JP2006325998A - 低周波治療器 - Google Patents

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Takeshi Kojima
猛 児島
Akihiro Mizuuchi
明広 水内
Koichi Okada
浩一 岡田
Takeshi Yuasa
毅 湯淺
Shinichi Fumuro
晋一 文室
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Abstract

【課題】 貼り付ける部位毎に大きさの異なる導子パッドを複数種類用意することなく、貼り付け部位に応じて複数の導子パッドを接続して導子パッドの大きさを変更できる低周波治療器を提供する。
【解決手段】 電流を発生させる本体1と、本体1からの電流を人体に流すための導電部24を設けた導子パッド2からなる低周波治療器において、複数の導子パッド2同士を着脱自在に接続する接続部3を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人体に貼り付けて低周波電流を流すことで治療を行う低周波治療器に関するものである。
従来より、人体に低周波電流を流すことで治療を行う低周波治療器が知られている(例えば特許文献1参照)。この低周波治療器は、図15、図16に示すように、それぞれ電極となる導電性を有する対をなす導子パッド2’を人体Aに貼り付け、両導子パッド2’間に本体1からの電流をコード11を介して流して施療するものである。
特開平8−257141号公報
導子パッド2’としては、上述した別々の導子パッド2’からなるものや、あるいは図17に示すように一体の導子パッド2”に両電極となる部分24’をそれぞれ形成したものがあるが、このような従来の導子パッド2’、2”はいずれの場合でも人体の任意の部位にフィットさせることが難しいものである。
すなわち、それぞれが電極となる別々の導子パッド2’からなるものの場合には、導子パッド2’のサイズは例えば長径80mm×短径60mm程度であるが、腕等の湾曲のきつい部分(湾曲のRが小さい部分)に貼り付けると、図16(b)に示すように湾曲のRが小さい為に特に端面が剥がれ易くなってしまうものであり、また、一体の導子パッド2”に両電極となる部分24’をそれぞれ形成したものの場合には、導子パッド2”のサイズは例えば長径100mm×短径50mm程度であるが、この場合も同様に図17(c)に示すように特に端面が剥がれ易くなってしまうものである。
また、剥がれ難くする為に導子パッド2’、2”のサイズを大きくすると、他の部位に貼り付ける際に導子パッド2’、2”が大きすぎることとなり、施療部位が小さな面積である場合には所望の位置に貼り付けられなくなってしまうものである。
このように、導子パッド2’、2”がいかなる大きさであっても、大きさを変更できないと人体の全ての部位に貼り付け易く且つ剥がれ難いように貼り付けることはできず、貼り付ける部位毎に大きさの異なる導子パッド2’、2”を複数種類用意するとこの点は解決することができるがコスト増大となってしまうものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、貼り付ける部位毎に大きさの異なる導子パッドを複数種類用意することなく、貼り付け部位に応じて複数の導子パッドを接続して導子パッドの大きさを変更できる低周波治療器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る低周波治療器は、電流を発生させる本体1と、本体1からの電流を人体に流すための導電部24を設けた導子パッド2からなる低周波治療器において、複数の導子パッド2同士を着脱自在に接続する接続部3を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、一種類の導子パッド2を着脱自在に接続して導子パッド2の大きさを変更できて、腕等の湾曲のきつい部分に貼り付ける場合には、複数の導子パッド2同士をその接続部3にて接続して長く面積の大きい導子パッド2を形成して貼り付けることで、端面が剥がれ易いといったことがなくなり、人体の平坦な部分に貼り付ける場合には、導子パッド2を接続せずそれぞれ単独で所望の施療部位に貼り付けることで、所望の施療部位が狭い場合であっても大きな導子パッド2ではなく一つの導子パッド2を貼り付けるだけでよいため貼り付け易くなるものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、接続した導子パッド2が相対的に回転可能となるように接続部3を形成して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、例えば首や膝等のように直線状に長い導子パッド2を貼り付け難い施療部位に貼り付ける場合には、接続部3を回転させて導子パッド2を略V字形にして貼り付けることができて、導手パッドの人体への密着性が向上するものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、導子パッド2の接続部3を設ける部分21bを他の部分よりも変形し易い材料で形成するか又は変形し易い形状に形成して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、腕等の湾曲のきつい部分にも密着性よく貼り付けることができるものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、接続部3を伸縮自在に形成して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、貼り付ける部位に応じて長さ調節することが可能となって、より一層密着性よく貼り付けることができるものである。
また、請求項5の発明は、請求項2の発明において、接続される導子パッド2同士が短絡するのを防止する短絡防止手段を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、接続される導子パッド2aと導子パッド2bの導電部24導子が接触して短絡するのを防止することができ、正常な施療ができなくなるのを防止することができる。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、導子パッド2の人体に電流を流すための導電部24以外の部分に接続部3を形成し、接続部3にて接続された導子パッド2a、2bの導電部24同士が短絡するのを防止する短絡防止手段としての回転角度制限手段4を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、簡単な構成で短絡防止手段を形成することができる。
また、請求項7の発明は、請求項5の発明において、接続された導子パッド2a、2b間に流れる電流値が一定値以上となると該電流を遮断する短絡防止手段を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、導子パッド2に短絡防止手段を設ける必要がないため、本体1側のみで対応できてコンパクト化が図れるとともにコスト低減化が図れるものである。
また、請求項8の発明は、請求項1の発明において、着脱自在に接続される複数の導子パッド2からなる導子パッド組Pを二組(P、P)形成し、各導子パッド組P、Pからそれぞれ本体1に接続するためのコード11を導出するとともに本体1に前記各導子パッド組P、Pからのコード接続部10をそれぞれ設け、一方の導子パッド組Pと他方の導子パッド組Pとの間に電流を流すモードと、各導子パッド組P、P内の導電部24間に電流を流すモードとを切替可能に形成して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、二箇所の施療部位を同時に施療を行う場合と、一度に広範囲の施療を行う場合とを本体1の切替えでそれぞれ行うことができる。
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、導子パッド組P、P内で複数の導子パッド2を接続した時に導通する導通部5を形成し、前記導通を検知することで両モードを自動で切替可能として成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、使用者が操作する手間が省けて使い勝手が向上するとともに、このための操作部を本体1に設ける必要がなく部材削減及びコストダウンが図れるものである。
本発明では、一種類の導子パッドを着脱自在に接続して導子パッドの大きさを変更できて、貼り付ける部位毎に大きさの異なる導子パッドを複数種類用意する必要がなくなり、コスト増大を防止することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
まず、第一の実施形態について図1、図2に基いて説明する。
導子パッド2は、一方の面側が絶縁性を有する面(以下「絶縁性面z」という)となるとともに他方の面側が導電性を有する面(以下「導電性面d」という)となる平面視瓢箪状をした基材21の長手方向の一端部に穴を形成し、前記導電性面d側から絶縁性面z側に向けて前記穴を介して突出するスナップ端子22を設けてある。スナップ端子22は、低周波治療器の本体1からの出力用のコード11と接続するためのもので、図1(b)に示すように円板状の大径部22aからこれよりも小径の端子部22bを突出し、基材21の導電性面d側から穴を介して絶縁性面z側に向けて端子部22bを突出させるとともに大径部22aを粘着テープ23によって導電性面dに固定している。前記コード11は、本体1側の端部の接続部11aには端子ピン(図示せず)が設けてあるとともに、途中から反対側に向けて複数(本実施形態では二つ)に分岐してその分岐側の端部にはそれぞれ導子パッド2のスナップ端子22の端子部22bへの連結部11bが形成してある。このコード11は、本体1に形成したピン挿入部からなるコード接続部10に前記端子ピンを挿入して接続するとともに、反対側の連結部11bをそれぞれ複数(本実施形態では二つ)の導子パッド2(2a、2b)の端子部22bに接続する。そして、基材21の導電性面d(粘着テープ23の表面を含む)には、スナップ端子22を設けた側の端部から反対側の端部の後述する接続部3を設ける部分21bに達するまでの部分に人体へ低周波の電流を流す為の電極となるゲルからなる導電部24を設けている。
導子パッド2は複数あり、本実施形態では一方の導子パッド2(以下単に「導子パッド2a」という)と他方の導子パッド2(以下単に「導子パッド2b」という)の二つからなり、これらには導子パッド2同士を着脱自在に接続するための接続部3が形成してある。導子パッド2aには、基材21のスナップ端子22を設けた側と反対側の端部の絶縁性面zに接続部3として面状ファスナー31aを取り付けている。一方、導子パッド2bには、基材21のスナップ端子22を設けた側と反対側の端部の導電性面dの一部に絶縁性を有する部分(後述する接続部3を設ける部分21bと同じ)を形成し、その部分に接続部3として面状ファスナー31bを取り付けている。そして、面状ファスナー31aと面状ファスナー31bを貼り合わせることで導子パッド2aと導子パッド2bを接続して一繋がりの導子パッド組を形成するものである。なお、一つの導子パッド2に設けるスナップ端子22(図中ではその端子部22b)は一個でもよいし、図2(a)に示すように二個でもよいし、それ以上でもよい。また、導子パッド組は図2(b)に示すように三つの導子パッド2を接続して形成するか、あるいはそれ以上の導子パッド2を接続して形成してもよい。
本実施形態の導子パッド組においては、導子パッド2aの導電部24と導子パッド2bの導電部24とは接触・導通されずこの両導電部24がそれぞれ人体に電流を流す際の電極となり、本体1からはコード11の二本の導線を介して両導電部24間に低周波の電流が流れるように送電する。
このように、複数の導子パッド2をその接続部3にて接続して導子パッド組を形成することで、腕等の湾曲のきつい部分に貼り付ける場合にはその周方向に長く(半周以上)貼り付けることができて、端面が剥がれ易いといったことがなくなるものである。
また、背中等の平坦な部分に貼り付ける場合には、導子パッド2を接続せずそれぞれ単独に所望の施療部位に貼り付ければよい。
以上のような構成によれば、腕等の湾曲のきつい部分に貼り付ける場合には、複数の導子パッド2同士をその接続部3にて接続して長く面積の大きい一繋がりの導子パッド組を形成して貼り付けることで、端面が剥がれ易いといったことがなくなり、背中等の平坦な部分に貼り付ける場合には、導子パッド2をそれぞれ単独で所望の施療部位に貼り付けることで、所望の施療部位が狭い場合であっても大きな導子パッド組ではなく一つの導子パッド2を貼り付けるだけでよいため貼り付け易いものであり、一種類の導子パッド2を着脱自在に接続して一つの導子パッド2、接続した導子パッド組、といったようにその大きさを変更できて、貼り付ける部位毎に大きさの異なる導子パッド2を複数種類用意する必要がなくなり、コスト増大を防止することができる。
なお、接続部3としては特に面状ファスナー31aに限定されず、これ以外のものでもよい。
次に、第二の実施形態について図3乃至図5に基いて説明する。なお、第一の実施形態と同様の箇所については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態は、導子パッド2の接続部3を、接続した導子パッド2が相対的に回転可能となるように形成するものである。
導子パッド2aには、基材21のスナップ端子22を設けた側と反対側の端部に接続部3としてホック端子32aを取り付けており、導子パッド2bには、基材21のスナップ端子22を設けた側と反対側の端部に接続部3としてホック端子32bを取り付けている。ホック端子32aは、導子パッド2aの基材21の絶縁性面z側にホック端子32bと接続する略楕円球状をした膨大頭部32cが突出するように形成してあり、この膨大頭部32cを突出する基部は該膨大頭部32cより小径の断面略円形状をした首部32dとなっている。ホック端子32bは、導子パッド2bの基材21の導電性面dのスナップ端子22を設けた側と反対側の端部の一部に絶縁性を有する部分を形成し、その部分にホック端子32aの膨大頭部32cが没入される略円形状をした穴部32eを設けるとともに、穴部32e内にホック端子32aの膨大頭部32cが乗り越えてその首部32dを挟む挟みバネ32fを設けてある。そして、ホック端子32aの膨大頭部32cをホック端子32bの挟みバネ32fを拡げて乗り越えてホック端子32aの首部32dを挟みバネ32fで挟むことで、導子パッド2aと導子パッド2bを接続するものである。
接続されたホック端子32aとホック端子32bとは、ホック端子32bの穴部32e内でホック端子32aの膨大頭部32cが回転自在であるとともにホック端子32bの挟みバネ32fに挟まれたホック端子32aの首部32dも回転自在であるため、導子パッド2aと導子パッド2bは互いに相対的に回転可能となるものである。
以上のような構成によれば、接続した導子パッド2同士が相対的に回転可能となって、例えば図5(a)に示す首Hや図5(b)に示す膝等のように直線状の導子パッド組を貼り付け難い施療部位に貼り付ける場合には、接続部3を回転させて導子パッド組を略V字形にして貼り付けることができて、導手パッドの人体への密着性が向上する。
なお、導子パッド2が相対的に回転可能となるような接続部3としては特にホック端子32aに限定されず、これ以外のものでもよい。
次に、第三の実施形態について図6、図7に基いて説明する。なお、第一の実施形態と同様の箇所については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態は、導子パッド2の接続部3を設ける部分21bを他の部分よりも変形し易い材料で形成するか又は変形し易い形状に形成するものである。
図6に示す例では、導子パッド2の基材21のうち、導電部24を設ける部分21aを例えばPET等の合成樹脂やその他の部材で形成するとともに、接続部3を設ける部分21bを例えばゴム等からなる部材で形成する。この時、基材21の導電部24を設ける部分21aと接続部3を設ける部分21bの厚みは同じとなるように形成し、接続部3を設ける部分21bを導電部24を設ける部分21a及び導電部24よりも高変形性(低剛性)を有するように形成している。
図7に示す例では、導子パッド2の基材21のうち、導電部24を設ける部分21aが接続部3を設けた部分よりも厚みが厚くなるように導電部24を設ける部分21aを二層に形成し、接続部3を設けた部分を導電部24を設ける部分21a及び導電部24よりも高変形性を有するように形成している。
以上のような構成によれば、接続部3を設けた部分が導電部24を設ける部分21a及び導電部24よりも変形し易くなって、腕等の湾曲のきつい部分にも密着性よく貼り付けることができるものである。
なお、導子パッド2の接続部3の材料、形状は特に上例に限定されず、これ以外のものでもよい。
次に、第四の実施形態について図8に基いて説明する。なお、第一の実施形態と同様の箇所については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態は、導子パッド2の接続部3を伸縮自在に形成するものである。
導子パッド2aには、基材21のスナップ端子を設けた側と反対側の端部の絶縁性面zに接続部3として面状ファスナー31aを取り付けている。一方、導子パッド2bには、基材21のスナップ端子22を設けた側と反対側の端部の導電性面dの一部に絶縁性を有する部分を形成し、その部分に接続部3として面状ファスナー31bを設けたスライド部材33を取り付けている。スライド部材33は、固定側部材33aと該固定側部材33aに対して可動な可動側部材33bとからなる。固定側部材33aは、導子パッド2bの前記絶縁性を有する部分に固定されるもので、基材21の長手方向から見た断面形状は略リップ付コ字状をしたものである。可動側部材33bは、固定側部材33aの内部にスライド可能に嵌め込むもので、固定側部材33aのリップ間から外方に臨む被着面が形成してあり、この被着面に面状ファスナー31bが取り付けてある。可動側部材33bと固定側部材33aとは図示しない抜け止め部によってスライド方向に抜け止めされている。
そして、面状ファスナー31aと面状ファスナー31bを貼り合わせることで導子パッド2aと導子パッド2bを接続して導子パッド組を形成するのであるが、この時、導子パッド2bの可動側部材33bを固定側部材33aに対してスライドさせることで、導子パッド組の長さを所望の長さとなるように伸縮することができる。
以上のような構成によれば、貼り付ける部位に応じて長さ調節することが可能となって、より一層密着性よく貼り付けることができるものである。
なお、導子パッド2の接続部3を伸縮自在とする構成は特に本実施形態に限定されず、これ以外のものでもよい。
次に、第五の実施形態について図9乃至図11に基いて説明する。なお、第二の実施形態と同様の箇所については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態は、接続される導子パッド2同士が短絡するのを防止する短絡防止手段を設けるものである。
図9に示す例では、導子パッド2の基材21の接続部3を設けた部分に短絡防止手段としてストッパー41からなる回転角度制限手段4を設けている。これは、導子パッド2bの基材21の接続部3を設けた部分の端縁から導電性面d側に絶縁性物質からなるストッパー41を突設して回転角度制限手段4を形成してある。これにより、接続部3にて接続した導子パッド2aを導子パッド2bに対して接続部3を中心に回転させた際、図9(a)に示すようにストッパー41に導子パッド2aの端縁が当接してそれ以上の回転が制止され、導子パッド2aと導子パッド2bの導電部24同士が接触して短絡するのを防止するものである。
図10に示す例では、導子パッド2の基材21の接続部3に短絡防止手段として回転角度制限手段4を設けている。これは、導子パッド2aにおいてホック端子32aの膨大頭部32cが突出した部分とは別の部分に膨大頭部32cと同方向に突出する突起42を形成するとともに、導子パッド2bにおいてホック端子32bの前記突起42に対応する部分に該突起42が挿入される溝43を形成してある。この溝43は、図10(d)に示すように突起42が一定の角度範囲のみ移動し得るように形成してあり、これによって、接続部3にて接続した導子パッド2aを導子パッド2bに対して接続部3を中心に回転させた際、ストッパー41に導子パッド2aの突起42が一定の角度範囲の限界まで移動すると溝43の端縁に当接してそれ以上の回転が制止され、導子パッド2aと導子パッド2bの導電部24同士が接触して短絡するのを防止するものである。
図11に示す例では、短絡防止手段として、接続された導子パッド2間に流れる電流値が一定値以上となると遮断するものを設けてある。このものにあっては、導子パッド2は第二の実施形態と同じであるが、本体1側において、導電部24同士が短絡した際の電流を検知して遮断するようにしている。すなわち、導子パッド2aと導子パッド2bとを導電部24同士が短絡しないように人体に貼り付けた時の導電部24間にかかる人体抵抗値は約500〜1kΩであり、電圧を前記人体抵抗値で割った値が電流値となる。また、導子パッド2を人体に貼り付けていない場合には抵抗は略無限大となって電流は流れない。そして、導子パッド2aと導子パッド2bの導電部24が接触して図中Sにて短絡した場合、導電部24間の抵抗値は0となり電流は回路中の抵抗のみとなって大きな電流が流れる。従って、所定の閾値以上の大きな電流を検出することで導電部24間の短絡を検知することができ、この時、電流を遮断するものである。
以上のような構成によれば、導子パッド2aと導子パッド2bの導電部24導子が接触して短絡するのを防止することができ、正常な施療ができなくなるのを防止することができる。この時、図9、図10に示す例の場合には、回転角度制限手段4という簡単な構成で短絡防止手段を形成することができ、図11に示す例の場合には、導子パッド2に回転角度制限手段4のような部材を設ける必要がないため、本体1側のみで対応できてコンパクト化が図れるとともにコスト低減化が図れるものである。
なお、短絡防止手段としては図9乃至図11に示す例に限定されず、これ以外のものでもよい。
次に、第六の実施形態について図12に基いて説明する。なお、第一の実施形態と同様の箇所については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態は、導子パッド組を二組(P、P)形成して人体に貼り付け、一方の導子パッド組Pと他方の導子パッド組Pとの間に電流を流すモードと、各導子パッド組P、P内の導電部24間に電流を流すモードとを切替可能とするものである。
まず、一方の導子パッド組Pと他方の導子パッド組Pとの間に電流Iを流すモードについて図12(b)に基いて説明する。本実施形態では、二つの導子パッド2を接続した導子パッド組を二組(P、P)形成してあるが、導子パッド組P、Pをなす導子パッド2数は二つに限らず三つ以上であってもよい。また、接続部3としては面状ファスナー31aやホック端子32a等、特に限定されない。
この二つの導子パッド組P、Pを人体の一箇所の施療部位にそれぞれ貼り付け、各導子パッド2からのコード11を本体1に接続する。本体1にはコード接続部10が二つ形成してあり、このコード接続部10に二つのコード11の端子ピンをそれぞれ接続する。なお、導子パッド組P、Pを人体に貼り付ける前にコード11の端子ピンを本体1に接続してあってもよく、順序はどちらでもよい。
そして、本体1に設けたスイッチや釦(特に図示せず)を操作して本モードとなるように本体1内の回路を切替え、各導子パッド組P、P間に電流Iを流して施療する。
本モードでは、各導子パッド組P、Pを一電極として機能させるもので、これにより、例えば腰等の大きな施療部位において一度に広範囲の施療を行うことができる。
次に、各導子パッド組P、P内の導電部24間に電流Iを流すモードについて図12(a)に基いて説明する。
上モードの場合と同様に導子パッド組を二組(P、P)形成し、この二つの導子パッド組P、Pを人体の二箇所の施療部位にそれぞれ貼り付ける。
そして、本体1に設けたスイッチや釦(特に図示せず)を操作して本モードとなるように本体1内の回路を切替え、各導子パッド組P、P内の導電部24間に電流Iを流して施療する。
本モードでは、二箇所の施療部位を同時に施療することが可能となり、例えば両肩の筋肉に沿ってそれぞれ電流を流すことで、人間がマッサージする感覚により近い感覚での施療を行うことができる。
以上のような構成によれば、二箇所の施療部位を同時に施療を行う場合と、一度に広範囲の施療を行う場合とを本体1の切替えだけでそれぞれ行うことができるとともに、一種類の導子パッド2の組合せだけで狭範囲から広範囲までの様々な施療を行うことができる。
次に、第七の実施形態について図13、図14に基いて説明する。なお、第六の実施形態と同様の箇所については同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
本実施形態は、上記第六の実施形態において、導子パッド組P、P内で複数の導子パッド2を接続した時に導通する導通部5を形成し、前記導通を検知することで両モードを自動で切替可能とするものである。
図13に示すように、本実施形態の導子パッド2の接続部3は第二の実施形態と同様のホック端子32aからなり、ホック端子32aは金属等の導電性を有する部材で構成される。そして、ホック端子32aと導電部24とを導電部材で接続して導通部5を形成してある。なお、導通部5としては前記に限定されず、導子パッド2の基材21の導電性面dの接続部3を設ける部分21bを絶縁せずに導電性面d全面に亙って導電性を有するようにしてもよい。
まず、一方の導子パッド組Pと他方の導子パッド組Pとの間に電流Iを流すモードについて図14(b)に基いて説明する。
導子パッド2を接続した導子パッド組P、Pを二組形成し、この二つの導子パッド組P、Pを人体の一箇所の施療部位にそれぞれ貼り付けて施療を開始する。この時、各導子パッド組P、Pの導子パッド2の導電部24間は導通状態となるため、本体1にて抵抗値の低下を検知して自動で本モードとなるように本体1内の回路を切替え、各導子パッド組P、P間に電流Iを流して施療する。これにより、一度に広範囲の施療を行うことが可能となる。
次に、各導子パッド組P、P内の導電部24間に電流Iを流すモードについて図14(a)に基いて説明する。
この場合には、導子パッド組P、Pをなす導子パッド2同士は互いに接続しないもので、各導子パッド組P、Pは一繋がりとならず複数(本実施形態では二つ)の導子パッド2が独立に動き得る状態となっている。但し、コード11は各導子パッド組P、P毎に接続される。
そして、この二つの導子パッド組P、Pを人体の二箇所の施療部位にそれぞれ貼り付けて施療を開始する。この時、各導子パッド組P、Pの導子パッド2の導電部24間は開放状態となるため、本体1にて抵抗値の上昇を検知して自動で本モードとなるように本体1内の回路を切替え、各導子パッド組P、P内の導電部24間に電流を流して施療する。これにより、二箇所の施療部位を同時に施療することが可能となる。
以上のような構成によれば、両モードを自動で切替可能となるため、使用者が操作する手間が省けて使い勝手が向上するとともに、このための操作部を本体1に設ける必要がなく部材削減及びコストダウンが図れるものである。
本発明の第一の実施形態を示し、(a)は全体平面図であり、(b)は導子パッドの側断面図である。 (a)(b)はそれぞれ同上における導子パッドの他例の平面図である。 第二の実施形態の導子パッドを示し、(a)は平面図であり、(b)は側断面図であり、(c)は他方の導子パッドの下面図である。 同上において接続した導子パッドの回転を示す平面図である。 (a)(b)はそれぞれ同上において人体に導子パッド組を貼り付けた状態の説明図である。 第三の実施形態の導子パッドを示し、(a)は平面図であり、(b)は側断面図である。 同上の他例の導子パッドを示し、(a)は平面図であり、(b)は側断面図である。 第四の実施形態の導子パッドを示し、(a)は平面図であり、(b)は側断面図であり、(c)はスライド部材下方からの斜視図であり、(d)はスライド部材の下面図であり、(e)はスライド部材を伸長させた状態の側断面図であり、(f)は伸長したスライド部材の下方からの斜視図であり、(g)は伸長したスライド部材の下面図である。 第五の実施形態の導子パッドを示し、(a)は平面図であり、(b)は側断面図である。 同上の他例の導子パッドを示し、(a)は平面図であり、(b)は側断面図であり、(c)は導子パッドの下面図であり、(d)はホック端子の要部拡大図である。 同上の更に他例の導子パッドを示し、(a)は導子パッドの導電部が短絡していない状態の平面図であり、(b)は導子パッドの導電部が短絡している状態の平面図である。 第六の実施形態の導子パッドを示し、(a)は各導子パッド組内の導電部間に電流を流すモードの説明図であり、(b)は一方の導子パッド組と他方の導子パッド組との間に電流を流すモードの説明図である。 第七の実施形態の導子パッドの側断面図である。 同上において、(a)は各導子パッド組内の導電部間に電流を流すモードの説明図であり、(b)は一方の導子パッド組と他方の導子パッド組との間に電流を流すモードの説明図である。 従来の低周波治療器の説明図である。 同上の低周波治療器を人体に貼り付けた場合の説明図であり、(a)は斜視図であり、(b)は端部が剥がれる際の断面図である。 従来の他例の低周波治療器を示し、(a)は上方からの斜視図であり、(b)は下方からの斜視図であり、(c)は端部が剥がれる際の断面図である。
符号の説明
1 本体
2 導子パッド
24 導電部
3 接続部

Claims (9)

  1. 電流を発生させる本体と、本体からの電流を人体に流すための導電部を設けた導子パッドからなる低周波治療器において、複数の導子パッド同士を着脱自在に接続する接続部を設けて成ることを特徴とする低周波治療器。
  2. 接続した導子パッドが相対的に回転可能となるように接続部を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の低周波治療器。
  3. 導子パッドの接続部を設ける部分を他の部分よりも変形し易い材料で形成するか又は変形し易い形状に形成して成ることを特徴とする請求項1記載の低周波治療器。
  4. 接続部を伸縮自在に形成して成ることを特徴とする請求項1記載の低周波治療器。
  5. 接続される導子パッド同士が短絡するのを防止する短絡防止手段を設けて成ることを特徴とする請求項2記載の低周波治療器。
  6. 導子パッドの人体に電流を流すための導電部以外の部分に接続部を形成し、接続部にて接続された導子パッドの導電部同士が短絡するのを防止する短絡防止手段としての回転角度制限手段を設けて成ることを特徴とする請求項5記載の低周波治療器。
  7. 接続された導子パッド間に流れる電流値が一定値以上となると該電流を遮断する短絡防止手段を設けて成ることを特徴とする請求項5記載の低周波治療器。
  8. 着脱自在に接続される複数の導子パッドからなる導子パッド組を二組形成し、各導子パッド組からそれぞれ本体に接続するためのコードを導出するとともに本体に前記各導子パッド組からのコード接続部をそれぞれ設け、一方の導子パッド組と他方の導子パッド組との間に電流を流すモードと、各導子パッド組内の導電部間に電流を流すモードとを切替可能に形成して成ることを特徴とする請求項1記載の低周波治療器。
  9. 導子パッド組内で複数の導子パッドを接続した時に導通する導通部を形成し、前記導通を検知することで両モードを自動で切替可能として成ることを特徴とする請求項8記載の低周波治療器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008264088A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Ya Man Ltd 電極パッド
JP2009112632A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Ito Chotanpa Kk 電気刺激装置用導子及びこれを備える電気刺激装置
CN105664355A (zh) * 2014-12-05 2016-06-15 松下知识产权经营株式会社 低频治疗仪以及低频治疗仪的垫
KR101907511B1 (ko) * 2017-11-27 2018-10-12 (주)원더라이프 근육 및 관절의 통증 완화를 위한 가변형 저주파 기기

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