JP2006328770A - 軒樋 - Google Patents

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Abstract

【課題】鼻隠板と軒樋の間にできる見苦しい隙間を排除して軒先の外観を向上させて商品価値を高めるとともに、屋根端からの突出を抑えて強度的に安定した軒樋を提供する。
【解決手段】建築物の鼻板2に固定される軒樋本体3と吊具4からなる軒樋1である。前記軒樋本体3は垂直の後壁5と水平の底部6と傾斜する前壁7とからなる断面視略V字形状の長尺材で、前記前壁7の上端部7aに前記前壁7と平行に折り返す耳部8を備える。前記軒樋本体3は1枚の薄板鋼板で連続的に形成され、前記後壁5は前記後壁5の上端部5aで折り返し前記後壁5の下端部5bまで延設される。第2の後壁5dに2組の長孔9が形成され前記軒樋1が前記鼻板2に設けられた第1の固定具11に仮固定される。前記吊具4は前記後板13の上端部13aを前記耳部8と前記前壁7間に挿入された状態で、吊具4と後壁5は第2の固定具18により鼻板2に同時に本固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物の軒先に取付けられる軒樋に関し、詳しくは、軒先の鼻板に直接取付けられる鼻隠一体型の軒樋の構造に関する。
従来、軒樋を建築物の軒先に取付けるには、図9に示すように、建物の鼻板41を隠すための鼻隠板42を取付け、この鼻隠板42に打ち付けた吊金具43を介して軒樋44を取付けていた。
しかし、このような鼻隠板42を用いる軒樋44の取付け構造では、軒樋44や吊金具43の形状やサイズが変わると、鼻隠板42と軒樋44の間に生じる隙間45が見苦しくなり外観が損なわれ品質が劣るという問題があった。また、鼻隠板42を多種類用意することはコストアップに繋がるという問題があった。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1に鼻隠板を用いずに建物に軒樋を取付ける構成が開示されている。
図10(a)、(b)に示すように、特許文献1の軒樋51は軒樋本体52と吊具53で構成される。
軒樋本体52は、底部54と、先端が内側に折曲する係止片55aを備える前壁55と、後壁56によって凹溝状に形成される。そして、後壁56にはアングル材のレール57が底部54と平行に設けられ、軒樋本体52は後壁56に設けられた孔58を介して鼻板59上に固着された固着具60に取付けられる。
前記吊具53は支持片61を主部材とし、前記支持片61の上端部には前記吊具53をレール57に取付けるための、レール57を上から挿着する上挿着片62とレール57を下から挿着する下挿着片63とを備えている。また、支持片61の下端部には挿入片64を備え、支持片61の上面に凸片65が突設される。
そして、吊具53を前記上挿着片62と下挿着片63でレール57を覆って挿着するとともに、前記軒樋本体52の係止片55aを前記吊具53の支持片61の凸片65で係止し、前記支持片61の挿入片64を軒樋本体52の底部前端66に挿入することにより、吊具53は軒樋本体52に固定される。
このため、軒樋本体52の上から雨水等の外力が加わっても、吊具53によって軒樋本体52の形状が変化するのを防止することができる。
この軒樋51の構造によると、軒樋本体52の後壁56を固着具60を介して鼻板59に覆い被せるように取付けられるので、後壁56を鼻隠板としての役割にも利用することができる。
このため、軒樋が鼻隠板と一体化され、軒樋と鼻隠板との間にできる見苦しい隙間を排除して軒先の外観を良好にすることができる。また、鼻隠板を多種類用意する必要がなくなる。
特開平7−233606号公報
ところが、前記特許文献1の構成では、軒樋本体52の雨水を受け入れる開口領域は屋根端67から前壁55の係止片55aまでの水平距離Rの領域であるが、軒樋本体52は係止片55aから更に底部前端66に亘る水平距離Qだけ突出している。
このため、軒樋本体52の底部54は屋根端67から距離(R+Q)突出する構造であるため、外観が非常に大きな構造体になるとともに軒樋本体52に掛かる雨水や風等による外力に対して強度面で不安定であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記の事実に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、鼻隠板と軒樋の間にできる見苦しい隙間を排除して軒先の外観を向上させ商品価値を高めるとともに、屋根端からの突出を抑えて強度的に安定した軒樋を提供する。
請求項1の発明は、建築物の鼻板に固定される軒樋本体と吊具からなる軒樋であって、前記軒樋本体は垂直の後壁と水平の底部と傾斜する前壁とからなる断面視略V字形状の長尺材で、前記前壁の上端部に前記前壁と平行に折り返す耳部を備え、前記軒樋本体が前記後壁に備える孔を介して前記鼻板に設けられた第1の固定具に仮固定され、前記後壁に内接する後板と前記前壁に内接する前板が水平の連結部材で連結してなる吊具が、前記前板の上端部を前記耳部と前記前壁間に挿入された状態で前記後壁とともに前記鼻板に第2の固定具により本固定されることを特徴としている。
この軒樋であれば、前記軒樋本体は垂直の後壁と水平の底部と傾斜する前壁とからなる断面視略V字形状の長尺材で、前記前壁の上端部の前記前壁と平行に折り返す耳部が建物の屋根端からの最遠部となる。
前記軒樋本体は本固定をする前に、前記後壁に備える孔を介して前記鼻板に設けられた第1の固定具に仮固定することができる。
吊具が前記前板の上端部を前記耳部と前記前壁間に挿入された状態で、吊具と前記後壁を同時に前記鼻板に第2の固定具により本固定される。
請求項2の発明は、前記軒樋本体と略同じ断面視略V字形状の短尺継手部材を互いに隣接する前記軒樋本体の端部に内接固着して複数の前記軒樋本体が連結されることを特徴としている。
この軒樋であれば、前記軒樋が前記後壁に備える孔を介して前記鼻板に設けられた第1の固定具に仮固定された状態で、前記軒樋本体と略同じ断面視略V字形状の短尺継手部材を互いに隣接する前記軒樋の端部に内接固着して複数の前記軒樋本体を連結することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の軒樋であって、前記軒樋本体の前記後壁と前記底部と前記前壁の芯材が1枚の薄板鋼板で連続的に形成されるとともに、前記後壁はさらに連続して前記後壁の上端部で折り返し前記後壁の下端部まで延設される二重壁構造であることを特徴としている。
この軒樋であれば、前記軒樋本体が1枚の薄板鋼板で前記後壁が二重壁構造に連続的に形成される。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の軒樋であって、前記軒樋本体の前記後壁の上端は前記前壁の上端より垂直方向に高い位置に設けられることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の軒樋であって、前記軒樋本体の前記底部の幅は15mm以下に形成されることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、前記軒樋本体は垂直の後壁と水平の底部と傾斜する前壁とからなる断面視略V字形状の長尺材で、前記前壁の上端部の前記前壁と平行に折り返す耳部が建物の屋根端からの最遠部となるので、前記軒樋は屋根端からの突出が抑えられて強度的に安定させることができる。
前記軒樋本体は本固定の前に、前記後壁に備える孔を介して前記鼻板に設けられた第1の固定具に仮固定することができるので、前記軒樋本体の位置合わせが容易にできる。
前記吊具が前記前板の上端部を前記耳部と前記前壁間に挿入された状態で、前記吊具が前記後壁と同時に前記鼻板に第2の固定具により本固定されるので作業が省施工化できる。
そして、鼻隠板と軒樋の間にできる見苦しい隙間を排除できるので軒先の外観が向上するので商品価値を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、前記軒樋が前記後壁に備える孔を介して前記鼻板に設けられた第1の固定具に仮固定された状態で、前記軒樋本体と略同じ断面視略V字形状の短尺継手部材を互いに隣接する前記軒樋本体の端部に内接固着して複数の前記軒樋本体を連結することができるので、現場で複数の軒樋を容易に連結することができる。
このため、地上で複数の前記軒樋を連結してから軒先に持ち上げる必要がないので作業性が向上する。
請求項3の発明によれば、前記軒樋本体の芯材が1枚の薄板鋼板で形成されるととともに前記後壁が二重壁構造になるように連続的に形成される。
このため、前記軒樋の前記後壁に備える前記孔が前記後壁の外層側に設けられるので、前記後壁の内層側は前記孔が形成されないため確実に水密性を保つことができる。また、前記孔は前記後壁の外層側を直接打ち抜いて形成されるので加工が容易である。
請求項4の発明によれば、前記軒樋本体の前記後壁の上端は前記前壁の上端より垂直方向に高い位置に設けられるので、雨水は高い位置である前記後壁の上端によって妨げられられるので雨水の巻き込みを防止できる。
請求項5の発明によれば、前記軒樋本体の前記底部の幅は15mm以下に形成されるので、前記底部における雨水の流速が早くなるので、雨水によって前記軒樋本体内部の清掃を自動的にできるのでメンテナンス性が向上する。
<軒樋の構成>
以下に、本発明の第1の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1(a)、(b)、図2(a)、(b)、(c)、図3に示すように、本実施例の軒樋1は、建築物に固定される軒樋本体3と吊具4からなる軒樋1である。
前記軒樋本体3は垂直の後壁5と水平の底部6と傾斜する前壁7とからなる断面視略V字形状の長尺材で、前記前壁7の上端部7aは前記前壁7と平行に折り返されてなる耳部8を備えている。
前記軒樋本体3の断面視略V字形状は、前記後壁5の高さH=100mm、底部6の幅W1≦15mm、前壁7の水平方向の幅W=100mm、前記前壁7の傾きα=略40度である。このように、前記後壁5の上端部5aは前記前壁7の上端部7aより垂直方向にH1だけ高い位置に設けられる。
ここで、前記軒樋本体3は芯材としての1枚の薄板鋼板(厚さ0、36mm)で連続的に形成され、前記後壁5は前記後壁5の上端部5aで折り返し前記後壁5の下端部5bまで延設される二重壁構造である。
前記軒樋本体3に対して内層側を第1の後壁5c、外層側を第2の後壁5dとすると、1組の前記軒樋本体3に対して第2の後壁5dに2組の長孔9が設けられる。長孔9の形状は、直径Tの円孔からなる中央部9aと、中央部9aから幅T1で両側方向に延設され先端が円弧の側部9bとからなり、その全長はSである。また、長孔9は前記後壁5の下端部5bから高さH2の位置に形成される。
そして、前記軒樋1が前記第2の後壁5dに備える長孔9を介して前記鼻板2に設けられたビス等による第1の固定具11に仮固定される。このとき、第1の固定具11は、頭幅T、頭厚U、軸径T2であり、頭幅Tを長孔9の中央部9aの直径Tの円孔から挿入した後に、長孔9のどちらか一方の側部9bに移動することで仮固定される。
いま、前記軒樋本体3の第1の後壁5cと第2の後壁5dの隙間をU1とすると、U=U1に形成される。
前記吊具4は前記軒樋本体3の断面視略V字形状に内接するように形成され、前記後壁5に内接する後板13と前記前壁7に内接する前板14が水平の連結部材15によって位置4b、位置4aでそれぞれ連結される。なお、連結部材15は底部6から高さH3=50mmの位置に配置され、後板13は位置4bより上方に長さH4であり、前板14は前壁7の全長と略同じ長さで形成される。
前記吊具4の後板13、前板14、連結部材15の幅はそれぞれ幅Wであり、後板13の上下には後板13を位置決めするための位置決め材17を備えている。
前記吊具4は前記前板14の上端部14aを前記耳部8と前記前壁7間に挿入した状態で、前記吊具4と前記後壁5はビス等の第2の固定具18により前記鼻板2に同時に本固定される。なお、第2の固定具18近傍の前記後壁5には防水用のコーキング材を塗布することが好ましい。
ここで、2組の軒樋本体3からなる軒樋1は、軒樋本体3と略同じ断面視略V字形状の短尺の継手部材12を用いて互いに隣接する前記軒樋本体3の端部3aに内接固着することで連結される。
継手部材12は前記軒樋本体3の断面視略V字形状に内接する形状で形成され、前記後壁5に内接が連続するとともに、水平の連結部材23とによって後板20、前板21とそれぞれ位置4b、位置4aで連結される。なお、連結部材23は底部6から高さH3=50mmの位置に配置され、後板20は位置4bより上方に長さH4まで延設され、前板21は前壁7の全長と略同じ長さに形成される。
前記継手部材12の連結部材23の幅は前記吊具4の連結部材15と同じ幅Wに形成されるが、後板20、前板21の幅はそれぞれ幅W2であり、W2>Wの関係に形成される。
ここで、軒樋本体3、吊具4は、ステンレス、アルミニウム又は亜鉛メッキをした金属性材料等による芯材のみで形成されるか、或いはさらにその芯材に硬質塩化ビニール樹脂等の樹脂被覆した材料で形成される。このため、前記後壁5の二重壁構造は、金属性材料の芯材を樹脂被覆した材料で二重壁に形成する場合と、金属性材料の芯材で二重壁に形成した後に二重壁全体が樹脂被覆される場合がある。
<軒樋の作用>
軒樋本体3と吊具4が仮組みされた状態で現場まで運送された軒樋1の取付け手順を説明する。
まず、図4(a)、(b)に示すように、建築物の鼻板2に、上述のように前記軒樋1を前記第2の後壁5dに備える長孔9を介して仮固定するための第1の固定具11が配置される。ここで、1組の前記軒樋1に対して2組の第1の固定具11が用意される。
次に、図5(a)、(b)に示すように、建築物の鼻板2に設けられた第1の固定具11に、前記軒樋1の第2の後壁5dに備える長孔9を介して前記軒樋1が仮固定されるが、前記吊具4の後板13は第1の第1の後壁5cには固着されていない。
図6(a)、(b)に示すように、2組の軒樋1の両端部3aを接続するための図示しない継手部材が容易に挿入できるように、前記軒樋本体3の前壁7を矢印の方向に反らせて断面視略V字形状を開けるようにする。
図7(a)、(b)に示すように、前記軒樋本体3の前壁7が反って開いた状態で、継手部材12を矢印のように回転させながら2組の軒樋1の両端部3aに重ねるように挿入するとともに、継手部材12を接着剤で両端部3aに固着する。この状態で、上述したように、前記吊具4と前記後壁5はビス等の第2の固定具18により前記鼻板2に同時に本固定される。
なお、継手部材12の一端部には、上記、前壁7の上端部7aの耳部8に当接する湾曲部12aを備えている。
上記のように、断面視略V字形状の前記軒樋本体3によって屋根からの雨水を受け入れることができるので、前記軒樋1は屋根端からの突出が抑えられるので強度的に安定した構造である。
前記軒樋本体3は前記鼻板2に設けられた第1の固定具11を用いて仮固定することができるので、前記軒樋本体3の位置合わせが容易にできる。
前記吊具4が前記前板14の上端部14aを前記耳部8と前記前壁7間に挿入された状態で、第2の固定具18により前記吊具4と前記後壁5を同時に前記鼻板2に本固定するので作業が簡略化できて省施工化に繋がる。
鼻板2と軒樋1の間の見苦しい隙間を排除できるので軒先の外観が向して商品価値を高めることができる。
前記軒樋1が第1の固定具11に仮固定された状態で、短尺の継手部材12を互いに隣接する前記軒樋本体3の端部3aに内接固着して複数の前記軒樋本体3を連結することができるので、現場で複数の軒樋1を容易に連結することができる。このため、地上で複数の前記軒樋1を連結してから軒先に持ち上げる必要がないので作業性が向上する。
前記軒樋本体3が1枚の薄板鋼板で前記後壁5が二重壁構造になるように連続的に形成されるので加工が容易である。また、前記軒樋1の前記後壁5に備える前記長孔9が前記後壁5の外層側に設けられるので、前記後壁5の内層側には前記長孔9が形成されないため確実に水密性を保つことができる。
前記軒樋本体3の前記後壁5の上端部5aは前記前壁7の上端部7aより垂直方向に高い位置に設けられるので雨水の巻き込みを防止できる。
前記軒樋本体3の前記底部6の幅は15mm以下に形成されるので、前記底部6における雨水の流速が早くなり、降雨量が少ない場合でも雨水によって前記軒樋本体3内部の清掃を自動的にできるのでメンテナンス性が向上する。また、前記底部6の幅が狭いので水溜りの発生も少なくできるので雑草の発生等を防止できる。
<本発明の第2の実施形態>
以下に、本発明の第2の実施形態を図8に基づいて説明するが、図2に示した第2の後壁5dの替わりに後壁補強材25を設ける点で異なり、それ以外は図2の構成と同様であるので、図2と同じ構成については図面に同符号を付して重複した説明を省略する。
図8に示すように、軒樋本体3は前壁7、底部6から第1の後壁5cの上端部5aまで連続的に1枚の薄板鋼板で形成される。そして第1の後壁5cの外層側に後壁補強材25が固着される。
後壁補強材25には、1組の前記軒樋本体3に対して2組の長孔9が後壁5の下端部5bから高さH5の位置に形成される。
このとき、第1の固定具11の頭(頭幅T、頭厚U)が、前記後壁補強材25の空間部26内に保持されるように、空間部26の幅S1は長孔9の全幅Sより広く(S1>S)形成され、空間部26の高さT3は第1の固定具11の頭幅Tと同じ寸法(T=T3)、空間部26の深さU1は第1の固定具11の頭厚Uと同じ寸法(U=U1)に形成される。
この第2の実施形態によれば、後壁補強材25の厚さGを前記第1の後壁5cの厚さに比べて任意に厚くできるので、後壁5全体の強度を容易に増すことができるので軒樋1を建築物の鼻板2にさらに安定して取付けることができる。
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、前記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということはいうまでもない。
例えば、前記軒樋1を建築物の鼻板2に仮固定するための第1の固定具11は軒樋1に対して水平方向に3組以上用意しても構わないし垂直方向に複数設けてもよい。
軒樋本体3、吊具4の材質は、軽量化や耐腐食性を考慮して硬質塩化ビニール樹脂等の合成樹脂等を用いても良い。
本発明の第1の実施形態における、(a)は軒樋が建物に取付けられる状態を示す側面図、(b)は斜視図である。 本発明の第1の実施形態における、(a)は軒樋の詳細断面図、(b)は図2(a)のA詳細図、(c)は図2(b)のB−B矢視図である。 本発明の第1の実施形態における、継手部材12の詳細断面図である。 本発明の第1の実施形態における、鼻板2に第1の固定具11を配置した状態を示す、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 本発明の第1の実施形態における,軒樋1が第1の固定具11に仮固定された状態を示す、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 本発明の第1の実施形態における、2組の軒樋1を接続する継手部材を挿入するために前記軒樋本体3の前壁7を広く反らせた状態を示す、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 本発明の第1の実施形態における、2組の軒樋1を接続する継手部材12が挿入される状態を示す、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 本発明の第2の実施形態における軒樋1の第1の後壁5cと後壁補強材25と長孔9の状態を示す(a)は側面図、(b)は図8(a)のC−C断面図である。 従来の軒樋の取付け状態を示す断面図である。 従来の軒樋の取付け状態を示す、(a)は斜視図、(b)は図10(a)のD−D断面図である。
符号の説明
1 軒樋
2 鼻板
3 軒樋本体
4 吊具
5 後壁
5a 上端部
5b 下端部
5c 第1の後壁
5d 第2の後壁
6 底部
7 前壁
7a 上端部
8 耳部
9 長孔
11 第1の固定具
13 後板
13a 上端部
18 第2の固定具

Claims (5)

  1. 建築物の鼻板に固定される軒樋本体と吊具からなる軒樋であって、
    前記軒樋本体は垂直の後壁と水平の底部と傾斜する前壁とからなる断面視略V字形状の長尺材で、前記前壁の上端部に前記前壁と平行に折り返す耳部を備え、
    前記軒樋本体が前記後壁に備える孔を介して前記鼻板に設けられた第1の固定具に仮固定され、
    前記後壁に内接する後板と前記前壁に内接する前板が水平の連結部材で連結してなる吊具が、前記前板の上端部を前記耳部と前記前壁間に挿入された状態で前記後壁とともに前記鼻板に第2の固定具により本固定されることを特徴とする軒樋。
  2. 請求項1に記載の軒樋であって、前記軒樋本体と略同じ断面視略V字形状の短尺継手部材を互いに隣接する前記軒樋本体の端部に内接固着して複数の前記軒樋本体が連結されることを特徴とする軒樋。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の軒樋であって、前記軒樋本体の前記後壁と前記底部と前記前壁の芯材が1枚の薄板鋼板で連続的に形成されるとともに、前記後壁はさらに連続して前記後壁の上端部で折り返し前記後壁の下端部まで延設される二重壁構造であることを特徴とする軒樋。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の軒樋であって、前記軒樋本体の前記後壁の上端は前記前壁の上端より垂直方向に高い位置に設けられることを特徴とする軒樋。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の軒樋であって、前記軒樋本体の前記底部の幅は15mm以下に形成されることを特徴とする軒樋。
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