JP2006316909A - 電磁弁 - Google Patents

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智宏 安田
Kenro Takahashi
建郎 高橋
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修通 雫
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Abstract

【課題】 同軸度精度の緩和を図りつつ温度依存性と安定性の改善を図ることができる電磁弁を提供する。
【解決手段】 ソレノイド16下端側にコア21を内嵌し、コア21より上端側にガイド22を介してヨーク23を内嵌する。ヨーク23内にプランジャ31を収容し、プランジャ31のロッド32を上部軸受け34及び下部軸受け35で上下動自在に支持する。コア21内に支持された弁体41をプランジャ31と別部材で構成し、プランジャ31と独立して上下移動可能とする。弁体41にストッパ43を設け、ストッパ43より下端側の部位を弁体軸受け42で外周部より支持する。ストッパ43と弁体軸受け42間に、弁体41の作動に応じて体積変化するダンピング室44を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、油圧を制御する電磁弁に関する。
従来、油圧経路には、図2に示すように、電磁弁701が使用されている。
この電磁弁の701のカバー711内には、ボビン712にコイル713が巻回されてなるソレノイド714が収容されており、該ソレノイド714の先端側には、コア715が内嵌されている。また、前記ソレノイド714の基端側には、ヨーク716が内嵌されており、該ヨーク716内には、プランジャ717が移動自在に保持されている。
該プランジャ717からは、ロッド721が延出しており、該ロッド721の先端面は、ノズル部722にインサート成型されたシート723の通流穴724を開閉するフラット弁725を構成している。
これにより、ソレノイド非通電時には、入力ポート731からの油圧を受けた前記ロッド721が上動することにより、前記出力ポート732の油圧が前記通流穴724を介してドレンポート733から排出されるように構成されている。また、ソレノイド通電時には、前記コア715で前記プランジャ717を下方へ吸引することにより、前記フラット弁725で前記通流穴724を閉鎖し、入力ポート731からの油圧を出力ポート732から出力できるように構成されている。
そして、前記通流穴724を開閉する弁部を、平坦な前記フラット弁725で構成することによって、該フラット弁725と前記通流穴724との同軸度精度の緩和を図れるように構成されている。
しかしながら、このような電磁弁701にあっては、フラット弁725と通流穴724の開口縁部が構成する弁座とのラップ代を大きくすると、オイルの粘性の影響が大きくなる。これにより、油温が変化したときの電流(I)−油圧(P)カーブのズレが大きくなり易い。
また、弁ストロークに対する弁開口面積の変化(=圧力変化)が大きい為に、弁が暴れて振動したときに、油振となり易いという問題点があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、同軸度精度の緩和を図りつつ温度依存性と安定性の改善を図ることができる電磁弁を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の電磁弁においては、ソレノイド非通電時に通流穴を開閉する弁体が入力ポートからの圧力を受けて後退し前記通流穴を開放する一方、ソレノイド通電時にプランジャを作動して前記弁体で前記通流穴を閉鎖する電磁弁において、閉弁時に先端部が前記通流穴に挿入される先細り形状のテーパー弁で前記弁体の弁部を構成する一方、前記弁体と前記プランジャとを別部材で構成し各々独立して作動可能に構成するとともに、前記弁体の基端部に大径のストッパを設定し、該ストッパより先端側の部位を軸受けによって外周部より支持した。
すなわち、通流穴を開閉する弁体の弁部は、閉弁時に先端部が前記通流穴に挿入される先細り形状のテーパー弁で構成されている。このため、弁部を、平坦なフラット弁で構成する場合と比較して、弁ストロークに対する弁開口面積の変化が小さくなり、弁暴れに起因した油振が抑制される。さらに、フラット弁が通流穴の開口縁部に対面する場合と比較して、オイルの粘性による影響が抑えられる。
また、前記弁部が設けられた弁体は、プランジャと別部材で構成されており、前記テーパー弁と前記通流穴との弁クリアランスは、前記弁体単独で設定される。
そして、プランジャと別部材からなる前記弁体の基端部には、大径のストッパが設定されており、該ストッパより先端側の部位が軸受けによって外周部より支持されている。このため、組み付け過程において、前記ストッパが前記軸受けに当接することによって、当該弁体の不用意な落下が防止される。
また、請求項2の電磁弁にあっては、前記弁体の前記ストッパと前記軸受けとの間に、前記弁体の作動に応じて体積変化するダンピング室を形成した。
これにより、弁体作動時において、ダンピング室で発生するダンピング効果によって、弁体の挙動が安定化される。
以上説明したように本発明の請求項1の電磁弁においては、通流穴を開閉する弁体の弁部を、閉弁時に先端部が前記通流穴に挿入される先細り形状のテーパー弁で構成したので、平坦なフラット弁で構成する場合と比較して、弁ストロークに対する弁開口面積の変化を小さくし、弁暴れに起因した油振を抑制することができる。さらに、フラット弁が通流穴の開口縁部に対面する場合と比較して、オイルの粘性による影響を小さくすることができ、温度依存性を改善することができる。
また、前記弁部が設けられた弁体をプランジャと別部材で構成することにより、前記テーパー弁と前記通流穴との弁クリアランスを、前記弁体単独で設定することができる。これにより、テーパー弁による閉弁不良を確実に防止することができ、同軸度精度の緩和を図ることができる。
そして、プランジャと別部材からなる前記弁体の基端部に大径のストッパを設定し、該ストッパより先端側の部位を軸受けで支持したため、組み付け過程において、前記ストッパが前記軸受けに当接することで当該弁体の不用意な落下を防止することができる。これにより、組立性が向上する。
また、請求項2の電磁弁にあっては、弁体のストッパと軸受けとの間に、前記弁体の作動に応じて体積変化するダンピング室を形成したため、弁体作動時において、ダンピング室で発生するダンピング効果によって弁体の挙動を安定化することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる電磁弁1を示す図であり、該電磁弁1は、例えばオートマチックトランスミッションの油圧回路にて油圧を制御するものである。
この電磁弁1のカバー11内には、樹脂成型品12の上端部が収容されており、該樹脂成型品12には、固定ブラケット13がインサート成型されている。この樹脂成型品12の前記固定ブラケット13より上端側には、円筒状のボビン14が形成さており、該ボビン14には、コイル15が巻回されソレノイド16が形成されている。
該ソレノイド16の下端側には、コア21が内嵌されており、該コア21は、前記固定ブラケット13に内嵌した状態で位置決めされている。前記コア21より上端側には、円筒状のスペーサ22を介して、ヨーク23が内嵌されており、該ヨーク23は、周縁部が前記カバー11端部のカシメ部24によって固定されたカバープレート25で支持された状態で固定されている。
前記ヨーク23内には、プランジャ31が上下動自在に収容されており、該プランジャ31には、上下に貫通したロッド32が固定されている。前記プランジャ31より上方へ延出したロッド32の部位は、前記ヨーク23の小径穴33に内嵌した上部軸受け34によって上下動自在に支持されており、前記プランジャ31より下方へ延出したロッド32の部位は、前記コア21に内嵌した下部軸受け35によって上下動自在に支持されている。前記コア21の上面には、大径の凹部36が形成されており、該凹部36の底面は、前記プランジャ31の下端面を吸引する吸引面37を構成している。
前記コア21内には、弁体41が上下動自在に収容されており、該弁体41は、前記コア21に内嵌した弁体軸受け42によって上下動自在に支持されている。この弁体41は、前記プランジャ31より延出した前記ロッド32と別部材で構成されており、当該弁体41は、前記プランジャ31と独立して上下移動できるように構成されている。前記弁体41の上端には、当該弁体41より大径のストッパ43が設けられており、該ストッパ43より下端側の部位が前記弁体軸受け42によって外周部より支持されている。これにより、前記ストッパ43と前記弁体軸受け42との間には、前記弁体41の作動に応じて体積変化するダンピング室44が前記弁体41の外周部に形成されている。
なお、前記ストッパ43より上方に形成された空間51は、前記コア21に形成されたコア横穴52及び前記ボビン14下端部に形成されたノズル横穴53を介して外部に連通しており、両横穴52,53によってオイルの通流経路が確保されている。
前記弁体41の下端部には、テーパー弁61が形成されており、前記樹脂成型品12の前記固定ブラケット13より下端側が構成するノズル62にインサート成型されたシート63の通流穴64を開閉するように構成されている。前記テーパー弁61は、下方へ向かうに従って縮径する先細り形状に形成されており、閉弁時には、テーパー弁61の先端部が前記通流穴64に挿入された状態で、当該テーパー弁61の側面が全周に渡って前記通流穴64の開口縁部が構成する弁座65に着座するように構成されている。
前記シート63の下部には、下方に開口した出力ポート71が形成されており、当該ノズル62の側面には、前記出力ポート71に連通する入力ポート72が開口している。また、前記シート63の上部には、前記テーパー弁41が収容された弁室73が形成されており、該弁室73には、前記ノズル62の側面に開口したドレンポート74が連通している。
これにより、図1中左方に示したソレノイド非通電時Oには、前記通流穴64を開閉する前記弁体41が前記入力ポート72からの油圧を受けて上動することにより、前記通流穴64を開放して前記出力ポート71の油圧を前記ドレンポート74から排出する一方、図1中右方に示したソレノイド通電時Cには、前記プランジャ31を前記コア21側に吸引して前記弁体41を下動することにより、前記テーパー弁61で前記通流穴64を閉鎖して前記入力ポート72からの油圧を前記出力ポート71から出力するように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態にあっては、シート63の通流穴64を開閉する弁体41の弁部は、閉弁時に先端部が前記通流穴64に挿入される先細り形状のテーパー弁61で構成されている。このため、弁部を平坦なフラット弁で構成する場合と比較して、弁ストロークに対する弁開口面積の変化を小さくし、弁暴れに起因した油振を抑制することができる。
また、前記弁体41の前記ストッパ43と前記弁体軸受け42との間に、前記弁体41の作動に応じて体積変化するダンピング室44を形成したため、弁体41作動時において、前記ダンピング室44で発生するダンピング効果によって、前記弁体41の挙動を安定化することができる。
さらに、フラット弁が通流穴64の開口縁部に対面する場合と比較して、オイルの粘性による影響を小さくすることができ、温度依存性を改善することができる。
そして、前記テーパー弁61が設けられた前記弁体41を前記プランジャ31と別部材で構成することにより、前記テーパー弁61と前記通流穴64との弁クリアランスを、プランジャ31の支持状態に関わらず、前記弁体41単独で設定することができる。これにより、前記テーパー弁61による閉弁不良を確実に防止することができ、同軸度精度の緩和を図ることができる。
一方、前記プランジャ31と別部材からなる前記弁体41の基端部に大径のストッパ43を設定し、該ストッパ43より下端側の部位を弁体軸受け42で支持したため、前記弁体41がセットされた前記コア21をノズル62に組み付ける際に、前記ストッパ43が前記弁体軸受け42に当接することで当該弁体41の不用意な落下を防止することができる。これにより、組立性が向上する。
本発明の一実施の形態を示す断面図ある。 従来の電磁弁を示す断面図である。
符号の説明
1 電磁弁
16 ソレノイド
31 プランジャ
41 弁体
42 弁体軸受け
43 ストッパ
44 ダンピング室
61 テーパー弁
64 通流穴
72 入力ポート

Claims (2)

  1. ソレノイド非通電時に通流穴を開閉する弁体が入力ポートからの圧力を受けて後退し前記通流穴を開放する一方、ソレノイド通電時にプランジャを作動して前記弁体で前記通流穴を閉鎖する電磁弁において、
    閉弁時に先端部が前記通流穴に挿入される先細り形状のテーパー弁で前記弁体の弁部を構成する一方、
    前記弁体と前記プランジャとを別部材で構成し各々独立して作動可能に構成するとともに、前記弁体の基端部に大径のストッパを設定し、該ストッパより先端側の部位を軸受けによって外周部より支持したことを特徴とする電磁弁。
  2. 前記弁体の前記ストッパと前記軸受けとの間に、前記弁体の作動に応じて体積変化するダンピング室を形成したことを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
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