JP2005241971A - プロジェクタシステム、マイク装置、プロジェクタ制御装置およびプロジェクタ - Google Patents

プロジェクタシステム、マイク装置、プロジェクタ制御装置およびプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】 音声により画像データの操作やプロジェクタ自体の操作もでき、また、プロジェクタも簡単に構成できるプロジェクタシステム、マイク装置、プロジェクタ制御装置およびプロジェクタを提供する。
【解決手段】 プロジェクタシステム1は、マイク装置2と、プロジェクタ制御装置3と、プロジェクタ4とを備える。マイク装置2は、音声を取り込む音声入力部20と、取り込んだ音声の音声データを出力する第1の出力部としての通信部24とを備える。プロジェクタ制御装置は、音声データを入力する第1の入力部と、音声データを音声認識データに変換し、音声認識データを用いてキーワードを認識する音声認識部と、認識されたキーワードに対応したコマンドを生成するコマンド生成部と、生成されたコマンドをプロジェクタに出力する第2の出力部とを備える。プロジェクタ4は、コマンドを入力する第2の入力部としての通信部40と、入力したコマンドに基づいてプロジェクタ4を制御するプロジェクタ制御部41と、プロジェクタ4としての動作を行うプロジェクタ機能動作部42とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、音声によって画像データやプロジェクタを操作するプロジェクタシステム、マイク装置、プロジェクタ制御装置およびプロジェクタに関するものである。
プロジェクタは会議や講演会などで、パーソナルコンピュータ(以後PCと略記する)と接続し使用される場合が多い。その場合、プロジェクタに投写させる画像データは、プロジェクタに接続したPC内部のアプリケーションソフトによる画像データを使用している。また、発表者やその協力者がパソコンの操作を行い必要な画像データを選択してプロジェクタに投写させ使用することになる。このような使用状況の中で、プロジェクタに音声認識を行わせる音声認識手段や、投写させる画像データを入力する入力手段などを備えて、また、マイクロホン付きコマンダを用いて、そこから出力された音声データによりプロジェクタに画像データを投写させて、PCを使用せずに円滑なプレゼンテーションを実現させるプロジェクタのプレゼンテーションシステムも考案されている(特許文献1)。
特開2003−215707号公報
しかし、特許文献1では、音声認識やコマンド処理などのアプリケーションプログラムをプロジェクタ内部で実行する必要があり、コンピュータと同様の構成は必要である。そのため、プロジェクタ自体の構成が複雑になる可能性がある。また、音声によってプロジェクタに入力した画像データを操作することはできるが、プロジェクタ自体の操作は行われるのか明確ではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、音声により画像データの操作やプロジェクタ自体の操作もでき、また、プロジェクタも簡単に構成できるプロジェクタシステム、マイク装置、プロジェクタ制御装置およびプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、マイク装置と、プロジェクタ制御装置と、プロジェクタとを備えたプロジェクタシステムであって、マイク装置は、音声を取り込む音声入力部と、取り込んだ音声の音声データを出力する第1の出力部とを備え、プロジェクタ制御装置は、音声データを入力する第1の入力部と、音声データを音声認識データに変換し、音声認識データを用いてキーワードを認識する音声認識部と、認識されたキーワードに対応したコマンドを生成するコマンド生成部と、生成されたコマンドをプロジェクタに出力する第2の出力部とを備え、プロジェクタは、コマンドを入力する第2の入力部と、入力したコマンドに基づいてプロジェクタを制御するプロジェクタ制御部と、プロジェクタとしての動作を行うプロジェクタ機能動作部とを備えたことを特徴とする。
この発明によると、マイク装置は音声入力部で操作者の発話する音声を取り込み、第1の出力部から取り込んだ音声の音声データを出力する。そして、プロジェクタ制御装置は、第1の入力部で音声データを受取り、音声認識部で音声データを特徴分析し、音声認識データに変換し、音声認識データを用いてキーワードを認識する。コマンド生成部では認識されたキーワードに対応したコマンドを生成する。そして、第2の出力部から生成されたコマンドをプロジェクタに出力する。また、プロジェクタは、第2の入力部にコマンドが入力されると、プロジェクタ制御部で入力したコマンドに基づいてプロジェクタを制御する。そして、プロジェクタ機能動作部でプロジェクタとしての動作を行う。このようにして、音声でプロジェクタを操作することが可能になる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置の音声認識部は、音声認識データがキーワードを含むか否かを判断しキーワードを含む場合はキーワードを音声認識結果として出力し、コマンド生成部はキーワードをコマンドに変換することを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、プロジェクタ制御装置の音声認識部は、音声認識データがキーワードを含むか否かを判断しキーワードを含む場合はキーワードを音声認識結果として出力する。そして、コマンド生成部は、例えば、キーワードと制御用のコマンドの対応表であるコマンドテーブルを読込み、キーワードをコマンドに変換することができる。よって、特定のキーワードで判断することにより、音声認識を容易に行うことができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置のコマンド生成部には、プロジェクタの設定を行うためにプロジェクタが備える操作部へなされる操作に対応するコマンドがキーワードと対応させて設定されており、キーワードを取得したときはコマンド生成部において操作に対応するコマンドを生成し、プロジェクタ制御部は、コマンドをプロジェクタに送出して、プロジェクタの設定を行うことを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、通常のプロジェクタにおいて、プロジェクタに構成される操作部により、操作を行ってプロジェクタの各種設定などを行うが、そのときの操作に対応するコマンドがキーワードと対応させて設定されており、キーワードを取得したときは操作に対応するコマンドがプロジェクタ制御装置のコマンド生成部で生成される。よって、プロジェクタのプロジェクタ制御部は、そのコマンドに基づいて、プロジェクタの操作部が操作されたときと同じ設定を行うことができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記プロジェクタの設定はプロジェクタの投写条件の設定であることを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、音声でプロジェクタの投写条件、例えば、投写に必要なコントラスト調整・明るさ調整などの設定操作が可能になり、プロジェクタシステムの操作性が向上する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記プロジェクタの設定はプロジェクタの投写条件以外の設定であることを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、音声でプロジェクタの投写条件以外、例えば、プロジェクタ自体の電源の“ON/OFF”や、クーリング指示や、パスワード認証などの操作が可能になり、プロジェクタシステムの操作性が向上する。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置は、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築されており、音声認識部が認識したキーワードに対応するコマンドに基づいてコンピュータにより実行される画像生成アプリケーションを制御することを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、プロジェクタ制御装置は、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築される。そして、音声認識部が認識したキーワードに対応したコマンドで、コンピュータにより実行される画像生成アプリケーションを操作できる。よって、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムをインストールすることで、音声により画像生成アプリケーションを操作できる。これにより、PCが実行する画像生成アプリケーションを音声で操作することが可能になる。例えば、画像生成アプリケーションで生成された画像データに対して必要な画像データを音声により表示させたり、画像生成アプリケーションを音声により起動や停止させたりすることなども可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、スピーカ装置をさらに備え、マイク装置は、音声データをプロジェクタ制御装置に送信するか、スピーカ装置に送信するかの切換操作を行う切換操作部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、スピーカ装置をさらに備え、また、マイク装置は、切換操作部により、音声データをプロジェクタ制御装置に送信するか、スピーカ装置に送信するかの切替えが可能になる。そのため、マイク装置を使用して、切換操作部の操作により、音声認識させるための音声データはプロジェクタ制御装置に出力することができ、音声認識させない音声データはスピーカ装置に出力することもできる。これにより、使用者は音声認識させる発話と、会議などの参加者に聞いてもらうための発話とを簡単に切替えられるので操作性が向上する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、マイク装置と、プロジェクタ制御装置と、プロジェクタとを備えたプロジェクタシステムであって、プロジェクタは、プロジェクタでエラーが発生した場合、エラーを第1エラーデータ信号としてプロジェクタ制御装置に出力する第3の出力部を備え、プロジェクタ制御装置は、第1エラーデータ信号を入力する第3の入力部と、プロジェクタ制御装置でエラーが発生した場合、エラーを第2エラーデータ信号として、第1エラーデータ信号と第2エラーデータ信号とを、マイク装置に送信する第4の出力部とを備え、マイク装置は、第1および第2エラーデータ信号を入力する第4の入力部と、入力した第1および第2エラーデータ信号に基づいてエラー動作をさせるための制御を行うエラー制御部と、エラー制御部の制御信号に基づきエラー動作するエラー動作部とを備えたことを特徴とする。
この発明によると、プロジェクタは、第3の出力部を備えて、プロジェクタでエラーが発生した場合、第1エラーデータ信号としてプロジェクタ制御装置に出力する。そして、プロジェクタ制御装置は、第3の入力部を備え、第1エラーデータ信号を入力し、その第1エラーデータ信号を、第4の出力部からマイク装置に送信する。また、プロジェクタ制御装置でエラーが発生した場合には、そのエラーを第2エラーデータ信号として第4の出力部からマイク装置に送信する。そして、マイク装置は、第4の入力部で第1および第2エラーデータ信号を入力し、エラー制御部で入力した第1および第2エラーデータ信号に基づいてエラー動作をさせるための制御を行い、エラー動作部でエラー制御部の制御信号に基づきエラー動作させることが可能となる。これにより、使用者はプロジェクタおよびプロジェクタ制御装置で発生したエラーをマイク装置で確認することが可能となる。これにより、使用者はエラーに対して具体的な対策を実行できるため、効率的な音声操作が可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、マイク装置のエラー動作部は、エラー制御部の制御信号に基づいて、振動部材を用いて振動する振動部、液晶パネルを用いて表示する液晶表示部および発光ダイオードを用いて表示するLED表示部のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、マイク装置のエラー動作部は、エラー制御部の制御信号に基づいて、エラーの内容を使用者に示す動作として、振動部を備えて振動部材を振動させることができる。また、液晶表示部を備えて液晶パネルを用いてエラーの内容を使用者に表示すことができる。また、LED(light-emitting diode:発光ダイオード)表示部を備えて、発光ダイオードを表示させてエラーの内容を使用者に表示することができる。これにより、プロジェクタおよびプロジェクタ制御装置で発生したエラーを使用者はマイク装置に備わる振動部または液晶表示部またはLED表示部のうち少なくとも1つで確認することが可能となる。これにより、使用者はエラーに対して具体的な対策を実行できるため、効率的な音声操作が可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置の音声認識部は、認識したキーワード以外に変数を含むか否かを判断する変数判断部を備え、コマンド生成部は、変数判断部により変数があると判断された場合、変数と、認識されたキーワードとを組合わせてコマンドを生成する変数処理部とを備え、組合わせたコマンドをプロジェクタに出力し、プロジェクタはコマンドに基づき、そのキーワードで指令された命令を変数に応じた内容で実行することを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、プロジェクタ制御装置の音声認識部は変数判断部を備え、コマンド生成部は変数処理部を備えたので、認識したキーワード以外に変数を含むか否かを判断できる。そして、変数判断部により変数があると判断された場合、変数処理部で、変数と、認識されたキーワードに対応したコマンドとを組合わせたコマンドを生成できる。また、組合わせたコマンドをプロジェクタに出力し、プロジェクタはコマンドに基づき、そのキーワードで指令された命令を実行できる。これにより、通常のキーワードに変数を組合わせることが可能になる。例えば、通常の音声データを認識するための通常のキーワードテーブルと変数の音声データを認識するための変数テーブルとを持つことで、組合わせてコマンドを生成できる。そのため、音声データを判断するキーワードとして変数も含めたキーワードテーブルを持つより、データ量が少なくて済むため、記憶するための媒体であるROM(Read Only Memory)等のメモリの容量も小さくて済む。また、使用者は効率的な音声操作が可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置は第1の入力部、音声認識部、コマンド生成部および第2の出力部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタ制御装置によると、プロジェクタ制御装置は第1の入力部、音声認識部、コマンド生成部および記第2の出力部を備えたため、第1の入力部で音声データを受取り、音声認識部でキーワードを認識できる。そして、コマンド生成部でキーワードに対応したコマンドを生成できる。そして、第2の出力部から生成されたコマンドをプロジェクタに出力できる。このようにして、音声でプロジェクタを操作することが可能になる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタは第2の入力部、プロジェクタ制御部およびプロジェクタ機能動作部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタによると、プロジェクタは、第2の入力部にコマンドが入力されると、プロジェクタ制御部で入力したコマンドに基づいてプロジェクタを制御する。そして、プロジェクタ機能動作部でプロジェクタとしての動作を行う。このようにして、音声でプロジェクタを操作することが可能になる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置は、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築されており、音声認識部が認識したキーワードに対応するコマンドに基づきコンピュータにより実行される画像生成アプリケーションを制御することを特徴とする。
このようなプロジェクタ制御装置によると、プロジェクタ制御装置は、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築される。そして、音声認識部が認識したキーワードに対応するコマンドに基づき、コンピュータにより実行される画像生成アプリケーションを操作できる。よって、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムをインストールすることで、音声により画像生成アプリケーションを操作できる。これにより、PCが実行する画像生成アプリケーションを音声で操作することが可能になる。例えば、画像生成アプリケーションで生成された画像データに対して必要な画像データを音声により表示させたり、画像生成アプリケーションを音声により起動や停止させたりすることなども可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、マイク装置は音声入力部、第1の出力部および切換操作部を備えたことを特徴とする。
このようなマイク装置によると、音声入力部で音声を入力できる。そして、切換操作部により、音声データをプロジェクタ制御装置に第1の出力部を介して送信するか、スピーカ装置に第1の出力部を介して送信するかの切替えが可能になる。そのため、マイク装置を使用して、切換操作部の操作により、音声認識させるための音声データはプロジェクタ制御装置に出力することができ、音声認識させない音声データはスピーカ装置に出力することもできる。これにより、使用者は音声認識させる発話と、会議などの参加者に聞いてもらうための発話とを簡単に切替えられるので操作性が向上する。
また、本発明の好ましい態様によれば、マイク装置は第4の入力部、エラー制御部およびエラー動作部を備えたことを特徴とする。
このようなマイク装置によると、第4の入力部で第1および第2エラーデータ信号を入力し、エラー制御部で入力した第1および第2エラーデータ信号に基づいてエラー動作をさせるための制御を行い、エラー動作部でエラー制御部の制御信号に基づきエラー動作させることが可能となる。これにより、プロジェクタおよびプロジェクタ制御装置で発生したエラーを使用者はマイク装置で確認することが可能となる。これにより、使用者はエラーに対して具体的な対策を実行できるため、効率的な音声操作が可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、マイク装置のエラー動作部は、振動部、液晶表示部およびLED表示部のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。
このようなマイク装置によると、エラー動作部は、エラー制御部の制御信号に基づいて、エラーの内容を使用者に示す動作として、振動部を備えて振動部材を振動させることができる。また、液晶表示部を備えて液晶パネルを用いて表示することができる。また、LED表示部を備えて発光ダイオードを点灯させ表示することができる。これにより、プロジェクタおよびプロジェクタ制御装置で発生したエラーを使用者はマイク装置で確認することが可能となる。これにより、使用者はエラーに対して具体的な対策を実行できるため、効率的な音声操作が可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置の音声認識部は変数判断部を備え、コマンド生成部は変数処理部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタシステムによると、プロジェクタ制御装置の音声認識部は変数判断部を備え、コマンド生成部は変数処理部を備えたので、認識したキーワード以外に変数を含むか否かを判断できる。そして、変数判断部により変数があると判断された場合、変数処理部で、変数と、認識されたキーワードに対応したコマンドとを組合わせたコマンドを生成できる。また、組合わせたコマンドをプロジェクタに出力し、プロジェクタはコマンドに基づき、そのキーワードで指令された命令を実行できる。これにより、通常のキーワードに変数を組合わせることが可能になる。例えば、通常の音声データを認識するための通常のキーワードテーブルと変数の音声データを認識するための変数テーブルとを持つことで、組合わせてコマンドを生成できる。そのため、音声データを判断するキーワードとして変数も含めたキーワードテーブルを持つより、データ量が少なくて済むため、記憶するための媒体であるROM等のメモリの容量も小さくて済む。また、使用者は効率的な音声操作が可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタは第3の出力部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタによると、第3の出力部によりプロジェクタで発生したエラーをエラーデータ信号としてマイク装置に出力できる。これにより、使用者はプロジェクタで発生したエラーを確認することが可能となるので、使用者はエラーに対して具体的な対策を実行できるため、効率的な音声操作が可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタ制御装置は第3の入力部および第4の出力部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタ制御装置によると、第3の入力部によりプロジェクタからのエラーデータ信号を入力できる。そして、入力したプロジェクタからのエラーデータ信号とプロジェクタ制御装置で発生したエラーをエラーデータ信号として、双方のエラーデータ信号を第4の出力部によりマイク装置に出力できる。これにより、使用者はプロジェクタで発生したエラーを確認することが可能となるので、使用者はエラーに対して具体的な対策を実行できるため、効率的な音声操作が可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明によるプロジェクタシステム1の実施形態を示すハードウエア構成図である。図1を用いて構成および概略動作を説明する。
プロジェクタシステム1はマイク装置2、本発明のコンピュータに当たるPC6、プロジェクタ4およびスピーカ装置7から構成されている。そして、PC6はCPU(Central Processing Unit)50とROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)から成るメモリ51を含んで構成されている。
マイク装置は、使用者の音声を入力し音声データをPC6およびスピーカ装置7に送信する。そして、PC6は送信された音声データを受信して、PC6のCPU50がメモリ51に記憶された音声認識・画像操作・プロジェクタ操作のためのプロジェクタ制御用プログラムを実行する。その結果、音声データを音声認識し、画像生成アプリケーションを実行するPC6のCPU50の制御により、プロジェクタ4に画像データを送信する。また、音声認識したキーワードに対応したコマンドにより、プロジェクタ4の設定を行うコマンドとしてプロジェクタ4にコマンドデータを送信する。
プロジェクタ4は、受信した画像データを基に投写させる。また、受信したプロジェクタ4の設定を行うコマンドを基に、プロジェクタ4の各種設定を行う。
そして、スピーカ装置は、マイク装置2からの音声データを受信して、スピーカから音声を出力する。
ここで、プロジェクタ制御装置3(図2で詳細に説明する)は、PC6のCPU50により、メモリ51に記憶されたプロジェクタ制御用プログラムとして実行されることで、構築されることになる。
また、プロジェクタシステム1を構成するマイク装置2、PC6、プロジェクタ4およびスピーカ装置7はそれぞれ無線を利用した通信により音声データ、画像データ、コマンドデータおよびエラーデータを送信および受信している。
図2は本発明のプロジェクタシステム1の構成を示す概略構成図である。
図2を用いて、プロジェクタシステム1の各装置の構成および動作を説明する。
まず、各装置の構成を説明する。
マイク装置2は、使用者の発話による音声を音声データに変換し送信するまでを構成する部分として、音声入力部20、A/D変換部21、操作部22、音声出力設定部23、第1の出力部としての通信部24から構成されている。また、PC6からのエラーデータ信号を受信してエラー動作させるまでを構成する部分として、第4の入力部としての通信部24、エラー制御部25、エラー動作部26から構成される。
また、エラー動作部26は、第1実施形態では、液晶表示部27から構成されている。
PC6は、PC6全体を制御する制御部60と制御部60の制御処理結果などを表示する表示部61と、制御部60が使用者に操作信号を入力させるための操作部62と、画像生成アプリケーションプログラムを記憶する画像生成アプリケーション部63とから構成される。更に、プロジェクタ制御用プログラムを記憶するプロジェクタ制御用アプリケーション部64と、プロジェクタ制御用プログラムを実行する制御部60と、第1の入力部・第2の出力部・第3の入力部・第4の出力部としての通信部34とから構成される。
また、プロジェクタ制御装置3は、PC6(制御部60がCPU50に対応し、プロジェクタ制御用アプリケーション部64がメモリ51に対応する)にプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築されている。
また、プロジェクタ制御用アプリケーション部64は、音声認識部30と、キーワード/コマンド記憶部31と、コマンド生成部32と、キーワード設定部33とから構成される。
プロジェクタ4は、第2の入力部・第3の出力部としての通信部40と、プロジェクタ全体の制御を行うプロジェクタ制御部41と、画像データを投写するプロジェクタ機能動作部42とから構成される。そして、プロジェクタ機能動作部42はプロジェクタとしての動作を行うために、光源、偏光変換素子、レンズアレイ、コンデンサレンズ、ダイクロイックミラー、フィールドレンズ、液晶パネル、クロスダイクロイックプリズム、投写レンズなどの光学系素子により構成される。
スピーカ装置7は、マイク装置2から送信された音声データを受信する通信部70と、D/A変換部71と、駆動制御部72と、音声を報音するスピーカ部73とから構成される。
次に各装置の動作を詳細に説明する。
(マイク装置2の動作説明)
マイク装置2は、使用者の発話による音声を音声入力部20で入力させる。そして、入力した音声をA/D変換部21で音声データに変換する。そして、変換された音声データは、操作部22により、音声認識させるための音声データか、会議の参加者に聞いてもらうための音声データなのかを切替える。第1実施形態では切換操作部である操作部22は、キースイッチで構成されており、使用者がキースイッチを“ON/OFF”することで切替えている。詳細には、使用者がキースイッチを“ON”し続けた場合に発話した音声信号を音声認識させるための音声データとし、キースイッチを“OFF”した場合に発話した音声信号を会議の参加者に聞いてもらうための音声データとしている。そして、音声出力設定部23は、操作部22からの信号に基づいて、PC6に音声認識させるための音声データと会議の参加者に聞いてもらうための音声データとを判断処理して、第1の出力部としての通信部24に音声データをそれぞれ送る。通信部24では音声出力設定部23からの信号に基づいて、音声データをPC6およびスピーカ装置7に送信する。
(PC6の動作説明)
PC6は、PC6の動作全体を制御する制御部60を持っている。そして、制御部60は実行した結果や操作用の画面画像などを表示部61に表示させる。また、制御部60は、操作部62で使用者により操作された操作信号を受取り動作することも行う。
ここで、使用者がPC6を用いて画像データを作成する場合において、PC6内部での動作を説明する。
画像データを作成する場合、制御部60は、画像生成アプリケーションプログラムを記憶する画像生成アプリケーション部63からプログラムを読込み、制御部60を構成するCPU50が、読込んだプログラムを実行することで動作する。そして、制御部60は使用者に処理結果を表示するために表示部61に画像を表示させる。使用者はその表示に従って操作部62である、例えばPC6に接続されるキーボードやマウスなどを使用して必要な操作を行うことができる。制御部60は使用者によって操作部62が操作された場合、操作部62から操作信号を受取り、その操作信号に応じて、読込んだプログラムを実行することで制御を行い、画像データを作成し、その結果を表示部61に表示させる。その結果、使用者は作成された画像を確認することができる。
次に、プロジェクタ制御装置3の説明をする。
プロジェクタ制御装置3はPC6にプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築されている。そして、制御部60がプロジェクタ制御用プログラムを記憶するプロジェクタ制御用アプリケーション部64(メモリ51)からプログラムを読込み実行することで動作する。
動作を開始すると、マイク装置2の通信部24から送信された音声データを通信部34を介して受信する。そして、制御部60は音声認識部30において受信した音声データに対して、音声データの特徴分析処理を行い、その結果のデータである音声認識データを作成する。そして、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31からキーワードテーブルを読込む。そして、制御部60は音声認識部30において、作成された音声認識データと、読込んだキーワードテーブルの音声認識データとを比較することで、音声データをキーワードとして認識できたか否かを判断する。そして、キーワードとして認識された場合、認識結果として認識されたキーワードを出力する。そして、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31からコマンドテーブルを読込む。そして、制御部60はコマンド生成部32により、キーワード/コマンド記憶部31から読込んだコマンドテーブルのキーワードと比較させキーワードに対応するコマンドを選択および生成する。
ここで、キーワード/コマンド記憶部31は、第1実施形態では2種類のキーワードテーブルとその2種類のキーワードテーブルに対応した2種類のコマンドテーブルを記憶している。2種類のキーワードテーブルは、1つは画像生成アプリケーション部63で生成された画像データや、画像生成アプリケーションを操作するための画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルであり、もう1つはプロジェクタ4を操作および設定するためのプロジェクタ制御用のキーワードテーブルである。また、上記2種類のキーワードテーブルに対応する形で、画像生成アプリケーション用のコマンドテーブルとプロジェクタ制御用のコマンドテーブルを備えている。
ここで、キーワードテーブルとは、音声認識データとその内容(キーワード)を対応させたデータの集合である。またコマンドテーブルとは、キーワードとその命令(コマンド)を対応させたデータの集合としている。従って、音声認識部30で認識されるキーワードは画像生成アプリケーションに対して操作するためのキーワードか、プロジェクタ4を操作および設定するためのキーワードかの判断も行っている。
コマンド生成部32で選択されたコマンドが、画像生成アプリケーションの画像データを操作するコマンドである場合、制御部60はコマンドに基づいて、画像生成アプリケーションに対して、画像データを操作する。例えば、「次の画像データを表示させる」というコマンドである場合、制御部60はコマンドに基づいて、画像生成アプリケーションに対して、「現在の画像データ表示を次の画像データ表示に変える」という制御を行う。そして、制御部60は操作した画像データを通信部34を介してプロジェクタ4に送信する。
また、コマンド生成部32で選択されたコマンドが、プロジェクタ4を操作するためのコマンドである場合、制御部60はそのコマンドを通信部34を介してプロジェクタ4に送信する。例えば、「プロジェクタのコントラスト調整」というコマンドである場合、制御部60はそのコマンドを通信部34を介してプロジェクタ4に送信する。
また、キーワード設定部33は制御部60によって、キーワードを設定(キーワードの選択およびキーワードの編集)することができる。詳細は後述する。
(プロジェクタ4の動作説明)
プロジェクタ4は、プロジェクタ制御部41によりプロジェクタ4全体が制御されている。そして、プロジェクタ制御部41は、通信部40を介してPC6の通信部34から送信された画像データまたはコマンドを受信する。そして、プロジェクタ制御部41は、受信した信号が画像データの場合、プロジェクタ機能動作部42を構成する液晶パネルに対応した処理を行い、プロジェクタ機能動作部42に処理した画像データを送ることで、プロジェクタ機能動作部42は画像を投写する。また受信した信号がプロジェクタ4を操作するためのコマンドの場合は、受信したコマンドに基づいて、プロジェクタ4を操作する。例えば、受信したコマンドが「プロジェクタのコントラスト調整」というコマンドである場合、プロジェクタ制御部41では、コマンドに基づいて、プロジェクタ4のコントラスト調整のモードに入る動作を行う。
(スピーカ装置7の動作説明)
スピーカ装置7は、駆動制御部72によりスピーカ装置7全体が制御されている。そして、駆動制御部72の制御により、マイク装置2から送信された音声データを通信部70を介して受信すると、受信した音声データをD/A変換部71でアナログ信号である音声に変換し、スピーカ部73から音声を出力する。その結果、使用者の話す内容を会議の参加者に聞いてもらうことができる。
次に、プロジェクタ4およびプロジェクタ制御装置3でエラーが発生した場合の動作を説明する。
プロジェクタ4でエラーが発生した場合、プロジェクタ制御部41は発生したエラー内容を第1エラーデータとして通信部40を介してPC6に送信する。例えば、PC6から送信された信号の受信に失敗した場合、プロジェクタ制御部41は「受信に失敗した」というエラーデータ信号をPC6に送信する。PC6はプロジェクタ4から送信されたエラーデータ信号を受信して、制御部60はマイク装置2にエラーデータ信号を送信する。
また、PC6においてエラーが発生した場合、制御部60は発生したエラー内容を第2エラーデータとして通信部34を介してマイク装置2に送信する。例えば、音声認識の処理に失敗した場合、制御部60は「音声認識に失敗した」というエラーデータ信号をマイク装置2に送信する。
マイク装置2は、通信部24を介してPC6から送信された第1エラーデータおよび第2エラーデータを受信する。そして、エラー制御部25は受信したそれぞれのエラーデータを処理して、エラー動作部26である液晶表示部27にエラーデータの内容を表示させる。上記の例の場合は、第1エラーデータである「プロジェクタ4で、受信に失敗した」という内容を液晶表示部27に表示する。また、第2エラーデータである「PC6で、音声認識に失敗した」という内容を液晶表示部27に表示する。これにより使用者はエラーの内容を確認でき、エラーに対して対処することができる。
図3はPC6のプロジェクタ制御装置3で、音声認識を行う場合のフローチャートである。
図3を用いてフローチャートを説明する。
プロジェクタ制御用プログラムを実行する制御部60は、ステップS100で、通信部34を介してマイク装置2から音声データを受信したか否かを判断する。そして、受信したと判断すると、ステップS101に移行し、制御部60は音声認識部30で、受信した音声データの特徴分析処理を行い音声認識データに変換する。受信しないと判断した場合は、ステップS100を繰り返し実行する。そして、ステップS102では、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31から画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルとそれに対応したコマンドテーブルを読込む。
次のステップS103では、制御部60は音声認識部30により、変換した音声認識データと読込んだ画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルの音声認識データとを比較することで、特徴分析処理した音声認識データをキーワードとして認識できたか否かを判断する。ここで、キーワードとして認識できたと判断した場合、ステップS104に移行し、制御部60はコマンド生成部32で、キーワード/コマンド記憶部31から読込んであるコマンドテーブルのキーワードと比較させ、キーワードに対応するコマンドを選択し、画像生成アプリケーションに対しコマンドに基づいた操作を実行する。そして、制御部60は実行した結果である、例えば画像データを通信部34を介してプロジェクタ4に送信する。また、ステップS103でキーワードとして認識できなかった場合はステップS105に移行し、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31からプロジェクタ制御用のキーワードテーブルとそれに対応したコマンドテーブルを読込む。
そして、ステップS106に移行して、制御部60は音声認識部30により、変換した音声認識データと読込んだプロジェクタ制御用のキーワードテーブルの音声認識データとを比較することで特徴分析処理した音声認識データをキーワードとして認識できたか否かを判断する。ここで、キーワードとして認識できたと判断した場合、ステップS107に移行し、制御部60はコマンド生成部32で、キーワード/コマンド記憶部31から読込んであるコマンドテーブルのキーワードと比較させ、キーワードに対応するコマンドを選択する。そして、選択されたコマンドは通信部34を介してプロジェクタ4に送信される。
また、ステップS106でキーワードとして認識できなかった場合はステップS108に移行し、制御部60はエラーデータとして、マイク装置2にエラーデータ信号を通信部34を介して送信する。
以上のフローチャートの処理により、音声操作が行われる。
図4はPC6のプロジェクタ制御装置3で、キーワード設定を行う場合の概略のフローチャートである。
なお、キーワードの設定とは音声認識に使用するキーワードの選択および発話する場合のフレーズであるキーワードの編集を含めている。
図4を用いてフローチャートを説明する。
キーワード設定も、音声認識と同様に、プロジェクタ制御用のプログラムを制御部60が実行することで行われる。使用者が表示部61に表示される操作用の画像を確認し、操作部62を操作すると、操作された信号を制御部60が入力信号として認識し、キーワード設定部33で設定される。なお、表示部61に表示される操作画像に関しては後述する。
ステップS200では、制御部60はキーワード設定部33から、使用者にプロジェクタ制御用のキーワード設定を行うのか、画像生成アプリケーション用のキーワード設定を行うのかを選択してもらうための「キーワード設定対象の選択画面画像」を読込み、表示部61に読込んだ画像を表示する。次のステップS201では、制御部60は使用者が操作部62を操作した信号を入力信号として受取り、キーワード設定対象が選択されたか否かを、キーワード設定部33で判断する。そして、選択されたと判断した場合はステップS202に移行する。
ステップS202では、制御部60は選択された設定対象のキーワードテーブルをキーワード/コマンド記憶部31から読込む。例えば、プロジェクタ制御用のキーワード設定が選択されると、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31からプロジェクタ制御用のキーワードテーブルを読込む。また、画像生成アプリケーション用のキーワード設定が選択されると、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31から画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルを読込む。
ステップS203では、制御部60は選択された設定対象のキーワード設定画面画像をキーワード設定部33から読込む。例えば、プロジェクタ制御用のキーワード設定が選択されると、制御部60はキーワード設定部33から「プロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像」を読込む。また、画像生成アプリケーション用のキーワード設定が選択されると、制御部60はキーワード設定部33から「画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像」を読込む。
そして、ステップS204では、制御部60は読込んだ設定画面画像を表示部61に表示させる。
そして、ステップS205では、制御部60は、使用者が操作部62を操作した信号を、表示部61に表示された設定画面画像の設定項目に対しての操作入力信号として受取り、操作入力されたか否かを判断している。ここで、使用者は、表示部61に表示された設定画面画像を確認しながら音声認識させるために必要なキーワードを選択できる。また、キーワードを自分が発話するのに適したフレーズに編集することもできる(詳細は後述する)。そして、ステップS205で操作入力されたと判断した場合には、ステップS206に移行する。ステップS206では表示部61に表示された設定画面画像の「設定スイッチ」に対して、操作入力信号として操作入力が行われたか否かを判断している。
ここで、「設定スイッチ」は、設定画面画像でキーワードの選択およびキーワードの編集を行うために操作したときの、その操作による操作入力を確定させるときに操作するスイッチである。
そして、ステップS206で「設定スイッチ」に対し操作入力されたと判断した場合、ステップS205において、キーワードの選択のみを行った場合においては、ステップS207に移行して、設定画面画像の選択項目に対しての操作入力に基づいて制御部60はキーワード設定画面画像に対応するキーワードテーブルを書替えて、キーワード/コマンド記憶部31に保存する。そして、ステップS208に移行して、制御部60は操作入力により選択されたキーワード設定画面画像をキーワード設定部33に保存する。
また、ステップS205において、キーワードの編集を行った場合においては、ステップS206で「設定スイッチ」に対し操作入力されたと判断した場合、編集された新たなキーワードとして制御部60は所定の処理(詳細は後述する)を行う。そして、ステップS207において、制御部60はキーワード設定画面画像に対応するキーワードテーブルを書替えて、キーワード/コマンド記憶部31に保存する。そして、ステップS208に移行して、制御部60は操作入力により選択されたキーワード設定画面画像をキーワード設定部33に保存する。以上のフローチャートの処理により、キーワード設定(選択と編集)が行われる。
図5はPC6のプロジェクタ制御装置3で、キーワード設定を行う場合の表示部61に表示されるキーワード設定画面画像の例示図である。図5(a)は画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像であり、図5(b)はプロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像である。
なお、キーワードの設定とは音声認識に使用するキーワードの選択および発話する場合のフレーズであるキーワードの編集を含めている。
図5(a)を用いてキーワード設定画面画像の説明をする。
図5(a)は図4のステップS200のキーワード設定対象の選択で、画像生成アプリケーション用のキーワード設定が選択された場合に、制御部60がキーワード設定部33から「画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像」を読込み、表示部61に表示した画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像80の図である。
画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像80の構成を説明する。
キーワード設定画面画像は3種類の表示領域81、82、83に分割されている。上段は現在表示されているキーワード設定対象が何であるのかを表示する表示領域81である。現在は画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像80であることを表示している。
中段は実際にキーワード設定を行う表示領域82である。表示領域82には使用するキーワードを選択するためのチェックボックスが表示される領域(「使用可能」として表示する領域)85と、選択または編集するためのキーワードが表示される領域(「キーワード」として表示する領域)86と、キーワードの機能内容が表示される領域(「機能内容」として表示する領域)87とで構成されている。また、スクロールスイッチ84を表示させるので、表示領域82の内容をスクロール表示することができる。
下段は、システム設定を行う表示領域83である。表示領域83には設定スイッチ88、戻るスイッチ89、初期設定スイッチ90、プロジェクタスイッチ91、終了スイッチ93などが表示されている。
キーワードの選択方法について説明する。
使用者は、音声認識に使用するキーワードを選択する場合、操作部62であるPC6に接続されたキーボードやマウスを使用して、選択したいキーワードに対応したチェックボックスをクリックする。その操作を制御部60が操作入力信号として受取ることで選択することができる。またスクロールスイッチ84を操作部62の操作で上下方向に移動させることで、表示されていないキーワード設定を行う表示領域82を表示させることができるため、このスクロールスイッチ84を操作し、選択したいキーワードに対応したチェックボックスをクリックし選択する。図5(a)の場合は、キーワードが「次へ」と「全画面」を選択した状態を表示している。
このようにして選択を行い、選択が終了した場合、システム設定を行う表示領域83の設定スイッチ88をクリックすることで、選択された内容が確定され、キーワードテーブルを書替えることができる。また、戻るスイッチ89がクリックされた場合は、前回設定されているキーワードテーブルに対応したキーワード設定画面画像が表示されるため、再度設定を行うことができる。また、初期設定スイッチ90がクリックされた場合は、初期的に設定されているキーワードテーブルに対応したキーワード設定画面画像が表示される。また、プロジェクタスイッチ91がクリックされた場合、現在の設定を確定していない場合は、現在の設定を確定するか否かの画面画像(図示省略)が表示され、使用者が設定する選択を行うと、画面画像は、プロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像100を表示する。また、終了スイッチ93がクリックされた場合、現在の設定を確定していない場合は、現在の設定を確定するか否かの画面画像(図示省略)が表示され、使用者が設定する選択を行うと、キーワード設定画面画像が表示される前の画面画像を表示し、キーワード設定が終了する。
次に、キーワードの編集方法について説明する。
キーワード設定において、キーワードの選択以外に、キーワードを自由に編集することも可能である。この場合はキーワードが表示される領域86で、編集するキーワードを選択し、操作部62の操作により、使用者が新たにキーワードとするフレーズ(言葉)を編集し入力する。そして設定スイッチ88をクリックすると、編集したキーワードに対応するフレーズを使用者に発話してもらうための画面画像(図示省略)が表示される。使用者は表示された画面画像の指示に従い、キーワードとなるフレーズをマイク装置2を介して発話すると、制御部60は音声認識部30により、特徴分析処理を行い音声認識データとして、キーワード/コマンド記憶部31に記憶することで設定される。また、制御部60は、編集されたキーワードに対応するキーワード設定画面画像もキーワード設定部33に保存する。例えば、使用者がキーワードである「次へ」を「次」に変更したい場合、マイク装置2で「次」というフレーズを発話すると、制御部60は、「次」という音声データを音声認識部30に特徴分析処理を行わせ音声認識データに変換する。そして、変換した音声認識データを新たなキーワードに対応する音声認識データとして、キーワード/コマンド記憶部31に記憶し画像生成用のキーワードテーブルが設定される。使用者は次回から、編集し設定したキーワードである「次」を発話することで、前回設定されていた「次へ」と同じ操作を行うことができる。
図5(b)は図4のステップS200でキーワード設定対象の選択で、プロジェクタ制御用のキーワード設定が選択された場合に、制御部60がキーワード設定部33から「プロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像」を読込み、表示部61に表示したプロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像100の図である。
プロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像100の構成を説明する。
キーワード設定画面画像の構成およびスイッチ関係は図5(a)で説明したと同様である。
異なる部分を以下に記述する。
表示領域81にはプロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像100である内容が表示される。そして、表示領域82には選択または編集するためのキーワードが表示される領域86およびキーワードの機能内容が表示される領域87にプロジェクタ制御用のキーワードおよびその機能内容が表示されることである。また表示領域83に図5(a)と異なり、画像アプリスイッチ92が表示される。
以上の点が図5(a)と異なる部分である。
また、キーワードの選択方法も図5(a)で説明したと同様である。
図5(b)の表示領域82においては、キーワードである「コントラスト」と「明るさ」を選択した状態を表示している。また、表示領域83の画像アプリスイッチ92がクリックされた場合、現在の設定を確定していない場合は、現在の設定を確定するか否かの画面画像(図示省略)が表示され、使用者が設定する選択をすると、画面画像は、「画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像」を表示する。
また、キーワードの設定方法も図5(a)で説明したと同様である。
例えば、使用者がキーワードである「コントラスト」を「強調」に変更したい場合、マイク装置2で「強調」というフレーズを発話すると、制御部60は、「強調」という音声データを音声認識部30に特徴分析処理を行わせ音声認識データに変換する。そして、変換した音声認識データを新たなキーワードをキーワード/コマンド記憶部31に記憶しプロジェクタ制御用のキーワードテーブルが設定される。また、制御部60は操作入力により設定されたキーワード設定画面画像をキーワード設定部33に保存する。使用者は次回から、編集し設定したキーワードである「強調」を発話することで、前回設定されていた「コントラスト」と同じ操作を行うことができる。もちろんキーボードを操作して新たなキーワードを入力することのみで、キーワードを変更することも可能である。
図6はキーワードテーブルに対応したコマンドテーブルを模式的に表した例示図である。
図6(a)は画像生成アプリケーション用のコマンドテーブル110の例示図である。
そして、画像生成アプリケーションで作成された画像データをキーワードで操作する場合の、キーワードとキーワードに対応するコマンドを表示している。また、第1実施形態の場合、画像生成アプリケーション用のコマンドテーブル110において、コマンド生成部32からコマンドとして「message」というデータの構造体として制御部60に送られ、画像生成アプリケーションを実行している。例えば、音声認識部30により「次へ」というキーワードが認識された場合、コマンド生成部32で「次へ」というキーワードに対応したコマンドとして「message 1」を生成し制御部60に送る。制御部60では送られた「message 1」というコマンドに基づいて、画像生成アプリケーションを実行することで、次の画面画像データを選択することができる。また「全画面」というキーワードに対しては「message 2」というコマンドが割振られている。
図6(b)はプロジェクタ制御用のコマンドテーブル120の例示図である。
そして、プロジェクタの設定などをキーワードで操作する場合の、キーワードとキーワードに対応するコマンドを表示している。また、第1実施形態の場合、プロジェクタ制御用のコマンドテーブル120はコマンドとして、16進数の識別値で表されている。そして、認識されたキーワードに対応した16進数の識別値をPC6の通信部34を介して、プロジェクタ4に送信する。プロジェクタ4では送信された16進数の識別値を通信部40を介して受信し、受信した16進数の識別値をプロジェクタ制御部41でコマンドとして処理し実行する。
例えば、音声認識部30により「コントラスト」というキーワードが認識された場合、コマンド生成部32では「コントラスト」というキーワードに対応して、コマンドとして「0x001A」を生成し、制御部60はこの生成されたコマンドである「0x001A」を通信部34を介してプロジェクタ4に送信する。プロジェクタ4では送信された「0x001A」を通信部40を介して受信し、受信した「0x001A」をプロジェクタ制御部41でコマンドとして処理し、「0x001A」の意味するコントラスト調整のモードに入る。また「明るさ」というキーワードに対しては「0x0015」というコマンドが割振られている。
ここで「0x001A」は、最初の「0x」が16進数であることを示し、その後の「001A」がコマンドである16進数の識別値を表している。
上述した、第1実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態のプロジェクタシステム1により、プロジェクタ制御装置3は会議などで発表する場合に使用者がプロジェクタに接続して使用するPC6にプロジェクタ制御用プログラムをインストールし、PC6が実行することで構築される。
そのため、製造メーカは、プロジェクタ制御用プログラムと通信部34を供給し、購入者に通常使用しているPCに供給したプログラムをインストールし、供給した通信部34をセットしてもらうことで、プロジェクタ制御装置3として構成できるので、プロジェクタ自体にはPC6と同様の構成を必要とせず、またプロジェクタ制御用プログラムをインストールする必要などないため、簡単に構成できる。そのため、プロジェクタシステム1全体の構成も簡単になる。その結果、費用面の負荷を軽減することができる。
(2)本実施形態のプロジェクタシステム1により、PC6にプロジェクタ制御用プログラムをインストールし、PC6が実行することで、音声により、PC6が実行する画像生成アプリケーションに対して操作が行える。例えば、「次へ」と発話すると、PC6は画像生成アプリケーションを駆動し、「次の画面画像」を呼び出し、プロジェクタ4により、「次の画面画像」を投写することができる。その他に、画像生成アプリケーション自体の駆動に対応するキーワードにより、音声で操作することができる。また、複数の画像生成アプリケーションも、音声により、切替えて操作することもできる。よって、利便性の向上したプロジェクタシステム1を提供できる。また、広い会場などにおける発表者の発表効率を格段に向上できる。
(3)本実施形態のプロジェクタシステム1により、PC6にプロジェクタ制御用プログラムをインストールし、PC6が実行することで、音声により、プロジェクタ4の投写条件の設定操作が行える。
例えば、使用者は、「コントラスト」と発話するとプロジェクタ4は「コントラスト調整」のモードに入ることができる。
また、「コントラストUP」というキーワードを、コントラストを設定するレベルを所定の間隔で上げて行くというコマンドに対応させておくことで、「コントラストUP」と発話するとプロジェクタ4はコントラストの調整モードに入り、レベルを初期値に対して、所定の間隔で上昇させて行くことが可能になる。使用者は、投写される画像などを確認し、所望するコントラストレベルになったとき、「STOP」(「止める」を意味するコマンドとして設定してあるものとする)と発話することで、コマンドを実行し、設定を確定することが可能になる。
また、「コントラストDOWN」というキーワードを、コントラストを設定するレベルを所定の間隔で下げて行くというコマンドに対応させておくことで、「コントラストDOWN」と発話するとプロジェクタ4はコントラストの調整モードに入り、レベルを初期値に対して、所定の間隔で下降させて行くことが可能になる。使用者は、投写される画像などを確認し、所望するコントラストレベルになったとき、「STOP」というキーワードを発話することで、コマンドを実行し、設定を確定することが可能になる。
また、音声により、投写条件以外の動作の設定も行える。例えば、プロジェクタ自体の電源の“ON/OFF”も、使用者が“ON”,“OFF”を発話することで操作ができる。その他に、クーリング指示や、パスワード認証などの操作も可能になる。
よって、プロジェクタに備わる操作部による操作で、投写条件や投写条件以外の動作の設定を行うことと同様の操作が、プロジェクタから離れていても、音声により行うことができるため、参加者に、見やすい画面画像を提供することができる。また、投写画面画像の品質を簡単に向上できる。
(4)本実施形態のマイク装置2により、操作部22で、音声認識させるための音声と、聞いてもらうための音声とを切替えることができるため、音声認識率を向上できる。また、操作部22での切替えにおいて、切替えスイッチを押し続けている間だけ音声認識処理を行う方法を用いているため、更に音声認識率を向上させることができる。
(5)本実施形態のプロジェクタシステム1により、プロジェクタ4およびプロジェクタ制御装置3で発生したエラー内容(例えば、受信失敗や音声認識に失敗などのエラー内容)を使用者はマイク装置2のエラー動作部26で確認することが可能となる。これにより、使用者はエラーに対して具体的な対策を実行できるため、効率的な音声操作が可能となる。
(6)予め、音声認識のためのキーワードテーブルおよびキーワードテーブルに対応したコマンドテーブルとしてキーワード/コマンド記憶部31に記憶されるため、効率的な音声認識処理が可能になる。
(7)使用者は、キーワード設定部33に記憶するプロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像および画像生成用のキーワード設定画面画像を、PC6の表示部61で確認しながら、操作部62で操作することで、キーワード選択を行うことができる。そのため、使用者は、必要最低限のキーワード数を選択することで更に認識率を向上させ、誤動作を低減できると共に認識処理時間を短縮できる。
また、使用者自身がキーワードを編集し設定することができるため、使用者固有の発話に合わせた音声認識が行えるため、一段と認識率が向上し誤動作を激減できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の第2実施形態は第1実施形態の構成とすべて同様であり、違いはプロジェクタ制御装置3において、PC6が実行するプロジェクタ制御用プログラムの音声認識の一部が異なるところである。具体的には、第1実施形態のプロジェクタ制御用プログラムは音声認識する音声データが、例えば、「次へ」や「戻る」といった単なるキーワードの場合を対象にしていた。しかし、第2実施形態では音声認識する音声データが、例えば、「次へ」や「戻る」といった単なるキーワードに、「2」や「5」といった変数を加えて音声認識する場合を対象としたものである。
図7はPC6のプロジェクタ制御装置3で、音声認識を行う場合、音声データが変数を含む場合のフローチャートである。この図7のフローチャートではキーワードのフレーズの後に、変数のフレーズが付加される音声データを音声認識する場合を例にしてフローチャートを説明する。
プロジェクタ制御用プログラムを実行する制御部60は、ステップS300では、通信部34を介してマイク装置2から音声データを受信したか否かを判断する。受信したと判断すると、ステップS301に移行する。ステップS301では、制御部60が音声認識部30で、受信した音声データに対して特徴分析処理を行い音声認識データに変換する。そして、ステップS302では、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31から画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルと、キーワードに対応するコマンドテーブルを読込む。そして、ステップS303では、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31から画像生成アプリケーション用の変数テーブルと、対応するコマンドテーブルを読込む。
そして、ステップS304では、制御部60は音声認識部30で、変換した音声認識データと、読込んだ画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルの音声認識データとを比較する。そして、変換した音声認識データをキーワードとして認識できたか否かを判断する。ここで、キーワードとして認識できたと判断した場合、ステップS305に移行し、制御部60はコマンド生成部32で、キーワード/コマンド記憶部31から読込んである画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルに対応したコマンドテーブルのキーワードと比較させ、認識したキーワードに対応するコマンドを選択し、コマンドを決定する。
そして、ステップS306では、制御部60は音声認識部30で、特徴分析処理して変換した音声認識データの中で、キーワードとして認識した以外の部分を分離する。そして、ステップS307では、制御部60は音声認識部30で、その分離したキーワード以外の部分である音声認識データと読込んである画像生成アプリケーション用の変数テーブルとを比較して、変数として認識できたか否かを判断する。そして、ステップS307で変数として認識できなかったと判断した場合、ステップS308に移行し、制御部60はステップS305で決定したキーワードに対応するコマンドに基づき実行する。
また、ステップS307で変数として認識できたと判断した場合、ステップS309に移行する。そして、制御部60は、コマンド生成部32で、認識した変数に対応するコマンドをステップS303で読込んだ変数のコマンドテーブルと比較させ、変数に対応するコマンドを選択し、コマンドを決定する。そして、制御部60は、コマンド生成部32で、ステップS305で決定したキーワードに対応するコマンドに、変数のコマンドを付与し、新たなコマンドを決定する。そして、制御部60は新たなコマンドに基づいて実行する。
ステップS304でキーワードとして認識できなかったと判断した場合、ステップS310に移行する。そして、制御部60はキーワード/コマンド記憶部31からプロジェクタ制御用のキーワードテーブルと、キーワードに対応するコマンドテーブルを読込む。次のステップS311で制御部60はキーワード/コマンド記憶部31からプロジェクタ制御用の変数テーブルと、対応するコマンドテーブルを読込む。
そして、ステップS312では、制御部60は音声認識部30で、変換した音声認識データと、読込んだプロジェクタ制御用のキーワードテーブルの音声認識データとを比較する。そして、変換した音声認識データをキーワードとして認識できたか否かを判断する。ここで、キーワードとして認識できたと判断した場合、ステップS313に移行し、制御部60はコマンド生成部32で、キーワード/コマンド記憶部31から読込んであるプロジェクタ制御用のキーワードテーブルに対応したコマンドテーブルのキーワードと比較させ、認識したキーワードに対応するコマンドを選択し、コマンドを決定する。
そして、ステップS314では、制御部60は音声認識部30で、特徴分析処理して変換した音声認識データの中で、キーワードとして認識した以外の部分を分離する。そして、ステップS315では、制御部60は音声認識部30で、その分離したキーワード以外の部分である音声認識データと読込んであるプロジェクタ制御用の変数テーブルとを比較して、変数として認識できたか否かを判断する。ここで、変数として認識できたと判断した場合、ステップS316に移行する。そして、制御部60は、コマンド生成部32で、変数に対応するコマンドをステップS311で読込んだ変数のコマンドテーブルと比較させ、認識した変数に対応するコマンドを選択し、コマンドを決定する。そして、制御部60は、コマンド生成部32で、ステップS313で決定したキーワードに対応するコマンドに、変数のコマンドを付与し、新たなコマンドを決定する。そして、制御部60は決定した新たなコマンドを通信部34を介してプロジェクタ4に送信する。
また、ステップS315で変数として認識できなかったと判断した場合、ステップS317に移行し、制御部60はステップS313で決定したキーワードに対応するコマンドを通信部34を介して、プロジェクタ4に送信する。
また、ステップS312で、キーワードとして認識できなかったと判断した場合、ステップS318に移行する。そして、制御部60はキーワードとして認識されなかったことをエラーデータ信号として、通信部34を介してマイク装置2に送信する。
なお、ステップS307、S315で、変数として認識できなかったと判断した場合には、その結果をエラーデータ信号として、通信部34を介してマイク装置2に送信する。
ここで、ステップS307、S315のステップ部分が、音声認識部30が備える変数判断部に対応する。また、ステップS309、S316のステップ部分が、コマンド生成部32が備える変数処理部に対応する。
上述したように、キーワードのフレーズの後に、変数のフレーズが付加される音声データを音声認識する場合(これを、「キーワード+変数」とする)の第2実施形態により、以下の操作が可能になる。
例えば、画像生成アプリを操作する場合、「キーワード+変数」として、使用者が「次へ、5」と発話すると、「次へ」というキーワードに対し「画面を次へ進める」というコマンドとして認識し、また、「5」と言う変数に対し「5枚目」というコマンドとして認識することになる。そして、PC6は画像生成アプリを駆動し、「現在の画面から5枚目の画面画像」を呼び出し、プロジェクタ4により、「5枚目の画面画像」を投写することができる。よって、キーワードのフレーズ「次へ」を5回繰り返して発話する必要がなくなる。
また、プロジェクタの投写条件の設定操作を行う場合、例えば、「キーワード+変数」として、使用者が「コントラスト、15」と発話すると、制御部60は「キーワード+変数」として処理し、プロジェクタ4にコマンドを送信し、プロジェクタ4はコントラスト調整モードに入り、コントラストのレベルを「15」に設定することができる。
また、使用者が「明るさ、3」と発話することで、プロジェクタ4は明るさ調整モードに入り、明るさのレベルを「3」に設定することができる。
上述した、第2実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)プロジェクタ制御装置3の音声認識部30が変数判断部を備え、コマンド生成部32が変数処理部を備えて、音声認識データの内容がキーワード以外に変数を含むか否かを判断し、変数であると判断された場合、変数と、認識されたキーワードとを組合わせてコマンドを生成できる。よって、音声認識を行う場合、通常のキーワードのフレーズの後に変数のフレーズを付加して操作することが可能になるため、音声による操作性が一段と向上する。
このように、通常のキーワードの音声データを認識するための通常のキーワードテーブルと、変数の音声データを認識するための変数テーブルとを持つことで、組合わせてコマンドを生成できる。そのため、音声データを判断するキーワードとして変数も含めたキーワードテーブル(「キーワード数×変数の数」個のデータ数が必要)を持つより、データ量が少なくて良い(「キーワード数+変数の数」個のデータ数で済む)ため、記憶するための媒体であるROMの容量も小さくて良い。また、使用者は効率的な音声操作が可能となる。
(2)また、特に、音声によるプロジェクタ4の投写条件の設定操作を行う場合に、「キーワード+変数」の発話で設定できる。そのため、プロジェクタに備わる操作部のキースイッチなどによる、キー操作で、投写条件やそれ以外の動作の設定を行うことと同様の操作が、プロジェクタから離れていても、音声により行うことができる。よって、参加者に、見やすい画面画像を提供することができる。また、投写画面画像の品質を簡単に向上できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良など加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記各実施形態では、無線を用いて各装置間を通信することでデータをやり取りしている。しかし、これに限らず、設置場所および発表場所などが決まっている場合などでは、有線によって装置間を結ぶことにしてもなんら問題はない、また、マイク装置2とPC6の間は有線で結び、PC6とプロジェクタ4の間は無線にするなど、設置場所や使い勝手において無線/有線を選択することが可能である。
(変形例2)前記各実施形態では、マイク装置2のエラー動作部26として、液晶パネルを用いた液晶表示部27を用いて、エラー制御部25の制御信号に基づいて液晶パネルにエラー内容を表示している。しかし、これに限らず、振動モータなどの振動部材を用いた振動部として、振動によってエラーを使用者に知らせても良い。また、LED(light-emitting diode:発光ダイオード)を用いたLED表示部として、点灯によりエラーを使用者に知らせても良い。
振動部材を用いた場合は、エラー内容に応じて、連続振動、間欠振動など振動の間隔を変化させる動作方法が良い。また、LEDを用いた場合には、エラー内容に応じて、LEDの点灯の色を変化させる動作方法や、連続点灯、間欠点灯など点灯の間隔を変化させる動作方法が良い。
(変形例3)前記各実施形態では、マイク装置2を構成するA/D変換部21で使用者が発話した音声をデジタル信号に変換して、PC6やスピーカ装置7に送信している。しかし、これに限らず、A/D変換部をPC6に備えることでも良い。そのとき、スピーカ装置7において、マイク装置から出力される音声データはアナログ信号なのでD/A変換部は必要なくなる。
(変形例4)図3および図7のフローチャートにおいて、音声認識を行う場合、画像生成アプリケーション用のキーワードテーブルを最初に読込み、認識したか否かを判断している。しかし、これに限らず、プロジェクタ制御用のキーワードテーブルを最初に読込み、判断しても良い。また、キーワードテーブルを両方読込んでから判断しても良い。また、変数のテーブルにおいても同様である。
そして、図3および図7のフローチャートに限定されるものではなく、適宜、フローチャートを変更し、実施することができる。
(変形例5)第2実施形態では、音声データを音声認識する場合、キーワードのフレーズの後に、変数のフレーズが付加されるという順序であった。しかし、これに限らず、変数のフレーズの後にキーワードのフレーズが付加されても良い。例えば、画像データ表示するとき、現在の画像より5枚先の画像データを表示させたいとき、使用者は「次へ、5」と発話しても良いし、「5、次へ」と発話しても良い。
(変形例6)第2実施形態では、音声データを音声認識する場合、キーワードのフレーズの後に、変数のフレーズを1つ付加している。しかし、これに限らず、変数のフレーズを連続して発話することで、最初認識し実行した「キーワード+変数」のコマンドに、後から連続して発話した変数のコマンドを付加して実行させることでも良い。例えば、画像データ表示するとき、使用者が「次へ、2」と発話した後に、続けて使用者が「3」と発話すると、「キーワード+変数」のコマンドを実行することで、現在の画像より2枚先の画像データを表示させる。そして、後から認識された変数のコマンドを実行することで、そこから3枚先の画像データを表示させることができる。
この場合のフローチャートは、所定の時間を設けておき、その所定時間内に、続けて変数を認識した場合、最初の「キーワード+変数」のコマンド対して、後で認識した変数のコマンドを付加して実行することで可能となる。
(変形例7)変形例6において、以下のように変形することも可能である。
「次へ、2」と「3」という発話により、制御部60は「次へ」というコマンドを「足し算」としてのコマンドとして認識し、制御部60は次に発話された「2」と「3」に対し、足し算を実行し、その結果として5枚目の画像を直接表示させることも可能である。
この場合のフローチャートは、変形例6と同様に所定の時間を設けておき、その所定時間内に、続けて変数を認識した場合、最初の「キーワード+変数」のキーワードに対するコマンドを数式(例えば足し算など)として読込み、キーワードの次の変数と後で認識した変数のそれぞれの変数を数値の変数として読込み、制御部60が計算を実行する。その結果の数値に対するコマンドを、付加することで可能となる。
(変形例8)各実施形態において、プロジェクタ4にDVD(Digital Versatile Disk)再生装置などの画像再生装置を備えて、コマンド生成部32が生成するコマンドで画像再生装置の操作を行うことにしても良く、プロジェクタ4のプロジェクタ制御部41は、そのコマンドに基づいて画像再生装置の操作部が操作されたときの操作制御と同様な制御を行うことができる。これにより、音声で画像再生装置の操作ができ、プロジェクタシステムの利用範囲が拡大する。
(変形例9)図5に示したキーワード設定画面画像において、キーワード設定(編集)する場合、キーワードが表示される領域86で、編集するキーワードを選択し、操作部62の操作により、使用者が新たにキーワードとするフレーズ(言葉)を編集し入力し、発話することなどにより、設定していた。しかし、これに限らず、キーワードが表示される領域86で、編集するキーワードをキーワード/コマンド記憶部31に何種類か記憶させておき、その中から使用者に選択してもらうことでも良い。この場合、キーワードが表示される領域86のキーワードに対し、プルダウンメニューのような方式で使用者に選択させるなど考えられる。そうすることで、使用者は自分で編集したキーワードに対応するフレーズを発話する必要がなくなり、キーワード設定操作が簡略化される。
(変形例10)図5に示した画像生成用のキーワード設定画面画像80およびプロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像100は、この表示方法に限定されるものではなく、適宜変更して画面画像を構成しても良い。
(変形例11)各実施形態において、プロジェクタ4は液晶パネルを用いる液晶方式を採用しているが、これに限られるものではない。例えば、DLP(登録商標)(digital light processing)方式、CRT(Cathode-Ray Tube)方式、LCOS(liquid crystal on silicon:超高解像度シリコン基板上の液晶変調素子)方式など採用することができる。
これにより、様々な方式を採用するプロジェクタに対しても、音声による操作が可能となる。
前記実施形態および変形例から把握できる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(技術的思想1)プロジェクタ制御用プログラムであって、音声データを音声認識するために、前記音声データを音声認識データに変換し、記憶されているキーワードテーブルを読み出して、前記音声認識データを用いてキーワードを認識するか否かを判断する音声認識ステップと、当該音声認識ステップで認識したと判断した場合、コマンドテーブルから前記認識したキーワードに対応するコマンドを決定するコマンド生成ステップと、前記決定したコマンドに対応した内容で、コンピュータが実行する画像生成アプリケーションを制御し、または、プロジェクタに対して前記決定したコマンドを出力するコマンド出力ステップとを前記コンピュータに機能させることを特徴とする。
このプロジェクタ制御用プログラムにより、使用者が発話した音声データが音声認識できる。そして、コンピュータが実行する画像生成アプリケーションをコマンドの内容で制御することができ、また、プロジェクタに対して前記決定したコマンドを出力することができる。
(技術的思想2)技術的思想1に記載のプロジェクタ制御用プログラムであって、記憶したキーワード設定画面を読み出して前記コンピュータに備えた表示部に表示させ、表示した前記キーワード設定画面に対して、前記コンピュータに備えた操作部からの操作入力信号をキーワード設定のための入力信号として受取り、キーワードの設定を行い、その結果を記憶させるキーワード設定ステップを前記コンピュータに機能させることを特徴とする。
このプロジェクタ制御用プログラムにより、使用者はキーワードを必要に応じて設定できる。また、設定したキーワードをコンピュータが記憶しているため、操作部から呼び出して再度設定できる。その結果、音声認識率が向上し、利便性も向上できる。
(技術的思想3)技術的思想1または技術的思想2に記載のプロジェクタ制御用プログラムであって、前記音声認識ステップにおいて、前記音声認識データの内容がキーワード以外に変数を含むか否かを判断する変数判断ステップと、前記変数判断ステップにより変数であると判断した場合、前記コマンド生成ステップにおいて、前記変数と、前記認識したキーワードとを組合わせてコマンドを生成する変数処理ステップとを前記コンピュータに機能させることを特徴とする。
このプロジェクタ制御用プログラムにより、通常の音声データを認識するための通常のキーワードテーブルと、変数の音声データを認識するための変数テーブルとを持つことで、組合わせて新たにコマンドを生成できる。そのため、音声データを判断するキーワードとして変数も含めたキーワードテーブルを持つより、データ量が少なくて良いため、記憶するための媒体であるROM等のメモリの容量も小さくて良い。また、使用者は効率的な音声操作が可能となる。
本発明のプロジェクタシステムの実施形態を示すハードウエア構成図。 本発明のプロジェクタシステムの実施形態を示す概略構成図。 音声認識を行う場合のフローチャート。 キーワード設定を行う場合のフローチャート。 キーワード設定を行う場合の表示部に表示されるキーワード設定画面画像の例示図。 キーワードテーブルに対応したコマンドテーブルを模式的に表した例示図。 変数を含む音声認識を行う場合のフローチャート。
符号の説明
1…プロジェクタシステム、2…マイク装置、3…コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築されるプロジェクタ制御装置、4…プロジェクタ、6…パーソナルコンピュータ、7…スピーカ装置、20…音声入力部、21…A/D変換部、22…切換操作部としての操作部、23…音声出力設定部、24…第1の出力部および第4の入力部としての通信部、25…エラー制御部、26…エラー動作部、27…液晶表示部、30…音声認識部、31…キーワード/コマンド記憶部、32…コマンド生成部、33…キーワード設定部、34…第1の入力部、第2の出力部、第3の入力部および第4の出力部としての通信部、40…第2の入力部および第3の出力部としての通信部、41…プロジェクタ制御部、42…プロジェクタ機能動作部、50…CPU、51…メモリ、60…制御部、61…表示部、62…操作部、63…画像生成アプリケーションプログラムとしての画像生成アプリケーション部、64…プロジェクタ制御用プログラムとしてのプロジェクタ制御用アプリケーション部、70…通信部、71…D/A変換部、72…駆動制御部、73…スピーカ部、80…画像生成アプリケーション用のキーワード設定画面画像、81…キーワード設定対象が何であるのかを示す表示領域、82…キーワード設定を行う表示領域、83…システム設定を行う表示領域、84…スクロールスイッチ、85…チェックボックスが表示される領域、86…キーワードが表示される領域、87…キーワードの機能内容が表示される領域、88…設定スイッチ、89…戻るスイッチ、90…初期設定スイッチ、91…プロジェクタスイッチ、92…画像アプリスイッチ、93…終了スイッチ、100…プロジェクタ制御用のキーワード設定画面画像、110…画像生成アプリケーション用のコマンドテーブル、120…プロジェクタ制御用のコマンドテーブル。

Claims (19)

  1. マイク装置と、プロジェクタ制御装置と、プロジェクタとを備えたプロジェクタシステムであって、
    前記マイク装置は、音声を取り込む音声入力部と、取り込んだ音声の音声データを出力する第1の出力部とを備え、
    前記プロジェクタ制御装置は、前記音声データを入力する第1の入力部と、前記音声データを音声認識データに変換し、当該音声認識データを用いてキーワードを認識する音声認識部と、認識されたキーワードに対応したコマンドを生成するコマンド生成部と、生成された前記コマンドを前記プロジェクタに出力する第2の出力部とを備え、
    前記プロジェクタは、前記コマンドを入力する第2の入力部と、入力した前記コマンドに基づいて前記プロジェクタを制御するプロジェクタ制御部と、前記プロジェクタとしての動作を行うプロジェクタ機能動作部とを備えたことを特徴とするプロジェクタシステム。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタシステムであって、
    前記プロジェクタ制御装置の前記音声認識部は、前記音声認識データがキーワードを含むか否かを判断しキーワードを含む場合は当該キーワードを音声認識結果として出力し、前記コマンド生成部は前記キーワードをコマンドに変換することを特徴とするプロジェクタシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタシステムであって、
    前記プロジェクタ制御装置の前記コマンド生成部には、前記プロジェクタの設定を行うためにプロジェクタが備える操作部へなされる操作に対応するコマンドがキーワードと対応させて設定されており、当該キーワードを取得したときは前記コマンド生成部において前記操作に対応するコマンドを生成し、
    前記プロジェクタ制御部は、前記コマンドを前記プロジェクタに送出して、前記プロジェクタの設定を行うことを特徴とするプロジェクタシステム。
  4. 請求項3に記載のプロジェクタシステムであって、
    前記プロジェクタの設定はプロジェクタの投写条件の設定であることを特徴とするプロジェクタシステム。
  5. 請求項3に記載のプロジェクタシステムであって、
    前記プロジェクタの設定はプロジェクタの投写条件以外の設定であることを特徴とするプロジェクタシステム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクタシステムであって、
    前記プロジェクタ制御装置は、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築されており、前記音声認識部が認識したキーワードに対応するコマンドに基づいて前記コンピュータにより実行される画像生成アプリケーションを制御することを特徴とするプロジェクタシステム。
  7. 請求項1に記載のプロジェクタシステムであって、
    スピーカ装置をさらに備え、前記マイク装置は、前記音声データを前記プロジェクタ制御装置に送信するか、前記スピーカ装置に送信するかの切換操作を行う切換操作部を備えたことを特徴とするプロジェクタシステム。
  8. マイク装置と、プロジェクタ制御装置と、プロジェクタとを備えたプロジェクタシステムであって、
    前記プロジェクタは、当該プロジェクタでエラーが発生した場合、当該エラーを第1エラーデータ信号として前記プロジェクタ制御装置に出力する第3の出力部を備え、
    前記プロジェクタ制御装置は、前記第1エラーデータ信号を入力する第3の入力部と、
    前記プロジェクタ制御装置でエラーが発生した場合、当該エラーを第2エラーデータ信号として、前記第1エラーデータ信号と前記第2エラーデータ信号とを、前記マイク装置に送信する第4の出力部とを備え、
    前記マイク装置は、前記第1および第2エラーデータ信号を入力する第4の入力部と、
    入力した前記第1および第2エラーデータ信号に基づいてエラー動作をさせるための制御を行うエラー制御部と、当該エラー制御部の制御信号に基づきエラー動作するエラー動作部とを備えたことを特徴とするプロジェクタシステム。
  9. 請求項8に記載のプロジェクタシステムであって、
    前記マイク装置の前記エラー動作部は、前記エラー制御部の制御信号に基づいて、振動部材を用いて振動する振動部、液晶パネルを用いて表示する液晶表示部および発光ダイオードを用いて表示するLED表示部のうち少なくとも1つを含むことを特徴とするプロジェクタシステム。
  10. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタシステムであって、
    前記プロジェクタ制御装置の前記音声認識部は、認識した前記キーワード以外に変数を含むか否かを判断する変数判断部を備え、
    前記コマンド生成部は、前記変数判断部により変数があると判断された場合、前記変数と、認識されたキーワードとを組合わせてコマンドを生成する変数処理部とを備え、
    前記組合わせたコマンドを前記プロジェクタに出力し、前記プロジェクタは前記コマンドに基づき、そのキーワードで指令された命令を前記変数に応じた内容で実行することを特徴とするプロジェクタシステム。
  11. 請求項1に記載のプロジェクタシステムにおけるプロジェクタ制御装置であって、
    前記第1の入力部、前記音声認識部、前記コマンド生成部および前記第2の出力部を備えたことを特徴とするプロジェクタ制御装置。
  12. 請求項1に記載のプロジェクタシステムにおけるプロジェクタであって、
    前記第2の入力部、前記プロジェクタ制御部および前記プロジェクタ機能動作部を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  13. 請求項6に記載のプロジェクタシステムにおけるプロジェクタ制御装置であって、
    前記プロジェクタ制御装置は、コンピュータにプロジェクタ制御用プログラムがインストールされることにより構築されており、前記音声認識部が認識したキーワードに対応するコマンドに基づき前記コンピュータにより実行される画像生成アプリケーションを制御することを特徴とするプロジェクタ制御装置。
  14. 請求項7に記載のプロジェクタシステムにおけるマイク装置であって、
    前記音声入力部、前記第1の出力部および前記切換操作部を備えたことを特徴とするマイク装置。
  15. 請求項8に記載のプロジェクタシステムにおけるマイク装置であって、
    前記第4の入力部、前記エラー制御部および前記エラー動作部を備えたことを特徴とするマイク装置。
  16. 請求項9に記載のプロジェクタシステムにおけるマイク装置であって、
    前記エラー動作部は、前記振動部、前記液晶表示部および前記LED表示部のうち少なくとも1つを含むことを特徴とするマイク装置。
  17. 請求項10に記載のプロジェクタシステムにおけるプロジェクタ制御装置であって、
    前記音声認識部は前記変数判断部を備え、前記コマンド生成部は前記変数処理部を備えたことを特徴とするプロジェクタ制御装置。
  18. 請求項8に記載のプロジェクタシステムにおけるプロジェクタであって、
    前記第3の出力部を備えたことを特徴とするプロジェクタ制御装置。
  19. 請求項8に記載のプロジェクタシステムにおけるプロジェクタ制御装置であって、
    前記第3の入力部および第4の出力部を備えたことを特徴とするプロジェクタ制御装置。

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