JP2006326064A - 鼻腔内麻酔薬塗布装置 - Google Patents

鼻腔内麻酔薬塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006326064A
JP2006326064A JP2005155817A JP2005155817A JP2006326064A JP 2006326064 A JP2006326064 A JP 2006326064A JP 2005155817 A JP2005155817 A JP 2005155817A JP 2005155817 A JP2005155817 A JP 2005155817A JP 2006326064 A JP2006326064 A JP 2006326064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anesthetic
flexible tube
distal end
pores
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005155817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4761837B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Ohara
信行 大原
Katsumi Saito
克巳 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP2005155817A priority Critical patent/JP4761837B2/ja
Publication of JP2006326064A publication Critical patent/JP2006326064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4761837B2 publication Critical patent/JP4761837B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】 内視鏡の挿入部を経鼻的に挿入するに当って、被験者に対する苦痛を最小限にして、適正な量の麻酔薬をむらなく確実に、しかも容易に塗布する。
【解決手段】 先端部10aが凸曲面形状となった可撓性チューブ10の先端近傍の外周面に全周にわたって多数の細孔12が穿設されており、これらの細孔12は供給通路11に通じており、この供給通路11内に麻酔薬を圧送すると、これら各細孔12から滲み出すことになる。麻酔薬は可撓性チューブ10の基端側から供給されるものであり、接続部20にはバイオネット溝22が設けられて、麻酔薬を供給するシリンジ21が着脱可能に接続される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、胃鏡等の上部消化管用の内視鏡等として用いられ、経鼻的に体腔内に挿入される経鼻挿入型内視鏡において、その挿入部が挿入される被検者の挿入経路における腔壁の必要箇所に麻酔薬を塗布するための鼻腔内麻酔薬塗布装置に関するものである。
上部消化管用の内視鏡等は、通常、口腔を介して挿入部を体腔内に導かれる、経口挿入とするのが一般的である。このために、内視鏡検査を受ける被検者は横臥状態でマウスピースを銜えて、このマウスピースにより確保される経路に沿って挿入部が体腔内に導かれる。口腔を介して挿入される場合には、挿入部が咽喉を通過させる際に、舌根に挿入部が触れることによる咽喉反射或いは嘔吐反射が起こり、嘔吐感を被検者に与え、苦痛を伴うものになる。そして、この咽頭反応を抑制して、苦痛の軽減を図るために、麻酔薬を用いるものの、なお苦痛は残ってしまう。さらに、被検者はマウスピースを銜えているので、術者等との会話が困難になるという問題点もあり、また口呼吸が困難になる等の問題点がある。
内視鏡の挿入経路として、前述した口腔だけでなく、経鼻的に挿入する方式も可能である。特に、近年においては、内視鏡の挿入部が細径化される傾向にあり、鼻腔を介して挿入するのに最適な外径を有する内視鏡も実用化されている。そして、例えば特許文献1において、経鼻的に挿入する方式は被検者保護の観点から有利であると指摘されている。また、非特許文献1からも明らかなように、細径の挿入部を用いて経鼻的に体腔内に導くようにした内視鏡検査の臨床例も報告されている。
このように、内視鏡の挿入部を鼻腔から挿入すると、咽喉を通過させないことから、嘔吐感等が生じることなく、被検者の苦痛や負担が軽減されると共に、使用される麻酔薬も微量で良いことから、被検者は検査中において、術者等と会話をすることができ、口呼吸も可能となる等の利点がある。従って、経鼻挿入型内視鏡での検査が今後増大することが予想される。
特開2005−74035号公報 第54回日本消化器内視鏡学界総会 第39巻(Suppl.2) 1997 VS6−2
ところで、内視鏡の挿入部を鼻腔内に挿入する際に、この挿入部が異物として作用して敏感な鼻粘膜を刺激することになり、被検者に対して苦痛を与えることになる。そこで、挿入部を挿入する前の段階で、鼻腔内の挿入経路、特にこの挿入経路のうちの最も狭い個所、つまり中鼻道(または下鼻道)を経て後鼻孔に至る経路に予め麻酔薬を供給することによって、刺激に対する感度を低下させる処置を施すことになる。麻酔薬の供給は噴霧や散布等といった方式によることが考えられるが、このような方式では、必要な箇所に効率的に麻酔薬を行き渡らせることができず、狙った個所だけでなく不必要な個所にも麻酔薬が及んでしまうことになる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、内視鏡の挿入部を経鼻的に挿入する前段階として、必要な箇所に限定して麻酔薬を供給することができ、しかも適正な量の麻酔薬をむらなく確実に、しかも容易に塗布できるようにすることにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、先端が凸曲面形状となり、外鼻孔から後鼻孔に至る距離以上の長さを有する可撓性チューブと、この可撓性チューブの内部通路に通じ、少なくとも先端近傍の外周面に所定の長さにわたって開口形成された流出口と、前記可撓性チューブの基端部に設けられ、麻酔薬を前記内部通路に供給する供給手段が着脱可能に接続される接続部とを備える構成としたことをその特徴とするものである。
鼻腔内に麻酔薬を塗布する装置は、麻酔薬を必要な箇所に必要量供給するためのものであって、可撓性チューブの外面に麻酔薬を供給して、この麻酔薬を鼻腔内壁に塗布する。ここで、鼻腔内を挿入部の挿入経路として使用するために、この経路で必要な箇所、つまり挿入部が挿入されることにより被検者にとって刺激を受ける個所に限定して、麻酔薬を塗布する。この場合、必要な箇所は、中鼻道(または下鼻道)を経て後鼻孔に至る経路である。それ以外の個所、つまり手前側の鼻腔前庭や、後鼻孔より先の部位にはできるだけ麻酔薬が及ばないようにする。このために、可撓性チューブの内部を麻酔薬の供給通路とし、かつ供給された麻酔薬を、領域を限定して塗布するために、先端近傍に流出口を設けている。流出口は1箇所設けて、可撓性チューブを回しながら進行させるようにするようにすることも可能であるが、可撓性チューブの全周にわたって複数箇所形成し、かつ軸線方向にも所定の長さ分、具体的には6cm〜7cm程度にわたって流出口を設ける方が望ましい。これによって、必要な箇所には確実に麻酔薬を塗布することができ、かつ必要以外の箇所に麻酔薬が及ぶことを抑制することができる。
鼻腔の内部は狭く、しかもかなりの長さを有する経路であって、その大半の経路は粘膜で覆われている。麻酔薬を塗布するための装置であるから、その可撓性チューブは内視鏡の挿入部より細径のものを用いることができる。従って、可撓性チューブは狭窄な部位を有する鼻腔内の経路に容易に挿入することができる。また、鼻腔の内部に挿入する際に、可撓性チューブの先端が鼻腔の粘膜を圧迫したりしてダメージを与えないようするため、可撓性チューブの先端部をエッジのない凸曲面形状、例えば凸球面形状となし、かつ好ましくは柔軟な構造とする。さらに、可撓性チューブを例えばシリコンゴムやフッ素ゴム等といった耐薬品性及び耐オートクレーブ性に優れた材質のもので形成すれば、使用後における滅菌が可能となり、麻酔薬塗布装置を繰り返し使用することができる。
麻酔薬は、例えばキシロカインビスカス等が好適に用いられる。この麻酔薬は可撓性チューブの周囲から噴出させるより、適量だけ滲み出す方が望ましい。従って、流出口は麻酔薬の粘度に応じた孔径として、過剰に流出しないようにする。流出口を設ける部位は、可撓性チューブの先端側外周面であるが、望ましくは中鼻道(または下鼻道)から後鼻孔までの長さ分とほぼ一致させるようにする。これによって、可撓性チューブを所定の長さ分だけ挿入して、その基端部に接続される麻酔薬の供給手段により麻酔薬を送り込むだけで、また可撓性チューブを僅かに捩じるように操作するだけで、必要な箇所に限定して、必要量の麻酔薬を供給することができる。そして、麻酔薬を満遍なく塗布するためには、流出口を構成する細孔の開口径を可撓性チューブの軸線方向に変化させる。即ち、可撓性チューブの基端側を細い開口径の流出口となし、先端側に向けて連続的または段階的に流出口の開口径を大きくするように構成する。これによって、可撓性チューブの周囲からの麻酔薬の滲み出し量がほぼ均一化されることになる。
以上により、鼻腔における内視鏡の挿入部の挿入経路に、必要な箇所に限定して麻酔薬を供給することができ、しかも適正な量の麻酔薬をむらなく確実に、しかも容易に塗布できるようになる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1において、1は内視鏡であって、内視鏡1は体腔内に挿入される挿入部2の基端部に本体操作部3を連結して設け、本体操作部3から光源装置やプロセッサに接続されるユニバーサルコード4を延在させる構成としたものである。挿入部2は、例えば食道,胃,十二指腸等といった上部消化管内に挿入されて、所望の検査や治療等を行うために用いられるものである。ここで、挿入部2は、被検者の口腔ではなく、鼻腔を介して体内に挿入されるようになっている。つまり、鼻道の入口である外鼻孔から中鼻道や下鼻道を含む鼻腔を通り、後鼻孔から鼻咽喉部を経て食道に至る経路を取るようにしている。
内視鏡1の挿入部2を鼻腔内に挿入する前の段階で、麻酔薬を塗布する。この麻酔薬の塗布は、麻酔薬塗布装置を外鼻孔から挿入し、中鼻道や下鼻道から後鼻孔に至る鼻腔内経路に対して均一に、しかも必要な量だけ塗布する。このために用いられる麻酔薬塗布装置の一例が、図2乃至図4に示されている。
図2において、10は可撓性チューブ、20は接続部である。可撓性チューブ10は少なくとも外鼻孔から後鼻孔に至る長さ、具体的には15cm〜20cm程度の長さを有するものであり、太さは内視鏡1の挿入部2と同等若しくはそれ以下としている。そして、この可撓性チューブ10の内部通路は、図3に示したように、麻酔薬の供給通路11として機能するものであり、またその先端部10aは閉塞しており、この閉塞された先端部10aは挿入性を向上させるために凸半球面または回転楕円面等といった凸球面形状となっており、エッジやコーナ部等は存在しない。
可撓性チューブ10は曲げ方向に可撓性を有するものであり、先端部10aは中実となって、ほぼ非圧縮構造となっている。そして、図4からも明らかなように、可撓性チューブ10の先端近傍の外周面から、全周において、長さ方向には6cm〜7cm程度にわたって多数の細孔12が設けられている。細孔12は可撓性チューブ10の供給通路11に通じており、この供給通路11内に麻酔薬を供給すると、これら各細孔12から外面に流出することになる。従って、細孔12は麻酔薬の流出口である。ここで、塗布量を管理するために、麻酔薬は細孔12から噴出するより、滲み出すように流出する方が望ましい。従って、麻酔薬の粘度との関係で、細孔12の開口径を設定する。高粘度の麻酔薬を使用する場合には、細孔12の径を大きくすることによって、麻酔薬の供給を容易に行うことができる。また、低粘度の麻酔薬を用いる場合には、過剰に供給しないようにするために、細孔12の径を小さくする。そして、細孔12は、先端近傍だけでなく、凸曲面形状となった先端部10aにも設けることができる。また、細孔12の形成個所は所定の長さとなっており、麻酔薬は可撓性チューブ10の基端側から供給されるので、例えばキシロカインビスカス等のようにある程度粘度のある麻酔薬を用いる場合には、先端側に位置する細孔12から十分な量の麻酔薬が流出しないことがある。このために、図示したように、先端側の細孔12は孔径を大きく、基端側に向かうに応じて段階的または連続的に孔径を小さくするのが望ましい。
麻酔薬は可撓性チューブ10の基端側から供給されるものであり、このために、可撓性チューブ10の基端側には接続部20が連結して設けられている。この接続部20は、可撓性チューブ10より大径のものであって、その基端部には麻酔薬の供給手段が接続される。ここで、麻酔薬の供給手段は、特に中乃至高粘度の麻酔薬を用いる場合には、例えば図5に示したように、シリンジ21が着脱可能に接続されるようになっている。このために、接続部20は硬質パイプからなり、その基端部にはバイオネット溝22が形成されており、シリンジ21の先端にはこのバイオネット溝22に着脱可能に連結される嵌合部21aが設けられている。
また、粘度の低い液状の麻酔薬を用いる場合には、例えば、図6に示した噴霧器30を用いる。この噴霧器30はポンプ手段を設けた本体容器31に針状のノズル32を設けたものである。可撓性チューブ10の基端部に設けた接続部20の内部には、内径がノズル32の外径より小さいシールリング33を挿入しておき、このシールリング33の内部にノズル32を挿入して、本体容器31に設けたポンプ手段を手動で作動させることによって、噴霧状となった麻酔薬を可撓性チューブ10の内部に設けた供給通路11に送り込むことができる。
以上のように構成される麻酔薬塗布装置は、まずシリンジ21等または噴霧器30からなる麻酔薬供給手段のいずれかを接続部20に接続し、かつ可撓性チューブ10の供給通路11内に予め麻酔薬を送り込んで充満させる。そして、麻酔薬は細孔12から滲み出すように流出するが、可撓性チューブ10を挿入する前の段階で、麻酔薬をある程度流出させて、先端部10aを含めて可撓性チューブ10の表面に塗布しておくのが望ましい。この状態で、可撓性チューブ10の先端部10aを被検者の外鼻孔の内部に挿入する。可撓性チューブ10の先端部10aは凸曲面形状となっているので、狭い通路である鼻腔内に粘膜を圧迫したり、ダメージを与えたりすることなく、円滑に挿入でき、被検者に与える苦痛は最小限に抑制される。
この可撓性チューブ10の鼻腔内への進行に伴って、シリンジ21または噴霧器30からなる麻酔薬供給手段を操作することによって、つまりシリンジを押し込むように操作することによって、鼻腔内面に麻酔薬が塗布されることになる。可撓性チューブ10は、その先端側において、その全周にわたって細孔12が形成されているので、麻酔薬は鼻腔における粘膜のほぼ全周にわたって塗布される。また、麻酔薬の流出口としての細孔12の孔径を同一とし、かつ可撓性チューブ10の外周面に均等に配置すると、キシロカインビスカスの供給時に、まず基端部から滲み出しが始まり、先端側にまで及ばなくなってしまう。そこで、図4に示したように、基端側の孔径を大きくし、先端側に向かうに従って孔径を小さくすることにより、均一な滲み出し量が確保される。しかも、供給通路11から多数設けた細孔12を介して麻酔薬が染み出すので、塗布むらは最小限に抑制できる。そして、この麻酔薬の塗布量をコントロールするためには、麻酔薬供給手段の押し込み操作を緩慢に行うようにすれば良い。また、可撓性チューブ10の鼻腔内への挿入速度を遅くすることによっても、塗布量を多くすることができる。このようにして、可撓性チューブ10の先端部10aが後鼻孔にまで到達すると、鼻腔の内面全体にわたって麻酔薬が均一に塗布される。
そして、麻酔薬を行き渡らせるために、可撓性チューブ10を所定の時間だけ鼻腔内に留置する場合もある。この場合には、例えば、図7に示したように、可撓性チューブ10に楔部材40を嵌合させる構成とする。この楔部材40はゴム等の弾性部材からなり、可撓性チューブ10の外面に沿って摺動可能なものである。そして、楔部材40は、可撓性チューブ10の先端部40aが細く、基端部40bが太くなったテーパ付きリングとして形成され、先端部40a側の内面には摩擦部材41が設けられている。そして、常時においては、摩擦部材41を含めた楔部材40は可撓性チューブ10の外面に沿って容易に摺動するように嵌合されている。
可撓性チューブ10を留置する場合には、楔部材40を可撓性チューブ10の外表面に沿って摺動させて、被検者の外鼻孔にこの楔部材40を挿入する。ここで、楔部材40は基端側がテーパ状に膨出しているので、外鼻孔に押し込むと、先端部40aが圧縮するように変形することになる。その結果、摩擦部材41が可撓性チューブ10の内面に押し付けられることになり、可撓性チューブ10が移動できないように保持される。従って、楔部材40は、その先端部40aが外鼻孔より小さい外径寸法を有し、基端部40bは外鼻孔より十分大きい外形寸法を持ったものとする。このように、楔部材40は可撓性チューブ10の留置時における脱落防止機能を発揮するが、さらに可撓性チューブ10が鼻腔内に完全に埋入してしまうのを防止するストッパとしての機能を発揮するものである。従って、この楔部材40を設けない場合には、内径が可撓性チューブ10の外径と接続部20の外径との間の寸法を有し、外径が外鼻孔より十分大きいストッパリング等を可撓性スリーブ10に嵌合させて設けるのが望ましい。
可撓性チューブ10の鼻腔内への挿入により麻酔薬の塗布が終了すると、この可撓性チューブ10を鼻腔から引き出す。その後、好ましくは麻酔薬が十分作用するまでの間待機した後、内視鏡1の挿入部2を鼻腔内に挿入して、この挿入部2の先端部を検査すべき位置にまで進行させて、この挿入部2を適宜操作することにより内視鏡検査が行われる。そして、必要に応じて処置具挿通チャンネルを介して鉗子等の処置具を体腔内に挿入することによって、所定の治療を施すこともできる。
ここで、内視鏡1の挿入部2は鼻腔を介して挿入されるものであって、咽喉を経由しないことから、挿入時における嘔吐感等といった不快感を被検者に与えることはない。しかも、被検者にとっては、口で楽に呼吸することができ、かつ術者等との会話も可能であることから、内視鏡検査における苦痛等が著しく軽減される。さらに、鼻腔による経路は、口腔による経路と比較すると、狭い経路となることから、麻酔薬が塗布される領域が限定されるので、塗布量自体も少なくなる。その結果、被検者への負担軽減が図られる。
内視鏡の挿入部を被検者の体腔内に挿入する状態を示す説明図である。 本発明の実施の一形態を示す麻酔薬塗布装置の全体構成を示す正面図である。 図2の断面図である。 図2の先端部分の拡大図である。 麻酔薬供給手段の一例として、シリンジを試通装置に接続した状態の麻酔薬塗布装置の要部外観図である。 麻酔薬供給手段の他の例として噴霧器を試通装置に接続した状態の麻酔薬塗布装置の要部断面図である。 可撓性チューブにストッパを装着した状態を示す構成説明図である。
符号の説明
1 内視鏡 2 挿入部
3 本体操作部 4 ユニバーサルコード
10 可撓性チューブ 10a 先端部
11 供給通路 12 細孔
20 接続部 21 シリンジ
30 噴霧器 40 楔部材

Claims (4)

  1. 先端が凸曲面形状となり、外鼻孔から後鼻孔に至る距離以上の長さを有する可撓性チューブと、
    この可撓性チューブの内部通路に通じ、少なくとも先端近傍の外周面に所定の長さにわたって開口形成された噴出口と、
    前記可撓性チューブの基端部に設けられ、麻酔薬を前記内部通路に供給する供給手段が着脱可能に接続される接続部と
    を備える構成としたことを特徴とする鼻腔内麻酔薬塗布装置。
  2. 前記噴出口は前記内部通路から供給された麻酔薬を噴出させる複数の細孔から構成したことを特徴とする請求項1記載の鼻腔内麻酔薬塗布装置。
  3. 前記細孔は前記可撓性チューブの先端近傍から6〜7cmの範囲にわたって形成したことを特徴とする請求項2記載の鼻腔内麻酔塗布装置。
  4. 前記細孔の開口径は、先端側が大きく、基端側が小さくなる構成としたことを特徴とする請求項2記載の鼻腔内麻酔薬塗布装置。
JP2005155817A 2005-05-27 2005-05-27 鼻腔内麻酔薬塗布装置 Expired - Fee Related JP4761837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005155817A JP4761837B2 (ja) 2005-05-27 2005-05-27 鼻腔内麻酔薬塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005155817A JP4761837B2 (ja) 2005-05-27 2005-05-27 鼻腔内麻酔薬塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006326064A true JP2006326064A (ja) 2006-12-07
JP4761837B2 JP4761837B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37548394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005155817A Expired - Fee Related JP4761837B2 (ja) 2005-05-27 2005-05-27 鼻腔内麻酔薬塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4761837B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050543A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Hoya Corp 処置具
JP2010029584A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 鼻腔拡張具および鼻腔保護チューブ挿入セット
JP2014532476A (ja) * 2011-10-28 2014-12-08 メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド 少なくとも1つのルーメンを備えるマルチセクションのカニューレ
TWI478741B (zh) * 2010-11-15 2015-04-01 Tian Xia 藥物施用裝置與舒緩疼痛之方法
US9486190B2 (en) 2011-10-28 2016-11-08 Medtronic Xomed, Inc. Spray delivery system
JP2017124107A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 信行 大原 鼻腔内麻酔薬塗布装置
US10441959B2 (en) 2011-10-28 2019-10-15 Medtronic Xomed, Inc. Multi-orifice spray head
JP2019205907A (ja) * 2019-08-13 2019-12-05 信行 大原 鼻腔内麻酔薬塗布装置
JP2020103800A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 小林製薬株式会社 薬剤注入器具
KR20210015477A (ko) * 2019-08-02 2021-02-10 가톨릭관동대학교산학협력단 향미 기능을 겸비한 비위관

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611070A (en) * 1979-07-06 1981-02-04 Olympus Optical Co Liquid injector of coelom pipe
JP2001526097A (ja) * 1997-12-19 2001-12-18 アストラゼネカ・アクチエボラーグ 薬剤を含有している液体をデリバーするための装置
US6350253B1 (en) * 1999-07-19 2002-02-26 I-Flow Corporation Catheter for uniform delivery of medication
US6536437B1 (en) * 1999-10-29 2003-03-25 Branislav M. Dragisic Cuffed nasal airway and anesthetic wand system

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611070A (en) * 1979-07-06 1981-02-04 Olympus Optical Co Liquid injector of coelom pipe
JP2001526097A (ja) * 1997-12-19 2001-12-18 アストラゼネカ・アクチエボラーグ 薬剤を含有している液体をデリバーするための装置
US6350253B1 (en) * 1999-07-19 2002-02-26 I-Flow Corporation Catheter for uniform delivery of medication
US6536437B1 (en) * 1999-10-29 2003-03-25 Branislav M. Dragisic Cuffed nasal airway and anesthetic wand system

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050543A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Hoya Corp 処置具
JP2010029584A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 鼻腔拡張具および鼻腔保護チューブ挿入セット
TWI478741B (zh) * 2010-11-15 2015-04-01 Tian Xia 藥物施用裝置與舒緩疼痛之方法
JP2014532476A (ja) * 2011-10-28 2014-12-08 メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド 少なくとも1つのルーメンを備えるマルチセクションのカニューレ
US9486190B2 (en) 2011-10-28 2016-11-08 Medtronic Xomed, Inc. Spray delivery system
US10441959B2 (en) 2011-10-28 2019-10-15 Medtronic Xomed, Inc. Multi-orifice spray head
JP2017124107A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 信行 大原 鼻腔内麻酔薬塗布装置
JP2020103800A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 小林製薬株式会社 薬剤注入器具
KR20210015477A (ko) * 2019-08-02 2021-02-10 가톨릭관동대학교산학협력단 향미 기능을 겸비한 비위관
WO2021025342A3 (ko) * 2019-08-02 2021-04-01 가톨릭관동대학교산학협력단 향미 기능을 겸비한 비위관
KR102246023B1 (ko) 2019-08-02 2021-04-29 가톨릭관동대학교산학협력단 향미 기능을 겸비한 비위관
JP2019205907A (ja) * 2019-08-13 2019-12-05 信行 大原 鼻腔内麻酔薬塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4761837B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4761837B2 (ja) 鼻腔内麻酔薬塗布装置
CN107708519B (zh) 具有图像捕获和发光特征的球囊导管
US20220032022A1 (en) Nasal drug delivery system
US10898693B2 (en) Nasal delivery of agents with nested balloon catheter
US6962564B2 (en) Systems and methods for providing gastrointestinal pain management
JP4517321B2 (ja) オーバーチューブ
JP5437300B2 (ja) 内視鏡用挿入補助具
US11229447B2 (en) Systems, instruments and methods for treating sinuses
CN109939320B (zh) 一种鼻咽通气管道
KR20180079373A (ko) 유스타키오관을 마취시키기 위한 시스템 및 방법
KR20180081079A (ko) 유스타키오관 확장 기구를 위한 유체 연통 특징부
JP2016532536A (ja) 気管チューブ及び吸引装置
KR102547534B1 (ko) 중공기관에 접속하고 그리고 시각화 하기 위한 기구(instrument for accessing and visualizing hollow organs)
JP2011030863A (ja) 気管内チューブイントロデューサ
WO2008089424A2 (en) Systems and techniques for endoscopic dilation
JP6731530B2 (ja) 鼻腔内麻酔薬塗布装置
KR20180078275A (ko) 구강 접근법에 의한 유스타키오관의 치료를 위한 시스템 및 방법
JP2009125345A (ja) 経鼻内視鏡用挿入補助具
US20240131309A1 (en) Dilation devices and related methods
JP4832071B2 (ja) 麻酔装置
JP4513825B2 (ja) オーバーチューブ
US20200037857A1 (en) Systems, methods and devices for performing water-aided endoscopy
JP6573556B2 (ja) 鼻腔内麻酔薬塗布装置
US20190099572A1 (en) Airway Device for Placement in Upper Respiratory Tract
KR20150005827A (ko) 내시경용 기도유지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080422

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4761837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees