JP2006323100A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2006323100A
JP2006323100A JP2005145781A JP2005145781A JP2006323100A JP 2006323100 A JP2006323100 A JP 2006323100A JP 2005145781 A JP2005145781 A JP 2005145781A JP 2005145781 A JP2005145781 A JP 2005145781A JP 2006323100 A JP2006323100 A JP 2006323100A
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photosensitive drum
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Shigeki Tsukahara
茂樹 塚原
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Abstract

【課題】感光体ドラムの軸方向に均一な表面電位を得ることができる画像形成装置を提供する
【解決手段】画像形成装置100におけるアモルファスシリコン感光体ドラム1の内部1aに、軸方向に所定の温度勾配を持たせたヒーター9を配設する。
ヒーター9は3層構造を有し、ガラスクロス9aの表面がウレタンフィルム9bにより覆われている。ガラスクロス9aには、シート状のヒーター4を感光体ドラム1の周方向Aに往復するように、一本の線状発熱体9cが保持されている。さらに、発熱体9cは、周方向Aにそれぞれ略平行となって、直線状に保持されている。その間隔Pは軸方向Bの両端から中央にかけて広くなるように保持されている。
【選択図】 図1

Description

この本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ等に使用される電子写真用感光体は、優れた耐摩耗性、光感度特性、また環境面より、アモルファスシリコン感光体ドラムが普及している。また、アモルファスシリコン感光体ドラムに対する帯電手段として、オゾン発生量の極めて少ない帯電ローラ方式が主流になりつつある。この方式では、帯電ローラの芯金の両端部から荷重を与えて、感光体ドラムに圧接し、電荷を与える。(例えば、特許文献1参照)。
特開平7‐191516号公報
しかし、帯電ローラは芯金の両端部から荷重を与えて、感光体ドラムに圧接させることから芯金に撓みが生じ、感光体ドラムと帯電ローラの接触面積は軸方向の中央部で減少する。このため、感光体ドラムの表面電位も中央部で低下してしまい、画像劣化の発生原因となる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、アモルファス感光体ドラムを用いた画像形成装置において、ドラム周面が均一な表面電位を得ることができる構成を提供することを目的とする。
また、この発明は、アモルファスシリコン感光体ドラムを用いて、良好な画像形成ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、アモルファスシリコン感光体ドラムと、上記アモルファスシリコン感光体ドラムの内部に配設され、アモルファス感光体ドラムの軸方向に所定の温度勾配を持たせたヒーターとを含むことを特徴とする画像形成装置である。
この構成によれば、帯電ローラの芯金の撓みにより、感光体ドラムと帯電ローラの接触面積が、軸方向の中央部において減少することによる表面電位の低下に対して、アモルファスシリコン感光体ドラムの温度特性を利用して、感光体ドラムの内部に配設したヒーターに軸方向の所定の温度勾配を設けることによって、軸方向に均一な表面電位を得ることが可能である。
請求項2記載の発明は、上記アモルファスシリコン感光体ドラムに対する帯電手段として、帯電ローラを用いたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。これにより、アモルファスシリコン感光体ドラムへの帯電において、オゾン発生量を極めて少なく帯電させることができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置100におけるアモルファスシリコン感光体ドラム1周辺の構成を示す概略図である。
図1を参照して、本画像形成装置は中央部にアモルファスシリコン感光ドラム1が配設され、その周囲に帯電ローラ2、露光器3、現像器4、転写ローラ5、クリーニングローラ6、クリーニングブレード7、除電ランプ8が備えられている。
なお、上記アモルファス感光体ドラム1は、軸中心にて右回りに回転し、上記帯電ローラ2等と作用することにより画像形成を行う。
帯電ローラ2は感光体ドラム1に圧接されており、DCにACを重畳させたバイアスを印加して感光体ドラム1を帯電させる。露光器3は印字データに基づき変換された光信号3aで感光体ドラム1を露光し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。現像器4は感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像をトナーにより顕在化する。転写ローラ5は被転写材(図示しない)を感光体ドラム1との間で狭持し、被転写材にトナー像を転写する。クリーニングローラ6及びクリーニングブレード7は転写後に感光体ドラム1に残留した転写残留トナーを感光ドラム1表面より除去する。その後、除去されたトナーは廃棄トナーボトル(図示しない)へ搬送される。除電ランプ8は感光体ドラム1を露光させ、残留電荷を除去する。
感光体ドラム1は導電性基盤の外周面にアモルファスシリコンを感光層として積層したものであり、内部1aにヒーター9が配設される空間を有する。なお、本実施形態におけるアモルファスシリコン感光体1は、例えば、外径30(mm)、膜厚20(μm)、長さ254(mm)であり、感光層であるアモルファスシリコンは15(μm)のものを使用した。
また、例えば、帯電ローラ2は外径12(mm)、長さ220(mm)、芯金の外径6(mm)のものを使用した。なお、表面電位は約250(V)になるように設定し、帯電ローラ2の印加電圧はDC=400(V)、AC=1.4(KV)、周波数 1.5(kHz)に設定した。
また、感光体ドラム1は駆動装置(図示しない)により右回りに回転させられ、周速は150(mm/s)とし、感光体ドラム1に圧接された帯電ローラ2は感光体ドラム1の回転に対して従動するようにした。
図2は図1におけるヒーター9の構成を示す板厚方向および軸方向の断面図である。
図1および図2を参照して、ヒーター9は、感光体ドラム1の内面に配設され、内面より感光体ドラム1を所定の温度に加熱する。ヒーター9の形状は、感光体ドラム1の内面に配設された際に、内面に追従するようにシート状に形成されている。感光体ドラム1へのヒーター9の配設は、シート状のヒーター9を丸めて感光体ドラム1の内面に追従するように配設する。
また、ヒーター9は3層構造を有し、ガラスクロス9aの表面がウレタンフィルム9bにより覆われている。ガラスクロス9aには、ヒーター9を感光体ドラム1の周方向Aに往復するように、一本の線状発熱体9cが保持されている。さらに、発熱体9cは、周方向Aにそれぞれ略平行となって、直線状に保持されている。その間隔Pは軸方向Bの両端から中央にかけて広くなるように保持されている。そのため、発熱体9cを加熱した場合、ヒーター9の軸方向Bの両端は中央に対し温度が高くなる。したがって、ヒーター9によって感光体ドラム1を加熱した際に、感光体ドラム1に軸方向Bの所定の温度勾配を設けることができる。また、発熱体9cの間隔Pを変えることにより、任意の温度勾配にすることも可能である。なお、本実施形態におけるヒーター9は、例えば、AC電圧を入力することによって発熱し、100(V)、10(W)のものを使用した。また、100Vの入力電圧で約50(℃)になるように設計されている。
以下に、従来の画像形成装置100における感光体ドラム1の軸方向におけるニップ幅および表面電位ならびにアモルファスシリコンの温度特性のデータを参照し、本実施形態における感光体ドラム1の表面電位について説明する。
図3は感光体ドラム1の軸方向におけるニップ幅を示す図であり、図4はヒーター9を搭載しない場合における感光体ドラム1の軸方向における表面電位を示す図である。
図3および図4を参照して、ニップ幅は帯電ローラ2の撓みにより、感光体ドラム1の軸方向の両端から中央にかけて少なくなっており、それに伴い、感光体ドラム1と帯電ローラ2の中央部の接触面積も減少し、表面電位もニップ幅と同様に軸方向の両端から中央にかけて低下している。
図5はアモルファスシリコン感光体ドラム1の表面電位の温度特性を示す図である。
図5を参照して、アモルファスシリコン感光体ドラム1は温度が高くなるにつれて、表面電位が低下する特性を有している。つまり、アモルファスシリコン感光体ドラム1の表面電位は温度に依存し、温度を操作することにより、感光体ドラム1の表面電位を変化させることができる。
以上より、帯電手段である帯電ローラ2が感光体ドラム1に圧接された際に、帯電ローラ2に撓みが生じ、感光体ドラム1の軸方向の中央部において帯電ローラ2の接触面積が減少し、そのため感光体ドラム1の中央部の表面電位も低下する。また、アモルファスシリコン感光体ドラム1の表面電位は温度に依存し、温度が高くなると表面電位が下がる特性を持つ。
したがって、アモルファスシリコン感光体ドラム1の表面電位が温度に依存することを利用し、感光体ドラム1に所定の温度勾配をつけることにより、帯電ローラ2の撓みによって生じる感光体ドラム1の中央部の表面電位の低下を防止し、感光体ドラム1の表面電位の均一化を図ることができる。
図6はヒーター9を配設した場合における感光体ドラム1の軸方向の温度勾配を示す図であり、図7はヒーター9を搭載した場合における感光体ドラム1の軸方向の表面電位を示す図である。
図4、図6および図7を参照して、図6に示す温度勾配にされた感光体ドラム1の表面電位は、内面にヒーター9を配置していない場合における感光体ドラム1の軸方向の表面電位よりも、感光体ドラム1の中央部の表面電位の低下が少なくなっており、軸方向に渡って均一な表面電位が得られている。
これは、アモルファスシリコン感光体ドラム1が温度が高くなるにしたがって、表面電位が低下する温度特性を利用し、得られたものである。つまり、感光体ドラム1の内面にヒーター9を配設し、感光体ドラム1の軸方向に、中央部に対して両端の温度が高くなるように、温度勾配を設けることにより、帯電ローラ2の撓みによる表面電位の低下を防止した。
このようにして、帯電ローラ2の芯金の撓みにより、感光体ドラム1と帯電ローラ2の接触面積が減少することによる表面電位の低下に対して、アモルファスシリコン感光体ドラム1の温度特性を利用して、感光体ドラム1の内部1aに配設したヒーター9に軸方向の所定の温度勾配を設けることによって、軸方向に均一な表面電位を得ることが可能となった。また、帯電手段として帯電ローラ2を用いることにより、オゾン発生量を極めて少なく帯電させることができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、ヒーター9の内部または感光体ドラム1の表面に温度検知のために接触型のサーミスタを設ける。それにより、ヒーター9への入力電圧を制御し、感光体ドラム1の温度を制御することも可能である。
本発明の画像形成装置におけるアモルファスシリコン感光体ドラム周辺の構成を示す概略図である。 図1におけるヒーター9の構成を示す板厚方向および軸方向の断面図である。 感光体ドラムの軸方向における感光体ドラムに圧接された帯電ローラのニップ幅を示す図である。 図5はヒーターを搭載しない場合における感光体ドラムの軸方向の表面電位を示す図である。 アモルファスシリコン感光体ドラムの表面電位の温度特性を示す図である。 ヒーターを配設した場合における感光体ドラムの軸方向の温度勾配を示す図である。 ヒーター搭載した場合における感光体ドラムの軸方向の表面電位を示す図である。
符号の説明
1 アモルファスシリコン感光体ドラム
1a 内部
2 帯電ローラ
3 露光器
3a 光信号
4 現像器
5 転写ロール
6 クリーニングローラ
7 クリーニングブレード
8 除電ランプ
9 ヒーター

Claims (2)

  1. アモルファスシリコン感光体ドラムと、
    上記アモルファスシリコン感光体ドラムの内部に配設され、アモルファス感光体ドラムの軸方向に所定の温度勾配を持たせたヒーターとを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記アモルファスシリコン感光体ドラムに対する帯電手段として、帯電ローラを用いたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。





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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114340A (ja) * 2013-12-06 2015-06-22 株式会社リコー 画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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