JP2006329020A - エンジンの排ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】HCの大気排出を防止するとともに、NOxの低減率を向上させる。
【解決手段】エンジン11の排気管16に設けられたNOx吸蔵還元触媒24と、NOx吸蔵還元触媒24より排ガス上流側の排気管16に設けられNOx吸蔵還元触媒24に向けて炭化水素系液体32を噴射可能な液体噴射ノズル29と、液体噴射ノズル29に液体調整弁34を介して液体32を供給する炭化水素系液体供給手段36と、排気管16内の排ガス温度を検出する温度センサ43と、温度センサ43の検出出力に基づいて液体調整弁34を制御するコントローラ44とを備える。液体噴射ノズル29とNOx吸蔵還元触媒24の間の排気管16に酸化触媒38が設けられ、酸化触媒38とNOx吸蔵還元触媒24の間の排気管16にHC吸着剤39が設けられ、温度センサ43は酸化触媒38より排ガス上流側の排気管16内の排ガス温度を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物(以下、NOxという)を低減する排ガス浄化装置に関するものである。
従来、エンジンの排気管にNOx吸蔵還元触媒を設け、そのNOx吸蔵還元触媒より排ガス上流側の排気管にNOx吸蔵還元触媒に向けて炭化水素系液体を噴射可能な液体噴射ノズルを設けた排ガス浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この液体噴射ノズルには液体調整弁を介して液体を供給する炭化水素系液体供給手段が接続され、排気管にはその排気管内部の排ガス温度を検出する温度センサが設けられる。そして、その温度センサの検出出力に基づいて液体調整弁を制御するコントローラが更に備えられる。
このように構成されたエンジンの排ガス浄化装置では、排ガスが所定温度以上の比較的高温の場合、その排ガス中のNOxをNOx吸蔵還元触媒に吸蔵させて排ガスを浄化させることができる。そしてNOxの吸蔵量が増大すると、その段階で液体調整弁を所定時間だけ開いて液体噴射ノズルから液体を噴射させる。すると、触媒入口の排ガス中の炭化水素濃度が増加し、触媒入口の排ガスの空気過剰率が低下するとともに、HC,CO又はH2が還元剤として増加する。これにより、触媒に吸蔵されたNOxが上記HC等と反応しN2,CO2,H2Oとなって触媒から放出され、触媒が再生できるようになっている。
特開2002−349236号公報(特許請求の範囲、図1)
しかし、従来のNOx吸蔵還元触媒は所定温度以上でなければNOxを還元させることができないので、エンジンが低負荷時又はアイドル運転時にあっては排ガス温度が低下して、排ガス中のNOxを還元させることが困難になる。このため、排ガスの温度が低下した場合に、液体調整弁を所定時間だけ開いて液体噴射ノズルから炭化水素系液体を噴射して燃焼させ、これによりNOx吸蔵還元触媒の温度を上昇させることが考えられる。しかし、一般的なNOx吸蔵還元触媒は、NOxを吸蔵させるためにBa等のアルカリ土類金属やK等のアルカリ金属を含んでいる。このアルカリ土類金属やアルカリ金属は白金等の触媒金属を被覆するため、例えば250℃未満の比較的低温時に液体噴射ノズルから炭化水素系液体である軽油を噴射しても、その液体はNOx吸蔵還元触媒において燃焼せずにその触媒の温度を上昇させることはできないという不具合があった。また、HC等はエンジンから排出される排ガス中にも含まれ、NOx吸蔵還元触媒の還元作用が機能しない比較的低温時にこのHCが大気に排出されることを防止する必要もある。
本発明の目的は、比較的低温時にHCが大気に排出されることを防止するとともに、大気に排出されるNOxの低減率を向上し得るエンジンの排ガス浄化装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、エンジン11の排気管16に設けられたNOx吸蔵還元触媒24と、NOx吸蔵還元触媒24より排ガス上流側の排気管16に設けられNOx吸蔵還元触媒24に向けて炭化水素系液体32を噴射可能な液体噴射ノズル29と、液体噴射ノズル29に液体調整弁34を介して液体32を供給する炭化水素系液体供給手段36と、NOx吸蔵還元触媒24より上流側の排ガス温度を検出する温度センサ43と、温度センサ43の検出出力に基づいて液体調整弁34を制御するコントローラ44とを備えたエンジンの排ガス浄化装置の改良である。
その特徴ある構成は、液体噴射ノズル29とNOx吸蔵還元触媒24の間の排気管16に酸化触媒38が設けられたところにある。
この請求項1に記載されたエンジンの排ガス浄化装置では、排ガスに含まれるNOxは酸化触媒38を通過し、NOx吸蔵還元触媒24に吸蔵され、大気に排出されることが防止される。
一方、排ガスが例えば220℃を越えて比較的高温になったことを温度センサ43が検出すると、その出力に基づいてコントローラ44は液体調整弁34を制御し、液体噴射ノズル29から炭化水素系液体32を噴射する。すると、その炭化水素系液体は酸化触媒38において燃焼し、排ガスの温度を上昇させてその下流側に存在するNOx吸蔵還元触媒24の温度を上昇させ、その触媒24における還元作用を確保する。
また、炭化水素系液体が酸化触媒38において燃焼すると、排ガスの空気過剰率が低下するとともに、HC,CO又はH2が還元剤として増加する。すると、NOx吸蔵還元触媒24に吸蔵されたNOxが排ガス中の上記還元剤と反応してNO2或いはN2まで還元され、上記NO2は排ガス中のCO,HCと更に反応して無害なN2,CO2,H2Oが生成されて大気に排出される。この結果、NOx吸蔵還元触媒24が再生されるとともに、触媒24により排ガス中のNOxが吸蔵されかつ還元されてNOxが大気に排出されることを防止する。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、酸化触媒38とNOx吸蔵還元触媒24の間の排気管16にHC吸着剤39が設けられたことを特徴とする。
この請求項2に記載されたエンジンの排ガス浄化装置では、排ガスが例えば220℃未満の比較的低温時には、排ガスに含まれるHCはHC吸着剤39に吸着して大気に排出されることが防止される。
一方、排ガスが例えば220℃を越えて比較的高温になったことを温度センサ43が検出すると、その出力に基づいてコントローラ44は液体調整弁34を制御し、液体噴射ノズル29から炭化水素系液体32を噴射する。すると、その炭化水素系液体は酸化触媒38において燃焼して排ガスの温度が上昇するとHC吸着剤39の温度も上昇する。すると、そのHC吸着剤39に吸着されていたHCが排ガス中に放出され、NOx吸蔵還元触媒24においてNOxを還元する還元剤として機能し、排ガス中のNOxの低減率を向上させる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、温度センサ43は酸化触媒38より排ガス上流側の排気管16内の排ガス温度を検出するように構成されたところにある。
この請求項3に記載されたエンジンの排ガス浄化装置では、炭化水素系液体を酸化触媒38において燃焼させ得る排ガスの温度を温度センサ43により比較的正確に検出させることができる。
本発明のエンジンの排ガス浄化装置では、液体噴射ノズルとNOx吸蔵還元触媒の間の排気管に酸化触媒を設け、酸化触媒とNOx吸蔵還元触媒の間の排気管にHC吸着剤を設けたので、排ガスが220℃未満の比較的低温時には、排ガスに含まれるHCはHC吸着剤に吸着して大気に排出されることを防止することができる。一方、排ガスが220℃を越えて比較的高温になったことを温度センサが検出すると、その出力に基づいてコントローラが液体調整弁を制御し、液体噴射ノズルから炭化水素系液体を噴射する。すると、その炭化水素系液体は酸化触媒において燃焼し、排ガスの温度を上昇させてその下流側に存在するNOx吸蔵還元触媒の温度を上昇させてその還元作用を確保する。また、また、排ガスの温度が上昇してHC吸着剤の温度が上昇すると、吸着されていたHCが排ガス中に放出されて還元剤として機能し、NOx吸蔵還元触媒におけるNOxの還元剤として機能し、排ガス中におけるNOxの低減率を向上させる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン11の吸気ポートには吸気マニホルド12を介して吸気管13が接続され、排気ポートには排気マニホルド14を介して排気管16が接続される。吸気管13には、ターボ過給機17のコンプレッサ17aと、ターボ過給機17により圧縮された吸気を冷却するインタクーラ18とがそれぞれ設けられ、排気管16にはターボ過給機17のタービン17bが設けられる。図示しないがコンプレッサ17aの回転翼とタービン17bの回転翼とはシャフトにより連結される。エンジン11から排出される排ガスのエネルギによりタービン17b及びシャフトを介してコンプレッサ17aが回転し、このコンプレッサ17aの回転により吸気管13内の吸入空気が圧縮されるように構成される。また排気管16の途中にはエンジン側(排ガス上流側)から順に、NOx吸蔵還元触媒24とパティキュレートフィルタ26とが設けられる。NOx吸蔵還元触媒24は排気管16の直径を拡大した筒状のコンバータ27に収容され、フィルタ26は排気管16の直径を拡大した筒状の捕集器28に収容される。
NOx吸蔵還元触媒24は排気管16に流入する排ガス中のNOxを吸蔵し、かつ排ガス中の炭化水素(HC)濃度が増加したときに上記吸蔵したNOxを放出して再生処理される白金−バリウム−アルミナ触媒である。図示しないが、この触媒24は排ガスの流れる方向に格子状(ハニカム状)の通路が形成された図示しないモノリス担体(材質:コージェライト)と、このモノリス担体上に形成されかつ貴金属(活性金属)及びNOx吸収剤が担持されたコート層を備えるものである。
フィルタ26は酸化触媒としての機能を有する触媒付きハニカムフィルタであって、コージェライトのようなセラミックスからなる多孔質の隔壁で仕切られた多角形断面を有するものである。図示しないが、このフィルタ26はこれらの隔壁により多数の互いに平行に形成された貫通孔の相隣接する入口部と出口部を交互に実質的に封止することにより構成される。そして、その隔壁に白金−アルミナ触媒又は白金−セリア−アルミナ触媒がコーティングされ、触媒機能が担持される。このフィルタ26では、フィルタ26の入口側から導入されたエンジン11の排ガスが多孔質の隔壁を通過する際に、この排ガスに含まれる微粒子がろ過されて、出口側から排出されるようになっている。そして担持された触媒機能により、ろ過されてフィルタ26に堆積した煤は酸化され、連続的に再生されるようになっている。
一方、NOx吸蔵還元触媒24の排ガス上流側の排気管16、即ちその触媒24の入口には、液体噴射ノズル29が触媒24に向けて設けられる。この液体噴射ノズル29には液体供給管31の一端が接続され、この液体供給管31の他端は炭化水素系液体32が貯留された液体タンク33に接続される。また液体供給管31には液体噴射ノズル29への液体32の供給量を調整する液体調整弁34が設けられ、液体調整弁34と液体タンク33との間の液体供給管31には液体タンク33内の液体32を液体噴射ノズル29に供給可能なポンプ36が設けられる。液体調整弁34は第1〜第3ポート34a〜34cを有する三方弁であり、第1ポート34aはポンプ36の吐出口に接続され、第2ポート34bは液体噴射ノズル29に接続され、更に第3ポート34cは戻り管37を介して液体タンク33に接続される。上記炭化水素系液体32は軽油である。なお、液体調整弁34がオンすると第1及び第2ポート34a,34bが連通し、オフすると第1及び第3ポート34a,34cが連通するように構成される。
液体噴射ノズル29及びNOx吸蔵還元触媒24の間の排気管16には酸化触媒38が設けられ、この酸化触媒38とNOx吸蔵還元触媒24の間の排気管16ににはHC吸着剤39が更に設けられる。この実施の形態における酸化触媒38及びHC吸着剤39は前述した筒状のコンバータ27にNOx吸蔵還元触媒24とともに収容される。
酸化触媒38は、排ガスの流れる方向に格子状(ハニカム状)の通路が形成された図示しないモノリス担体(材質:コージェライト)を有し、このモノリス担体上に白金−アルミナ触媒又は白金−セリア−アルミナ触媒がコーティングされる。白金−アルミナ触媒はモノリス担体にアルミナ(Al23)の粉末を含むスラリーをコーティングした後、白金(活性金属)を担持させて構成される。また白金−セリア−アルミナ触媒は、モノリス担体にアルミナ(Al23)の粉末及びセリア(CeO2)の粉末を含むスラリーをコーティングした後、白金(活性金属)を担持させて構成される。このようなコーティングにより、酸化触媒38に煤や炭化水素(HCなど)の酸化力が付与される。
一方、HC吸着剤39は、排ガスの流れる方向に格子状(ハニカム状)の通路が形成された図示しないモノリス担体上にゼオライト又は白金ゼオライトがコーティングされる。白金ゼオライトはモノリス担体にゼオライト粉末を含むスラリーをコーティングした後、白金(活性金属)を担持させて構成される。このようなコーティングにより、HC吸着剤39は排ガスの温度が220℃未満の比較的低温時に排ガス中のHCを吸着し、排ガスの温度が220℃以上になるとその吸着したHCを排ガス中に放出するように構成される。
液体噴射ノズル29及びNOx吸蔵還元触媒24間の排気管16に設けられた酸化触媒38の入口には排気管16内の排ガス温度を検出する温度センサ43が設けられる。この温度センサ43の検出出力はマイクロコンピュータからなるコントローラ44の制御入力に接続される。その他コントローラ44の制御入力には、NOx吸蔵還元触媒24及びフィルタ26間の排気管16、即ちNOx吸蔵還元触媒24出口の排ガスの空気過剰率(実際の排ガス中の空気量/理論的な燃焼時の排ガス中の空気量)を検出するラムダセンサ45の検出出力が接続される。コントローラ44の制御出力は液体調整弁34及びポンプ36にそれぞれ接続される。コントローラ44はメモリ47を備える。メモリ47には、NOx吸蔵還元触媒24入口の排ガス温度、その触媒24出口の空気過剰率及び触媒24出口のNOx濃度に応じた液体調整弁34の開放時間及びその間隔や、ポンプ36の作動の有無が予め記憶される。
このように構成されたエンジンの排ガス浄化装置の動作を説明する。
エンジン11を始動し、温度センサ43が220℃未満の排ガス温度を検出したとき、コントローラ44はこの温度センサ43の検出出力に基づいて、液体調整弁34を閉じる。これによりエンジン11から排出された排ガスは排気管16を通って酸化触媒38及びHC吸着剤39を通過し、更にNOx吸蔵還元触媒24を通過する。このとき排ガスに含まれるHCは比較的低温であることから酸化触媒38で酸化されることなくHC吸着剤39に達し、そのHC吸着剤39に排ガス中のHCが吸着して大気に排出されることを防止する。一方、排ガスに含まれるNOxは酸化触媒38及びHC吸着剤39を通過し、NOx吸蔵還元触媒24に達した時点でそのNOx吸蔵還元触媒24に吸蔵され、大気に排出されることを防止される。
温度センサ43が220℃以上の排ガス温度を検出した状態で、コントローラ44におけるNOx累積算値の推定値が触媒24によるNOxの吸蔵量の飽和状態に近付くと、コントローラ44は温度センサ43及びエンジン回転及びエンジンの負荷の各検出出力に基づいて、液体調整弁34を開く。これにより炭化水素系液体32は液体噴射ノズル29から間欠的に噴射される。液体噴射ノズル29から炭化水素系液体32が噴射されると、その炭化水素系液体は酸化触媒38において燃焼し、排ガスの温度を上昇させてその下流側に存在するNOx吸蔵還元触媒24の温度を上昇させ、その触媒24における還元作用を確保する。
一方、液体噴射ノズル29から噴射された炭化水素系液体が酸化触媒38において燃焼すると、排ガスの空気過剰率が低下するとともに、HC,CO又はH2が還元剤として増加する。すると、NOx吸蔵還元触媒24に吸蔵されたNOxが排ガス中の上記還元剤と反応してNO2或いはN2まで還元され、上記NO2は排ガス中のCO,HCと更に反応して無害なN2,CO2,H2Oが生成されて大気に排出される。この結果、NOx吸蔵還元触媒24が再生されるとともに、触媒24により排ガス中のNOxが吸蔵されかつ還元されてNOxが大気に排出されることを防止する。また、排ガスの温度が上昇して、その下流側に存在するHC吸着剤39の温度が上昇すると、そのHC吸着剤39に吸着されていたHCが排ガス中に放出される。排ガス中に排出されたHCはNOx吸蔵還元触媒24においてNOxを還元する還元剤として機能し、排ガス中のNOxの低減率を向上させる。
上記炭化水素系液体32の噴射により生成されたHCやHC吸着剤39から放出されたHCは上述のようにNOx吸蔵還元触媒24で還元剤として機能するけれども、全てのHCが還元剤として機能せず、一部のHCはNOx吸蔵還元触媒24を通過してしまう場合がある。するとNOx吸蔵還元触媒24出口のHC濃度は増大することになるけれども、この実施の液体では、その下流側にフィルタ26を設けているので、この未燃のHCはフィルタ26により捕集される。このフィルタ26に捕集された未燃のHCは、液体調整弁34を閉じている間に後から到来する空気過剰率の高い、即ちリーン状態の排ガスがフィルタ26に流入するので、フィルタ26に担持された白金等の金属の酸化作用により酸化・燃焼される。この結果、フィルタ26出口のHC濃度は低く抑えられるので、大気中へのHCの排出を抑制できるとともに、フィルタ26上に捕集された煤を含むパティキュレートを上記反応熱で燃焼処理できるので、大気中へのパティキュレートの排出を抑制できる。
なお、この実施の形態では、エンジンとしてターボ過給機付ディーゼルエンジンを挙げたが、自然吸気型ディーゼルエンジンに本発明の排ガスを浄化する装置を用いてもよい。
本発明実施形態のエンジンの排ガス浄化装置を示す構成図である。
符号の説明
11 エンジン
16 排気管
24 NOx吸蔵還元触媒
29 液体噴射ノズル
32 炭化水素系液体
34 液体調整弁
36 炭化水素系液体供給手段
38 酸化触媒
39 HC吸着剤
43 温度センサ
44 コントローラ

Claims (3)

  1. エンジン(11)の排気管(16)に設けられたNOx吸蔵還元触媒(24)と、前記NOx吸蔵還元触媒(24)より排ガス上流側の前記排気管(16)に設けられ前記NOx吸蔵還元触媒(24)に向けて炭化水素系液体(32)を噴射可能な液体噴射ノズル(29)と、前記液体噴射ノズル(29)に液体調整弁(34)を介して前記液体(32)を供給する炭化水素系液体供給手段(36)と、前記NOx吸蔵還元触媒(24)より上流側の排ガス温度を検出する温度センサ(43)と、前記温度センサ(43)の検出出力に基づいて前記液体調整弁(34)を制御するコントローラ(44)とを備えたエンジンの排ガス浄化装置において、
    前記液体噴射ノズル(29)と前記NOx吸蔵還元触媒(24)の間の前記排気管(16)に酸化触媒(38)が設けられたことを特徴とするエンジンの排ガス浄化装置。
  2. 酸化触媒(38)とNOx吸蔵還元触媒(24)の間の排気管(16)にHC吸着剤(39)が設けられた請求項1記載のエンジンの排ガス浄化装置。
  3. 温度センサ(43)は酸化触媒(38)より排ガス上流側の排気管(16)内の排ガス温度を検出するように構成された請求項1又は2記載のエンジンの排ガス浄化装置。
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