JP2006330841A - 商品販売データ処理装置および処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 一人の客が複数の購入希望商品を複数のレシートに分けて会計したい場合に、分けるレシートの数分だけ決済処理作業を行わなければならないという煩わしさを回避する。
【解決手段】 POS端末は、業務用と個人用の仮締め処理が終了した後に両仮締めの商品合計金額を足した全体合計金額の提示を行い(処理ステップS1,S2)、入力預かり金額に基づいて商品全体の会計が合うように業務用と個人用それぞれの預かり金額および釣り金額を算出する最終締め処理を実行する(処理ステップS3,S4)。また、最終締め処理で算出した預かり金額および釣り金額を印字した業務会計用のレシートと個人会計用のレシートの発行処理を実行する(処理ステップS5)。
【選択図】 図3
【解決手段】 POS端末は、業務用と個人用の仮締め処理が終了した後に両仮締めの商品合計金額を足した全体合計金額の提示を行い(処理ステップS1,S2)、入力預かり金額に基づいて商品全体の会計が合うように業務用と個人用それぞれの預かり金額および釣り金額を算出する最終締め処理を実行する(処理ステップS3,S4)。また、最終締め処理で算出した預かり金額および釣り金額を印字した業務会計用のレシートと個人会計用のレシートの発行処理を実行する(処理ステップS5)。
【選択図】 図3
Description
本発明は、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の商品流通業界で使用されるECR(電子キャッシュレジスタ)やPOS(販売時点情報管理)端末等の商品販売データ処理装置および処理プログラムに関する。
従来、スーパーマーケットなどのお店においては、例えば、図7に示すように、レジにおいて、複数の商品を業務用と個人用とに分けて個別に会計してもらい、業務用と個人用の複数のレシートを受け取りたいという客Srがいる。
この場合、従来では、レジにおいて、レジ係(キャッシャーともいう)Crが業務用と個人用とに商品を分けて、POS端末(例えば、特許文献1と特許文献2参照)10を用いてそれぞれ別個に決済処理を行うようにしている(図8及び図9参照)。すなわち、従来では、預かりおよび釣銭の受け渡し処理を含む決済処理作業を計2回行っている。
上述の如く、従来では、一人の客で複数の購入希望商品を複数のレシートに分けて会計したい場合、分けるレシートの数分だけ上述の決済処理作業を行わなければならないという煩わしさがあり、手間と時間がかかるものとなっていた。
なお、特許文献1の従来技術にあっては、レストランなどで複数人のグループで食事をして個別に支払いを済ませたい場合において、各人ごとに預かりおよび釣銭の受け渡し処理をし、最終的に全員分のレシートをミシン目付きの連なった状態のレシートとして発行するものであり、一人の客が複数の個別会計をしてもらって複数のレシートを受け取るものではない。
また、特許文献2の従来技術にあっては、買廻りサービスとして百貨店などで販売員が上得意客に付いて各売場を廻り、買い物を終了した時点で売場ごとに買上げた商品を一括決済して全商品で会計をした全体会計のレシートを発行するものであり、その一括決済時には、全商品を会計した一枚のレシートを発行するものであり、この従来技術も、一人の客が複数の個別会計をしてもらって複数のレシートを受け取るものではない。
なお、前述した不都合は、現金による決済処理を採用するPOS端末で発生するように述べたが、これ以外に、デビットカードや、電子マネーを記録したカード等の貨幣価値を関連付けられたカードによる決済処理を採用する従来のPOS端末においても前述と略同様の不都合が発生する。すなわち、一人の客で複数の購入希望商品を複数のレシートに分けて会計したい場合、分けるレシートの数分だけカードの受け渡し処理を含む決済処理作業を行わなければならないという煩わしさがあり、手間と時間がかかるものとなっていた。
本発明の目的は、一人の客が複数の購入希望商品を複数のレシートに分けて会計したい場合に、分けるレシートの数分だけ決済処理作業を行わなければならないという煩わしさを回避することである。
本発明の商品販売データ処理装置は、商品データを入力する入力装置と、レシートプリンタと、前記入力装置で入力される商品データによって特定される商品を複数のグループに指定する指定手段と、前記指定手段により指定された複数のグループごとのレシートを前記レシートプリンタで発行する処理を含む決済処理を実行する処理手段と、を備える。
本発明の処理プログラムは、商品データを入力する入力装置と、レシートプリンタと、を備える商品販売データ処理装置が有するコンピュータで解釈され、当該コンピュータに、前記入力装置で入力される商品データによって特定される商品を複数のグループに指定する指定手順と、前記指定手順により指定された複数のグループごとのレシートを前記レシートプリンタで発行する処理を含む決済処理を実行する処理手順と、を実行させる。
本発明によれば、一人の客が複数の購入希望商品を複数のレシートに分けて会計したい場合に1回の決済処理作業で会計を済ませ、領収機能を有する複数のレシートを発行することができるので、レシートを分けて会計する場合の手間と時間を短縮することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図1乃至図6を用いて説明する。なお、本実施の形態では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の商品流通業界で使用されるPOS端末に適用した場合を例にしている。
図1は、POS端末100の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、POS端末100は、貨幣を収納するドロワ101の上に載置されている。POS端末100は、ハウジング102を備え、ハウジング102の上面には、オペレータ面表示器103aと客面表示器103bを含む表示器103と、キーボード104と、レシート発行口105aとが配置されている。オペレータ面表示器103aにはタッチパネルが積層して設けられている。さらに、POS端末100には、商品コードを光学的に読み取るためのバーコードスキャナ106が接続されている。オペレータから見てオペレータ面表示器103aが正面に、キーボード104はオペレータ面表示器103aの下方に、レシート発行口105aはオペレータ面表示器103aの左方にそれぞれ配置され、オペレータが操作し易いようにまとめられている。また客面表示器103bはオペレータ面表示器103aよりも高い位置に設けられ、客に見やすいように配置されている。
キーボード104には、同図1の拡大図に示すような[テン]キー104a、[小計/+]キー104b、[預/現計]キー104cが備わっている。
[テン]キー104aは、例えば、客の預かり金額を入力するためのキーである。[小計/+]キー104bは、売上登録業務において売上合計金額の算出を宣言するためのキーであるとともに、本実施の形態においては、1回の決済処理作業で複数の個別会計を行うことを宣言する仮締め処理用キーも兼ねている。[預/現計]キー104cは、売上登録業務において現金取引による締めを宣言するためのキーである。
図2は、POS端末100の内部システム構成を示すブロック図である。
図2に示すように、POS端末100は、図示しないメイン基板上にマイクロコンピュータ107を備え、このマイクロコンピュータ107が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ107は、各部を集中的に制御するCPU107aに、ROM107bとRAM107cがバスライン107dを介してバス接続されて構成されている。RAM107cは揮発性メモリであるので、バックアップ電源であるバッテリBTによってバックアップされている。ROM107bには、制御プログラム等の固定的データがあらかじめ格納してある。
本実施の形態では、ROM107bに、本発明の特徴とする後述する図3に示す処理手順を実行するための処理プログラム107b−1が格納されている。RAM107cには、売上データが記憶され、設定データもRAM107cに記憶される。
このように構成されたマイクロコンピュータ107には、ドロワ制御部107eを介してドロワ101が接続され、表示制御部107fを介して表示器103が接続され、キーボード入力制御部107gを介してキーボード104が接続され、レシートプリンタ105がプリンタ制御部107hを介して接続され、バーコードスキャナ106がバーコードスキャナ制御部107iを介して接続されている。
さらに、メイン基板上には、バスライン107dを介してストアコントローラやホストコントローラ等の上位装置Hと通信を行うための通信I/F107jが設けられている。
POS端末100は、外部から供給される商用電源などによって駆動される。
次に、前述した構成のPOS端末100における処理手順として、1回の決済処理作業で複数の個別会計に分けた複数レシートを発行する処理手順について図3に基づいて説明する。
図3は、1回の決済処理作業で複数の個別会計に分けた複数レシートを発行する処理手順を示すフローチャートである。
なお、以下の説明では、例えば、スーパーマーケットのレジにおいて、客Srが現金決済により、複数の購入希望商品を業務用と個人用に分けて個別会計してもらい、業務用と個人用の複数のレシートを受け取りたい場合を例にして説明する。
(処理ステップS1)
図3において、まず、客Srがレジ係Crに対して、複数の購入希望商品(商品「セメント」C1、商品「木材」C2、商品「ティッシュ」C3、商品「ペットフード」C4)のうち、商品「セメント」C1と商品「木材」C2を業務用会計とし、商品「ティッシュ」C3と商品「ペットフード」C4を個人用会計とする複数個別会計をお願いする[図4の(A)参照]。
図3において、まず、客Srがレジ係Crに対して、複数の購入希望商品(商品「セメント」C1、商品「木材」C2、商品「ティッシュ」C3、商品「ペットフード」C4)のうち、商品「セメント」C1と商品「木材」C2を業務用会計とし、商品「ティッシュ」C3と商品「ペットフード」C4を個人用会計とする複数個別会計をお願いする[図4の(A)参照]。
これに対応して、まず、レジ係Crは、業務用会計する商品の仮締め作業を行う。
すなわち、レジ係Crは、POS端末100に備わるバーコードスキャナ106によって業務用として会計する商品「セメント」C1に付与されているバーコードの読み取り作業を行う。すると、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと読み取った商品コードに基づき該当する商品名および単価(売価)データを取得処理し、オペレータ用表示器103aの登録画面に取得した商品名および単価(売価)を示す文字情報(この例では、商品名として「セメント」、単価として「¥2,000」)を表示処理する[図4の(B)参照。なお、ここでは、画面下の「木材 ¥5,000」は表示されていない。]。
同様に、レジ係Crが、バーコードスキャナ106によって業務用として会計する商品「木材」C2に付与されているバーコードの読み取り作業を行う。すると、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと読み取った商品コードに基づき商品名および単価(売価)データを取得処理し、オペレータ用表示器103aの登録画面に取得した商品名および単価(売価)を示す文字情報(この例では、商品名として「木材」、単価として「¥5,000」)を表示処理する[図4の(B)参照]。
そして、業務用として会計する全ての商品のコード読み取りが終了した後に、レジ係Crは、その業務用として会計する商品を一旦仮締めして他の個別会計を行うために、キーボード104に備わる[小計/+]キー104bを2回押下する[図4の(C)参照]。すると、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと業務用として会計する商品の商品コードおよび販売個数情報からなる売上データをRAM107cに記憶処理し、オペレータ用表示器103aの表示を現在の登録画面から次の個別会計を行う登録画面に切り替え処理する。なお、ここでの処理により、業務用会計レシートを発行するための業務用の商品群を指定したことになる。
次に、レジ係Crは、個人用会計する商品の仮締め作業を行う。
すなわち、レジ係Crは、POS端末100に備わるバーコードスキャナ106によって個人用として会計する商品「ティッシュ」C3に付与されているバーコードの読み取り作業を行う。すると、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと読み取った商品コードに基づき商品名および単価(売価)データを取得処理し、オペレータ用表示器103aの登録画面に取得した商品名および単価(売価)を示す文字情報(この例では、商品名として「ティッシュ」、単価として「¥500」)を表示処理する[図4の(D)参照。なお、ここでは、画面下の「ペットフード ¥1,500」は表示されていない。]。
同様に、レジ係Crが、バーコードスキャナ106によって個人用として会計する商品「ペットフード」C4に付与されているバーコードの読み取り作業を行う。すると、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと読み取った商品コードに基づき商品名および単価(売価)データを取得処理し、POS端末100が、オペレータ用表示器103aの登録画面に取得した商品名および単価(売価)を示す文字情報(この例では、商品名として「ペットフード」、単価として「¥1,500」)を表示処理する[図4の(D)参照]。
(処理ステップS2)
そして、個人用として会計する全ての商品のコード読み取りが終了した後に、レジ係Crは、個別会計ごとの仮締めが全て終了したので、全商品の合計金額を客に提示して決済処理を行うために、キーボード104に備わる[小計/+]キー104bを1回押下する[図4の(E)参照]。
そして、個人用として会計する全ての商品のコード読み取りが終了した後に、レジ係Crは、個別会計ごとの仮締めが全て終了したので、全商品の合計金額を客に提示して決済処理を行うために、キーボード104に備わる[小計/+]キー104bを1回押下する[図4の(E)参照]。
これにより、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと個人用として会計する商品の商品コードおよび販売個数情報からなる売上データをRAM107cに記憶処理し、全商品の合計金額を算出して、客用表示器103bに合計金額を示す文字及び数字情報(この例では、「合計 9,000円」)を表示処理する[図4の(F)参照]。なお、ここでの処理により、個人用会計レシートを発行するための個人用の商品群を指定したことになる。
(処理ステップS3)
これに応じて、客Srが代金を支払う[図5の(G)参照]。この例では、客Srが「1万円札」をレジ係Crに手渡している。
これに応じて、客Srが代金を支払う[図5の(G)参照]。この例では、客Srが「1万円札」をレジ係Crに手渡している。
すると、レジ係Crは、キーボード104に備わるテンキー104aなどを用いて客Srより預かった預かり金額(¥10,000)を入力する[図5の(H)参照]。
(処理ステップS4)
その後、レジ係Crは、決済処理を行うために、キーボード104に備わる[預/現計]キー104cを押下する[図5の(I)参照]。
(処理ステップS4)
その後、レジ係Crは、決済処理を行うために、キーボード104に備わる[預/現計]キー104cを押下する[図5の(I)参照]。
すなわち、[預/現計]キー104cが押下されると、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと前処理で入力した預り額に基づき、複数の個別会計ごとの預り金額および釣銭金額を計算する。
この例では、現金による決済処理形態を採っているので、例えば、1回の決済処理作業で複数の個別会計に分けた複数レシートを発行する際、POS端末100では、全商品の合計金額の提示に応じて入力した預かり金額(実際に客から受け取った現金に相当する金額)に基づいて複数の個別会計間(この例では、業務用会計と個人用会計との間)でお預かりおよびお釣りの金額を調整して最終会計の帳尻を合わせる計算処理を実行する。
例えば、最終会計の帳尻を合わせる計算処理として、釣銭をゼロとする釣銭ゼロレシートの預かり額を該釣銭ゼロレシートの合計金額(税金が掛かる場合には税込金額)と同金額とし、該釣銭ゼロシートの釣り金額を0にする。そして、上記釣銭ゼロレシート以外の残りレシートの預かり金額を、実際に客より預かった預かり金額に相当する入力預かり金額より釣銭ゼロレシートの合計金額を差し引いた差引預かり金額にし、該残りレシートの釣り金額を上記差引預かり金額から該残りレシートの合計金額を差し引いた釣り金額にする計算処理を行う。
ここでの例では、業務用会計対象商品の会計において、釣銭ゼロレシートにすべく、業務用商品の会計のお預かり金額を合計金額(¥7,000)と同金額(¥7,000)とするとともに、お釣り金額を0にする。また、個人用会計対象商品の会計において、最終会計の帳尻を合わせるために、お預かり金額を入力した預かり金額(¥10,000)より業務用会計対象商品の合計金額(¥7,000)を差し引いた預かり差引金額(¥3,000)にするとともに、お釣り金額を上記預かり差引金額(¥3,000)から個人用会計対象商品の合計金額(¥2,000)を差し引いたお釣り金額(¥1,000)にする計算処理を行う。
なお、現金による決済処理作業以外の計算処理については後で詳述する。
(処理ステップS5)
その後、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと前述の計算結果に基づいた預り金額、釣銭金額を印字した個別会計ごとの複数のレシートR(レシートR3とレシートR4)をレシートプリンタ105により発行処理する[図5の(J)参照]。例えば、図6に示すような業務用会計のレシートR3と個人用会計のレシートR4がレシート発行口105aから発行される。
(処理ステップS5)
その後、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもと前述の計算結果に基づいた預り金額、釣銭金額を印字した個別会計ごとの複数のレシートR(レシートR3とレシートR4)をレシートプリンタ105により発行処理する[図5の(J)参照]。例えば、図6に示すような業務用会計のレシートR3と個人用会計のレシートR4がレシート発行口105aから発行される。
この例では、最初に、合計金額として「¥7,000」(図6の符号R3−1参照)を、預かり金額として合計金額と同額の「¥7,000」(図6の符号R3−2参照)を、お釣り金額として「¥0」(図6の符号R3−3参照)を、レシート通し一連番号として「No.0999」(図6の符号R3−4参照)を印字したレシートR3(釣銭ゼロレシート)を発行している。その後、続けて、合計金額として「¥2,000」(図6の符号R4−1参照)を、預かり金額として、客Srから実際に預かった金額「¥10,000」からレシートR3の合計金額「¥7,000」を差し引いた差引き金額「¥3,000」(図6の符号R4−2参照)を、お釣り金額として、前述の差引き金額「¥3,000」から合計金額「¥2,000」を差し引いた金額「¥1,000」(図6の符号R4−3参照)を、レシート通し一連番号として「No.1000」(図6の符号R4−4参照)を印字したレシートR4を発行している。
そして、レジ係Crが、発行されたレシートR3およびレシートR4と、お釣り(この例では、1,000円)を客Srに手渡すことによりここでの処理が終了する。
前述の処理において、処理ステップS4および処理ステップS5の処理が終了すると、POS端末100では、マイクロコンピュータ107のCPU107aの制御のもとRAM107cに記憶しておいた仮締め処理時の売上データ(この例では、業務用会計した商品の売上データと個人用会計した商品の売上データ)を会計済みの売上データとしてRAM107cに記憶保持処理する。なお、この売上データと同じ内容のデータが、例えば、一日の営業終了後といったタイミングでストアコントローラやホストコンピュータ等の上位装置Hに転送される。
以上説明した処理によれば、一人の客が複数の購入希望商品を複数のレシートに分けて会計したい場合に1回の決済処理作業で会計を済ませ、領収機能を有する複数のレシートを発行することができるので、レシートを分けて会計する場合の手間と時間を大幅に短縮することができる。言い換えると、客と店側両者の負担を軽減でき、効率的な会計処理を行うことができる。
なお、前述の実施例では、1回の決済処理作業で複数の個別会計を行う場合の仮締めを指示する場合に用いるキーとして、従来この種のPOS端末で汎用的に用いられている[小計/+]キーに、図1の拡大図に示すような「小計/+(仮締め時2度押し)」などのシールを貼ることで対応する形態を示したが、これに限らず、例えば、仮締めを宣言する専用キーを新たに設けるようにしても良い。
また、前述の実施例では、[小計/+]キーを2度押しした場合に、仮締めが宣言されたと判断する形態を示しているが、これ以外に、例えば、[小計/+]キーが長押しされた場合に仮締めが宣言されたと判断するようにしても良い。
すなわち、予め割り当てられた仮締めを指示するための特定キーの所定の入力が行われた場合に、仮締めが指示されたと判断するように処理プログラムを設定する。
また、前述した実施例では、図3に示す処理手順の処理ステップS4の計算処理において、釣銭ゼロレシートを作成するための計算処理を行うことで、図6に示すような釣銭ゼロレシートR3と釣銭がゼロでない残りのレシートR4とを発行する形態について示したが、これに限らず、例えば、釣銭ゼロレシートを作成せずに、個別会計間でお釣り金額を分けるように計算処理しても良い。
また、前述の実施例では、現金によって支払いを行う形態を採るPOS端末について示したが、これに限らず、例えば、デビットカードや、電子マネーを記録したカード等の貨幣価値を関連付けられたカードのデータを読み取る読取手段を有し、その読取手段で読み取ったカードのデータに基づき決済処理を行うことができるPOS端末に適用しても良いものとする。
その場合には、前述の図3に示す処理手順の処理ステップS1の複数の個別会計ごとの仮締め処理を終了して処理ステップS2の全ての仮締めの合計金額を足した全体合計金額の提示処理した後に、処理ステップS3において、客から預かったカードに基づき当該提示額に相当する貨幣価値を取得する決済処理を行う。その後、処理ステップS4において、個別会計ごとに、預かり金額を合計金額と同額とするとともに、お釣り金額を0とする計算処理を行う。
このような処理により、貨幣価値を関連付けられたカードによる支払い形態においても、1回の決済処理作業で複数の個別会計に分けた複数レシートを発行することができる。なお、このようなカードによる支払い形態においては、レシートに釣銭印字をしなくても良い。
また、前述の実施例では、複数のレシートを発行する処理の例として、業務用商品と個人用商品とに分けた個別会計を行って2つのレシートを発行する場合を例に示したが、これに限らず、3つ、4つ、…という具合に2つ以上の個別会計を行って、3つ、4つ、それ以上のレシートを発行する場合にも対応することができる。
なお、2つ以上の個別会計する場合、前述の図4の(C)に示す仮締め宣言作業([小計/+]キー104bの2回押下作業)が個別会計の数に応じて増える。すなわち、レジ係Crは、個別会計する残りのグループの商品仮締め作業(商品コードの読取作業)に移行する度に、仮締め宣言作業{図4の(C)}を行う。
例えば、3つのグループに分けた個別会計処理を行って3つのレシートを発行する場合、レジ係Crは、1つ目のグループの商品仮締め作業(商品コードの読取作業)を行った後に、仮締め宣言作業{図4の(C)}を行う。その後、レジ係Crは、2つ目のグループの商品仮締め作業(商品コードの読取作業)を行った後に、再度、仮締め宣言作業{図4の(C)}を行う。その後、レジ係Crは、3つ目のグループの商品仮締め作業(商品コードの読取作業)を行い、その後、前述の図4の(E)に示す合計金額の算出作業{図4の(C)}へと移行する。
100…POS端末,101…ドロワ,102…ハウジング,103…表示器,103a…オペレータ面表示器,103b…客面表示器,104…キーボード,104a…[テン]キー,104b…[小計/+]キー,104c…[預/現計]キー,105…レシートプリンタ,105a…レシート発行口,106…バーコードスキャナ,107…マイクロコンピュータ,107a…CPU,107b…ROM,107b−1…処理プログラム,107c…RAM,107d…システムバス,107e…ドロワ制御部,107f…表示制御部,107g…キーボード入力制御部,107h…プリンタ制御部,107i…バーコードスキャナ制御部,107j…通信I/F,H…上位装置,R(R3,R4)…レシート,C…商品
Claims (4)
- 商品データを入力する入力装置と、
レシートプリンタと、
前記入力装置で入力される商品データによって特定される商品を複数のグループに指定する指定手段と、
前記指定手段により指定されたグループごとのレシートを前記レシートプリンタで発行する処理を含む決済処理を実行する処理手段と、
を備える商品販売データ処理装置。 - 前記処理手段は、預かり金額値に応じて、複数のグループ間で決済に係わる預かり金額値および釣り金額値を調整して現金による全体決済を整合させる決済処理を実行する請求項1記載の商品販売データ処理装置。
- 商品データを入力する入力装置と、レシートプリンタと、を備える商品販売データ処理装置が有するコンピュータで解釈され、当該コンピュータに、
前記入力装置で入力される商品データによって特定される商品を複数のグループに指定する指定手順と、
前記指定手順により指定されたグループごとのレシートを前記レシートプリンタで発行する処理を含む決済処理を実行する処理手順と、
を実行させる処理プログラム。 - 前記処理手順は、預かり金額値に応じて、複数のグループ間で決済に係わる預かり金額値および釣り金額値を調整して現金による全体決済を整合させる決済処理を実行する請求項3記載の処理プログラム。
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