JP2006322921A - 電磁波シールドボックス - Google Patents

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    • H01Q1/52Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure
    • H01Q1/526Electromagnetic shields

Abstract

【課題】電磁波シールドボックスにおいて、無線端末の内蔵アンテナとボックス内の結合用アンテナとの位置関係を機種の異同に係わらず常に最適に設定できるよう、無線端末の配置をボックス内で位置調整できるようにする。
【解決手段】アンテナが設けられたボックス内には基準台30が固定され、その上には無線端末5が載置された載置部50が固定ピン33と係止孔32により位置決めされる。載置部の位置は、載置部の孔60から覗く基準台の英文字34で表示される。内臓アンテナの位置が異なる異機種の無線端末は、基準台上の異なる英文字で表示された位置の異なる各最適位置に設定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、携帯電話などの無線端末の動作試験をするために該無線端末を収納する電磁波シールドボックスであって、特に、内蔵型を含めてアンテナの位置が様々である多種類の無線端末について、ボックス内の結合用アンテナとの位置関係が最適となるような収納・設置位置を実現し、その再現性を確保することができる電磁波シールドボックスに関するものである。
携帯電話などの無線端末は、購入時又は購入後においても、使用時の送信および受信状態が正常であるか否かを明確にしたいという要求が生じる場合がある。このため、各販売営業所などには、容易に無線端末の動作試験を行える試験器が設置されている。
この種の試験器で動作試験を行う際には、周囲の電磁波からシールドされた空間内に無線端末を設置できる電磁波シールドボックスが用いられ、外部からの電磁波が試験対象となる無線端末のアンテナに入射して試験結果に悪影響を及ぼさないようにしている。
下記特許文献1は、このような電磁波シールドボックスの一例として本願出願人が先に提案したものである。この電磁波シールドボックスでは、同種の無線端末をボックス内で一定の位置に設置できるようにし、試験時の位置の再現性を得るため、無線端末をボックス内の所定位置に位置決めするための載置台(ホルダー)を使用している。この載置台は、ボックス内に固定される基板の所定位置に、折畳式の無線端末の外形に沿った凹状の載置部を設けるとともに、その近傍の所定位置には所定ブロック形状の突き当て手段を設け、該無線端末を所定の開いた状態でボックス内の一定の位置に所定の姿勢で確実に配置できるようにしたものであり、ボックス内の所定位置に設けられた結合用アンテナと該無線端末との位置関係を一定にしている。なお、ボックスの本体には外部からの電磁波をシールドする開閉可能な蓋体が設けられている。
上記電磁波シールドボックスを用いて無線端末の動作試験を行うには、蓋体を開けて試験対象物となる無線端末をボックス内部の所定位置に設置した後、蓋体を閉めて固定する。これにより、無線端末は、ボックス外の電磁波からシールドされた状態でボックス内に収納されるとともに、ボックス内の結合用アンテナとの位置関係が一定になる。試験時には、ボックス外のテスターからRF信号を与えてボックス内の結合用アンテナから電波を放射させ、無線端末による受信の状態は無線端末に接続された制御線を介してボックス外の前記テスターで確認することができる。
特開2004−80271号公報
前記電磁波シールドボックスによれば、無線端末をボックス内に収納して試験を行う場合、ボックス内の結合用アンテナに対する無線端末のアンテナの位置を、同種の無線端末であれば無線端末の動作性能が最もよくなる位置で常に同じ位置関係となるようにすることができ、これによって正確な測定を行うことができる。
このように、上述した従来の電磁波シールドボックスは、定められた所定の位置にアンテナが設けられている同種の無線端末については、ボックスに対して一定の取付け位置に取り付けることができ、これによりボックス内の結合用アンテナに対する位置関係を一定にすることができるものである。しかしながら、アンテナの位置が異なる異種類の無線端末については、無線端末の動作性能が最もよくなる最適な位置関係は異種類の無線端末ごとに異なるため、上述した従来の電磁波シールドボックスでは正確な測定を行うことができなかった。
例えば携帯電話は、外部から操作できる伸縮式のアンテナの他、本体ケースの内部に内蔵型のアンテナを併せ有しているものが多いが、最近では機種によって内蔵型のアンテナのみを有する場合があり、内蔵型アンテナが本体ケース内のいずれの位置に設けられているかは機種によって様々であるばかりか、外観から内蔵アンテナの位置を判断することが困難である。従って、前記電磁波シールドボックスのように携帯電話の本体ケースをボックス内で所定の位置に位置決めする構造を採用したとしても、機種が変われば携帯電話の内蔵型アンテナとボックス側の結合用アンテナの位置関係が必ずしも最適な位置関係になるとは限らず、従って携帯電話の機種が異なると検査条件が一定にならない場合があった。
そこで、内蔵アンテナの位置が異なる機種ごとに、ボックス内での位置決めのために専用のホルダーを用意しておき、すべての機種の携帯電話についてボックス内での設置位置を一義的に定めるようにすることが考えられる。この方法によれば、内蔵アンテナとボックスの結合用アンテナとの位置関係を機種によらずに一定とし、いずれの機種についても最適な検査条件を得ることができるようにすることができる。しかし、携帯電話の機種は極めて多く、検査のために各機種ごとに専用のホルダーを準備して各営業所に備えておくことは実際には極めて煩雑であり、多大なコストを要してしまう。
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、電磁波シールドボックス内における同種の無線端末の位置の再現性を容易に得るだけでなく、内蔵アンテナ等の位置が異なる異機種の無線端末についても共通に適用可能であり、無線端末の内蔵アンテナとボックス内の結合用アンテナとの位置関係を機種の異同に係わらず常に最適の状態に設定することができるようにボックス内で位置調整できる位置決め用のホルダーを備えた電磁波シールドボックスを提供することを目的としている。
請求項1に記載された電磁波シールドボックス1は、無線端末5,5aが内部に収納されるとともに該無線端末5,5aのアンテナと空間的に結合される結合用アンテナ7を内部に備えた本体2と、前記本体2に対して開閉可能とされた蓋体3とを備え、前記本体2及び前記蓋体3の内部に収納された前記無線端末5,5aを外部の電磁波からシールドする電磁波シールドボックス1において、
前記無線端末5,5aを設置する際の基準となる基準面31,31a,31b,31c,31dを備え前記本体2内で前記結合用アンテナ7の上方の所定位置に設けられる基準台30,30a,30b,30c,30dと、
前記基準面31,31a,31b,31c,31dに沿って移動可能となるとともに前記無線端末5,5aを載置する載置部50,50b,50c,50dと、
前記無線端末5,5aのアンテナと前記結合用アンテナ7の位置関係を決めるために、前記無線端末5,5aが載置された前記載置部50,50b,50c,50dを前記基準台30,30a,30b,30c,30dの前記基準面31,31a,31b,31c,31dの所定位置に解除可能に固定する固定手段32,33,59と、
を有している。
請求項2に記載された電磁波シールドボックス1は、請求項1記載の電磁波シールドボックス1において、前記基準台30,30a,30b,30c,30dに設けられた表示部34,70と前記載置部50,50b,50c,50dに設けられて前記表示部34,70中の特定箇所を示す特定部60とによって構成され、前記基準面31,31a,31b,31c,31d上に設置された前記載置部50,50b,50c,50dの位置を示す位置表示手段を有することを特徴としている。
請求項3に記載された電磁波シールドボックス1は、請求項2記載の電磁波シールドボックス1において、前記表示部が、前記基準面31,31a,31b,31c,31dに設けられた複数の符号34であり、前記特定部が、前記載置部50,50b,50c,50dに設けられて前記符号の少なくとも一つを覗かせる孔60であることを特徴としている。
請求項4に記載された電磁波シールドボックス1は、請求項2記載の電磁波シールドボックス1において、前記表示部が、前記載置部50,50b,50cが前記基準面31,31a,31b,31c上で位置調整のために移動する方向に合せて所定間隔で前記基準面31,31a,31b,31cに設けられた複数本の直線71,72及び各直線71,72を示す符号を有する座標軸70であり、前記特定部が、前記載置部50,50b,50cを前記基準面31,31a,31b,31cに設置した場合に前記直線71,72に沿って配置される前記載置部50,50b,50cの外形の少なくとも一部であることを特徴としている。
請求項5に記載された電磁波シールドボックス1は、請求項1乃至4に記載の電磁波シールドボックス1において、前記固定手段が、前記基準台30,30a,30b,30cの前記基準面31,31a,31b,31cに形成された係止孔32と、前記載置部50,50b,50cに設けられた貫通孔59と、前記貫通孔59を貫通して前記係止孔32に着脱可能に挿入されて前記載置部50,50b,50cを前記基準面31,31a,31b,31cに固定する固定ピン33であることを特徴としている。
請求項6に記載された電磁波シールドボックス1は、請求項3記載の電磁波シールドボックス1において、前記載置部50,50b,50c,50dは、前記基準面31,31a,31b,31c,31dに沿う第1の直線方向及び前記第1の直線方向と直交するとともに前記基準面に沿う第2の直線方向の両方向に移動可能な第1の移動態様と、前記基準面31,31a,31b,31c,31dに沿って回転する回転方向に移動可能な第2の移動態様の少なくともいずれか一の移動態様によって移動可能であることを特徴とする。
請求項7に記載された電磁波シールドボックス1は、試験対象の無線端末5,5aを内部に収納するとともに該無線端末のアンテナと電磁的に結合される結合用アンテナ7を内部に備えた収納手段2,3を有し、前記収納手段2,3に収納された前記無線端末を外部の電磁波からシールドする電磁波シールドボックス1において、
前記収納手段2,3の内部において、前記結合用アンテナ7から離隔した位置に、前記結合用アンテナ7の主放射方向と直交する方向に広がるように構成された基準面31,31a,31b,31c,31dと、
前記無線端末5,5aを載置し、前記結合用アンテナ7の主放射方向に対して直角方向に移動可能となるように、前記基準面31,31a,31b,31c,31dに沿って移動可能とされた載置部50,50b,50c,50dとを備え、
前記無線端末のアンテナが前記結合用アンテナ7と最適に電磁的結合をするように前記載置部50,50b,50c,50dが前記基準面31,31a,31b,31c,31dに対して位置決めされる。
請求項1に記載された電磁波シールドボックス1によれば、無線端末5,5aが設けられた載置部50,50b,50c,50dを、基準台30,30a,30b,30c,30dの基準面31,31a,31b,31c,31dに沿って移動させた異なる複数の位置で検査を行うことにより、無線端末5,5aのアンテナと本体2内の結合用アンテナ7の位置関係が最適となる載置部50,50b,50c,50dの位置を捜し当てることができ、この位置で固定手段(固定ピン33)により載置部50,50b,50c,50dを基準面31,31a,31b,31c,31dに固定できる。この基準面31,31a,31b,31c,31dに対する載置部50,50b,50c,50dの位置関係を、内蔵アンテナの位置が異なる無線端末5,5aの機種ごとに記録しておけば、ある特定の機種の無線端末5,5aの検査を行う場合には、基準面31,31a,31b,31c,31dに対する載置部50,50b,50c,50dの位置関係をその機種に対応したある特定の位置関係にすることにより、直ちに機種に対応した最適な検査条件を得ることができる。このように、内蔵アンテナ等の位置が異なる無線端末5,5aの多数の機種についての検査需要について、1台の電磁波シールドボックス1で対応することができる。
請求項2に記載された電磁波シールドボックス1によれば、基準台30,30a,30b,30c,30dに対する載置部50,50b,50c,50dの位置関係が位置表示手段によって明示される。すなわち、基準台30,30a,30b,30c,30d上の特定位置に設けられた載置部50,50b,50c,50dの特定部(孔60)が、基準台30,30a,30b,30c,30d上の表示部(英文字34、座標70)のある特定の位置を指し示すことにより、基準台30,30a,30b,30c,30dに対して載置部50,50b,50c,50dが特定の位置関係にあることを一義的に表示することができる。検査しようとする無線端末5,5aの機種に合せて載置部50,50b,50c,50dを基準台30,30a,30b,30c,30dに設定しようとする場合には、位置表示手段(孔60、英文字34、座標70)により基準台30,30a,30b,30c,30dに明示される表示部(英文字34、座標70)の特定部分を注視しながら載置部50,50b,50c,50dを移動させ、該当個所を探して、ここで基準台30,30a,30b,30c,30dに固定すればよい。
請求項3に記載された電磁波シールドボックス1によれば、基準面31,31a,31b,31c,31dと載置部50,50b,50c,50dの位置関係が、載置部50,50b,50c,50dの孔60から覗く基準面31,31a,31b,31c,31d上の符号(英文字34)と対応しているので、この孔60から見える符号(英文字34)を目当てにして載置部50,50b,50c,50dを移動させて基準面31,31a,31b,31c,31d上の特定位置を探し出し、この位置で載置部50,50b,50c,50dを基準面31,31a,31b,31c,31dに固定すれば、ある特定の無線端末5,5aの機種に対応した載置部50,50b,50c,50dの位置を得ることができる。この位置に固定した載置部50,50b,50c,50dに当該無線端末5,5aを所定の姿勢で載置すれば、該無線端末5,5aのアンテナは、本体2の結合用アンテナ7と最適の条件で結合することができる。
請求項4に記載された電磁波シールドボックス1によれば、基準面31,31a,31b,31cと載置部50,50b,50cの位置関係が、基準面31,31a,31b,31c上に置かれる載置部50,50b,50cの外形が指し示す基準面31,31a,31b,31c上の座標軸70に対応しているので、載置部50,50b,50cの外形が指し示す座標軸70を目当てにして載置部50,50b,50cを移動させて基準面31,31a,31b,31c上の特定位置を探し出し、この位置で載置部50,50b,50cを基準面31,31a,31b,31cに固定すれば、ある特定の無線端末5,5aの機種に対応した載置部50,50b,50cの位置を得ることができる。この位置に固定した載置部50,50b,50cに当該無線端末5,5aを所定の姿勢で載置すれば、該無線端末5,5aのアンテナは、本体2の結合用アンテナ7と最適の条件で結合することができる。
請求項5に記載された電磁波シールドボックス1によれば、固定ピン33を載置部50,50b,50cの貫通孔59から差し込み、基準面31,31a,31b,31cの係止孔32に係止させれば、所望の位置で載置部50,50b,50cを基準面31,31a,31b,31c上に固定することができ、位置の変更を自在に行うことができる。
請求項6に記載された電磁波シールドボックス1によれば、請求項3記載の電磁波シールドボックス1において、前記載置部50,50b,50c,50dは、前記基準面31,31a,31b,31c,31dの上で、直交する2つの直線方向に沿って移動して位置決めする構成とすることもできるし、前記基準面31,31a,31b,31c,31dの上で回転する方向に移動して位置決めする構成とすることもできる。
請求項7に記載された電磁波シールドボックス1によれば、無線端末5,5aが設けられた載置部50,50b,50c,50dを、前記結合用アンテナ7の主放射方向と直交する平面である基準面31,31a,31b,31c,31dに沿って移動させた異なる複数の位置で検査を行うことにより、無線端末5,5aのアンテナと本体2内の結合用アンテナ7の位置関係が最適となる載置部50,50b,50cの位置を捜し当てることができ、この位置に位置決めすることにより当該機種に対応した最適な検査条件を得ることができる。この基準面31,31a,31b,31c,31dに対する載置部50,50b,50c,50dの位置関係を、内蔵アンテナの位置が異なる無線端末5,5aの機種ごとに記録しておけば、ある特定の機種の無線端末5,5aの検査を行う場合には、基準面31,31a,31b,31c,31dに対する載置部50,50b,50c,50dの位置関係をその機種に対応したある特定の位置関係にすることにより、直ちに機種に対応した最適な検査条件を得ることができる。このように、内蔵アンテナ等の位置が異なる無線端末5,5aの多数の機種についての検査需要について、1台の電磁波シールドボックス1で対応することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
1.第1の実施の形態(図1〜図8)
図1は本実施形態による電磁波シールドボックスの一例を示す斜視図である。
電磁波シールドボックス1は、携帯電話などの無線端末の動作試験を行うために、無線端末を周囲の電磁波からシールドする箱体であり、本体2と蓋体3とを備えている。
図1に示すように、本体2は、アルミなどの電磁波を反射し得る金属板を外筐とし、その内部には、図示しない結合用アンテナが形成された基板4が底面側の所定位置に固定され、その上方には所定間隔をおいて無線端末5を位置決めするためのホルダー6が結合用アンテナ7の基板4と平行に取り付けられている。
基板4の結合用アンテナ7は、電磁波シールドボックス1内で所定の電磁波を放射すべく、本体2の外にある図示しないテスターからRF信号を与えられるように構成されている。また、この結合用アンテナ7の上方に配置されたホルダー6に載置される無線端末5は、図1に示すように本体2内においてケーブル8を介して制御回路に接続され、該制御回路は図示しないケーブルにより本体2の外にある前記テスターに接続されており、無線端末5は該テスターによりボックスの外から操作することができる。
本体2の上面は矩形状に開口しているが、その開口縁には全周に渡って凹溝9が形成されている。この凹溝9内には、導電性を有する断面略V字状のシールドバネが設けられている。シールドバネのV字状の下端部は分離しているが、通常は弾性をもって接触した状態にある。
蓋体3は、アルミなどの電磁波を反射し得る金属板により形成され、本体2に対して支軸10を介して回動自在に設けられて本体2の開口を開閉することができる。この蓋体3には、本体2の開口縁に設けられた凹溝9と対応して、該凹溝9に嵌合される無端状の凸条11が設けられている。この凸条11は、蓋体3を閉めた際に凹溝9に嵌合され、その端縁はシールドバネに当接する。なお、蓋体3を閉めた際には、不図示の係止手段によって本体2側に係止されて閉めた状態が保たれるようになっている。
本体2と蓋体3はあわせて、試験用の無線端末5をその内部に収納するための収納手段を提供する。
本体2の内部において、ホルダー6の下方に配置された基板4に設けられている前記結合用アンテナ7は、その上方に設けられたホルダー6に設置される無線端末5のアンテナと空間的に結合されるアンテナであって、本実施の形態では、自己補対アンテナまたはそれに準じたアンテナによって構成されている。
上記説明中において、2つのアンテナが空間的に結合されるとは、空間を媒体として2つのアンテナが電磁的に結合されることを意味する。2つのアンテナの間には、電磁的結合を妨害しないものであれば何があってもよい。本例では、非金属材料(例えばプラスチック)製のホルダー6を越えて2つのアンテナが電磁的に結合される。
図2及び図3は、本例における前記結合用アンテナ7,7’の一例を示す平面図である。
図2に示す結合用アンテナ7は、一対のアンテナ素子15,16が基板4の上面にパターン形成されてなる。一方のアンテナ素子15は、幅の狭い複数の扇状金属板17を有し、この扇状金属板17が、その扇状と同一形状の隙間をあけて放射状に並べて形成されている。各扇状金属板17は、放射中心側の給電部18で先端同士が接続されている。また、他方のアンテナ素子16は、一方のアンテナ素子15と同様に幅の狭い複数の扇状金属板17を有し、この扇状金属板17が、その扇状と同一形状の隙間をあけて放射状に並べて形成されている。各扇状金属板17は、放射中心側の給電部19で先端同士が接続されている。これら、一方のアンテナ素子15と、他方のアンテナ素子16とは、対称に形成されている。
ここで、自己補対アンテナとは、アンテナ素子が金属板状の平面構造とされたアンテナにおいて、アンテナ素子を共通の点を中心に所定角度回転させたり、所定の線に対して折り返した時に、金属部分と空間(非金属)部分とが入れ代わる形状を有するアンテナである。この自己補対アンテナは、無限大のアンテナ素子を用いたときアンテナのインピーダンスが、周波数によらず一定(60πΩ)となるが、アンテナ素子が有限の大きさの場合は、その大きさによって最低使用周波数が決まる。
図2に示す結合用アンテナ7は、一対のアンテナ素子15,16の扇状金属板17が設けられている角度範囲が、それぞれ180度まで広がっている。そして、扇状金属板17の長さを略半径とする円内で、アンテナ素子15,16を合わせた金属部分を所定角度回転させたときに金属部分以外の部分と一致するように形成されていれば、自己補対アンテナと見なすことができる。ゆえに、アンテナ素子15,16の大きさ(半径)で決まる周波数以上の広い周波数範囲で前記60πΩに近い一定のインピーダンスとなる。
また、図3に示す結合用アンテナ7’は、対数スパイラル型の二つのアンテナ素子20,21からなる自己補対アンテナであり、円偏波型の自己補対アンテナである。
次に、前述し、図1にも示したように、電磁波シールドボックス1の本体2内において、前記結合用アンテナ7の上方には、結合用アンテナ7に対して無線端末5を位置決めするためのホルダー6が存在する。
このホルダー6は、本体2内で結合用アンテナ7の上方の所定位置に設けられる平板状の基準台30と、基準台30の基準面31に沿って移動可能とされた無線端末5の載置部50と、載置部50を基準台30の基準面31に解除可能に固定する固定手段(後述する固定ピン等)とを有しており、これらはいずれも非金属材料からなる。
図4の平面図に示すように、基準台30は本体2の開口に相当する略矩形の外形を有する板状部材であり、図1中に示すように本体2内で結合用アンテナ7の基板4と所定間隔をおいて平行な状態で本体2に固定され、結合用アンテナ7との位置関係は一定に規定される。基準台30の上面は無線端末5を設置するための場所を任意に選択できる平坦な基準面31とされている。
ところで本例では、結合用アンテナ7の主放射方向は基板4の上面に対して垂直な方向である。上述の通り基準面31は基板4と平行であるから、載置部50の移動可能な範囲は、結合用アンテナ7の主放射方向に対して直角な一平面上に留まる。言い換えれば、基準面31は載置部50を、結合用アンテナ7の主放射方向に対して直角方向に移動可能とさせる機能を提供している。
図4に示すように、基準面31の一部には、5行3列で計15個を1組とする係止孔32が計2組設けられており、載置部50を基準面31に固定する固定手段としての固定ピン33が係止できるようになっている。
図4に示すように、基準面31の一部には、5行3列で計15箇所の位置に載置部50の固定位置を表示するための符号である英文字34が設けられている。英文字34はAからOまでの15文字とした。載置部50を基準面31に固定した際に、これらの英文字34の中の一つが、後述する特定の構造を備えた載置部50との位置関係のために目立つようになっており、これによって基準面31上における載置部50の設置位置を特定の英文字で表示できるようになっている。なお、英文字の替わりに無線端末の機種名など無線端末に記された符号を表示することで、設置位置対応表などを参照することなく直接的に設置位置を知るようにすることもできる。
図5の平面図及び図6の斜視図に示すように、載置部50は基準台30よりも一回り小さい矩形の板部51と、板部51上で無線端末5を保持する保持手段とを有している。保持手段は、無線端末5の一端部を突き当てる段部を備えた第1位置決めブロック52と、無線端末5の一側面に当接する階段状の第2位置決めブロック53と、無線端末5の一端部の他側面側が当接する三角柱状の第3位置決めブロック54と、無線端末5の他側面に当接する移動可能な直方体状の固定ブロック55とを有している。固定ブロック55には弾性手段としてのゴム帯56の一端が連結されており、このゴム帯56は、無線端末5の長手方向と直交する方向に沿って板部51に設けられた溝57内に配置され、さらに該溝57内に設けられたストッパ構造58を挿通し、その他端が第2位置決めブロック53の外側に引き出されており、無線端末の大きさの違いに対応できる構造となっている。なお、これらのブロック材(52〜55)はウレタン系発泡材などから構成できる。
図5に示すように、板部51の2箇所に設けられた各貫通孔59,59にはそれぞれ固定ピン33,33が挿入され、その各先端が下方に突出している。この貫通孔59及び固定ピン33は、前記基準台30に設けられた多数の係止孔32とともに、無線端末5を載置した載置部50を基準台30の基準面31の所定位置に解除可能に固定する固定手段を構成している。
図5に示すように、前記基準面31に設けられた英文字に対応する板部51の一隅部には、英文字34中の一つを特定するための特定手段として、貫通した孔60が形成されている。この貫通した孔60は、基準面31に設けられた前記英文字34とともに、基準面31上に設置された載置部50の位置を示す位置表示手段を構成している。すなわち、基準面31上の特定の位置に載置部50を設置すれば、この孔60からは基準面31上の英文字34中の特定文字が覗くこととなり、この載置部50の位置を英文字で代表して表すことができる。逆に、孔60から特定の英文字が覗くような載置部50の位置を捜し当てて、載置部50を固定ピン33で基準台30に固定するようにしてもよい。
以上説明した本例の電磁波シールドボックス1を用いて無線端末5の動作試験を行う場合には、図1で示す蓋体3を開け、試験対象となる無線端末5をケーブル8を介して本体2側の制御回路に接続する。その後、本体2内に設けた基準台30の上の所定位置に、無線端末5を載置した載置部50を載置し、蓋体3を閉じる。これにより、内部の無線端末5が外部の電磁波に対してシールドされる。その後、不図示のテスターからケーブルを介して制御信号を入力し、これによって無線端末5を制御し、結合用アンテナ7に空間的に結合された無線端末5に対する発呼、着信、感度などの動作試験を行う。
さて、無線端末5を載置部50上に載置・固定する場合には、第1〜第3位置決めブロック52〜54の間に無線端末5を所定の姿勢で載置して所定の面に突き当て、次にゴム帯56の他端を第1位置決めブロック52の外側に向けて引っ張りつつ固定ブロック55を無線端末5の他側面にゴム帯56の弾性力で当接させる。これにより、無線端末5は載置部50上に所定の姿勢で固定される。
この載置部50上の無線端末5の取付け姿勢は、機種によって一定に定められており、後述するように該載置部50を前記基準台30上の所定位置に設置することにより、この無線端末5のアンテナと前記結合用アンテナ7との位置関係を当該機種の無線端末5にとって最適の状態に設定することができる。従って、機種が異なり内蔵アンテナの位置も異なる複数種類の無線端末5のそれぞれについて、載置部50に対する載置姿勢と、この載置部50の基準台30に対する設置位置を適宜に定めておけば、いずれの機種の無線端末5もボックス内の結合用アンテナ7と最適な条件の位置関係に容易に設定することができる。すなわち、本例によれば、この一種類のホルダー6によって多種類の無線端末5の検査に対応することができる。
例えば、図7に示すように、ある機種の無線端末5を所定の姿勢で載置部50に取り付けた後、この載置部50を、基準台30の基準面31上において当該機種について定められた特定の位置に配置し、二本の固定ピン33を基準台30の二個の係止孔32にそれぞれ押し込んで掛止する。この時、載置部50の板部51の孔60からは英文字34のCが覗いている。すなわち、この機種の無線端末5は、かかる姿勢で載置部50に取り付けて基準面31のC位置に設定した時、結合用アンテナ7と最適な結合条件が得られる。このような最適位置は、実際に載置部50の位置を適宜変えつつ、テスターを操作して無線端末5の検査を行いながら捜し当てればよい。一旦最適な位置が判明すれば、当該機種の無線端末5を再度検査する場合には、最適位置がC位置であることが判明しているから、載置部50の孔60から覗く基準面31のCの文字を目当てにして容易に当該最適位置に再設定することができる。
例えば、図8は、図7の無線端末5とは機種が異なる無線端末5aである。この無線端末5aは図7の無線端末5と外形デザインが同一であるが内部アンテナの位置が異なるため、図7と同様のC位置に設置したのでは、結合用アンテナ7による検査の条件を最適にすることができない。本例では、図8の無線端末5aは、載置部50の孔60から英文字Hが覗く位置(H位置)が最適条件の位置である。
2.第2の実施の形態(図9、図10)
図9及び図10は、第2実施形態による電磁波シールドボックスにおけるホルダー6aの平面図である。本例は、基準面31上に設置された載置部50の位置を示す位置表示手段の構成が第1の例(第1の例では英文字を孔から見えるようにすることであった。)と異なる。その他の構成は第1の例と実質的に同一であるので、異なる部分の構成を中心に説明し、その他の部分については第1の例の説明を援用して説明を省略する。
図9に示すように、基準台30aの基準面31aには、互いに直交する2方向のそれぞれについて、所定間隔で複数本の直線71,72が設けてあり、載置部50の位置を表示する表示部である座標軸70が構成されている。座標軸70の各直線71,72には方向毎にそれぞれ連続番号が付してあり、座標軸70上の特定点(両方向の直線71,72の交点)は2つの数字の組み合わせで表すことができる。具体的には、図9に示すように横軸については下から上に向けて1から5までの番号が付され、縦軸については左から右に向けて1から3までの番号が付されている。
図9に示すように、載置部50の各辺が座標軸70の各直線71,72に一致するとともに、載置部50の左下の隅部が座標軸70の交点に位置するような複数の位置について、載置部50が選択的に配置可能となるように、基準面31に設けられた2本の固定ピン33の係止孔32は、座標軸70の交点の配置に対して規則的な縦列配置で2箇所にそれぞれまとまって形成されている。すなわち、本例では、載置部50の外形(図9では座標軸70に沿って平行な左辺と下辺、及び左下隅角)が、座標軸70の特定交点を指示する特定部となっており、これによって基準面31aに設置した載置部50の位置を特定することができる。載置部50の位置を縦軸の番号、横軸の番号の組み合わせで称することとすれば、図9の載置部50の位置表示は3−5となり、図10の載置部50の位置表示は2−3となる。なお、図9に示すように、載置部50の外形の替わりに指示印90を用い、座標軸の特定交点を指示する特定部としてもよい(指示印90は図9のみに示し、図10には表していない。)。
本例によれば、共通のホルダー6aを座標軸70に沿って位置決めすることにより、多数の位置の中から任意の位置を選択でき、座標軸70の表示から各位置を明瞭に表示することができる。座標軸70の交点は多数あるので、載置部50の位置決めの必要性に応じて多数の位置を容易に設定することが出来る。
3.第3の実施の形態(図11、図12)
図11及び図12は、第3実施形態による電磁波シールドボックスにおけるホルダー6bの平面図である。第1の例と異なる部分の構成を中心に説明し、その他の部分については第1の例の説明を援用して説明を省略する。
図11及び図12に示すように、基準台30bの基準面31bには、固定手段としての係止孔32が4箇所に形成されている。載置部50bの2つの貫通孔に設けられた2本の固定ピン33は、図11及び図12に示す2つの位置で各係止孔32に係合することができ、載置部50bは基準面31b上で回転方向に異なる2つの位置を選択することができる。一方、基準面31bには表示手段として2つの英文字A及びBが異なる所定の位置に設けられており、載置部50bが図11の位置に設置される場合は載置部50bの孔60から文字Aが覗き、載置部50bが図12の位置に設置される場合は載置部50bの孔60から文字Bが覗く。
本例によれば、共通のホルダー6bで2箇所の位置を選択でき、各位置において載置部50bの孔60内に当該位置を表示する英文字を表示させることができる。係止孔32の数及び位置、表示手段である文字の種類と位置を増加すれば、さらに多くの位置を特定することができる。
4.第4の実施の形態(図13、図14)
図13及び図14は、第4実施形態による電磁波シールドボックスにおけるホルダー6cの平面図である。本例は、基準面31c上に設置された載置部50cの位置を示す位置表示手段の構成が第1の例(第1の例では縦横に配置された英文字を孔から見えるようにすることであった。)と異なる。その他の構成は第1の例と実質的に同一であるので、異なる部分の構成を中心に説明し、その他の部分については第1の例の説明を援用して説明を省略する。
図13及び図14に示すように、本例では、基準面31cの側方に直線状の案内面を備えたガイド手段80が設けられている。このガイド手段80は、基準面31cの側方に基準台30cとは別に設けられた棒状の部品でもよいし、またボックスの本体2の内面であってもよい。本例では、載置部50cの1辺をガイド手段80に当接させ、載置部50cを基準面31c上においてガイド手段80の案内面と平行な方向について直線状に往復移動させることができる。そして、基準台30cの基準面31cには、固定手段として3個の係止孔32がガイド手段80の案内方向と平行に直線1列に所定間隔で形成されている。載置部50cの1つの貫通孔に設けられた1本の固定ピン33は、これらの係止孔32に選択的に挿入係止され、載置部50cを基準面31c上の3つの位置に選択的に設定することができる。図13及び図14は、これら3つの位置のうちの2つを例示している。
図13及び図14に示すように、基準面31cには表示手段として3つの英文字A、B、Cがガイド手段80の案内方向と平行に直線状に並んで所定の間隔で設けられている。載置部50cが図13の位置に設置される場合は載置部50cの孔60から英文字Aが覗き、載置部50cが図14の位置に設置される場合は載置部50cの孔60から英文字Cが覗く。
本例によれば、共通のホルダー6cで3箇所の位置を選択でき、しかも選択時に載置部50cを移動させる動作はガイド手段80の案内面に沿う1方向だけなので操作が簡単であり、容易に複数の位置を探し出し、選択することができ、各位置において載置部50cの孔60内に当該位置を表示する英文字を表示させることができる。また、固定ピン33も1箇所ですむ。係止孔32の数及び位置、表示手段である英文字の種類と位置を増加すれば、さらに多くの位置を特定することができる。
5.第5の実施の形態(図15〜図19)
図15は第5実施形態における基準台30dの平面図、図16は第5実施形態における載置部50dの平面図、図17は第5実施形態における載置部50dの斜視図、図18は第5実施形態において無線端末5が3つの異なる位置に位置決めされたホルダー6dの斜視図、図19は第5実施形態において無線端末が5つの異なる位置に位置決めされたホルダー6dの斜視図である。
本例は、基準面31d上に設置された載置部50dの位置を示す位置表示手段の構成が、英文字を孔から見えるようにすることである点において第1の例と一致する。しかし、第1の例では、載置部50は基準面31d上を直交する2本の直線方向に沿って平行移動して位置決めしていたが(第1の移動態様;直線的移動態様)、本例ではこの移動態様に加え、さらに回転方向に移動する態様(第2の移動態様;回転的移動態様)も可能である。より具体的には、本例の載置部50dは、基準面31d上の一定点について見ると、回転方向について90度間隔となる4つの異なる回転方向位置をとることができる。かかる回転的移動態様及び位置固定を可能とし、さらにかかる回転的移動態様の移動に対応する載置部50dの各位置を示しうる位置表示手段の構成が第1の例と異なる。その他の構成は第1の例と実質的に同一であるので、異なる部分の構成を中心に説明し、その他の部分については第1の例の説明乃至関連する図を援用して説明を省略する。
本体2及び蓋体3によって構成される電磁波シールドボックス1の収納手段の内部において、前記結合用アンテナ7の上方には、結合用アンテナ7に対して電磁的に結合される無線端末5を位置決めするためのホルダー6d(図19参照)が存在する。
このホルダー6dは、前記収納手段の内部において、前記結合用アンテナ7から離隔した位置に、前記結合用アンテナ7の主放射方向と直交する方向に広がるように構成された基準面31dを備えた設置台30dを有している。また、この基準面31dの上には、前記無線端末5を載置し、前記結合用アンテナ7の主放射方向に対して直角方向に移動可能となるように、基準面31dに沿って移動可能とされた載置部50dが設けられる。以上の構成において、無線端末5のアンテナが前記結合用アンテナ7と最適に電磁的結合をするように、前記載置部50dが前記基準面31dに対して位置決めされる。
図15の平面図に示すように、基準台30dの上面である基準面31dの略中央部には、縦3列で各列11個、横3行で各行9個の各係止孔32が、基準面31dの略全面にわたる十字型のパターンで、当該十字型に交差する部分の孔を共通として、合計51個形成されている。載置部50dは、直線的移動態様及び回転的移動態様により位置決めされた基準面31d上の所望の位置において、固定手段としての固定ピン33及び前記係止孔32により、基準台30dに固定される。
図15に示すように、矩形板である基準面31dの4隅には、3行3列又は5行3列で各個所9個所又は15個所、合計48箇所の位置に、載置部50dの固定位置を表示するための符号である48種類の英文字34が設けられている。本例の英文字34は英アルファベットとアラビア数字の組み合わせとした。載置部50dを基準面31dに固定した際に、これらの英文字34の中の一つが、載置部50dに設けた位置表示手段としての孔60から覗くようになっており、これによって基準面31d上における載置部50dの設置位置を特定の英文字で表示できる。
図16の平面図及び図17の斜視図に示すように、載置部50dは基準台30dよりも一回り小さい矩形の板部51と、板部51上で無線端末5を保持する保持手段とを有している。保持手段は、無線端末5の一側部を保持する第1位置決めブロック52dと、無線端末5の一端部に当接する階段状の段部を有する第2位置決めブロック53dと、無線端末5の他側部を押圧して無線端末5を第1位置決めブロック52d及び第2位置決めブロック53dに当接、位置決めする移動可能な直方体状の固定ブロック55dとを有している。固定ブロック55dには弾性手段としてのゴム帯56dの一端が連結されており、このゴム帯56dは、無線端末5の長手方向と直交する方向に沿って板部51に設けられた溝57d内に配置され、さらに該溝57d内に設けられた詳細は図示しないストッパ構造を挿通し、その他端が第1位置決めブロック52d及び第2位置決めブロック53dの外側に引き出されており、無線端末の大きさの違いに対応できる構造となっている。なお、これらのブロック材(52d、53d、55d)はポリエチレン系発泡材やウレタン系発泡材などの発泡体から構成できる。
図16に示すように、板部51の2箇所に設けられた各貫通孔59,59にはそれぞれ固定ピン33,33が挿入され、その各先端が下方に突出している。この貫通孔59及び固定ピン33は、前記基準台30dに設けられた多数の係止孔32とともに、無線端末5を載置した載置部50dを基準台30dの基準面31dの所定位置に解除可能に固定する固定手段を構成している。
図16及び図17に示すように、前記基準面31dに設けられた英文字に対応する板部51の一隅部には、英文字34中の一つを特定するための特定手段として、貫通した孔60が形成されている。この貫通した孔60は、基準面31dに設けられた前記英文字34とともに、基準面31d上に設置された載置部50dの位置を示す位置表示手段を構成している。すなわち、基準面31d上の特定の位置において、載置部50dを特定の回転方向位置(本例では回転方向について90度間隔の4位置)のいずれかで設置すれば、基準面31d上の4隅にある英文字34の各グループ中の特定文字が孔60から覗くこととなり、この載置部50dの基準面31d上の位置及び当該位置における載置部50dの回転方向の位置を、英文字と数字の1つの組み合わせで代表して表すことができる。逆に、孔60から特定の英文字が覗くような載置部50dの位置を捜し当てて、載置部50dを固定ピン33で基準台30dに固定するようにしてもよい。
図18において、同図(A)のように、載置部50dを基準台30dの上に位置決めして固定する。この位置を基準とした場合、同図(B)に示す位置は、載置部50dを同図(A)における位置から図中右下方に平行移動した状態であり、回転方向には移動していない。これに対し、同図(A)の位置を基準とした場合、同図(C)に示す位置は、載置部50dを同図(A)における位置から図中左下方に平行移動するとともに、時計周り方向に90度回転した位置となっている。これら同図(A)(B)(C)のいずれも、無線端末5と結合用アンテナ7の位置関係は異なっている。
図19(A)、(B)、(C)は、図18(A)、(B)、(C)に対応した平面図であり、位置表示として孔60から覗く英文字34は、それぞれ、1E、1A、2Gである。
図19(D)に示す位置は、同図(C)の位置を基準とした場合、載置部50dを同図(C)における位置から図中左上方に平行移動するとともに、時計周り方向に90度回転した位置となっている。位置表示として孔60から覗く英文字34は、3Oである。
図19(E)に示す位置は、同図(D)の位置を基準とした場合、載置部50dを同図(D)における位置から図中右方に平行移動するとともに、時計周り方向に90度回転した位置となっている。位置表示として孔60から覗く英文字34は、4Cである。
ある機種の無線端末5について、テスターを用いて検査を行いながら最適な位置を捜し、一旦最適な位置が判明すれば、当該機種の無線端末5を再度検査する場合には、最適位置が所定の英文字(例えば、図19(A)の位置であれば「1E」)で示される位置であることが判明しているから、載置部50dの孔60から覗く基準面31dの「1E」の文字を目当てにして容易に当該最適位置に容易に再設定することができる。
なお、本例では、基準台30d上での載置部50dの位置決めは、載置部50dの平行移動と、回転方向の移動の両方向の組み合わせによって行うので、選択可能な配置の種類(位置を示す英文字の種類)は48であり、平行移動だけである第1の実施形態の場合の15よりも多くなっており、選択の余地が広い。
以上説明した各例においては、載置部50,50b,50c,50dにおける無線端末5,5aの保持構造は位置決めブロック52〜54,52d,53dや固定ブロック55,55dを用いたものであったが、ある程度の自由度を以って無線端末5,5aを載置部50,50b,50c,50dに固定できるものであれば、その構造は特に問わない。無線端末自体の固定構造がどのようなものであっても、載置部に無線端末を固定できれば、あとは当該載置部を基準台上で適宜に位置を決めることによって、結合用アンテナと最適な位置関係を見出すことが可能であり、機種ごとにこれを行えば1種類の電磁波シールドボックスで内蔵アンテナ等の位置が多様な多機種の無線端末の検査に対応できる。
本発明による電磁波シールドボックスの第1実施形態を示す斜視図。 結合用アンテナのパターンを示す図。 他の結合用アンテナのパターンを示す図。 第1実施形態における基準台の平面図。 第1実施形態における載置部の平面図。 第1実施形態におけるホルダーの斜視図(H位置)。 第1実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの斜視図(C位置)。 第1実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの斜視図(H位置) 第2実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの平面図(3−5位置) 第2実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの平面図(2−3位置) 第3実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの平面図(A位置)。 第3実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの平面図(B位置)。 第4実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの平面図(A位置)。 第4実施形態において無線端末が位置決めされたホルダーの平面図(C位置)。 第5実施形態における基準台30dの平面図。 第5実施形態における載置部50dの平面図。 第5実施形態における載置部50dの斜視図。 第5実施形態において無線端末5が3つの異なる位置(1E,1A,2G)に位置決めされたホルダー6dの斜視図。 第5実施形態において無線端末が5つの異なる位置(1E,1A,2G,3O,4C)に位置決めされたホルダー6dの斜視図。
符号の説明
1…電磁波シールドボックス、
2…本体、
3…蓋体、
5,5a…無線端末、
6,6a,6b,6c,6d…ホルダー、
7…結合用アンテナ、
30,30a,30b,30c,30d…基準台、
31,31a,31b,31c,31d…基準面、
32…固定手段としての係止孔、
33…固定手段としての固定ピン、
34…位置表示手段としての英文字、
50,50b,50c,50d…載置部、
60…位置表示手段としての特定手段である孔、
70…位置表示手段としての表示部である座標軸、
80…ガイド手段。
90…特定部としての指示印

Claims (7)

  1. 無線端末(5,5a)が内部に収納されるとともに該無線端末のアンテナと空間的に結合される結合用アンテナ(7)を内部に備えた本体(2)と、前記本体に対して開閉可能とされた蓋体(3)とを備え、前記本体及び前記蓋体の内部に収納された前記無線端末を外部の電磁波からシールドする電磁波シールドボックス(1)において、
    前記無線端末を設置する際の基準となる基準面(31,31a,31b,31c,31d)を備え前記本体内で前記結合用アンテナの上方の所定位置に設けられる基準台(30,30a,30b,30c,30d)と、
    前記基準面に沿って移動可能となるとともに前記無線端末を載置する載置部(50,50b,50c,50d)と、
    前記無線端末のアンテナと前記結合用アンテナの位置関係を決めるために、前記無線端末が載置された前記載置部を前記基準台の前記基準面の所定位置に解除可能に固定する固定手段(32,33)と、
    を有する電磁波シールドボックス(1)。
  2. 前記基準台(30,30a,30b,30c,30d)に設けられた表示部(34,70)と前記載置部(50,50b,50c,50d)に設けられて前記表示部中の特定箇所を示す特定部(60)とによって構成され、前記基準面上に設置された前記載置部の位置を示す位置表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の電磁波シールドボックス(1)。
  3. 前記表示部が、前記基準面(31,31a,31b,31c,31d)に設けられた複数の符号(34)であり、前記特定部が、前記載置部(50,50b,50c,50d)に設けられて前記符号の少なくとも一つを覗かせる孔(60)である請求項2記載の電磁波シールドボックス(1)。
  4. 前記表示部が、前記載置部(50,50b,50c)が前記基準面(31,31a,31b,31c)上で位置調整のために移動する方向に合せて所定間隔で前記基準面に設けられた複数本の直線(71,72)及び各直線を示す符号を有する座標軸(70)であり、前記特定部が、前記載置部を前記基準面に設置した場合に前記直線に沿って配置される前記載置部の外形の少なくとも一部である請求項2記載の電磁波シールドボックス(1)。
  5. 前記固定手段が、前記基準台(30,30a,30b,30c)の前記基準面(31,31a,31b,31c)に形成された係止孔(32)と、前記載置部(50,50b,50c)に設けられた貫通孔(59)と、前記貫通孔を貫通して前記係止孔に着脱可能に挿入されて前記載置部を前記基準面に固定する固定ピン(33)である請求項1乃至4に記載の電磁波シールドボックス(1)。
  6. 前記載置部(50,50b,50c,50d)は、前記基準面(31,31a,31b,31c,31d)に沿う第1の直線方向及び前記第1の直線方向と直交するとともに前記基準面に沿う第2の直線方向の両方向に移動可能な第1の移動態様と、前記基準面に沿って回転する回転方向に移動可能な第2の移動態様の少なくともいずれか一の移動態様によって移動可能であることを特徴とする請求項3記載の電磁波シールドボックス(1)。
  7. 試験対象の無線端末(5,5a)を内部に収納するとともに該無線端末のアンテナと電磁的に結合される結合用アンテナ(7)を内部に備えた収納手段(2,3)を有し、前記収納手段に収納された前記無線端末を外部の電磁波からシールドする電磁波シールドボックス(1)において、
    前記収納手段の内部において、前記結合用アンテナから離隔した位置に、前記結合用アンテナの主放射方向と直交する方向に広がるように構成された基準面(31,31a,31b,31c,31d)と、
    前記無線端末を載置し、前記結合用アンテナの主放射方向に対して直角方向に移動可能となるように、前記基準面に沿って移動可能とされた載置部(50,50b,50c,50d)とを備え、
    前記無線端末のアンテナが前記結合用アンテナと最適に電磁的結合をするように前記載置部が前記基準面に対して位置決めされる電磁波シールドボックス(1)。
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