JP2006325100A - デジタルカメラの調整方法及び、その調整装置 - Google Patents
デジタルカメラの調整方法及び、その調整装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、撮像素子を実装する基板に対して、光学式の深度計を用いてマスタ治具による基準値との比較により、被検体の撮像素子における調整値となるカンザ量を算出して求め、設計時に規定されたフランジバック長Lfに調整するデジタルカメラの調整方法及びその調整装置である。
【選択図】 図1
Description
そこで本発明は、レンズ交換式デジタルカメラのマウント面から撮像素子までの光学的距離を高精度に調整するための調整方法及び、その調整装置を提供することを目的とする。
図1には、本発明のデジタルカメラの調整方法を実現するための調整装置の概念的な構成例を示して説明する。図2は、本実施形態において、調整されるデジタルカメラ本体のマウント部に取り付けられるミラーボックス等を含むマウントユニットの構成例を示し、図3には、そのマウントユニットの断面構成例を示している。
図2に示すように、マウントユニット2には、光軸方向に沿って撮影レンズ側から撮影レンズがマウントされるマウント部1と、ミラーボックス3と、シャッタユニット4と、光学部材撮像素子5が実装された基板6とが配置される。この基板6は、回路基板7と、金属板8とが重ねられて構成され、撮像素子5は、金属板8を挟んで回路基板7に実装される。この基板6は、マウント部1から付き出した脚部1a〜1cの当て付け面にそれぞれ調整用スペーサとなるカンザ9a〜9cを挟んでネジ止めされている。
この調整装置は、基板6に撮像素子5及びローパスフィルタ10及び透明部材(保護ガラス)11を実装した撮像ユニット(被検ユニット)に対して、撮像素子5を正面(光軸方向)から撮像して、マイクロレンズの表面の画像を得るビデオカメラ21と、ビデオカメラ21に取り付けられた対物レンズ22と、ビデオカメラ21及び対物レンズ22を光軸方向に予め定めた移動間隔(ピッチ)で移動させる移動部23と、ビデオカメラ21及び移動部23を駆動制御し、撮影されたマイクロレンズの表面の画像におけるコントラスト値を算出し、撮像素子の光学的位置を算出する制御部24と、被検ユニットを設置するための基準台25と、光軸方向に対して斜め方向から照明光を照射する光源26とで構成される。尚、移動部23は、ビデオカメラ21及び対物レンズ22をステップ移動させてビデオカメラで撮影しているが、一定速度で移動させて、ビデオカメラ21が所定の間隔で画像を取り込むようにしてもよい。
フランジバック長Lf=Lm+Ls−Lcであるから、カンザの厚さLs=Lf−Lm+Lcとなる。
まず、マウント面から当て付け面までの距離Lmを測定する(ステップS1)。即ち、図5に示すように、マスタ治具31を調整装置の基準台25にセットする。そして、光源26を点灯させてマスタ治具31の被測定面を照明した状態で、予め焦点が固定された対物レンズ22を光軸方向に移動させつつ撮像し、撮像された画像からコントラスト値を算出して、図6に示すコントラスト特性曲線を描く(ステップS2)。
次に、マスタ治具31に換えて、被検ユニットとなる撮像素子5を実装する基板6を調整装置の基準台25にセットする。光源26を点灯させて、斜め方向から撮像素子5の被測定面を照明し、予め焦点が固定された対物レンズ22を光軸方向に移動させつつ、所定のチャート位置で撮像する。撮像された画像からコントラスト値を算出する。さらに、算出されたコントラスト値及びチャート位置から、図4に示すコントラスト特性曲線を描く(ステップS4)。この斜め方向から照明光となる光束を照射するのは、撮像素子の上にマイクロレンズ12設けられている構成であれば、そのマイクロレンズ12の表面に設けられている半球状の凸レンズに対して、斜め方向から光束を照射することより凸レンズに陰を作り、明暗のコントラストによりピントを合わせ易くするためである。
式は、距離Lc=Lmaster+(Px−Pm)とする。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラの調整装置は、マスタ治具を基準として用いた光学式の深度計として利用し、被検体となる撮像素子における調整値となるカンザ量を算出して、設計時に規定されたフランジバック長Lfに調整することができる。従って、カメラ本体に交換式の撮影レンズを装着した際に、撮影レンズにかかわらず、適正なフランジバック長Lfに設定される。
図8は、本実施形態における被検体となる撮像素子の測定位置について説明するための図である。前述した第1の実施形態では、撮像素子における測定点が1つの例であったが、勿論、これに限定されるものではない。本実施形態では、撮像素子の周辺側について、前述した第1の実施形態と同様な深度計として利用した測定方法により複数の位置を測定する。これらの複数の測定点から得られた距離により、撮像素子の傾きを検出することができる。これらの距離差を解消することにより、撮影レンズの光軸に対して、撮像素子の受光面が垂直となり、交換される撮影レンズにかかわらず、適正なフランジバック長Lf値に設定される。
Claims (3)
- 撮影レンズを装着するためのマウント面を有するマウント部に固着される撮像素子ユニットを含むデジタルカメラのための調整方法であって、
上記マウント部の上記マウント面から上記撮像素子ユニットを固着するための端面までの距離(Lm)を測定するステップと、
上記撮像素子ユニットの基準面から上記撮像素子の表面までの距離(Lc)を光学的に測定するステップと、
上記距離Lm、上記距離Lc及び、予め規定されるフランジバック長(Lf)から、上記マウント部の端面と上記撮像素子ユニットの基準面との間の調整距離(Ls)を求めて、その調整距離の間にスペーサを挟み、上記マウント部と上記撮像素子ユニット間の位置関係を調整するステップと、
を具備することを特徴とするデジタルカメラのための調整方法。 - 撮影レンズを装着するためのマウント面を有するマウント部に固着される撮像素子ユニットとを含むデジタルカメラのための調整装置であって、
上記撮像素子ユニットの基準面から受光面となる上記撮像素子表面までの距離(Lc)を光学的に測定する手段と、
上記マウント部の上記マウント面から上記撮像素子ユニットを固着するための端面までの距離(Lm)と、規定のフランジバック長(Lf)と、上記撮像素子ユニットの基準面から上記撮像素子表面までの距離(Lc)とから、上記マウント部の端面と上記撮像素子ユニットの基準面との間の調整距離(Ls)を求めて、上記マウント部に上記撮像素子ユニットを固着する際に、その調整距離に基づくスペーサの寸法を算出する手段と、
を具備することを特徴とするデジタルカメラのための調整装置。 - 上記デジタルカメラのための調整装置において、
上記測定する手段は、最初に予め上記算出する手段による上記スペーサの寸法を算出するための基準となるマスタ治具に対して測定を行い、基準となる位置情報を算出し、
次いで上記測定する手段は、被検体となる撮像素子ユニットに対して測定を行い、上記算出する手段は、得られた位置情報と上記基準となる位置情報との比較により、上記撮像素子ユニットを固着する際のスペーサの寸法を算出することを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラのための調整装置。
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