JP2006328904A - 多角防水パン及びこの多角防水パンを用いた浴室ユニット - Google Patents

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剛 宇佐美
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【課題】 本発明は、前述した問題点を解決するものであり、浴室形状が非四角形である場合に、スペースを有効に活用することができ、既存の浴槽を用いることが可能な防水パン及びこの防水パンを用いた浴室ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、2つの直角を含む3辺を有し、平面視5角形以上の多角防水パンである。また、2つの直角を含む3辺に囲まれた箇所に浴槽を配置した多角防水パンである。更に、防水パンが、一体成形品である多角防水パンである。更に、これら多角防水パンを用いた浴室ユニットである。
【選択図】 図7

Description

本発明は、浴室ユニットの床面として用いられる平面視が多角形の多角防水パン、またその防水パンを用いた浴室ユニットに関する。
防水パンは、浴室ユニットの一部として用いられるものであり、浴室内にて使用する水又は湯が外部配管以外の場所に流出しないようにしている。また、防水パンは、浴槽を配置する浴槽載置部分と、使用者が体を洗う洗い場部分又は洗面台・便器等を配置する部分とを備え、これらが一体に成形されたもの、分割されているものを接着剤又はボルトにて固定するものなどが用いられる。
図1は、従来用いられていた防水パンを示す斜視図である。防水パン1は、平面視長方形をしており、床面上に浴槽2を載置してある。また、浴槽2を載置していない部分は、洗い場4として用いる空間であり、壁際にカウンタ3を設けてある。
図1に示す防水パンは、平面視長方形であることから、一般的に用いられる外形形状直方体の浴槽を配置しやすく、スペースを有効に用いることができることから、広く使用されており、一般戸建住宅、マンション等の集合住宅、ホテル等にて見ることができる。
特開2003−210349号公報
しかしながら、近年は、浴室の形状が、必ずしも平面視長方形であるとは限らず、変形したものが徐々に多くなってきている。また、都心のホテル等では、外観が直方体ではなく、円柱状のものも多く見受けられ、このような建物の内部では平面視長方形の浴室を確保することが困難であり、無理に長方形の浴室とすると、結果としてスペースの有効活用をおこなうことができないといった問題がある。
また、スペースを有効に活用しようとすると、浴室の平面視形状が非長方形(防水パンの形状も非長方形)となり、既存の直方体形状の浴槽を配置することができず、専用の防水パンを作成した上に、専用の浴槽も作成する必要が出てくる。
本発明は、前述した問題点を解決するものであり、浴室形状が非四角形である場合に、スペースを有効に活用することができ、既存の浴槽を用いることが可能な防水パン及びこの防水パンを用いた浴室ユニットを提供することを目的とする。
(1)本発明は、2つの直角を含む3辺を有し、平面視5角形以上の多角防水パンである。
(2)項(1)において、2つの直角を含む3辺に囲まれた箇所に浴槽を配置した多角防水パン。
(3)項(1)又は(2)において、防水パンが、一体成形品である多角防水パン。
(4)項(1)乃至(3)のいずれかの多角防水パンを用いた浴室ユニット。
本発明の多角防水パンによれば、防水パンが、2つの直角を含む3辺を備えているので、この3辺に囲まれた部分に既存の直方体形状の浴槽を配置することができ、専用の浴槽を作成する必要がなくなり、また、リフォーム等に用いるのであれば、従来用いていた直方体形状の浴槽をそのまま使用することもできる。
多角防水パンを一体成形品とした場合は、防水パンの設置場所での接続作業が不要となり、防水に対する信頼性を一層高めることができる。
本発明の浴室ユニットは、近年多く建築される外観形状が非直方体のビル(例えば円柱状ビル)の内部に設けられる非四角形の部屋内であっても、そのスペースを有効に活用しつつ、既存の浴槽を用いることが可能であり、製作費用、又は、リフォーム費用を大幅に低減することができる。
本発明に用いる多角防水パンは、平面視において5角形以上の多角形状であればよく、5角形、6角形、7角形、8角形等のものを用いることができる。
また、これら多角形状の防水パンは、少なくとも2つの直角を含む三辺を有しており、これは、1つの直線である辺と、この辺と直角の位置となり互いに平行な2つの辺とより構成される。
図2は、本発明の多角防水パンの具体例を示す平面図であり、(a)は杯形である6角形、(b)は変形5角形、(c)は変形7角形、(d)は変形8角形の例を示している。そして、何れの具体例である多角防水パン5であっても、実線部分の3辺は、2直角を含むものであり、無駄なスペースを生ずることなく、多角防水パン5の上に浴槽2を配置することができる。
尚、本発明にて述べる直角は、厳密に90度である必要はなく、図3に示すように、直方体形状の浴槽2を、多角防水パン5の上に載置した際、浴槽2と浴室壁面との間の距離Tが、使用者の見た目において略均等距離であると見えるものであれば良い。
本発明に用いる浴槽は、平面視において長方形のものであればよく、湯舟の、長辺と短辺の長さ比、等を限定されるものではなく、エプロンの有無についても特に制限されない。
本発明の多角防水パンの材質は、特に制限されるものではないが、具体的には、ガラス繊維を含むSMC、BMC、ポリエステル樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂等の合成樹脂、ステンレス、防錆処理を施した鉄、アルミニウム等の金属を適宜使用できる。
本発明の多角防水パンの成形方法は、プレス成形、注入成形、注型成形、ハンドレイアップ法、スプレーアップ法等を用いることができる。特に、特殊形状の場合には、型費、型製造時間を含む成形期間を考えると、ハンドレイアップにて行うことが好ましい。
本発明の浴室ユニットは、多角防水パンを用いたものであれば特に制限はなく、内部に浴槽、カウンタ、鏡、シャワー装置、手すり、カーテン、局部洗浄装置付便器、洗面ボール、照明、換気扇、物干しロープ、棚、タオル掛け、電話機等を配置することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。図4は、浴室を配置する建家の水平断面形状を示すものであり、1例として円柱形状の建家6の内部に略扇形の部屋7を配置している。このような部屋形状をしている場合は、部屋の内部に長方形の浴室を配置することで他のスペースの有効活用ができなくなり、本発明の多角防水パン、浴室ユニットの効果が大きく発揮される。
図5は、図4に示す部屋の一部を拡大したものであり、隣接した部屋7、7の壁を境にして、浴室ユニット8、8を配置し、その内部に5角形の多角防水パン5、5を配置している。浴室ユニット8は、その配置場所を部屋7の出入口11、11の近傍としており、部屋の壁と浴室ユニット8の壁とで通路を形成し、部屋7の広がりを持つ部分(図面では部屋の下半分)を自由に使用できるようにしている。これにより、ベッドの位置を廊下から遠ざけ、使用者の快適な睡眠を確保している。
図6は、図5に示す多角防水パンの拡大図であり、平面視五角形の多角防水パン5は、浴槽2を配置する浴槽配置部9と、洗面等を行う洗面脱衣部10とを備え、浴槽配置部9の底面は、洗面脱衣部10の底面よりも低い位置としており、浴槽跨ぎ高さを低くするようにしている。洗面脱衣部10は、その底面を出入口11から奥方向へと下る下り勾配を有しており、この勾配を1/100とした。また、奥部には、排水溝12を配置しており、下り勾配を下った排水が、排水溝12を介して排水口13より排出される。
浴槽配置部9は、多角防水パン5の辺Cに対し、直角となる辺A、辺Bを有しており、辺Cの長さを設置する浴槽2の長辺に比べ僅かに長くしている。長くする長さは、浴槽2と壁面との隙間を少なくして、外観を良好にすることを考えると15mm以内が好ましく、6mm以内がより好ましい。そして、この隙間は、目地を打ち込むことにより使用者からは見えないようにする。
浴槽配置部9の底面は、中央長手方向に排水溝14を設けてあり、この排水溝14の両側の底面は、排水溝14に向かう下り勾配を有している。そのため、浴槽2の下面に流入した排水は、排水溝14に集められ、排水口13より排出されるようになっている。
多角防水パン5の周縁には、浴室ユニットの壁面を構成する壁パネル15を載置する壁受面16が設けられており、この壁受面16より上方に向かって起立壁17が設けられている。多角防水パン5と壁パネル15との間の止水は、防水テープ及びコーキングによりなされており、仮にコーキングが切れた場合でも、壁受面16と壁パネル15との間に配置した防水テープにより水の侵入が阻止できるようになっている。
浴槽2は、辺A、辺B、辺Cにより囲まれる浴槽配置部9に設置され、上縁面より垂下するエプロン19により、浴槽配置部9と洗面脱衣部10とを隔てる。また、エプロン19は、ねじ止めしてあり、ねじを取り外すことで脱着自在にしてあり、点検等の必要に応じて取り外せるようにしている。
図7は、本発明の浴室ユニットの1実施例を示す内部平面図である。浴室ユニット8の内部には、浴槽2以外に、洗面ボール20、局部洗浄暖房便座21、電話機22等が配置されている。
洗面ボール20は、図7に示すとおり、浴槽2と上下方向で一部重なりを有するように設置しているが、使用者が入浴、シャワーを使用する湯舟部分とは重なりのないように配置してあり、必要に応じて洗面ボール20にて使用する水栓と、浴槽2にて使用する水栓とを共有できるようにしている。また、洗面ボール20は、使用者が最も頻繁に使用するものであることから、出入口11のほぼ正面に設置してあり、動線が短くなるようにしてある。
局部洗浄暖房便座21は、便器の上に設置してあり、便座を暖め、用便後に局部洗浄を行える。局部洗浄暖房便座21は、使用者が洗面ボール20を使用する際の動線を切断しないように配置されており、且つ、着座時に狭さを感じさせないように、その向きを浴槽2の長辺と略直角となるようにしている。
また、洗浄水を貯水するタンク23の上方空間を有効活用するため、棚24をタンク23の上方に配置した。
電話機22は、浴室ユニット内から外部と連絡を取るものであり、ホテルにて使用される浴室ユニットにて多く設置されている。設置場所は、壁面への壁掛けとしており、直接水がかからないように、浴槽2とは離してある。
図8は、図5に示す部屋に長方形の防水パンを配置し、この防水パンと相似形の浴室ユニットを設置した場合を点線にて示し、本発明の多角防水パン及び浴室ユニットを設置した場合を実線にて示している。また、どちらの浴室ユニットも床面積は同じにしている。
図面より理解できるように、点線にて示される浴室ユニットでは、廊下から部屋へと入る動線を浴室ユニットが遮り、出入りが不便となると共に、浴室ユニットと出入口を設けた壁との間に、利用しにくいデッドスペースが発生してしまう。
それに比べ、実線にて示す本発明の防水パン及び浴室ユニットでは、廊下から部屋へと入る動線を遮ることがなくスムーズな出入りができると共に、デッドスペースができず、しかも、従来から使用している、又は、既存の外観略直方体の浴槽をそのまま使用することができる。
従来例である防水パンの概斜視図である。 本発明の1実施例である防水パンの概略平面図を示し、(a)は杯形の6角形防水パン、(b)は変形5角形防水パン、(c)は変形7角形防水パン、(d)は変形8角形防水パンを示す。 本発明の1実施例である防水パンの概略平面図であり、浴槽との関係を示す。 本発明の浴室ユニットを設置する建家の水平断面図を示す。 図4に示す部屋の一部拡大図を示す。 図5に示す防水パンの拡大図であり、(a)は平面図(b)はa−a断面図(c)はb−b断面図を示す。 本発明の1実施例である浴室ユニットの内部側面図を示す。 本発明と従来技術である浴室ユニットを比べる比較図である。
符号の説明
1…防水パン、2…浴槽、3…カウンタ、4…洗い場、5…多角防水パン、6…建家、7…部屋、8…浴室ユニット、9…浴槽配置部、10…洗面脱衣部、11…出入口、12…排水溝、13…排水口、14…排水溝、15…壁パネル、16…壁受面、17…起立壁、19…エプロン、20…洗面ボール、21…局部洗浄暖房便座、22…電話機、23…タンク、24…棚



Claims (4)

  1. 2つの直角を含む3辺を有し、平面視5角形以上の多角防水パン。
  2. 請求項1において、2つの直角を含む3辺に囲まれた箇所に浴槽を配置した多角防水パン。
  3. 請求項1又は2において、防水パンが、一体成形品である多角防水パン。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの多角防水パンを用いた浴室ユニット。



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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003268818A (ja) * 2002-03-19 2003-09-25 Toto Ltd 浴水再利用装置
JP2004183239A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Nikko Co ユニットバスルーム用床パン

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