JP2006329580A - 給湯熱源機の音声認識制御装置 - Google Patents

給湯熱源機の音声認識制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 マイクロホンや音声認識部を持たない給湯システムについて、リモコンを交換することなく音声認識機能を付加することができる音声認識制御装置を提供する。
【解決手段】 ユーザの発する音声による命令を認識して給湯熱源機2に対する制御信号を生成するために、マイクロホン101と、音声認識部105と、該音声認識部105での判定結果に基づいて制御信号の生成処理を行う制御部106とを備える。そして、給湯システムとの通信にあたっては、音声認識制御装置1に、伝送制御用の通信識別子として上記給湯熱源機のリモコンの一つとして認識される通信識別子を割り当てるとともに、該給湯システムの通信規約に従って制御信号を送信させる。
【選択図】 図2

Description

この発明は給湯熱源機の音声認識制御装置に関し、より詳細には、ユーザの発する音声を認識して給湯熱源機の遠隔制御を行う制御装置に関する。
近年、ガス給湯器などの給湯熱源機を備えた給湯システムにおいては、ユーザが発する音声による命令(コマンド)を音声認識部で認識し、当該コマンドに応じた制御を実行する音声認識機能を備えたものが提案されている。
具体的には、この種の給湯システムとしては、ユーザが発する音声を拾うマイクロホンと、該マイクロホンを通じて入力された音声信号が給湯熱源機に対するコマンドであるか否かの認識を行う音声認識部の双方が給湯熱源機の遠隔操作装置(リモコン)に搭載されているもの(たとえば、特許文献1参照)と、マイクロホンのみがリモコンに搭載され、音声認識部は給湯熱源機本体に搭載されているもの(たとえば、特許文献2参照)とが提供されている。
特開2005−17974号公報 特開2002−267252号公報
しかしながら、このような構成では以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、上記特許文献1、2に示すいずれの場合も、音声認識機能を実現するためには、少なくともリモコンに音声を入力するためのマイクロホンが備えられている必要がある。そのため、このようなマイクロホンを持たないリモコンのみが接続されている給湯システムについては、少なくともリモコンを交換しなければ音声認識機能を実現することができなかった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、マイクロホンや音声認識部を持たない給湯システムにおいて、リモコンを交換することなく音声認識機能を付加することができる音声認識制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る給湯熱源機の音声認識制御装置は、給湯熱源機とその遠隔操作装置とが所定の通信規約に従って通信接続されてなる給湯システムに追加接続するための装置であって、音声入力手段と、上記音声入力手段から入力された音声信号をデジタル化された音声データに変換する音声データ生成手段と、上記音声データと予め記憶された照合用データとを照合して、上記音声データが所定の音声コマンドであるか否かを判定するコマンド判定手段と、上記コマンド判定手段での判定結果に基づいて制御信号の生成処理を実行する制御信号生成手段と、上記制御信号生成手段で生成された制御信号を上記所定の通信規約に従った通信用の信号に変換して上記給湯システムに送出する通信手段とを備えて構成されるとともに、上記通信手段は、上記給湯システムとの通信における伝送制御用の通信識別子として上記給湯熱源機の遠隔操作装置の一つとして認識される通信識別子が用いられていることを特徴とする。
すなわち、請求項1の発明では、音声として発せられた命令は音声入力手段から入力されて音声データ変換手段でデジタル化される。そして、コマンド判定手段で音声コマンドであるか否かが判定され、音声コマンドであればそれに応じた制御信号が制御信号生成手段で生成される。その一方で、制御信号生成手段で生成された制御信号を送出する通信手段には、伝送制御用の通信識別子として上記給湯熱源機のリモコンの一つとして認識される通信識別子が用いられるとともに、この通信手段は給湯システムの通信規約に従って制御信号を送出するので、通信手段から送出された制御信号は給湯熱源機やそのリモコンには給湯システムに接続された他のリモコンから送出された制御信号と認識される。そのため、本発明の音声認識制御装置は、給湯システムに新たなリモコンを追加接続するのと同じように接続するだけで、音声認識機能を持たない給湯システムに音声認識機能を付加することができる。
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る給湯熱源機の音声認識制御装置において、上記通信手段を介して得られる情報に基づいて上記給湯熱源機の機種を判定する熱源機判定手段と、給湯熱源機の機種毎に受付可能な音声コマンドを記憶した機種別コマンドデータテーブルと、上記熱源機判定手段での判定結果と上記機種別コマンドデータテーブルのテーブルデータとに基づいて受付可能な音声コマンドを選別するコマンド選別手段とを備え、上記制御信号生成手段は、上記コマンド選別手段で選別された音声コマンドについてのみ上記制御信号の生成処理を実行するように構成されていることを特徴とする。
すなわち、請求項2の発明では、熱源機判定手段が通信手段を介して得た情報に基づいて給湯熱源機の機種を判定する。そして、この判定結果に基づいて、コマンド判別手段が機種別コマンドデータテーブルを用いて給湯熱源機が受付可能な音声コマンドを選別し、制御信号生成手段は、このコマンド選別手段によって選別された音声コマンドについてのみ制御信号の生成処理を実行する。そのため、たとえば、給湯熱源機が、リモコンから「給湯温度」の設定変更操作しか受け付けないような機種である場合に、「ふろ温度」の設定変更を命ずる音声が入力されても、当該命令は制御信号生成手段には受け付けられないので、給湯システムが誤動作することを防ぐことができる。
また、請求項3に係る発明は、上記請求項2に記載の給湯熱源機の音声認識制御装置において、上記コマンド選別手段において受付可能とされた音声コマンドを表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項3の発明では、給湯熱源機の機種に応じてコマンド選別手段で受付可能とされた音声コマンドが表示手段に表示されるので、ユーザは表示手段を視認することで給湯熱源機が受付可能な命令を確認することができ、操作できない命令を発するのを回避することができる。
また、請求項4に係る発明は、上記請求項1から3のいずれかに記載の給湯熱源機の音声認識制御装置において、上記通信手段を介して得られる情報に基づいて上記給湯熱源機の遠隔操作装置が作動状態にあるか非作動状態にあるかを判定するリモコン作動判定手段を備え、上記制御信号生成手段は、上記リモコン作動判定手段が上記遠隔操作装置が作動状態にあると判定している場合に限り、上記制御信号の生成処理を実行するように構成されていることを特徴とする。
すなわち、請求項4の発明では、リモコン作動判定手段が給湯熱源機のリモコンが作動状態(運転スイッチがオンの状態)にあるか否かを判定し、作動状態にある場合に限り制御信号生成手段が制御信号の生成処理を実行するので、給湯熱源機のリモコンが非作動状態(運転スイッチがオフの状態)にある時には制御信号が送出されず、給湯熱源機の誤動作を防止できる。なお、ここで、「遠隔操作装置が作動状態にあると判定している場合に限り、上記制御信号の生成処理を実行する」という点については、リモコンが作動状態になければ制御信号生成手段自身が制御信号の生成を行わないように構成する場合だけでなく、たとえば、リモコンが作動状態になければ、上記音声データ生成手段が音声データの生成を行わないようにしたり、あるいは、リモコンが作動状態になければ、上記コマンド判定手段がコマンドの判定を行わないようにしたりするなどの構成を採用することができる。
また、請求項5に係る発明は、上記請求項4に記載の給湯熱源機の音声認識制御装置において、上記制御信号生成手段は、リモコン作動判定手段が上記遠隔操作装置が作動状態にあると判定している場合であっても、所定の制御信号については生成処理を実行しないように構成されていることを特徴とする。
すなわち、請求項5の発明では、リモコン作動判定手段が給湯熱源機のリモコンが作動状態(運転スイッチがオンの状態)にあると判定している場合でも、所定の制御信号については制御信号の生成処理を実行しないので、たとえば、上記所定の制御信号として給湯熱源機の給湯温度の設定を高温に設定するような制御信号の生成・出力を防止でき、高温出湯などの危険を回避することができる。
また、請求項6に係る発明は、上記請求項4または5に記載の給湯熱源機の音声認識制御装置において、上記制御信号生成手段は、上記リモコン作動判定手段が上記遠隔操作装置が非作動状態にあると判定している場合でも、所定の制御信号については制御信号の生成処理を実行するように構成されていることを特徴とする。
すなわち、請求項6の発明では、リモコン作動判定手段が給湯熱源機のリモコンが非作動状態(運転スイッチがオフの状態)にあると判定している場合でも、所定の制御信号については制御信号の生成処理を実行するので、たとえば、リモコン間での通話を可能にさせる制御信号のように、給湯熱源機の誤動作や危険回避とは無関係なものについては音声による命令が可能となり利便性の高い給湯システムを提供できる。
また、請求項7に係る発明は、上記請求項4から6のいずれかに記載の給湯熱源機の音声認識制御装置において、上記リモコン作動判定手段における判定結果を報知する報知手段を備えていることを特徴とする。
すなわち、請求項7の発明では、リモコン作動判定手段の判定結果が報知手段により報知されるので、ユーザは報知手段を確認することで、音声認識制御装置が命令を受付可能な状態にあるかを確認することができ、無用な命令を発するのを防止できる。
本発明に係る給湯熱源機の音声認識制御装置によれば、マイクロホンや音声認識部を持たない給湯システムであっても後付けで音声認識制御装置を追加接続するだけで音声認識機能を備えた給湯システムに変更することができる。
しかも、音声認識制御装置は、給湯熱源機に新たなリモコンを追加接続するのと同様の方法で給湯システムに接続できるので、追加接続が容易であり施工性に優れている。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
本発明の給湯熱源機の音声認識制御装置(以下、音声認識制御装置と称する)は、音声認識機能を持たない既存の給湯システムに後付け(追加接続)することによって音声認識機能を持たせるための装置であり、図1はその接続例を示している。
図1において、符号1は本発明に係る音声認識制御装置、符号2は給湯熱源機、符号3は該給湯熱源機2の台所リモコン、符号4は同給湯熱源機2の浴室リモコンを示している。ここで、図示された給湯熱源機2とそのリモコン3,4は音声認識機能を持たない従来型の給湯システムであって、上記リモコン3,4は、給湯熱源機2のコントローラのリモコン接続用端子(図示せず)と2芯のリモコン通信線5で接続され、この通信線5を介して、所定の通信規約に従って相互に制御信号の送受信を行う他、電源重畳通信方式により給湯熱源機2から各リモコン3,4に対して電力が供給されている。
そして、本実施形態に示す音声認識制御装置1は、給湯システムとの接続にあたり、上記各リモコン3,4と同様に、給湯熱源機2のコントローラに設けられたリモコン接続用端子にリモコン通信線5を介して接続される。つまり、本実施形態では、音声認識制御装置1は、上記リモコン接続用端子を介して給湯熱源機2および上記各リモコン3,4と通信可能に接続されるとともに、給湯熱源機2から電力の供給を受けるように接続されている。
図2は、上記音声認識制御装置1の概略構成を示すブロック図である。図示のように、音声認識制御装置1は、マイクロホン101と、増幅部102と、AD変換部103と、フィルタ部104と、音声認識部105と、制御部106と、変復調部107と、電源部108と、表示部109とを主要部として備えている。
より具体的には、上記マイクロホン101は、ユーザが発する音声を拾ってこれを電気信号(音声信号)に変換するための音声入力手段であって、装置表面に臨んで設けられる。増幅部102は、該マイクロホン101から入力される音声信号を増幅するための増幅器で構成される。なお、この増幅器102の利得は、上記音声認識部105の出力信号をフィードバック入力とする自動利得制御部110で制御され、マイクロホン101から入力された音声信号は所定のレベルまで増幅される。
上記AD変換部103は、上記増幅部102で増幅された音声信号をデジタル化するものであって音声データ生成手段を構成する。そして、このAD変換部103でデジタル化された音声信号はデジタルフィルタで構成されたフィルタ部104で雑音等が除去された後、音声認識部105に入力される。
上記音声認識部105は、上記フィルタ部104から入力される音声データと、予め記憶された照合用データとを照合して、上記音声データが所定の音声コマンドであるか否かを判定するコマンド判定手段を構成する。具体的には、この音声認識部105は、音声認識部105が認識すべき言葉(音声コマンド)に相当するデータが格納された記憶領域(メモリ)111が設けられており、上記フィルタ部104から入力される音声データとこの記憶領域に格納されたデータと比較することによって音声コマンドであるか否かの判定を行い、音声コマンドであると判定すると当該音声コマンドに対応する所定の信号を制御部106に出力する。
ここで、本実施形態においては、上記メモリ111に記憶される音声コマンドとしては、たとえば、「給湯温度を42度にせよ」といった一つの命令に対して、「給湯」、「温度」、「42度」といったように、一つの命令を2つ以上の言葉に分割したものが音声コマンドとして割り当てられている(詳細は、図4参照)。これは、後述するように、本実施形態では、制御部106が、音声認識部105からの出力信号に基づいてユーザの発した命令を判定し、当該命令に対応した制御信号の生成処理を実行するように構成されるが、その際、一つの音声コマンド(たとえば、「給湯温度42度」全体を一つの音声のコマンドとしたもの)だけで命令を判定して制御信号を生成するように構成すると誤動作の原因となるので、このような誤動作を防止するために、一つの命令を複数の音声コマンドによって認識するようにしたものである。
上記制御部106は、所定のプログラムに従って音声認識制御装置1の各部の動作を制御する制御装置であって、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)と所定の記憶領域(メモリ)112とを備えて構成されている。
図3は、この制御部106の機能を説明するための機能ブロック図である。図示のように、この制御部106は、マイコンのプログラムによって、機能的な構成として、制御信号生成手段201、熱源機判定手段202、コマンド選別手段203、リモコン作動判定手段204、表示制御手段205、通信制御手段206とを主要部として備えている。また、上記メモリ112には、図4に示すような、給湯熱源機2の機種と受付可能な音声コマンドとの対応関係がテーブル(機種別コマンドデータテーブル)として記憶されている。
上記制御信号生成手段201は、上記コマンド選別手段203やリモコン作動判定手段204と連係しつつ、上記音声認識部105からの出力信号に基づいて給湯熱源機2や各リモコン3,4を遠隔操作するための制御信号を生成する機能を有している。具体的には、上述したように、この制御信号生成手段201は、たとえば、上記音声認識部105が、音声コマンドとして「給湯」、「温度」、「42度」といったコマンドを認識すると、これに対応して給湯熱源機2に対して「給湯温度を42度に設定せよ」という内容の制御信号を生成する。
また、上記熱源機判定手段202は、上記変復調部107から入力される通信信号(具体的には、給湯熱源機2からの機種データなど)に基づいて給湯熱源機2の機種を判定する。ここで、給湯熱源機2の機種とは、給湯熱源機2を遠隔操作可能な機能に基づいて分類したものであり、たとえば、図4に示すように、「給湯温度設定機能」のみが遠隔操作の対象となる給湯熱源機(図示例では「熱源機種A」)と、「給湯温度設定機能」、「ふろ温度設定機能」、「ふろ湯量設定機能」、「ふろ自動運転機能」が遠隔操作の対象となる給湯熱源機(図示例では「熱源機種B」)とでは異なる機種として判定される。
上記コマンド選別手段203は、上記熱源機判定手段202での判定結果と、上記機種別コマンドデータテーブルのテーブルデータとに基づいて、制御信号生成手段201で受付可能な音声コマンドを選別する手段であって、たとえば、上記熱源機判定手段202が給湯熱源機2の機種を「給湯温度設定機能」のみが遠隔操作の対象となる機種(上記「熱源機種A」)と判定した場合、音声認識部105からの出力信号のうち「給湯」、「温度」、「XX度」(Xは一桁の整数)に相当する信号のみを制御信号生成手段201が受け付けるようにする。すなわち、このコマンド選別手段203は、音声認識制御装置1に接続された給湯熱源機2が対応しない音声コマンド(たとえば、上述の例では「給湯温度設定機能」以外の他の機能(「ふろ温度設定機能」や「ふろ湯量設定機能」など)についての音声コマンド)を制御信号生成部201が受け付けないようにする機能を有している。
上記リモコン作動判定手段204は、上記変復調部107から入力される通信信号(具体的には、各リモコン3,4からの制御信号)に基づいて、給湯熱源機2のリモコン3,4が作動状態にあるか非作動状態にあるかを判定する機能を有している。すなわち、給湯熱源機2に接続された上記各リモコン3,4のいずれかにおいて該リモコンを作動状態にする操作(運転スイッチのオン操作)がなされると、給湯熱源機2は給湯待機状態となり、この状態で、たとえば、給湯栓等が開栓される等すると給湯熱源機2は給湯運転を開始する。本実施形態に示す音声認識制御装置1は、給湯熱源機2がこのような給湯待機状態にあるか否かを把握して、給湯待機状態にある場合(リモコンが作動状態にある場合)に限り、上記制御信号生成手段201が音声コマンドを受け付けて制御信号の生成処理を実行するようにしている(詳細は後述する)。
なお、上記表示制御手段205は、上記表示部109の表示制御を行う。また、通信制御手段206は、上記変復調部107との通信制御を行う。
上記変復調部107は、上記制御部106から出力される制御信号を変調してリモコン通信線5に出力するとともに、リモコン通信線5を介して入力される通信信号を制御部106で読み取り可能な信号に復調するもので、上記通信制御手段206とともに通信手段を構成する。具体的には、この変復調部107は、上記リモコン通信線5を介して上記給湯熱源機2と各リモコン3,4との間(換言すれば、給湯システム間)で行われる通信において用いられる通信規約に従って制御信号を送受信するように構成される。
そして、この通信にあたり、音声認識制御装置1の通信手段には、伝送制御用の通信識別子として、給湯システム内で上記給湯熱源機2の遠隔操作装置の一つとして認識される通信識別子(たとえば、本実施形態では、給湯熱源機2に後付け追加接続されるサブリモコンと同種の通信識別子)が与えられている。つまり、本発明に係る音声認識制御装置1は、既存の給湯システムに後付けで追加接続された場合、給湯熱源機2や各リモコン3,4からは新たなリモコンが追加されたものと認識されるように構成されている。
上記電源部108は、上記リモコン通信線5を介して給湯熱源機2から供給される電力を安定化させて音声認識制御装置1の各部に供給する電源装置で構成されている。
また、表示部109は、音声認識制御装置1の状態を表示する表示装置(表示手段)であって、たとえば、液晶パネルや蛍光管ドットマトリクス表示器のように文字や図形を表示可能な表示装置で構成される。そして、このように構成された表示部109には、上記リモコン作動判定手段204の判定結果に基づいてリモコン3,4が作動状態にあるか否かを表示する他、たとえば、上記コマンド選別手段203によって選別された音声コマンド、つまり、接続された給湯熱源機2に対応して制御信号生成手段201が受付可能な音声コマンドを文字で表示するのが好ましい。なお、その際、音声コマンドの全てを一度に表示できない場合には表示をスクロールさせたり、ページ送り可能に表示させたりするなど、音声コマンドの全てを視認できるように適宜設定される。
次に、このように構成された音声認識制御装置1の動作について図5および図6に基づいて説明する。ここで、図5は音声認識制御装置1を、音声認識機能を持たない既設の給湯システムに接続した際における上記熱源機判定手段202での機種判定の手順について説明する説明図である。また、図6は、施工後において、ユーザが発した音声による命令の処理手順の一例を示すフローチャートである。
音声認識制御装置1の施工にあたっては、一端が上記変復調部107に接続されたリモコン通信線5を給湯熱源機2のリモコン接続用端子に接続する。これにより、給湯熱源機2から音声認識制御装置1の電源部108に電力が供給され、音声認識制御装置1の各部が作動を開始する。
そして、音声認識制御装置1が作動を開始すると、該音声認識制御装置1の制御部106(具体的には通信制御手段206)から変復調部107、リモコン通信線5を介して、図5(a)の点線で示すように、給湯熱源機2やそのリモコン3,4に対して、上記通信識別子を含む通信信号が送信される。すなわち、本実施形態では、音声認識制御装置1にはサブリモコンと同種の通信識別子が割り当てられているので、音声認識装置1側からサブリモコンが接続されたと同様の通信信号が送信される。これにより、給湯熱源機2およびそのリモコン3,4は、給湯システムにサブリモコンが追加接続されたと認識する。
一方、音声認識制御装置1の接続をサブリモコンの追加接続と認識した給湯熱源機2側は、新たなリモコンが接続された際の手順に従って、給湯熱源機2自身の機種を特定可能な情報を含んだ通信信号をリモコン通信線5を介して音声認識制御装置1に送出する(図5(b)の点線参照)。
そして、給湯熱源機2からの上記通信信号を受信した音声認識制御装置1側では、この通信信号に基づいて上記熱源機判定手段202が給湯熱源機2の機種を判定するとともに、その判定結果と上記機種別コマンドデータテーブルのテーブルデータとに基づいて、上記コマンド選別手段203が、以後、上記音声認識部105から出力される信号のうち当該機種に対応する音声コマンドのみを制御信号生成手段201で受け付けられるようにする。
なお、このようにして給湯システムに接続された音声認識制御装置1は、以後、サブリモコンの一つとして通信タイミングが割り当てられる。すなわち、施工後の音声認識制御装置1は、後述する音声による命令を受け付けた場合を除き、上記リモコン3,4とは異なるタイミングで定期的に給湯熱源機2等と通信を行う。
次に、図6に基づいて、施工後におけるユーザの発する音声による命令の処理手順を説明する。
電源部108に電源が供給され、音声認識制御装置1が作動状態にあると、音声認識制御装置1のリモコン作動判定手段204が、給湯システムに接続されたリモコン3,4が作動状態にあるか(運転スイッチがオンであるか)否かを判断する(図6ステップS1参照)。
そして、この判断の結果、リモコン3,4が作動状態にあれば、続く図6ステップS2に進んで音声による命令の入力待機状態になる。一方、リモコン3,4が非作動状態(運転スイッチがオフ)である場合は、リモコン3,4が作動状態になるまで図6ステップS1の判断を繰り返す。つまり、本実施形態では、リモコン3,4が作動状態でない限り、ユーザが音声による命令を発しても、音声認識制御装置1は当該命令を受け付けることがないように設定されている。したがって、リモコン3,4の運転スイッチがオンされていなければ、音声認識制御装置1や給湯熱源機2が誤動作をすることはない。
そこで、図6ステップS2の状態で、ユーザが音声による命令、ここでは説明の便宜上、ユーザが「給湯温度を37度にせよ」との命令を発したと仮定する。この場合、ユーザの発した音声による命令は、マイクロホン101から入力され、増幅部102、AD変換部103、フィルタ部104を介して音声データとして音声認識部105に入力される。
音声認識部105では、入力された音声データと照合用データと比較して音声コマンドであるか否かを判定するが、その際、本実施形態では、上述したように、「給湯温度を37度にせよ」との一つの命令に対して音声コマンドは「給湯」「温度」「XX度」の3つに分割されていることから、音声認識部105では、これらの順で各コマンドを認識して対応する信号を制御部106に送出する。
制御部106側では、このように分割された各音声コマンドに対応する信号を処理するにあたり、先頭の音声コマンド(第1コマンド、以下、この第1コマンドに続く音声コマンドを第2コマンド、第3コマンドと称する)の入力があるか否かを図6ステップS3で判断する。なお、ここで、第1コマンドの判定として「給湯」のコマンドがあるか否かを判断するようにしているのは、本実施形態では、図4に示すように、全ての命令の第1コマンドは「給湯」とされているからである。
このようにして制御部106が第1コマンドとして「給湯」のコマンドを受け付けると、該制御部106は、続く第2コマンドの入力待機状態となり(図6ステップS5参照)、図6ステップS7からS10に示すように、順次、第2コマンドがいかなるコマンドであるかを判定するための処理が実行される。たとえば、ここで第2コマンドとして「風呂自動」が入力されたとすると(図6ステップS6でYES)、図6ステップS6−1に移行して、制御部106はリモコン3,4で「風呂自動SWが操作されたのと同じ処理(風呂自動SW処理)」を実行する。つまり、この場合、「給湯」、「風呂自動」と続くコマンドは、図4に示すように、第3コマンドが存在しないので、制御部106は、第1および第2コマンドを受け付けると、その時点で「ふろ自動運転機能」の作動を命ずる制御信号を生成し、変復調部107を介して給湯熱源機2に送信する。
また、同様に、第2コマンドとして「あつく」が入力されると(図6ステップS7でYES)、図6ステップS7−1に移行して、リモコン3,4で「あつくSWが操作されたのと同じ処理(あつくSW処理)」が実行され、「あつく機能」の作動を命じる制御信号が給湯熱源機2に送信される。さらに、第2コマンドとして「ぬるく」が入力された場合についても(図6ステップS8でYES)、「あつく」が入力された場合と同様に、図7ステップS8−1に移行し、制御部106では「ぬるくSW処理」が実行され、その制御信号が給湯熱源機2に送信される(なお、「風呂温度」が入力された場合の処理(図6ステップS17からS22までの処理の説明は、後述する「給湯温度」の場合とほぼ同様であるので説明を省略する)。
なお、制御部106では、図6ステップS4に示すように、第1コマンドを受け付けてから第2コマンドを受け付けるまでの時間をカウントしており、第1コマンド受付から第2コマンド受付までに所定時間(たとえば、1秒)が経過すると(図6ステップS4でYES)、タイムアップとして音声コマンドの受付をキャンセルし、図6ステップS1に復帰する。これは、音声による命令を複数の音声コマンドに分割しているため、偶然に「給湯」といった言葉を受け付けてしまうことがあるため、そのような命令によって誤動作を生じないようにするためである。したがって、第1コマンドと第2コマンドとの間に所定時間を経過すると、再び「給湯」のコマンドから入力しないと、制御部106は音声による命令を受け付けないこととなる。
本例では、便宜上、ユーザが「給湯温度を37度にせよ」との命令を発したと仮定したので、図6ステップS10の判断でYESとなる。そして、「給湯」、「温度」とコマンドが続いた場合、図4に示すように、温度を数値で示す第3コマンドが存在するので、制御部106は、第3コマンドの入力を待つために、図6ステップS12に移行する。
この第2コマンドと第3コマンドとの間も、上述した第1コマンドと第2コマンドとの間の場合と同様に、制御部106がこれらの間の所要時間をカウントし、所定時間(たとえば、1秒)が経過すると(図6ステップS11でYES)、タイムアップとして音声コマンドの受付をキャンセルし、図6ステップS1に復帰する。
一方、タイムアップすることなく第3コマンドが入力されると(図6ステップS12でYES)、第3コマンドが何度を指しているのかの判断が、35度から48度の範囲で、1度刻みで実行される(図6ステップS13からS16参照)。なお、ここで、最近の給湯熱源機2は食器洗浄器(図示せず)に温水を供給するものもあり、その場合、たとえばリモコン3の操作では70度といったような高温の設定も可能にされているが、本実施形態に示す音声認識制御装置1では、このような高温の設定ができないように構成されている。つまり、本実施形態に示す音声認識制御装置1では、リモコン作動判定手段204がリモコン3,4が作動状態にあると判定している場合であっても、所定の制御信号(本実施形態では、たとえば給湯設定温度を49度以上に設定する制御信号等)については生成処理を実行しないように構成されている。
そして、本例では図6ステップS15における判断がYESとなり、続く図6ステップS15−1に移行して、制御部106はリモコン3,4で「給湯温度を37度に設定するSW操作がされたのと同じ処理(37度SW処理)」を実行する。つまり、この場合、制御部106は、第1コマンドから第3コマンドを受け付けると、その時点で「給湯温度を37度に設定」を命ずる制御信号を生成し、変復調部107を介して給湯熱源機2に送信する。
そして、このようにして送信された制御信号を給湯熱源機2のコントローラが受信すると、該コントローラは、上述したように、その制御信号は給湯システムに接続されたリモコンから送信されたものと認識するので、リモコン3,4による遠隔操作の場合と同様に、給湯温度を37度に設定する処理を実行する。
このように、本発明の音声認識制御装置1によれば、既設の給湯システムに、新たなリモコンを接続するのと同じように音声認識制御装置1を追加接続するだけで、音声認識機能を持たない給湯システムに音声認識機能を付与することができる。
実施形態2
次に、本発明の他の実施形態について、図7,図8に基づいて説明する。本実施形態に示す音声認識制御装置1′は、ユーザの発した音声による命令に対応する制御信号を生成する前に音声認識制御装置1′が命令の内容を確認する音声メッセージを発し、それに対するユーザの回答を待ってから制御信号の生成・送信を行うように構成されている。
ここで、図7は、本実施形態に係る音声認識制御装置1′の概略構成を示すブロック図を示しており、また、図8は同音声認識制御装置1′における音声による命令の処理手順の一例を示すフローチャートを示している。
図7に示すように、本実施形態に示す音声認識制御装置1′は、音声合成部113と、第2の増幅部114と、スピーカ115とが付加されている点および制御部106のプログラムに変更が加えられている点を除けば、その他のハード構成は実施形態1に示す音声認識制御装置1と略共通するので、共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、本実施形態に示す音声認識制御装置1′は、音声によるメッセージを出力可能に構成したもので、音声合成部113において、上述した音声コマンドに対応する音声メッセージの合成が可能とされている。そして、この音声合成部113で合成された音声メッセージは、増幅部114で増幅された後、スピーカ115を介して外部に出力可能とされている。
そこで、このように構成された音声認識制御装置1′における音声による命令の処理手順を図8に基づいて説明する。なお、図8におけるステップS1からS7は図6のステップS1からS7と同様であるので説明は省略する。また、以下の説明では、便宜上、ユーザは音声により「ふろ自動運転機能」の作動を命じたと仮定する。そして、この場合に、第1コマンドは「給湯」、第2コマンドは「風呂自動」であり、第2コマンドでコマンドが終了する点は上記実施形態1と同様である。
図8ステップS6に示すように、第2コマンドである「風呂自動」を制御部106が受け付けると(図8ステップS6でYES)、上述した実施形態1の場合には制御部106が直ちに「風呂自動SW処理(図6ステップS6−1参照)」を実行したが、本実施形態では、図8ステップS60に移行し、制御部106は上記音声合成部113に対して風呂自動運転の開始(または、「風呂自動」が運転中の場合(音声認識制御装置1は、給湯熱源機2との通信により、「風呂自動」の運転状態を把握している)には「停止」)を意味する音声メッセージ(図示例では「風呂自動を開始します」)の合成を指令し、当該音声メッセージをスピーカ115から出力させる。
そして、制御部106は、上記音声メッセージの出力後、所定時間(たとえば、数秒)内にユーザから回答あるか否かを判断し(図8ステップS61参照)、回答が得られなければ、制御信号の生成は行わずに、図8ステップS1に復帰する。
また、所定時間内に回答が得られた場合には(図8ステップS62参照)、その回答が肯定的(「はい」または「イエス」)であるか否かを判定し(図8ステップS63,S64参照)、肯定的な回答が音声で得られた場合には(図8ステップS63またはS64のいずれかでYES)、上述した「風呂自動SW処理」を実行し(図8ステップS65参照)、給湯熱源機2に対して風呂自動運転の開始を指示する制御信号を送信する。
一方、図8ステップS63,S64で肯定的な回答が得られない場合(または、「はい」「イエス」以外の回答があった場合)は、図8ステップS1に復帰する。
このように、本実施形態では、ユーザの発した音声による命令に対応する制御信号を生成する前に音声認識制御装置1′が命令の内容を確認する音声メッセージを発し、それに対するユーザの肯定的な回答を待ってから制御信号の生成・送信を行うように構成されていることから、誤動作の少ない音声認識制御装置1′を提供することができる。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、音声認識制御装置1をリモコン通信線5を用いて給湯熱源機1に設けられたリモコン接続用端子に直接接続した場合を示したが、台所リモコン3や浴室リモコン4に渡り配線で接続することも可能である。
また、上述した実施形態では、音声認識部105では給湯熱源機2の機種に関係なく音声コマンドを認識し、機種に応じたコマンドの選別は、制御部106のコマンド選別手段203で行う構成を示したが、給湯熱源機2の機種毎に、音声認識部105での音声認識の対象を変更し、制御部106には機種に応じて選別されたコマンドのみが入力されるように構成することも可能である。つまり、コマンド判別手段203や機種別コマンドデータテーブルの機能を音声認識部105側で行うように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、リモコン3,4の作動状態を表示部(表示手段)109に表示する場合を示したが、リモコン3,4の作動状態は音声や所定の警報音などによって報知するように構成することも可能である。すなわち、リモコン3,4の作動状態は、上述した表示手段に限らず、またはこれとともに他の報知手段を用いて確認可能に構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、リモコン作動判定手段204がリモコン3,4は非作動状態にあると判定した場合(図6ステップS1,図8ステップS1でNO)、音声認識制御装置は音声による命令を受け付けないように構成した場合を示したが、たとえば、リモコン間での通話を可能にさせる制御信号のように、給湯熱源機2の誤動作や危険防止とは無関係なものについては、リモコン作動判定手段204がリモコン3,4は非作動状態にあると判定している場合であっても音声による命令を受け付けて制御信号の生成処理を実行するように構成することも可能である。
なお、上述した実施形態では、上記制御部106は、リモコン作動判定手段204がリモコン2が作動状態にあると判定している場合に限り、制御信号の生成を行うように構成しているが、たとえば、リモコン2が作動状態になければ、上記AD変換部103がAD変換を行わないように構成したり、あるいは、リモコン2が作動状態になければ、上記音声認識部105による音声認識を行わないように構成したりすることも可能である。要は、リモコン2が作動していなければ、ユーザの発する音声による命令を受け付けないよう構成されていればよい。
本発明に係る給湯熱源機の音声認識制御装置と給湯システムの接続例を示す説明図である。 同音声認識制御装置の概略構成を示すブロック図である。 同音声認識制御装置の制御部の機能を説明する機能ブロック図である。 給湯熱源機の機種と受付可能な音声コマンドとの対応関係を示す説明図である。 本発明に係る音声認識制御装置を、音声認識機能を持たない既設の給湯システムに接続した際における熱源機判定手段での機種判定の手順を示す説明図である。 同音声認識制御装置における音声による命令の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る音声認識制御装置の他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。 同音声認識制御装置における音声による命令の処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 音声認識制御装置
2 給湯熱源機
3 台所リモコン(遠隔操作装置)
4 浴室リモコン(遠隔制御装置)
101 マイクロホン(音声入力手段)
102 増幅部
103 AD変換部(音声データ生成手段)
105 音声認識部(コマンド判定手段)
106 制御部
107 変復調部(通信手段)
108 電源部
109 表示部(表示手段/報知手段)
112 記憶領域(機種別コマンドデータテーブル)
201 制御信号生成手段
202 熱源機判定手段
203 コマンド選別手段
204 リモコン作動判定手段
205 表示制御手段
206 通信制御手段

Claims (7)

  1. 給湯熱源機とその遠隔操作装置とが所定の通信規約に従って通信接続されてなる給湯システムに追加接続するための装置であって、
    音声入力手段と、
    前記音声入力手段から入力された音声信号をデジタル化された音声データに変換する音声データ生成手段と、
    前記音声データと予め記憶された照合用データとを照合して、前記音声データが所定の音声コマンドであるか否かを判定するコマンド判定手段と、
    前記コマンド判定手段での判定結果に基づいて制御信号の生成処理を実行する制御信号生成手段と、
    前記制御信号生成手段で生成された制御信号を前記所定の通信規約に従った通信用の信号に変換して前記給湯システムに送出する通信手段とを備えて構成されるとともに、
    前記通信手段は、前記給湯システムとの通信における伝送制御用の通信識別子として前記給湯熱源機の遠隔操作装置の一つとして認識される通信識別子が用いられている
    ことを特徴とする給湯熱源機の音声認識制御装置。
  2. 前記通信手段を介して得られる情報に基づいて前記給湯熱源機の機種を判定する熱源機判定手段と、
    給湯熱源機の機種毎に受付可能な音声コマンドを記憶した機種別コマンドデータテーブルと、
    前記熱源機判定手段での判定結果と前記機種別コマンドデータテーブルのテーブルデータとに基づいて受付可能な音声コマンドを選別するコマンド選別手段とを備え、
    前記制御信号生成手段は、前記コマンド選別手段で選別された音声コマンドについてのみ前記制御信号の生成処理を実行するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の給湯熱源機の音声認識制御装置。
  3. 前記コマンド選別手段において受付可能とされた音声コマンドを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の給湯熱源機の音声認識制御装置。
  4. 前記通信手段を介して得られる情報に基づいて前記給湯熱源機の遠隔操作装置が作動状態にあるか非作動状態にあるかを判定するリモコン作動判定手段を備え、
    前記制御信号生成手段は、前記リモコン作動判定手段が前記遠隔操作装置が作動状態にあると判定している場合に限り、前記制御信号の生成処理を実行するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の給湯熱源機の音声認識制御装置。
  5. 前記制御信号生成手段は、リモコン作動判定手段が前記遠隔操作装置が作動状態にあると判定している場合であっても、所定の制御信号については生成処理を実行しないように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の給湯熱源機の音声認識制御装置。
  6. 前記制御信号生成手段は、前記リモコン作動判定手段が前記遠隔操作装置が非作動状態にあると判定している場合でも、所定の制御信号については制御信号の生成処理を実行するように構成されている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の給湯熱源機の音声認識制御装置。
  7. 前記リモコン作動判定手段における判定結果を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の給湯熱源機の音声認識制御装置。
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