JP2006328855A - 補助脚構造及び係止構造を備えた梯子 - Google Patents

補助脚構造及び係止構造を備えた梯子 Download PDF

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Abstract

【課題】建築現場等の高い場所での作業を安全に行うことができる補助脚構造及び係止構造を備えた梯子を提供する。
【解決手段】梯子1を、伸縮部材を内包した係止部材を備えた連結部材と連結材間に取り付けられた補助板からなる係止部2と、前記係止部2の下端に連結する伸縮軸と複数枚の梯子板からなる伸縮梯子部3と、前記伸縮梯子部3がスライド式によって連結される梯子軸と複数枚の梯子板からなる梯子部4と、前記梯子部4の側面に取り付けられる補助脚軸6と、前記補助脚軸6上に上下にスライドする固定部7と、前記補助脚軸6の下部と開閉板6eにより連結された開脚部9と、補助脚軸6内を上下移動し、開脚部9内を左右移動するように連結された補助板部8からなる補助脚部5とから構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築現場等の高い場所での作業をする時に使用する梯子の改良に関する発明である。
従来の梯子は二重に重ねられた梯子の一方がスライド移動して梯子の全長が伸びる構造や、2つに折り曲げられた梯子を伸ばして梯子の全長を倍にする構造であった。
しかしながら、従来の梯子は作業場所に梯子を立て掛けていたため安定せず、特に梯子を最大に伸ばした場合などは更に安定せず、危険であった。また、丸太や電柱などに立て掛けて作業をする場合もあり、更に危険性が高かった。
特願2003−343185号公報
そこで、本発明は、梯子の下部両側に補助脚を設け、さらに梯子の上部に係止構造を設けたことで、梯子を安定させることができ、高所であっても安全に作業を行うことができる補助脚構造及び係止構造を備えた梯子を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、左右伸縮部材2f、2gを内包し左右係止部材2h、2iを備えた左右連結部材2a、2bと前記左右連結部材2a、2bを連結する連結材2eと左右連結部材2a、2b及び連結材2e間に取り付けられた補助板2vからなる係止部2と、前記左右連結部材2a、2bの一部をスライド可能に内包する左右伸縮軸3a、3bと前記左右伸縮軸3a、3bを連結する複数枚の梯子板3cからなる伸縮梯子部3と、 前記左右伸縮軸3a、3bの一部をスライド可能に内包する左右梯子軸4a、4bと前記左右梯子軸4a、4bを連結する複数枚の梯子板4cからなる梯子部4と、前記左右梯子軸4a、4bに連結され上端に突起6bを設け底面部6dに開閉板6eを備えた本体6aからなる補助脚軸6と、正面下部に傾斜板7bを備えた略コの字型の固定部本体7aと留め具7eにより前記固定部本体7aと連結されている押圧板7cからなり前記補助脚軸6に上下にスライド可能に取付けられた固定部7と、先端部両側にガイド棒8eを備えた補助板部本体8aと前記補助板部本体8aの背面に取り付けられた背面板8cと前記補助板部本体8aの上面に取り付けられた上面板8dからなる補助板部8と、先端に傾斜板9cを備え内部にL字止め板9eを備え前記補助脚軸6と開閉板6eにより連結された開脚部本体9aからなる開脚部9で構成される補助脚部5とからなることを特徴とする補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の構成とした。
本発明の補助脚構造及び係止構造を備えた梯子は、補助脚構造を備えているため安定し、安全に作業を行うことができる。
また、滑り止めを設けた係止構造を備えているため、梯子上部が立て掛けた屋根や壁から左右にずれることがなく安定し、安全に作業を行うことができる。
更に、補助板2枚を略V字状に配置した係止構造であるため、丸太や電柱を挟み込むことができ、梯子の立て掛け先が平面ではない柱でも安定し、安全に作業を行うことができる。
容易にずれたり、外れたりせず高所であっても安全に作業ができる梯子という目的を補助脚構造と係止構造を付けることによって実現した。
図1は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の正面図、図2は補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の背面図、図3は補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の左側面図、図4は補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の断面図である。
図1から図4に示すように、本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子1は、係止部2と、前記係止部2の下端に連結する伸縮梯子部3と、前記伸縮梯子部3がスライド式によって伸縮するように連結される梯子部4と、前記梯子部4の側面に取り付けられる補助脚軸6と前記補助脚軸6上を上下にスライドする固定部7と前記補助脚軸6の下部と開閉板6eにより開閉可能に連結された開脚部9と一端が前記補助脚軸6内を上下移動し他端が前記開脚部9内を左右移動するように連結された補助板部8からなる補助脚部5とからなる。
前記係止部2及び補助脚部5については後の図面を使用して詳細に説明することとする。前記伸縮梯子部3は、同形同大の左右伸縮軸3a、3bを向かい合わせて複数枚の梯子板3c、3c、3c・・・で連結したものである。前記複数枚の梯子板3c、3c、3c・・・は全て互いに平行及び等間隔で設置されており、前記左右伸縮軸3a、3bとは垂直に連結している。また、前記左右伸縮軸3a、3bは内部が中空で平面よりみると略コの字型をしており、側面より見ると開口している面が外側を向いている。
前記梯子部4は、同形同大の左右梯子軸4a、4bを向かい合わせて複数の梯子板4c、4c、4c・・・で連結したものである。前記複数枚の梯子板4c、4c、4c・・・は全て互いに平行及び等間隔で設置されており、前記左右梯子軸4a、4bとは垂直に連結している。また、前記左右梯子軸4a、4bは内部が中空で平面よりみると略コの字型をしており、側面より見ると開口している面が内側を向いている。尚、前記左右梯子軸4a、4bの下端は傾斜4gしている。
前記補助脚部5は補助脚軸6と、前記補助脚軸6上を上下にスライドする固定部7と、前記補助脚軸6の下端に回動可能に接続された開脚部9と、一端を前記補助脚軸6とスライド移動可能に連結しもう一端を開脚部9にスライド移動可能に連結した補助板部8とからなり、前記左右梯子軸4a、4bの下端外側に取り付けられている。
前記左右梯子軸4a、4bと前記補助脚部5は、補助脚部5を構成する補助脚軸6の本体6aを前記左右梯子軸4a、4bに取り付けることにより連結されている。
次に図5以下を使用して、各部材の詳細及び各部材間の連結構造について説明することとする。図5は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の正面図、図6は補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の背面図、図7は補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の左側面図、図8は補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の断面図、図9は補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の平面図である。
図5から図9に示すように、本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子1の係止部2は、左右連結部材2a、2bと左右係止部材2h、2iと左右伸縮部材2f、2gと連結材2eとからなる。前記左右連結部材2a、2bは同形同大で、内部が中空の略四角柱状をしており、内部に上下ガイド2o、2pを備えている。
前記左連結部材2aの4つの側面の内一つの下端は左傾斜部2cとなっており内側に向かって傾斜している。即ち、左連結部材2aの下端は狭くなっている。前記右連結部材2bも前記左連結部材2aと同様に4つの側面の内一つの下端は右傾斜部2dとなっており内側に向かって傾斜している。即ち、右連結部材2bの下端も狭くなっている。
前記左右係止部材2h、2iは同形同大で、内部が中空の略四角柱状をしており、左係止部材2hの先端には左滑り止め2jが取り付けられ、右係止部材2iの先端には右滑り止め2kが取り付けられている。前記左右滑り止め2j、2kは左右係止部材2h、2iの先端部が全て覆われるように取り付けられている。前記左右係止部材2h、2iの他端側の上面には上挿入孔2rが穿設され、下面には下挿入孔2sが穿設されている。尚、前記上下挿入孔2r、2sの穿設位置は丁度重なる位置に穿設されている。
前記左連結部材2a内には略四角柱状の左伸縮部材2fが上端が突出するように挿入されており、左連結部材2a内に設置された略コの字型の上下ガイド2o、2pにより上下にスライドするように保持されている。前記左伸縮部材2fの上端には左係止片2lが取り付けられており、左伸縮部材2fを左連結部材2a内に格納する場合に左伸縮部材2f全体が左連結部材2a内に入り込んでしまわないようにするために、左係止片2lを前記上挿入孔2rに引っ掛ける目的で取り付けられている。
また、前記左伸縮部材2fの下端には下係止片2nが取り付けられており、左伸縮部材2fを上方に引き上げた場合に左伸縮部材2f全体が左連結部材2aから外れてしまわないようにするために、前記下ガイド2pに引っ掛ける目的で取り付けられている。
前記右伸縮部材2gにも同じように上端に右係止片2mが取り付けられ、下端には下係止片2nが取り付けられている。前記右係止片2m及び下係止片2nの役割は、前記左伸縮部材2fの左係止片2l及び下係止片2nと同じである。即ち、右係止片2mは前記上挿入孔2rに引っ掛かり右伸縮部材2gが右連結部材2b内に入り込むのを防ぎ、下係止片2nは下ガイド2pに引っ掛かり右伸縮部材2gが右連結部材2bから外れるのを防いでいる。
前記左右伸縮部材2f、2gは、前述のように左右連結部材2a、2b内に上端の一部が突出するように上下スライド可能に挿入されていると同時に、前記左右係止部材2h、2iに穿設されている上下挿入孔2r、2s内を貫通している。
図9に示すように、前記左係止部材2hと右係止部材2iは連結材2eにより平面より見た場合に略コの字型を形成するように連結されている。更に、前記連結材2eの中央より少し左側と右側から前記左右係止部材2h、2iの先端部手前かけて補助板2v、2vが連結されている。略V字型に取り付けられた前記補強板2v、2vにより、左右係止部材2h、2iと連結材2eの連結が強化されると同時に、補強板2v、2v間に丸太や電信柱などを挟み込むことができる。
図10は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の一部拡大図である。図10に示すように、左係止部材2hの上下挿入孔2r、2sを貫通して左連結部材2a内に伸縮自在に挿入されている左伸縮部材2fの上下スライドを固定するには、前記上ガイド2oに穿設されている孔2qに固定具2tを螺合し、締めつける。これにより左伸縮部材2fを任意の位置まで伸縮させて固定することができる。当然前記固定具2tを弛めることで、前記左伸縮部材2fを上下動させることができる。
この構造は右伸縮部材2gについても同様で、右連結部2b内の上ガイド2oに穿設された孔2qに固定具2tを螺合させ、締めつけることで右伸縮部材2gの上下スライドを固定することができ、固定具2tを弛めることで解除することができる。
図11は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部と伸縮梯子部の連結方法を示した拡大図である。図11に示すように、係止部2と伸縮梯子部3は、伸縮梯子部3内に係止部2を挿入した状態で連結されており、左連結部材2aに穿設された孔2uと伸縮梯子部3の左伸縮軸3aに穿設された孔3eの位置を重ね、留め具3dを孔2u、3eに同時に嵌入することで固定することができる。
前記右連結部材2bと伸縮梯子部3についても同様である。即ち、右連結部材2bは右伸縮軸3b内に挿入された状態で連結されており、右連結部材2bに穿設された孔2uと右伸縮軸3bに穿設された孔3eの位置を重ね、留め具3dを孔2u、3eに同時に嵌入することで固定することができる。
図12は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の伸縮梯子部と梯子部の連結方法を示した拡大図である。図12に示すように、左伸縮軸3aと左梯子軸4aは開口面が反対を向いており、左伸縮軸3aの一片を左梯子軸4a内に挿通させて上下にスライド可能に連結されている。
左伸縮軸3aを上下にスライドさせて任意の場所で固定するには、左伸縮軸3aに穿設された孔3fと、左梯子軸4aに穿設された孔4d、4hの位置を合わせ、一直線上に並んだ全ての孔3f、4d、4hに留め具4e挿通して固定する。前記孔3fは左伸縮軸3aに複数穿設されており、また孔4d、4hは左梯子軸4aに複数穿設されている。
図示はされていないが、右伸縮軸3bと右梯子軸4bの連結方法及び固定方法は、左伸縮軸3aと左梯子軸4aの場合と同様である。即ち、右伸縮軸3bには複数の孔3fが穿設されており、右梯子軸4bにも孔4d、4hが複数穿設されている。これらの孔3f、4d、4hを一直線上に並べた位置で全ての孔3f、4d、4hに留め具4eを挿通して固定する。
図13は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の梯子部と補助脚軸の連結方法を示した拡大図である。図13に示すように、前記梯子部4を構成する左右梯子部4a、4bの下部外側には補助脚軸6の本体6aが取り付けられている。
左右梯子軸4a、4bの下部に取り付けられている数本の梯子板4cは左右梯子軸4a、4bに穿設された孔4fを貫通し、前記本体6aの背面側に穿設された連結孔6cまで挿通されている。これを複数箇所で行うことにより左右梯子軸4a、4bと本体6aはしっかりと連結される。
図14は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚軸の斜視図である。図14に示すように、補助脚軸6は、略四角柱状で正面の一部が縦方向に開口し、平面より見ると略コの字型をした本体6aからなり、開口した面の最上部には外方に向かって突起6b、6bが設けられている。
前記本体6aの底面部6dには、中央の回転軸6fからの折り畳むことができる開閉板6eが取り付けられており、前記開閉板6eの一片は本体6aより外部に突き出すように取り付けられている。即ち、改変板6eの一片は底面部6dに固定され、他片が本体6aより外部へ突きだし、回転軸6fを中心にして、突きだした片を折り畳むことができる。
前記本体6aの開口した面の反対側の面、即ち、前図13で示した左右梯子軸4a、4bに連結する面には複数の連結孔6cが穿設されている。この連結孔6cは前述のように梯子部4より伸びる梯子板4cを挿入するための孔である。
図15は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の固定部の斜視図である。図15に示すように、固定部7は、コの字型の固定部本体7aと、前記固定部本体7aの開口した面とは反対側の面の外側下部に取り付けられた傾斜板7bと、前記固定部本体7aの内側に位置し留め具7eにより固定部本体7aと連結される押圧板7cとからなる。
前記固定部本体7aの面のうち、前記傾斜板7bが取り付けられている面の中央には孔7dが穿設されており、また、前記押圧板7cの中央にも孔7fが穿設されている。前記孔7d、7fに留め具7eを螺入することで前記固定部本体7aと押圧板7cは連結することができる。尚、押圧板7cの背面にはナット7gを用意し、孔7d、7fに螺入した留め具7eが容易に外れないようにしている。
図16は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助板部の斜視図である。図16に示すように、前記補助板部8は、略四角柱状かつ上面が開口し略コの字型をした補助板部本体8aと、前記補助板部本体8aの背面に取り付けられた直方体状の背面板8cと、前記補助板部本体8aの上面の背面板8c側に取り付けられた上面板8dと、前記補助板部本体8aの先端下部の外面両側に取り付けられたガイド棒8eからなる。
前述のように前記補助板部本体8aは略四角柱状かつ上面が開口した略コの字型をしているため溝8bが形成されている。また、前端部の両側面は傾斜部8fとなっている。前記背面板8cの幅は前記補助板部本体8aの幅よりも広く、背面板8cの両側が補助板部本体8aから突出している。
図17は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の開脚部の斜視図である。図17に示すように、開脚部9は、略四角柱状かつ上面及び正面並びに背面が開口した略コの字型をした開脚部本体9aと、前記開脚部本体9aの先端に取り付けられる傾斜板9cと、前記開脚部本体9aの内部に取り付けられるL字型のL字止め板9eとからなる。
前記開脚部9は略四角柱状かつ上面が開口した略コの字型をし溝9bを形成し、両側面の上端が相対する側面に向かって直角に折れ曲がっている。この両面の折れ曲がった上端の幅に合わせた背面9dを残して背面部も開口している。
前記開脚部本体9a内に取り付けられるL字止め板9eは、開脚部本体9aの中央より先端部側に取り付けられ、L字の起立した面が背面側に向いている。
次に図18から図21を使用して、前記補助脚部5の構造を説明することとする。図18は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の斜視図である。図18に示すように、補助脚部5は、前記補助脚軸6、固定部7、補助板部8、開脚部9からなり、各部材間の連結方法については、以下図19から図21で詳細に説明する。
図19は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の一部拡大図である。前記補助脚持部6の本体6a開口面側から前記固定部本体7aを被せるように嵌着し、前記本体6a内側に挿入した押圧板7cと留め具7eにより連結する。このとき、固定部本体7aと押圧板7cに本体6aの正面側の左右面が挟持される状態となり、留め具7eを弛めることで固定部7が本体6a上を上下にスライド移動することができる。
前記本体6aに取り付けられた固定部7より常に下側にくるように、補助脚軸6には補助板部8が連結されている。補助板部本体8aの背面板8c側が本体6a内に挿入され、補助板部本体8aの背面板8c側が本体6a内を上下に移動できる状態となっている。前記背面板8cの幅が前記本体6aの正面側左右面との間の隙間よりも広いため、背面板8cは本体6a内から外れることはない。即ち、補助脚軸6と補助板部8の連結が外れることはない。
図20は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の一部拡大図である。図20に示すように、前記補助脚軸6の底面部6dに取り付けられた開閉板6eのうち、本体6aより外部に突出した板は前記開脚部9の開脚部本体9aの一端に取り付けられている。
前記開脚部本体9aの幅は、前記本体6aの正面側の左右面の隙間よりも小さく、また、本体6aと開脚部本体9aは回動可能な回転軸6fを備えて折り畳むことができる開閉板6eにより連結されているため、図20に示すように開脚部9を補助脚軸6内に格納することができる。
図21は本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の一部拡大図である。前記補助板部本体8aの先端部は、前記開脚部本体9aの溝9b内にある。補助板部本体8aの先端部両側面に取り付けられたガイド棒8eから反対側のガイド棒8eの両端の幅が前記開脚部本体9aの両側面上端から直角に折れ曲がった縁間の幅よりも広いため、補助板部本体8aの先端は開脚部本体9a内から外れてしまうことがない。
前記補助板部本体8aの先端は開脚部本体9a内を自由にスライド移動できるが、開脚部本体9a内に設けられたL字止め板9eより先端方向へ向かっては移動させることができない。
以上図19から図21に示した補助脚部5全体を図18に戻り説明することとする。図18に示すように、補助脚軸6内に格納されていた開脚部9を外方に向かって開くと同時に一端を補助脚軸6の本体6a内に連結され、もう一端を開脚部9の開脚部本体9a内に連結された補助板部8の先端部は前記L字止め板9eに当たるまで開脚部本体9a内を先端に向かってスライド移動し、それに伴って補助板部8の背面板8c側が補助脚軸6の本体6a内を下方に向かってスライド移動する。
前記開脚部9を開き、補助板部8のスライド移動が停止した位置で固定部7を補助板部本体8aにぶつかるまで下ろし、補助板部本体8aがスライド移動により動くことを防ぐため固定部7の固定部本体7aと押圧板7cに螺合している留め具7eを締めて固定部7が動かないようする。
以上のように固定部7を補助脚軸6にしっかりと固定することにより、補助板部8はスライド移動することができなくなり、更に開脚した開脚部9は動くことのできない補助板部8により閉じることができなくなる。開脚した開脚部9の幅の分だけ梯子下部が大きくなり梯子は安定する。
前記開脚部9を再び補助脚軸6内へ格納するには、まず、前記固定部7の留め具7eを弛めて固定部7が補助脚軸6上を自由にスライドできる状態にし、固定部7を上方へ移動させる。次に開脚部9を開閉板6eの動きに従い補助脚軸6に向かって折り畳む。このとき補助板部本体8aは固定部7の制御から解放されているため、先端部及び背面側を自由にスライドさせることができる。
即ち、開脚部9の動きに伴って補助板部本体8aの背面側は補助脚軸6の本体6a内を上方に向かって移動し、補助板部本体8aの先端は開脚部本体9a内を補助脚軸6側にむかって移動する。
そして、開脚部9を補助脚軸6内に格納した状態で、再度固定部7を下ろし、固定部7を開脚部9の先端に取り付けられた傾斜板9c上に載せる。このとき、固定部7の留め具7eを締め固定部7が動かないようにする。傾斜板9cが固定部7により固定されているため開脚部9は外側に広がることができない。
本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の正面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の背面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の左側面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の断面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の正面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の背面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の左側面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の断面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の平面図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部の一部拡大図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の係止部と伸縮梯子部の連結方法を示した拡大図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の伸縮梯子部と梯子部の連結方法を示した拡大図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の梯子部と補助脚軸の連結方法を示した拡大図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚軸の斜視図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の固定部の斜視図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助板部の斜視図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の開脚部の斜視図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の斜視図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の一部拡大図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の一部拡大図である。 本発明である補助脚構造及び係止構造を備えた梯子の補助脚部の一部拡大図である。
符号の説明
1 補助脚構造及び係止構造を備えた梯子
2 係止部
2a 左連結部材
2b 右連結部材
2c 左傾斜部
2d 右傾斜部
2e 連結材
2f 左伸縮部材
2g 右伸縮部材
2h 左係止部材
2i 右係止部材
2j 左滑り止め
2k 右滑り止め
2l 左係止片
2m 右係止片
2n 下係止片
2o 上ガイド
2p 下ガイド
2q 孔
2r 上挿入孔
2s 下挿入孔
2t 固定具
2u 孔
2v 補助板
3 伸縮梯子部
3a 左伸縮軸
3b 右伸縮軸
3c 梯子板
3d 留め具
3e 孔
4 梯子部
4a 左梯子軸
4b 右梯子軸
4c 梯子板
4d 孔
4e 留め具
4f 孔
4g 傾斜
4h 孔
5 補助脚部
6 補助脚軸
6a 本体
6b 突起
6c 連結孔
6d 底面部
6e 開閉板
6f 回転軸
7 固定部
7a 固定部本体
7b 傾斜板
7c 押圧板
7d 孔
7e 留め具
7f 孔
7g ナット
8 補助板部
8a 補助板部本体
8b 溝
8c 背面板
8d 上面板
8e ガイド棒
8f 傾斜部
9 開脚部
9a 開脚部本体
9b 溝
9c 傾斜板
9d 背面
9e L字止め板

Claims (1)

  1. 左右伸縮部材を内包し左右係止部材を備えた左右連結部材と前記左右連結部材を連結する連結材と左右連結部材及び連結材間に取り付けられた補助板からなる係止部と、前記左右連結部材の一部をスライド可能に内包する左右伸縮軸と前記左右伸縮軸を連結する複数枚の梯子板からなる伸縮梯子部と、前記左右伸縮軸の一部をスライド可能に内包する左右梯子軸と前記左右梯子軸を連結する複数枚の梯子板からなる梯子部と、前記左右梯子軸に連結され上端に突起を設け底面部に開閉板を備えた本体からなる補助脚軸と、正面下部に傾斜板を備えた略コの字型の固定部本体と留め具により前記固定部本体と連結されている押圧板からなり前記補助脚軸に上下にスライド可能に取付けられた固定部と、先端部両側にガイド棒を備えた補助板部本体と前記補助板部本体の背面に取り付けられた背面板と前記補助板部本体の上面取り付けられた上面板からなる補助板部と、先端に傾斜板を備え内部にL字止め板を備え前記補助脚軸と開閉板により連結された開脚部本体からなる開脚部で構成される補助脚部とからなることを特徴とする補助脚構造及び係止構造を備えた梯子。
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