JP2006322574A - 接続継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接続作業の容易化及び省力化を図り得ると共に、接続部位の資スペース化やコンパクト化をも図り得る接続継手を提供する。
【解決手段】 1つの給湯用継手部3と、2つの循環用継手部4,4とを連結部5で一体に連結して接続継手を形成する。3つの一端側部位31,41,41を接続対象の熱源機側の3つの接続口の配置と同配置にし、3つの他端側部位32,42を接続対象の給湯配管と一対の循環配管とを束ねて3本1組とした組み合わせ配管の開口端配置と同配置にする。3つの他端側部位を組み合わせ配管の3つの開口端に押し込んで圧入し、この状態で3つの一端側部位を熱源器側の3つの接続口に押し込んで圧入する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱源機から給湯先に延ばされる給湯配管に対し、加温用熱媒が循環される循環配管を添わせ、給湯運転停止中に給湯配管を加温することにより次回の給湯栓が開かれた際に時間遅れなく直ぐに出湯し得るように即湯機能を付与した即湯用の組み合わせ配管の端部を、熱源機側(例えば熱源機に固定されたヘッダー)に接続するために用いられる接続継手に関する。
従来、給湯器等の熱源機の分野では、給湯栓を開いて給湯を開始させても給湯器で加熱された湯が出る前にその給湯器から給湯栓まで配管された給湯配管内の冷たい水が給湯栓から先に出るという現象が給湯開始初期において生じていた。これを解消して、給湯開始初期からある程度に加温された湯が出るようにするという即湯機能を付与するために、例えば図7に示すように、特に給湯機能部分110と温水循環式暖房機能部分111とを備えた熱源機Wにおいて、暖房用の循環配管112の往き配管113及び戻り配管114を共に給湯配管115に対し給湯栓116近傍まで添わせ、循環配管112内に循環供給される高温水からの伝熱により給湯配管115内の湯水が加温されある一定温度に保温されるようにすることが行われている(例えば特許文献1参照)。このような給湯配管に対し一対の循環配管を添わせた状態にする構成として、例えば図8に示すように、給湯配管115と一対の循環配管112(113,114)とを束ねるように外周囲をテープ状の断熱材Tで巻き込み、さらにこれらの外側に保護管Hを外挿して保護管Hの内部に収納することが提案されている(例えば特許文献2参照)。
そして、給湯配管と循環配管との3本1組とされた組み合わせ配管の端部を熱源機に接続するには次のようにして行われる。すなわち、図8において、端部側の所定長さ範囲の保護管Hを切り取り、この切り取りにより露出した断熱材Tを取り除いた上で、3本の管(給湯配管115,往き配管113,戻り配管114)を互いに引き離して隙間を開ける。ついで、図9に示すように往き配管113と、往き側ヘッダー117(図7も併せて参照)との間に接続継手120を介在させて接続し、戻り配管114と、戻り側ヘッダー118(図7も併せて参照)とを間に上記と同様の接続継手120を介在させて接続する(例えば特許文献3参照)。この接続作業は熱源機Wを現場に設置した上で作業者による現場作業によって行われる。
又、さらに温水循環式暖房用の往き側と戻り側との2本で一対の循環配管を接続するために、上記の接続継手120を2つ合体させたような接続継手も本出願人により提案されている(例えば特許文献4参照)。
特開2004−53078号公報 特開平8−145391号公報 特開2001−32985号公報 特開2004−183687号公報
ところが、上記の接続作業では熱源機の設置現場において多数の工程を必要とする極めて煩雑で手間のかかる作業を強いられる上に、場合によっては作業者がその接続作業を行うためのスペースさえもないケースも生じるおそれがある。
すなわち、循環配管112を対応するヘッダー117,118に接続するには、図9に示すようにOリング121,121を外嵌させた接続継手120を用意し、配管113,114の開口端に接続継手2の一端を圧入する一方、その接続継手2の他端をヘッダー117,118の接続口に圧入する必要がある。そして、このような接続作業を上記配管113,114の1本毎に行う必要がある。通常、1つの熱源機Wから台所、洗面所、シャワー等の複数の給湯栓までそれぞれ給湯配管が個別に配管され、この複数の給湯配管のそれぞれに対し上記の往き配管113及び戻り配管114からなる循環配管112が組み合わされているため、接続作業が必要となる配管の数が多数となってこれらの接続作業は極めて煩雑で手間のかかるものとなる上に、用意しておく接続継手120の数も多数個必要となる。
また、一般に熱源機Wに対する往き側ヘッダー117や戻り側ヘッダー118の取り付け位置はコンパクト化の観点より互いに接近させて配設することが望ましい。しかし、上記の接続作業を配管1本毎に作業者が手作業により行うため、一方のヘッダー(例えば117)に接続継手120及び配管113を接続した状態で他方のヘッダー(例えば118)に接続継手120及び配管114を接続するには、手作業するだけの最低限の作業スペースが必要となり、その作業スペースに対応した距離Mだけ上記両ヘッダー117,118間を離間させる必要が必然的に生じることになる。このため、上記の熱源機Wのヘッダー取付部位の大型化を招く結果となる。
一方、上記の接続作業の煩雑さを解消するために、複数組の組み合わせ配管(給湯配管と循環配管との組み合わせ)に対応させて、例えば図10に示すように給湯ヘッダー部131と、温水循環用の温水往きヘッダー部132及び温水戻りヘッダー部133とを互いに一体化した即湯ヘッダー130を用いることも考えられる。しかしながら、かかる即湯ヘッダー130を用いることで熱源機Wの給湯出口に対し給湯ヘッダー部131の入側接続口134を連通接続するだけで出側接続口135,135,135から複数の給湯配管への分岐給湯が可能となる上に、熱源機Wの往きヘッダー117に温水往きヘッダー部132の入側接続口136を連通接続させ温水戻りヘッダー部133の出側接続口を戻りヘッダー118に連通接続させるだけで、各組の循環配管に対する循環供給が可能とはなるものの、今度は即湯ヘッダー130の大型化を招いたり、熱源機Wへの即湯ヘッダー130の取付スペースがなくなったりという不都合が生じかねないことになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接続作業の容易化及び省力化を図り得ると共に、接続部位の省スペース化やコンパクト化をも図り得る接続継手を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、熱源機から給湯先まで配管される給湯配管と、その熱源機から循環供給のために配管される往き配管及び戻り配管からなる循環配管とのそれぞれの開口端を、上記熱源機側の対応する接続端部に対し個別に連通接続させるために間に介在させて用いられる接続継手を対象として、次の如き特定事項を備えることとした。すなわち、上記給湯配管の開口端と上記熱源機側の対応する接続端部との間に介在される給湯用継手部と、上記循環配管の開口端と上記熱源機側の対応する接続端部との間に介在される循環用継手部とを、互いに一体に形成する構成とした(請求項1)。
本発明の場合、上記接続継手に対し給湯配管と循環配管とをまとめて接続した状態で、その接続継手を熱源機側の接続端部に対し接続することで、給湯配管及び循環配管の熱源機側への接続作業を1つの接続継手の接続作業により完了させることが可能となる。このため、接続作業の容易化及び省力化が図られる他、熱源機側に対し給湯配管及び循環配管を1つずつ接続作業する場合の作業スペースも不要となって省スペース化やコンパクト化も図られる。なお、上記の「熱源機から循環供給のために配管される往き配管及び戻り配管からなる循環配管」としては、温水等の熱媒を暖房用熱源として循環供給する熱媒循環式暖房用循環配管や、浴槽との間で浴槽水を循環させて熱源機で追焚する場合の循環式追焚用循環配管が挙げられる。
上記の発明においては、1つの給湯用継手部と、循環往き側及び循環戻り側の2つの循環用継手部とが組をなし、かつ、互いの軸心が平面視で三角形の各頂点を通って平行に延びる配置とすることができる(請求項2)。このようにすることにより、一対の循環配管を給湯配管に添わして組み合わせた3本1組の組み合わせ配管の開口端における配管位置と合致して、この組み合わせ配管に対し1つの接続作業で3本に対する接続を同時に完了させることが可能になる。
又、上記発明において、上記給湯用継手部としてその中間部位を挟んで一端側部位が上記給湯配管に接続される一方、他端側部位が上記熱源機側の接続端部に接続される構成とし、上記循環用継手部としてその中間部位を挟んで一端側部位が上記循環配管に接続される一方、他端側部位が上記熱源機側の接続端部に接続される構成とし、上記中間部位同士を連結部により互いに連結することにより一体に形成される構成とすることができる(請求項3)。このようにすることにより、一体形成が具体的に特定され、その一体形成が容易に可能となる。
上記の如き連結部により一体に連結する場合、その連結部に対し、給湯用継手部及び循環用継手部の各一端側部位を熱源機側の対応する各接続端部と同配置になるように配設する一方、上記給湯用継手部及び循環用継手部の各他端側部位を上記給湯配管及び循環配管が組み合わされた組み合わせ配管と同配置になるように配設することができる(請求項4)。このような構成を付加することにより、連結部を挟んで他端側部位の組み合わせ配管を構成する給湯配管及び循環配管の全てに対する接続を1つの接続作業で済ますことが可能となる上に、一端側部位も熱源機側の接続端部に対し1つの接続作業で完了させることが可能になる。
又、上記の如き連結部により一体に連結する場合、上記循環用継手部として、その中間部位を挟んで一端側部位と他端側部位との各軸心を互いに偏心させ、かつ、上記中間部位を上記連結部に対し上記一端側部位及び他端側部位のいずれか一方の軸心回りに回転可能に連結した構成とすることができる(請求項5)。このような構成を付加することにより、循環用継手部を上記一端側部位及び他端側部位の一方の軸心回りに回転させると他方の部位の軸心が上記の偏心量を半径とする円弧上を移動して位置変化するため、上記他方の部位の接続対象と位置ずれがあっても容易に合致させることが可能になる。
以上、説明したように、請求項1〜請求項5いずれかの接続継手によれば、1つの接続継手を用いた接続作業によって、給湯配管及び循環配管を1組にしてまとめて接続することができるようになる。このため、各配管について個々に接続作業が必要な従来の場合と比べ、接続作業の容易化及び省力化を図ることができる上に、作業スペースの不要化又は削減化によって省スペース化やコンパクト化をも図ることができるようになる。
特に、請求項2によれば、一対の循環配管を給湯配管に添わして組み合わせた3本1組の組み合わせ配管に対し1つの接続作業で3本に対する接続を同時に完了させることができるようになる。
請求項3によれば、給湯用継手部と循環用継手部との一体形成構造を具体的に特定することができ、その一体形成を容易に実現させることができるようになる。
請求項4によれば、連結部を挟んで他端側部位での組み合わせ配管に対する接続を1つの接続作業で済ますことができる上に、一端側部位での熱源機側の接続端部に対する接続も1つの接続作業で完了させることができるようになる。
請求項5によれば、接続継手と接続対象(循環配管又は熱源機側の接続端部)との間に位置ずれがあったとしても、循環用継手部の回転による位置調整によって容易に合致させることができ、接続対象の容易化及び確実化を実現させることができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1及び図2は本発明の第1実施形態に係る接続継手2を示す。この第1実施形態の接続継手2は、図8で例示した給湯配管115と一対の循環配管112(113,114)とを束ねるように外周囲をテープ状の断熱材Tで巻き込み、さらにこれらの外側に保護管Hを外挿して保護管Hの内部に収納した組み合わせ配管Sと、図10に例示した即湯ヘッダー130との間に介在されて、上記組み合わせ配管Sの開口端を熱源機Wの接続端部としての即湯ヘッダー130に対し接続するために用いられるようになっている。なお、上記の組み合わせ配管Sを構成する給湯配管115及び循環配管112はそれぞれ合成樹脂(例えばポリエチレン)製の管により構成されている。
ここで、まず先に、上記即湯ヘッダー130についてさらに詳細に説明しておくと、この即湯ヘッダー130は、熱源機W(図7参照)の下部に固定されるものであり、給湯ヘッダー部131と、温水循環用の温水往きヘッダー部132及び温水戻りヘッダー部133とを鋳造又は合成樹脂成形等により互いに一体化したものである。上記給湯ヘッダー部131は入側接続口134を熱源機W(図7参照)の出湯路1101の出口1101aに連通接続し、複数の出側接続口135,135,135に対し種々の給湯先に個別に延びる給湯配管115を接続することにより、上記出湯路1101からの出湯を入側接続口134から受け入れて各出側接続口135に分流して供給可能とするようになっている。又、温水往きヘッダー部132は共通の入側接続口136を熱源機Wの往き側ヘッダー117に連通接続し、複数の出側接続口137,137,137に対し上記の給湯配管115毎に敷設されて組み合わされた往き配管113の上流端を個別に接続することにより、上記入側接続口136から受け入れた熱媒又は熱媒としての温水を複数の出側接続口137に分岐させて循環供給し得るようになっている。さらに、温水戻りヘッダー部133は複数の入側接続口138,138,138に上記の往き配管113と対をなす戻り配管114の下流端を個別に接続し、共通の出側接続口(図10では背後に隠れている)を熱源機Wの戻り側ヘッダー118に連通接続することにより、各入側接続口138から受け入れた放熱後の熱媒等を合流させて出側接続口から熱源機Wに戻すようになっている。
上記接続継手2は、1つの給湯用継手部3と、2つの循環用継手部4,4(図1では1つが背後に隠れている)とがそれぞれの中間部位において連結部5で互いに連結された状態で合成樹脂成形により一体に形成されたものである。上記給湯用継手部3は、連結部5を挟んで一端側(図1及び図2の上側)に突出して上記即湯ヘッダー130の給湯ヘッダー部131の出側接続口135内に圧入される一端側部位31と、他端側(両図の下側)に突出して上記給湯配管115内に圧入される他端側部位32と、これら一端側部位31,連結部5及び他端側部位32を軸X1に沿って一直線に貫通して両端で開口する連通路33とを備えている。
上記の2つの循環用継手部4,4はいずれか一方が循環往き用、他方が循環戻り用に利用されるものであり、両者は互いに同一構成を備えている。各循環用継手部4は、連結部5を挟んで一端側(図1及び図2の上側)に突出して上記即湯ヘッダー130の温水往きヘッダー部132の出側接続口137又は温水戻りヘッダー部133の入側接続口138に圧入される一端側部位41と、他端側(両図の下側)に突出して上記循環配管112のいずれか113,114内に圧入される他端側部位42と、これら一端側部位41,連結部5及び他端側部位42を貫通して両端で開口する連通路43とを備えている。上記一端側部位41は軸X2に沿って突出され、他端側部位42は軸X3方向に延びるように突出されている。上記の軸X2と、軸X3とは上記の軸X1とは互いに平行ではあるものの、互いに偏心位置を通るように設定されており、これに従って上記連通路43も途中(他端側部位42の連結部5寄りの部分)で屈曲されている。
そして、上記の1つの給湯用継手部3と、2つの循環用継手部4,4とは、図3に示すように、3本の軸X1,X2,X2(図3(a)参照)又は軸X1,X3,X3(図3(b)参照)が三角形の各頂点を通過するように配置されている。これは接続対象である即湯ヘッダー130の接続口135,137,138と、組み合わせ配管Sの給湯配管115及び循環配管112と合致する配置に設定するためである。すなわち、即湯ヘッダー130の3つで1組の接続口135,137,138の配置、つまり給湯用の出側接続口135が軸X1(図10参照)に沿って延び,温水往き側の出側接続口137がX2に沿って延び、及び、温水戻り側の入側接続口138がX2に沿って延びているという配置であるため、これに合致するように3つの一端側部位31,41,41を軸X1,X2もしくはX2上に位置するように配置している。加えて、組み合わせ配管Sの給湯配管115及び一対の循環配管112の配置、つまり給湯配管115が軸X1(図8参照)に沿って延び、循環配管112の一方113が軸X3に沿って延び、及び、循環配管112の他方114が軸X3に沿って延びているという三角状の配置であるため、これに合致するように3つの他端側部位32,42,42を軸X1,X3もしくはX3上に位置するよう配置している。
上記の各一端側部位31,41,41の外周面にはOリング等のシール部材61,62(図2にのみ図示)を外嵌させるための凹溝311,411等(図1にのみ図示)が形成され、各他端側部位32,42,42の外周面には竹の子状係合部321,421が形成され、この竹の子状係合部321,421が上記各配管115,112の内周面に係合して抜け止めされるようになっている。なお、上記のシール部材61,62の外嵌に代えて、
同様形状で同様機能を発揮するシール部分を例えば二色成形法により形成してもよい。二色成形としては、例えば、上記シール部分を除く部分の接続継手2用の金型内に第1の合成樹脂素材を注入した後、シール部分形成用のキャビティに第2の合成樹脂素材を注入するようにすればよい。
以上の構成の接続継手2を用いた組み合わせ配管Sと、即湯ヘッダー130との接続作業は次のようにして行われる。すなわち、接続継手2の他端側部位32,42,42を組み合わせ配管Sに接続し、この組み合わせ配管Sに接続された状態の接続継手2の一端側部位31,41,41を即湯ヘッダー130に接続する。以上で接続作業は完了するのである。
詳細には、熱源機Wが設置された場所にこだわらずに任意の作業場所で、他端側部位32,42,42の接続を行う。この接続は、組み合わせ配管Sの開口端部を給湯配管115及び循環配管112が結束された状態のままにして、つまり、従来の如く断熱材Tを除去して給湯配管115から循環配管112を引き離すという作業を行わずに断熱材Tで覆われた結束状態のままにして行うことができる。まず、上記の開口端部に対し接続継手2の他端側部位31を給湯配管115に、1つの他端側部位41をいずれか一方の循環配管112(例えば113)に、残りの他端側部位41を他方の循環配管112(例えば114)にそれぞれあてがい、そして、押し込むことにより圧入させる。この作業は熱源機Wとは関係のない作業スペース上の制約のない別の場所で事前作業として行うことができ、又、1つの押し込み作業で組み合わせ配管Sを構成する3本の配管115,113,114の全てに対する接続作業を完了させることができる。しかも、従来の場合には給湯配管115から循環配管112を引き離すため、その引き離した循環配管112等の接続部分の周囲を新たに何らかの断熱もしくは保護部材により被覆する必要があるところ、本実施形態によればそのような被覆作業等をも省略することができる。
次に、接続継手2が接続された状態の組み合わせ配管Sを即湯ヘッダー130まで導き、給湯用の一端側部位31を出側接続口135に、往き配管113に接続した側の一端側部位41を出側接続口137に、戻り配管114に接続した側の一端側部位41を入側接続口138にそれぞれあてがい、上記と同様に押し込むことにより圧入させる。以上で接続作業は完了する。この場合も、1つの押し込み作業で即湯ヘッダー130の3つの接続口135,137,138の全てに対する接続作業を完了させることができる。その上に、組み合わせ配管Sに接続継手2が予め接続され、1つの接続継手2の即湯ヘッダー130に接続するだけで組み合わせ配管Sを構成する3本の配管115,113,114の全ての接続を行うことができるため、従来の1本毎に接続する場合の作業スペースは不要とすることができる。そして、その分、即湯ヘッダー130の3つの接続口135,137,138の間隔を可及的に小さくすることができ、これにより、即湯ヘッダー130の大幅なコンパクト化を図ることができる。なお、接続継手2と即湯ヘッダー130との双方に跨る抜け止めクリップ等を最後に取り付けるようにしてもよい。
以上により接続作業の容易化や省力化、あるいは、接続対象側の即湯ヘッダー130等のコンパクト化という効果に加え、従来の個別の接続継手120(図9参照)を用いる場合と比べ接続作業のために用意すべき部品点数を削減することができる。
<第2実施形態>
図4及び図5は本発明の第2実施形態に係る接続継手2aを示す。なお、第1実施形態と同様構成のものには第1実施形態と同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
この接続継手2aは、1つの給湯用継手部3と、2つの循環用継手部7,7(図5では1つが背後に隠れている)とを備え、即湯ヘッダー130に接続される各一端側部位31,71,71が連結部8から一端側(図4及び図5の上側)に突出され、組み合わせ配管Sに接続される各他端側部位32,72,72が他端側(両図の下側)に突出されている点では第1実施形態の接続継手2と同様であるが、各循環用継手部7がその中間部位において連結部8に対し軸X3回りに回転自在に保持された状態で連結されている点で第1実施形態の接続継手2と異なる。
上記各循環継手部7はそれ単独で形成されたものであり、中間部位73の外周面に嵌合用の凹溝74が形成され、上記中間部位73を挟んで一端側部位71が斜めに屈曲した後に軸X2に沿って延び、他端側部位72が上記凹溝74と同軸上で軸X3に沿って延びている。そして、内部を貫通して両端で開口する連通路75も上記一端側部位71及び他端側部位72に沿って延びている。なお、図5の符号711は図4のシール部材62が外嵌される凹溝であり、符号721は竹の子状係合部である。
上記連結部8は給湯用継手部3の中間部位に連続して拡がるように給湯用継手部3と一体に合成樹脂成形により形成されたものである。この連結部8には保持用の凹部81,81が形成され、各凹部81(図6(b)も併せて参照)は外方に開口しその縁部が上記嵌合用の凹溝74に嵌まり込んで中間部位73を回転自在に保持し得るように形成されている。この各凹部81に循環用継手部7の中間部位73を嵌入させて凹部81の縁部を凹溝74内に外嵌させると、循環用継手部7が軸X3回りに回転自在に保持されることになる。そして、連結部8に対し一方の循環用継手部7を軸X3回りに回転させると、その他端側部位72は連結部8に対し同位置を保つものの、一端側部位71が図6(a)に示すように軸X3を中心とする円弧上に首振り揺動して給湯用継手部3や他方の循環用継手部7に対する相対位置が変化することになる。
この第2実施形態の接続継手2aの場合、他端側部位32,72,72を組み合わせ配管Sに対し第1実施形態で説明したと同様に圧入により接続した後、一端側部位31,71,71を即湯ヘッダー130に接続する際に、3つの一端側部位31,71,71と、即湯ヘッダー130の3つの接続口135,137,138との間に多少の相対位置ズレが有ったとしても、それを修正して確実に接続することができる。例えば、給湯用の一端側部位31を基準としてこの一端側部位31を出側接続口135にあてがった状態で、他端側部位72を往き配管113に接続した側の循環継手部7の一端側部位71を出側接続口137に、戻り配管114に接続した側の他端側部位42を入側接続口138にそれぞれあてがおうとすると、互いに合致せずに上記の相対位置ズレ(軸ズレ)が生じていたと仮定する。かかる場合であっても、各循環用継手部7の中間部位73を軸X3回りに回転させて位置調整することにより、循環継手部7,7の一端側部位71,71を接続口137,138に合致させることが可能となる。このような位置調整を行った後に、接続継手2aを3つの接続口135,137,138に押し込んで圧入させることにより、即湯ヘッダー130に対する接続作業が完了する。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1及び第2実施形態では、循環配管として暖房用の熱媒等を循環供給するためのものを示したが、これに限らず、熱源機が追焚循環加熱機能を備え、浴槽との間に追焚用の循環配管が敷設されている場合には、この循環配管と、例えばシャワー用の給湯配管あるいは熱源機Wのドレン配管とを組み合わせた組み合わせ配管を本発明の接続継手の接続対象にしてもよい。
また、第1実施形態では循環用継手部4,4として一端側部位41と他端側部位42とが互いに偏心したものを示したが、これに限らず、給湯用継手部3と同様に一端側部位と他端側部位とが一直線状に延びるようにしてもよい。
さらに、第1実施形態では他端側部位32,42,42を組み合わせ配管Sに合致する配置に、一端側部位31,41,41を即湯ヘッダー130の3つ1組の接続口135,137,138に合致する配置にそれぞれ設定しているが、特に即湯ヘッダー130は接続対象として熱源機W側の接続端部の例示であり、特に一端側部位31,41,41の配置は接続対象である上記接続端部の配置状況に応じてそれに合致する配置にすればよいのである。
本発明の第1実施形態を示す正面説明図である。 図1の接続継手の斜視図である。 図3(a)は図1の接続継手の平面図であり、図3(b)は図1の接続継手の底面図である。 第2実施形態の接続継手の分解斜視図である。 第2実施形態の接続継手の図1相当図である。 図6(a)は図5の接続継手の平面説明図であり、図6(b)は図6(a)のA−A線における部分拡大断面説明図である。 接続継手が適用される機器の模式図である。 接続継手の一方の接続対象例として組み合わせ配管を示す説明図である。 従来の接続継手及びその接続作業を説明するための説明図である。 接続継手の他方の接続対象例として新開発の即湯ヘッダーを示す斜視図である。
符号の説明
2,2a 接続継手
3 給湯用継手部
4,7 循環用継手部
5,8 連結部
31 給湯用継手部の一端側部位
32 給湯用継手部の他端側部位
41,71 循環用継手部の一端側部位
42,72 循環用継手部の他端側部位
73 循環用継手部の中間部位
112 循環配管
113 往き配管
114 戻り配管
115 給湯配管
135 即湯ヘッダーの出側接続口(熱源機側の接続端部)
137 即湯ヘッダーの出側接続口(熱源機側の接続端部)
138 即湯ヘッダーの入側接続口(熱源機側の接続端部)
X1 軸(軸線)
X2,X3 互いに偏心された軸(軸線)
S 組み合わせ配管
W 熱源機

Claims (5)

  1. 熱源機から給湯先まで配管される給湯配管と、その熱源機から循環供給のために配管される往き配管及び戻り配管からなる循環配管とのそれぞれの開口端を、上記熱源機側の対応する接続端部に対し個別に連通接続させるために間に介在させて用いられる接続継手であって、
    上記給湯配管の開口端と上記熱源機側の対応する接続端部との間に介在される給湯用継手部と、上記循環配管の開口端と上記熱源機側の対応する接続端部との間に介在される循環用継手部とが、互いに一体に形成されている
    ことを特徴とする接続継手。
  2. 請求項1に記載の接続継手であって、
    1つの給湯用継手部と、循環往き側及び循環戻り側の2つの循環用継手部とが組をなし、かつ、互いの軸線が平面視で三角形の各頂点を通って平行に延びるように配置されている、接続継手。
  3. 請求項1に記載の接続継手であって、
    上記給湯用継手部はその中間部位を挟んで一端側部位が上記給湯配管に接続される一方、他端側部位が上記熱源機側の接続端部に接続されるように構成され、上記循環用継手部はその中間部位を挟んで一端側部位が上記循環配管に接続される一方、他端側部位が上記熱源機側の接続端部に接続されるように構成され、上記中間部位同士が連結部により互いに連結されることにより一体に形成されている、接続継手。
  4. 請求項3に記載の接続継手であって、
    上記連結部に対し、給湯用継手部及び循環用継手部の各一端側部位が熱源機側の対応する各接続端部と同配置になるように配設される一方、上記給湯用継手部及び循環用継手部の各他端側部位が上記給湯配管及び循環配管を互いに組み合わせた組み合わせ配管と同配置になるように配設されている、接続継手。
  5. 請求項3に記載の接続継手であって、
    上記循環用継手部は、その中間部位を挟んで一端側部位と他端側部位との各軸線が互いに偏心され、かつ、上記中間部位が上記連結部に対し上記一端側部位及び他端側部位のいずれか一方の軸線回りに回転可能に連結されている、接続継手。
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