JP2006326478A - 排ガス浄化用酸素吸放出材及び排ガス浄化用触媒 - Google Patents
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Abstract
【課題】リッチ雰囲気におけるH2S の生成をさらに抑制する。
【解決手段】少なくともCeO2を含む酸化物粒子からなるコア部10と、Ceより電気陰性度が高い遷移金属から選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含みコア部10の表面を被覆するシェル部11と、から構成した。
表面の塩基性度が弱くなり酸性側に近づくので、SO2 の近接が抑制され吸着も抑制される。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくともCeO2を含む酸化物粒子からなるコア部10と、Ceより電気陰性度が高い遷移金属から選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含みコア部10の表面を被覆するシェル部11と、から構成した。
表面の塩基性度が弱くなり酸性側に近づくので、SO2 の近接が抑制され吸着も抑制される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、排ガスの雰囲気変動を緩和して触媒の活性向上に貢献する酸素吸放出材と、その酸素吸放出材を用いた排ガス浄化用触媒に関する。
自動車からの排ガス中に含まれるHC、CO及びNOx を浄化する排ガス浄化用触媒として、三元触媒が広く用いられている。この三元触媒は、アルミナ( Al2O3)、シリカ(SiO2)、ジルコニア(ZrO2)、チタニア(TiO2)などの多孔質酸化物担体に、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)などの貴金属を担持してなるものである。この三元触媒は、排ガス中のHC及びCOを酸化して浄化するとともに、NOx を還元して浄化するものであり、理論空燃比近傍で燃焼されたストイキ雰囲気の排ガスにおいて最も高い効果が発現される。
ところが現実の空燃比は、自動車の走行条件によってストイキを中心にしてリッチ側あるいはリーン側に変動するため、排ガス雰囲気もリッチ側あるいはリーン側に変動する。そのため、上記構成の三元触媒のみで必ずしも高い浄化性能が確保されるとは限らない。そこで従来より、担体中にセリア(CeO2)を含有させた三元触媒が知られている。セリアはCeイオンの価数変化によって酸素を吸放出する特性(以下 OSCという)を有し、リッチ雰囲気で酸素を吸蔵しリーン雰囲気で酸素を放出する。したがってセリアを含有することで排ガスの雰囲気の変動を緩和させることができ、浄化性能が向上する。またセリアにジルコニアを複合化させたセリア−ジルコニア複合酸化物も知られている。ジルコニアを複合化することで、セリアの熱安定性を大幅に向上させることができる。
しかしながら、セリアを担体に用いた三元触媒を搭載した自動車においては、加速時など排ガス雰囲気がリッチ側の際に硫化水素(H2S )が生成するという問題があった。H2S は微量でも人の嗅覚に知覚されて不快感を与えるので、排出を抑制する必要がある。セリアを用いた場合にH2S が生成する機構は、以下のように説明される。つまりセリアは塩基性度が比較的高い酸化物であるために、排ガス中の酸性物質であるSO2 を吸着し易い。そして吸着されたSO2 は担体上に徐々に濃縮され、それがリッチ雰囲気で還元されてH2S が生成する。
そこで特表2000−515419号公報あるいは特許第02598817号には、セリアとNiO 、 Fe2O3などを混合した担体とすることで、H2S の生成を抑制することが記載されている。また特開平07−194978号公報には、セリアにNi及びCaを担持させた担体とすることで、H2S の生成を抑制することが記載されている。
特表2000−515419号
特許第02598817号
特開平07−194978号
ところが上記した特許文献に記載の担体としても、H2S の生成を確実に阻止することは困難であり、車庫入れ時など低速時にリッチ雰囲気となった場合などにH2S 臭が知覚されるという問題があった。またNiは環境負荷物質であるので、使用しないことが望ましい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、H2S の生成をさらに抑制することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明の排ガス浄化用酸素吸放出材の特徴は、少なくともCeO2を含む酸化物粒子からなるコア部と、Ceより電気陰性度が高い遷移金属から選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含みコア部の表面を被覆するシェル部と、からなることにある。
また本発明の排ガス浄化用触媒の特徴は、本発明の酸素吸放出材と、そのコア部に担持された貴金属と、からなる触媒粉末を含むことにある。
金属の酸化物は、Fe、Co、Cr及びMnから選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物であることが望ましい。
本発明の酸素吸放出材は、CeO2からなるコア部の表面にCeより電気陰性度が高い金属の酸化物からなるシェル部をもつ。電気陰性度が高い金属の酸化物からなるシェル部で被覆されたことで、表面の塩基性度が弱くなり酸性側に近づく。したがって、排ガス中のSO2 の近接が抑制され吸着も抑制されるので、担体上にSO2 が濃縮するのが抑制される。したがってリッチ雰囲気におけるH2S の生成が抑制される。
またシェル部は遷移金属の酸化物からなるので、金属イオンの価数変化が起こりやすい。したがってシェル部もある程度の OSCを有し、コア部への酸素吸蔵・放出の出入り口として機能するため、コア部の OSCが低下するような不具合もない。
さらにコア部に貴金属を担持した触媒とすれば、高温に曝された場合の貴金属の粒成長が抑制されるため、耐久性が大きく向上する。
本発明の排ガス浄化用酸素吸放出材1は、図1に示すように、コア部10と、コア部10を覆うシェル部11と、からなる。コア部は少なくともCeO2を含む酸化物粒子からなり、CeO2、CeO2−ZrO2複合酸化物、 Al2O3−CeO2−ZrO2複合酸化物などの酸化物を用いることができる。このコア部は、酸化物の一次粒子が凝集した二次粒子であり、その粒径は一般に 0.1〜10μmとなる。
シェル部は、Ceより電気陰性度が高い遷移金属から選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含み、コア部の表面を膜状に被覆している。Ceの電気陰性度は 1.1であるので、Ceより電気陰性度が高い遷移金属としては、電気陰性度が 1.8のFe、Co、Ni、電気陰性度が 1.6のCr、電気陰性度が 1.5のMnが例示される。しかしNiは環境負荷物質であるので、使用しないことが望ましい。シェル部は、ここに例示した金属の酸化物のみから構成するのが望ましいが、特性を損なわない範囲で他の金属酸化物が含まれていてもよい。
シェル部の形成量が多くなり過ぎると、コア部の OSCに悪影響を及ぼす恐れがある。そこで、コア部のCe量に対するシェル部の遷移金属量( 100×遷移金属モル量/Ceモル量)を1〜20モル%の範囲とすることが望ましい。遷移金属のモル%がこの範囲より少ないとH2S の生成抑制効果が発現されず、この範囲より多くなると OSCが低下するようになる。なおシェル部を形成するには、メカノフュージョン法、ゾル−ゲル法などの方法がある。
本発明の酸素吸放出材は、それのみで、あるいは Al2O3など他の酸化物と混合して、触媒担体として用いることができる。例えば本発明の酸素吸放出材の粉末と Al2O3粉末との混合粉末から、コージェライトあるいは金属箔などから形成されたハニカム基材にコート層を形成し、それに貴金属を担持することで排ガス浄化用触媒を製造することができる。貴金属は Al2O3粉末のみに担持してもよい。三元触媒の場合は、目的とする OSCに応じたCeO2量となるように、本発明の酸素吸放出材の混合量を調整すればよい。
CeO2にPtなどを担持した触媒では、Ptなどの粒成長が抑制されることがわかっている。そこで、本発明の酸素吸放出材に貴金属を担持する場合は、CeO2を含むコア部に担持するのが望ましい。このような触媒を調製するには、先ずコア部を構成する酸化物粒子に貴金属を担持しておき、その表面にシェル部を形成すればよい。
本発明の排ガス浄化用触媒は、上記のようにして調製され、コア部に貴金属を担持しシェル部で覆われた触媒粉末を含んでいる。この触媒粉末のみから構成してもよいが、アルミナなど他の担体酸化物に貴金属を担持した粉末と混合されているのが好ましい。例えば三元触媒とする場合は、本発明に係る酸素吸放出材のコア部にPtを担持した触媒粉末と、ZrO2にRhを担持した触媒粉末と、 Al2O3にPtを担持した触媒粉末と、の三種の触媒粉末の混合物とするのが特に好ましい。
このようにコア部に貴金属を担持した触媒粉末を含む本発明の排ガス浄化用触媒によれば、貴金属の粒成長を抑制することができ耐久性が向上する。またCeO2と貴金属とが近接しているのでコア部の OSCが向上し、しかも貴金属はシェル部の遷移金属とも近接しているため、酸素吸放出材全体としての OSCも向上する。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
先ずCeO2−ZrO2固溶体粉末(モル比Ce:Zr=1:1)の50gをエタノール 150ccに分散させ、そこへトリエトキシ鉄粉末5gを加えて溶解させた。これをよく撹拌しながら、蒸留水15ccを少しずつ1時間かけて滴下した。この過程では、CeO2−ZrO2固溶体粒子の表面に酸化鉄前駆体が析出して付着する。
先ずCeO2−ZrO2固溶体粉末(モル比Ce:Zr=1:1)の50gをエタノール 150ccに分散させ、そこへトリエトキシ鉄粉末5gを加えて溶解させた。これをよく撹拌しながら、蒸留水15ccを少しずつ1時間かけて滴下した。この過程では、CeO2−ZrO2固溶体粒子の表面に酸化鉄前駆体が析出して付着する。
その後エバポレータで溶媒を蒸発させ、固形物を 120℃で2時間乾燥後、 500℃で2時間焼成し、本実施例の酸素吸放出材を調製した。この酸素吸放出材は、図1に示すようにCeO2−ZrO2固溶体粒子からなるコア部10と、 Fe2O3からなりコア部10の表面を膜状に被覆したシェル部11と、から構成されている。シェル部11のFe量は、コア部10のCeに対して7.6モル%である。
次に、上記で調製された酸素吸放出材粉末20重量部と、 Al2O3粉末に予めPtが1重量%担持されたPt/ Al2O3粉末80重量部とを混合し、アルミナゾルなどのバインダ及びイオン交換水と混合してスラリーを調製した。そしてコージェライト製の体積 1.3Lのハニカム基材にウォッシュコートし、乾燥後 500℃で2時間焼成して触媒層を形成し、本実施例のハニカム触媒を調製した。ハニカム基材の1Lあたり、コート層は 120g形成され、Ptは 1.2g担持されている。
また上記と同様の組成にて、定法でペレット触媒を調製した。
本実施例の排ガス浄化用触媒は、図2に示すように、本実施例の酸素吸放出材粉末1と、 Al2O3粉末2とが混合されてなり、Pt3は Al2O3粉末2のみに担持されている。
(実施例2)
先ずCeO2−ZrO2固溶体粉末(モル比Ce:Zr=1:1)の50gに所定濃度のジニトロジアンミン白金溶液の所定量を含浸させ、よく撹拌しながら蒸発乾固してPtを1重量%担持したPt/CeO2−ZrO2粉末を調製した。この全量をエタノール 150ccに分散させ、そこへトリエトキシ鉄粉末5gを加えて溶解させた。これをよく撹拌しながら、蒸留水15ccを少しずつ1時間かけて滴下した。この過程では、Pt/CeO2−ZrO2粒子の表面に酸化鉄前駆体が析出して付着する。
先ずCeO2−ZrO2固溶体粉末(モル比Ce:Zr=1:1)の50gに所定濃度のジニトロジアンミン白金溶液の所定量を含浸させ、よく撹拌しながら蒸発乾固してPtを1重量%担持したPt/CeO2−ZrO2粉末を調製した。この全量をエタノール 150ccに分散させ、そこへトリエトキシ鉄粉末5gを加えて溶解させた。これをよく撹拌しながら、蒸留水15ccを少しずつ1時間かけて滴下した。この過程では、Pt/CeO2−ZrO2粒子の表面に酸化鉄前駆体が析出して付着する。
その後エバポレータで溶媒を蒸発させ、固形物を 120℃で2時間乾燥後、 500℃で2時間焼成し、本実施例の触媒粉末を調製した。この触媒粉末1’は、図3に示すようにCeO2−ZrO2固溶体粒子からなるコア部10と、 Fe2O3からなりコア部10の表面を膜状に被覆したシェル部11と、コア部10とシェル部11の間でコア部10に担持されたPt3と、からなる粒子から構成されている。シェル部11のFeは、コア部10のCeに対して7.6モル%である。
次に、上記で調製された触媒粉末20.8重量部と、 Al2O3粉末に予めPtが1重量%担持されたPt/ Al2O3粉末80重量部とを混合し、アルミナゾルなどのバインダ及びイオン交換水と混合してスラリーを調製した。そしてコージェライト製の体積 1.3Lのハニカム基材にウォッシュコートし、乾燥後 500℃で2時間焼成して触媒層を形成し、本実施例のハニカム触媒を調製した。ハニカム基材の1Lあたり、コート層は 120g形成され、Ptは 1.2g担持されている。
また上記と同様の組成にて、定法でペレット触媒を調製した。
(比較例1)
実施例1と同様のCeO2−ZrO2固溶体粉末20重量部と、 Al2O3粉末に予めPtが1重量%担持されたPt/ Al2O3粉末80重量部と、の混合粉末から触媒層を形成したこと以外は実施例1と同様にしてハニカム触媒を調製した。また同様の組成にて、定法でペレット触媒を調製した。
実施例1と同様のCeO2−ZrO2固溶体粉末20重量部と、 Al2O3粉末に予めPtが1重量%担持されたPt/ Al2O3粉末80重量部と、の混合粉末から触媒層を形成したこと以外は実施例1と同様にしてハニカム触媒を調製した。また同様の組成にて、定法でペレット触媒を調製した。
(比較例2)
実施例1と同様のCeO2−ZrO2固溶体粉末20重量部と、 Fe2O3粉末 0.8重量部と、 Al2O3粉末に予めPtが1重量%担持されたPt/ Al2O3粉末80重量部と、の混合粉末から触媒層を形成したこと以外は実施例1と同様にしてハニカム触媒を調製した。また同様の組成にて、定法でペレット触媒を調製した。
実施例1と同様のCeO2−ZrO2固溶体粉末20重量部と、 Fe2O3粉末 0.8重量部と、 Al2O3粉末に予めPtが1重量%担持されたPt/ Al2O3粉末80重量部と、の混合粉末から触媒層を形成したこと以外は実施例1と同様にしてハニカム触媒を調製した。また同様の組成にて、定法でペレット触媒を調製した。
(比較例3)
実施例1と同様のCeO2−ZrO2固溶体粉末20重量部をイオン交換水に分散させ、そこへ硝酸鉄 2.4重量部を溶解した。これを撹拌しながら水を蒸発させ、固形物を 120℃で2時間乾燥後、 500℃で2時間焼成し、本比較例の酸素吸放出材を調製した。
実施例1と同様のCeO2−ZrO2固溶体粉末20重量部をイオン交換水に分散させ、そこへ硝酸鉄 2.4重量部を溶解した。これを撹拌しながら水を蒸発させ、固形物を 120℃で2時間乾燥後、 500℃で2時間焼成し、本比較例の酸素吸放出材を調製した。
この酸素吸放出材粉末を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ハニカム触媒及びペレット触媒を調製した。
<試験>
実施例及び比較例の各ハニカム触媒を 1.5Lのガソリンエンジンをもつ自動車の排気系にそれぞれ搭載し、同一条件で車庫入れを行った時のH2S 臭気を官能評価した。結果を表1に示す。
実施例及び比較例の各ハニカム触媒を 1.5Lのガソリンエンジンをもつ自動車の排気系にそれぞれ搭載し、同一条件で車庫入れを行った時のH2S 臭気を官能評価した。結果を表1に示す。
一方、実施例1及び比較例1,2の各ペレット触媒をそれぞれ耐久装置に5g充填し、λ=0.21のリーンガスとλ=3.98のリッチガスをそれぞれ1分間ずつ交互に5L/分の流量で流しながら、 800℃で5時間保持する耐久試験を行った。
耐久試験後の各ペレット触媒をそれぞれ評価装置に3g充填し、O2を1%含む窒素ガスとCOを2%含む窒素ガスをそれぞれ1分間ずつ交互に20L/分の流量で流しながら、 400℃における酸素吸蔵量を重量差から測定した。測定はそれぞれの触媒について5回ずつ行い、中央の3回分の測定値の平均値を図3に示す。
<評価>
表1に示したように、比較例の触媒ではH2S 臭が認められたのに対し、実施例の触媒ではH2S 臭が全く認められなかった。すなわちシェル部2を形成することで、H2S の生成が大きく抑制されていることが明らかである。
表1に示したように、比較例の触媒ではH2S 臭が認められたのに対し、実施例の触媒ではH2S 臭が全く認められなかった。すなわちシェル部2を形成することで、H2S の生成が大きく抑制されていることが明らかである。
また図3から、実施例1の触媒は各比較例に比べて OSCが若干向上していることから、シェル部を形成しても OSCが低下することはなく、 Fe2O3による OSCがさらに加わっていると考えられる。しかし比較例2が比較例1と同等の OSCを示していることから、 Fe2O3を粉末として混合しただけでは OSC向上の効果は得られないこともわかる。
本発明の酸素吸放出材は、三元触媒ばかりでなく、酸化触媒、NOx 吸蔵還元触媒などにも利用することができる。
1:酸素吸放出材 10:コア部 11:シェル部
2: Al2O3粉末 3:Pt
2: Al2O3粉末 3:Pt
Claims (4)
- 少なくともCeO2を含む酸化物粒子からなるコア部と、Ceより電気陰性度が高い遷移金属から選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含み該コア部の表面を被覆するシェル部と、からなることを特徴とする排ガス浄化用酸素吸放出材。
- 前記金属の酸化物は、Fe、Co、Cr及びMnから選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物である請求項1に記載の排ガス浄化用酸素吸放出材。
- 少なくともCeO2を含む酸化物粒子からなるコア部と、Ceより電気陰性度が高い遷移金属から選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物を含み該コア部の表面を被覆するシェル部と、からなる担体粒子と、
該コア部に担持された貴金属と、からなる触媒粉末を含むことを特徴とする排ガス浄化用触媒。 - 前記金属の酸化物は、Fe、Co、Cr及びMnから選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物である請求項3に記載の排ガス浄化用触媒。
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