JP2006324329A - コの字型部品組み込み治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 効率的な半製品整列および部品組み込みが可能で安価なコの字型部品組み込み治具を提供すること。
【解決手段】 半製品3を位置決めして保持する保持固定部を有する第1の治具1と、半製品3に取り付けるコの字型部品5に対し半製品3へのガイド及び位置決めを行う機構を有する第2の治具2とからなり、第2の治具2は、位置決め用の穴4で第1の治具1と組み合わされ、ガイド溝15に供給されたコの字型部品5をガイド溝15に沿って移動させ半製品5に組み込んだ後、半製品3及びコの字型部品5がガイド溝15に接触しない状態にしてガイドプレート6を半製品3から離間させる機構を備えるコの字型部品組み込み治具であり、ガイドプレート6を支持する支持ブロックにはカム機構と揺動機構とが設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ある製品の所定の位置にコの字型の部品を組み込む装置に用いるコの字型部品組み込み治具に関する。
図4は、従来技術による、直方体状のインダクタ本体にコの字型部品(電極)を組み付ける工程を示す斜視図である。同図に示したように、従来このような製品にコの字型部品を組み込むには、まず製品固定用の治具等に製品を並べ、組み込み部分を開放した状態でコの字型部品を所定の位置へ手作業で組み込んでいた。さらに、製品にコの字型部品を組み込んだ後、組み込み位置の調整を行う必要があった。
このような工程を機械化するときに利用できる技術として、構成部品を本体に組み付けた後、次の工程に移る間に必要な動作を確保する機構に関して、その構成部品が微小でない場合については、種々の例が知られている(特許文献1など)。
しかし、製品及びコの字型部品が小さい場合は扱いにくく、製品とコの字型部品の位置決めが難しい。特に、チップ形状のインダクタにコの字型の電極を組み付ける場合などに、その問題が顕著になる。これを解決する機械設備の機構は大がかりなものとなり、比較的、短期間に使用する製造設備の一部として用いるには不適当であった。
そこで、本発明の課題は、安価で、効率的な半製品整列および部品組み込みが可能なコの字型部品組み込み治具を提供することにある。
本発明のコの字型部品組み込み治具は、半製品を位置決めして保持する保持固定部を有する第1の治具と、前記半製品に取り付けるコの字型部品に対し前記半製品へのガイド及び位置決めを行う機構を有する第2の治具とからなり、前記第2の治具は、所定の位置で第1の治具と組み合わされ、ガイド溝に供給されたコの字型部品を前記ガイド溝に沿って移動させ前記半製品に組み込んだ後、前記半製品及びコの字型部品が前記ガイド溝に接触しない状態にして前記ガイド溝が形成されたガイド板を前記半製品から離間させる機構を備えるコの字型部品組み込み治具において、前記ガイド溝が形成されたガイド板を支持する支持ブロックでの前記第1の治具側の箇所にはカム機構が設けられ前記第1の治具とは逆側の箇所には揺動機構の中心となる回転軸が設けられ、前記カム機構を介して前記支持ブロックを載せる直動ガイドの直線運動のみで前記ガイド溝を前記コの字型部品から離し、前記ガイド板を前記半製品から離間させることを特徴とする。
前記カム機構をなす回転円柱は前記支持ブロックの軸受けに支持された軸を中心に回転し、前記カム機構をなすカム板は、前記回転円柱に接し、前記直動ガイドに支持され、厚さの異なる2箇所とその間の傾斜箇所とを有するとよい。
前記支持ブロックには、前記直動ガイドの直線運動によって前記支持ブロックを前記第1の治具から離間させるように移動させるための当接体が設けられるとよい。
前記第1の治具の保持固定部は、前記半製品の外形形状に合わせた形状により位置決めを行う形状であるとよい。
前記半製品は磁性材料からなり、前記第1の治具の前記保持固定部は前記半製品を保持するための磁石を有するとよい。
前記第1の治具には前記半製品を複数個保持する保持固定部が形成され、前記第2の治具の前記ガイド板には複数個のガイド溝が併置して形成され、複数のコの字型部品の組み込みを同時に行うとよい。
以上のように、本発明によれば、コの字型部品の組み込み装置に用いられ、コの字型部品を組み込もうとする半製品を効率良く、保持固定又は整列固定させ、コの字型部品をより早く、より規則的に組み込み、位置決めが可能なコの字型部品組み込み治具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明の一実施の形態におけるコの字型部品組み込み治具を図1に示す。図1(a)はその平面図、図1(b)はその側面図である。また、図3に本実施の形態におけるコの字型部品組み込み治具の動作状態を示す。図3(a)はコの字型部品を半製品に組み込んだ直後の状態を示す側面図であり、図3(b)はコの字型部品からガイド溝が離れた状態を示す側面図であり、図3(c)はガイドプレートがコの字型部品から離間した状態を示す側面図である。
図1に示すように、本実施の形態のコの字型部品組み込み治具は、半製品を所定の位置に保持する治具1と、治具1を所定の位置に設置し、コの字型の部品を溜めておき、搬送の際ガイドし、半製品に組み込む治具2で構成される。
治具1では、予め設けられた溝状の箇所へ半製品3のような形状、方向のものを組み込む。半製品3がインダクタのような磁性材料からなるものであれば、治具1内の半製品3が保持される保持固定部の下部へ磁石7を組み込むことで半製品3を保持することも可能である。
治具2では、治具1の位置決め用の穴4と治具2の位置決めピン8で位置決めを行う。治具1と治具2を位置決めした後、コの字型部品5をガイドするガイドプレート6を治具1へ近づける。ガイドプレート6が所定の位置に決った後、コの字型部品5を半製品3に組み込む。
半製品3とコの字型部品5を組み込んだ後、治具1を取り出す前に、ガイドプレート6とコの字型部品5が接触したままガイドプレート6を動かすと、両者の摩擦によってコの字型部品5の位置が変わってしまうので隙間をあける必要がある。
図3に基づいて説明する。治具2において、ガイドプレート6を治具1から離す際に隙間を作るため、直動ガイド10上に取り付けたカム板9を移動させる。予め段差の付いたカム板9を移動させることで、カム板9上にある転がり軸受け11に支持された回転円筒がカム板9の段差の分だけ下がる。転がり軸受け11は支持ブロック12によってガイドプレート6と連結している。またガイドプレート6は軸14を回転中心として揺動する。そのため転がり軸受け11が下がることでガイドプレート6は軸14を回転中心として下がり、コの字型部品との間に隙間をつくる事ができる。その後、更にカム板9を移動させ支持ブロック12に設けられたストッパー(当接体)13に当てることで、ガイドプレート6を治具1から完全に離し、治具1を取り外し易い状態にする。次に、治具1に半製品3を保持固定して、次のコの字型部品の組み込みを行うと、効率的かつ規則的にコの字型部品の組み込みを行うことができる。
図2は他の実施の形態でのコの字型部品組み込み治具を示し、図2(a)は半製品を45°回転して保持固定する実施の形態の平面図であり、図2(b)は複数の半製品を保持固定する実施の形態の平面図である。
図2(a)に示した実施の形態では、半製品3を45°回転させた状態で、4隅の角形状に合わせた保持固定部を治具1に形成し、また、ガイドプレート6には45°傾斜したガイド溝15を設けている。この形態では、半製品3の位置決めが容易になる。
図2(b)に示した実施の形態では、複数の半製品3を位置決めして固定する保持固定部が治具1に設けられている。この形態では、大量のコの字型部品の組み込みを効率的に行うことができる。
1,2 治具
3 半製品
4 位置決め用の穴
5 コの字型部品
6 ガイドプレート(ガイド板)
7 磁石
8 位置決めピン
9 カム板
10 直動ガイド
11 転がり軸受け
12 支持ブロック
13 ストッパー(当接体)
14 軸
15 ガイド溝
3 半製品
4 位置決め用の穴
5 コの字型部品
6 ガイドプレート(ガイド板)
7 磁石
8 位置決めピン
9 カム板
10 直動ガイド
11 転がり軸受け
12 支持ブロック
13 ストッパー(当接体)
14 軸
15 ガイド溝
Claims (6)
- 半製品を位置決めして保持する保持固定部を有する第1の治具と、前記半製品に取り付けるコの字型部品に対し前記半製品へのガイド及び位置決めを行う機構を有する第2の治具とからなり、前記第2の治具は、所定の位置で第1の治具と組み合わされ、ガイド溝に供給されたコの字型部品を前記ガイド溝に沿って移動させ前記半製品に組み込んだ後、前記半製品及びコの字型部品が前記ガイド溝に接触しない状態にして前記ガイド溝が形成されたガイド板を前記半製品から離間させる機構を備えるコの字型部品組み込み治具において、前記ガイド溝が形成されたガイド板を支持する支持ブロックでの前記第1の治具側の箇所にはカム機構が設けられ前記第1の治具とは逆側の箇所には揺動機構の中心となる回転軸が設けられ、前記カム機構を介して前記支持ブロックを載せる直動ガイドの直線運動のみで前記ガイド溝を前記コの字型部品から離し、前記ガイド板を前記半製品から離間させることを特徴とするコの字型部品組み込み治具。
- 前記カム機構をなす回転円柱は前記支持ブロックの軸受けに支持された軸を中心に回転し、前記カム機構をなすカム板は、前記回転円柱に接し、前記直動ガイドに支持され、厚さの異なる2箇所とその間の傾斜箇所とを有することを特徴とする請求項1記載のコの字型部品組み込み治具。
- 前記支持ブロックには、前記直動ガイドの直線運動によって前記支持ブロックを前記第1の治具から離間させるように移動させるための当接体が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のコの字型部品組み込み治具。
- 前記第1の治具の保持固定部は、前記半製品の外形形状に合わせた形状により位置決めを行う形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコの字型部品組み込み治具。
- 前記半製品は磁性材料からなり、前記第1の治具の前記保持固定部は前記半製品を保持するための磁石を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコの字型部品組み込み治具。
- 前記第1の治具には前記半製品を複数個保持する保持固定部が形成され、前記第2の治具の前記ガイド板には複数個のガイド溝が併置して形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のコの字型部品組み込み治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005144144A JP2006324329A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | コの字型部品組み込み治具 |
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JP2005144144A JP2006324329A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | コの字型部品組み込み治具 |
Publications (1)
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JP2006324329A true JP2006324329A (ja) | 2006-11-30 |
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JP2005144144A Pending JP2006324329A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | コの字型部品組み込み治具 |
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JP (1) | JP2006324329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114334410A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-04-12 | 江西赣电电气有限公司 | 一种变压器箱体夹件 |
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2005
- 2005-05-17 JP JP2005144144A patent/JP2006324329A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114334410B (zh) * | 2022-01-17 | 2023-06-06 | 江西赣电电气有限公司 | 一种变压器箱体夹件 |
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