JP2006329080A - 燃料インジェクター用ホルダー及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造安価で、騒音の発生・伝達・伝播・放射を低減できる構造でありながら、燃料供給配管へのロウ付け信頼性を高めることができる燃料インジェクター用ホルダーとその製造方法を提供すること。
【解決手段】 燃料インジェクター用ホルダー(10)は、燃料供給配管(20)に形成された孔部(22)に挿通される第1の筒状部(12)と、第1の筒状部に連設されて燃料供給配管より突出して配置され、燃料インジェクター(30)が受け入れられる第2の筒状部(14)と、第1の筒状部と第2の筒状部との境界にて、第1,第2の筒状部の外周壁より径方向外方に膨出成形されて、孔部の周縁にて燃料供給配管に当接するフランジ部(16)とが、板材をプレス加工することで一体的に成形される。プレス加工時に第1の筒状部(12)の肉厚が第2の筒状部(14)の肉厚よりも薄く減じられることで流動した肉部によって、フランジ部(16)が成形されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガソリンエンジン用電子制御燃料噴射システム等に用いられる部品であって、吸気管や気筒に燃料を供給する燃料供給配管(デリバリーパイプとも称する)に燃料インジェクターを取り付けるための燃料インジェクター用ホルダーと、その製造方法に関する。
特許文献1に示す燃料インジェクター用ホルダーは、燃料供給配管に挿入される第1の筒状部の内径が狭く、燃料インジェクターが受け入れられる第2の筒状部の内径は広く、その内径差が生ずる領域に段差部が形成されていた。
このような燃料インジェクター用ホルダーでは、特許文献2にて指摘されるように、燃料インジェクターの燃料供給口にて生ずる騒音が、燃料インジェクター用ホルダー内壁に存在する段差部によって反射されて定在波が生ずる。この定在波によって燃料供給配管が共振し、騒音が燃料供給配管の周囲に伝達・伝播・放射されるという問題があった。
そこで、特許文献2の発明の通り、燃料供給配管に挿入される第1の筒状部の内径が広くすることが提案された。
特開2003−120466号公報 特開2003−314405号公報
第1の筒状部の内径を広くすると、第1の筒状部と燃料供給配管との間のロウ付け面積を確保しにくくなる。
そこで、本発明の目的は、製造安価で、騒音の発生・伝達・伝播・放射を低減できる構造でありながら、燃料供給配管へのロウ付け信頼性を高めることができる燃料インジェクター用ホルダーとその製造方法を提供することにある。
本発明の第1〜第3の態様では、燃料供給配管に燃料インジェクターを接続するための燃料インジェクター用ホルダーにおいて、
前記燃料供給配管に形成された孔部に挿通される第1の筒状部と、
前記第1の筒状部に連設されて前記燃料供給配管より突出して配置され、前記燃料インジェクターが受け入れられる第2の筒状部と、
前記第1の筒状部と前記第2の筒状部との境界にて、前記第1及び第2の筒状部の外壁より径方向外方に膨出成形されて、前記孔部の周縁にて前記燃料供給配管に当接するフランジ部と、
が板材をプレス加工することで一体的に成形される基本的構造を有している。
第1の筒状部が燃料供給配管の孔部に挿通されると、第1,第2の筒状部より径方向外方に膨出したフランジ部が孔部の周縁にて燃料供給配管に当接する。フランジ部と燃料供給配管との間には、毛細管現象によってロウ材が浸透してワッシャー状に回り込むため、ロウ付け面積が確保されてロウ付け信頼性が向上する。
ここで、本発明の第1態様では、前記第1の筒状部の肉厚が前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く減じられることで流動した肉部によって、前記フランジ部が成形されている。このように、プレス加工によりフランジ部を形成できるので、後述する比較例1(図14参照)のように工程の煩雑化、製品重量の増大及び製品コストの増大にはならず、しかも後述する比較例2,3(図15及び図16参照)のように板材の重なり部にメッキ液が残存して腐食する等の問題も生じない。
本発明の第2態様では、本発明の第1態様をフランジ部の形状により定義している。つまり、前記第1の筒状部の肉厚は前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く成形され(前記第1の筒状部の肉厚が前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く減じられている点で第1態様と同じ)、かつ、前記フランジ部は、軸方向にて前記第1の筒状部から遠ざかるに従い外径が小さくなるテーパー状に成形されている。この形状は、前記第1の筒状部の肉厚が前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く減じられることで流動した肉部によって形成されるフランジ部の特徴的形状である。
なお、第1及び第2態様では、前記第1の筒状部及び前記第2の筒状部は、共に同一の内径を有することができるが、後述する図7の工程を追加することで、本発明の第3態様の形状とすることもできる。
本発明の第3態様は、図7の工程を実施することで形成される構造を定義している。つまり、前記第1の筒状部の肉厚は前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く成形され(前記第1の筒状部の肉厚が前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く減じられている点で第1態様と同じ)、かつ、前記第1の筒状部から前記フランジ部に至る領域の内径が、前記第2の筒状部の内径よりも僅かに小さく成形されている。
本発明の第1〜第3態様では、前記第1の筒状部が前記燃料供給配管の前記孔部に挿入される挿入端部にて、挿入端面と外周壁面との間に面取り部を形成することができる。こうすると、第1の筒状部を燃料供給配管の孔部に挿入しやすくなり、作業性が向上する。
本発明の第1〜第3態様では、前記第2の筒状部が前記燃料インジェクターを受け入れる受入端部にて、受入端面と内周壁面との間に面取り部を形成することができる。こうすると、第2の筒状部に燃料インジェクターを受け入れやすくなり、作業性が向上する。
本発明の第1〜第3態様では、前記第2の筒状部が、前記受入端部にて径方向外方に突出する少なくとも一つの位置決め突出部を有することができる。この位置決め突出部は、燃料インジェクターの回り止めに利用される。
本発明の第4態様は、燃料供給配管に燃料インジェクターを接続するための燃料インジェクター用ホルダーの製造方法において、
板材を複数回絞り加工して、閉鎖された頂部と、前記頂部に続く筒部と、前記筒部の開口端に形成される開口端フランジとを有する絞り加工品を成形する工程と、
前記絞り加工品の前記頂部から前記筒部の途中までの領域の外周壁の肉厚を減ずる加工を行うことで、前記筒部の肉厚よりも薄い側壁肉厚と前記頂部とを有する第1の筒状加工部分と、前記筒部と同一の側壁肉厚と前記開口端フランジ部とを有する第2の筒状加工部分と、前記絞り加工品の前記外周壁の肉厚を減ずることで流動した肉部によって、前記第1,第2の筒状加工部分の境界にて径方向外方にリング状に突出したフランジ部とを有するフランジ付加工品を成形する工程と、
前記第1の筒状加工部分の前記頂部に、前記第1の筒状加工部分の内径と同じかあるいは僅かに小さい直径の孔を形成する工程と、
を有することを特徴とする。
この製法により、本発明の第1,第2態様の燃料インジェクター用ホルダーを好適に製造できる。さらには、フランジ部を成形するためのプレス荷重は比較的小さく、ホルダーの寸法精度は維持され、金型の精度維持や型寿命の向上が図られる。
本発明の第4態様では、前記フランジ付加工品の成形工程の前工程として、前記絞り加工品の前記筒部の内周壁にて、第1の段部を境にして前記頂部側の内径が小さくなるように内径差を形成し、かつ、前記絞り加工品の前記筒部の外周壁にて、第2の段部を境にして前記頂部側の外径が小さくなるように外径差を形成する工程をさらに有することができる。この前工程の実施によって成形される第2の段差部を利用することで、フランジ部の成形はより容易になり、より大径のフランジ部の成形が可能となる。また、この前工程を追加することで、本発明の第3態様に係る燃料インジェクター用ホルダーを好適に製造できる。
(燃料インジェクター用ホルダー)
図1(A)は本発明の実施形態に係る燃料インジェクター用ホルダーの断面図、図1(B)はその底面図である。図2は、図1(A)及び図1(B)に示す燃料インジェクター用ホルダーを介して燃料インジェクターが取り付けられた燃料供給配管の断面図である。図3は図2の部分拡大断面図である。
図2において、燃料供給配管20の底面には、例えば4気筒であれば4個の孔部22が所望間隔で形成されている(図2では一つの孔部のみ図示)。この孔部22に燃料インジェクター用ホルダー10が挿通されてロウ付けされている(図3参照)。さらに、燃料インジェクター用ホルダー10に燃料インジェクター30がOリング32により液密に保持されている。燃料供給配管20に供給された燃料は、例えば4つの燃料インジェクター用ホルダー10及びそれらに保持された燃料インジェクター30に分配される。この燃料は、4つの燃料インジェクター30の先端に設けられた噴射ノズル(図示せず)から、例えば各気筒内に直接噴射される。
図1(A)及び図1(B)において、燃料インジェクター用ホルダー10は、燃料供給配管20に形成された孔部22に挿通される第1の筒状部12と、第1の筒状部12に連設されて燃料供給配管20より突出して配置され、燃料インジェクター30が受け入れられる第2の筒状部14とを有する。さらに、燃料インジェクター用ホルダー10は、第1の筒状部12と第2の筒状部14との境界にて、第1及び第2の筒状部12,14の外周壁より径方向外方に膨出成形されて、孔部22の周縁にて燃料供給配管20に当接するフランジ部16を有する。
第1の筒状部12が燃料供給配管20の孔部22に挿入される挿入端部では、挿入端面12Aと外周壁面12Bとの間に、C面、R面などの面取り部12Cが成形されている。この面取り部12Cにより、第1の筒状部12を孔部22に挿入し易くしている。
一方、第2の筒状部14が燃料インジェクター30を受け入れる受入端部では、受入端面14Aと内周壁面14Bとの間に、C面、R面などの面取り部が形成されている。この面取り部14Cにより、燃料インジェクター30を第2の筒状部14に受け入れ易くしている。
第2の筒状部14は、受入端部にて径方向外方に突出する少なくとも一つ、図1(B)では2つの位置決め突出部18を有することができる。この位置決め突出部18は、燃料インジェクター30の回り止めに用いられる。
この第1,第2の筒状部12,14、フランジ部16及び位置決め突出部18は、板材例えばSPCE材をプレス加工することで一体的に成形される。特に、第1の筒状部12の肉厚が第2の筒状部14の肉厚よりも薄く減じられるプレス加工時に流動した肉部によって、フランジ部16が成形されている。このようなプレス加工によって成形されるフランジ部16は、図1(A)及び図3に示すように、第1,第2の筒状部12,14の外径よりも大きなフランジ面16Aを有すると共に、軸方向にて第1の筒状部12から遠ざかるに従い外径が小さくなるテーパー状部分16Bを有する特徴的形状を持つ。
図3に示すように、第1の筒状部12の肉厚T1は第2の筒状部の肉厚T2よりも薄く成形され(T1<T2)、かつ、第1の筒状部12の外径D1は第2の筒状部の外径D2よりも小さい(D1<D2)。
なお、本実施形態の燃料インジェクター用ホルダー10は、図3に示すように、第1の筒状部12からフランジ部16に至る領域Aの内径d1が、第2の筒状部の内径d2よりも僅かに小さく成形されている(d1<d2)が、後述する通りd1=d2に成形することも可能である。
この燃料インジェクター用ホルダー10は、図2に示すように、燃料インジェクター用ホルダー10の内径d1は第2の筒状部の内径d2と同一寸法かあるいは僅かに小さい寸法であるので、燃料インジェクター30の燃料供給孔33の内径d3の2倍以上に内径d1を設定できる。なぜなら、燃料インジェクター30がOリング32を介して密着される第2の筒状部14の内径d2が、燃料インジェクター30の燃料供給孔33の内径d3の2倍以上であるからである。よって、特開2003−3144405の発明と同様に、燃料インジェクター30の燃料供給孔33から放出される騒音は、燃料インジェクター用ホルダー10内でほとんど反射を起こすことがない。換言すれば、燃料インジェクター用ホルダー10内で共振による定在波を発生させることがない。この結果、燃料インジェクター30の燃料供給孔33から放出される騒音は、少なくとも孔部22と対向する位置の壁部、好ましくは燃料供給配管20の全長に亘る壁部に形成された可撓性のアブソーブ面(例えば薄板)24にて減衰させられ、騒音の発生・伝達・伝播・放射を低減できる。
この燃料インジェクター用ホルダー10は、第1の筒状部12の外径D1よりも大きなフランジ部16を一体的に有するので、燃料供給配管20に対するロウ付け信頼性を高めることができる。
この理由は以下の通りである。図3では、燃料供給配管20に対する燃料インジェクター用ホルダー10のロウ付け領域40をハッチングで示している。なお、図3は、ロウ付け領域40を分かり易く説明するために、燃料供給配管20とホルダー10との間隙を誇張して描いてある。燃料供給配管20の外側から供給されたロウ材は、毛細管現象によって、燃料供給配管20の内側に浸透されている。特に、フランジ部16のリング状のフランジ面16Aと燃料供給配管20とがロウ材によって、ワッシャー状に強固に固定され、ロウ付け信頼性を高めることができる。
(比較例)
図14は、鍛造成形と切削加工によって成形される比較例1としての燃料インジェクター用ホルダー300を示している。このホルダー300は、鋼製棒材の定寸切断→外表面の燐酸被覆処理(ボンデリューベ処理)→サイジング加工(平坦押し加工)→冷間鍛造加工→切削加工→ロールバニッシュ加工(Oリング32とのシール面の面粗さと真円度確保)を経て成形される。
比較例1に係るホルダー300は、棒材の材料費や多くの製造工程のために製品コストが高くなる。さらに加えて、フランジ面302の面積を確保してロウ付け信頼性を高めようとすると、肉厚tが厚くなって製品重量が増す上にさらに製品コストが高くなる欠点がある。本実施形態の燃料インジェクター用ホルダー10は、比較例1に対して約10%の軽量化が図れた。
図15は及び図16は、板材から数工程の絞り加工後に、ビード(ひも出し)またはハゼ折り加工によって成形される比較例2,3の燃料インジェクター用ホルダー310,320を示している。
比較例2,3の欠点は、ホルダー310,320をディップ槽にてメッキする際に、鋼材の重なり部312,322にメッキ液が残って腐食を生ずることである。また、鋼材の重なり部312,322によってフランジ部を成形するためのプレス荷重(内径13mm程度で約3t)が大きくなる欠点も有する。加えて、鋼材の重なり部312,322を成形するプレス加工時に、絞り加工で得られた高い内径精度及び真円度が、加工時の荷重による変形に起因して保てない等、精度上の問題もある。精度に関していえば、鋼材の重なり部312,322によって得られるフランジ部についても、軸芯に対する直角度や平面度の精度を得ることが困難である。
本実施形態の燃料インジェクター用ホルダー10によれば、比較例1−3の全ての欠点を解消でき、最大プレス荷重も比較例2,3に比べて50%以上少なくでき、例えば1t程度で成形することができる。また、第1の筒状部12の内径d1及び外径D1が異なる多くの製品バリエーションに対して、多くの金型を共用化でき、設計変更に対して迅速に対応することができる。
(製造方法)
図4(A)〜図4(L)は、本発明の実施形態に係る燃料インジェクター用ホルダー10が、帯状の鋼材を切断したブランク50より段階的に成形される過程を示している。第1工程では、帯状の鋼材がプレス切断されて、図4(A)に示す所定寸法のブランク50が得られる。
このブランク50は、複数段階例えば6段階にて、図4(B)〜図4(G)に示すように、一次〜五次絞り工品60,62,64,66,68を経て、最終絞り加工品70へと順次絞り加工される。この結果、図4(G)に示すように、閉鎖された頂部72、筒部74及び開口フランジ76を有する最終絞り加工品70が成形される。なお、この絞り工程の回数は、図4(G)に示す最終絞り加工品70の内径と深さとの比である絞り比に応じて適宜変更できる。
図5は、図4(B)に示す一次絞り加工品60の加工工程(第2工程)を示している。図5において、クッションピン200に支持されて昇降可能なブランクホルダー202は当初、パンチ204の上面と面一に設定されている。そのブランクホルダー202及びパンチ204上に、第1工程のプレス切断工程が実施されたブランク50が搬入される。その後ダイス206の下降によって、クッションピン200と一体でブランクホルダー202を押し下げながら、パンチ204とダイス206とにより、一次絞り加工品60が成形される。この最初の絞り工程では、一次絞り加工品60が成形される過程で、鋼材の縁部はダイス206とブランクホルダー202との間に狭持されているので、鋼材に「しわ」が発生することがない。つまり、ブランクホルダー202は「しわ」抑えとして機能する。その後ダイス206が上昇されると、一次絞り加工品60は、スプリングで付勢されたブランクホルダー202及びノックアウトピン208により、パンチ204及びダイス206から取り外され、次工程に搬出可能となる。
二次〜五次絞り加工品62〜68も同様にしてパンチ及びダイスにより成形されるが、二次絞り加工(第3工程)から五次絞り加工(第6工程)に向かうに従い、パンチの直径は段階的に小さくされて、絞り比(深さ/口径)が大きくなる。
図6は、五次絞り加工品68を絞り最終絞り加工品70へと加工する第7工程を示している。図6では、クッションピン210に支持されたリフタープレート212より突出しているパンチ214上に五次絞り加工品68が載置され、ダイス216の下降に従い、パンチ214とダイス216とによって最終絞り加工品70が成形される。この最終絞り加工品70は、ダイス216の上昇によって、リフタープレート212及びノックアウトピン218により、パンチ214及びダイス216から取り外され、次工程に搬出可能となる。
次工程の第8工程では、図4(H)に示す段付加工品80が段絞り加工される。図7は段絞り工程を示している。図7の工程では、図4(H)に示すように、第1の筒状一次加工部分82と、第2の筒状一次加工部分84と、受入側内周テーパー面86とを有する段付加工品80が成形される。ここで、第1の筒状一次加工部分82の外径D3(完成品10の外径D1よりも大きい)は、第2の筒状一次加工部分84の外径D2(完成品10の外径D2に等しい)よりも小さく、その外径差のある領域に外壁段差部分85を有する。また、第1の筒状一次加工部分82の内径d1(完成品10の内径d1に等しい)は、第2の筒状一次加工部分84の内径d2(完成品10の内径d2に等しい)よりも小さく、その内径差のある位置に段差部分87を有する。
この段付加工品80を成形するために、クッションピン220に支持されたリフタープレート222と、パンチ224と、ダイス226と、ノックアウトピン228が用いられる。パンチ224は、型締め時に、段付加工品80の内壁段差部分87と第2の筒状一次加工部分84の内周壁とを規定する。パンチ224はさらに、受入内周テーパー面86(図4(H)参照)を規定する。一方、ダイス226は、第1の筒状一次加工部分84の外周壁、外壁段差部分85(図4(H)参照)等を規定する内周壁を有する。
図7に示す型締め状態では、リフタープレート222はプレス機の基台229に当接し、クッションピン222が働かない状態になっている。図7に示すように型締めすることで、上述した段付加工品80が成形される。その後、ダイス226の上昇に従って、リフタープレート222及びノックアウトピン228により、段付加工品80がパンチ224及びダイス226から取り外されて、次工程に搬出可能となる。
図8は、フランジ成形工程(第9工程)を示している。図8の工程により、図4(I)に示すように、第1の筒状二次加工部分92と、第2の筒状一次加工部分94(84)と、それらの間のフランジ部96とを有するフランジ付加工品90が成形される。なお、第2の筒状一次加工品94は、図7の第2の筒状一次加工品84と実質的に変わりはない。
このフランジ付加工品90を成形するために、クッションピン230に支持されたリフタープレート232と、パンチ234と、ダイス236と、ノックアウトピン238が用いられる。パンチ234は、図7のパンチ224と同一形状を有する。一方、ダイス236は、図4(H)に示す第1の筒状一次加工部分82の外径D3よりも小さい内径d4(d4=D1)の内壁面236Aと、下端面に形成されたフランジ成形面236Bを有する。
図8に示す型締め状態では、リフタープレート232はプレス機の基台239に当接し、クッションピン230が働かない状態になっている。図8に示すように型締めすることで、筒状二次加工部分92の外壁側にて肉厚が減じられ(アイヨニング工程)、その肉厚変動によって流動した肉部によってフランジ部96が成形される。
フランジ部96のフランジ面は、ダイス236のフランジ形成面236Aによって平坦に成形される。この様子が、図9に示されている。図9に示すように、筒状二次加工部分92から減じられた肉厚t1が流動してフランジ部96の形成に寄与している。その後、ダイス236の上昇に従って、リフタープレート232及びノックアウトピン238により、フランジ付加工品90がパンチ234及びダイス236から取り外され、次工程に搬出可能となる。
図10は孔あけ工程(第10工程)を示している。図10の工程により、図4(J)に示すように、頂部102Aに孔102Bが形成された第1の筒状三次加工部分102と、第2の筒状一次加工部分104(84,94)とを有する孔付加工品100が成形される。なお、第2の筒状一次加工品104は、図7及び図8の第2の筒状一次加工品84,94と実質的に変わりはない。
この孔付加工品100を成形するために、クッションピン240に支持されたリフタープレート242と、パンチ244と、ダイス246と、キラーピン248が用いられる。ダイス246はキラーピン248と一体で下降し、キラーピン248がリフタープレート242と当接した後に、ダイス246及びキラーピン248の下降は停止する。ダイス246の下降途中にて、パンチ244の先端がダイス246の中心孔246Aに貫入される位置に、パンチ244が固定されている。ダイス246の下降途中にて、第1の筒状三次加工品102の頂部102Aにはダイス246とパンチ244とによって孔部102Bが形成され、スクラップ102Cがパンチ244の先端に残される。その後、ダイス246の上昇に従ってリフタープレート242により孔付加工品100がパンチ244から取り外されて、次工程に搬出可能となる。
図11は、面取り工程(第11工程)を示している。図11の工程により、図4(K)に示すように、面取り部112Cが形成された第1の筒状四次加工部分112と第2の筒状一次加工部分114(84,94,104)とを有する面取り部付加工品110が成形される。すなわち、第1の筒状四次加工部分112のうち、燃料供給配管20の孔部22に挿入される挿入端部では、挿入端面112Aと外周壁面112Bとの間に面取り部112Cが成形されている。
この面取り部付加工品110を成形するために、クッションピン250に支持されたリフタープレート252と、パンチ254と、ダイス256と、キラーピン258が用いられる。図10と同様に、ダイス256の下降途中にて、パンチ254の先端がダイス256の中心孔256Aの開口部に形成された逆テーパー部256Bに貫入される位置に、パンチ254が固定されている。ダイス256の下降途中にて、第1の筒状四次加工品112の頂部外周は、ダイス256の逆テーパー部256Bによって面取りされる。その後、ダイス256の上昇に従ってリフタープレート252により面取り部付加工品110がパンチ254から取り外されて、次工程に搬出可能となる。
図12は、最終のトリミング工程(第12工程)を示している。図12の工程により、図4(L)に示すように、下端開口フランジがトリミングされてスクラップ19を除去することで、図1(A)及び図1(B)に示す2つの位置決め突出部18が形成された完成品たる燃料インジェクター用ホルダー10が成形される。すなわち、図12に示すパンチ260に対してダイス262が下降駆動されることによって、2つの位置決め突出部18が打ち抜き加工される。その後、ダイス262の上昇に従ってノックアウトピン264により完成品10がパンチ260から取り外される。
ここで、燃料インジェクター30での高い噴射効率を確保する顧客ニーズがあり、そのために第1の筒状部12の内径d1を顧客ニーズに合わせて設計する必要がある。第1の筒状部12の内径d1の変更によって外径D1も変更する。上述した製造方法は、第1の筒状部12の内径d1及び外径D1を絞り過程でフレシキブルに変更できる。従って、多くのバリエーションに対してほとんどの金型が共用化され、金型を含めたトータル加工コストを低減できる。
燃料インジェクター用ホルダー10の品質チェック対象は、Oリング32との嵌めあい公差が重要である第2の筒状部14の内径d2とそこでの面粗度や真円度の他、第1の筒状部12の同軸度や、第1の筒状部12とフランジ面16Aとの直角度などである。上述の製造方法は、比較的小さなプレス荷重でフランジ部16を成形できるため、プレス荷重による変形はなく寸法維持が図れるので、燃料インジェクター用ホルダー10の品質変動は極めて少ない。さらには、プレス荷重が比較的小さいので、金型の精度維持及び型寿命の向上が図られる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
図8に示すフランジ成形工程は、図13に示す型構造によってさらに寸法精度よく実施することができる。図13では、図8に示す型構造に複数のドライバーカム270とそれに対応した数のスライダーカム272とを追加している。
図13において、ダイス236と一体で各ドライバーカム270が下降すると、各スライダーカム272が互いに近接する方向に駆動される。この結果、ダイス236がフランジ部16を成形する前に、各スライダーカム272によって第2の筒状一次加工部分94が外壁側より保持される。そのため、ダイス236がフランジ部16を成形する前に、第2の筒状一次加工品94はその内壁をパンチ234により、外壁を各スライダーカム272により保持されることになる。これにより、ダイス236がフランジ部16を成形する際に、第2の筒状一次加工部分94が変形することを防止できる。
また、本発明では図7の工程を省略することができる。その代わりに、図8、より好ましくは図13の型構造を用いて、図7に示す最終絞り加工品70に対してフランジ部16を直接成形することができる。この場合、ダイス236にて外径が減じられた部分が第1の筒状部12となり、第1の筒状部12が形成される過程でその領域の肉厚が減じられ、その肉厚変動によって生じた肉部の流動により、フランジ部16を成形することができる。この場合に用いられるパンチは、図8に示すような先端部が減径した段付きパンチ234でなく、図6に示すパンチ224を用いることができる。そのため、この場合には第1,第2の筒状部12,14の内径d1は図1(B)に示す内径d2に一致し(d1=d2)、内径差を有することがなくなる。
図1(A)及び図1(B)は、本発明の実施形態に係る燃料インジェクター用ホルダーの断面図、底面図である。 燃料インジェクター用ホルダーを介して燃料インジェクターが取り付けられた燃料供給配管の断面図である。 図2の部分拡大断面図である。 図4(A)〜図4(L)は、本発明の実施形態に係る燃料インジェクター用ホルダーの成形過程を示す図である。 第2工程(一次絞り加工工程)の断面図である。 第7工程(最終絞り工程)の断面図である。 第8工程(段絞り工程)の断面図である。 第9工程(フランジ成形工程)の断面図である。 第9工程にて減じられた肉厚を示す図である。 第10工程(孔あけ工程)の断面図である。 第11工程(面取り工程)の断面図である。 第12工程(トリミング工程)の断面図である。 図10の工程の変形例を示す図である。 図14(A)〜図14(C)は、比較例1に係る燃料インジェクター用ホルダーの平面図、断面図、底面図である。 図15(A)及び図15(B)は、比較例2に係る燃料インジェクター用ホルダーの断面図、底面図である。 図16(A)及び図16(B)は、比較例3に係る燃料インジェクター用ホルダーの断面図、底面図である。
符号の説明
10 燃料インジェクター用ホルダー、12 第1の筒状部、12C 挿入側面取り部、14 第2の筒状部、14C 受入側面取り部、16 フランジ部、16B テーパー状部分、18 位置決め突出部、20 燃料供給配管、22 孔部、30 燃料インジェクター

Claims (9)

  1. 燃料供給配管に燃料インジェクターを接続するための燃料インジェクター用ホルダーにおいて、
    前記燃料供給配管に形成された孔部に挿通される第1の筒状部と、
    前記第1の筒状部に連設されて前記燃料供給配管より突出して配置され、前記燃料インジェクターが受け入れられる第2の筒状部と、
    前記第1の筒状部と前記第2の筒状部との境界にて、前記第1及び第2の筒状部の外周壁より径方向外方に膨出成形されて、前記孔部の周縁にて前記燃料供給配管に当接するフランジ部と、
    が板材をプレス加工することで一体的に成形され、
    前記第1の筒状部の肉厚が前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く減じられることで流動した肉部によって、前記フランジ部が成形されていることを特徴とする燃料インジェクター用ホルダー。
  2. 燃料供給配管に燃料インジェクターを接続するための燃料インジェクター用ホルダーにおいて、
    前記燃料供給配管に形成された孔部に挿通される第1の筒状部と、
    前記第1の筒状部に連設されて前記燃料供給配管より突出して配置され、前記燃料インジェクターが装着される第2の筒状部と、
    前記第1の筒状部と前記第2の筒状部との境界にて、前記第1及び第2の筒状部の外周壁より径方向外方に膨出成形されて、前記孔部の周縁にて前記燃料供給配管に当接するフランジ部と、
    が板材をプレス加工することで一体的に成形され、
    前記第1の筒状部の肉厚は前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く成形され、かつ、前記フランジ部は、軸方向にて前記第1の筒状部から遠ざかるに従い外径が小さくなるテーパー状に成形されていることを特徴とする燃料インジェクター用ホルダー。
  3. 燃料供給配管に燃料インジェクターを接続するための燃料インジェクター用ホルダーにおいて、
    前記燃料供給配管に形成された孔部に挿通される第1の筒状部と、
    前記第1の筒状部に連設されて前記燃料供給配管より突出して配置され、前記燃料インジェクターが装着される第2の筒状部と、
    前記第1の筒状部と前記第2の筒状部との境界にて、前記第1及び第2の筒状部の外周壁より径方向外方に膨出成形されて、前記孔部の周縁にて前記燃料供給配管に当接するフランジ部と、
    が板材をプレス加工することで一体的に成形され、
    前記第1の筒状部の肉厚は前記第2の筒状部の肉厚よりも薄く成形され、かつ、前記第1の筒状部から前記フランジ部に至る領域の内径が、前記第2の筒状部の内径よりも僅かに小さく成形されていることを特徴とする燃料インジェクター用ホルダー。
  4. 請求項1または2において、
    前記第1の筒状部及び前記第2の筒状部は、共に同一の内径を有することを特徴とする燃料インジェクター用ホルダー。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1の筒状部が前記燃料供給配管の前記孔部に挿入される挿入端部では、挿入端面と外周壁面との間に面取り部が成形されていることを特徴とする燃料インジェクター用ホルダー。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記第2の筒状部が前記燃料インジェクターを受け入れる受入端部では、受入端面と内周壁面との間に面取り部が形成されていることを特徴とする燃料インジェクター用ホルダー。
  7. 請求項6において、
    前記第2の筒状部は、前記受入端部にて径方向外方に突出する少なくとも一つの位置決め用突出部を有することを特徴とする燃料インジェクター用ホルダー。
  8. 燃料供給配管に燃料インジェクターを接続するための燃料インジェクター用ホルダーの製造方法において、
    板材を複数回絞り加工して、閉鎖された頂部と、前記頂部に続く筒部と、前記筒部の開口端に形成される開口端フランジとを有する絞り加工品を成形する工程と、
    前記絞り加工品の前記頂部から前記筒部の途中までの領域の外周壁の肉厚を減ずる加工を行うことで、前記筒部の肉厚よりも薄い側壁肉厚と前記頂部とを有する第1の筒状加工部分と、前記筒部と同一の側壁肉厚と前記開口端フランジ部とを有する第2の筒状加工部分と、前記絞り加工品の前記外周壁の肉厚を減ずることで流動した肉部によって、前記第1,第2の筒状加工部分の境界にて径方向外方にリング状に突出したフランジ部とを有するフランジ付加工品を成形する工程と、
    前記第1の筒状加工部分の前記頂部に、前記第1の筒状加工部分の内径と同じかあるいは僅かに小さい直径の孔を形成する工程と、
    を有することを特徴とする燃料インジェクター用ホルダーの製造方法。
  9. 請求項8において、
    前記フランジ付加工品の成形工程の前工程として、前記絞り加工品の前記筒部の内周壁にて、第1の段部を境にして前記頂部側の内径が小さくなるように内径差を形成し、かつ、前記絞り加工品の前記筒部の外周壁にて、第2の段部を境にして前記頂部側の外径が小さくなるように外径差を形成する工程をさらに有することを特徴とする燃料インジェクター用ホルダーの製造方法。
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