JP2006323012A - 立体写真撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 曲率半径を調整可能な円弧状の軌道レールにおいて複数の撮影位置を設定でき、煩雑な作業が不要な立体写真撮影装置を提供する。
【解決手段】 本発明の立体写真撮影装置は、立体写真の被写体への角度が異なる複数の撮影位置からカメラ14を用いて前記被写体を撮影するために、長尺かつ板厚方向に曲げ可能な板状部材を曲げの方向が水平面内となるように基台10上に載置した軌道レール11と、基台10に固定され軌道レール11の長手方向の両端部を中央向きに押圧して変位させることにより軌道レール11の曲げ量を変化させて所定の曲率半径を選択的に調整可能なネジ部材15と、カメラ14を載置可能で曲率半径が調整された状態の軌道レール11にガイドされながら所定の撮影位置に移動可能な移動部材12を備えて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、立体写真を撮影する際、被写体に向く角度が異なる複数の撮影位置からカメラにより被写体を撮影するために用いる立体写真撮影装置に関するものである。
従来から、レンチキュラーレンズを応用した立体写真が広く知られている。このような立体写真を作成するには、人間の目の視差に基づく立体感を得るために、被写体を見る方向が異なる複数の撮影位置からカメラを用いて撮影を行う必要がある。そして、撮影によって得られた複数の写真を用いて、レンチキュラー方式に従った印刷を行って被写体の立体写真を作成することができる。
この場合、被写体の撮影時においてカメラの撮影位置が不適切であると、作成される立体写真は不自然なものになるので、上記の複数の撮影位置を高い精度で定めることが重要となる。これら複数の撮影位置としては、カメラから被写体までの距離を等しく保ったまま角度が異なる複数の撮影位置を定める必要がある。つまり、被写体の位置を中心とした所定半径の円周上に沿ってカメラを移動させることにより、撮影位置を調整できるようにすればよい。
特許文献1には、立体写真を撮影する際に上記のように円周上でカメラを移動させるための撮影用冶具が開示されている。特許文献1に開示された撮影用冶具は、移動フレームにカメラを載せ、この移動フレームが曲線状の軌道レール上をガイドローラーにより移動する構成を備えている。このような撮影用冶具を用いてカメラを移動させれば、円周上の複数の撮影位置から被写体を順次撮影して立体写真を得ることができる。
実用新案登録第3107423号公報
特許文献1に開示された撮影用冶具を用いる場合、軌道レールを円弧の曲線形状とし、その曲率半径を被写体の位置と各々の撮影位置の距離に一致させる必要がある。例えば、撮影環境として屋内を想定し、被写体の位置と撮影用冶具の設置位置を予め決めておけば、軌道レールの曲率半径も一律でよいことになる。
しかしながら、一般的な写真撮影ではカメラと被写体の距離を好みに応じて変更することが普通であり、カメラと被写体の距離が固定されることは、撮影者の嗜好を反映した豊かな写真の表現力を得ることが難しくなる。このことは、立体写真を撮影する場合であっても、通常の写真と同様に当てはまる。
上記従来の撮影用冶具を用いる場合、立体写真の表現力を高めるためカメラと被写体の距離を自在に変更できるようにするには、例えば、曲率半径の異なる複数の軌道レールを用意して交換可能にすることもできる。しかし、カメラと被写体の距離をきめ細かく調整するには、精密部材である軌道レールを多数用意する必要があり、費用の増加を招くとともに持ち運びにも不便である。また、立体写真の撮影時に軌道レールの交換等の煩雑な作業が必要となり無駄な時間を要する。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、被写体の立体写真を撮影する際、カメラと被写体の距離を適切に調整して所望の曲率半径の円周に沿って複数の撮影位置から被写体を撮影することで、費用の増加を抑え、持ち運びに便利で煩雑な作業を必要としない立体写真撮影装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、立体写真の被写体への角度が異なる複数の撮影位置から撮影手段(14)を用いて前記被写体を撮影する立体写真撮影装置であって、長尺かつ板厚方向に曲げ可能な板状部材を、当該曲げの方向が水平面内となるように基台(10)上に載置した軌道レール(11)と、前記基台(10)に固定され、前記軌道レール(11)の長手方向の両端部を中央向きに押圧して変位させることにより前記軌道レール(11)の曲げ量を変化させて所定の曲率半径を選択的に調整可能な押圧部材(15)と、前記撮影手段(14)を載置可能で、前記曲率半径が調整された状態の前記軌道レール(11)にガイドされながら所定の撮影位置に移動可能な移動部材(12)を備えて構成される。
このような構成により、基台上で押圧部材を調整すると軌道レールの両端部が中央向きに押圧され、軌道レールの曲げ量が変化する。押圧部材の調整量を適切にすることにより、軌道レールを所望の曲率半径に設定することができる。そして、撮影手段を載置した状態で移動部材を軌道レールに沿って移動させれば、所望の撮影位置で被写体の撮影を行うことができる。このとき、軌道レールの曲率半径を被写体と撮影手段の距離に一致させれば、立体写真に対応して等距離の異なる角度の複数の撮影位置から同一被写体の複数の写真を撮影できる。この場合、曲率半径の異なる複数の軌道レールを用意することなく、軌道レールの曲率半径を自在に調整でき、被写体と撮影手段の距離を立体写真の多様な表現を考慮して選択的に設定することができる。
請求項2に記載の発明は、上述の立体写真撮影装置において、前記移動部材(12)に一体的に取り付けられ、モータ制御により前記軌道レール(11)に沿って車輪を回転移動させるモータ駆動部(13)をさらに備えて構成される。
請求項3に記載の発明は、上述の立体写真撮影装置において、前記押圧部材(15)が、回転量に応じて前記軌道レール(11)の長手方向の両端部を中央向きに押圧するネジ部材(15)として構成される。
請求項4に記載の発明は、上述の立体写真撮影装置において、前記移動部材(12)が、前記軌道レール(11)の両側の側面に当接されるベアリング(20、21)と、前記軌道レールの上部に当接されるベアリング(22)を有して構成される。
本発明によれば、曲率半径を自在に調整できる軌道レールを用いて、等距離かつ角度の異なる複数の撮影位置から被写体を撮影することができるので、カメラと被写体の距離は選択的に所望の距離を設定可能となる。そして、所望の距離の同一被写体を異なる角度から見た複数の写真を撮影することで、撮影者の嗜好を反映した豊かな表現力を有する立体写真を得ることができる。また、曲率半径の異なる複数の軌道レールを予め用意して取り付けることが不要となり、持ち運びに便利で、作業の迅速化を図ることができ、利便性が高く低コストの立体写真撮影装置を実現することができる。
以下、本発明を適用した立体写真撮影装置の構成および動作について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の立体写真撮影装置の概略構成を示す平面図である。図1に示すように、本実施形態の立体写真撮影装置は、長方形の外形を有する平坦な金属板からなる基台10と、基台10の上部に載置された円弧状の軌道レール11と、撮影手段であるカメラ14を載置した状態で軌道レール11にガイドされながら移動可能な移動部材12と、移動部材12に一体的に取り付けられ軌道レール11に沿って移動するモータ駆動部13と、軌道レール11を両側から押圧する押圧部材としての2つのネジ部材15と、ネジ部材15を基台10に取り付ける2つの固定部材16とを備えて構成される。
以上の構成において、三脚等を用いて所定の高さに基台10を設置した状態で、立体写真撮影装置から所定距離だけ離れた位置Pの被写体の撮影を行うことができる。基台10上部の平坦面には異なる曲率半径に対応する複数の目盛17が表示され、各々の目盛17に沿って被写体方向の角度が刻まれている。そして、後述の動作により、立体写真撮影装置と被写体の距離に応じて軌道レール11を所望の曲率半径に調整するとともに、モータ駆動部13により移動部材12を軌道レール11に沿って移動制御して複数の撮影位置に順次移動させながら、各々の撮影位置からカメラ14を用いて被写体を撮影する。
まず、軌道レール11の曲率半径の調整について説明する。図2は、図1における軌道レール11の一方の端部付近の拡大図である。軌道レール11は、一定の押圧力で曲げられる程度の板厚を持つ横長の金属板からなる。軌道レール11は、長手方向を基台10の長手方向に一致させ、かつ、曲げ方向を水平面に一致させた状態で基台10上に載置され、両側の端部11aがそれぞれネジ部材15の先端に固定されている。
基台10の所定箇所に取り付けられた固定部材16には、ネジ部材15を挿入するための開口部を有する突起部16aが設けられている。突起部16aは、その開口部の内周側にネジ部材15と噛み合う溝が形成されている。図2において、ネジ頭部15aを回転調整すると、突起部16aを基点として、ネジ部材15の回転に伴い軌道レール11の端部11aを図2の矢印F方向(前方)又は矢印R方向(後方)に変位させることができる。なお、軌道レールの端部11の内部には例えばベアリング(不図示)を設け、ネジ部材15の先端と端部11aの間の摩擦を軽減する構造にすることが望ましい。
ここで、ネジ部材15の回転に伴う軌道レール11の状態の変化について図3と図4を用いて説明する。ネジ部材15により調整可能な範囲のうち、図3(a)は軌道レール11の端部11aが図2のF方向に最大限変位したときの状態を示し、図3(b)は軌道レール11の端部11aが図2のR方向に最大限変位したときの状態を示す。また、図4は、ネジ部材15による調整可能な範囲内における軌道レール11の曲げ量の変化と、それに連動するカメラ14と被写体の距離の変化とを模式的に表している。
まず、図3(a)に示すように、ネジ部材15の回転調整によりネジ頭部15aが固定部材16aに達する位置で、軌道レール11の端部11aがF方向に最大限変位する。この場合、軌道レール11は、2つのネジ部材15を調整して両側の端部11aが図3(a)の状態になったときに最大の曲げ量となる。なお、薄い板状部材である軌道レール11に両側から中央に向かって一定の押圧力を加えると、軌道レール11がほぼ円弧の形状をなして釣り合うことが確認されている。
図4に示すように、軌道レール11は、板厚方向の曲げ量が最大となったとき、基台10上で最小の曲率半径Rminの円弧を描く位置で釣り合う。この場合の被写体の位置Pnは、軌道レール11上の任意の位置から最小の曲率半径Rminに一致する距離だけ離れた位置に設定され、このときにカメラ14と被写体は最短距離となる。
一方、図3(b)に示すように、ネジ部材15の回転調整により軌道レール11の端部11aが固定部材16aに達する位置で、軌道レール11の端部11aがR方向に最大限変位する。この場合、軌道レール11は、2つのネジ部材15を調整して両側の端部11aが図3(b)の状態になったときに最小の曲げ量となる。図3(b)の状態では、図3(a)と比べると、軌道レール11に対するネジ部材15の押圧力が弱くなっている。
図4に示すように、軌道レール11は、板厚方向の曲げ量が最小となったとき、基台10上で最大の曲率半径Rmaxの円弧を描く位置で釣り合う。この場合の被写体の位置Pfは、軌道レール11上の任意の位置から最大の曲率半径Rminに一致する距離だけ離れた位置に設定され、このときにカメラ14と被写体は最長距離となる。
また、ネジ部材15の回転量を図3(a)の状態と図3(b)の状態の間で徐々に変化させるように調整する場合、図4の矢印Aで示すように、軌道レール11は、最小の曲率半径Rminから最大の曲率半径Rmaxの間の任意の曲率半径に選択的に調整することができる。この場合の被写体の位置は、図4の矢印Bで示すように、最短の位置Pnから最長の位置Pfの間で所望の位置に設定可能となる。例えば、本実施形態の写真撮影装置において、軌道レール11の曲率半径の範囲をRmin=1.5mからRmax=5mとして設計すれば、カメラ14から被写体までの距離を1.5〜5mの範囲で自在に設定できることになる。
なお、ネジ部材15の構造を変更することにより、軌道レール11がとり得る曲率半径の範囲を変えることができる。つまり、図3からわかるように、軌道レール11の曲率半径の変化範囲(カメラ14と被写体の距離の変化範囲)を広く設定する場合は、より長尺のネジ部材15を用いればよい。逆に、軌道レール11の曲率半径の変化範囲(カメラ14と被写体の距離の変化範囲)を狭く設定する場合は、より短尺のネジ部材15を用いればよい。
また、本実施形態では、起動レール11の両側の2つのネジ部材15を用いて調整可能とした構造を示しているが、軌道レール11の一端における1つのネジ部材15のみを調整可能とし、軌道レール11の他端を基台10に固定する構造としてもよい。
次に、図1における移動部材12およびモータ駆動部13の構造について図5を用いて説明する。図5(a)は、移動部材12およびモータ駆動部13を図1の横方向から見た図であり、図5(b)は、移動部材12およびモータ駆動部13を下側から見た図である。
移動部材12には、軌道レール11の側面に当接される2つのベアリング20および2つのベアリング21と、軌道レール11の上部に当接される2つのベアリング22と、各ベアリング20を支持する2つのネジ部材23と、各ベアリング21を支持する2つのネジ部材24と、各ベアリング22を支持する2つのネジ部材25が設けられている。全部で6つのベアリング20、21、22は、それぞれネジ部材23、24、25の所定位置にナットを介して回転自在に取り付けられている。また、移動部材12は、図示しないネジ等でカメラ14を取り付け固定するための平坦な載置面12aを有している。
また、移動部材12の一端に取り付けられたモータ駆動部13には、外部制御可能なモータ本体30と、モータ本体30の回転力を伝達する複数の歯車を含むギア部31と、所定の回転数で回転する車軸32と、車軸の先端に連結され軌道レール11上を回転移動する車輪33が設けられている。モータ本体30には、図示しない電池等の電源が供給されるとともに、図示しない操作部によって回転状態が制御される。例えば、ワイヤを介してモータ本体30に接続するか、あるいは赤外線等のリモコンを用いて操作部を構成し、モータ本体30の回転状態(例えば、回転方向や回転速度)を操作部により制御することができる。
移動部材12のベアリング20、21は、軌道レール11の両側の側面に当接した状態で、それぞれが回転しながら軌道レール11に沿って動くことで、移動部材12が滑らかに移動する。図5(a)からわかるように、ベアリング21はベアリング20よりも低い位置に固定されている。これにより、移動部材12の重心は、重量の大きいカメラ14が載置される載置面12aの側にあるので、重心の側のベアリング21の位置を低くしてバランスを保つことができる。
上記の構造を持つ移動部材12は、モータ駆動部13の操作により軌道レール11に沿って車輪33を回転移動させるように制御を行って所望の位置に移動させることができる。この場合、ギア部31のギア比は、移動部材12の移動速度に応じて適切に設定するとともに、ゴム等を用いて車輪33を形成し、軌道レール11上で車輪33が空回りせずに確実に回転移動する構成にする必要がある。このように、移動部材12およびモータ駆動部13を用いることで、軌道レール11上の複数の撮影位置を選択的に設定することができる。
図6は、軌道レール11上に設定された複数の撮影位置の具体例を示している。まず、ネジ部材15を用いて、予め被写体の位置Pに応じた軌道レール11の曲率半径Rを調整しておく。この場合のカメラ14と被写体の距離は、曲率半径Rに一致する。
次いで、移動部材12にカメラ14を載置した状態でモータ駆動部13を制御し、軌道レール11の一端の撮影位置P1から順次撮影位置P2〜P9まで順番に移動させる。そして、撮影位置P1〜P9の各々では、移動部材12に載置されたカメラ14により被写体の撮影を行う。図6の例では、軌道レール11上の中央に撮影位置P5があり、撮影位置P4とP6、撮影位置P3とP7、撮影位置P2とP8、撮影位置P1とP9は、それぞれ左右対称かつ概ね等間隔の角度の刻みで配置されている。図6においては、各々の撮影位置P1〜P9から被写体の位置Pを見る際の等距離かつ角度が異なる複数の直線を示している。
なお、図6の例では、軌道レール11上に9箇所の撮影位置を設定する場合を示しているが、軌道レール11上で所望の個数および位置を選択的に設定することができる。また、左右非対称で異なる角度の刻みとなるように複数の撮影位置を設定してもよい。なお、一般的に質の高い立体写真を撮影する場合は、撮影位置を多く設定することが望ましい。
また、複数の撮影位置からカメラ14により被写体を撮影する場合、撮影の度にカメラ14を操作する場合に限らず、カメラ14の連射機能を用いて撮影を行ってもよい。すなわち、移動部材12が軌道レール11上を一定の速度で移動する状態で、所定のタイミングでカメラ14の連射機能を作動させ、複数の撮影位置で自動的に被写体が撮影されるようにしてもよい。
本実施形態の写真撮影装置を用いることにより、同一被写体を等距離の異なる角度からカメラ14で撮影した複数の写真を得ることができる。かかる複数の写真をレンチキュラー方式にしたがって印刷すれば、立体写真を作成することができる。なお、カメラ14としてディジタルカメラを用い、得られた画像データを例えばパーソナルコンピュータ等でデータ処理して、レンチキュラー方式の印刷データを生成することもできる。
このように立体写真を作成する際、本実施形態の写真撮影装置を用いれば、一連の撮影作業を速やかに行うことができる。特に、被写体とカメラ14の距離を変更する場合、軌道レール11自体を交換することなく自在に曲率半径を調整できるので、煩雑な手間や予備の部材は不要になり作業性が向上する。
以上説明した実施形態は、上記の構成に限定されることはなく、多様な変形例がある。上記の実施形態では、移動部材12の載置面12aにカメラ14が載置されるが、カメラ14に加えて、例えばレーザ照射機能を持つ距離測定器を載置してもよい。つまり、移動部材12の載置面12aに距離測定器を載置した状態で、被写体に向けてレーザ照射等により距離を測定すれば、測定距離に応じてネジ部材15により軌道レール11の曲率半径を適宜に設定することができる。かかる構成は、撮影環境においてカメラ14と被写体の距離を直ちに判別できない状況では便利である。
また、上記の実施形態では、ネジ部材15を用いて軌道レール11の曲率半径を調整する構成を示したが、ネジ部材15に限らず、軌道レール11を長尺方向に沿って押圧できる他の押圧部材を採用してもよい。
また、上記の実施形態では、手動で調整可能な押圧部材としてのネジ部材15を用いる構成を示したが、移動部材12の場合と同様に電動で調整可能な押圧部材を採用してもよい。例えば、モータで制御される押圧部材を軌道レール11の端部に取り付け、軌道レール11が所望の曲率半径で曲がるように操作手段によりモータを制御して軌道レール11の曲げ量を調整するように構成してもよい。
さらに、上記の実施形態では、モータ駆動部13により移動部材12を電動で移動させる構成を示したが、モータ駆動部13を設けず、移動部材12を軌道レール11に沿って手動で滑らせるように移動させる構成を採用してもよい。
本実施形態の立体写真撮影装置の概略構成を示す平面図である。 軌道レールの一方の端部付近の拡大図である。 軌道レール11が図2のR方向/F方向に最大限移動するときの状態を示す図である。 ネジ部材により調整可能な範囲に対応して、基台上における軌道レールの位置の変化と、それに連動するカメラと被写体の距離の変化とを模式的に表す図である。 移動部材の構造を示す図である。 軌道レール上に設定された複数の撮影位置の具体例を示す図である。
符号の説明
10…基台
11…軌道レール
12…移動部材
13…モータ駆動部
14…カメラ
15…ネジ部材
16…固定部材
17…目盛
20、21、22…ベアリング
23、24、25…ネジ部材
30…モータ本体
31…ギア部
32…車軸
33…車輪

Claims (4)

  1. 立体写真の被写体への角度が異なる複数の撮影位置から撮影手段を用いて前記被写体を撮影する立体写真撮影装置であって、
    長尺かつ板厚方向に曲げ可能な板状部材を、当該曲げの方向が水平面内となるように基台上に載置した軌道レールと、
    前記基台に固定され、前記軌道レールの長手方向の両端部を中央向きに押圧して変位させることにより前記軌道レールの曲げ量を変化させて所定の曲率半径を選択的に調整可能な押圧部材と、
    前記撮影手段を載置可能で、前記曲率半径が調整された状態の前記軌道レールにガイドされながら所定の撮影位置に移動可能な移動部材と、
    を備えることを特徴とする立体写真撮影装置。
  2. 前記移動部材に一体的に取り付けられ、モータ制御により前記軌道レールに沿って車輪を回転移動させるモータ駆動部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の立体写真撮影装置。
  3. 前記押圧部材は、回転量に応じて前記軌道レールの長手方向の両端部を中央向きに押圧するネジ部材であることを特徴とする請求項1に記載の立体写真撮影装置。
  4. 前記移動部材は、前記軌道レールの両側の側面に当接されるベアリングと、前記軌道レールの上部に当接されるベアリングを有することを特徴とする請求項1に記載の立体写真撮影装置。
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