JP2006327632A - ドラム缶 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード谷部の曲率半径a1、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード山部の間隔bを50mm以下とし、缶胴部外表面からビード谷部までの高さeを−10mm≦e≦4mmとして、前記ビード2本を隣接させたものを、隣接する2本のビード山部の間隔bの中間点が前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶。
【選択図】図2
Description
(1)第一の発明は、ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード山部とビード裾野部との間隔Cを50mm以下としたものを、ビード山部の頂点が、前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶である。
(2)第二の発明は、ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード谷部の曲率半径a1、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード山部の間隔bを50mm以下とし、缶胴部外表面からビード谷部までの高さeを−10mm≦e≦4mmとして、前記ビード2本を隣接させたものを、隣接する2本のビード山部の間隔bの中間点が前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶である。
(3)第三の発明は、ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード谷部の曲率半径a1、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード山部の間隔bを50mm以下とし、缶胴部外表面からビード谷部までの高さeを−10mm≦e≦4mmとして、前記ビード3本を隣接させたものを、隣接する3本のビードのうち中間に位置するビードのビード山部の頂点が、前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶である。
(4)第四の発明は、ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード谷部の曲率半径a1、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード裾野部の最深部の曲率半径a3を8mm以下、ビード山部とビード裾野部の最深部との間隔fを50mm以下とし、缶胴部外表面からビード裾野部の最深部までの高さe1を−10mm≦e1≦−2mmとしたものを、ビード山部の頂点が、前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶である。
ビード山部からビード谷部に連なる斜面を極力長くするために、ビード山部、谷部、裾野部の各曲率半径は20mm以下に限定した。
ビードを接近させて形成することで、缶胴部の変形を抑え、バキューム強度の向上を図れるため、50mm以下に限定した。図11に示した従来のドラム缶の場合、ビード山部の間隔は300mm内外であるが、ビード山部の間隔を狭め、ビードを接近させて形成した方がバキューム強度の向上に有利であることは、いわゆるモノコック効果により、感覚的にも明らかであろう。ところで、図6に示すように、ビード山部の間隔は、80mmの場合を1とした場合を例にとると、ビード山部の間隔が50mmを超えると、次第にバキューム強度が低下していき、40mmを下回っても同様であることがわかる。この観点から、ビード山部の間隔が80mmの場合のバキューム強度を下回らないようにすることを基準とすると、ビード山部の間隔は、20〜80mmとするのが好ましい。40mmよりもビード山部の間隔が狭くなると、ビード山部を形成する斜面(谷部に連なる場合も含む)が短くなり、50mmよりもビード山部の間隔が広くなると斜面の傾斜角度が小さくなるため、バキューム強度が低下するものと考えられる。従って、ビード山部の間隔は、20〜50mmとするのが好ましく、40〜50mmとするのがさらに好ましい。また、ビード山部の間隔を40〜50mmという狭い範囲に限定すれば、缶胴部に吹き付けるマーキング用塗料の吹きつけが容易になる効果もある。
ビード山部とビード裾野部との間隔が50mmを超えると、ビード山部を形成する斜面の傾斜角度が小さくなるため、バキューム強度が低下する。従って、50mm以下に限定した。
ビード山部とビード裾野部の最深部との間隔が50mmを超えると、ビード山部を形成する斜面の傾斜角度が小さくなるため、バキューム強度が低下する。従って、50mm以下に限定した。
バキューム強度を高くするためには、図7に示すように、ビード山部の高さは高い方がよいが、高過ぎると、ドラム缶の外形が大きくなり、搬送および保管の際に必要な床面積が大きくなり過ぎるという問題がある。従って、ビード山部の高さは、現在一般的に流通しているドラム缶のビード山部の高さ(8mm)に近い5〜15mmとした。
−10mm≦e≦4mm
缶胴部外表面からビード谷部までの高さが−10mmを下回ると、缶胴部に吹き付けるマーキング用塗料がビード山部の陰に隠れて届かない場合が出てくるなど、その吹き付けが困難になり、4mmを超えると、ビード山部を形成する斜面の傾斜角度が小さくなり、バキューム強度が低下する。従って、−10mm以上、4mm以下に限定した。
−10mm≦e1≦−2mm
缶胴部外表面からビード裾野部の最深部までの高さが−10mmを下回ると、缶胴部に吹き付けるマーキング用塗料がビード山部の陰に隠れて届かない場合が出てくるなど、その吹き付けが困難になり、−2mmを超えると、ビード山部を形成する斜面の傾斜角度が小さくなるため、バキューム強度が低下する。従って、−10mm以上、−2mm以下に限定した。
図8に示すように、隣接するビード本数が増えると、ビード部分の剛性は高くなる。よって、特にビード本数に制限はないが、あまりに多いと加工に時間とコストがかかるので3本以下とするのが好ましい。
隣接するビードの本数が1本(隣接とは言わないが便宜上ここではこういう)の場合は、ビード山部の頂点を、ビード代表点とし、隣接するビードの本数が2本の場合は、ビード山部の間隔bの中間点を、ビード代表点とし、隣接するビードの本数が3本の場合は、3本のビードのうち中間に位置するビードのビード山部の頂点を、ビード代表点とすれば、本発明では、図9に示すように、上ビード代表点が、缶胴部高さ方向上端部から3分の1±100mm、下ビード代表点が、下端部から3分の1±100mmの2箇所の範囲内に位置するようにして、2箇所にビード(隣接するものをひとまとめにしたものを含む)を設ける。
バキューム強度とは、ドラム缶の強度を評価する指標の一つであり、ドラム缶の中の空気を抜いていったとき、圧潰する圧力であることは先に述べた。従来のドラム缶では、表1に示す比較例1のように、缶胴部に使用される鋼板(JISG3141に規定されるSPCC。以下同じ)の厚さが0.8mmの例では、−40kPaである。比較例2では、缶胴部に使用される鋼板の厚さが1.0mmであり、−50kPaである。また、比較例3では、缶胴部に使用される鋼板の厚さが1.2mmであり、−90kPaである。
a1 ビード谷部の曲率半径
a2 ビード裾野部の曲率半径
a3 ビード裾野部の最深部の曲率半径
b ビード山部の間隔
c ビード山部とビード裾野部との間隔
d ビード山部の高さ
e ドラム缶胴部外表面からビード谷部までの高さ
e1 ドラム缶胴部外表面からビード裾野部の最深部までの高さ
f ビード山部とビード裾野部の最深部との間隔
Claims (4)
- ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード山部とビード裾野部との間隔Cを50mm以下としたものを、ビード山部の頂点が、前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶。
- ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード谷部の曲率半径a1、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード山部の間隔bを50mm以下とし、缶胴部外表面からビード谷部までの高さeを−10mm≦e≦4mmとして、前記ビード2本を隣接させたものを、隣接する2本のビード山部の間隔bの中間点が前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶。
- ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード谷部の曲率半径a1、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード山部の間隔bを50mm以下とし、缶胴部外表面からビード谷部までの高さeを−10mm≦e≦4mmとして、前記ビード3本を隣接させたものを、隣接する3本のビードのうち中間に位置するビードのビード山部の頂点が、前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶。
- ドラム缶の缶胴部外表面にビードを有するドラム缶であって、前記ビードの形状を、ビード山部の高さdを5〜15mm、ビード山部の曲率半径a、ビード谷部の曲率半径a1、ビード裾野部の曲率半径a2を各々20mm以下、ビード裾野部の最深部の曲率半径a3を8mm以下、ビード山部とビード裾野部の最深部との間隔fを50mm以下とし、缶胴部外表面からビード裾野部の最深部までの高さe1を−10mm≦e1≦−2mmとしたものを、ビード山部の頂点が、前記ドラム缶胴部の高さ方向上端部から3分の1±100mmと下端部から3分の1±100mmの範囲内に位置するようにして、2箇所に設けたことを特徴とするドラム缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005154496A JP2006327632A (ja) | 2005-05-26 | 2005-05-26 | ドラム缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005154496A JP2006327632A (ja) | 2005-05-26 | 2005-05-26 | ドラム缶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006327632A true JP2006327632A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37549743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005154496A Pending JP2006327632A (ja) | 2005-05-26 | 2005-05-26 | ドラム缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006327632A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011225259A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Hokkai Can Co Ltd | 飲料用缶体 |
JP2012526709A (ja) * | 2009-05-14 | 2012-11-01 | ブラジラータ・エス・アー・エンバラゲンス・メタリカス | 金属板容器 |
JP2013144558A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Nippon Steel & Sumikin Drum Co Ltd | オープン型ドラム缶 |
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-
2005
- 2005-05-26 JP JP2005154496A patent/JP2006327632A/ja active Pending
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