JP2001221480A - 空気調和機およびその制御方法 - Google Patents

空気調和機およびその制御方法

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JP2001221480A
JP2001221480A JP2000031001A JP2000031001A JP2001221480A JP 2001221480 A JP2001221480 A JP 2001221480A JP 2000031001 A JP2000031001 A JP 2000031001A JP 2000031001 A JP2000031001 A JP 2000031001A JP 2001221480 A JP2001221480 A JP 2001221480A
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Michiaki Nakanishi
道明 中西
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 命令認識の拡張を可能とした空気調和機およ
びその制御方法を提供する。 【解決手段】 音声による操作命令を受信し、該音声に
よる操作命令を認識してその操作命令に基づいて空気調
和機の運転を制御する空気調和機の制御方法において、
操作者から音声入力された操作命令を認識できなかった
場合に、操作者に対して認識できなかった操作命令につ
いて具体的運転条件の音声入力を要求し、この要求に対
して操作者から音声入力された具体的運転条件を音声認
識し、この命令に即した運転を実施するとともに、以
後、当初認識不可能であった操作命令を、操作者によっ
て音声入力された具体的運転条件として認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声により制御を
行う空気調和機およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用の操作部から音声によって
制御を行う空気調和機の制御装置が提案されている。例
えば特許第2708600号公報によれば、操作者は、
リモコンなどの携帯用の操作部に設けられている音声操
作用のボタンを操作した後に、音声により空気調和機に
室温、送風量などの制御指令を送り、空気調和機はこの
制御指令を受けると、これに音声で応答する空気調和機
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術では音声による制御指令が可能であるため、キー
操作などの入力ミスによる運転制御の誤りなどを回避で
きる点では優れているといえる。しかし、従来の技術で
は、一義的に決められた設定操作を行う機能のみであ
り、記憶されていない設定パターンが操作者によって音
声入力された場合などには対応できないという問題点が
あった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、命令認識の拡張を可能とした空気調和機とその
制御方法を提供することを目的とする。より具体的に
は、記憶されていない操作命令が操作者によって発せら
れた場合においても、再度その操作命令の詳細について
操作者に問い掛けることによってその操作命令を認識
し、運転制御を可能とする空気調和機とその制御方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、音声による操作命令を受
信し、該音声による操作命令を認識してその操作命令に
基づいて空気調和機の運転を制御する空気調和機の制御
方法において、該音声による操作命令を認識できなかっ
た場合に、操作者に対して該操作命令の具体的運転条件
についての音声入力を要求し、該要求に対して操作者に
よって音声入力された該具体的運転条件に即した運転を
実施するとともに、以後、当初認識不可能であった該操
作命令を操作者によって音声入力された該具体的運転条
件として認識することを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の空気調和機の制御方法において、前記具体的運
転条件に基づいて運転を制御した所定時間後に、操作者
に対して前記運転の良し悪しに対する回答を要求し、該
回答が該運転を肯定するものであった場合に該運転を続
行し、該回答が該運転を否定するものであった場合に該
運転を停止し、且つ、操作者に対して具体的運転条件の
音声入力を再度要求することを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の空気調和機の制御方法において、前記
具体的運転条件は、複数の運転条件を組み合わせたもの
も含むことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、複数の命
令パターンと前記命令パターンに対応する複数の制御パ
ターンがそれぞれ対応付けられて格納されている記憶手
段と、操作者から入力された音声による操作命令を命令
パターンに変換する音声受信・認識手段と、前記音声受
信・認識手段から出力された命令パターンに対応する前
記制御パターンを前記記憶手段から読み出して出力する
パターン照合手段と、前記パターン照合手段から出力さ
れた前記制御パターンに基づいて運転を実施する運転制
御手段とを具備し、前記パターン照合手段は、前記音声
受信・認識手段から出力された命令パターンに対応する
制御パターンが前記記憶手段内に格納されていなかった
場合に、具体的運転条件の入力を音声によって要求し、
前記音声受信・認識手段から該要求に対して出力された
命令パターンに対応する制御パターンを前記記憶手段か
ら読み出して前記運転制御手段に出力するとともに、該
制御パターンと前記新たに入力された命令パターンとを
対応付けて前記記憶手段に格納することを特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の空気調和機において、前記記憶手段は、取り外
し可能であることを特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
または5に記載の空気調和機において、赤外線を発信す
る第1の赤外線送信手段と、フィルタを介して該第1の
赤外線送信手段と対向して設置され、該赤外線を受信す
る第1の赤外線受信手段と、前記受信した赤外線の量が
ある閾値を下回っていた場合に、フィルター交換を操作
者に対して通知する通知手段とを具備し、前記パターン
照合手段は、音声によってフィルタチェックが入力され
た時、前記記憶手段から赤外線発信を指示する制御パタ
ーンを読出し、前記第1の赤外線送信手段へ出力するこ
とを特徴とする。
【0011】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の空気調和機において、フィルタチェックボタン
を有し、前記第1の赤外線送信手段は、フィルタチェッ
クボタンが押された時に赤外線を送信することを特徴と
する。
【0012】また、請求項8に記載の発明は、請求項4
〜7のいずれかの項に記載の空気調和機において、赤外
線を外部に対して発信する第2の赤外線発信手段と、更
に、赤外線を受信する第2の赤外線受信手段と該第2の
赤外線受信手段が該赤外線を受信したことを受けてこれ
を報知する報知手段とを有する遠隔操作部を具備し、前
記パターン照合手段は、音声によって遠隔操作部捜索要
求が入力された時、前記記憶手段から赤外線発信を指示
する制御パターンを読出し、前記第2の赤外線発信手段
へ出力することを特徴とする。
【0013】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の空気調和機において、遠隔操作部捜索ボタンを
有し、前記第2の赤外線発信手段は、前記遠隔操作部捜
索ボタンが押された場合に該赤外線を発信することを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態における空気調和機の制御装置の構成を示すブロック
図である。同図に示すように、空気調和機の制御装置は
音声処理部20と、運転制御部24とから構成されてい
る。更に音声処理部20は、操作者からの音声による操
作命令を音声信号として出力するマイクロフォン21
と、マイクロフォン21からの音声信号をパターン化し
て出力する音声受信・認識部22と、操作命令がパター
ン化されて格納され、更に、そのパターン化された操作
命令(以下、命令パターンとする)と実際行う制御内容
をパターン化した制御パターンとが対応づけられて格納
されている記憶部(図示略)を有し、音声受信・認識部
22から出力された命令パターンに該当する命令パター
ンを検索する命令認識パターン記憶用マイクロコンピュ
ータ23(以下、マイクロコンピュータとする)と、音
声データが格納されいる記憶部(図示略)を有し、マイ
クロコンピュータ23からの信号に対応する音声データ
を該記憶部から読み出してスピーカー26へ出力する音
声作成部25と、該音声作成部25から出力された音声
データを音声として出力するスピーカー26とから構成
される。また、上述のマイクロコンピュータ23内の記
憶部には初期設定として、運転、停止、冷房、暖房、ド
ライ、送風などといった基本的な命令パターンとこの命
令パターンに対する制御パターンがそれぞれ対応づけら
れて格納されている。
【0015】次に、上記構成からなる空気調和機の制御
装置の動作について図2〜図3を参照して説明する。ま
ず、図2のステップS1において、使用者が空気調和機
に対して音声による操作命令を行うと、空気調和機に設
けられた音声認識制御部20内のマイクロフォン21
は、操作者からの音声による操作命令を音声信号に変換
し、音声受信・認識部22へ出力する。
【0016】続いて、ステップS2において、音声受信
・認識部22はマイクロフォン21から受け取った音声
信号をパターン化し、命令パターンとしてマイクロコン
ピュータ23へ出力する。マイクロコンピュータ23
は、この命令パターンに該当する命令パターンがマイク
ロコンピュータ23内の記憶部に格納されているか否か
を検索する。
【0017】この結果、音声データに該当する命令パタ
ーンが記憶部に格納されていた場合、即ち、音声処理部
20にて、操作者によって音声入力された操作命令を認
識できた場合には、マイクロコンピュータ23は、この
命令パターンに対応づけて格納されている制御パターン
を読み出し、この制御パターンを運転制御部24へ出力
する。そして、ステップS3において、運転制御部24
はこの制御パターンに基づいた運転を開始する。
【0018】一方、ステップS2において、音声受信・
認識部22から出力された命令パターンに該当する命令
パターンがマイクロコンピュータ23内の記憶部に格納
されていなかった場合には、即ち、操作者によって音声
入力された操作命令が認識できなかった場合には、この
認識不可能とされた命令パターンをマイクロコンピュー
タ23内の記憶部に記憶した後、ステップS4の学習モ
ードへ移行する。以下、この学習モードについて図3の
フローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0019】まず、ステップSA1において、マイクロ
コンピュータ23は音声入力された操作命令に該当する
命令パターンがマイクロコンピュータ23内の記憶部に
格納されていなかった旨を通知する信号を音声作成部2
5に対して出力する。続いて同ステップSA4におい
て、音声作成部25は入力された操作命令が具体的には
どのような運転条件を指すのかを操作者に対して尋ねる
音声データ、例えば「それはどのような命令ですか」と
いうような音声データを音声作成部25内の記憶部から
読み出し、この音声データをスピーカ26へ出力する。
この結果、スピーカ26からは、同音声が発音される。
【0020】続いてステップSA2において、上述の問
に対する回答、即ち、前回入力した操作命令が具体的に
はどのような運転条件を示すのかが操作者によって再度
音声入力されると、音声処理部20のマイクロフォン2
1は操作者によって音声入力された、より具体化された
運転条件を音声信号に変換し、音声受信・認識部22へ
出力する。音声受信・認識部22は、この音声信号を命
令パターンに変換し、マイクロコンピュータ23へ出力
する。マイクロコンピュータ23は、マイクロコンピュ
ータ23内の記憶部に該当する命令パターンが格納され
ているかを検索し、該当する命令パターンが存在した場
合においては、その命令パターンに対応付けられて格納
されている制御パターンを読み出し、その制御パターン
を運転制御部24へ出力する。
【0021】そして、ステップSA3において、運転制
御部24はマイクロコンピュータ23から出力された制
御パターンに基づいた運転を開始する。続いて、その運
転開始時点から所定時間後、ステップSA4において、
運転制御部24により運転が開始された後から所定時間
後に音声作成部25は現在の運転状態を操作者に対して
確認する音声データ、例えば「運転状態は良いか」とい
うような音声データを記憶部から読み出し、この音声デ
ータをスピーカ26へ出力する。スピーカ26はこの音
声データを音声に変換して出力する。
【0022】なお、運転開始からどの時点で、運転状態
を確認する音声を出力するかについては、音声処理部2
0内にタイマーを設けておき、該タイマーを運転制御部
24によって運転変更が実施された時点でセットし、そ
の後タイマーがタイムアップした時点で、音声作成部2
5が音声データを音声作成部25内に設けられている記
憶部から読み出すように設定すればよい。また、このタ
イマーの設定時間は任意に設定できる。
【0023】上記、ステップSA4において、スピーカ
ー26から「運転状態はよいですか」などの運転状態の
善し悪しを尋ねる音声が出力されると、操作者はこの音
声の問いかけに対し、それを肯定する返事あるいは否定
する返事を音声入力する。ステップSA4において操作
者から運転を肯定する言葉、例えば「はい」等の言葉が
音声入力された場合は、ステップSA5において、マイ
クロコンピュータ23は、先に操作者によって入力され
た操作命令、即ち図2のステップS1において音声入力
された操作命令をパターン化した命令パターンと現在行
っている制御パターンとを対応付けてマイクロコンピュ
ータ23内の記憶部に格納し、学習モードを終了する。
このとき、空気調和機の運転は継続して行われる。
【0024】一方、ステップSA4の音声処理部20か
らの音声の問いかけに対し、操作者から現在行っている
運転状態を否定する言葉、例えば「いいえ」等の言葉が
音声入力された場合には、ステップSA1に戻り、再度
ステップSA1からの処理を繰り返し行う。そして、操
作者によってステップSA4において運転条件を肯定す
る言葉が入力されるまで、上述のステップSA1〜ステ
ップSA4の処理を繰り返し行う。なお、図3のステッ
プSA3において、操作者によって入力された操作命令
に該当する命令パターンがマイクロコンピュータ23内
に格納されていなかった場合においても、図3のステッ
プSA1へ戻り、再度操作者に対してより具体的な運転
条件の音声入力を促す。
【0025】次に、上述の音声処理部20が行う処理に
ついて具体的に例を挙げ簡単に説明する。例えば、操作
者から「風があたりすぎる」という操作命令が発せられ
た場合に、この操作命令をパターン化した命令パターン
がマイクロコンピュータ23内の記憶部に格納されてい
なかった場合は、学習モードに移行してスピーカー26
から「それはそのような命令ですか」という音声が出力
される。
【0026】この問いに対して、操作者によって「スイ
ング」と音声入力されると、運転制御部24はスイング
運転を開始する。この運転開始から所定時間後、再度ス
ピーカー26から「運転状態はよいですか」という音声
が出力される。これに対し、操作者が「はい」と答える
と、「風があたりすぎる」という操作命令は、「スイン
グ」という制御と対応付けられてマイクロコンピュータ
23内の記憶部に格納される。そして、今後「風があた
りすぎる」という操作命令に対しては、スイング運転を
行う。
【0027】また、「風を当てないで」という初めの操
作命令に対し、学習モードで「風向の変更」と再度入力
すれば、以後「風を当てないで」という操作命令に対し
ては、「風向の変更」を行う。なお、風向の変更は空気
調和機に設置されている人体検知センサ(図示略)で人
の居場所を感知させるとより効果的である。
【0028】また、本発明の実施形態による学習モード
においては、一つの操作命令に対して、複数の制御パタ
ーンを入力することも可能である。例えば図2のステッ
プS1において「おやすみ」という操作命令を発し、学
習モードの図3におけるステップSA2では具体的運転
制御として「α℃冷房の終了弱運転でT時間後に運転停
止」と入力することにより、マクロコンピュータ23の
記憶部には「おやすみ」という命令パターンと、「α℃
冷房の終了弱運転でT時間後に運転停止」という制御パ
ターンが対応付けられて格納される。そして、以後「お
やすみ」という操作命令に対しては、「α℃冷房の終了
弱運転でT時間後に運転停止」という運転が行われる。
【0029】このように、学習モードにおいて多くの操
作命令を入力すればするほど、それらの操作命令はマイ
クロコンピュータ23内に蓄積され、音声処理部20
は、多くの語句を認識することが可能となる。これによ
り、操作者から音声入力される操作命令の微妙なニュア
ンスも認識でき、速やかに操作者が所望する運転モード
に切り替えることが可能となる。
【0030】また、マイクロコンピュータ23あるい
は、マイクロコンピュータ23内の記憶部は全機種対
応、且つ、脱着可能にしておくことで、空気調和機を買
い換える時に学習用のマイクロコンピュータ23を新し
い空気調和機に装着することが可能となり、再度行う学
習の設定などの手間を省くことができる。
【0031】次に、本発明の第1の付加機能としてリモ
コン捜索機能について図4、図5を参照して説明する。
図4は本発明の空気調和機システムの概観を示す図であ
る。同図において、符号30は空気調和機、符号31は
リモコン捜索ボタン、符号32は赤外線発信部、符号3
3は赤外線発信部32から発信される赤外線、符号37
はマイクロフォンである。また、符号50は空気調和機
30と対になっているリモコンであり、符号34は赤外
線受信部、符号39はスピーカである。
【0032】上記構成からなる本発明の空気調和機3
0、及び該空気調和機30と対になっているリモコン5
0においてリモコン50の所在が分からなくなった場合
に、操作者は空気調和機30のマイクロフォン37に向
けて「リモコン」と音声入力するか、あるいは空気調和
機のリモコン捜索ボタン31を押す。
【0033】空気調和機は上述の指示を受けることによ
り、空気調和機30の赤外線発信部32は赤外線33を
発信する。リモコン50の赤外線受信センサー34は空
気調和機30の赤外線発信部32から発信された赤外線
33を受信すると、スピーカ39からアラームを発す
る。これにより、操作者は、リモコン50の所在を確認
することができる。
【0034】次に、図5を参照して上述のリモコン捜索
機能について具体的に説明する。まず、操作者が空気調
和機30のマイクロフォン37へ向け「リモコン」と発
すると、マイクロフォン37は操作者によって音声入力
された音声を音声データに変換し、音声受信・認識部3
8へ出力する。音声受信・確認部38は入力された音声
データがリモコン捜索命令であることを認識すると、赤
外線発信部32へ対して赤外線発信を要求する信号を出
力する。赤外線発信部32は、この信号を受信すると赤
外線を発信する。
【0035】なお、上述のマイクロフォン37に代わり
図1のマイクロフォン21を、音声受信・認識部38の
代わりに図1の音声受信・認識部22を適用し、音声受
信・認識部2と、図3の赤外線発信部の間にマイクロコ
ンピュータ23を介挿しても良い。この場合、マイクロ
フォン21は音声入力された操作命令即ち、「リモコ
ン」を音声信号に変換して音声受信・認識部22に出力
し、音声受信・認識部22は音声信号を命令パターンに
変換してマイクロコンピュータ23へ出力し、マイクロ
コンピュータはこの命令パターンに対応付けられて記憶
部に格納されている制御パターン即ち、図3の赤外線発
信部32へ赤外線発信要求を出力する。
【0036】なお、空気調和機30に設けられているリ
モコン捜索ボタン31が操作者によって押された場合
は、ボタンが押されたことを検知し、赤外線発信部32
が赤外線を発信する。一方、リモコン50に設けられて
いる赤外線受信部34は、空気調和機30の赤外線発信
部32から発信された赤外線33を受信すると、スピー
カ39はこれを探知しアラームを鳴らす。
【0037】このように、リモコンの所在が分からなく
なった場合には、操作者は空気調和機に設置されている
リモコン捜索ボタン31あるいは、「リモコン」と空気
調和機30のマイクロフォン37に向けて発するだけ
で、空気調和機30からは赤外線が発信され、この赤外
線を受信して、リモコンがアラームによって所在を報知
する。この結果、リモコンの所在がわからないときに操
作者は簡単にその所在を認識することができる。
【0038】次に、本発明の第2の付加機能としてフィ
ルターチェック機能について図4、図6を参照して説明
する。図4において、符号40はフィルターチェックボ
タンである。また、図6において、符号43はフィルタ
ー、符号44は赤外線送信機、符号45は赤外線受信
機、符号33は赤外線送信機44から発信される赤外線
である。
【0039】上記構成において、操作者によってリモコ
ン50のフィルターチェックボタン40が押されるとリ
モコン50からフィルターチェックに対応する信号が発
信され、空気調和機30に設置されているリモコン信号
受信部(図示略)がリモコン50からの信号を受信する
ことにより、赤外線送信機44が赤外線を送信する。な
お、リモコン50のフィルターチェックボタン40を押
す代わりに、操作者が空気調和機のマイクロフォン37
(図4参照)に向かって、フィルターチェックを要求す
る言葉、例えば「フィルター」と発してもよい。なお、
この場合は、第1の実施形態と同様にして、図1の音声
処理部20によって音声認識される。
【0040】具体的には、図1におけるマイクロフォン
21が「フィルター」なるフィルターチェックを要求す
る音声を音声信号に変換し、これを音声受信・認識部2
2へ出力する。音声受信・認識部22はこの音声信号を
パターン化して、マイクロコンピュータ23へ出力す
る。マイクロコンピュータ23は、この命令パターンに
対応付けられて格納されている制御パターンを読み出
し、赤外線送信機44へ出力する。これを受けて赤外線
送信機44は赤外線受信機45に対して赤外線を送信す
る。また、空気調和機30に設けられているフィルター
チェックボタン(図示略)を押してもよい。
【0041】上述したように、フィルターチェックが操
作者によって要求されると、空気調和機30内に設けら
れた赤外線送信機44は、フィルター43を介して対向
して設置されてる赤外線受信機35へ向けて赤外線33
を発信する。赤外線受信機45は、受信した赤外線の割
合からフィルター43の汚れ具合を判断する。具体的に
は、受信した赤外線量がある閾値を下回った場合に汚れ
がひどいと判断し、アラームあるいは音声でその旨を通
知する。
【0042】なお、操作者によってフィルターチェック
が要求されてから上述の機能を起動してもよいし、ま
た、所定期間ごとに定期的にフィルターチェックを自動
起動してもよい。これにより、フィルターを確認する手
間が省け、また、忘れがちであるフィルターの交換を効
率よく行うことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の空気調和機の制御方法によれ
ば、音声による操作命令を認識できなかった場合に、操
作者に対して操作命令の具体的運転条件についての音声
入力を要求し、要求に対して操作者によって音声入力さ
れた具体的運転条件に即した運転を実施するとともに、
以後、当初認識不可能であった操作命令を操作者によっ
て音声入力された具体的運転条件として認識する。
【0044】これにより、音声により簡単に制御が行え
る。また、このように、多くの操作命令を入力し、その
操作命令に対する具体的な運転条件を再度入力すればす
るほど、それらの操作命令はマイクロコンピュータ23
内に蓄積され、多くの語句を認識することが可能となる
ため、操作者から音声入力される操作命令の微妙なニュ
アンスも認識でき、速やかに操作者が所望する運転モー
ドに切り替えることが可能となる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、具
体的運転条件に基づいて運転を制御した所定時間後に、
操作者に対して前記運転の良し悪しに対する回答を要求
し、回答が運転を肯定するものであった場合に運転を続
行し、回答が運転を否定するものであった場合に運転を
停止し、且つ、操作者に対して具体的運転条件の音声入
力を再度要求する。
【0046】このようにすることで、操作者が所望した
運転状態でない場合においては、速やかにその運転を停
止し、また、操作者には再度所望の運転状態を音声にて
入力する場が与えられる。これにより、操作者が本当に
望む運転状態を選択することができる。
【0047】また、請求項3の発明によれば、具体的運
転条件は複数の運転条件を組みあわせたものも含むの
で、一つの操作命令に対して、複数の運転設定を実行さ
せることができ、何度も操作指示を出す手間を省くこと
ができる。
【0048】また、請求項5の発明によれば、命令パタ
ーンと制御パターンが複数格納されている記憶部は取り
外し可能であるため、新しく空気調和機を購入した際に
おいても、記憶手段を付け替えるだけで新たに学習させ
る必要がなくなる。
【0049】また、請求項6の発明によれば、フィルタ
ーチェック機能を有しているため、操作者によって分か
りづらいフィルター清掃のタイミングも空気調和機にフ
ィルターチェックをさせることでフィルター清掃のタイ
ミングを把握でき、効率よくフィルターの清掃を行うこ
とが可能となる。
【0050】また、請求項9の発明によれば、付加機能
としてリモコン捜索機能を有しているため、リモコンの
所在が分からなくなった場合には、速やかにリモコンの
所在を知ることができる。また、上述のリモコン捜索機
能およびフィルターチェック機能を動作させる際にも、
音声によって指示できるので非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態による音声認識部
を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における音声認識部の動作を説明
するためのフローチャート図である。
【図3】 同実施形態における音声認識部の動作を説明
するためのフローチャート図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態によるリモコン捜索
機能についてのシステム構成図である。
【図5】 同実施形態によるリモコン捜索機能の空気調
和機システムを示すブロック図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態によるフィルターチ
ェックを示すブロック図である。
【符号の説明】
20 音声処理部 21 マイクロフォン 22 音声受信・認識部(音声受信・認識手段) 23 命令認識パターン記憶用マイクロコンピュータ
(パターン照合手段および記憶手段) 24 運転制御部(運転制御手段) 25 音声作成部(パターン照合手段) 26 スピーカ(パターン照合手段) 30 空気調和機 31 リモコン捜索ボタン 32 赤外線発信部(第2の赤外線発信手段) 33 赤外線 34 赤外線受信部(第2の赤外線受信手段) 39 スピーカー(報知手段) 40 フィルターチェックボタン 43 フィルター 44 赤外線送信機(第1の赤外線送信手段) 45 赤外線受信機(第1の赤外線受信手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声による操作命令を受信し、該音声に
    よる操作命令を認識してその操作命令に基づいて空気調
    和機の運転を制御する空気調和機の制御方法において、 該音声による操作命令を認識できなかった場合に、 操作者に対して該操作命令の具体的運転条件についての
    音声入力を要求し、 該要求に対して操作者によって音声入力された該具体的
    運転条件に即した運転を実施するとともに、以後、当初
    認識不可能であった該操作命令を操作者によって音声入
    力された該具体的運転条件として認識することを特徴と
    する空気調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記具体的運転条件に基づいて運転を制
    御した所定時間後に、 操作者に対して前記運転の良し悪しに対する回答を要求
    し、 該回答が該運転を肯定するものであった場合に該運転を
    続行し、 該回答が該運転を否定するものであった場合に該運転を
    停止し、且つ、操作者に対して具体的運転条件の音声入
    力を再度要求することを特徴とする請求項1に記載の空
    気調和機の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記具体的運転条件は、複数の運転条件
    を組み合わせたものも含むことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の空気調和機の制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の命令パターンと前記命令パターン
    に対応する複数の制御パターンがそれぞれ対応付けられ
    て格納されている記憶手段と、 操作者から入力された音声による操作命令を命令パター
    ンに変換する音声受信・認識手段と、 前記音声受信・認識手段から出力された命令パターンに
    対応する前記制御パターンを前記記憶手段から読み出し
    て出力するパターン照合手段と、 前記パターン照合手段から出力された前記制御パターン
    に基づいて運転を実施する運転制御手段とを具備し、 前記パターン照合手段は、前記音声受信・認識手段から
    出力された命令パターンに対応する制御パターンが前記
    記憶手段内に格納されていなかった場合に、具体的運転
    条件の入力を音声によって要求し、前記音声受信・認識
    手段から該要求に対して出力された命令パターンに対応
    する制御パターンを前記記憶手段から読み出して前記運
    転制御手段に出力するとともに、該制御パターンと前記
    新たに入力された命令パターンとを対応付けて前記記憶
    手段に格納することを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、取り外し可能であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 赤外線を発信する第1の赤外線送信手段
    と、 フィルタを介して該第1の赤外線送信手段と対向して設
    置され、該赤外線を受信する第1の赤外線受信手段と、 前記受信した赤外線の量がある閾値を下回っていた場合
    に、フィルター交換を操作者に対して通知する通知手段
    と、 を具備し、前記パターン照合手段は、音声によってフィ
    ルタチェックが入力された時、前記記憶手段から赤外線
    発信を指示する制御パターンを読出し、前記第1の赤外
    線送信手段へ出力することを特徴とする請求項4または
    5に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 フィルタチェックボタンを有し、 前記第1の赤外線送信手段は、フィルタチェックボタン
    が押された時に赤外線を送信することを特徴とする請求
    項6に記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 赤外線を外部に対して発信する第2の赤
    外線発信手段と、 更に、赤外線を受信する第2の赤外線受信手段と該第2
    の赤外線受信手段が該赤外線を受信したことを受けてこ
    れを報知する報知手段とを有する遠隔操作部を具備し、 前記パターン照合手段は、音声によって遠隔操作部捜索
    要求が入力された時、前記記憶手段から赤外線発信を指
    示する制御パターンを読出し、前記第2の赤外線発信手
    段へ出力することを特徴とする請求項4〜7のいずれか
    の項に記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】 遠隔操作部捜索ボタンを有し、 前記第2の赤外線発信手段は、前記遠隔操作部捜索ボタ
    ンが押された場合に該赤外線を発信することを特徴とす
    る請求項8に記載の空気調和機。
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