JP2006326078A - 血流動態解析装置、x線ct装置、mri装置、及び血流動態解析プログラム - Google Patents

血流動態解析装置、x線ct装置、mri装置、及び血流動態解析プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】血流動態解析において、操作者の手間や負担を増やすことなくDelayやDispersionの影響を取り除き定量的な精度を向上する。
【解決手段】
医用画像撮影装置で撮影した断層像に基づいて動脈入力関数と各注目画素における時間−濃度曲線を求める(S401〜407)。注目画素毎に、血流到達時間のずれ又は時間−濃度曲線の形状のなまり、を補正するための補正パラメータを算出する(S408)。その補正パラメータに基づいて各注目画素毎に動脈入力関数を補正する(S409)。補正後の動脈入力関数と注目画素毎の時間−濃度曲線とに基づいて伝達関数を求め(S410)、生体機能情報を生成する(S412)。
【選択図】図4

Description

本発明は血流動態解析装置、X線CT装置、MRI装置、及び血流動態解析プログラムに係り、特にX線や電磁波を用いて被検体の時間変化に依存する生体機能情報を得ることが可能なコンピュータ断層診断装置の提供する断層像から生体機能情報解析等の画像解析を行うことに対して有用な技術に関するものである。
従来、ダイナミック撮影を行うコンピュータ断層診断装置として、陽電子放射断層撮影装置(Positron Emission Tomography :PET)や単光子放射CT(Single Photon Emission CT:SPECT)などの核医学装置があった。核医学装置による血流動態計測では、放射性核種を被検体内に注入し、核種からの放射線をシンチレーションカメラで計測すると、横断面の放射性核種分布像を得られ、この放射性核種分布像を解析することで、器官の生体機能情報を解析していた。
その他、ダイナミック撮影を行うコンピュータ断層診断装置として、X線CT装置があった。単純X線CT像では病変の超早期相の診断が困難である場合には、X線CT装置によるダイナミック撮影では、コントラストを付けるために主にヨード系の造影剤を用いていた。造影剤を注入しダイナミックスキャンを行うと、造影剤濃度とCT値は比例関係にあることから、撮影断面の時間変化の情報が得られる。撮影断面の時間変化から各組織のCT値の時間変化である時間−濃度曲線が得られ、この時間−濃度曲線を解析することで器官の生体機能情報を解析していた。
更に他のダイナミック撮影を行うコンピュータ断層診断装置として、MR装置があった。高磁場MR装置では非造影の診断方法もあるが、高磁場MR装置でコントラストの良い画像を得たい場合や低磁場MR装置においては、主にガドリニウム系の造影剤を用いていた。MR装置においても撮影断面の時間変化から各組織のMR値の相対的信号強度変化率である時間−濃度曲線が得られる。この時間-濃度曲線を解析することで器官の時間変化に依存する生体機能情報を解析していた。
血流動態を解析するアルゴリズムとして、first-moment法(ガンマフィッティング法)がある。first-moment法では、時間−濃度曲線をガンマ関数などでフィッティングすることで第一循環成分を抽出し、フィッテイングカーブのピーク値や曲線下面積から血流情報を算出していた。
その他の血流動態を解析するアルゴリズムとして、最大勾配法(maximum slope法)があった。最大勾配法では、各組織における時間−濃度曲線の傾きの最大値を動脈における時間−濃度曲線のCT値上昇の最大値で割ることで血流量を算出していた。
その他の血流動態を解析するアルゴリズムとして、deconvolution法があった。deconvolution法では、動脈における時間−濃度曲線(動脈入力関数:Arterial Input Function)と各組織における時間−濃度曲線(組織出力関数)をdeconvolution演算することで伝達関数を求め、伝達関数から血流情報を算出していた。Deconvolution法は他の手法に比べて、定量性や造影剤注入速度の点で利点があり、近年最も主流となってきているアルゴリズムである。
deconvolution法においては、動脈入力関数をいかに適切に設定するかによって、解析結果の信頼性が変化する。動脈入力関数は、理想的には動脈入力関数は毛細血管網ごとに、いいかえると画素ごとに設定することが望ましい。
しかしながらすべての毛細血管網に対して血流の流入経路を特定することは困難である。したがって通常は、健常側における前大脳動脈や中大脳動脈などの主幹動脈を全ての画素に対する動脈入力関数として代表させて解析していた。本明細書では、この手法を従来手法1と呼ぶ。
その他の動脈入力関数の設定方法として、特許文献1に開示されているように、右前大脳動脈、左前大脳動脈、右中大脳動脈、左中大脳動脈、右後大脳動脈、左後大脳動脈、の6の主幹動脈を動脈入力関数として設定し、それぞれの血流支配領域内の画素を、その血流支配領域に最適な主幹動脈を前述の6つの中から選択して解析する手法(本明細書では「従来手法2」という)がある。
また、特許文献2の血流動態解析装置は、入力した断層像に基づいて流入動脈及び各組織の時間−濃度曲線をフーリエ変換し、これから逆フィルタを算出する。この逆フィルタを各組織における時間−濃度曲線のフーリエ変換に掛け合わせることで各組織の伝達関数を求め、この伝達関数を使用して生体機能情報を算出する。
特開2003−190148号公報 特開2004−97665号公報
本発明者は、上記従来技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。非特許文献1(INNERVISION(19.1)2004)によると、健常側の一個の主幹動脈で全ての動脈入力関数を代表させると、特に疾患側での虚血状態を過大評価する傾向がある。これは健常側の主幹動脈で全ての画素に対する動脈入力関数を代表させているため、トレーサーの到達時間の違い(Delay)や時間−濃度曲線の形状のなまり(Dispersion)の影響を考慮せずに解析しているためである。したがって従来手法1では、疾患側に虚血状態を過大評価してしまうという問題があった。
従来手法2では、血流支配領域ごとに動脈入力関数を設定しているため従来手法に比べると虚血状態を過大評価する問題はある程度改善されている。しかしながら従来手法2では従来手法1に比べて、1個の主幹動脈で代表させて解析する領域の範囲が小さくなっているだけであり、1画素ごとに設定しているわけではない。すなわち1画素ごとにDelayやDispersionの影響を補正しているわけではない。したがって虚血状態を過大に評価する程度は改善されるものの、過大評価を完全に補正することはできないという問題があった。また、動脈入力関数用に計6個の動脈を設定しなければならないため、1個指定すればよい従来手法1に比べて操作者の手間や負担が大きいという問題があった。また6個の動脈を指定するのに消費する時間が大きいため、急性期脳梗塞のように迅速性が要求される検査には不向きという問題もあった。
本発明の目的は、CT PerfusionやMR Perfusionに代表される血流動態解析において、動脈入力関数を設定する際の操作者の負担や消費時間を増やすことなく、DelayやDispersionに起因する虚血状態の過大評価を是正可能であるような、血流動態解析装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、医用画像撮影装置で撮影した断層像に含まれる流入動脈を設定する設定手段と、前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求める演算手段であって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数と、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求める演算手段と、注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまりと、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求める補正手段と、前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求める伝達関数算出手段と、前記各伝達関数に基づいて生体機能情報を算出する機能情報算出手段と、を備えたことを特徴とする。
ここでいう「前記動脈入力関数の形状なまり」とは、操作者が動脈入力案数として設定した主幹動脈(流入動脈)から注目画素まで血流が流れていく段階で生じる時間―濃度曲線の形状変化のことをいう。
また、前記補正パラメータ算出手段は、前記動脈入力関数と、前記流入動脈の周辺組織を構成する画素の時間−濃度曲線と、前記出力関数とに基づいて補正パラメータを算出する、ことを特徴とする。
また、前記補正パラメータ算出手段は、各時間−濃度曲線に対するガンマ関数型のフィッティング曲線における諸係数から補正パラメータを算出する。
また、前記補正パラメータ算出手段は、各時間−濃度曲線の半値幅、ピーク値、及び血流到達時間に基づいて補正パラメータを算出する。
また、前記設定手段は、前記断層像を複数の領域に分割し、前記領域毎に流入動脈を設定し、前記演算手段は、前記流入動脈毎に動脈入力関数を求め、前記補正パラメータ手段は、前記領域毎に求められた前記動脈入力関数と、その動脈入力関数に対応する流入動脈が含まれる領域に含まれる各注目画素の出力関数と、に基づいて補正パラメータを算出する。
また、本発明に係るX線CT装置は、被検体にX線を照射するX線管と、前記X線管に前記被検体を挟んで対向して配置され、前記被検体を透過したX線を検出してX線透過データを出力するX線検出器と、前記X線源及び前記X線検出器を搭載して回転可能な回転手段と、前記X線透過データに基づいて再構成演算処理を行い断層像を生成する画像処理装置と、前記断層像を表示するための表示装置と、を備えたX線CT装置において、前記断層像に含まれる少なくとも一つの流入動脈を設定する設定手段と、前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求める演算手段であって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数と、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求める演算手段と、注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまり、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求める補正手段と、前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求める伝達関数算出手段と、前記各伝達関数を使用して生体機能情報を算出する機能情報算出手段と、を備え、前記表示装置に、前記生体機能情報に基づく生体機能画像を表示する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、被検体に静磁場と高周波パルスと傾斜磁場とを印加する撮影シーケンスを実行して前記被検体から発生する磁気共鳴信号を受信し、該受信した磁気共鳴信号に基づいて断層像を生成して表示する磁気共鳴イメージング装置であって、断面位置出力手段から出力される被検体の断面位置に基づいて前記高周波パルスと前記傾斜磁場との印加を制御し、前記断面位置の断層像を生成して表示する磁気イメージング装置において、前記断層像に含まれる少なくとも一つの流入動脈を設定する設定手段と、前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求める演算手段であって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数を求めるとともに、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求める演算手段と、注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまりと、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求める補正手段と、前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求める伝達関数算出手段と、前記各伝達関数に基づいて生体機能情報を算出する機能情報算出手段と、前記生体機能情報に基づいて生体機能画像を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る血流動態解析プログラムは、医用画像撮影装置が撮影して得た撮影データを読み込むステップと、前記読み込んだ撮影データに基づいて生成した断層像に含まれる流入動脈の設定を受付けるステップと、前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求めるステップであって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数を求めるとともに、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求めるステップと、注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまりと、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出するステップと、前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求めるステップと、前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求めるステップと、前記各伝達関数に基づいて生体機能情報を算出するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、血流動態解析において、操作者の手間や負担を増やすことなくDelayやDispersionの影響を取り除き定量的な精度を向上できるという効果がある。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像処理装置の好ましい実施の形態について詳説する。
<第一実施形態>
図1は本発明に係る血流動態解析装置が適用されたX線CT装置を示す概略構成図である。
X線CT装置1は、スキャナ10、寝台12、寝台12の天板14、画像処理装置(操作卓)20、表示装置としてのモニタ25、および操作装置としてのキーボード28とを備える。
スキャナ10は図示はしないもののX線がX線管制御装置によって制御されるX線管を備える。X線管から放射されたX線は、コリメータ制御装置によって制御されるコリメータにより例えば、角錐形のX線ビームすなわちコーンビームX線とされ、被検体に照射される。被検体を透過したX線はX線検出器に入射する。
X線検出器は、チャネル方向と列方向とに二次元的に配列された複数のX線検出素子を備える。X線検出器にはデータ収集装置が接続されている。データ収集装置はX線検出器の個々のX線検出素子の検出データを収集する。
画像処理装置17は、X線CT装置の操作卓13と一体化して形成されるが、外付けのコンピュータであってもよい。
次に図2に基づいて画像処理装置20のハードウェア構成を説明する。
画像処理装置20は、中央処理装置(CPU)21と、モニタ25に表示する画像の一時的な記憶、演算を行う画像の一時的な展開、及びプログラム実行時の作業領域となるメモリ22と、複数の画像を格納するとともに、オペレーティングシステム(OS)、上記位置ずれ補正処理プログラムを含む各種のソフトウェア等が格納される磁気ディスク23と、表示用画像データを一時的に記憶する表示メモリ24と、表示装置としてのモニタ25と、操作手段の一つであって、位置座標指定手段であるマウス26と、そのマウス26のコントローラ27と、キーボード28と、上記各構成要素を接続するバス29とを備える。上記CPUに代えてDigital Signal Processor(DSP)やMicroProcessor Unit(MPU)を備えてもよい。またモニタ25は、X線CT装置1の操作卓と一体化に構成しても良いし、あるいは独立して構成してもよい。
画像処理装置20には、解析対象となる画素(以下「注目画素」という。)毎に動脈入力関数を補正し、補正後の動脈入力関数と各画素ごとの時間―濃度曲線(以下「出力関数」という。)とに基づいて伝達関数を求め、この伝達関数に基づいて各注目画素毎に生体機能情報を求めてマッピングし、生体機能情報画像を生成する血流動態解析プログラムがインストールされる。
図3は、血流動態解析プログラムの機能を示すブロック図である。
CPU21は、プログラムである画像データ読込部21a、動脈設定部21b、演算部21c、補正パラメータ算出部21d、補正部21f、伝達関数算出部21g、機能情報算出部21h、画像生成部21iを実行する。これらのプログラムは、磁気ディスク23に記憶されており、CPU21により適宜メモリ22に読み出されて実行される。
画像データ読込部21aは、血流動態解析の対象となる断層像を示す画像データを読み込む。画像データは、X線CT装置1や後述する磁気共鳴イメージング装置(以下「MRI装置」と記載する。)80から直接読み込んでもよいし、これらX線CT装置1や後述するMRI装置80といった医用画像撮影装置が生成した画像データを格納した画像データベースから読み込んでもよい。
動脈設定部21bは、オリジナルの動脈入力関数として用いる主幹動脈(流入動脈)の設定を行うもので、モニタ25に断層像を表示させ、操作者がマウス26により主幹動脈の位置をクリックして指定し、この指定した位置座標を検出して主幹動脈を設定する。主幹動脈は、自動的に設定してもよい。
演算部21cは、各画素毎に時間―濃度曲線を算出する。演算部21cが、主幹動脈領域に含まれる画素に基づいて算出した時間―濃度曲線を「動脈入力関数」という。また、主幹動脈以外の各組織に含まれる画素毎に算出した時間−濃度曲線を「出力関数」という。
補正パラメータ算出部21dは、操作者が指定したオリジナルの動脈入力関数を補正するためのパラメータを算出する。補正パラメータの算出方法については後述する。
補正部21fは、補正パラメータに基づいてオリジナルの動脈入力関数を補正する。
伝達関数算出部21gは、各画素毎に応じて補正された動脈入力関数とその画素の時間―濃度曲線とに基づいて伝達関数を求める。
機能情報算出部21hは、その伝達関数により生体機能情報を算出する。
画像生成部21iは、機能情報算出部21hが生成した生体機能情報をその画素に対応する座標位置にマッピングし、機能画像を生成する。
<処理の流れ>
図4は、本発明に係る血流動態解析装置の実施の形態における、データ読み込みから出力画像の表示までの処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS401では、画像データ読込部21aが処理対象となる画像を読み込み、メモリ22に格納する(S401)。このとき磁気ディスク23や図示しないネットワークを介して接続された画像データベースに既に保存されている画像を読み込んでもよいし、X線CT装置1又は後述するMRI装置81によって新規に収集されたデジタル画像データを読み込んでもよい。
ステップS402では、画像処理装置21は、CT画像やMR画像中に写りこんでいる骨や寝台、ルームエアーなどの生体機能情報の解析に不要な領域を削除する(S402)。不要領域を削除する方法は特許文献2に開示されている手法、具体的には、原画像に対し不要領域を必要な領域とを分ける2値化処理を行い、この2値化画像に対し輪郭線を抽出し、輪郭線の内部を1で塗りつぶしてマスク画像を生成する処理、により行なうことができる。なおステップS402は省略可能であるが、演算時間短縮のためにはステップS402を実行することが望ましい。
ステップS403では、画像処理装置21が画像フィルタによってノイズ除去処理を行う(S403)。画像フィルタは公知の平滑化フィルタを用いてもよいが、特願2004-148690号公報やRSNA2004(infoRad 9414)にて発明者が開示しているような解像度を維持したノイズ除去が可能なフィルタを用いることが望ましい。なおステップS403は省略可能であるが解析精度を向上させるためにはステップS403を実行することが望ましい。
ステップS404では、各画素における時間-濃度曲線を算出する(ステップS404)。演算部21cは、各画素毎に時間−濃度曲線を算出する。時間-濃度曲線は、画素ごとに各時相における画素値を取り出すことで得られる。
ステップS405では、画像処理装置21が、時間-濃度曲線から第一循環成分を抽出する(ステップS405)。第一循環成分を抽出する手法は、ガンマ関数によるフィッティングや指数関数による外挿など公知の手法でよい。
ステップS406では、動脈設定部21bを用いて動脈入力関数に用いる動脈を設定する(ステップS406)。このとき、Partial Volume Averaging(PVA)効果の補正に用いる静脈も設定することが望ましい。動脈、静脈の設定方法は、入力手段11を用いて画像上にROI(関心領域)を設定するなどの手動設定の方法を用いてもよく、特開2004−97665号公報に開示されているような自動設定の方法、具体的には流入動脈と流入静脈の中心画素を算出し、その中心画素周辺の画素に対して、ピーク値が閾値以上の画素とそうでない画素とを分離し、ピーク値が閾値以上の画素のうち中心画素を含んだ連結画素を抽出することにより流入動脈と流出動脈とを自動決定する方法、を用いてもよい。なお、ステップS406を実行するタイミングは、図1で示した位置に限定されるものではなく、ステップS401より後ろでステップS407より前の位置ならばどの時点で実行してもよい。
ステップS407では、PVA効果を補正する(ステップS407)。PVA効果の補正方法は、特開2004−97665号公報に開示されている手法、具体的には、流入動脈のピーク値をPa、流出静脈のピーク値をPvとし、流入動脈の時間−濃度曲線をPv/Pa倍して流入動脈におけるPVA硬貨を補正する方法、を用いればよい。なおステップS407は省略可能だが、定量性を向上させるためにはステップS407を実行することが望ましい。また、ステップS407を実行するタイミングは、図1で示した位置に限定されるものではなく、ステップ206より後ろでステップS411より前の位置ならばどの時点で実行してもよい。
ステップS408では、補正パラメータ算出部21dを用いて動脈入力関数のDelay、Dispersion補正用のパラメータを算出する(ステップS408)。
ステップS409では、補正部21fを用いて動脈入力関数を補正する(ステップS409)。補正パラメータの算出方法および補正方法については後述する。
ステップS410では、伝達関数算出部21gは、ステップS409で得られた補正後の動脈入力関数とステップS405で得られた第一循環成分抽出後の各組織における時間-濃度曲線から伝達関数を算出する(ステップS410)。伝達関数の算出方法は、特開2004−97665に開示されている流入動脈における時間−濃度曲線と組織における時間−濃度曲線を逆畳み込み演算すれる方法を用いればよい。
ステップS411では、機能情報算出部21hは、ステップS410で算出された伝達関数から血流量、血液量、平均通過時間などの血流情報、すなわち生体機能情報値を算出する(ステップS411)。伝達関数から血流情報を算出する手法は特開2004−97665に開示されている手法、具体的には、血流量は伝達関数の最大値から求め、血液量は伝達関数の曲線下面積から求め、平均通過時間は伝達関数の幅から求める手法、を用いてもよく、公知の手法を用いてもよい。
ステップS408からステップS411までの処理は、解析対象となる臓器中の全ての画素に対して画素ごとに実行する。
ステップS412では、画像生成部21iが算出された各画素における機能情報値をマッピングし機能画像を得る(ステップS412)。ステップS403からステップS412までの各処理は、画像中の全ての画素に対して実行してもよいが、演算時間短縮のためにはステップS402で取り除いた不要領域は除外し、解析対象臓器の領域内の画素に対してのみ、各処理を実行することが望ましい。
ステップS413では、ステップS412で作成した機能画像をモニタ25に表示する(ステップS413)。
ステップS414では、必要に応じて機能画像を磁気ディスク23に保存する(ステップS414)。機能画像を保存する必要がない場合、ステップS414は省略してもよい。またステップS414はステップS413の前に実行してもよい。
<第一の補正パラメータの算出方法および補正方法>
次に、補正パラメータの算出方法および補正方法について説明する。図5は補正パラメータの算出方法および補正方法1を示す模式図である。
モニタ25に、機能画像を作りたい断層像500を表示する。操作者は、断層像500のうちの1箇所を、オリジナルの動脈入力関数を作成する箇所として指定する。図5では、操作者がマウス27やトラックボールなどの入力手段を用いて断層像500上の点501を指定したとする。
演算部21cは、点501の時間−濃度曲線を算出し、動脈入力関数をAIForg(t)を生成する。図5の510は、動脈入力関数AIForg(t)のグラフと式とを示す。更に、演算部21cは、動脈周辺の画素における時間−濃度曲線をTDC1(t)、注目画素における時間−濃度曲線をTDC2(t)を生成する。図5の520及び530は、動脈周辺の画素における時間−濃度曲線をTDC1(t)及び注目画素における時間−濃度曲線をTDC2(t)のグラフと式とを示す。上記時間−濃度曲線は次式のようにガンマ関数で近似することが可能である。
Figure 2006326078
ここで補正パラメータ算出部21dは、TDC1とTDC2における各係数の比較して補正パラメータ540を算出する。そして、補正部21fは、補正パラメータ540を用いて動脈入力関数AIForg(t)を次式のように補正し、注目画素に対する動脈入力関数AIFcor(t)を決定する。図5の550は、注目画素に対する動脈入力関数AIFcor(t)のグラフと式とを示す。
Figure 2006326078
数2式に従って1画素ごとに決定したAIFcor(t)を用いて伝達関数の算出を行うことにより、操作者の手間や負担を増やすことなくDelayおよびDispersionの影響を補正可能である。
<第二の補正パラメータの算出方法および補正方法>
図6は第二の補正パラメータの算出方法および補正方法を示す模式図である。
図5と同様、図6は断層像600、操作者が指定した動脈入力関数を生成する基準点を点601、610は操作者が指定した点601の時間―濃度曲線である動脈入力関数をAIForg(t)のグラフと式とを示す。更に、図6の620及び630は、動脈周辺の画素における時間-濃度曲線をTDC1(t)及び注目画素における時間-濃度曲線をTDC2(t)のグラフと式とを示す。また、動脈周辺の画素における時間-濃度曲線TDC1(t)の半値全幅とピーク値、到達時間をそれぞれW1、H1、AT1、注目画素における時間-濃度曲線TDC2(t)の半値全幅とピーク値、到達時間をそれぞれW2、H2、AT2とする。AIForg(t)は数1式の(1)式のようにガンマ関数で近似できる。550は、は、半値全幅とピーク値、到達時間の比較から補正パラメータ540を算出し、補正部21fは、AIForg(t)を数3式のように補正し、注目画素に対する動脈入力関数AIFcor(t)を決定する。
Figure 2006326078
数3式に従って1画素ごとに決定したAIFcor(t)を用いて伝達関数の算出を行うことにより、操作者の手間や負担を増やすことなくDelayおよびDispersionの影響を補正可能である。第二の補正方法(図6参照)では、操作が設定した動脈入力関数に対してのみガンマ関数によるフィッテングを行い、動脈周辺の画素における時間-濃度曲線や注目画素における時間-濃度曲線に対してはフィッテングを行わないため、第一の補正方法(図5参照)に比べて短時間でDelayおよびDispersionの影響を補正可能である。
<第三の補正パラメータの算出方法および補正方法>
図7は第三の補正パラメータの算出方法および補正方法を示す模式図である。
図5と同様、図7は断層像700、操作者が指定した動脈入力関数を生成する基準点を点701、710は操作者が指定した点701の時間―濃度曲線である動脈入力関数をAIForg(t)のグラフと式とを示す。更に、図7の720及び730は、動脈周辺の画素における時間-濃度曲線をTDC1(t)及び注目画素における時間-濃度曲線をTDC2(t)のグラフと式とを示す。また、動脈周辺の画素における時間-濃度曲線TDC1(t)の半値全幅とピーク値、到達時間をそれぞれW1、H1、AT1、注目画素における時間-濃度曲線TDC2(t)の半値全幅とピーク値、到達時間をそれぞれW2、H2、AT2とする。カーブフィッテングを行わない場合、AIForg(t)は次式のような離散データとして表される。
Figure 2006326078
半値全幅とピーク値、到達時間の比較から補正パラメータ740を求め、この補正パラメータ740に基づいてAIForg(t)を次式のように補正し、補正後の注目画素に対する動脈入力関数AIFcor(t)を決定する。750は、補正後の動脈入力関数を示す。
Figure 2006326078
数5式に従って1画素ごとに決定したAIFcor(t)を用いて伝達関数の算出を行うことにより、操作者の手間や負担を増やすことなくDelayおよびDispersionの影響を補正可能である。第三の補正方法では、ガンマ関数によるフィッテングをまったく行わないため、第二の補正方法よりもさらに短時間でDelayおよびDispersionの影響を補正可能である。
<第二実施形態>
図8は本発明に係るMRI装置の実施の形態を示す全体構成を示す模式図である。
図8に示すMRI装置80は、例えば、垂直磁場方式0.3T永久磁石MRI装置であり、垂直な静磁場を発生させる上部磁石81と下部磁石82、これらの磁石を連結するとともに上部磁石81を支持する支柱83、制御部84などを含んで構成されている。MRI装置1の図示しない傾斜磁場発生部は、傾斜磁場をパルス的に発生させ、最大傾磁場強度15mT/mで、スルーレート20mT/m/msである。更に、MRI装置1は、静磁場中の被検体85に核磁気共鳴を生じさせるための図示しないRF送信器、被検体85からの核磁気共鳴信号を受信する図示しないRF受信器を備え、これらは12.8MHzの共振型コイルで構成されている。
制御部84は、ワークステーションで構成され、傾斜磁場発生部、RF送信器、RF受信器などを制御する。
モニタ95は、被検体85の断層面の画像を表示するものである。
また、制御部84には、画像処理装置90が接続される。画像処理装置90は、制御部84から被検体85の磁気共鳴信号を受信し、その磁気共鳴信号に基づいて断層像を生成しモニタ95に表示する。
画像処理装置90は、第一実施形態と同様、図2に示すCPU、メモリ、磁気ディスク、表示メモリ、モニタ95、マウス97、コントローラ、キーボード及びバスを備える。また画像処理装置90は、図3に示す血流動態解析プログラムが格納される。画像処理装置90のCPUは、プログラムである画像データ読込部21a、動脈設定部21b、演算部21c、補正パラメータ算出部21d、補正部21f、伝達関数算出部21g、機能情報算出部21h、画像生成部21iを実行する。これらのプログラムは、磁気ディスク23に記憶されており、CPU21により適宜メモリ22に読み出されて実行される。これらのプログラムの処理の流れ及び補正パラメータの算出方法は第一実施形態と同様である。
<第三の実施形態>
上記実施形態においては、主幹動脈を一つだけ設定したが、断層像における解析対象領域を複数に分割し、その分割した領域毎に主幹動脈を設定してもよい。図9は、第三実施形態に係る主幹動脈の設定を示す模式図であって、被検体の頭部断層像を点線に沿って左右二つの領域に分割し、各分割領域毎に主幹動脈を設定した状態を示す図である。
図9では、左領域は、左斜め斜線で示す。同様に、右領域は、右斜め斜線で示す。
操作者は、左領域に含まれる一つの主幹動脈100を指定する。同様に、操作者は、右領域に含まれる一つの主幹動脈110を指定する。画像処理装置は、主幹動脈100及び110に基づいてそれぞれ動脈入力関数を求める。そして、左領域に含まれる各画素について、主幹動脈100の動脈入力関数を補正した補正後の動脈入力関数を算出する。そして、左領域に含まれる各画素についての出力関数と、主幹動脈100の動脈入力関数を補正した補正後の動脈入力関数とに基づいて伝達関数を算出する。
同様に、右領域に含まれる各画素について、主幹動脈110の動脈入力関数を補正した補正後の動脈入力関数を算出する。そして、右領域に含まれる各画素についての出力関数と、主幹動脈110の動脈入力関数を補正した補正後の動脈入力関数とに基づいて伝達関数を算出する。
これらの伝達関数を用いて機能情報を算出し、機能画像を生成する。
本実施の形態により、各画素における動脈入力関数を更に精度よく求めることができる。
本発明が適用されるX線CT装置を示す概略構成図 画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図 血流動態解析プログラムの機能ブロック図 第一実施の形態の処理の流れを示すフローチャート 第一の補正パラメータの算出方法および補正方法1を示す模式図 第二の補正パラメータの算出方法および補正方法を示す模式図 第三の補正パラメータの算出方法および補正方法を示す模式図 本発明が適用されるMRI装置の概略構成図 第三実施形態に係る主幹動脈の設定を示す模式図
符号の説明
1…X線CT装置、10…スキャナ、12…寝台、14…天板、20…画像処理装置、25…モニタ、28…キーボード、80…MRI装置、81…上部磁石81、82…下部磁石、83…支柱、84…制御部、85…被検体、90…画像処理装置、95…モニタ、97…マウス

Claims (8)

  1. 医用画像撮影装置で撮影した造影剤を注入された被検体の断層像に含まれる流入動脈を設定する設定手段と、
    前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求める演算手段であって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数と、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求める演算手段と、
    注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまりと、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、
    前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求める補正手段と、
    前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求める伝達関数算出手段と、
    前記各伝達関数に基づいて生体機能情報を算出する機能情報算出手段と、
    を備えたことを特徴とする血流動態解析装置。
  2. 前記補正パラメータ算出手段は、前記動脈入力関数と、前記流入動脈の周辺組織を構成する画素の時間−濃度曲線と、前記出力関数とに基づいて補正パラメータを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の血流動態解析装置。
  3. 前記補正パラメータ算出手段は、各時間−濃度曲線に対するガンマ関数型のフィッティング曲線における諸係数から補正パラメータを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の血流動態解析装置。
  4. 前記補正パラメータ算出手段は、各時間−濃度曲線の半値幅、ピーク値、及び血流到達時間に基づいて補正パラメータを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の血流動態解析装置。
  5. 前記設定手段は、前記断層像を複数の領域に分割し、前記領域毎に流入動脈を設定し、
    前記演算手段は、前記流入動脈毎に動脈入力関数を求め、
    前記補正パラメータ手段は、前記領域毎に求められた前記動脈入力関数と、その動脈入力関数に対応する流入動脈が含まれる領域に含まれる各注目画素の出力関数と、に基づいて補正パラメータを算出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の血流動態解析装置。
  6. 造影剤を注入された被検体にX線を照射するX線管と、
    前記X線管に前記被検体を挟んで対向して配置され、前記被検体を透過したX線を検出してX線透過データを出力するX線検出器と、
    前記X線源及び前記X線検出器を搭載して回転可能な回転手段と、
    前記X線透過データに基づいて再構成演算処理を行い断層像を生成する画像処理装置と、
    前記断層像を表示するための表示装置と、
    を備えたX線CT装置において、
    前記断層像に含まれる少なくとも一つの流入動脈を設定する設定手段と、
    前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求める演算手段であって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数と、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求める演算手段と、
    注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまり、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、
    前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求める補正手段と、
    前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求める伝達関数算出手段と、
    前記各伝達関数を使用して生体機能情報を算出する機能情報算出手段と、を備え、
    前記表示装置に、前記生体機能情報に基づく生体機能画像を表示する、
    ことを特徴とするX線CT装置。
  7. 造影剤を注入された被検体に静磁場と高周波パルスと傾斜磁場とを印加する撮影シーケンスを実行して前記被検体から発生する磁気共鳴信号を受信し、該受信した磁気共鳴信号に基づいて断層像を生成して表示するMRI装置であって、断面位置出力手段から出力される被検体の断面位置に基づいて前記高周波パルスと前記傾斜磁場との印加を制御し、前記断面位置の断層像を生成して表示する磁気イメージング装置において、
    前記断層像に含まれる少なくとも一つの流入動脈を設定する設定手段と、
    前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求める演算手段であって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数を求めるとともに、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求める演算手段と、
    注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまりと、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、
    前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求める補正手段と、
    前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求める伝達関数算出手段と、
    前記各伝達関数に基づいて生体機能情報を算出する機能情報算出手段と、
    前記生体機能情報に基づいて生体機能画像を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするMRI装置。
  8. 造影剤を注入された被検体を医用画像撮影装置が撮影して得た撮影データを読み込むステップと、
    前記読み込んだ撮影データに基づいて生成した断層像に含まれる流入動脈の設定を受付けるステップと、
    前記断層像に基づいて各画素ごとに画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線を求めるステップであって、前記流入動脈を構成する画素の画素値の時間変化の情報を表す時間−濃度曲線である動脈入力関数を求めるとともに、各注目画素における時間−濃度曲線である出力関数とを求めるステップと、
    注目画素毎に、前記動脈入力関数における血流到達時間と前記各出力関数における血流到達時間との時間差、又は前記動脈入力関数の形状なまりと、のうちの少なくとも一つを補正するための補正パラメータを算出するステップと、
    前記補正パラメータを用いて前記動脈入力関数を補正し、前記注目画素毎に補正後の動脈入力関数を求めるステップと、
    前記各出力関数と、その出力関数に対応して求めた補正パラメータにより補正された前記動脈入力関数と、に基づいて前記各注目画素ごとに伝達関数を求めるステップと、
    前記各伝達関数に基づいて生体機能情報を算出するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする血流動態解析プログラム。

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