JP2006322207A - 軽量気泡コンクリートパネル及びパネル取付金具の固定方法並びに軽量気泡コンクリートパネルの取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パネルの吊り上げの際に吊り治具の脱着が容易で、かつ作業性良く、金具コストを抑えたALCパネル用吊り上げ方法と、パネルの固定方法を提供する。
【解決手段】
パイプのほぼ中央部に取付金具をパネルに固定するためのネジ穴と、パイプのいずれか一方の端部にアイボルトと螺結するためのネジ穴が切削加工されているパイプアンカーを使用する。パネル短辺小口に設けられた挿入孔から該パイプアンカーを挿入し、ボルトにより取付金具を該パイプアンカーに螺合することによりパネル取付金具をパネルに固定する。その後、アイボルトの端部を短辺小口から挿入し、該パイプアンカーに螺結することにより、パネルを吊り上げる。
【選択図】図5
【解決手段】
パイプのほぼ中央部に取付金具をパネルに固定するためのネジ穴と、パイプのいずれか一方の端部にアイボルトと螺結するためのネジ穴が切削加工されているパイプアンカーを使用する。パネル短辺小口に設けられた挿入孔から該パイプアンカーを挿入し、ボルトにより取付金具を該パイプアンカーに螺合することによりパネル取付金具をパネルに固定する。その後、アイボルトの端部を短辺小口から挿入し、該パイプアンカーに螺結することにより、パネルを吊り上げる。
【選択図】図5
Description
本発明は、軽量気泡コンクリートパネル(以下、ALCパネルという)を施工現場などにおいて、吊り上げる際に用いるパネル用吊り上げ用アンカーと吊り上げ方法に関するものである。
従来、建築現場で軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル)を吊り上げる方法としては、例えば図10に示すような方法がある。この方法は、ALCパネル1の上部に水平X軸方向の鋼棒孔2と、水平Y軸方向のボルト孔3および垂直Z軸方向の吊金具孔4がそれぞれ連通して穿設されており、ALCパネル1の吊り上げに際しては、鋼棒7を鋼棒孔2へ、下部に挿通孔を有する金具5aを吊り金具5に螺合させ吊金具孔4に挿入すると共に、端部に挿通孔を有するOボルト6をボルト孔3に挿入して、該アンカー鋼棒7を前記吊金具5とOボルト6に挿通し、これによって吊金具5、Oボルト6およびアンカー鋼棒7を相互に係合する。その後、吊金具5の頂部にアイボルト5bを螺合し、かつOボルト6を挿通孔9を有するパネル取付金具8に挿通させた後、このOボルト6にナット10を螺合し、Oボルト6およびアンカー鋼棒7をALCパネル1に仮止めする。この状態でアイボルト5bに吊金具に介してワイヤーを取り付けることにより、パネル挿通孔およびボルト6を挿入し、相互の金具と金具を連結せしめた後に吊金具を介してパネルを吊り上げる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
あるいはまた、例えば、上記以外に図11(a)に示すような吊り上げ金具16を使用する方法がある。この吊り上げ金具16は、端部にナット11が埋設されたALCパネル1を吊り上げる際に使用するものであって、ALCパネル1に取り付けるパネル吊り用に係止用挿入孔12が設けられた吊り具本体と、この吊り具本体に一体的に設けられ、且つ吊り具本体から平行状に垂下された一対の狭持片13,13と、この一対の狭持片13の少なくとも一方に前記パネルのアンカーに螺合するボルト14を挿通して保持するボルト孔15を形成した金具を使用する方法である。この吊り上げ金具16を使用してALCパネル1を吊り上げるには、図11(b)に断面で示すように、ALCパネル1の上端を吊り上げ金具16の狭持片13,13で挟み込み、ボルト孔15にボルト14を挿通してALCパネル1内に埋設されたパイプアンカーのネジ穴11に螺合させて締め付け、吊り上げ金具16上端の係止用挿入孔12にシャックルを介して吊り上げ用ワイヤーを掛けて吊り上げる。ALCパネル1を所定位置にセットした後、ワイヤー、シャックル、ボルト14を順次取り外し、最後に吊り上げ金具16を取り外す。(例えば、特許文献2参照)。
特開平06−10512号公報
特開2004−108080公報
前記、特許文献1に示す吊り上げ方法においては、水平X軸方向からのアンカー鋼棒7の挿通孔、水平X方向からのOボルト6の挿通孔および垂直Z方向からの吊金具5の挿通孔の3つの挿通孔が必要である。そのため、それぞれ3つの孔を1箇所で合致させるためには、孔あけ精度と技術を要する。また、それぞれの挿通孔が合致する箇所で下部に挿通孔を有する金具5aとOボルト6とをアンカー鋼棒7に連結しなければならず、手間がかかる。また、下部に挿通孔を有する吊り上げ金具5aと螺合された吊り上げ金具5は、ALCパネル1を吊り上げ躯体に取り付けられた後には不要となるが、取り外すことができないため金具コストがかさむといった問題もある。
また、特許文献2に示す吊り上げ金具は、ALCパネルを吊り上げ、躯体に取り付ける際に当該吊金具を外し、取付金具をALCパネルに取り付ける手間がかかり、施工効率が悪い。
そこで本発明の目的は、ALCパネルの吊り上げの際に吊り治具の脱着が容易で、かつ作業性良く、金具コストを抑えたALCパネル用吊り上げ方法を提供することにある。
また、このALCパネル用吊り上げ方法を使用して、ALCパネルを建物駆体の所定位置に固定する方法を提供することにある。
また、特許文献2に示す吊り上げ金具は、ALCパネルを吊り上げ、躯体に取り付ける際に当該吊金具を外し、取付金具をALCパネルに取り付ける手間がかかり、施工効率が悪い。
そこで本発明の目的は、ALCパネルの吊り上げの際に吊り治具の脱着が容易で、かつ作業性良く、金具コストを抑えたALCパネル用吊り上げ方法を提供することにある。
また、このALCパネル用吊り上げ方法を使用して、ALCパネルを建物駆体の所定位置に固定する方法を提供することにある。
本発明で使用するパネル吊り上げ用アンカーは、パネル取付用パイプアンカーを利用した軽量気泡コンクリートパネル吊り上げ用アンカーであって、パイプのほぼ中央部には取付金具をパネルに固定するためのネジ穴と、また、パイプアンカーのいずれか一方の端部にはアイボルトと螺結するためのネジ穴が切削加工されているものを使用する。このパイプアンカーを使用して、パネル短辺小口に設けられた挿入孔から該パイプアンカーを挿入し、ボルトにより取付金具を該パイプアンカーに螺合することによりパネル取付金具をパネルに固定する。その後、アイボルトの端部を短辺小口から挿入し、該パイプアンカーに螺結することにより、パネルを吊り上げることが可能となる吊り上げ用アンカーを提供するものである。
すなわち本発明は、軽量気泡コンクリートパネル内部に、パイプのほぼ中央部といずれか一方の端部にネジ穴を有するパイプアンカーを具備し、該パイプアンカーの一方の端部のネジ穴は前記軽量気泡コンクリートパネルの一方の短辺小口に開口しており、該パイプアンカーの中央部のネジ穴は前記軽量気泡コンクリートパネルの一側面に設けられた貫通孔を通して開口してなる軽量気泡コンクリートパネルとした。
本発明の軽量気泡コンクリートパネルにあっては前記パイプのほぼ中央部に設けたネジ穴にパネル取付ボルトを螺合させ、該パネル取付ボルトで上半分が垂直部と水平部に分割されて断面T字状に折り曲げられており、下半分の垂直部中央にスリットを有するパネル取付金具を締め付けて固定したものとすることができる。
このように構成した軽量気泡コンクリートパネルを使用することにより、軽量気泡コンクリートパネルの吊り上げ作業が簡単になり、作業能率を大幅に改善することが可能となる。
本発明の軽量気泡コンクリートパネルにあっては前記パイプのほぼ中央部に設けたネジ穴にパネル取付ボルトを螺合させ、該パネル取付ボルトで上半分が垂直部と水平部に分割されて断面T字状に折り曲げられており、下半分の垂直部中央にスリットを有するパネル取付金具を締め付けて固定したものとすることができる。
このように構成した軽量気泡コンクリートパネルを使用することにより、軽量気泡コンクリートパネルの吊り上げ作業が簡単になり、作業能率を大幅に改善することが可能となる。
本発明のパネル取付金具の取付方法は、軽量気泡コンクリートパネルの一方の短辺小口と一方の側面に、該軽量気泡コンクリートパネルの内部で連通する孔を設け、前記短辺小口に設けた孔からパイプのほぼ中央部といずれか一方の端部に切削されたネジ穴を有するパイプアンカーを挿入し、次いで、前記軽量気泡コンクリートパネルの側面に設けた孔からパネル取付ボルトを挿入して前記パイプアンカーの中央部に設けたネジ穴に螺合させ、該パネル取付ボルトを締め付けてパネル取付金具を前記軽量気泡コンクリートパネルに固定する方法を採用した。
このような方法を採用すれば、軽量気泡コンクリートパネルを成型した後から、簡単な作業でパネル取付金具を固定することが可能となる。
このような方法を採用すれば、軽量気泡コンクリートパネルを成型した後から、簡単な作業でパネル取付金具を固定することが可能となる。
本発明の軽量気泡コンクリートパネルの取付方法は、いずれか一方の端部とほぼ中央部とにネジ穴が切削されたパイプアンカーを軽量気泡コンクリートパネル内に埋設し、該軽量気泡コンクリートパネルの短辺小口と一方の側面に前記ネジ穴に通じる孔を設け、前記軽量気泡コンクリートパネルの側面に設けた孔にパネル取付ボルトを挿入してパネル取付金具を前記パイプアンカー中央部のネジ穴に螺合させて前記パネル取付金具のスリットを挿入し、前記パネル取付ボルトを締め付けて前記パネル取付金具を軽量気泡コンクリートパネルの短辺小口に固定し、次いで前記軽量気泡コンクリートパネルの短辺小口の設けた孔を介して吊り上げ用のアイボルトを前記パイプアンカー端部に設けられたネジ穴に螺合させて固定し、しかる後、該アイボルトにシャックルを介してワイヤーロープを掛けて軽量気泡コンクリートパネルを吊り上げて、躯体の所定位置に該軽量気泡コンクリートパネルをセットしてシャックルとワイヤーロープを取り外した後、前記パネル取付金具を建物躯体の定規アングルに固定する方法とした。
このような方法を採用すれば、軽量気泡コンクリートパネルの吊り上げから固定までの作業が簡素化され、作業が安全に能率よく行える利点がある。
このような方法を採用すれば、軽量気泡コンクリートパネルの吊り上げから固定までの作業が簡素化され、作業が安全に能率よく行える利点がある。
本発明のパネル吊り上げ用アンカーは、ALCパネル取付用のパイプアンカーを利用したものであり、吊り上げ後ALCパネルから外す必要がないために、作業能率を高めることができる。また、吊り上げ金具コストがかからず経済的である。また、形状構造が簡単で、容易にかつ短時間でALCパネルに吊り上げ治具を固定することができる。そのため、ALCパネル吊り上げ作業性が向上する。また、前記パネル用吊りアンカーは、ALCパネル短辺小口に吊り治具が設置できるので、ALCパネルを垂直に吊り上げることができ、より安全な吊り上げ作業ができるという優れた効果がある。
このような吊り上げ用アンカーを使用したALCパネルの取付方法によれば、手間がからず、施工効率を大幅に向上させることが可能となる。
このような吊り上げ用アンカーを使用したALCパネルの取付方法によれば、手間がからず、施工効率を大幅に向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明における軽量気泡コンクリート(ALC)パネルの一実施形態を示す外観斜視図である。図1では既にパネル取付金具23を取り付けた状態を示している。 本発明の軽量気泡コンクリートパネルは、パネル本体1の内部に図示省略のパイプアンカーを埋設して有し、該パネル本体1の一方の短辺小口1aに設けたネジ穴1cに、前記パイプアンカーの一方の端部のネジ穴21bが開口しており、パネル取付金具23がパネル本体1のパネル裏側となる一側面1bと短辺小口1aに密接して、パネル取付ボルト22を使用して取り付けられている。パネル取付ボルト22は、パネル本体1の内部に埋設された前記パイプアンカーの中央部に設けられたネジ穴に螺合して締め付けることによりパネル本体1に固定されている。
図1は、本発明における軽量気泡コンクリート(ALC)パネルの一実施形態を示す外観斜視図である。図1では既にパネル取付金具23を取り付けた状態を示している。 本発明の軽量気泡コンクリートパネルは、パネル本体1の内部に図示省略のパイプアンカーを埋設して有し、該パネル本体1の一方の短辺小口1aに設けたネジ穴1cに、前記パイプアンカーの一方の端部のネジ穴21bが開口しており、パネル取付金具23がパネル本体1のパネル裏側となる一側面1bと短辺小口1aに密接して、パネル取付ボルト22を使用して取り付けられている。パネル取付ボルト22は、パネル本体1の内部に埋設された前記パイプアンカーの中央部に設けられたネジ穴に螺合して締め付けることによりパネル本体1に固定されている。
図2に、本発明の軽量気泡コンクリートパネルに埋設されているパイプアンカー21の外観斜視図を示す。
このパイプアンカー21は、パイプのほぼ中央部にパネル取付金具を取り付けるためのネジ穴21aを有し、その一方の端部には吊り上げ用のアイボルトを螺合させるためのネジ穴21bを有している。
図3は、本発明の軽量気泡コンクリートパネルに取り付けるパネル取付金具23の一例を示す外観斜視図である。
このパネル取付金具23は、ほぼ上半分が垂直部23aと水平部23bに分割されて断面T字状に折り曲げられており、下半分の垂直部23cの中央にスリット24を有するものであって、鋼板を切り抜いて折り曲げ加工して成形されている。このパネル取付金具23は、図4(a)に示すように、上半分の垂直部23aと下半分の垂直部23cとが同一平面をなしていても良く、図4(b)に示すように、上半分の垂直部23aと下半分の垂直部23cとが断面Z字状に折り曲げて段差を有する面で構成されていても良い。図4(b)に示すように断面Z字状に折り曲げて成形した場合には、ALCパネルを建物の駆体に固定する場合に余裕空間が生じて、作業が容易になる利点がある。
中央のスリット24は、取付ボルトを挿入するものであって、長穴としても良い。
このパイプアンカー21は、パイプのほぼ中央部にパネル取付金具を取り付けるためのネジ穴21aを有し、その一方の端部には吊り上げ用のアイボルトを螺合させるためのネジ穴21bを有している。
図3は、本発明の軽量気泡コンクリートパネルに取り付けるパネル取付金具23の一例を示す外観斜視図である。
このパネル取付金具23は、ほぼ上半分が垂直部23aと水平部23bに分割されて断面T字状に折り曲げられており、下半分の垂直部23cの中央にスリット24を有するものであって、鋼板を切り抜いて折り曲げ加工して成形されている。このパネル取付金具23は、図4(a)に示すように、上半分の垂直部23aと下半分の垂直部23cとが同一平面をなしていても良く、図4(b)に示すように、上半分の垂直部23aと下半分の垂直部23cとが断面Z字状に折り曲げて段差を有する面で構成されていても良い。図4(b)に示すように断面Z字状に折り曲げて成形した場合には、ALCパネルを建物の駆体に固定する場合に余裕空間が生じて、作業が容易になる利点がある。
中央のスリット24は、取付ボルトを挿入するものであって、長穴としても良い。
図5〜図8は、前記パイプアンカー21をALCパネルに取り付けてALCパネルを吊り上げる方法を説明する図である。
先ず、図5に示すように、軽量気泡コンクリートパネル本体1の一方の短辺小口1aと一方の側面1bに、該軽量気泡コンクリートパネルの内部1dで連通する孔1f、1gを穿設し、前記短辺小口1aに設けた孔1fから前述のパイプのほぼ中央部といずれか一方の端部にネジ穴を有するパイプアンカー21を挿入し、次いで、前記軽量気泡コンクリートパネルの側面1bに設けた孔1hからパネル取付ボルト22を挿入して前記パイプアンカー21の中央部に設けたネジ穴に螺合させ、該パネル取付ボルト22を締め付けてパネル取付金具23を前記軽量気泡コンクリートパネル本体1に固定する。
先ず、図5に示すように、軽量気泡コンクリートパネル本体1の一方の短辺小口1aと一方の側面1bに、該軽量気泡コンクリートパネルの内部1dで連通する孔1f、1gを穿設し、前記短辺小口1aに設けた孔1fから前述のパイプのほぼ中央部といずれか一方の端部にネジ穴を有するパイプアンカー21を挿入し、次いで、前記軽量気泡コンクリートパネルの側面1bに設けた孔1hからパネル取付ボルト22を挿入して前記パイプアンカー21の中央部に設けたネジ穴に螺合させ、該パネル取付ボルト22を締め付けてパネル取付金具23を前記軽量気泡コンクリートパネル本体1に固定する。
次いで、図6に示すように、短辺小口1aよりアイボルト24を挿入し、該パイプアンカー21のネジ穴21bに螺合させる。次に図7に示すように、アイボルト24aに吊り上げワイヤーを挿通させたシャックル24bを取り付ける。このようにして吊り上げ準備を整えた上で、図8に示すようにALCパネル1を吊り上げワイヤー25により吊り上げる。
このようにして施工現場の所定位置までALCパネルを吊り込んでALCパネルを固定したら、順次シャックル24b、吊り上げワイヤー25を外し、最後にアイボルト24aを抜き取る。この際、パイプアンカーはALCパネル本体中に残し、パネルに取付金具23を固定しておく。
このようにして施工現場の所定位置までALCパネルを吊り込んでALCパネルを固定したら、順次シャックル24b、吊り上げワイヤー25を外し、最後にアイボルト24aを抜き取る。この際、パイプアンカーはALCパネル本体中に残し、パネルに取付金具23を固定しておく。
次に、図9に示すように、パネル取付金具23を使用してALCパネル1−1を建物躯体50の定規アングル51に固定する。定規アングル51は建物の構造体をなすH型鋼等からなる建物躯体50に、パネル取付用に溶接固定されたアングル鋼である。パネル取付金具23は、この定規アングル51にネジ止めもしくは溶接固定する。
ALCパネル1−1を所定の定規アングル51に固定した後、前述の手順によって次のALCパネル1−2を吊り上げ、ALCパネル1−1のパネル取付金具23の水平部23bの上に載置する。
このようにして、必要なALCパネルを順次所定位置に吊り上げ、固定することにより軽量気泡コンクリートパネルを取り付け施工する。
ALCパネル1−1を所定の定規アングル51に固定した後、前述の手順によって次のALCパネル1−2を吊り上げ、ALCパネル1−1のパネル取付金具23の水平部23bの上に載置する。
このようにして、必要なALCパネルを順次所定位置に吊り上げ、固定することにより軽量気泡コンクリートパネルを取り付け施工する。
1 ALCパネル
2 水平X軸方向の鋼棒孔
3 水平Y軸方向のボルト孔
4 垂直Z軸方向の吊金具孔
5 吊金具
6 Oボルト
7 アンカー鋼棒
8 取付金具
9 取付金具挿通孔
12 系止用挿入孔
13 狭持片
14 ボルト
15 ボルト孔
21 パイプアンカー
22 取付ボルト
23 取付金具
24a アイボルト
24b シャックル
25 吊り上げワイヤー
2 水平X軸方向の鋼棒孔
3 水平Y軸方向のボルト孔
4 垂直Z軸方向の吊金具孔
5 吊金具
6 Oボルト
7 アンカー鋼棒
8 取付金具
9 取付金具挿通孔
12 系止用挿入孔
13 狭持片
14 ボルト
15 ボルト孔
21 パイプアンカー
22 取付ボルト
23 取付金具
24a アイボルト
24b シャックル
25 吊り上げワイヤー
Claims (4)
- 軽量気泡コンクリートパネル内部に、パイプのほぼ中央部といずれか一方の端部にネジ穴を有するパイプアンカーを具備し、該パイプアンカーの一方の端部のネジ穴は前記軽量気泡コンクリートパネルの一方の短辺小口に開口しており、該パイプアンカーの中央部のネジ穴は前記軽量気泡コンクリートパネルの一側面に設けられた貫通孔を通して開口してなることを特徴とする軽量気泡コンクリートパネル。
- 前記パイプのほぼ中央部に設けたネジ穴にパネル取付ボルトを螺合させ、該パネル取付ボルトで上半分が垂直部と水平部に分割されて断面T字状に折り曲げられており、下半分の垂直部中央にスリットを有するパネル取付金具を締め付けて固定してなることを特徴とする請求項1に記載の軽量気泡コンクリートパネル。
- 軽量気泡コンクリートパネルの一方の短辺小口と一方の側面に、該軽量気泡コンクリートパネルの内部で連通する孔を設け、前記短辺小口に設けた孔からパイプのほぼ中央部といずれか一方の端部に切削されたネジ穴を有するパイプアンカーを挿入し、次いで、前記軽量気泡コンクリートパネルの側面に設けた孔からパネル取付ボルトを挿入して前記パイプアンカーの中央部に設けたネジ穴に螺合させ、該パネル取付ボルトを締め付けてパネル取付金具を前記軽量気泡コンクリートパネルに固定することを特徴とするパネル取付金具の固定方法。
- いずれか一方の端部とほぼ中央部とにネジ穴が切削されたパイプアンカーを軽量気泡コンクリートパネル内に埋設し、該軽量気泡コンクリートパネルの短辺小口と一方の側面に前記ネジ穴に通じる孔を設け、前記軽量気泡コンクリートパネルの側面に設けた孔にパネル取付ボルトを挿入してパネル取付金具を前記パイプアンカー中央部のネジ穴に螺合させて前記パネル取付金具のスリットを挿入し、前記パネル取付ボルトを締め付けて前記パネル取付金具を軽量気泡コンクリートパネルの短辺小口に固定し、次いで前記軽量気泡コンクリートパネルの短辺小口の設けた孔を介して吊り上げ用のアイボルトを前記パイプアンカー端部に設けられたネジ穴に螺合させて固定し、しかる後該アイボルトにシャックルを介してワイヤーロープを掛けて軽量気泡コンクリートパネルを吊り上げて、躯体の所定位置に該軽量気泡コンクリートパネルをセットしてシャックルとワイヤーロープを取り外した後、前記パネル取付金具を建物躯体の定規アングルに固定することを特徴とする軽量気泡コンクリートパネルの取付方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105863207A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-08-17 | 南宁职业技术学院 | 木饰面卡式装配构件及安装方法 |
-
2005
- 2005-05-18 JP JP2005146051A patent/JP2006322207A/ja active Pending
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