JP2006329279A - 電磁弁 - Google Patents

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修通 雫
Kenro Takahashi
建郎 高橋
Tomohiro Yasuda
智宏 安田
Masahito Yamaguchi
雅仁 山口
Yuichi Ando
裕一 安藤
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Abstract

【課題】 温度依存性を改善することができる電磁弁を提供する。
【解決手段】 プランジャより延出したロッド32下端部で弁体41を構成し、弁体41でシート43の通流穴44を開閉する。通流穴44に対向した弁体41の下端でフラット面51を構成し、フラット面51の中央部に円錐台形状の突起52を設ける。突起52の基端の外形寸法D1を、通流穴44の内径寸法D2に、弁体41の中心軸53と通流穴44の中心軸54との最大ズレ量を定めた同軸度ズレ量Zを減算した減算寸法以下に設定する(D1≦(D2−2×Z))。
【選択図】 図2

Description

本発明は、油圧を制御する電磁弁に関する。
従来、油圧経路には、図4に示すように、電磁弁701が使用されている。
この電磁弁の701のカバー711内には、ボビン712にコイル713が巻回されてなるソレノイド714が収容されており、該ソレノイド714の先端側には、コア715が内嵌されている。また、前記ソレノイド714の基端側には、ヨーク716が内嵌されており、該ヨーク716内には、プランジャ717が移動自在に保持されている。
該プランジャ717からは、ロッド721が延出しており、該ロッド721の先端面は、ノズル部722にインサート成型されたシート723の通流穴724を開閉するフラット弁725を構成している。
これにより、ソレノイド非通電時には、入力ポート731からの油圧を受けた前記ロッド721が上動することにより、前記出力ポート732の油圧が前記通流穴724を介してドレンポート733から排出されるように構成されている。また、ソレノイド通電時には、前記コア715で前記プランジャ717を下方へ吸引することにより、前記フラット弁725で前記通流穴724を閉鎖し、入力ポート731からの油圧を出力ポート732から出力するように構成されており、該出力ポート732から出力圧を制御できるように構成されている。
しかしながら、このようなフラット弁725を使用した電磁弁701にあっては、低温時に制御するオイルの粘性が大きくなると、オイルの流量が小さくなる。これにより、温度変化に応じた出力圧の変化特性の傾きが低温時において急となる。
このため、温度依存性が大きくなるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、温度依存性を改善することができる電磁弁を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の電磁弁においては、弁体を軸方向に移動してシートに設けられた通流穴を開閉し、該通流穴の通流量を可変して出力圧を制御する電磁弁において、前記通流穴に対向した前記弁体の端面を平坦なフラット面で構成し、該フラット面に、外形寸法が基端から先端に向かうに従って小さくなる円錐台形状の突起を設けるとともに、該突起の基端の外形寸法を、前記通流穴の内径寸法に前記弁体と前記通流穴との同軸度ズレ量を加算した加算寸法以下に設定した。
すなわち、弁体のフラット面には、円錐台形状の突起が設けられており、通流穴の開口面積が比較的大きくなる開弁側では、通流穴の開口縁部が構成する弁座から前記突起までの離間距離によって前記開口面積が決定するテーパー弁領域を構成することができる。
このため、オイルの粘性が高まる低温時にオイルの粘性による影響が顕著に現れる前記開口面積が大きな前記テーパー弁領域において、前記弁体のストローク量に対する前記通流穴の開口面積の変化を緩やかにすることができる。これに伴って、温度変化に応じた出力圧の変化特性の傾きを低温時において緩やかにすることができる。
そして、前記突起は、前記フラット面が前記弁座に当接した閉弁状態において、前記通流穴に挿入可能な外形寸法に設定されている。このため、テーパー状に形成された弁体のテーパー面を前記通流穴の開口縁部に当接して閉弁状態を形成するテーパー弁と比較して、同軸度ズレによる閉じ切り不良及び特性乱れや、ストローク量の増大を防止することができる。
また、請求項2の電磁弁においては、前記弁体を前記シートから離れる方向へ移動した開弁時において、前記突起が前記通流穴から離脱するように当該突起の高さ寸法を設定した。
これにより、前記突起が前記通流穴から離脱した開弁近傍領域での前記通流穴の開口面積を増大することができる。
以上説明したように本発明の請求項1の電磁弁においては、低温時における温度変化に応じた出力圧の変化特性の傾きを緩やかにすることができる。
したがって、低温時での温度変化に対する出力特性の大きな変化を抑制し、温度依存性を改善することができる。
そして、弁体のフラット面がシートの通流穴の開口縁部が構成する弁座に当接した閉弁状態において、前記弁体のフラット面に設けられた突起を前記通流穴に挿入することができる。このため、テーパー状に形成された弁体のテーパー面を前記通流穴の開口縁部に当接して閉弁状態を形成するテーパー弁と比較して、同軸度ズレによる閉じ切り不良及び特性乱れや、ストローク量の増大を防止することができる。
また、請求項2の電磁弁においては、前記突起が前記通流穴から離脱した開弁近傍領域での前記通流穴の開口面積の増大化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる電磁弁1を示す図であり、該電磁弁1は、例えばオートマチックトランスミッションの油圧回路にて油圧を制御するものである。
この電磁弁1のカバー11内には、樹脂成型品12の上端部が収容されており、該樹脂成型品12には、固定ブラケット13がインサート成型されている。この樹脂成型品12の前記固定ブラケット13より上端側には、円筒状のボビン14が形成さており、該ボビン14には、コイル15が巻回されソレノイド16が形成されている。
該ソレノイド16の下端側には、コア21が内嵌されており、該コア21は、前記固定ブラケット13に内嵌した状態で位置決めされている。前記コア21より上端側には、円筒状のガイド22を介して、ヨーク23が内嵌されており、該ヨーク23は、周縁部が前記カバー11端部のカシメ部24によって固定されたカバープレート25で支持された状態で固定されている。
前記ヨーク23内には、プランジャ31が上下動自在に収容されており、該プランジャ31には、上下に貫通したロッド32が固定されている。前記プランジャ31より上方へ延出したロッド32の部位は、前記ヨーク23の小径穴33に内嵌した上部軸受け34によって上下動自在に支持されており、前記プランジャ31より下方へ延出したロッド32の部位は、前記コア21に内嵌した下部軸受け35によって上下動自在に支持されている。前記コア21の上面には、大径の凹部36が形成されており、該凹部36の底面は、前記プランジャ31の下端面を吸引する吸引面37を構成している。
前記ロッド32下端部は、弁体41を構成しており、該弁体41は、前記樹脂成型品12の前記固定ブラケット13より下端側が構成するノズル42にインサート成型されたシート43の通流穴44を開閉し、該通流穴44の通流量を可変するように構成されている。
前記通流穴44に対向した前記弁体41の下端面は、図2の(a)に示すように、平坦なフラット面51を構成しており、該フラット面51の中央部には、外形寸法が図中上方の基端から図中下方の先端に向かうに従って小さくなる円錐台形状の突起52が設けられている。該突起52の基端の外形寸法D1は、前記通流穴44の内径寸法D2に、前記弁体41の中心軸53と前記通流穴44の中心軸54との最大ズレ量を定めた同軸度ズレ量Zを減算した減算寸法以下に設定されている(D1≦(D2−2×Z))。
これにより、前記コア21で前記プランジャ31を吸引して、図1中右方に示した閉弁状態Cを形成した際に、前記突起52が前記通流穴44内に収容されるように構成されており、この閉弁状態Cにおいて、前記フラット面51の周縁部を前記通流穴44の開口縁部が構成する弁座61に着座して前記通流穴44を閉鎖できるように構成されている。
前記突起52は、前記弁体41を前記シート43から離れる方向へ移動して、図1中左方に示した開弁状態Oを形成した際に、前記突起52が前記通流穴44から離脱するとともに、該通流穴44から十分に離間するように当該突起52の高さ寸法hが設定されている(図2の(a)参照)。
そして、前記シート43の下部には、下方に開口した出力ポート71が形成されており、当該ノズル42の側面には、前記出力ポート71に連通する入力ポート72が開口している。また、前記シート43の上部には、前記弁体41が収容された弁室73が形成されており、該弁室73には、前記ノズル42の側面に開口したドレンポート74が連通している。
これにより、図1中左方に示したソレノイド非通電時には、前記通流穴44を開閉する前記弁体41が前記入力ポート72からの油圧を受けて上動することにより、前記通流穴44を開放して前記出力ポート71の油圧を前記ドレンポート74から排出する一方、図1中右方に示したソレノイド通電時には、前記プランジャ31を前記コア21側に吸引して前記弁体41を下動することにより、前記フラット面51で前記通流穴44を閉鎖して前記入力ポート72からの油圧を前記出力ポート71から出力することによって、該出力ポート71からの出力圧を制御できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態にあっては、前記弁体41に形成されたフラット面51には、円錐台形状の突起52が設けられており、図3の(a)に示すように、前記シート43の通流穴44の開口面積が比較的大きくなる開弁側では、該通流穴44の開口縁部が構成する弁座61から前記突起52までの最小離間距離Rによって前記開口面積が決定するテーパー弁領域81を構成することができる。
このため、オイルの粘性が高まる低温時にオイルの粘性による影響が顕著に現れる前記開口面積が大きな前記テーパー弁領域81において、図2の(b)に示したように、前記弁体41のストローク量に対する前記通流穴44の開口面積の変化を緩やかにすることができる。これに伴って、温度変化に応じた出力圧の変化特性の傾きを低温時において緩やかにすることができる。
したがって、低温時での温度変化に対する出力特性の大きな変化を抑制し、温度依存性を改善することができる。
一方、図3の(b)に示したように、前記弁体41の前記フラット面51が前記通流穴44の開口縁部が構成する前記弁座61に近接した閉弁付近では、前記フラット面51から前記弁座61までの離間距離によって前記開口面積が決定するフラット弁領域85を構成することができる。
そして、前記弁体41の前記フラット面51が前記通流穴44の開口縁部が構成する前記弁座61に当接した閉弁状態において、前記弁体41のフラット面51に設けられた前記突起52を前記通流穴44に挿入することができる。このため、テーパー状に形成された弁体のテーパー面を前記通流穴の開口縁部に当接して閉弁状態を形成するテーパー弁と比較して、同軸度ズレによる閉じ切り不良及び特性乱れや、ストローク量の増大を防止することができる。
これにより、同軸度設計が容易なフラット弁の利点と、温度依存性が小さいテーパー弁の利点とを両立することができる。
また、前記弁体41を前記シート43から離れる方向へ移動した開弁時には、前記突起52が前記通流穴44から離脱するように当該突起52の高さ寸法hが設定されている。
このため、前記突起52が前記通流穴44から離脱した開弁近傍領域での前記通流穴44の開口面積をより増大することができる。
本発明の一実施の形態を示す断面図ある。 (a)は、図1のA部拡大図であり、(b)は、同実施の形態の弁体のストロークに対する開口面積の関係を示す図である。 (a)は、同実施の形態のテーパー弁領域での動作を示す説明図であり、(b)は、同実施の形態のフラット弁領域での動作を示す説明図である。 従来の電磁弁を示す断面図である。
符号の説明
1 電磁弁
41 弁体
43 シート
44 通流穴
51 フラット面
52 突起

Claims (2)

  1. 弁体を軸方向に移動してシートに設けられた通流穴を開閉し、該通流穴の通流量を可変して出力圧を制御する電磁弁において、
    前記通流穴に対向した前記弁体の端面を平坦なフラット面で構成し、該フラット面に、外形寸法が基端から先端に向かうに従って小さくなる円錐台形状の突起を設けるとともに、該突起の基端の外形寸法を、前記通流穴の内径寸法に前記弁体と前記通流穴との同軸度ズレ量を減算した減算寸法以下に設定したことを特徴とする電磁弁。
  2. 前記弁体を前記シートから離れる方向へ移動した開弁時において、前記突起が前記通流穴から離脱するように当該突起の高さ寸法を設定したことを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
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