JP2006323732A - 情報センタ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラム - Google Patents

情報センタ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006323732A
JP2006323732A JP2005147818A JP2005147818A JP2006323732A JP 2006323732 A JP2006323732 A JP 2006323732A JP 2005147818 A JP2005147818 A JP 2005147818A JP 2005147818 A JP2005147818 A JP 2005147818A JP 2006323732 A JP2006323732 A JP 2006323732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
information
score
time
storage means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005147818A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Shishido
一郎 宍戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2005147818A priority Critical patent/JP2006323732A/ja
Publication of JP2006323732A publication Critical patent/JP2006323732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 利用者の嗜好に合ったコンテンツの選択を精度良く行うと共に、個人情報管理を容易とする情報配信システムを構築するための情報サーバ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラムを提供する。
【解決手段】 次元間の相関の少ない情報空間内で求めた各コンテンツのスコアと、そのスコアと同一の次元を有するプロファイルとの間の類似度を計算し、その類似度に基づきコンテンツを選択している。従って、従来の方法よりも精度良く類似度を計算することができ、利用者の好みに合ったコンテンツを従来方法よりも精度良く選択することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者の好みに合った放送番組やネットワークコンテンツを自動的に選択する情報配信システムを構築するための情報サーバ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラムに関するものである。
近年、インターネットの普及や放送の多チャンネル化により、利用できるコンテンツの数が急激に増えている。これに伴い、利用者が大量のコンテンツの中から所望のコンテンツを探すのに時間や手間がかかるという問題も生じており、このような問題を解決するシステムや装置も発表されている。
例えば、特開2000−23112では、放送番組の映像、音声、テキスト情報を解析して属性を抽出し、この属性を利用者の嗜好が登録されたプロファイルと照合して、利用者の嗜好と合致する番組を自動的に選択するシステムが開示されている。利用者が操作する映像機器とは別の情報フィルタリング装置を設け、そこで番組の内容解析、プロファイル記憶、番組選択等を行う構成のため、映像機器の計算パワーが小さい場合にも利用者の嗜好に合った番組を自動的に録画することが出来る、といった特徴を持っている。
特開2000−23112号公報
従来の方法においては、番組表及び映像音声信号からキーワードを抽出し、キーワードのベクトルを使って番組やシーンを表現すると共に、ユーザプロファイルを作成している。そして、番組のキーワードベクトルとユーザプロファイルのキーワードベクトルを使って、利用者と番組との類似度を計算している。
この方法では、各キーワードが情報空間の各次元に一対一に対応しているので、キーワード間に相関があるような場合には、類似度の計算精度が上がらない場合があった。例えば、「CPU」というキーワードと「演算処理装置」というキーワードがあるような場合、両者は意味が似ているため、それらの使用頻度には相関があると考えられるが、従来方法では、このような場合でも2つのキーワードを独立して扱うため、類似度の計算精度が低下する場合があった。
また従来の方法では、利用者が利用する映像機器とは別の情報フィルタリング装置内に利用者の嗜好を表わす個人情報であるプロファイルを記憶格納するため、個人情報管理に難しい面があった。
そこで本発明は、利用者の嗜好に合ったコンテンツの選択を精度良く行うと共に、個人情報管理を容易とする情報配信システムを構築するための情報サーバ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラムを提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するために本発明は、以下の情報サーバ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラムを提供するものである。
(1) 複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルを、端末装置に送信する情報センタであって、
前記各コンテンツのタイムテーブルを格納するタイムテーブル格納手段と、
前記各コンテンツの各コンテンツ属性を格納するコンテンツ属性格納手段と、
前記コンテンツ属性格納手段から読み出した前記各コンテンツ属性を用いて、前記各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない第2の情報空間に、前記各コンテンツを配置するための配置式を生成する配置式生成手段と、
前記配置式に従って、前記各コンテンツの前記第2の情報空間内での座標値である各スコアをそれぞれ計算し、前記各コンテンツと前記各スコアとが対応付けられたスコアテーブルを格納するスコア計算手段と、
前記タイムテーブル格納手段から読み出した前記タイムテーブル、及び前記スコア計算手段から読み出した前記スコアテーブルを、前記端末装置に送信する送信手段と、
を備えた情報センタ。
(2) 前記配置式生成手段は、前記各コンテンツと前記各コンテンツ属性との対応を示す行列データに対して多変量解析手法を適用して求められる前記各コンテンツ属性に対応した重み係数を用いて前記配置式を生成することを特徴とする上記(1)記載の情報センタ。
(3) 上記(1)または(2)記載の情報センタから、前記タイムテーブルと前記スコアテーブルとを受信する端末装置であって、
前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを前記情報センタから受信する第1の受信手段と、
前記受信した前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを格納するコンテンツ関連情報格納手段と、
使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記履歴情報格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するコンテンツ選択手段であり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするコンテンツ選択手段と、
前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツを当該送信元から受信する第2の受信手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。
(4) 上記(1)または(2)記載の情報センタから、前記タイムテーブルと前記スコアテーブルとを受信する端末装置であって、
前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを前記情報センタから受信する第1の受信手段と、
前記受信した前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを格納するコンテンツ関連情報格納手段と、
使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記履歴情報格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するコンテンツ選択手段であり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするコンテンツ選択手段と、
前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツに対応する送信終了予定日時より前に、前記選択コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。
(5) 複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルを、端末装置に送信する情報センタとしてコンピュータを機能させるための情報送信プログラムであって、
前記各コンテンツの各コンテンツ属性を格納する第1の格納手段から読み出した前記各コンテンツ属性を用いて、前記各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない第2の情報空間に、前記各コンテンツを配置するための配置式を生成するステップと、
前記配置式に従って、前記各コンテンツの前記第2の情報空間内での座標値である各スコアをそれぞれ計算し、前記各コンテンツと前記各スコアとが対応付けられたスコアテーブルを生成し第2の格納手段に格納させるステップと、
前記各コンテンツのタイムテーブルを格納する第3の格納手段から読み出した前記タイムテーブル、及び前記第2の格納手段から読み出した前記スコアテーブルを、前記端末装置に対して送信させるステップと、
をコンピュータに実行させるための情報送信プログラム。
(6) 情報センタから送信される情報に基づきコンテンツの選択を行う端末装置としてコンピュータを機能させるための情報選択プログラムであって、
複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記タイムテーブルを受信させると共に、前記各コンテンツの下記第2の情報空間における座標値である各スコアと前記各コンテンツとが対応付けられたスコアテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記スコアテーブルを受信させるステップと、
前記受信された前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを第1の格納手段に格納させるステップと、
使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を生成し第2の格納手段に格納させるステップと、
前記第1の格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記第2の格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するステップと、
前記第1の格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するステップであり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするステップと、
前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツを当該送信元から受信させるステップと、
をコンピュータに実行させるための情報選択プログラムであり、
前記各コンテンツの各スコアは、前記各コンテンツの各コンテンツ属性を用いて、その各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない前記第2の情報空間における前記各コンテンツの座標値である、
ことを特徴とする情報選択プログラム。
(7) 情報センタから送信される情報に基づきコンテンツの選択を行う端末装置としてコンピュータを機能させるための情報選択プログラムであって、
複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記タイムテーブルを受信させると共に、前記各コンテンツの下記第2の情報空間における座標値である各スコアと前記各コンテンツとが対応付けられたスコアテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記スコアテーブルを受信させるステップと、
前記受信された前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを第1の格納手段に格納させるステップと、
使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を生成し第2の格納手段に格納させるステップと、
前記第1の格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記第2の格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するステップと、
前記第1の格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するステップであり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするステップと、
前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツに対応する送信終了予定日時より前に、前記選択コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を報知させるステップと、
をコンピュータに実行させるための情報選択プログラムであり、
前記各コンテンツの各スコアは、前記各コンテンツの各コンテンツ属性を用いて、その各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない前記第2の情報空間における前記各コンテンツの座標値である、
ことを特徴とする情報選択プログラム。
本発明による情報サーバ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラムによれば、次元間の相関の少ない第2の情報空間内で求めた各コンテンツのスコアと、そのスコアと同一の次元を有するプロファイルとの間の類似度を計算し、その類似度に基づきコンテンツを選択している。従って、従来の方法よりも精度良く類似度を計算することができ、利用者の好みに合ったコンテンツを従来方法よりも精度良く選択することができる。
本発明において作成したプロファイルは、各キーワードをプロファイルの各要素に一対一に対応させて作成したプロファイルよりも次元数を小さくすることが可能なので、プロファイルとコンテンツのスコアとの類似度計算を行う際の計算量を削減すると共に、プロファイルを保存するための記憶容量を削減することが可能である。
また、使用者の個人情報であるプロファイルを、情報サーバ側ではなく、使用者の使用する端末装置内に保存するのに加えて、本発明におけるプロファイルは、各キーワードをプロファイルの各要素に一対一に対応させて作成したプロファイルに比べ、プロファイルの具体的内容を解読することが難いという特性を持つため、個人情報の保護を図りやすい。
選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツを当該送信元から受信する第2の受信手段を端末装置に設けた場合には、選択コンテンツを自動的に確実に受信できる。
選択コンテンツに対応する送信終了予定日時より前に、前記選択コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を報知する報知手段を端末装置に設けた場合には、使用者に選択コンテンツの送信情報を確実に知らせることができる。
[実施例]
本発明の情報センタ、端末装置の実施例を適用した情報配信システムの全体構成を図1に示す。コンテンツを送信するコンテンツ送信装置11と、コンテンツのタイムテーブルを提供する情報センタ12と、少なくともタイムテーブルを受信する端末装置13が、放送または/及びネットワーク14を介して接続されている。コンテンツは、放送番組またはネットワーク配信されるコンテンツである。コンテンツ送信装置11と情報センタ12は、必ずしも別々の装置である必要はなく、両機能を持つ単一装置として実現することも可能である。
情報センタ12の構成を図2に示す。コンテンツを一意に識別するコンテンツIDと共に、コンテンツの送信日時及びチャネル番号またはURL等のアクセス情報を示すタイムテーブル格納手段21と、コンテンツIDと共にコンテンツのジャンル、制作者、出演者、キーワード、時間帯などのコンテンツ属性を格納するコンテンツ属性格納手段22と、コンテンツ属性を使って次元間の相関の少ない情報空間に各コンテンツを配置するための配置式を格納する配置式生成手段23と、配置式に従って各コンテンツの情報空間内での座標値であるスコアを計算するスコア計算手段24と、コンテンツのタイムテーブル及びスコアを端末装置13に送信する送信手段25と、情報センタ全体の制御を行う制御手段26と、情報センタの運営者が操作を行うための制御コンソール27を持っている。
制御コンソール27は、キーボード、マウス等の入力デバイスとディスプレイを持っている。情報センタ12の大部分の機能は、通常のコンピュータを使用してソフトウェア機能として実現することが可能である。
以下、図3に示すフローチャートを用いて、情報センタ12の動作を説明する。なお、情報センタ12の各手段の連係動作は、制御手段26により制御されている。
[タイムテーブル格納動作]
まずステップS100では、タイムテーブル格納手段21がコンテンツの送信スケジュールを示すタイムテーブルを格納する処理を行う。情報センタ12の運営者が制御コンソール27を使って、送信開始日時、送信終了日時、アクセス情報を入力すると、タイムテーブル格納手段21が、コンテンツを一意に識別可能なコンテンツIDを生成し、そのコンテンツIDに関連付けて、送信開始日時、送信終了日時、アクセス情報を図4に示すような形式で格納する。ここで、アクセス情報とは、端末装置がコンテンツにアクセスするのに必要な情報であり、放送番組の場合はチャネル番号、ネットワークコンテンツの場合はURLなどである。
[コンテンツ属性格納動作]
次に、ステップS110では、コンテンツ属性手段22がコンテンツ属性を作成し、格納する処理を行う。情報センタ12のコンテンツ属性格納手段22には、タイムテーブル格納手段21で使われているコンテンツIDに対応して、属性の種類を示すタイプコードと属性の値が図5のような形式で格納される。例えば、コンテンツのジャンル、出演者、キーワード、制作者、送信時間帯、を使用する場合は、タイプコードをジャンル=1、出演者=2、キーワード=3、制作者=4、送信時間帯=5、などと設定する。もちろんコンテンツ属性の種類は、これらに限定されるものではなく、またコンテンツ毎に使用する属性が異なっていても良い。既に格納されているコンテンツ属性は消去せずに、追加格納を行う。
これらのコンテンツ属性は、情報センタの運営者が作成した上でコンソール27を操作することで登録される。また、コンテンツの内容を記述したテキストデータが存在するような場合には、このテキストデータに公知の形態素解析を適用して単語に分割した後、特定の品詞を選択する等の処理を行って、キーワードを自動的に生成しても良い。また、コンテンツの音声データを音声認識処理によりテキストデータに変換した後、同様にキーワード生成を行っても良い。更に、コンテンツの画像データに含まれるテロップ情報などを画像認識処理によりテキストデータに変換した後、同様にキーワード生成を行っても良い。
[配置式生成動作]
次にステップS120では制御手段26が、配置式を作成するか否かを所定の条件に従って判定する。所定の条件としては、「常に真」、すなわち配置式を毎回作成するようにしても良い。あるいは、前回配置式を作成してから一定時間が経過した後に作成するようにしても良い。あるいは、コンテンツ属性格納手段に新規に登録されたコンテンツ属性の数が所定数よりも多い場合に作成するようにしても良い。配置式を一度も作成していない初期状態の場合は、もちろん配置式を作成する。このような所定の条件を満たす場合は、ステップS130に進み、そうでない場合はステップS140に進む。
配置式生成手段23は、コンテンツ属性を使って次元間の相関の少ない情報空間に前記コンテンツを配置するための配置式を作成し、格納する。
各コンテンツ属性をそのまま各次元に1対1に対応させた情報空間を構築し、この情報空間内での各コンテンツの座標値を使ってコンテンツ間の類似度を計算したり、利用者プロファイルを作成することも考えられるが、一般的にはこのような情報空間(以下では「直接的な情報空間」とする)には次元間の相関があるので、コンテンツ間の類似度や、利用者プロファイルとコンテンツとの類似度を十分な精度で計算するのが難しいといった問題があった。例えば、キーワードをコンテンツ属性に用いる場合、「CPU」と「演算処理装置」という2つのキーワードは、意味的に近く、同一のコンテンツで使用される確率が高いので、相関が高いと考えられる。一方で例えば、「CPU」と「イス」は、相関が低いと考えられる。情報空間において2つのベクトルの距離や内積を計算する際の計算精度を上げるためには、各次元間の相関が少ないことが必要であるが、上記の直接的な情報空間においては、一般的に次元間の相関があり、十分な計算精度を得ることが難しい場合があった。
そこで本発明においては、上記のような直接的な情報空間ではなく、次元間の相関の少ない情報空間に各コンテンツを配置するための配置式を作成して、コンテンツ間あるいはコンテンツと利用者プロファイルとの類似度計算に利用する。この配置式は、数式(1)に示すように、N次元のベクトルX(x[1]〜x[N])を入力とし、M次元のベクトルY(y[1]〜y[M])を出力する関数Fである。ただし、Nはコンテンツ属性格納手段に格納されている(タイプコード,コンテンツ属性の値)の組のユニークな総数であり、Mは1≦M<Nを満たす整数である。また、ベクトルXは、コンテンツと各属性インデックスとの関係(あてはまり度合い)を示すものである。ベクトルXとしては種々なものが考えられるが、例えば、あるコンテンツが属性インデックスjに該当する場合には「1」、該当しない場合には「0」としてx[j](j=1〜N)を設定したものを用いることができる。一般的に、コンテンツ属性(ベクトルX)の各次元間には相関があるので、利用者プロファイルとコンテンツとの類似度を計算する際に誤差が大きくなる場合がある。一方、コンテンツ属性を配置式により配置したベクトルYの各次元間の相関は、ベクトルXの各次元間の相関よりも少なくなるので、利用者プロファイルとコンテンツとの類似度計算の精度が向上する。
Figure 2006323732
ステップS130において配置式生成手段23は、属性インデックスj(j=1〜N)とコンテンツ属性(タイプコード及び属性の値)との対応を示す属性インデックステーブルを作成し、図6に示す形式で配置式生成手段23内に格納する。属性インデックスは、(タイプコード,コンテンツ属性の値)の組に対応した、1からNまでの番号である。
ステップS135において配置式生成手段23は、関数Fである配置式を生成し、配置式生成手段23内に格納する。本実施例では、関数Fが線形関数である場合を例にして説明するが、これ以外に非線形関数を用いることも出来る。配置式を生成する詳細動作については後述する。
関数Fを線形関数とする場合は、数式(2)に示すように、ベクトルXと行列Aとの積により、出力Y(スコア)が得られる。a[k][j](k=1〜M、j=1〜N)は、行列Aの要素である。そして、行列Aの要素a[k][j](k=1〜M、j=1〜N)を配置式生成手段23に格納する。
Figure 2006323732
(配置式生成の方法)
配置式生成は、配置式生成手段23において図7に示す処理フローにより行われる。
ステップS200では、コンテンツ属性格納手段に格納されているデータを読み出し、更にステップS130で作成した属性インデックステーブルを参照して、図8に示す形式の属性行列Bを作成する。属性行列Bは、コンテンツiを行に、属性インデックスjを列に対応させた行列であり、コンテンツの数をL、属性インデックスの数をNとした場合に、L行N列の行列となる。行列の要素b[i][j](i=1〜L、j=1〜N)は、コンテンツiが属性インデックスjに相当する属性を持つ場合は「1」、持たない場合は「0」とする。あるいは、キーワード属性などのように、1つのコンテンツに同一の属性が複数回出現するような場合には、「1」と「0」の2値を使う以外にも、出現頻度を行列要素としても良い。更には、数式(7)に従って、行列要素b[i][j](i=1〜L、j=1〜N)を設定しても良い。ここでf[i][j]は、コンテンツiにおける属性インデックスjの出現頻度であり、d[j]は、属性インデックスjが出現するコンテンツの数であり、δは定数である。数式(7)を使うと、あるコンテンツにおける、あるコンテンツ属性の出現頻度が大きい程、またそのコンテンツ属性が使われているコンテンツ数が少ない程、行列要素の値が大きくなるので、より適切な意味を反映した行列要素が得られる。
Figure 2006323732
ステップS210では、属性行列Bに対して、外的基準(目的変数)が無い形式のデータに適用可能な多変量解析手法を適用して、各属性インデックスに対応した重み係数を得る。このような多変量解析手法としては例えば、主成分分析、因子分析、対応分析、数量化3類などの公知の手法を用いることができる。またこれらの多変量解析手法の他にも独立成分分析、自己組織化マップなどを用いることも可能である。これらの手法により、各々のコンテンツ属性を独立した次元とする直接的な情報空間に比べて、次元間の相関が少ない情報空間を構築することが可能である。
例えば、数量化3類を適用すると、属性インデックスj(j=1〜N)に対応して、各コンテンツ属性に対応したM次元の重み係数(カテゴリスコア)c[k][j](k=1〜M、j=1〜N)と固有値λ[k](k=1〜M)が得られる。ただしMは、1≦M<min(L, N)を満たす所定の定数である。数式(3)に従って係数a[k][j]を設定することにより、N次元の直接的な情報空間を用いたと仮定した場合に比べて、次元間の相関の少ないM次元の情報空間にコンテンツを配置することができる(M<N)。なお、数式(3)では、固有値λ[k]を用いているが、これを用いずに、a[k][j]=c[k][j](k=1〜M、j=1〜N)として、配置式の係数a[k][j]を求めても良い。
ステップS220では、係数a[k][j](k=1〜M、j=1〜N)を配置式生成手段23に格納する。
以上が配置式生成動作である。
Figure 2006323732
[スコア計算動作]
次にステップS140において、スコア計算手段24がコンテンツのスコアを計算する。スコア計算手段24の詳細動作を図9のフローチャートを使って説明する。
ステップS300では、スコア計算手段24は、後述するスコアテーブル及びタイムテーブル格納手段21を参照し、タイムテーブルに登録されていてスコアテーブルに登録されていないコンテンツ選択し、そのコンテンツIDを得る。選択したコンテンツの集合をαとする。
次にステップS310では、選択されたコンテンツIDをキーにしてコンテンツ属性格納手段22から該当するコンテンツ属性を読み出す。
次にステップS320では、配置式生成手段23の属性インデックステーブルを参照して、集合αに属する各コンテンツのコンテンツ属性を該当する属性インデックスに変換する。そして集合αに属する全てのコンテンツi(i∈α)について、ステップS200で用いた方法と同じ方法で属性ベクトルx[i] [j] (i∈α、j=1〜N)を作成する。すなわち、ステップS200で属性行列Bを、コンテンツiが属性j番目の属性に該当する場合は「1」、該当しない場合は「0」という値に設定した場合は、そのように属性ベクトルを作成する。また数式(7)に従って属性行列Bを作成した場合には、同様に数式(7)に従って属性ベクトルを作成する。
そしてS330では、集合αに属する全てのコンテンツiについて、数式(2)により、スコアy[i][k](i∈α、k=1〜M)を計算する。そして、図10に示すような形式で、スコア計算手段24のスコアテーブルとして格納する。このテーブルの行はコンテンツに対応し、列はM次元のスコアに対応している。
[タイムテーブル及びスコア送信動作]
次にステップS150において、制御手段26は、所定のスケジュールを参照して、端末装置13に情報を送信するか否かを判定する。例えば、1日に数回の頻度で所定の時間に端末装置に情報を送信するようにスケジュールが設定されている。端末装置13に情報を送信する場合には、ステップS160に進み、そうでない場合は、ステップS170に進む。
あるいは、所定のスケジュールを用いずに、端末装置13からの送信要求の有無を調べて、送信要求がある場合に情報を送信するようにしても良い。
次にステップS160において、送信手段25は、タイムテーブル格納手段21を参照して、送信開始日時が現在日時から所定時間以内にあるコンテンツを選択する。このコンテンツ集合をβとする。そしてコンテンツ集合βのコンテンツID、送信開始日時、送信終了日時、アクセス情報をタイムテーブル格納手段21から読み出す。更に、スコア計算手段24のスコアテーブルを参照して、コンテンツ集合βのスコアy[i][k](i∈β、k=1〜M)を読出し、コンテンツID、送信開始日時、送信終了日時、アクセス情報、スコアからなるコンテンツ情報を送信手段25を介して端末装置13に送信する。
次にステップS170において、制御手段26は、処理モードを判別する。処理モードフラグは、運営者が制御コンソール27を使って随時設定できるものであり、制御手段27が記憶保持している。処理モードフラグには、「送信待機」、「新規登録」、「処理終了」の3種類の状態がある。「送信待機」である場合には、ステップS180に進み、所定の時間スリープした後に、ステップS150に戻って処理を繰り返す。「新規登録」である場合には、ステップS100に戻って処理を繰り返す。「処理終了」である場合には、処理を終了する。
以上が、情報センタ12の構成及び動作の説明である。
次に、端末装置13の構成及び動作について説明する。端末装置13の構成を図11、図12及び図13に示す。後述するように端末装置13には、「自動受信」、「自動記録」、「自動通知」の3つの方式がある。「自動受信」方式を実施する場合には図11の構成とし、「自動記録」方式を実施する場合には図12の構成とし、「自動通知」方式を実施する場合には図13の構成とする。
図11において端末装置13は、情報センタからタイムテーブル及びスコアテーブルを受信するコンテンツ関連情報受信手段31と、タイムテーブル及びスコアテーブルを格納するコンテンツ関連情報格納手段32と、利用者が利用したコンテンツのスコアを使って利用者の好みを示すプロファイルを作成するプロファイル作成手段34と、コンテンツ関連情報格納手段32のスコアとプロファイルとの類似度を計算し、類似度の高いコンテンツを選択するコンテンツ選択手段33と、装置全体の制御を行う制御手段35と、利用者の操作履歴を格納する履歴格納手段36と、操作ボタンを備えた入力手段37と、ディスプレイ等の画像出力装置あるいはスピーカ等の音声出力装置などで構成される出力手段38と、コンテンツ関連情報格納手段32のタイムテーブルに基づきコンテンツ送信装置11からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段39と、で構成されている。
図12において端末装置13は、図11に示した構成手段に加えて、コンテンツ受信手段を介して受信したコンテンツの記録、再生を行うコンテンツ記録再生手段40を備えている。
図13において端末装置13は、図11に示した構成手段に対して、利用者にコンテンツの送信日時等を通知するための通知手段41を加えた構成である。なお、図13の端末装置13において、コンテンツ受信手段39を省略した構成とすることも可能である。
次に、図14に示すフローチャートを用いて、端末装置13の動作を説明する。端末装置13においては、利用者からの終了指示がない限り図14のステップS390〜S412の処理動作が繰り返し行われる。
[タイムテーブル及びスコア受信動作]
まずステップS390においてコンテンツ関連情報受信手段31は、コンテンツID、送信開始日時、送信終了日時、アクセス情報などのタイムテーブル情報と、スコアテーブル情報からなるコンテンツ関連情報を情報センタ12から受信し、図15に示すような形式でコンテンツ関連情報格納手段32に格納する。端末13が情報センタ12からネットワークを介してコンテンツ関連情報を受信するような場合は、コンテンツ関連情報の受信に先立ち、端末13から情報センタ12にコンテンツ関連情報の送信を要求するデータを送信する。端末13が情報センタ12から放送電波を介してコンテンツ関連情報を受信するような場合には、情報センタ12が所定のスケジュールに従ってコンテンツ関連情報を送信するので、端末13から情報センタ12に送信要求を示すデータを送信する必要はない。
図15において、選択フラグは、コンテンツが利用者のプロファイルに合致するか否かを示すフラグであり、「1」が合致する、「0」が合致しないを意味する。ステップS390においては、このフラグを「0」に設定する。また、予測対象フラグは、コンテンツの送信が将来行われる場合には、予測対象である「1」であり、そうでない場合は「0」となる。ステップS390においてコンテンツ情報格納32に格納するコンテンツは、基本的に将来送信が行われるものであるので、予測対象フラグは「1」となる。
次にステップS395において、制御手段35は、送信開始日時、送信終了日時、予測対象フラグをチェックし、送信終了日時が現在日時よりも小さいコンテンツ(過去のコンテンツ)については、予測対象フラグを「0」に変更するか、またはコンテンツ関連情報格納手段32からそのコンテンツの行を削除する。ステップS395においては、送信終了日時ではなく、送信開始日時と現在日時を比較して処理を行っても良い。
[利用者プロファイル作成動作]
次にステップS400において制御手段35は、利用者のコンテンツに対する操作要求が有るか否かを判定する。具体的な操作要求の種類は端末装置13の構成によって変わるが、例えば、コンテンツの再生(リアルタイムの視聴も含む)、コンテンツ記録、コンテンツ消去などである。また、後述するように利用者がコンテンツに対する好き嫌いの情報を入力する場合もある。利用者はコンテンツを利用するに際し、入力手段37の操作ボタンを使って制御手段35に操作要求を出す。操作要求の対象となるコンテンツを選ぶ方法の一例としては、制御手段35がコンテンツ関連情報格納手段32のタイムテーブル情報を読み出して、出力手段38に出力(表示)し、利用者が入力手段37を使って利用したいコンテンツを選択するようにすれば良い。操作要求がある場合には、ステップS401に進み、そうでない場合にはステップS402に進む。
次にステップS401において、履歴格納手段36は、コンテンツIDと操作タイプを関連付けて図16に示すような形式で操作履歴テーブルに記録する。操作タイプは例えば、コンテンツを再生(リアルタイム視聴も含む)した場合に「1」、コンテンツを記録した場合に「2」、記録したコンテンツに消去防止のロックをかけた場合に「3」、記録したコンテンツを消去した場合に「4」、といったコードを割り当てたものである。また、利用者にコンテンツに対する好き嫌いを入力させて、例えば、利用者が「好き」と入力した場合には操作タイプ「5」、「嫌い」と入力した場合には操作タイプ「6」を割り当てて記録しても良い。なお、端末装置13にコンテンツ受信手段39を設けず、コンテンツに対して操作を行わない場合には、利用者のコンテンツに対する好き嫌いの情報を操作履歴テーブルに記録することになる。1つのコンテンツに対する操作は1回とは限らない。操作要求がある毎に、コンテンツIDと操作タイプを関連付けて記録する。更に履歴格納手段36は、コンテンツIDと操作タイプの他に、操作日時を関連付けて図17に示すような形式で操作履歴テーブルに格納しても良い。
次にステップS402において制御手段35は、所定のプロファイル作成条件に従って、プロファイルを作成更新するタイミングであるか否かを判定する。作成更新する場合はステップS403に進み、そうでない場合はステップS405に進む。所定のプロファイル作成条件としては種々の条件を用いることができる。例えば、ステップS400の判定に従ってステップS402を判定し、操作要求がある毎にプロファイル作成更新しても良い。あるいは、ステップS403でプロファイルを作成する毎にその作成日時を制御手段35に記録しておき、前回のプロファイル作成日時と現在日時を比較して、操作要求があり、かつ前回の作成日時から所定の時間以上経過した場合に、前記のプロファイル作成条件が「真」になるようにしても良い。あるいは、所定数以上のデータが操作履歴テーブルに格納されている場合に、前記のプロファイル作成条件が「真」になるようにしても良い。また、一度もプロファイルが作成されていない場合には、前記のプロファイル作成条件が「真」になるようになっている。
次にステップS403において、プロファイル作成手段34は、プロファイルp[k](k=1〜M)を作成更新する。プロファイルp[k]は、各コンテンツのスコアと同じ次元を持つM次元のベクトルである。なお、ステップS404でプロファイル作成時に使用した操作履歴テーブルのデータを削除するので、操作履歴テーブルには、前回プロファイルを作成した以降に操作の対象となった履歴が格納されている。以下では、操作履歴テーブルに存在するコンテンツの集合をΔとする。プロファイル作成手段34は、コンテンツi(i∈Δ)のスコアy[i][k]をコンテンツ属性格納手段32から読み出した上で、数式(5)に従ってプロファイルを更新する。ここで、p[k]は新しく更新されたプロファイル、p'[k]は前回のプロファイルである。履歴格納手段36にデータが存在しない初期状態においては、p'[k]は全て0となっている。また、h[i][s]は操作履歴テーブルにおけるコンテンツiのs番目の操作タイプを表わし、c[i]は操作履歴テーブルにおけるコンテンツiに関する操作履歴の総数である。
Figure 2006323732
ρは操作タイプによって決まる所定の係数である。例えば、消去防止=3、コンテンツ記録=2、コンテンツ再生=1といった操作タイプに対してプラスの値とし、コンテンツ消去=4に対してマイナスの値を持つ係数とする。更に、ρ[3]>ρ[2]>ρ[1]>0>ρ[4]というように、操作の意味に応じた値の差をつけて設定すれば良い。この例の場合は、消去防止に最も大きなプラスの値を割り当て、記録、再生の順にプラスの値が小さくなるように設定し、消去にマイナスの値を設定している。数式(5)では、前回作成したプロファイルに、操作タイプによって決まる重み係数とコンテンツのスコアとの積和を加算した値を新しいプロファイルにしている。
また、利用者にそのコンテンツが好きか嫌いかを入力してもらい、操作履歴テーブルに記録して利用しても良い。例えば、利用者が好きと入力した場合は操作タイプ=5、嫌いと入力した場合は操作タイプ=6として記録する。ρ[5]>ρ[3]>ρ[2]>ρ[1]>0>ρ[4]>ρ[6]となるように係数ρを設定することにより、利用者のコンテンツに対する好き嫌いの情報を利用者プロファイルに反映させることが出来る。
更に、ステップS401において操作日時を操作履歴テーブルに格納した場合には、数式(5)の代わりに数式(6)を用いてプロファイルの作成更新を行ってもよい。数式(6)において、T[i][s]は、操作履歴テーブルにおけるコンテンツiのs番目の操作日時であり、Taはプロファイル作成処理を行っている日時である。また関数Gは、入力が小さいほど大きな値を出力し、全ての入力に対して0以上の値を出力するような単調減少関数である。数式(6)によれば、現在日時に近い操作日時を持つデータほど大きな関数Gの出力が大きくなるので、新しい操作履歴ほど大きな重みをかけてプロファイルの作成更新に反映することができる。
Figure 2006323732
次にステップS404において、ステップS403でプロファイル作成更新に使用したデータを操作履歴テーブルから削除する。あるいは削除する代わりに、操作履歴テーブルにプロファイル作成更新に使用した否かを判別するフラグを持たせ、このフラグを更新するようにしても良い。この場合は、上述したステップS403においては、このフラグを使用して、前回のプロファイル作成以降に操作履歴に追加されたコンテンツの集合Δを特定すれば良い。
[コンテンツ選択動作]
次にステップS405において、制御手段35は、所定の条件に従ってコンテンツ選択を行うか否かを判定する。例えば、コンテンツ関連情報格納手段32に予測対象フラグが「1」のコンテンツが所定数以上格納されており、なおかつプロファイル作成手段34において、利用者のプロファイルが既に作成されている場合に、コンテンツを行うと判定する。この条件に更に、前回コンテンツ選択を行った日時からの経過時間を加えて判定しても良い。コンテンツ選択を行う場合には、ステップS406に進み、そうでない場合にはステップS409に進む。
次に、ステップS406においてコンテンツ選択手段33は、プロファイル作成手段34から利用者のプロファイルp[k](k=1〜M)を読み出す。
次にステップS407においてコンテンツ選択手段33は、コンテンツ関連情報格納手段の予測対象フラグが「1」であるコンテンツの集合γを作成し、コンテンツ集合γの各コンテンツのスコアy[i][k]と利用者のプロファイルp[k]の類似度R[i] (i∈γ)を数式(4)に従って計算する。予測対象フラグが「1」のコンテンツは、将来送信されるコンテンツ又は/及び現在送信が行われているコンテンツである。数式(4)においては、利用者プロファイルとコンテンツの類似度を2つのベクトルの間の角度として計算している。ここで用いている情報空間は、前述した直接的な情報空間よりも次元間の相関が小さいので、直接的な情報空間で2つベクトル間の角度を計算する場合よりも、利用者プロファイルとコンテンツとの意味的な類似度がより的確に反映された数値が得られる。なお、数式(4)の代りに、数式(8)に示すように、利用者プロファイルと各コンテンツのスコアとの距離を用いて類似度R[i]を計算しても良い。ここでηは定数である。また、数式(8)においてはユークリッド距離を用いているが、マハラノビス距離等の他の距離を用いても良い。
Figure 2006323732
Figure 2006323732
そしてステップS408においてコンテンツ選択手段33は、類似度R[i]が所定の値ω以上のコンテンツ、あるいは類似度R[i]が大きい順に所定数のコンテンツを選択し、選択したコンテンツについて、コンテンツ関連情報格納手段32の選択フラグを「1」にセットする。なお、ステップS407において作成されたコンテンツ集合γに属するコンテンツの個数がこの所定数に満たない場合の後者の選択方法では、所定数未満のコンテンツを選択することになる。
[コンテンツ受信、コンテンツ記録、または通知動作]
次にステップS409において制御手段35は、受信予定のコンテンツがあるか否かを判定する。コンテンツ関連情報格納手段32を参照して、選択フラグが「1」となっているコンテンツがあれば、受信予定のコンテンツがあると判定する。コンテンツ選択手段が選択フラグを「1」にセットする方法を説明したが、これ以外にも利用者の明示的な指示に従って選択フラグを「1」にセットしても良い。例えば、利用者からの要求に応じて、コンテンツ関連情報格納手段32のタイムテーブル情報を出力手段38に表示した上で、利用者に視聴したいコンテンツを入力手段37を使って指定させ、利用者が選択したコンテンツの選択フラグを「1」とセットしても良い。そして、利用者により指定されたコンテンツも受信予定のコンテンツに含めるようにしても良い。受信予定のコンテンツがある場合は、ステップS410に進み、そうでない場合はステップS411に進む。
次にステップS410において制御手段35は、受信予定のコンテンツについて、コンテンツの自動受信、自動記録、あるいは自動通知を行う。
図11の構成で端末装置13を構成する場合には、「自動受信」が行われる。具体的には、コンテンツ受信手段39が、コンテンツ関連情報格納手段32を読出し、選択フラグが「1」のコンテンツについて、送信開始日時にアクセス情報に基づき受信し、出力手段38にコンテンツを出力する。そして、送信終了日時に出力手段38への出力を終了する。
図12の構成で端末装置13を構成する場合には、「自動記録」が行われる。具体的には、コンテンツ受信手段39が、コンテンツ関連情報格納手段32を読出し、選択フラグが「1」のコンテンツについて、送信開始日時にアクセス情報に基づき受信し、コンテンツ記録再生手段40に記録する。そして、送信終了日時に記録を終了する。
図13に示す構成で端末装置13を構成する場合には、「自動通知」が行われる。具体的には、通知手段41が、コンテンツ関連情報格納手段32を読出し、選択フラグが「1」のコンテンツについて、送信開始日時より所定時間だけ前に、送信開始日時、アクセス情報、タイトル等の情報を出力手段38に出力する。出力方法としては、これらの情報を文字情報としてディスプレイ等に表示しても良いし、音声情報としてスピーカ等から再生しても良い。更には、通知手段41に電子メール送信機能を備えて、送信開始日時より所定時間だけ前に、送信開始日時、アクセス情報、タイトル等の情報を利用者が指定したメールアドレスに送信して通知するようにしても良い。なお、通知対象のコンテンツの送信開始日時以降、送信終了日時以前の日時であっても、端末装置13によるコンテンツの部分的な受信を許容するような場合や、端末装置13が通知対象のコンテンツの受信以外の用途に使用されているような場合には、通知対象のコンテンツの送信開始日時以降であり送信終了日時以前の日時であっても、通知手段41が上記の方法により通知を行っても良い。
次にステップS411において、制御手段35が終了指示の有無を判定する。終了指示は、利用者が入力手段37を介して制御手段35に適宜与えることができる。終了指示があれば端末装置13の処理を終了し、そうでなければ、ステップS412で所定の時間スリープした後に、ステップS390に戻って処理を繰り返す。
以上が端末装置13の動作である。
以上詳述した処理により、利用者の好みに合ったコンテンツを高精度に選択することができる。また利用者の個人情報であるプロファイルを利用者の利用する端末装置以外に蓄積しないため、利用者情報の保護を図りやすい。また、端末装置13における計算処理量及びプロファイルを保存する記憶容量が少ないため、処理能力の小さい端末装置13においても実装可能である。
また、選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツを当該送信元から受信する第2の受信手段を端末装置に設けた場合には、選択コンテンツを自動的に確実に受信できる。
更に、選択コンテンツに対応する送信終了予定日時より前に、前記選択コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を報知する報知手段を端末装置に設けた場合には、使用者に選択コンテンツの送信情報を確実に知らせることができる。
なお、本発明は、上記した情報サーバ、端末装置の機能をコンピュータに実現させるための情報送信プログラム、及び情報選択プログラムを含むものである。この各プログラムは、記録媒体から読みとられてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
本発明の実施例を適用した情報システム全体の構成を示す図である。 情報センタの実施例における構成手段を示す図である。 情報センタの実施例における処理ステップを示すフローチャートである。 情報センタの実施例におけるタイムテーブル格納手段のデータ形式を示す図である。 情報センタの実施例におけるコンテンツ関連情報格納手段のデータ形式を示す図である。 情報センタの実施例における配置式格手段の属性インデックステーブルのデータ形式を示す図である。 情報センタの実施例における配置式生成手段の処理ステップを示すフローチャートである。 情報センタの実施例における配置式生成手段において作成される属性行列Bのデータ形式を示す図である。 情報センタの実施例におけるスコア計算手段における処理ステップを示すフローチャートである。 情報センタの実施例におけるスコア計算手段に格納されるスコアテーブルのデータ形式を示す図である。 端末装置の実施例における構成手段を示す図である。 端末装置の他の実施例における構成手段を示す図である。 端末装置のさらに他の実施例における構成手段を示す図である。 端末装置の実施例における処理ステップを示すフローチャートである。 端末装置の実施例におけるコンテンツ関連情報格納手段に格納されるデータの形式を示す図である。 端末装置の実施例における履歴格納手段に格納される操作履歴テーブルのデータ形式の一例を示す図である。 端末装置の実施例における履歴格納手段に格納される操作履歴テーブルのデータ形式の他の例を示す図である。
符号の説明
11 コンテンツ送信装置
12 情報センタ
13 端末装置
14 放送又はネットワーク
21 タイムテーブル格納手段
22 コンテンツ属性格納手段
23 配置式生成手段
24 スコア計算手段
25 送信手段
26 制御手段
27 制御コンソール
31 コンテンツ関連情報受信手段
32 コンテンツ関連情報格納手段
33 コンテンツ選択手段
34 プロファイル作成手段
35 制御手段
36 履歴格納手段
37 入力手段
38 出力手段
39 コンテンツ受信手段
40 コンテンツ記録再生手段
41 通知手段

Claims (7)

  1. 複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルを、端末装置に送信する情報センタであって、
    前記各コンテンツのタイムテーブルを格納するタイムテーブル格納手段と、
    前記各コンテンツの各コンテンツ属性を格納するコンテンツ属性格納手段と、
    前記コンテンツ属性格納手段から読み出した前記各コンテンツ属性を用いて、前記各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない第2の情報空間に、前記各コンテンツを配置するための配置式を生成する配置式生成手段と、
    前記配置式に従って、前記各コンテンツの前記第2の情報空間内での座標値である各スコアをそれぞれ計算し、前記各コンテンツと前記各スコアとが対応付けられたスコアテーブルを格納するスコア計算手段と、
    前記タイムテーブル格納手段から読み出した前記タイムテーブル、及び前記スコア計算手段から読み出した前記スコアテーブルを、前記端末装置に送信する送信手段と、
    を備えた情報センタ。
  2. 前記配置式生成手段は、前記各コンテンツと前記各コンテンツ属性との対応を示す行列データに対して多変量解析手法を適用して求められる前記各コンテンツ属性に対応した重み係数を用いて前記配置式を生成することを特徴とする請求項1記載の情報センタ。
  3. 請求項1または2記載の情報センタから、前記タイムテーブルと前記スコアテーブルとを受信する端末装置であって、
    前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを前記情報センタから受信する第1の受信手段と、
    前記受信した前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを格納するコンテンツ関連情報格納手段と、
    使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
    前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記履歴情報格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
    前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するコンテンツ選択手段であり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするコンテンツ選択手段と、
    前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツを当該送信元から受信する第2の受信手段と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  4. 請求項1または2記載の情報センタから、前記タイムテーブルと前記スコアテーブルとを受信する端末装置であって、
    前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを前記情報センタから受信する第1の受信手段と、
    前記受信した前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを格納するコンテンツ関連情報格納手段と、
    使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
    前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記履歴情報格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
    前記コンテンツ関連情報格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するコンテンツ選択手段であり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするコンテンツ選択手段と、
    前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツに対応する送信終了予定日時より前に、前記選択コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  5. 複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルを、端末装置に送信する情報センタとしてコンピュータを機能させるための情報送信プログラムであって、
    前記各コンテンツの各コンテンツ属性を格納する第1の格納手段から読み出した前記各コンテンツ属性を用いて、前記各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない第2の情報空間に、前記各コンテンツを配置するための配置式を生成するステップと、
    前記配置式に従って、前記各コンテンツの前記第2の情報空間内での座標値である各スコアをそれぞれ計算し、前記各コンテンツと前記各スコアとが対応付けられたスコアテーブルを生成し第2の格納手段に格納させるステップと、
    前記各コンテンツのタイムテーブルを格納する第3の格納手段から読み出した前記タイムテーブル、及び前記第2の格納手段から読み出した前記スコアテーブルを、前記端末装置に対して送信させるステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報送信プログラム。
  6. 情報センタから送信される情報に基づきコンテンツの選択を行う端末装置としてコンピュータを機能させるための情報選択プログラムであって、
    複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記タイムテーブルを受信させると共に、前記各コンテンツの下記第2の情報空間における座標値である各スコアと前記各コンテンツとが対応付けられたスコアテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記スコアテーブルを受信させるステップと、
    前記受信された前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを第1の格納手段に格納させるステップと、
    使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を生成し第2の格納手段に格納させるステップと、
    前記第1の格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記第2の格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するステップと、
    前記第1の格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するステップであり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするステップと、
    前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツを当該送信元から受信させるステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報選択プログラムであり、
    前記各コンテンツの各スコアは、前記各コンテンツの各コンテンツ属性を用いて、その各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない前記第2の情報空間における前記各コンテンツの座標値である、
    ことを特徴とする情報選択プログラム。
  7. 情報センタから送信される情報に基づきコンテンツの選択を行う端末装置としてコンピュータを機能させるための情報選択プログラムであって、
    複数の各コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を示すタイムテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記タイムテーブルを受信させると共に、前記各コンテンツの下記第2の情報空間における座標値である各スコアと前記各コンテンツとが対応付けられたスコアテーブルが前記情報センタから送信された場合に、前記スコアテーブルを受信させるステップと、
    前記受信された前記タイムテーブル及び前記スコアテーブルを第1の格納手段に格納させるステップと、
    使用者がコンテンツに対して行った操作の操作種別を表わす情報、及び前記操作対象としたコンテンツに対する前記使用者の好みの程度を表わす評価情報の2つの情報の内の少なくとも一方と、前記操作対象としたコンテンツとを関連付けた履歴情報を生成し第2の格納手段に格納させるステップと、
    前記第1の格納手段から読み出した前記スコアテーブル、及び前記第2の格納手段から読み出した前記履歴情報を参照して、前記使用者のコンテンツに対する好みを示すプロファイルであり、前記スコアテーブルにおけるスコアと同一の次元を有するプロファイルを作成するステップと、
    前記第1の格納手段から読み出した前記タイムテーブルを用いて現在日時以降に送信予定のコンテンツを特定して、その特定したコンテンツの前記読み出したスコアテーブルにおける該当スコアと前記プロファイルとの類似度を計算するステップであり、前記求めた類似度が所定値以上である前記特定したコンテンツを選択コンテンツとする、または前記類似度の大きい順に所定数以内の前記特定したコンテンツを選択コンテンツとするステップと、
    前記読み出したタイムテーブル内の前記選択コンテンツに対応する送信予定日時情報及び送信元情報に従って、前記選択コンテンツに対応する送信終了予定日時より前に、前記選択コンテンツの送信予定日時情報及び送信元情報を報知させるステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報選択プログラムであり、
    前記各コンテンツの各スコアは、前記各コンテンツの各コンテンツ属性を用いて、その各コンテンツ属性をそれぞれ一つの次元に対応させた情報空間である第1の情報空間に対し、次元数が前記第1の情報空間の次元数未満であり、かつ各次元間の相関が前記第1の情報空間の各次元間の相関より少ない前記第2の情報空間における前記各コンテンツの座標値である、
    ことを特徴とする情報選択プログラム。

JP2005147818A 2005-05-20 2005-05-20 情報センタ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラム Pending JP2006323732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005147818A JP2006323732A (ja) 2005-05-20 2005-05-20 情報センタ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005147818A JP2006323732A (ja) 2005-05-20 2005-05-20 情報センタ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006323732A true JP2006323732A (ja) 2006-11-30

Family

ID=37543348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005147818A Pending JP2006323732A (ja) 2005-05-20 2005-05-20 情報センタ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006323732A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064365A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Sharp Corp お勧め情報提供方法
JP2011065567A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Kanazawa Inst Of Technology メディア・コンテンツ情報分析装置および方法
JP2015212984A (ja) * 2011-01-25 2015-11-26 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド コンテンツ識別に基づいてコンテンツを自動的に発見して取り出すための方法および装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245049A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Toshiba Corp 情報受け取り方法および装置
JP2001043233A (ja) * 1999-07-29 2001-02-16 Nec Corp 推薦情報提供システム及び個人情報記録装置
JP2002269143A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Nec Corp 情報フィルタリングシステムとそのフィルタリング方法、及び情報フィルタリングプログラム
JP2003016098A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Toshiba Corp クライアント・システム、情報要求方法、情報通信方法及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09245049A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Toshiba Corp 情報受け取り方法および装置
JP2001043233A (ja) * 1999-07-29 2001-02-16 Nec Corp 推薦情報提供システム及び個人情報記録装置
JP2002269143A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Nec Corp 情報フィルタリングシステムとそのフィルタリング方法、及び情報フィルタリングプログラム
JP2003016098A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Toshiba Corp クライアント・システム、情報要求方法、情報通信方法及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009064365A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Sharp Corp お勧め情報提供方法
JP2011065567A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Kanazawa Inst Of Technology メディア・コンテンツ情報分析装置および方法
JP2015212984A (ja) * 2011-01-25 2015-11-26 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド コンテンツ識別に基づいてコンテンツを自動的に発見して取り出すための方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4678546B2 (ja) 推薦装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP5740814B2 (ja) 情報処理装置および方法
US7707283B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, program, and recording medium
JP4769889B2 (ja) 番組選択装置及び番組選択装置の制御方法
JP4650541B2 (ja) 推薦装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
US8611676B2 (en) Information processing apparatus, feature extraction method, recording media, and program
US9922110B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP2006526826A (ja) 配列エンジンを有するコンテンツ推薦装置
JP2007058562A (ja) コンテンツ分類装置、コンテンツ分類方法、コンテンツ分類プログラムおよび記録媒体
US20180027296A1 (en) Image processing device, and method and system for controlling image processing device
JP5013161B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法、提供装置および提供方法、並びにプログラム
JP2009129359A (ja) 情報提供システム、端末及び情報提供サーバ
JP2006323732A (ja) 情報センタ、端末装置、情報送信プログラム、及び情報選択プログラム
KR101624172B1 (ko) 컨텐츠 정보 관리 장치 및 방법
JP2003199084A (ja) 番組編集システム、番組情報検索システム、番組情報取得システム及び番組編集プログラム、並びに番組編集方法
JP4104569B2 (ja) 情報サービスシステムおよび放送受信システム
JP2000112972A (ja) 情報提供システム及び情報提供方法
JP5008250B2 (ja) 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP5602263B2 (ja) 情報提供システム、端末、情報提供サーバ及び情報提供方法
JP2005284392A (ja) ダイジェスト配信リスト生成サーバ及びダイジェスト配信リスト生成プログラム
JP3902145B2 (ja) 放送受信方法および放送受信システム
JP3946017B2 (ja) 放送受信方法および放送受信システム
JP4195671B2 (ja) 情報サービスシステムおよび放送受信システム
JP4025740B2 (ja) 情報サービスシステムおよび放送受信システム
JP3946199B2 (ja) 情報サービスシステムおよび放送受信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100723