JP2006330409A - プロジェクション表示装置 - Google Patents

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宗一 桜井
Tetsuo Asano
哲夫 浅野
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Abstract

【課題】奥行き又は高さを低減し、コンパクトで薄型のプロジェクションTVを実現する光学エンジンを提供する。
【解決手段】本発明に係るプロジェクション表示装置は、陰極線管(6)と、該陰極線管の蛍光面(1)上に形成された映像をスクリーンへ拡大投射する投射レンズ(8)とを備えており、前記投射レンズの光軸が、前記陰極線管の電子銃(3)の中心軸に対して傾斜されていることを特徴とするものである。すなわち、陰極線管の蛍光面(1)の中心を通る該蛍光面に直交する線分が、上記投射レンズ(8)の光軸とほぼ一致し、この蛍光面に直交する線分が陰極線管の電子銃(3)の中心軸に対して傾斜される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、陰極線管装置と投射レンズを用いて映像情報を表示する装置に係わり、特にセットの奥行き又は高さを低減可能なプロジェクション表示装置に関する。
従来のプロジェクションTVとしては、特許文献1に記載のように、投射管の中心軸と投射レンズの光軸が一致し、夫々が直線上に配置されるような構造とすることが一般的であった。
一方、直視形TVの奥行きを小さくするために、特許文献2に記載のように、電子銃の中心軸と蛍光面の法線が同一直線上に無い構造とすることも知られている。
特開2000−294174号公報 特開平5−234540号公報
特許文献1に記載された構成を用いてセットのコンパクト化を実現しようとした場合、陰極線管及び投射レンズの大きさや、各々の相対位置関係等の制約により限界があった。特に従来の陰極線管は全長が長くセットのコンパク化を実現する上で最大の制約要因となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、セットをコンパク化するのに好適な技術を提供することにある。
上記目的を達成するための、本発明に係るプロジェクション表示装置は、投射レンズの光軸を陰極線管の電子銃の中心軸に対して傾斜させたことを特徴とするものである。このとき、上記陰極線管の蛍光面の中心を直交する線分が、前記投射レンズの光軸とほぼ一致しており、この線分が前記陰極線管の電子銃の中心軸に対して傾斜されている。
本発明によれば、セットの奥行き又は高さを低減することが可能となる為に、よりコンパクトで薄型のプロジェクションTVが実現できる。また、本発明によれば、解像度を劣化させることなくハイフォーカスが実現できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明によるプロジェクションTVの構成を示す概略図を示し、図1(a)はプロジェクションTVの正面図、(b)はプロジェクションTVの銃断面図、(c)は本発明の主要部である光学エンジンの縦断面図を示す。以下図1を用い詳細に本発明を説明する。
図1(b)において、プロジェクションTV11は陰極線管6、投射レンズ8で構成する光学エンジン9、ミラー14及びスクリーン7で構成し、蛍光面1の映像を投射レンズ8で拡大しミラー14で折返しスクリーン7上に映し出している。図1(c)において、陰極線管6は、パネル部2、ファンネル部5及びネック部4を含んでおり、パネル部2は、蛍光面1と、蛍光面1と対向して配置している前面ガラス10及び蛍光面1の背面に該蛍光面1を冷却する放熱部15を含んでいる。一方、ネック部4は、電子ビームを発生し、その電子ビームを収束させる作用を有する電子銃3、電子ビームを主偏向する偏向ヨーク16、及び電子ビームを微小に偏向しRGB電子ビームをスクリーン7上で合致させるコンバーゼンスヨーク20を含んでいる。図1(c)で示すように、電子銃3の中心軸12は蛍光面1に対し斜めに入射し、更に投射レンズ8の光軸13は電子銃3の中心軸12に対しθiの角度をもって傾斜しており、このように各々が傾斜して配置している点に大きな特長がある。すなわち、本実施例においては、蛍光面1の中心を通り、かつ蛍光面1に直交する線分が投射レンズ8の光軸13とほぼ一致しており、この線分が陰極線管6の電子銃の中心軸に対して、角度Θiを以って傾斜されている。
本実施例において、電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度Θiが大きい程プロジェクションTV11の奥行きを小さくでき、薄型化が可能である。しかしながら、電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度Θiが大きくなると、図1(c)で示すように、上偏向電子ビーム17と下偏向電子ビーム18の蛍光面1までの距離差が大きくなる為に、ダイナミックフォーカス電圧の上昇を招く。図2は電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度θiとダイナミックフォーカス電圧の関係を示した特性図である。縦軸で示すダイナミックフォーカス電圧は、ダイナミックフォーカス駆動回路や回路基板の耐電圧特性及びコスト等の点から1kVが許容限界値である。この結果図2より、電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度Θiの最大値は80度が限界値となる。一方、電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度Θiが小さくなると、図1(c)で示すように、上偏向電子ビーム17が前面ガラス10の片端部に接触し、投射レンズ8の開口効率が低下する。この点を解決する為には、蛍光面1と前面ガラス10の間隔を大きくすれば良いが、大きくした場合、投射レンズ8の解像度の特性劣化が生じてしまう。この点を考慮して、角度Θiを定める必要がある。図3は、上記投射レンズ8の開口効率を一定に保った条件下で、電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度Θiと、投射レンズ8の相対MTFの関係とを示した特性図である。縦軸の相対MTFは、電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度Θiが45度の場合のMTFに対する相対値で示している。この結果、図3から明らかなように、電子銃3の中心軸12と投射レンズ8の光軸13との角度Θiは25度以上とすれば、MTFが劣化しない事が判明した。
また、図1(c)で示すように、前面ガラス10は陰極線管6の真空外囲器の一部を構成している。この前面ガラス10の厚みは、中心部よりも周辺部が厚くなっており、同時にレンズ作用も有している。このようにすると、投射レンズ8の枚数を従来に比べ少なくできるため、コスト低減が可能となる。
また、図1(c)で示すように、本実施例では、蛍光面1の背面には放熱部15を配置している、これにより、蛍光面1から発生する熱を外部に放出し蛍光面1の発光効率の向上が実現できる。放熱部15は、エチレングリコール等の液冷槽で構成しても良いし、アルミ又は銅等からなる放熱板で構成してもよい。本実施例は、従来に比べ放熱部15の近傍空間が大きい為に放熱部15の容積を増大でき、放熱効果を増すことが可能となる。
また本実施例では、図1(c)で示すように、蛍光面1の形状は、中心部よりも周辺部がスクリーン7方向に湾曲した、いわゆる凹形状としている。このようにすることにより、上記したダイナミックフォーカス電圧の低減を図る事が出来ると同時に、像面湾曲収差が改善でき投射レンズ8の設計がより容易となる。
また図4に示すように、プロジェクションTV11に長方形の映像信号を加えた場合、従来の構成ではスクリーン7上にキーストン歪19が発生する。キーストン歪19を補正する為に、従来では、偏向ヨーク16の磁界分布を調整していた。これに対し本実施例では、図5(b)に示されるように、コンバーゼンスヨーク20の垂直コイル202の両端子201に、図6に示されるような、垂直周期1Vで変調され、かつ水平周期1Hを鋸歯状波とした電流を供給する。これにより、キーストン歪19が補正できる。更に図5(b)で示すように、本実施例では、コア203を円環形状とし、さらに垂直コイル202の巻線分布を均一磁界分布としている。このため、垂直コイル202によって発生する補正磁界は斉一磁界を形成し、キーストン歪19の補正量が増大しても電子ビーム形状への悪影響が極めて少ない特長を有している。
図7は、キーストン歪19の補正量全体に対する、コンバーゼンスヨーク20による補正量の比率と電子ビーム真円率の関係を示した特性図を示す。縦軸は電子ビーム真円率を示している。ここで電子ビーム真円率とは、スクリーン7上での電子ビームスポットの長径に対する短径の比率を意味するものとする。図7の横軸は、上記したようにキーストン歪19の補正量全体に対するコンバーゼンスヨーク20による補正量の比率を示す。図7において、高解像を実現するには電子ビーム真円率を0.9以上とする必要がある。このことにより、コンバーゼンスヨーク20による補正量は0.6以上とすれば高解像を実現できることがわかる。
また、図1(c)では前面ガラス10の蛍光面1側の形状は平面で示しているが、凸面形状であっても良い。
(a)本発明によるプロジェクションTVの概略を示す正面図。(b)本発明によるプロジェクションTVの概略を示す縦断面図。(c)本発明による光学エンジンの縦断面図。 電子銃の中心軸と投射レンズの光軸との角度θiに対するダイナミックフォーカス電圧の関係を示した特性図。 電子銃の中心軸と投射レンズの光軸との角度θiに対する相対MTFの関係を示した特性図。 キーストン歪を示した図。 (a)コンザーゼンスヨークの概略図。(b)コンザーゼンスヨークのA−A‘断面図。 キーストン歪補正電流波形。 キーストン歪の補正量全体に対するコンバーゼンスヨークによる補正量の比率と電子ビーム真円率の関係を示した特性図。
符号の説明
1…蛍光面、2…パネル部、3…電子銃、4…ネック部、5…ファンネル部,6…陰極線管、7…スクリーン、8…投射レンズ、9…光学エンジン、10…前面ガラス、11…プロジェクション標示装置、12…電子銃の中心軸、13…投射レンズの光軸、14…ミラー、15…放熱部、16…偏向ヨーク、17…上偏向電子ビーム、18…下偏向電子ビーム、19…キーストン歪、20…コンバーゼンスヨーク、202…垂直コイル。

Claims (8)

  1. 陰極線管と、該陰極線管の蛍光面上に形成された映像をスクリーンへ拡大投射する投射レンズとを備えたプロジェクション表示装置において、
    前記投射レンズの光軸が、前記陰極線管の電子銃の中心軸に対して傾斜させたことを特徴とするプロジェクション表示装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクション表示装置において、前記陰極線管の蛍光面の中心を通る該蛍光面に直交する線分が前記投射レンズの光軸とほぼ一致し、該線分が前記陰極線管の電子銃の中心軸に対して傾斜されていることを特徴とするプロジェクション表示装置。
  3. プロジェクション表示装置において、
    スクリーンと、該スクリーン上に映像を拡大投射するための光学エンジンとを備え、
    前記光学エンジンは、
    蛍光面を有するパネル部と、電子銃を有するネック部と、該パネル部と該ネック部とをつなぐファンネル部とを備え、前記パネル部、ネック部及び前記ファン寝る部により真空外囲器を構成する陰極線管と、
    該陰極線管の蛍光面を物点にし、該蛍光面上の映像をスクリーンに結像させる投射レンズとで構成する光学エンジンと、
    を含み、前記陰極線管に内蔵された電子銃の中心軸が該投射レンズの光軸に対し傾斜し、該蛍光面の光束が蛍光面に対向する前面ガラスを通過し、投射レンズに入射する光学エンジンを有することを特徴とするプロジェクション表示装置。
  4. 陰極線管と、概陰極線管の蛍光面上に形成された映像をスクリーンへ拡大投射する投射レンズとを備えたプロジェクション表示装置において、
    前記陰極線管に内蔵された電子銃の中心軸と投射レンズの光軸との交差する角度θiが、以下の条件を満足することを特徴とするプロジェクション表示装置。
    25°<θi<80°
  5. 請求項3または4に記載のプロジェクション表示装置において、前記陰極線管の蛍光面に対向して前面ガラスを配置し、該前面ガラスの厚さが、中心部よりも周辺部が厚くなっていることを特徴とするプロジェクション表示装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載のプロジェクション表示装置において、前記陰極線管装置の蛍光面の形状が、中心部よりも周辺部がスクリーン方向に湾曲し凹形状となっていることを特徴とする特長とするプロジェクション表示装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載のプロジェクション表示装置において、前記陰極線管は、キーストン歪の60%以上をコンバーゼンスヨークで補正する偏向ヨークを具備したことを特徴とする特長とするプロジェクション表示装置。
  8. プロジェクション表示装置において、
    スクリーンと、該スクリーン上に映像を拡大投射するための光学エンジンとを備え、
    前記光学エンジンは、
    蛍光面を有するパネル部と、電子銃を有するネック部と、該パネル部と該ネック部とをつなぐファンネル部とを備え、前記パネル部、ネック部及び前記ファン寝る部により真空外囲器を構成する陰極線管と、
    該陰極線管の蛍光面を物点にし、該蛍光面上の映像をスクリーンに結像させる投射レンズとで構成する光学エンジンと、
    を含み、前記陰極線管に内蔵された電子銃の中心軸が、前記蛍光面の中心と直交する線分に対し傾斜することを特徴とするプロジェクション表示装置。
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