JP2006325537A - 細胞培養チップおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 観察槽の観察を妨げることなく、簡単な工程で観察槽または流路の形状に応じた設計の変更が容易な細胞培養チップおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 樹脂部12は熱硬化性樹脂により形成されている。そのため、樹脂部12は、接着剤を用いることなく自身の接着性により基板11と接着する。また、樹脂部12は金型を用いることなく形成される。そのため、観察槽21および流路22、23のパターンが複数ある場合でも、容易に成形型および細胞培養チップ10の設計を変更することができる。さらに、金型を用いないため、基板11をインサート成形する場合でも、基板11に傷や損傷を招くことはない。したがって、観察槽21の観察は妨げられることがない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、細胞培養チップおよびその製造方法に関する。
従来、細胞を培養し観察する観察槽を備える細胞培養チップが公知である。このような細胞培養チップは、観察を容易にするため、一部に透明な部位を有している。例えば、特許文献1に開示されている細胞培養容器では、透明なガラスなどからなる底板と、底板とともに観察槽を形成する孔が設けられている本体とを接着剤で接着している。これにより、観察槽は透明な底板を通して観察される。また、特許文献2に開示されている培養用容器では、側壁を不透明な部材で形成し、底壁を透明な部材で形成している。これにより、培養用容器は底壁を通して観察される。
特開2002−125656号公報 特開平9−173049号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている細胞培養チップは、底板と本体とを接着剤で接着している。また、特許文献2に開示されている培養用容器は、その実施例において、特許文献1と同様に不透明な部材と透明な部材とを接着剤により接着する例が開示されている。これらのように、二つ以上の部材を接着剤で接着する構成の場合、細胞培養チップの製造工程において、底板および本体の形成に加え、底板と本体との接着という工程を必要とする。その結果、製造工数の増大を招くという問題がある。さらに、底板と本体とを接着する際、接着剤が観察槽へはみ出すおそれがある。はみ出した接着剤は、底板を通した観察槽の観察を妨げるおそれがある。
また、特許文献2では不透明な部材を射出成形する例が開示されている。しかしながら、射出成形する場合、金型を用意する必要がある。金型は、所望する培養用容器の形状あるいは観察槽の形状などに応じて、個別に設計する必要がある。しかし、金型の作成には、大きな費用がかかる。すなわち、培養する細胞ごとに異なる観察槽形状あるいは流路形状が要求される場合、これらにあわせて個別に金型を設計する必要がある。そのため、多様な細胞培養チップの少量生産には不向きである。
ところで、工数の低減を図るため、底板となる透明な部材をインサートして側壁を形成する不透明な樹脂部を一体に射出成形することも考えられる。しかし、射出成形の際、インサートされている底板と樹脂部の金型との間に微小な隙間が形成される。そのため、樹脂部は、透明な部材と金型との間に侵入する。その結果、観察槽の底板に不透明な樹脂部が形成される。底板に形成された樹脂部は、底板を通した観察槽の観察を妨げる。
一方、底板と金型との間での樹脂部の形成を防止するため、金型と底板とを強く接触させると、底板に傷が生じたり、底板の損傷を招くおそれがある。特に、底板をガラスで形成すると、金型との接触によりガラスからなる底板が損傷するおそれがある。さらに、ガラスからなる底板と樹脂部とは、熱収縮率が異なっている。そのため、樹脂部を形成した後、ガラスからなる底板に反りが生じるおそれがある。底板にそりが生じると、観察槽の観察が困難になる。
そこで、本発明の目的は、観察槽の観察を妨げることなく、簡単な工程で観察槽または流路の形状に応じた設計の変更が容易な細胞培養チップおよびその製造方法を提供することにある。
(1)本発明の細胞培養チップによると、ガラス製の基板と、熱硬化性樹脂からなり、前記基板に重ねて設置され、厚さ方向の一方の端部が前記基板の一方の面側に密着して接合し前記基板とともに観察槽または流路の少なくともいずれか一方を形成する樹脂部と、を備えることを特徴とする。
ガラス製の基板の一方の面側には熱硬化性樹脂からなる樹脂部の厚さ方向の一方の端部が密着して接合している。熱硬化性樹脂として、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂あるいはウレタン樹脂などを適用すると、熱硬化性樹脂自身の接着性により樹脂部はガラス製の基板に接着する。そのため、基板と樹脂部とを接着するための接着剤の塗布が不要である。したがって、接着剤が基板にはみ出すことがなく、観察槽の観察は妨げられることがない。
また、樹脂部は熱硬化性樹脂からなる。そのため、樹脂部は、金型を用いることなく形成することが可能となる。例えば、樹脂部と異なる熱硬化性樹脂で成形型を形成すると、基板をインサートした成形型に樹脂部となる熱硬化性樹脂を充填することにより、樹脂部は形成される。熱硬化性樹脂からなる成形型は、観察槽または流路の形状に応じて容易に型取り可能である。これにより、樹脂部の設計は容易に変更することができる。また、熱硬化性樹脂からなる成形型を用いることにより、成形型がガラス製の基板と接触しても、基板に傷や損傷が生じることはない。さらに、成形型が基板と密着するため、成形型と基板との間に樹脂部が形成されることもない。したがって、観察槽の観察は妨げられることがない。
(2)また、本発明の細胞培養チップによると、前記樹脂部を形成する熱硬化性樹脂のショア硬度は、下限がD20に設定され、上限がD70に設定されている。
ショア硬度は樹脂部を形成する熱硬化性樹脂の表面硬度を示す値である。ショア硬度が大きくなると、樹脂部の柔軟性が低下し、基板に対する樹脂部の追従性が低下し、樹脂部が硬化する際に樹脂部の収縮によって基板に反りを生じる。そこで、ショア硬度の上限をD70に設定することにより、樹脂部の柔軟性が確保される。これにより、樹脂部が硬化によって収縮しても、樹脂部は基板の形状に追従する。その結果、基板の反りが低減される。一方、ショア硬度が小さくなると、樹脂部の柔軟性は向上するものの、樹脂部がだれてしまい、観察槽または流路を十分に区画することができない。そこで、ショア硬度の下限をD20に設定している。このように、ショア硬度を設定することにより、基板の反りが低減される。したがって、観察槽の観察は妨げられることがない。
(3)さらに、本発明の細胞培養チップによると、前記観察槽の側壁を形成する前記樹脂部の内壁は、前記基板側の端部が前記観察槽の底壁を形成する前記基板の前記樹脂部側の面とほぼ垂直に接している。
樹脂部を熱硬化性樹脂で形成することにより、成形型も熱硬化性樹脂を適用可能である。これにより、側壁を形成する樹脂部の内壁と底壁を形成する基板の樹脂部側の面とが垂直に接する。したがって、観察槽または流路を精密に区画することができ、観察槽の観察を容易にすることができる。
(4)本発明の細胞培養チップの製造方法によると、熱硬化性樹脂からなる成形型にガラス製の基板を設置する段階と、前記成形型に設置された前記基板をインサートして、前記成形型よりもショア硬度が大きな熱硬化性樹脂を前記成形型に充填し樹脂部を形成する段階と、を含むことを特徴とする。
樹脂部は熱硬化性樹脂からなる。そのため、樹脂部は、金型を用いることなく形成することが可能となる。樹脂部よりもショア硬度が小さな熱硬化性樹脂で成形型を形成すると、基板をインサートした成形型に樹脂部となる熱硬化性樹脂を充填することにより、樹脂部が形成される。熱硬化性樹脂からなる成形型は、観察槽または流路の形状に応じて容易に型取り可能である。これにより、樹脂部の設計は容易に変更することができる。また、熱硬化性樹脂からなる成形型を用いることにより、成形型がガラス製の基板と接触しても、基板に傷や損傷が生じることはない。さらに、成形型が基板と密着するため、成形型と基板との間に樹脂部が形成されることもない。したがって、観察槽の観察は妨げられることがない。
(5)また、本発明の細胞培養チップの製造方法によると、前記成形型はシリコーン樹脂からなり、前記樹脂部を形成する熱硬化性樹脂はエポキシ樹脂である。
シリコーン樹脂およびエポキシ樹脂は、成分の組成を調整することにより、容易にショア硬度が変更される。そのため、シリコーン樹脂とエポキシ樹脂との組み合わせることにより、所望の硬度の樹脂部を備える細胞培養チップを容易に形成することができる。
本願の特許請求の範囲および明細書中では、樹脂部および成形型の硬度の測定には、加硫ゴムの硬度の測定方法であるJISK6253による方法を援用している。ここで、本願の特許請求の範囲および明細書中では、測定した樹脂部および成形型の硬さをショア硬度と称しているが、デュロメータ硬さ、ショア・デュロメータ硬さと称してもよい。測定した硬度として、タイプDデュロメータで測定した値を「D**」と表記し、タイプAデュロメータで測定した値を「A**」と表記している。なお、本願の特許請求の範囲および明細書中では、硬さの測定範囲により、タイプAデュロメータまたはタイプDデュロメータのいずれかにより測定を行っているが、タイプAデュロメータおよびタイプDデュロメータのいずれでも測定可能な硬さはどちらで測定してもよい。
以下、本発明の複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による細胞培養チップを図1に示す。図1は、本発明の第1実施例による細胞培養チップを示す図であって、(A)は平面視を示す概略図であり、(B)は(A)のB−B線における断面図である。
図1に示すように、細胞培養チップ10は、基板11と、樹脂部12と、蓋部13とを備えている。樹脂部12は基板11の一方の面11a側すなわち図1(B)の上方に設置され、蓋部13は樹脂部12の基板11とは反対側に設置されている。基板11、樹脂部12および蓋部13は、それぞれ板厚方向に重ねて設置されている。なお、蓋部13は、必要に応じて設置することができる。また、蓋部13は、樹脂部12から脱着可能な構成としてもよい。
基板11と樹脂部12とは、図2に示すように複数の観察槽21および流路22、23を形成している。図2は、第1実施例による細胞培養チップ10において、蓋部13を取り外した状態の平面視を示す概略図である。第1実施例の場合、四つの観察槽21が並列に設置されている。各観察槽21には、それぞれ流路22および流路23が連通している。流路22の観察槽21とは反対側の端部には貯留槽24が設置されている。また、流路23の観察槽21とは反対側の端部には貯留槽25が設置されている。すなわち、流路22は観察槽21と貯留槽24とを連通し、流路23は観察槽21と貯留槽25とを連通している。第1実施例の場合、観察槽21は平面視が略楕円形状に形成されている。また、貯留槽24、25は平面視が略円形状に形成されている。
基板11は、例えば石英ガラスなどの透明なガラスにより形成されている。基板11は、厚さがほぼ均一な板状に形成されている。基板11の樹脂部12側の面11aは、観察槽21、流路22、23、および貯留槽24、25の底壁を形成している。これにより、観察槽21で培養される細胞は、基板11の樹脂部12とは反対側すなわち図1(B)の下方から透明な基板11を通して観察される。基板11は、0.1mmから2.0mm程度の厚さに形成されている。基板11となるガラスは、厚さが過小となると、強度が低下し割れやすくなる。一方、厚さが過大となると、基板11を通した観察槽21の観察が困難となる。そこで、基板11は、0.5mmから1.0mm程度の厚さに形成することが望ましい。
樹脂部12は、熱硬化性樹脂により形成されている。樹脂部12に適用される熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂または尿素樹脂のうちいずれか一つ、または二つ以上が混合して適用される。第1実施例では、樹脂部12をエポキシ樹脂で形成する例について説明する。樹脂部12のショア硬度は、下限がD20に設定され、上限がD70に設定されている。ショア硬度は、樹脂部12の表面の硬さを示す値であり、大きくなるほど表面の硬さが増す。
樹脂部12は、基板11の一方の面11aから基板11とは反対方向に重ねて形成されている。樹脂部12は、図2に示すように観察槽21、流路22、23、および貯留槽24、25に対応する形状の開口14を有している。これにより、観察槽21、流路22、23、および貯留槽24、25の側壁は、樹脂部12の内壁12aにより形成されている。図1(B)および図2(B)に示すように、観察槽21、流路22、23、および貯留槽24、25の側壁を形成する樹脂部12の内壁12aは、基板11の一方の面11aとほぼ垂直に接している。
樹脂部12は、熱硬化性樹脂で形成することにより、基板11側の端部が基板11の一方の面11aと密着して接合している。すなわち、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂からなる樹脂部12は、成形硬化時に接着性を有しているため、滑らかなガラス製の基板11の面11aに接着する。これにより、樹脂部12と基板11とは接着剤を用いることなく接合される。
図1に示すように、蓋部13は樹脂部12と同様に熱硬化性樹脂で形成されている。蓋部13は、例えば熱硬化性樹脂などからなる接着剤を用いて樹脂部12に接着される。蓋部13は、樹脂部12と同一の樹脂で形成してもよく、異なる樹脂で形成してもよい。蓋部13は、樹脂部12の基板11とは反対側に設置されている。蓋部13は、板厚方向へ貫く孔16が形成されている。これにより、樹脂部12に蓋部13を取り付けたとき、孔16は軸方向の一方の端部が貯留槽24または貯留槽25に連通する。また、軸方向において孔16の他方の端部は注入口17を形成する。これにより、細胞培養チップ10に注入される試料は、注入口17から孔16を経由して貯留槽24または貯留槽25に充填される。細胞培養チップ10に注入される試料としては、例えば培養される細胞および培養液などである。
熱硬化性樹脂からなる蓋部13は、透明または不透明な樹脂のいずれで形成してもよい。蓋部13を透明な樹脂で形成した場合、観察槽21は基板11側からだけでなく蓋部13側からも観察することができる。また、樹脂部12および蓋部13を不透明な樹脂で形成した場合、観察槽21へ不要な光の入射を防止することができる。なお、蓋部13は、熱硬化性樹脂の他に、ガラス、セラミックス、あるいは金属など、樹脂以外のものでもよい。
次に、図3および図4に基づいて上記構成の細胞培養チップ10の製造方法について説明する。図3および図4は、細胞培養チップ10の断面図であり、細胞培養チップ10の製造工程を示す図である。
まず、樹脂部12を形成するための成形型について説明する。成形型は、樹脂部12の形状に対応する上型31と、基板11がインサートされる下型32とから構成されている。まず、上型31の形成について説明する。図3(A)に示すようにマスター型33が準備される。マスター型33は、細胞培養チップ10の観察槽21、流路22、23、および貯留槽24、25の形状に対応する開口パターン34と、開口パターン34を形成するランド35とを有している。マスター型33は、例えばステンレスやアルミニウムなどの金属、または樹脂などから形成されている。
図3(B)に示すように、マスター型33は型取りされる。マスター型33の型取りは、マスター型33の外側に上型31となる熱硬化性樹脂を充填することにより行われる。第1実施例では、上型31を形成する熱硬化性樹脂としてシリコーン樹脂を適用する。これにより、マスター型33はシリコーン樹脂により型取りされる。このとき、マスター型33のランド35の一部には筒部材36が設置される。筒部材36は、上型31の内部に充填される熱硬化性樹脂の注入部となる。充填したシリコーン樹脂が硬化すると、図3(C)に示すようにマスター型33が取り外される。これにより、上型31の形成が完了する。なお、必要に応じて上型31は硬化させるためにベーキングしてもよい。
次に、下型32の形成について説明する。図3(D)に示すように基板11が準備される。準備された基板11は、図3(E)に示すように型取りされる。基板11の型取りは、基板11の外側に下型32となる熱硬化性樹脂を充填することにより行われる。第1実施例では、下型32を形成する熱硬化性樹脂として上型31と同様にシリコーン樹脂を適用する。これにより、基板11はシリコーン樹脂により型取りされる。充填したシリコーン樹脂が硬化すると、図3(F)に示すように基板11が取り外される。これにより、下型32の形成が完了する。なお、下型32を形成する場合、基板11を直接型取りするのではなく、基板11と同一の形状のマスター型を使用して型取りを行ってもよい。また、必要に応じて下型32は硬化させるためにベーキングしてもよい。
成形型である上型31および下型32を形成する熱硬化性樹脂は、充填された樹脂部12との型離れを容易にするため、樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂と比較してショア硬度が小さい、すなわち柔軟であることが望ましい。成形型を樹脂部12よりも柔軟な材質とすることにより、樹脂部12は成形型から容易に剥離する。第1実施例では、樹脂部12のショア硬度は、下限をD20に設定し、上限をD70に設定している。この場合、成形型のショア硬度は、A15からA40の範囲に設定している。なお、ショアD硬度で「D20」と示される硬さは、ショアA硬度で約「A60」に対応する。
また、型離れを容易にするためには、樹脂部12と成形型とを異なる熱硬化性樹脂で形成することが望ましい。そこで、第1実施例では、樹脂部12をエポキシ樹脂で形成するとともに、成形型をシリコーン樹脂で形成している。なお、成形型と樹脂部12とをショア硬度の異なる同一の熱硬化性樹脂で形成してもよい。同一の熱硬化性樹脂を用いる場合、成形型と樹脂部12との型離れを容易にするため、成形型の表面に例えばポリテトラフルオロエチレンなどの離型剤をコーティングすることが望ましい。
上型31および下型32の形成が完了すると、図4(G)に示すように上型31と下型32とから成形型が組み付けられる。このとき、下型32には基板11があらかじめ設置されている。上型31、下型32および基板11の組み付けが完了すると、図4(H)に示すように筒部材36を通して樹脂部12となる熱硬化性樹脂が充填される。第1実施例では、樹脂部12はエポキシ樹脂から形成されるため、筒部材36を通して液状または半固形状のエポキシ樹脂が充填される。
エポキシ樹脂が充填された成形型は、エポキシ樹脂が硬化するまで所定の温度で所定の期間保持される。このとき、樹脂が充填された成形型を保持する温度および時間は、樹脂部12の形状、および樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂の種類などにより個別に設定される。エポキシ樹脂が硬化すると、図4(I)に示すように一体に接合した基板11および樹脂部12は上型31および下型32から取り外される。このとき、熱硬化性樹脂からなる樹脂部12は、ガラス製の基板11に密着して接合している。樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂によっては、基板11および樹脂部12はベーキングされる。これにより、樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂を十分に硬化させる。なお、樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂の種類によっては、室温で硬化するため、図4(I)に示すベーキング工程を行わなくてもよい。
以上の工程により、図4(J)に示すように、細胞培養チップ10の基板11および樹脂部12が形成される。一体に形成された基板11および樹脂部12には、必要に応じて蓋部13が取り付けられ、細胞培養チップ10が完成する。
また、図5および図6に基づいて上記構成の細胞培養チップ10の製造方法の変形例について説明する。図5および図6は、細胞培養チップ10の製造工程の変形例を示す図である。
まず、樹脂部12を形成するための成形型について説明する。成形型は、基板11に重ねて形成された樹脂部12の形状に対応する上型131と、上型131と重ねられ基板11が載置される底型132とを有している。上型131の形成について説明する。図5(A)に示すように、マスター型33および基板11が準備される。マスター型33は、上述の製造方法で説明したものと同一である。すなわち、マスター型は、細胞培養チップ10の観察槽21、流路22、23、および貯留槽24、25の形状に対応する開口パターン34と、ランド35とを有している。基板11は、あらかじめ板厚が決定されている。
図5(B)に示すようにマスター型33は、基板11とともに型取りされる。マスター型33および基板11の型取りは、互いに重ねられた基板11およびマスター型33の外側に上型131となる熱硬化性樹脂を充填することにより行われる。本変形例でも、上型131を形成する熱硬化性樹脂としてシリコーン樹脂を適用する。これにより、基板11およびマスター型33はシリコーン樹脂により型取りされる。このとき、マスター型33のランド35の一部には筒部材36が設置される。筒部材36は、上型131の内部に充填される熱硬化性樹脂の注入部となる。充填したシリコーン樹脂が硬化すると、図5(C)に示すように基板11およびマスター型33が取り外される。これにより、上型131の形成が完了する。なお、必要に応じて上型131は硬化させるためにベーキングしてもよい。本変形例では、上型131には基板11がインサートされる。そのため、底型132は平板状に形成することができる。これにより、底型132の型取りは不要である。
上型131の形成が完了すると、図6(D)に示すように上型131と底型132とから成形型が組み付けられる。このとき、組み付けられた上型131と底型132との間に基板11があらかじめ設置される。上型131、底型132および基板11の組み付けが完了すると、図6(E)に示すように筒部材36を通して樹脂部12となる熱硬化性樹脂が充填される。本変形例では、樹脂部12はエポキシ樹脂から形成されるため、筒部材36を通して液状または半固形状のエポキシ樹脂が充填される。
エポキシ樹脂が充填された成形型は、エポキシ樹脂が硬化するまで所定の温度で所定の期間保持される。エポキシ樹脂が硬化すると、図6(F)に示すように一体に接合した基板11および樹脂部12は上型131および底型132から取り外される。このとき、熱硬化性樹脂からなる樹脂部12は、ガラス製の基板11に密着して接合している。樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂によっては、基板11および樹脂部12はベーキングされる。これにより、樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂を十分に硬化させる。なお、樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂の種類によっては、室温で硬化するため、図6(F)に示すベーキング工程を行わなくてもよい。
以上の工程により、図7(G)に示すように、細胞培養チップ10の基板11および樹脂部12が形成される。一体に形成された基板11および樹脂部12には、必要に応じて蓋部13が取り付けられ、細胞培養チップ10が完成する。
変形例では、基板11の板厚があらかじめ決定されている。この場合、基板11の板厚にあわせて底型132の型取りが不要となる。したがって、製造工数を低減することができる。
次に、樹脂部12を形成する熱硬化性樹脂のショア硬度と細胞培養チップ10の基板11の反りとの関係について説明する。
図6は、樹脂部のショア硬度と細胞培養チップの反りとの関係の評価に用いた細胞培養チップを示す概略斜視図である。
評価に用いた細胞培養チップ40は、上記の細胞培養チップ10と同様に基板41および樹脂部42を備えている。基板41および樹脂部42の構成は上述の細胞培養チップ10と同様である。但し、基板41および樹脂部42が形成する流路43の形状が細胞培養チップと異なっている。また、上述の細胞培養チップ10の蓋部13に対応する部材は備えていない。流路43は、細胞培養チップ40の長手方向に沿って形成されている。細胞培養チップ40は、四本の流路43を有している。細胞培養チップ40は、長手方向の全長を38mm、短手方向の全長を32mmに設定するとともに、流路43の幅は1mmに設定している。また、樹脂部の厚さは2mmに設定している。基板41の厚さtは、評価において複数の値に設定している。
図7に示すように、基板41に樹脂部42を形成すると、樹脂部42が硬化する際に樹脂部42と基板41との収縮率の差により、細胞培養チップ40には反りが生じる。このとき、反りが生じていない基板41の底端部から反りが生じた基板41の底端部までの距離を反りδと定義する。
図8に示すように、基板41の板厚tを変化させて、樹脂部42のショア硬度と反りδとの関係を測定した。図8は、基板41の板厚tと、樹脂部42のショア硬度と、細胞培養チップ40の反りとの関係を示す模式図である。基板41の板厚tは、0.2mm、0.5mm、1.0mmおよび1.5mmに設定した。
図8に示すように、基板41の板厚tに関係なく、樹脂部42のショア硬度が大きくなるにしたがって、細胞培養チップ40の反りδは拡大している。ショア硬度は、樹脂部42の表面硬度を示す値である。ショア硬度が大きくなると、樹脂部42の表面硬度が高くなる、すなわち樹脂部42の柔軟性は低下する。樹脂部42の柔軟性は、基板41に対する形状追従性に影響する。すなわち、樹脂部42が柔軟であれば、硬化にともなって樹脂部42が収縮しても、樹脂部42は基板41との接合部において基板41の形状に柔軟に追従する。そのため、樹脂部42の収縮にともなう細胞培養チップ40の反りは低減される。
一方、樹脂部42が柔軟でない場合、硬化にともなって樹脂部42が収縮すると、樹脂部42は基板41との接合部において基板の形状に追従しにくくなる。そのため、樹脂部42の収縮にともなって基板41は樹脂部42に引きつけられ、細胞培養チップ40に反りが生じる。
上述のように、樹脂部42のショア硬度が増大するにしたがって、基板41の厚さに関係なく、反りδは増大する。細胞培養チップ40は、基板41を通して観察が行われる。そのため、細胞培養チップ40の反りδが過大になると、細胞培養チップ40の観察が困難になる。特に、顕微鏡などを用いて細胞培養チップ40を観察する場合、細胞培養チップ40の反りは観察を困難にする。そこで、本実施例における評価では、細胞培養チップ40の反りδの上限を0.2mmに設定し、細胞培養チップ40の反りδが0.2mm以下を「良好」と判断している。
なお、この細胞培養チップ40に許容される反りδは、基板41の板厚t、樹脂部42の厚さ、基板41の大きさ、流路43の形状、観察条件などその他の種々の条件により変化する。すなわち、ここで説明した細胞培養チップ40に許容される反りδ=0.2mmは一例である。したがって、細胞培養チップ40に許容される反りδは、使用する細胞培養チップ40ごとに任意に設定される。
図9では、基板41の板厚tごとに樹脂部42に許容されるショア硬度の上限および下限を示している。基板41は板厚tが増すごとに変形に対する強度が増大する。そのため、基板41の板厚tが増大するにしたがって、樹脂部42のショア硬度の上限は大きくなる。一方、細胞培養チップ40は基板41を通して観察されるため、基板41の厚さが過大になると細胞培養チップ40の観察が困難になる。そのため、基板41の厚さは0.5mmから1.0mmの範囲に設定することが望ましい。図9に示すように、基板41の板厚tが1.0mmのとき、細胞培養チップ40の反りδが0.2mm以下となる樹脂部42のショア硬度はD80である。また、基板41の厚さが0.5mmのとき、細胞培養チップ40の反りδが0.2mm以下となる樹脂部42のショア硬度はD70である。そこで、樹脂部42のショア硬度の上限はD70に規定している。
ところで、樹脂部42を形成する熱硬化性樹脂のショア硬度が小さくなるほど細胞培養チップ40の反りは低減する。しかし、ショア硬度が過小になると、樹脂部42を形成する熱硬化性樹脂のだれが生じやすくなる。すなわち、樹脂部42を形成する熱硬化性樹脂は所定の形状を維持しにくくなる。そのため、樹脂部42によって流路43などを区画することは困難になる。そこで、樹脂部42のショア硬度の下限はA60に設定している。
以上説明したように、第1実施例では、樹脂部12は熱硬化性樹脂により形成されている。そのため、樹脂部12は基板11と密着して接合している。これにより、基板11と樹脂部12とを接着する接着剤が不要となる。したがって、接着剤が基板11の観察槽21あるいは流路22、23にはみ出すことなく、観察槽21の観察は妨げられることがない。また、樹脂部12は金型を用いることなく形成される。そのため、観察槽21および流路22、23のパターンが複数ある場合でも、容易に成形型および細胞培養チップ10の設計を変更することができる。さらに、金型を用いないため、基板11をインサート成形する場合でも、基板11に傷や損傷を招くことはない。したがって、観察槽21の観察は妨げられることがない。
また、第1実施例では、樹脂部12のショア硬度は、下限がA60に設定され、上限がD70に設定されている。これにより、ガラス製の基板11に熱硬化性樹脂からなる樹脂部12を形成しても、基板11に生じる反りが低減される。したがって、細胞培養チップの観察槽21の観察は妨げられることがない。
さらに、第1実施例では、基板11はガラス製である。ガラス製の基板11を用いることにより、培養される細胞の定着率が向上する。また、ガラス製の基板11は、紫外線領域の光の吸収率が小さい。これにより、波長が紫外線領域にある光を用いて培養している細胞の分析を行う場合、基板11がその分析を妨げることはない。
さらに、第1実施例では、観察槽21および流路22、23の側壁を形成する樹脂部12の内壁12aと底壁を形成する基板11の樹脂部側の面11aとが垂直に接している。そのため、樹脂部12の内壁12aは観察槽21および流路22、23側へ突出して形成されない。したがって、観察槽21または流路22、23を精密に区画することができ、細胞の培養および観察を精密にすることができる。
(第2実施例)
本発明の第2実施例による細胞培養チップを図10に示す。なお、第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
図10は、第2実施例による細胞培養チップの平面視を示す概略図である。第2実施例では、細胞培養チップ50はそれぞれ独立した複数の観察槽51を有している。観察槽51は、平面視が円形状であり、細胞培養チップ50の長手方向および短手方向へ整列して配置されている。
以上、説明した複数の実施例による細胞培養チップにおける観察槽または流路の配置は例示であり、観察槽または流路の配置は任意に変更することができる。
本発明の第1実施例による細胞培養チップを示す概略図である。 本発明の第1実施例による細胞培養チップを示す概略図である。 本発明の第1実施例による細胞培養チップの製造工程を示す概略図である。 本発明の第1実施例による細胞培養チップの製造工程を示す概略図である。 本発明の第1実施例による細胞培養チップの製造工程の変形例を示す概略図である。 本発明の第1実施例による細胞培養チップの製造工程の変形例を示す概略図である。 樹脂部のショア硬度と細胞培養チップの反りとの関係の評価に用いた細胞培養チップを示す概略図である。 細胞培養チップの反りを示す説明図である。 基板の板厚と、樹脂部のショア硬度と、細胞培養チップの反りとの関係を示す模式図である。 基板の板厚ごとに樹脂部に許容されるショア硬度の上限および下限を示す模式図である。 本発明の第2実施例による細胞培養チップを示す概略図である。
符号の説明
10、40、50 細胞培養チップ、11、41 基板、11a 面、12a 内壁、12、42 樹脂部、21、51 観察槽、22、23、43 流路、31、131 上型(成形型)、32 下型(成形型)、132 底型(成形型)

Claims (5)

  1. ガラス製の基板と、
    熱硬化性樹脂からなり、前記基板に重ねて設置され、厚さ方向の一方の端部が前記基板の一方の面側に密着して接合し前記基板とともに観察槽または流路の少なくともいずれか一方を形成する樹脂部と、
    を備えることを特徴とする細胞培養チップ。
  2. 前記樹脂部を形成する熱硬化性樹脂のショア硬度は、下限がD20に設定され、上限がD70に設定されていることを特徴とする請求項1記載の細胞培養チップ。
  3. 前記観察槽の側壁を形成する前記樹脂部の内壁は、前記基板側の端部が前記観察槽の底壁を形成する前記基板の前記樹脂部側の面とほぼ垂直に接していることを特徴とする請求項1または2記載の細胞培養チップ。
  4. 熱硬化性樹脂からなる成形型にガラス製の基板を設置する段階と、
    前記成形型に設置された前記基板をインサートして、前記成形型よりもショア硬度が大きな熱硬化性樹脂を前記成形型に充填し樹脂部を形成する段階と、
    を含むことを特徴とする細胞培養チップの製造方法。
  5. 前記成形型はシリコーン樹脂からなり、前記樹脂部を形成する熱硬化性樹脂はエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項4記載の細胞培養チップの製造方法。
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