JP2021015335A - 取引データ処理システム - Google Patents

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良一 堅田
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Abstract

【課題】店員と顧客のコミュニケーションを増大できて店員の印象を顧客に強く与えて残すことができる取引データ処理システムを提供する。【解決手段】商品データの処理(登録精算処理)を行う商品データ処理システムは、処理内容を出力する出力手段(印刷部115)と、店員情報を入力する入力手段(スキャナ部113B)と、店員が予め用意する付加情報を記憶する記憶手段(RAM205)と、を備える。出力手段(印刷部115)は、店員情報に基づいて付加情報を出力する。【選択図】図4

Description

本発明は、取引データを処理して出力する際に付加価値を持たせることができる取引データ処理システムに関するものである。
従来、飲食店やアパレル業や美容院などの各種サービス業においては、店員自身のリピータを作ることが重要とされている。しかし例えば、実際の接客を行った店員と、精算を行う店員が別人であるような場合は、実際の接客を行った店員と顧客とのつながりが希薄になってしまう虞があった。
またスーパーマーケットなどにおいては、精算を行う際に、商品の登録と精算を店員が行うシステムの場合は精算時に店員が顧客に声掛けなどできるが、商品の登録を店員が行い精算を顧客自ら行うセルフレジシステムの場合は精算装置を顧客自身が操作し精算を行うため、接客という点では味気ないものであった。
また特許文献1には、コンビニエンスストアなどにおいて商品購入時に発行されるレシートなどに、各種広告やイベントの開催案内などの各種情報の中から顧客が印刷を希望する情報を選択して印刷することが開示されている。しかしこれら情報は顧客自らが選択して印刷させるものであり、味気なさという点では上記セルフレジシステムの場合と同様であった。
特開2001−273560号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、店員と顧客のコミュニケーションを増大できて店員の印象を顧客に強く与えて残すことができる取引データ処理システムを提供することにある。
本発明は、取引データの処理を行う取引データ処理システムにおいて、前記処理内容を出力する出力手段と、店員情報を入力する入力手段と、前記店員に関する付加情報を記憶する記憶手段と、を備え、前記出力手段は、前記店員情報に基づいて前記付加情報を出力することを特徴としている。
ここで取引データ(取引情報)には商品データ(商品情報)やサービスデータ(サービス情報)が含まれ、また取引データ処理システムには商品データ処理システムやサービスデータ処理システムが含まれる。また付加情報とは、店員自身を特徴付ける(アピールする)情報(メッセージ)である。
本発明によれば、店員独自の付加情報を出力することができるので、これを受け取った顧客などに当該店員を強く印象付けることができる。これによって、店員自身のリピータを増やしたり、セルフ精算装置等での味気無さを軽減させたりすることができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記付加情報を出力するか否かを選択する選択手段をさらに備えることを特徴としている。
付加情報の出力は、レシート等の紙媒体への印字によって行っても良いし、電子レシートによって行っても良いし、音声によって行っても良い。
本発明によれば、状況に応じて、店員独自の付加情報を出力するか否かを選択することができる。付加情報を出力しない場合、例えば店舗情報をその代わりに出力しても良い。
また本発明は、上記特徴に加え、前記取引データ処理システムは、前記取引データを登録する登録手段と、当該登録した商品の精算を行う精算手段と、を有し、前記登録手段で登録された取引データと、前記記憶手段が記憶する付加情報とを関連付けて前記精算手段に送信する送信手段をさらに備えることを特徴としている。
本発明によれば、登録手段と精算手段が別々に設置されていても、精算手段において店員独自の付加情報を出力することができる。例えば、取引(商品)の登録を店員が行い精算を顧客自ら行うセルフPOSシステムの場合であっても、精算手段から店員独自の付加情報を出力することができるので、精算手段での顧客の味気なさを解消することができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記付加情報を入力して前記記憶手段に記憶させる携帯端末をさらに備えることを特徴としている。
本発明によれば、携帯端末から付加情報を容易に入力して記憶することができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記出力手段は、前記取引データに基づくレシートを印刷する印刷手段であることを特徴としている。
本発明によれば、レシートを受け取った顧客などに店員の印象を強く与えることができる。
本発明によれば、店員と顧客のコミュニケーションを増大できて店員の印象を顧客に強く印象付けることができる。
取引データ処理システム1−1の概略構成図である。 付加情報ファイルL1の一例を示す図である。 商品データ処理装置100の外観構成を示す斜視図である。 商品データ処理装置100の構成を示すブロック図である。 携帯端末70の構成を示す概略ブロック図である。 対面セルフPOS装置20及びセルフ精算装置40の設置例を示す図である。 対面セルフPOS装置20における動作フロー図である。 セルフ精算装置40における動作フロー図である。 図9(a)は付加情報F1を表示したレシートR1の一例を示す図、図9(b)は店舗情報F2を表示したレシートR2の一例を示す図である。 取引データ処理システム1−2の概略構成図である。 表示装置30の構成の一例を示す概略ブロック図である。 取引データ処理システム1−2の対面セルフPOS装置20における動作フロー図である。 取引データ処理システム1−2の携帯端末70における他の動作フロー図である。 取引データ処理システム1−2の対面セルフPOS装置20における他の動作フロー図である。 取引データ処理システム1−4の概略構成図である。 取引データ処理システム1−4の対面セルフPOS装置20における動作フロー図である。 取引データ処理システム1−5の概略構成図である。 計量装置130の構成例を示す概略ブロック図である。 計量装置130の動作説明図である。 計量装置130の動作説明図である。 商品データ処理システム1−5の計量装置130における動作フロー図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態にかかる取引データ処理システム(以下「商品データ処理システム」という)1−1の概略構成図である。この商品データ処理システム1−1は、例えばスーパーマーケットに設置される。同図に示すように、商品データ処理システム1−1は、管理装置(上位装置、ストアコントローラとも称する、以下の実施形態においても同様)10と、注文登録装置及びセルフ精算装置として使用する対面セルフPOS装置(商品データ処理装置、さらには取引データ処理装置)20と、複数台のセルフ精算装置(商品データ処理装置、さらには取引データ処理装置)40(40A,40B、・・・)と、アクセスポイント60を介して接続される携帯端末70(70A,70B,・・・)とを具備して構成されている。
管理装置10と対面セルフPOS装置20とセルフ精算装置40A,40B,・・・と、アクセスポイント60とは、互いに、LAN90を介して接続されている。LAN接続の形態は、有線であっても良いし、無線であっても良い。また、各携帯端末70A,70B,・・・は、無線及びアクセスポイント60を介して上記LAN90に接続されている。
管理装置10は、商品データ処理システム1−1全体を制御(管理)する装置(例えばサーバ)である。例えば、管理装置10は、制御部の他、記憶部(記憶手段)を備え、種々のファイル、例えば、商品ファイル、指示ファイル、印字フォーマットファイル、注文データファイル、会計ファイル等の他、下記する付加情報ファイルL1を記憶(管理)する。商品ファイルは、例えば各商品の商品コード、商品名、価格等の各種商品情報からなっている。
図2は、付加情報ファイルL1の一例を示す図である。同図に示すように、付加情報ファイルL1には、店員毎に、店員番号、店員名の他に、付加情報として、コメント(コメント1、コメント2、・・・)や、さらにコメント以外の付加情報(例えば印刷されるレシートのコメント部分の文字フォントが大きくなるや、コメント部分の文字フォントが他の部分と異なるなどの情報)が記憶されている。各付加情報は、各店員がそれぞれ、顧客に伝えたい各店員独自のコメントを、携帯端末70A,70B,・・・から入力することで記録される。言い換えれば、各店員は、顧客に対して自己をアピールできる内容などを付加情報(コメント)として入力する。コメントは、各店員毎に1つである必要はなく、複数個(コメント1,2,・・・)、入力・記憶しておいても良い。付加情報を携帯端末70から入力するのは、一般に、対面セルフPOS装置20を使ってコメントやメッセージを作成することが難しいからである。このためコメントやメッセージの入力が簡単な携帯端末70で付加情報を作成し入力する構成としている。具体的に付加情報を入力するには、例えば携帯端末70のタッチパネル77にレシートフォーマットを表示し、付加情報を入力する位置に直接文言を入力するなどの手法を用いる。また、実運用時にレシートに印刷することが妥当な内容であるか否かを判断するため、上記携帯端末70から入力された付加情報を、そのまま管理装置10の記憶部に記憶するのではなく、当該付加情報の内容をチェックする別の社員や社長の承諾を得るステップを設け、当該ステップで承諾を得た付加情報のみを管理装置10の記憶部に記憶する等しても良い。
また、管理装置10は、通信部を備え、記憶部内のファイル(又はファイル上のデータ)を必要に応じて対面セルフPOS装置20等の他の装置に送信する。また例えば、管理装置10は、集計部を備え、店員からの指示に応じて又は予め定めた所定時刻に、記憶部に記憶している情報等に基づいて、集計情報(例えば、日計レポート等の売上実績情報)を生成する。管理装置10は、ネットワーク5に接続され、ネットワーク5に接続された外部の各種機器(例えば本部のサーバなど)と通信可能になっている。
対面セルフPOS装置20とセルフ精算装置40は、何れも同一の装置(下記する商品データ処理装置100)であり、顧客が注文する商品を店員が登録処理する注文登録装置としての機能と、前記店員に対面した顧客が自ら精算を行うセルフ精算装置としての機能とを併せ持つ装置である。そして、対面セルフPOS装置20は、上記注文登録装置及びセルフ精算装置として使用し、セルフ精算装置40は、商品データ処理装置100を上記セルフ精算装置のみとして使用している。
図3は、上記対面セルフPOS装置20及びセルフ精算装置40である商品データ処理装置100の外観構成を示す斜視図であり、図3(a)は精算操作面側から見た図、図3(b)は登録操作面側から見た図である。また図4は上記商品データ処理装置100の構成を示すブロック図である。この商品データ処理装置100は、上述のように、店員と顧客が対面しながら、購入しようとする商品の登録を店員が行い、購入しようとする商品の精算を顧客が行うことができる対面セルフPOS装置として使用することもできるし、商品の登録のみを行う注文登録装置として使用することもできるし、精算のみを行う精算装置として使用することもできるし、登録と精算の両者を同一面側から行う店員操作のPOS装置または顧客操作のフルセルフPOS装置としても使用することもできる装置である。
商品データ処理装置100は、基台110の上部の精算操作面側に、精算側のタッチパネル111Aを設置し、タッチパネル111Aの下側に、商品のバーコード(商品識別情報)を読み込む精算側のスキャナ部113Aと印刷部(出力手段)115とを設置し、また基台110の正面側上部に紙幣投入口117を設置し、その斜め下側に硬貨投入口118を設置し、また紙幣投入口117の下方にお釣り排出口119を設置して構成されている。この商品データ処理装置100の場合、登録した商品の質量を検出してその商品の基準質量と照合する秤(質量検知手段)を設置していないが、もちろん別途、秤を設置しても良い。また、図示しないが一体型もしくは接続式のテンキーなどの入力補助手段が設置されても良い。
一方、基台110の上部の登録操作面側には、登録側のタッチパネル111Bが設置され、また登録側のスキャナ部113Bが設置されている。なお前記印刷部115はその筐体に対して外回りに180度回転可能で、図では発行口151の向きを登録側に向けているが、精算側に向けることもできる。尚、印刷部115は1台で共用しているが、登録側、店員側にそれぞれ別々に印刷部115を設置しても良い。登録側のタッチパネル111Bの側部には、商品の登録の際に使用するプリセットキーなどが設置されている。
また図4に示すように、商品データ処理装置100は、CPU201と、ROM203と、RAM205と、スキャナ部113A,113Bと、タッチパネル111A,111Bと、印刷部115と、通信部207と、ブザー209と、入出金部211と、撮像部212と、センサ部213とを備え、これらをバス215によって相互に接続して構成されている。なお上述のように、別途、秤や入力補助手段を設置する場合は、このバス215に秤(質量検出手段)や入力補助手段が接続される。
CPU201は、ROM203に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、商品データ処理装置100の動作を制御する。ROM203は、プログラム(下記する図7や図8の処理をCPU201で実行させるプログラムを含む)などを記憶する。RAM205は、種々の情報、例えば商品ファイルや、前記付加情報ファイルL1や、履歴情報など、を記憶する。
スキャナ部113A,113Bは、商品に付されているバーコード(商品コード、商品識別情報)などを光学的に読み取る入力手段であり、スキャナ部113Aは固定式のスキャナ、スキャナ部113Bはハンディータイプのウォンドスキャナである。タッチパネル111A,111Bは、顧客又は店員に対して種々の情報を表示する表示部111a,111bと、画面にタッチすることで各種命令を入力する入力部111c,111dの機能を有している。入力部111c,111dも入力手段である。印刷部(出力手段)115は、この例ではレシートに印字を行って、その発行口151から印刷済みのレシートを発行するものである。通信部207は、前記LAN90を介して、他の装置と通信する。ブザー209は、店員が操作を確認することが必要な場合などに、ブザー音を発生させる。
入出金部211は、釣銭釣札機、クレジットカードリーダ、電子マネーリーダなどと、それらの制御部とを備えて構成されていて、入出金部211を用いて、現金、クレジット、電子マネーにより決済処理が行われる。入出金部211は、釣銭釣札機によって、現金により決済を実行し、決済を実行した結果(例えば、決済が成立したか否かを示す情報)を、バス215を介してCPU201に出力する。釣銭釣札機は、紙幣の投入及び排出をする紙幣投入口117、硬貨を投入する硬貨投入口118、釣銭を排出するお釣り排出口119を備えている。また入出金部211は、クレジットにより決済を実行し、決済を実行した結果を、CPU201に出力する。また入出金部211は、電子マネーにより決済を実行し、決済を実行した結果を、CPU201に出力する。
撮像部212は、入金部、つまり顧客の支払い操作を撮影・記憶するなど、顧客自身を撮影する場合に用いる。通常は金銭授受のトラブルの際の証拠として記憶するが、不正な操作や操作ミスの多発する顧客を撮像・記憶して分析可能なデータに加工して利用する事もできる。
センサ部213は、人感センサであり、顧客が装置の近傍に来たことを感知することでタッチパネル111A,111Bの操作画面をスリープ状態や広告映像から商品登録の初期画面へ復帰・遷移させることや、音声や画像により「いらっしゃいませ」「商品を登録して下さい」などの操作案内メッセージを報知することに用いられる。
そして、この商品データ処理装置100を、対面セルフPOS装置20として使用する場合は、登録操作面側に店員、精算操作面側に顧客が対面して位置し、店員が商品の登録を行い、その登録が完了した後に顧客が精算を行う。またセルフ精算装置40として使用する場合は、精算操作面側のみに顧客が位置し、顧客が精算のみを行う。また商品の登録のみを行う注文登録装置として使用する場合は、登録操作面側のみに店員が位置し、店員が商品の登録のみを行う。また通常の店員操作によるPOS装置として使用する場合は、精算操作面側のみに店員が位置し、店員が商品の登録と精算の両方を行う。またフルセルフPOS装置として使用する場合は、精算操作面側のみに顧客が位置し、顧客が商品の登録と精算の両方を行う。なお、通常の店員操作によるPOS装置またはフルセルフPOS装置として使用する場合は、精算操作面側で精算の他に商品の登録ができるように、登録の際はそのタッチパネル111Aに登録画面を表示して商品の登録を行い、精算の際はそのタッチパネル111Aに精算画面を表示して精算を行う。上記各使用方法を用いる際は、スキャナ部113A,113Bの両者または一方のみを適宜使用し、印刷部115の発行口151の向きも、適宜変更する。
図5は、携帯端末70の構成を示す概略ブロック図である。携帯端末(商品登録手段、付加情報入力手段)70は、複数台(場合によっては1台でも良い)用意され、店員(例えば、各POS装置担当スタッフ)が携帯するものである。携帯端末70としては、例えば無線ハンディーターミナルやタブレット端末などがこれに該当する。図5に示すように携帯端末70は、CPU71と、ROM73と、RAM75と、タッチパネル(表示部兼操作部)77と、通信部79とを、バス81によって相互に接続して構成されている。CPU71は、各種プログラムを実行する。ROM73は、例えば、CPU71において実行される各種プログラム(商品データ処理用プログラムなど)などを記憶する。RAM75は、例えば店員が入力する店員情報や付加情報などを一時記憶する。タッチパネル77は、商品を登録したり、付加情報を入力したりする際に用いる表示手段兼入力手段である。通信部79は、他の装置(管理装置10、対面セルフPOS装置20、セルフ精算装置40など)と送受信を行うものである。
図6は、上記対面セルフPOS装置20及びセルフ精算装置40の設置の一例を示す図である。この例においては、2台の対面セルフPOS装置20(20−1〜2)と、4台のセルフ精算装置40(40−1〜4)とを設置している。各対面セルフPOS装置20−1〜2は、それぞれ顧客C1,C2の動線a1,a2に沿う位置に並列に設置されている。また2台のセルフ精算装置40−1〜2(図1の40A,40Bに対応する)は、前記対面セルフPOS装置20−1の動線a1の下流側に設置され、一方2台のセルフ精算装置40−3〜4(図1の40A,40Bに対応する)は、前記対面セルフPOS装置20−2の動線a2の下流側に設置されている。店員B1,B2は、対面セルフPOS装置20−1,2の登録操作面側に位置し、顧客C1,C2は、精算操作面側に位置する。そして、店員B1,B2は、対面セルフPOS装置20−1,2において顧客が購買しようとする商品の登録操作を行う。一方顧客C1,C2は、対面セルフPOS装置20−1,2、または何れかのセルフ精算装置40−1〜4において精算操作を行う。
図7は、上記対面セルフPOS装置20における動作フロー図であり、図8は、上記セルフ精算装置40における動作フロー図である。以下では、一方の対面セルフPOS装置20−1とセルフ精算装置40―1における動作を説明するが、他方の対面セルフPOS装置20−2やセルフ精算装置40―2〜4における動作も同様であることは言うまでもない。
まず、対面セルフPOS装置20−1の登録操作面を操作しようとする店員B1は、操作前に、自己の店員情報(店員番号等)を入力し、操作者を特定する。店員情報の入力手段は、店員情報が単なる番号であれば、対面セルフPOS装置20−1のタッチパネル111Bの入力部111dや、図示しないメカキー等が該当し、またバーコード情報であれば、スキャナ部113B等が該当し、非接触な記憶媒体であれば、NFCやRFIDリーダー、BT等が該当する。
次に、対面セルフPOS装置20−1の精算操作面側に顧客C1が対面する。顧客C1と対面した店員B1は、タッチパネル111Bを操作することで、注文にかかる商品を登録する(ステップ1−1)。上記登録操作を繰り返して行い(ステップ1−2の「N」)、全ての商品の登録が終了すると(ステップ1−2の「Y」)、ステップ1−3に移行し、当該店員(当該対面セルフPOS装置20−1で登録操作をしている店員)B1の付加情報を出力するか否かを決定する。付加情報を出力する場合(ステップ1−3の「Y」)はステップ1−4に移行する。ステップ1−4において、当該店員B1の付加情報(付加情報ファイルL1のコメント1,2,・・)が複数種類ある場合は、何れのコメントを付加情報にするかを選択する。例えばこの例では、店員B1の店員番号が「001」であって、コメント1の「チェッカーコンテスト2018年度チャンピオンの〇〇です。更に腕に磨きをかけたいと思います!皆さんの愛のムチ、お待ちしています!!」を選択したとする。そして、上記登録した商品データ(取引データ)と、上記選択された付加情報とを関連付けておく(ステップ1−5)。
一方、上記ステップ1−3において、付加情報を出力しない場合(ステップ1−3の「N」)はステップ1−6に移行し、上記登録した商品データと、予め当該店舗において設定しておいた店舗情報とを関連付けておく。店舗情報として、この例では「ご来店ありがとうございます 毎週火・水曜日は百均市 月末・月初のまたがるデーを開催致しております」の内容であるとする。
次に、店員B1は、顧客C1が精算を行う装置を、対面セルフPOS装置20−1とするか、あるいはセルフ精算装置40−1〜4の内の何れかにするかを選択する(ステップ1−7)。
そして、精算処理を対面セルフPOS装置20−1で行う場合は、ステップ1−7の「N」からステップ1−8に移行して、この対面セルフPOS装置20−1の精算操作面側にいる顧客C1が、タッチパネル111Aや紙幣投入口117や硬貨投入口118などを用いて精算処理を行う。精算処理が完了すると、対面セルフPOS装置20−1は、当該取引に関する処理内容と、上記選択した付加情報または上記店舗情報を、下記するレシートR1またはR2として発行(出力)し(ステップ1−9)、精算処理を完了する。顧客の方でレシートR1またはR2が不要な場合は、上記処理内容と付加情報とを、タッチパネル111Aに表示(出力)しても良い。
一方、上記精算処理を何れかのセルフ精算装置40−1〜4で行う場合は、ステップ1−7の「Y」からステップ1−10に移行して、複数あるセルフ精算装置40−1〜4の内の何れかを指定する。この例ではセルフ精算装置40−1を指定したものとする。この指定は、対面セルフPOS装置20−1によって自動的に行っても良いし、店員B1又は顧客C1の操作によって行っても良い。そして所定のセルフ精算装置40−1が指定されると、指定されたセルフ精算装置40−1に上記登録した商品データと上記付加情報または店舗情報を送信する(ステップ1−11)。即ち、ステップ1−11を実行するCPU201等は、商品データと付加情報(または店舗情報)を送信する送信手段である。このとき店員B1は、顧客C1が指定されたセルフ精算装置40−1に移動するように促す。またこれによって店員B1は、次の顧客C1の登録操作を行うことが可能となる。
上記商品データと付加情報または店舗情報を受信したセルフ精算装置40−1では、図8に示すように、移動してきた顧客C1によって、上記ステップ1−8で説明した場合と同様の精算処理が行われる(ステップ2−1→2−2)。精算処理が完了すると、セルフ精算装置40−1は、当該取引に関する処理内容と、上記選択した付加情報または上記店舗情報を、下記するレシートR1またはR2として発行(出力)し(ステップ2−3)、精算処理を完了する。上記と同様、顧客の方でレシートR1またはR2が不要な場合は、上記処理内容と付加情報とを、タッチパネル111Aに表示(出力)しても良い。
図9(a)は付加情報F1を表示したレシートR1の一例、図9(b)は店舗情報F2を表示したレシートR2の一例を示す図である。図9(a)に示すように、レシートR1には、精算にかかる各種データを出力(印字)する他に、付加情報F1を出力している。付加情報F1としてこの例では、上述のコメント1を表示している。一方、レシートR2には、精算にかかる各種データを出力(印字)する他に、店舗情報F2を出力している。店舗情報F2としてこの例では、上述の店舗情報を表示している。
上述のように、印刷部115によって、店員情報に基づく付加情報F1をレシートR1に印字するように構成(ステップ1−9又は2−3を実行するCPU201など)すれば、これを受け取った顧客C1などに当該店員B1の印象を強く与えることができる。これによって、店員B1自身のリピータを増やしたり、顧客C1自らが精算操作を行うセルフレジシステムでの味気無さを軽減させたりすることができ、従来以上に「店員さんに接客してもらった」という印象を残すことができる。
また、付加情報F1を出力するか否かを選択する選択手段(ステップ1−3を実行するCPU201など)を備えているので、状況に応じて、店員B1独自の付加情報F1を出力するか否かを選択することができる。
また、上記商品データ処理システム1−1によれば、登録手段として対面セルフPOS装置20を使用し、精算手段としてセルフ精算装置40を使用しても、即ち、登録手段と精算手段が別々に設置されてそれぞれを使用しても、精算手段において店員B1独自の付加情報F1を出力することができる。
また、上記商品データ処理システム1−1によれば、携帯端末70(70−1,2,・・・)から店員Bの付加情報F1を入力し、管理装置10の記憶部や商品データ処理装置100のRAM205などの記憶手段に記憶させるので、付加情報F1を容易に入力して記憶しておくことができる。
なお、上記実施形態では、レシートに付加情報F1を出力しない場合は、店舗情報F2を出力する構成としたが、店舗情報F2は出力しなくてもよく、また付加情報F1を出力するしないにかかわらず店舗情報F2を出力する構成としても良い。また店舗情報F2以外の各種情報(例えば購入した商品中にカレーのルーがある場合は、カレーのレシピ情報等)を選択可能としても良い。また、紙に付加情報F1を出力する代わりに、電子レシートに付加情報F1を出力するように構成しても良い。
また、上記商品データ処理システム1−1においては、対面セルフPOS装置20と、複数台のセルフ精算装置40(40A,40B、・・)と、複数台の携帯端末70(70A、70B、・・)とを設置しているが、これら各装置の設置台数に種々の変更が可能であることは言うまでもない。即ち、何れの装置においても、1台または複数台設置しても良い。
〔第2実施形態〕
図10は本発明の第2実施形態にかかる取引データ処理システム(以下「商品データ処理システム」という)1−2の概略構成図である。この商品データ処理システム1−2は、例えば飲食店に設置される。同図に示すように、商品データ処理システム1−2は、管理装置10と、対面セルフPOS装置(商品データ処理装置)20と、表示装置30と、アクセスポイント60を介して接続される携帯端末70(70A,70B,・・・)とを具備して構成されている。管理装置10と対面セルフPOS装置20と表示装置30と、アクセスポイント60とは、互いに、LAN90を介して接続されている。また、各携帯端末70は、無線及びアクセスポイント60を介して上記LAN90に接続されている。管理装置10は、第1実施形態と同様に、ネットワーク5に接続されていてもよい(以下の各実施形態においても同様)。
管理装置10と対面セルフPOS装置20と各携帯端末70は、上記第1実施形態と同様の構成なので、その主な説明は省略する。但し、付加情報ファイルに記憶される付加情報の内容は、飲食店の店員に対応した付加情報となる。この実施形態の場合、上記第1実施形態で設置したセルフ精算装置40を設置していないが、場合によってはこれらを設置しても良い。
図11は、表示装置30の構成の一例を示す概略ブロック図である。表示装置30は、この例では、キッチンモニタを用いている。表示装置(以下「キッチンモニタ」という)30は、主に厨房付近に設置され、前記対面セルフPOS装置20で注文を受けた商品(メニュー)に関する情報(調理指示データ)を受信し、この調理指示データに基づいて各種情報を表示する。図11に示すようにキッチンモニタ30は、CPU31と、ROM33と、RAM35と、タッチパネル(表示部兼操作部)37と、通信部38とを、バス39によって相互に接続して構成されている。CPU31は、各種プログラムを実行する。ROM33は、例えば、CPU31において実行される各種プログラムや、タッチパネル37において表示される画像データ(画像フォーマット情報)等を記憶する。RAM35は、例えば管理装置10から受信したファイル(例えばメニューファイルや指示ファイル等)や、注文登録装置としての対面セルフPOS装置20から受信したデータ(例えば、調理指示データ等)を一時記憶する。タッチパネル37は、注文された商品の調理指示や、完了させた調理指示に対応する商品の配膳指示等を表示する表示手段であり、同時に調理の完了した商品や配膳の完了した商品にタッチすることでその完了を入力する入力手段である。通信部38は、他の装置(対面セルフPOS装置20や管理装置10等)と送受信を行うものである。キッチンモニタ30は、図10に示すように1台設置しても良いし、複数台設置しても良い。1台設置する場合は、キッチン(厨房)用に調理指示画面を表示する。2台設置する場合は、1台をキッチン(厨房)用に調理指示画面を表示し、もう1台をホール(配膳)用に配膳指示画面を表示する。なお、キッチンモニタ30は1台のみ設置し、切替ボタン等を操作することによって、キッチン用の調理指示画面とホール用の配膳指示画面とを切り換えるように構成しても良い。またキッチンモニタ30は3台以上の複数台設置しても良い。
図12は、上記商品データ処理システム1−2の対面セルフPOS装置20における動作フロー図である。まず、対面セルフPOS装置20の登録操作面側に店員がいて、その精算操作面側に顧客がいて対面する。そして顧客から注文を受けた店員は、タッチパネル111Bを操作することで、注文にかかる商品を登録する(ステップ3−1)。上記登録操作を繰り返して行い(ステップ3−2の「N」)、全ての商品の登録が終了すると(ステップ3−2の「Y」)、ステップ3−3に移行し、登録した全ての商品に係る調理指示データをキッチンモニタ30に送信する。即ち、本実施形態においては、注文された商品の登録が完了した際、当該商品の精算を待たずに、キッチンモニタ30に調理指示データを送信する(商品の精算後にキッチンモニタ30に調理指示データを送信する構成に変更しても良い)。なお、上記全ての商品の登録が完了したことの操作としては、例えば、店員による会計キー(小計キー)の押下や、別途設けた登録完了キーの押下などがある。
次に、当該店員(当該対面セルフPOS装置20で登録操作をしている店員)の付加情報を出力するか否かを決定する。付加情報を出力する場合(ステップ3−4の「Y」)はステップ3−5に移行する。ステップ3−5において、当該店員の付加情報が複数種類ある場合は、何れのコメントを付加情報にするかを選択する。そして、上記登録した商品データと、上記選択された付加情報とを関連付けておく(ステップ3−6)。
一方、上記ステップ3−4において、付加情報を出力しない場合(ステップ3−4の「N」)はステップ3−7に移行し、上記登録した商品データと、予め当該店舗において設定しておいた店舗情報とを関連付けておく。
次に、店員は、精算処理を当該対面セルフPOS装置20で行うため、ステップ3−8に移行して、この対面セルフPOS装置20の精算操作面側にいる顧客が、タッチパネル111Aや紙幣投入口117や硬貨投入口118などを用いて精算処理を行う。精算処理が完了すると、対面セルフPOS装置20は、精算完了信号をキッチンモニタ30に送信し(ステップ3−9)、次に当該取引に関する処理内容と、上記選択した付加情報または上記店舗情報をレシートとして発行(出力)し(ステップ3−10)、精算処理を完了する。顧客の方でレシートが不要な場合は、上記処理内容と付加情報とを、タッチパネル111Aに表示(出力)しても良い。
なおこの商品データ処理システム1−2では、第1実施形態に示すセルフ精算装置40−1〜4を設けていないが、セルフ精算装置40を設置し、対面セルフPOS装置20以外の装置で精算を行うように構成しても良い。
〔第3実施形態〕
ところで、上記商品データ処理システム1−2の動作説明では、対面セルフPOS装置20によって、注文された商品を登録する構成としているが、その代わりに(又はそれと共に)、接客店員が携帯する携帯端末70から注文商品を登録する構成としても良い。図13,図14は、接客店員が保持する携帯端末70によって注文商品を登録し(図13)、精算を対面セルフPOS装置20によって行う(図14)場合の動作の一例を示す動作フロー図である。
この場合は、例えば顧客が着席するテーブルにおいて、顧客から注文を受けた接客店員は、携帯端末70のタッチパネル77を操作することで、注文にかかる商品を登録する(ステップ4−1)。上記登録操作を繰り返して行い(ステップ4−2の「N」)、全ての商品の登録が終了すると(ステップ4−2の「Y」)、ステップ4−3に移行し、登録した全ての商品に係る調理指示データをキッチンモニタ30に送信する。次に、前記登録した商品データと当該接客店員(当該携帯端末70を携帯している店員)の店員情報とを紐付けて、精算を行う対面セルフPOS装置20に送信し記憶する(ステップ4−4)。これによって携帯端末70側の動作を終了する。
食事などが終了し、対面セルフPOS装置20において、精算処理が行われる(ステップ5−1)。即ち、この対面セルフPOS装置20の精算操作面側にいる顧客が、タッチパネル111Aや紙幣投入口117や硬貨投入口118などを用いて精算処理を行う。精算処理が完了すると、対面セルフPOS装置20は、当該取引に関する処理内容と、当該処理内容に紐づく上記接客店員の店員情報に基づいて予め記憶手段に記憶しておいた付加情報を、レシートとして発行(出力)し(ステップ5−2)、精算処理を完了する。顧客の方でレシートが不要な場合は、上記処理内容と付加情報とを、タッチパネル111Aに表示(出力)しても良い。
なお、上記例では、付加情報を対面セルフPOS装置20の記憶手段に記憶した例を示したが、携帯端末70の記憶手段に記憶しておき、店員情報の代わりに(またはそれと共に)、当該付加情報を商品データと紐付けて対面セルフPOS装置20に送信しても良い。
以上のように構成すれば、例えば携帯端末70を保持する接客用の店員であっても、当該接客店員の付加情報を、接客した顧客に対して提示することができる。これによって精算を当該接客店員が行わないような場合であっても、顧客に当該接客店員を印象付けることが可能となる。
〔第4実施形態〕
図15は本発明の第4実施形態にかかる取引データ処理システム(以下「商品データ処理システム」という)1−4の概略構成図である。この商品データ処理システム1−4は、例えばアパレル店に設置される。同図に示すように、商品データ処理システム1−4は、管理装置10と、対面セルフPOS装置(商品データ処理装置)20と、アクセスポイント60を介して接続される携帯端末70(70A,70B,・・・)とを具備して構成されている。管理装置10と対面セルフPOS装置20とアクセスポイント60とは、互いに、LAN90を介して接続されている。また、各携帯端末70は、無線及びアクセスポイント60を介して上記LAN90に接続されている。
管理装置10と対面セルフPOS装置20と各携帯端末70は、上記第1実施形態と同様の構成なので、その主な説明は省略する。但し、付加情報ファイルに記憶される付加情報の内容は、アパレル店の店員に対応した付加情報となる。この実施形態の場合、上記第1実施形態で設置したセルフ精算装置40を設置していないが、場合によってはこれらを設置しても良い。
図16は、上記商品データ処理システム1−4の対面セルフPOS装置20における動作フロー図である。まず予め、各店員は、自己の付加情報を携帯端末70から入力し、これを対面セルフPOS装置20に送信することで、対面セルフPOS装置20の記憶手段に当該店員の付加情報を記憶しておく。
そして例えば、店員が、顧客の接客を行い、所望の商品(衣服など)を顧客が選択する。そして顧客は当該選択した商品を持って、対面セルフPOS装置20の精算操作側に移動する。対面セルフPOS装置20では、その登録操作側にいる店員が、タッチパネル111Bを操作することで、注文にかかる商品を登録する(ステップ6−1)。上記登録操作を繰り返して行い(ステップ6−2の「N」)、全ての商品の登録が終了すると(ステップ6−2の「Y」)、ステップ6−3に移行し、付加情報を出力するか否かを決定する。付加情報を出力する場合(ステップ6−3の「Y」)はステップ6−4に移行する。ステップ6−4において、当該精算を行っている店員(精算店員)の付加情報を選択することもできるが、ここでは、前記顧客の接客を行った接客店員の付加情報を選択する。例えば、当該接客店員の「私〇〇〇〇は、通常、△△時から××時までお店におります。名前を指名していただければ幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。」というような付加情報を選択する。
次に顧客は、上記と同様の精算処理を行う(ステップ6−5)。精算処理が完了すると、当該取引に関する処理内容と、上記店員が選択した付加情報を、レシートとして発行(出力)し(ステップ6−6)、精算処理を完了する。上記と同様、顧客の方でレシートが不要な場合は、上記処理内容と付加情報とを、タッチパネル111Aに表示(出力)しても良い。
以上のように構成すれば、接客用の店員の付加情報を、接客した顧客に対して提示することができる。これによって精算を当該接客店員が行わないような場合であっても、顧客に当該接客店員を印象付けることが可能となる。
この商品データ処理システム1−4は、アパレル店以外の各種サービスを行う店舗にも適用でき、例えば、美容院や理容院など、接客店員がいる店等にも利用できる。これらの場合の取引データ処理システムは、商品ではなく、サービスを提供するものであり、所定のサービス情報(取引情報)に基づいてサービスデータ(取引データ)の処理を行うサービスデータ処理システム(取引データ処理システム)ということになる。
〔第5実施形態〕
図17は本発明の第5実施形態にかかる取引データ処理システム(以下「商品データ処理システム」という)1−5の概略構成図である。この商品データ処理システム1−5は、例えばスーパーマーケットに設置される。前記第1実施形態にかかる商品データ処理システム1−1に、計量装置130を追加したものである。即ち、商品データ処理システム1−5は、管理装置10と、対面セルフPOS装置20と、セルフ精算装置40(40A,40B、・・・)と、アクセスポイント60を介して接続される携帯端末70(70A,70B,・・・)と、計量装置130とを具備して構成されている。
管理装置10と対面セルフPOS装置20とセルフ精算装置40と携帯端末70は、上記第1実施形態と同様の構成なので、その主な説明は省略する。計量装置130は、例えば量り売りを行うスーパーマーケットの生鮮食料品売り場に設置される。
図18は、計量装置130の構成の一例を示す概略ブロック図である。同図に示すように、計量装置130は、CPU131と、ROM133と、RAM135と、タッチパネル(表示部兼操作部)137と、通信部139と、キー操作部141と、計量部143と、印字部145とを、バス147によって相互に接続して構成されている。CPU131は、各種プログラムを実行する。ROM133は、例えば、CPU131において実行される各種プログラムや、タッチパネル137において表示される画像データ(画像フォーマット情報)等を記憶する。RAM135は、例えば管理装置10から受信した各種ファイルや、計量部143によって計量した質量データなどを一時記憶する。タッチパネル137は、計量された商品の質量等を表示する表示手段であり、同時に注文しようとする商品にタッチすることでその選択を行う入力手段である。通信部139は、他の装置(対面セルフPOS装置20や管理装置10等)と送受信を行うものである。キー操作部141は、タッチパネル137で行う入力以外の入力を行うものである。計量部143は、計量装置130に備えられた計量皿155に載置した商品の質量を計量してその計量値を出力するものである。印字部145は、計量部143で計量された商品について、値段やバーコード等を印字したラベル(シール)を発行するものである。
図19(a)は、計量装置130の正面図である。同図に示すように計量装置130は、計量装置本体151の後方に立設された支柱153の上部に、ラベル発行口154とタッチパネル137とを設置して構成されている。計量装置本体151の上面には、計量皿155が設置されている。
図21は、上記商品データ処理システム1−5の計量装置130における動作フロー図である。まず、予め、計量装置130のタッチパネル137またはキー操作部141を用いて直接、または携帯端末70を用いて、例えば量り売り商品の紹介・販売をするために当該量り売り商品の周辺にいる店員の付加情報を計量装置130の記憶手段(RAM135)に入力し、記憶しておく。
そしてまず、顧客又は店員は、選んだ商品の計量を行う(ステップ7−1)。この計量処理は、図19(a)に示すように、計量皿155の上に商品Xを載置することによって行われる。このとき、図19(b)に示すように、そのタッチパネル137には、計量した質量や、「商品を選択してください」の指示の表示等の他に、商品選択欄137aが表示される。
次に、顧客又は店員は、商品選択欄137aを用いて、載置した商品Xの種類をタッチして選択する(ステップ7−2)。これによって、合計金額などが計算され、図20(a)に示すように、合計金額等が表示される(ステップ7−3)とともに、シール発行ボタン137bが表示される。
次に、上記シール発行ボタン137bが押下されると、印字部145によってラベルが印字され、印字されたラベルがラベル発行口154から排出される(ステップ7−4)。このときタッチパネル137には、図20(b)に示すように、発行されたラベルを計量した商品の包装に貼付することを指示する画面を表示する。
上記発行されたラベルには、例えば、商品の質量や単価や合計金額や商品登録・精算時に用いるバーコード等の他に、付加情報が表示される。付加情報としては、例えば、上記接客を行っている店員の付加情報として、「野菜・果物の仕入れ・販売を手掛けて〇〇年。野菜・果物のことは私にご相談ください。」というような、当該接客店員をアピールする内容などが表示される。以上のように構成すれば、量り売り商品の販売促進を行っている接客用の店員の付加情報を、接客した顧客に対して提示することができる。これによって精算を当該接客店員が行わないような場合であっても、顧客に当該接客店員を印象付けることが可能となる。
そして、上記ラベルを商品Xに貼付した顧客は、他の商品と共に、例えば対面セルフPOS装置20に移動し、上記第1実施形態と同様の精算処理を行う。このように、付加情報は、必ずしも精算後のレシート等に表示する場合のみでなく、他の各種取引データの処理内容を出力するレシート等に表示することもできる。
なお、上記計量装置130は、管理装置10や対面セルフPOS装置20等とLAN90で接続しないで、単独で取引データ処理システムを構成しても良い。
ところで上記各実施形態では、商品データ処理装置100を、店員と顧客が対面しながら、購入しようとする商品の登録を店員が行い、購入しようとする商品の精算を顧客が行う対面セルフPOS装置20、または精算のみを行うセルフ精算装置40として使用した例を示したが、それ以外にも、商品の登録のみを行う注文登録装置として使用することもできるし、登録と精算の両者を同一面側から行う店員操作のPOS装置または顧客操作のフルセルフPOS装置としても使用することもできる。また本発明においては、必ずしも上記構造の商品データ処理装置100を用いる必要はなく、従来のドロワ付きのPOS装置や、精算専用の精算装置などを代わりに用いても良い。またPOS装置に直接付加情報を入力できる場合は、付加情報を入力するための携帯端末の設置を省略しても良い。また例えば各店員が所持している店員情報を記憶した媒体が、ある一定の記憶領域を持っている場合であれば、その媒体を記憶手段として付加情報を記憶しておき、必要に応じてその付加情報を店員情報と紐付けて読み出すことで対応すること等もできる。また上記実施形態では、対面セルフPOS装置20のRAM205や携帯端末70のRAM75を記憶手段としてこれらに付加情報を記憶した場合について説明したが、それら以外の機器を記憶手段とし、これに付加情報を記憶しても良い。
ところで、上記実施形態に係る各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供されるものとしているが、これに限られず、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記実施形態に係る各装置で実行されるプログラムを、ネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの構成であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記各実施形態では、管理装置を設置したが、管理装置の機能を対面セルフPOS装置等の他の装置に持たせることで、管理装置を省略しても良い。また上記実施形態では、商品や各種サービスを精算する際のレシートや、計量した商品に貼付するラベルに付加情報を出力する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、要は、各種取引データの処理を行う取引データ処理システムであれば、本発明を適用できる。また付加情報の出力は、レシートや画面に限られず、例えば音声などであっても良い。また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1−1 商品データ処理システム(取引データ処理システム) 10 管理装置
20 対面セルフPOS装置(商品データ処理装置、登録精算手段)
40(40A,40B、・・) セルフ精算装置(商品データ処理装置、精算手段)
60 アクセスポイント 70(70A,70B,・・) 携帯端末(入力手段)
71 CPU 73 ROM
75 RAM(記憶手段) 77 タッチパネル(表示部兼操作部、入力手段)
79 通信部 81 バス
90 LAN L1 付加情報ファイル
5 ネットワーク 100 商品データ処理装置
110 基台 111A,111B タッチパネル
111a,111b 表示部 111c,111d 入力部
113A,113B スキャナ部(入力手段)
115 印刷部(出力手段、印刷手段)
117 紙幣投入口 118 硬貨投入口
119 お釣り排出口 151 発行口
201 CPU 203 ROM
205 RAM(記憶手段) 207 通信部
209 ブザー 211 入出金部
212 撮像部 213 センサ部
215 バス B1,B2 店員
C1,C2 顧客 R1,R2 レシート
F1 付加情報 F2 店舗情報
1−2 商品データ処理システム(取引データ処理システム)
30 表示装置(キッチンモニタ、キッチンプリンタ)
31 CPU 33 ROM
35 RAM 37 タッチパネル(表示部兼操作部)
38 通信部 39 バス
1−4 商品データ処理システム(取引データ処理システム)
1−5 商品データ処理システム(取引データ処理システム)
130 計量装置(商品データ処理装置、取引データ処理装置) 131 CPU
133 ROM 135 RAM(記憶手段)
137 タッチパネル(表示部兼操作部、入力手段) 139 通信部
141 キー操作部(入力手段) 143 計量部
145 印字部(出力手段) 147 バス
151 計量装置本体 153 支柱
154 ラベル発行口 155 計量皿

Claims (5)

  1. 取引データの処理を行う取引データ処理システムにおいて、
    前記処理内容を出力する出力手段と、
    店員情報を入力する入力手段と、
    前記店員に関する付加情報を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記出力手段は、前記店員情報に基づいて前記付加情報を出力することを特徴とする取引データ処理システム。
  2. 前記付加情報を出力するか否かを選択する選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の取引データ処理システム。
  3. 前記取引データ処理システムは、前記取引データを登録する登録手段と、当該登録した商品の精算を行う精算手段と、を有し、
    前記登録手段で登録された取引データと、前記記憶手段が記憶する付加情報とを関連付けて前記精算手段に送信する送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の取引データ処理システム。
  4. 前記付加情報を入力して前記記憶手段に記憶させる携帯端末をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の内の何れかに記載の取引データ処理システム。
  5. 前記出力手段は、前記取引データに基づくレシートを印刷する印刷手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の内の何れかに記載の取引データ処理システム。
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