JP2006330030A - 固体型ecミラー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明ガラス基板12の裏面には、透明電極膜14、EC膜16、反射膜兼電極18が順次積層成膜されて、積層体20が構成されている。積層体20は透明封止樹脂27で封止されている。反射膜兼電極18の背面には、透明封止樹脂27により封止ガラス28が貼付けられている。封止ガラス28の透明ガラス基板12に対面する側の面には、反射膜36が成膜されている。反射膜兼電極18で内周側鏡面部31を構成し、反射膜36で外周側鏡面部35を構成する。
【選択図】 図1
Description
自動車用防眩ミラー(インナーミラーまたはアウターミラー)として構成されたこの発明の固体型ECミラーの実施の形態1を図1に縦断面側面図で示す(厚み方向に拡大して示す。)。また、その正面図を図4に示す。図2、図3の従来装置と共通する箇所には、同一の符号を用いる。図1において、固体型ECミラー34は、無色透明の透明ガラス基板12を具えている。透明ガラス基板12の裏面には、透明電極膜14、EC膜16、反射膜兼電極18が順次積層成膜されて、積層体20が構成されている。透明電極膜14は透明ガラス基板12の裏面全域にわたり形成されている。EC膜16および反射膜兼電極18は透明ガラス基板12の最外周縁部から適宜の幅dを隔てて内周側の領域に形成されている。透明電極膜14はITO等で構成される。EC膜16は、例えば、Ir−Sn等で構成されたアノード化合物膜と、Ta2O5等で構成された固体電解質膜と、WO3等で構成されたカソード化合物膜を積層して構成される。反射膜兼電極18はAl等で構成される。
自動車用防眩インナーミラーとして構成されたこの発明の固体型ECミラーの実施の形態2を図5に縦断面側面図で示す(厚み方向に拡大して示す。)。また、その正面図を図6に示し、斜め背面側から見た内部透視斜視図を図7に示す。図1、図4の実施の形態1と共通する箇所には、同一の符号を用いる。図5において、車両用インナーミラーとして構成された固体型ECミラー38は、透明ガラス基板12を具えている。透明ガラス基板12の裏面には、透明電極膜14、EC膜16、反射膜兼電極18が順次積層成膜されて、積層体20が構成されている。透明電極膜14は、透明ガラス基板12の裏面の、反射膜兼電極18の配線18aを配置する箇所(図7参照)を除いた全域にわたり形成されている。EC膜16および反射膜兼電極18は透明ガラス基板12の最外周縁部から適宜の幅を隔てて内周側の領域に形成されている。透明電極膜14はITO等で構成される。EC膜16は、Ir−Sn等で構成されたアノード化合物膜と、Ta2O5等で構成された固体電解質膜と、WO3等で構成されたカソード化合物膜を積層して構成される。反射膜兼電極18はAl等で構成される。
この発明の実施の形態3を図8に縦断面側面図で示す(厚み方向に拡大して示す。)。図1、図4の実施の形態1と共通する箇所には、同一の符号を用いる。この固体型ECミラー42は、封止ガラス28を透明ガラス板で構成し、外周側鏡面部35を構成する反射膜36を封止ガラス28の背面側に成膜したものである。この固体型ECミラー42によれば、内周側鏡面部31と外周側鏡面部35の境界部分の反射像に、封止ガラス28の厚みと封止樹脂27の厚みを合わせた分の段差が生じるが、図1、図4の実施の形態1と同じ有効視界範囲Aが得られる。
この発明の実施の形態4を図9に縦断面側面図で示す(厚み方向に拡大して示す。)。図1、図4の実施の形態1と共通する箇所には、同一の符号を用いる。この固体型ECミラー44は、図1の封止ガラス28に代えて、封止金属板46を使用したものである。封止金属板46は反射率の高いAl、Fe、Ti等の金属板もしくはステンレス鋼板、Al合金、Cu合金等の合金板で構成されている。封止金属板46の透明ガラス基板12に対面する側の面46aは鏡面研磨加工されている。この固体型ECミラー44によれば、内周側鏡面部31と外周側鏡面部35の境界部分で、反射像に目立つ段差は生じない。また、図1、図4の実施の形態1と同じ有効視界範囲Aが得られる。封止金属板46の表面46aを鏡面研磨加工するのに代えて、該表面46aに反射膜を成膜することもできる。すなわち、封止金属板46をAl、Fe、Cu、ステンレス鋼板等の金属板で構成し、その表面46aにNiやSnによるめっきを施して反射膜を成膜して外周側鏡面部35を構成することができる。
Claims (9)
- 透明基板と、
該透明基板の裏面側に順次積層形成された透明電極膜、EC膜、反射膜兼電極を具え、該EC膜および該反射膜兼電極が前記透明基板の最外周縁部から適宜の幅を隔てて内周側の領域に形成された積層体と、
前記透明基板の外周縁部に設けられた第1の端子と、
前記透明基板の外周縁部に設けられた第2の端子と、
前記透明電極膜を前記第1の端子に電気的に接続する第1の配線と、
前記反射膜兼電極を第2の端子に電気的に接続する第2の配線と、
前記透明基板と同等の外形を有し、透明封止樹脂を介して前記積層体の上に貼り付けられ、前記透明基板との間で前記積層体を封止する封止板と
を具備してなる固体型ECミラーにおいて、
前記封止板の前記透明基板に対面する側の面の、該透明基板の正面側から見て、前記反射膜兼電極が存在しない外周側の領域に外周側鏡面部を形成してなる固体型ECミラー。 - 前記外周側鏡面部が、前記封止板の前記透明基板に対面する側の面に形成された反射膜により構成されている請求項1記載の固体型ECミラー。
- 前記封止板が金属板で構成され、前記外周側鏡面部が、該金属板の前記透明基板に対面する側の面を、鏡として機能できる表面光沢を有する状態に形成して構成されている請求項1記載の固体型ECミラー。
- 前記透明封止樹脂が無色透明であり、前記外周側鏡面部を構成する反射面そのものの反射率が前記反射膜兼電極そのものの反射率よりも低く設定されている請求項1から3のいずれかに記載の固体型ECミラー。
- 前記反射膜兼電極がAlで構成され、前記外周側鏡面部がCrで構成されている請求項4記載の固体型ECミラー。
- 前記積層体の無着色時の反射色が黄色味を帯びており、前記外周側鏡面部の反射色が該積層体の無着色時の反射色に近似して黄色味を帯びている請求項1から5のいずれかに記載の固体型ECミラー。
- 前記積層体の無着色時の反射色が黄色味を帯びており、前記透明封止樹脂が黄色味を帯びている請求項1から5のいずれかに記載の固体型ECミラー。
- 透明基板と、
該透明基板の裏面側に順次積層形成された透明電極膜、EC膜、反射膜兼電極を具え、該EC膜および該反射膜兼電極が前記透明基板の最外周縁部から適宜の幅を隔てて内周側の領域に形成された積層体と、
前記透明基板の外周縁部に設けられた第1の端子と、
前記透明基板の外周縁部に設けられた第2の端子と、
前記透明電極膜を前記第1の端子に電気的に接続する第1の配線と、
前記反射膜兼電極を第2の端子に電気的に接続する第2の配線と、
前記透明基板と同等の外形を有し、透明封止樹脂を介して前記積層体の上に貼り付けられ、前記透明基板との間で前記積層体を封止する透明封止板と
を具備してなる固体型ECミラーにおいて、
前記透明封止板の前記透明基板に対面する側の面と反対側の面の、該透明基板の正面側から見て、前記反射膜兼電極が存在しない外周側の領域に外周側鏡面部を構成する反射膜を形成してなる固体型ECミラー。 - 前記第1、第2の端子が前記透明基板の上辺部に設けられ、
前記封止板の背面側にミラーホルダーが貼り付けられ、
該ミラーホルダーの周縁部のうち上辺部は前記第1、第2の端子を覆った状態に前記透明基板の前面側に折り返されて該透明基板の上辺部の縁部を構成し、該透明基板の上辺部以外の辺部には該ミラーホルダーによる縁部が構成されてなく、
前記ミラーホルダーには、車室内に取り付けるためのステイが連結され、
車両用インナーミラーとして構成されている請求項1から8のいずれかに記載の固体型ECミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005149068A JP2006330030A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 固体型ecミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005149068A JP2006330030A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 固体型ecミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006330030A true JP2006330030A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37551821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005149068A Pending JP2006330030A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 固体型ecミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006330030A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015151749A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 株式会社 村上開明堂 | Ecミラー |
JP2021517260A (ja) * | 2019-02-27 | 2021-07-15 | 中国科学院蘇州納米技術与納米▲ファン▼生研究所 | マルチカラーエレクトロクロミック構造、その製造方法及び応用 |
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JPH01172029U (ja) * | 1988-05-24 | 1989-12-06 | ||
JP2001330864A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-30 | Murakami Corp | Ecミラーの電極構造 |
WO2003032068A1 (fr) * | 2001-10-05 | 2003-04-17 | Murakami Corporation | Element electrochimique entierement solide |
-
2005
- 2005-05-23 JP JP2005149068A patent/JP2006330030A/ja active Pending
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