特徴とする、(2)乃至(4)のいずれか一項に記載の在宅医療機器管理方法。
(6)(A)酸素よりも窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と該吸着筒に空気を加圧供給及び/または減圧排気する為の空気圧縮機と、該吸着筒の吸着工程・脱着工程を切り換えて酸素富化気体の継続的な生成を可能とする切り換えバルブを有する圧力変動型の酸素濃縮器と、
(B)酸素濃縮器へ運転用電力を供給するバッテリ手段と、
(C)バッテリ手段の残電力量又は供給電圧に関する情報を、通信路経由で遠隔の監視情報端末へ送信する送信端末と、を備えた酸素濃縮器運転システム。
(7)供給用ガスを充填したガスボンベの、残ガス量又はガス圧力値に関する検知手段による検知結果の情報を、このガスボンベに付帯した送信手段から通信路経由で遠隔の受信手段へ送信する工程を有する、ガスボンベの使用管理方法。
(8)供給ガスは吸入用酸素富化気体であり、ガスボンベは患者が携帯して移動可能な携帯型酸素ボンベであることを特徴とする、(7)に記載のガスボンベの使用管理方法。
(9)(A)酸素よりも窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と、該吸着筒に空気を加圧供給及び/または減圧排気する為の空気圧縮機と、該吸着筒の吸着工程・脱着工程を切り換えて継続的な酸素富化気体生成を可能とする切り換えバルブを有し、且つ可搬型に構成された圧力変動型の酸素濃縮器と、
(B)当該酸素濃縮器の地理的位置情報の生成手段と、地理的位置情報を遠隔の監視情報端末へ送信を行う送信手段と、を備えた酸素濃縮器運転システムであって、
電力供給を行う対象の当該システム要素として、空気圧縮機の駆動手段及び切り換えバルブの駆動手段を含むよう構成された、第一の電力供給手段と、
電力供給を行う対象の当該システム要素として、生成手段及び送信手段を含み且つ空気圧縮機の駆動手段及び切り換えバルブの駆動手段を含まないよう構成された、第二の電力供給手段と、をそれぞれ備えたことを特徴する酸素濃縮器運転システム。
本発明実施形態構成である呼吸用気体供給システム1は、呼吸用気体供給装置2と遠隔の監視用コンピュータ4とが通信接続を有し、以下に説明する様々な動作、情報の送受を行おうとするものである。
一方、病院や家庭に配置されたこれら呼吸用気体供給装置の運転状況の把握およびその管理をするシステムとして、例えば、特許第2831399号公報、特開平10−52495号公報等で詳細に記述された構成を利用し、これらに変更を加えることにより本実施形態の呼吸用気体供給システム1を実現することは有効な方法である。
尚、送受信端末3は呼吸用気体供給装置5の近傍に別体に配置された構成として説明を行うが、送受信端末3の全部または一部が呼吸用気体供給装置2へ組み込まれて構成されていてもよい。
また、通信網5は公衆電話回線に限定される必要は勿論無く、インターネット通信網、専用通信回線、PHS通信網、携帯電話通信網など利用可能な全ての通信網で実現可能である。
また本システム1において、日本全国など広域の各所に多数の在宅患者の患者自宅10、すなわち呼吸用気体供給装置2や送受信端末3は配置されており、煩雑さを避けるために以下の説明および図示は一箇所のみの患者自宅10に限定する。
上記した呼吸用気体供給装置2は、例えば圧力変動型の気体分離装置である医療用酸素濃縮器として実現することが出来ものであり、この種の気体分離装置は、特開2005−83516号公報、特開平10−151315号公報などに詳細な開示がなされている。
気体分離装置は、少なくとも2種類以上の気体が混合されたガス(以下原料ガスと称す)から、その中の特定の成分(以下製品ガス)を取り出すための装置の総称である。気体分離装置には、その分離原理により多くの種類があるが、圧力スイング吸着式(圧力変動型ともいう)気体分離装置は、ある特定の気体分子を優先的に吸着する吸着剤を用いて、相対的に高い圧力で原料ガスを吸着剤に接触させ、吸着剤に吸着しやすい成分を吸着させて吸着しにくい成分を取り出す吸着工程と、ガスの圧力を低下させることによって、一旦吸着剤に吸着した吸着成分を脱着して取り出す脱着工程を繰り返すことによって原料ガスを吸着剤に吸着されやすい成分と吸着されにくい成分とに分離する装置である。製品ガスとしては、吸着されやすい成分または、吸着されにくい成分、あるいはその双方とすることができるが、実際の装置においては目的の成分が必要な純度で効率よく取り出せるようにプロセスの構成が最適化されている。
この例では、製品ガスは吸着剤に吸着されにくい成分であり、吸着されやすい成分は排気ガスとして排出される。通常、吸着剤は吸着筒と呼ばれる円筒状の容器に収められており、円筒の両端にはガスの出入り口が取り付けられている。この構成例では吸着筒は2本あるが、それぞれ吸着筒の一端(以下供給端)は4方弁に接続されており、それぞれの吸着筒が圧縮機に接続されるか、排気口に接続されるかを切り換えている。圧縮機は外部の空気を取り入れて圧力を高めて吸着筒へ供給する働きをしており、排気口は通常消音器を通じて大気に解放されている。吸着筒の他方(以下製品端)は製品取り出しバルブ、均圧バルブ、オリフィスが接続されている。製品取り出しバルブの下流側には製品タンクが接続されており、さらに下流側に流量調節弁が取り付けられている。製品取り出しバルブは逆止弁で代用されることもあり、オリフィスは2つの吸着筒の間ではなく、それぞれの吸着筒と製品タンクの間に取り付けられることもあるが、役割は同一である。この装置の動作は以下のようになる。
次に、吸入用酸素富化気体を継続的に生成し患者へ供給するための呼吸用気体供給装置2の詳細構成について、図2を用いて説明する。尚、本発明の実施に際して、酸素濃縮装置の基本的な酸素濃縮機能に係る構成はここに説明を行う態様に限定されず、既に公知の構成、あるいは今後提案される様々な構成とすることが出来ると共に、以下の説明において、上記の圧力変動型気体分離装置の動作原理が適宜援用される。
ここで吸着剤は、1回の工程で吸着できる窒素の量が吸着剤の量や種類によって決まっているため、吸着剤に吸着される窒素の量が飽和する前に流路切換弁を切り換えて吸着筒を大気開放して吸着筒内部を減圧し、窒素を脱着させて吸着剤を再生させる。
流路切換弁は、予め設定された時間によって切り換えられるようにメイン制御部2-14によってその印加電流が制御される。なお、一工程中の吸脱着量を増やすべく、真空ポンプを用いて、脱着工程における吸着筒内部の圧力を真空にしても良い。
表示部2-10は液晶パネルのような表示部材とその周辺インターフェース部を含んだ表示手段であって、メイン制御部2-14から送信された情報をこの表示部材に表示する。
電源制御部2-23は上述のようにコンプレッサ2-4を駆動する駆動電流出力のほかに、呼吸用気体供給装置2に含まれる各構成へ電力を供給する機能を有する。
尚、バッテリ2-13への充電は、通常、バッテリ2-13を可搬型酸素濃縮器2へ装着したままの状態で、AC電源ユニット2-15から供給された電力が電源入力端2-21及び電源制御部2-3を経由して供給されることにより実行される。
メイン制御部2-14は呼吸用気体供給装置2が有する各構成を制御して酸素富化気体の供給を行わせる、という従来構成の酸素濃縮装置における制御部と同様な機能とともに、後記する災害対処のための全ての制御を行う。
先に説明を行った呼吸用気体供給装置2には、その運転動作をモニタリングするための圧力センサ、温度センサ、電圧センサ、流量センサ、など図示されない各種多数のセンサが配設され、これらのセンサと送受信端末3とが協働することにより、この呼吸用気体供給装置2が正常に運転継続していること、装置に異常の発生がないことあるいは異常発生の発見、例えば酸素濃度が現在正常範囲にあるとはいえ下降トレンドが見られることから今後の酸素濃度不足が予測される点など異常発生を予測すること、及び患者が確実にこの呼吸用気体供給装置2を用いて治療を実行していることなどを監視し、この結果、治療が確実に実行されることが担保される。
送受信端末3には、節点5aを経由する通信路5への送信部(図示しない)、通信路5からの受信部(図示しない)が具備されている。
かかる情報としては、例えば膜型,吸着型等の酸素濃縮器の場合には、圧力,酸素濃度,流量,濃縮器内の温度,電流,電源電圧や内蔵コンピュータ等についての異常に関するもの、必要に応じて測定される酸素濃度や流量,圧力,温度等、濃縮器の運転時間,使用流量設定値,更には濃縮器の器台番号,患者の氏名等の患者に関する情報等があげられる。
更に例えば酸素濃度が現在正常範囲にあるとはいえ下降トレンドが見られることから、今後の酸素濃度不足が予測される点など、この呼吸用気体供給装置2での異常発生の予測を、本システム1は実行可能に構成されている。
また具備される記憶手段として、好ましくはマイクロコンピュータ手段が用いられ、その場合には異常に関する情報として過電流,コンピュータの作動異常,電源電圧の異常等の少なくとも一種を用いることが望ましい。
上記したような、呼吸用気体供給装置2の運転に関する情報、同じく呼吸用気体供給装置2に発生した異常に関する情報、および患者の治療コンプライアンス情報など(これらを総称して医療機器情報とも呼ぶ)は、メイン制御部2-14により送信用情報として生成され、記憶手段に一度蓄積されるかあるいはリアルタイムに、送受信端末3から通信路2を経由して監視用コンピュータ4へ送信される。
送信は上記のようにリアルタイムでもよいし、毎日定時的に、あるいは送受信端末3の操作に応じて随時行っても良い。更に監視コンピュータ4からの要求に応じて随時行っても良い。
この結果、監視センター11では、遠隔に配置された呼吸用気体供給装置2の正常動作や、患者による気体吸入の実行を継続的に確認して確実な在宅医療の実行が担保される。
監視センター11に配置された監視用コンピュータ4の例示される構成は、本願実施形態にそれぞれ記載された動作を行うためのアプリケーションプログラムが実行可能なように実装されたパーソナルコンピュータであって、その情報送受信機能、アプリケーションプログラム実行機能、情報記録および読み出し機能などは一般的なパーソナルコンピュータ及び周辺機器の構成として公知技術である故に説明は省略する。
コンピュータ表示部7は監視用コンピュータ4に接続してその制御に応じて情報表示を行うモニターであって液晶モニターなどで実現される。
この患者データベース6が保持する情報は、患者の住所、氏名、性別等の患者属性データ、設置された医療機器の種類、設置日等の医療機器データ、医療機器による処方内容(在宅酸素療法の実施が医師により処方され、その内容が90%体積濃度以上の酸素富化気体を毎分2リッターの流量で就寝時及び安静時に吸入、運動や労働時など労作時に毎分3リッターの流量で吸入など)施設名等の処方データ等、患者及び患者の受ける在宅医療に関する情報とすることが出来る。
台風、地震などの災害では地域での停電が発生する場合が多い。
そこで本実施形態の呼吸用気体供給装置2では、前述した大バッテリ2-13を用い、呼吸用気体供給装置2全般への電力供給を行うことにより、患者への酸素富化気体供給を停電時においても継続する。
そこで呼吸用気体供給装置2では、大バッテリ2-13から放電電力を供給中に、メイン制御部2-14による統制制御のもと、この大バッテリ2-13が今後まだ供給が可能な残電力量あるいは大バッテリ2-13からの供給電圧を検知して、検知結果を送受信端末3及び通信路5経由で監視センター11送信するよう構成がなされている。
尚、併合疾患や病態重篤度など個々の患者ごとに事情は異なり一概に言えるものではないが、在宅酸素療法を受ける患者は多くの場合、万が一、酸素富化気体の吸入が行えない状態となったとしても、短時間であれば生命の維持に支障をきたす可能性は少ない点を付記する。
上記のように大バッテリ2-13の残電力量が使い尽くされると、呼吸用気体供給装置2における酸素生成のための各ユニットが駆動あるいは作動できなくなり、患者に対して酸素富化気体の供給が出来なくなると共に、メイン制御部2-14や送受信端末3の作動も停止することにより監視用コンピュータ4との情報送受信が全て途絶し、監視センタ11ではこの呼吸用気体供給装置2に関する情報が一切受けられないという点が、従来技術構成における欠点であった。
この際に小バッテリ2-12の電力供給先としてメイン制御部2-14のほかに上記した各種センサ、各種記憶部などを含める構成とする点は効果的である。また小バッテリ2-12の残電力量や供給電圧を情報として監視センタ11へ送信してもよい。
上記の説明において開示された本発明は、その主旨を変更することなく様々な態様にて実施しうる点は当然であると共に、また以下のような変更された発明も実施可能である本発明の部分をなす。
すなわち第1の変形例は、送受信端末3の機能が呼吸用気体供給装置2の運転モニタリング情報などを含まず、この呼吸用気体供給装置2への運転電力の供給に関する情報、すなわち先に説明したような停電発生やバッテリの情報に特化させた構成とする。このように構成することにより全体のシステムをより簡潔に構成し、通信費用負担も低減できる。
第3の変形例においては、酸素濃縮器での電力供給状況を情報送信する点に代えて、呼吸用ガスを充填したボンベ、望ましくは可搬型ボンベにおける残ガス量あるいはガス圧力値の検知結果情報を送信するようにする。
例えばガス圧力は圧力計による計測値で、残ガス量は流量計による積算供給ガス量に基づいて検知することが出来る。
第5の変形例では、小バッテリ2-12によりメイン制御部2-14などの機能が維持されてこの呼吸用気体供給装置2の状況に関する情報が生成されるものの、その情報は通信路経由で送信されるのではなく、メンテナンス要員がこの呼吸用気体供給装置2の元へ持参したハンドヘルドの検査装置との通信接続により取得する、あるいはこの呼吸用気体供給装置2の表示部2-10に表示がなされることで確認される。
ここでいう位置情報は、カーナビゲーションで取り扱われる情報のように、千代田区内幸町2丁目1番1号、といった社会的取り決めとしての住所情報(地理的位置情報ともいう)でもよいし、北緯何度東経何度という地球上の物理的な座標情報(物理的位置情報)でもよいし、その他特定の基準位置に対する相対的な位置情報など、位置を指し示す情報ならば何でもよい。
2−4 コンプレッサ(空気圧縮機)
2−5 吸着ユニット(吸着筒、切り換えバルブ)
2−12 小バッテリ(第二の電力供給手段)
2−13 大バッテリ(第一の電力供給手段)
2−14 メイン制御部(情報生成手段)
3 送受信端末(酸素濃縮器情報端末)
Claims (5)
- (A)酸素よりも窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と、該吸着筒に空気を加圧供給及び/または減圧排気する為の空気圧縮機と、該吸着筒の吸着工程・脱着工程を切り換えて継続的な酸素富化気体生成を可能とする切り換えバルブを有する圧力変動型の酸素濃縮器と、
(B)当該酸素濃縮器の運転状況の把握又は異常発生の知得、あるいは当該酸素濃縮器を用いる酸素療法治療の実行確認の内の少なくともいずれかを行うための情報を前記酸素濃縮器の情報生成手段から受信して遠隔の監視情報端末へ送信を行う、当該酸素濃縮器の内部あるいは外部に設けられた酸素濃縮器情報端末と、を備えた酸素濃縮器運転システムであって、
電力供給を行う対象の当該システム要素として、前記空気圧縮機の駆動手段及び前記切り換えバルブの駆動手段を含むよう構成された、第一の電力供給手段と、
電力供給を行う対象の当該システム要素として、前記情報生成手段及び前記酸素濃縮器情報端末を含み且つ前記空気圧縮機の駆動手段及び前記切り換えバルブの駆動手段を含まないよう構成された、第二の電力供給手段と、をそれぞれ備え、且つ、
前記酸素濃縮器情報端末は、(1)当該酸素濃縮器が酸素富化気体の供給を行なっていない事実に関する情報、(2)当該酸素濃縮器の操作部が操作をされた事実に関する情報、のうちの少なくとも一方を前記監視端末へ送信を行う手段であることを特徴する酸素濃縮器運転システム。 - 前記酸素濃縮器情報端末は、前記第一の電力供給手段が電力供給を行わないことによって当該酸素濃縮器が酸素富化気体の供給を行っていない事実を前記監視端末へ送信を行なう手段である、請求項1記載の酸素濃縮器運転システム。
- 該第一及び第二の電力供給手段がバッテリにより電力供給が行われる手段を含み、
該酸素濃縮器情報端末が、酸素濃縮器電源入力端末からの交流電力供給によるのではなく第一のバッテリ手段からの電力供給によって当該酸素濃縮器が運転されている事実の情報を、前記監視端末へ送信する装置であることを特徴する、請求項1記載の酸素濃縮器運転システム。 - (A)酸素よりも窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と、該吸着筒に空気を加圧供給及び/または減圧排気する為の空気圧縮機と、該吸着筒の吸着工程・脱着工程を切り換えて継続的な酸素富化気体生成を可能とする切り換えバルブを有する圧力変動型の酸素濃縮器と、
(B)当該酸素濃縮器の運転状況の把握又は異常発生の知得、あるいは当該酸素濃縮器を用いる酸素療法治療の実行確認の内の少なくともいずれかを行うための情報を前記酸素濃縮器の情報生成手段から受信して遠隔の監視情報端末へ送信を行う、当該酸素濃縮器の内部あるいは外部に設けられた酸素濃縮器情報端末と、を備えた酸素濃縮器運転システムであって、
当該酸素濃縮器が有する電力入力端からの交流電力供給が途絶したことを検知すると、自動あるいは手動操作にて相対的に電力供給量が大きい第1のバッテリ手段から当該酸素濃縮器運転システム全般への電力供給を行ない、次に、前記第1のバッテリ手段の残電力量が使い尽くされると、少なくとも前記酸素濃縮器の運転制御部及び前記酸素濃縮器情報端末の機能が維持されるようこれら各構成へ相対的に電力供給量が小さい第2のバッテリ手段から電力を供給するよう制御を行う、制御手段を備えたことを特徴とする、酸素濃縮器運転システム。 - (A)酸素よりも窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を充填した少なくとも1個の吸着筒と、該吸着筒に空気を加圧供給及び/または減圧排気する為の空気圧縮機と、該吸着筒の吸着工程・脱着工程を切り換えて継続的な酸素富化気体生成を可能とする切り換えバルブを有し、且つ可搬型に構成された圧力変動型の酸素濃縮器と、
(B)当該酸素濃縮器の地理的位置情報の生成手段と、前記地理的位置情報を遠隔の監視情報端末へ送信を行う送信手段と、を備えた酸素濃縮器運転システムであって、
電力供給を行う対象の当該システム要素として、前記空気圧縮機の駆動手段及び前記切り換えバルブの駆動手段を含むよう構成された、第一の電力供給手段と、電力供給を行う対象の当該システム要素として、前記生成手段及び前記送信手段を含み且つ前記空気圧縮機の駆動手段及び前記切り換えバルブの駆動手段を含まないよう構成された、第二の電力供給手段と、をそれぞれ備え、且つ、
前記酸素濃縮器情報端末は、(1)当該酸素濃縮器が酸素富化気体の供給を行なっていない事実に関する情報、(2)当該酸素濃縮器の操作部が操作をされた事実に関する情報、のうちの少なくとも一方を、前記地理的位置情報とともに前記監視端末へ送信を行うように構成されたことを特徴する酸素濃縮器運転システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006300119A JP5032093B2 (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 酸素濃縮器運転システム、在宅医療機器管理方法、ガスボンベの使用管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006300119A JP5032093B2 (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 酸素濃縮器運転システム、在宅医療機器管理方法、ガスボンベの使用管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008113861A JP2008113861A (ja) | 2008-05-22 |
JP5032093B2 true JP5032093B2 (ja) | 2012-09-26 |
Family
ID=39500333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006300119A Active JP5032093B2 (ja) | 2006-11-06 | 2006-11-06 | 酸素濃縮器運転システム、在宅医療機器管理方法、ガスボンベの使用管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5032093B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177236A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Fukuda Denshi Co Ltd | 生体情報処理装置、生体情報処理方法および生体情報処理プログラム |
KR200476361Y1 (ko) | 2013-10-04 | 2015-02-23 | (주)메가메디칼 | 벽걸이용 호흡기 치료 장비 |
JP6641774B2 (ja) * | 2014-08-08 | 2020-02-05 | ダイキン工業株式会社 | 酸素供給ユニット |
JP2016157377A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 一般社団法人自然エネルギー利用推進協議会 | 緊急時蓄電池配送システム |
CA3189534A1 (en) | 2020-07-16 | 2022-01-20 | Invacare Corporation | System and method for concentrating gas |
WO2022015907A1 (en) | 2020-07-16 | 2022-01-20 | Invacare Corporation | System and method for concentrating gas |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002263191A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-17 | Teijin Ltd | 呼吸用気体供給装置 |
WO2003094090A2 (en) * | 2002-04-30 | 2003-11-13 | Baxter International Inc. | System and method for identifying data streams associated with medical equipment |
JP4520702B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2010-08-11 | 帝人株式会社 | バッテリ駆動可搬型呼吸用気体供給装置のバッテリ手配方法 |
-
2006
- 2006-11-06 JP JP2006300119A patent/JP5032093B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008113861A (ja) | 2008-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5032093B2 (ja) | 酸素濃縮器運転システム、在宅医療機器管理方法、ガスボンベの使用管理方法 | |
EP1661595B1 (en) | Oxygen enrichment device | |
JP2008047023A (ja) | 在宅医療機器管理方法 | |
JP2831399B2 (ja) | 呼吸用気体供給システム及び呼吸用気体供給装置 | |
AU2023241308A1 (en) | Remote monitoring and controlling of a patient oxygen therapy device | |
JP5266196B2 (ja) | 治療システム、酸素濃縮装置 | |
JP5651071B2 (ja) | 酸素濃縮器システム並びにタブレット端末及び酸素濃縮器 | |
JPH05309135A (ja) | 呼吸用気体供給システム | |
US20200139068A1 (en) | Exacerbation predicting device, oxygen concentrating device, and exacerbation predicting system | |
JP2005034341A (ja) | 酸素濃縮装置、在宅酸素療法システム | |
JP4533350B2 (ja) | 在宅医療機器の異常通報方法及びそのシステム | |
JP3105469B2 (ja) | 呼吸用気体供給システム | |
JP5155258B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP2005245735A (ja) | 治療システム、酸素濃縮装置 | |
JP4387136B2 (ja) | 酸素濃縮装置 | |
JP5084992B2 (ja) | 情報処理方法 | |
JP2004287494A (ja) | 在宅療法支援システム | |
JP2003122855A (ja) | 在宅療法患者救援システム | |
JP4015400B2 (ja) | 在宅医療機器申込システム | |
JP2005137636A (ja) | 在宅酸素療法実施支援方法、呼吸用気体供給システム、充電器 | |
JP5214870B2 (ja) | 医療機器 | |
JP2002301155A (ja) | 呼吸用気体供給システム | |
KR20040048391A (ko) | 산소발생기 원격관리시스템 | |
JP2008103814A (ja) | 医療機器 | |
JP2001340459A (ja) | 医療用酸素濃縮器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091105 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110708 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20110708 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120605 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120628 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5032093 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |