JP2006320886A - 超微細気泡発生器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつスペースを要しない超微細気泡発生器。
【解決手段】供給水源31及び空気供給装置32に接続する多段ポンプ33と減圧装置34とからなり、多段ポンプは複数の遠心羽を多段に備え、各段の遠心羽で供給された空気を微細に粉砕して加圧することにより効率的に水中に溶解し、減圧装置は縦方向に微細なスリットを複数設けた管状体からなり、微細なスリットから噴出することによって急減圧せしめて過飽和となった空気を微細に気化、気泡化させる。35は過剰な空気を排気する空気除去装置である。
【選択図】図3A

Description

本発明は、超微細気泡発生器に関し、特に多段ポンプと減圧器を組み合わせた構成により超微細気泡を発生する超微細気泡発生器に関する。
汚水処理は、大自然の生態系を維持するために現代社会において極めて重要な課題であり、汚濁水中の汚染物質を分離除去する方法として、超微細な気泡の物理化学的な特性を利用する方法がある。
この手法においては、一般に加圧浮上法により超微細気泡を発生し、水中の不純物を微細な気泡により水面に浮上させて、除去する。このような処理プロセスは湖沼の浄化、油水の分離及び工場廃水の処理に適用することができる。
また、超微細気泡は人体の洗浄にも適用され、超微細気泡の相互の衝突で生ずる超音波を利用して、その作用により人体表面の汚れを除去する。
第1図に示すように、公知の加圧浮上法の処理プロセスでは、ポンプ11、空気コンプレッサー12及び圧力槽13を備える超微気泡発生器10が使用される。水は、ポンプ11に吸引・加圧されて、空気コンプレッサー12により供給される高圧空気とともに圧力槽13に送られ、圧力槽13において混合された水と空気とは加圧下で空気が水中に溶解されて、排出される。
空気が水中に溶解されるのに要する時間は、通常3分間かかり、その3分間滞留させるためには圧力槽13の体積はポンプ11の1分間の吐出量の三倍程度必要であり、したがって、ポンプ11の吐出量が1.0m3/minであるとすると、圧力槽13の体積は3.0m3となる。
このように圧力槽の容積が大きいことは、これらの設備のスペース上も経費においても負担が大きいためこれらの利用を制約することとなっている。
このため、第2図に示すように、市販品としてはポンプ21、空気コンプレッサー22及び気体溶解槽23を備える改良した超微細気泡発生器がある。水は、ポンプ21によって吸引・加圧された後、空気コンプレッサー22から供給される高圧空気とともに気体溶解槽23に送られ、その後、気体溶解槽23中の混合器231によって水と空気との混合された気液混合液が衝突して気液界面面積を拡大させ、空気の水中での溶解を促進して、超微細気泡を発生する。
混合器231は、1対2の体積比の空気と水とを数十秒内に水中に溶解することができるので、気体溶解槽23の体積は従来の圧力槽の約十分の一ですむ。
しかしながら、改良した超微細気泡発生器20には、以下の問題点がある。第一、気体溶解槽23は従来の圧力槽13よりは小さいものの、なお比較的大きい体積スペースを占めるために、小型化の要請に十分に応えたものとはいえない。第二、気体溶解液を混合する時に必要とする時間は従来の超微細気泡発生器10より短いものの、気体溶解液はなお相当時間にわたって気体溶解槽23の中に留まっている。第三、更に気体溶解槽23が高価であるため、設備コストが高く、経済的に不利である。
特開2005−204972号公報 特開2004−313847号公報 特開2005−254061号公報 特開2002−85949号公報
これに対して、本発明の目的は、前記公知技術に対して多段ポンプと減圧装置とを結合することによって、超微細気泡を発生する、簡易かつコンパクトな超微細気泡発生器を提供することである。
本発明の超微細気泡発生器は、多段ポンプ、空気供給装置、水供給源及び減圧装置から構成され、
空気供給装置は、多段ポンプと連通されて空気を多段ポンプに供給し、また、供給水源は、多段ポンプと連通されて水を多段ポンプに供給する。多段ポンプは、供給された空気と水とを加圧して空気を水中に溶解して気体溶解液として減圧装置に圧送し、減圧装置において急減圧することにより溶解度の低下した空気を微細に析出させて超微細気泡を形成させ、排出する。
本発明の構成は、高価な気体溶解槽を必要とせず、体積がよりコンパクトな減圧装置を用い、また多段ポンプと組み合わせることにより、超微細気泡発生器をより簡潔にできるばかりでなく、占有空間スペースも大幅に減少し、更に高価な部材を使用しないため、製造コストを大幅に低減することができ、また、気体溶解液をポンプによって直接に減圧装置に送ってそのまま流出するので、気体溶解液の滞留時間を必要としない。
最良の実施形態において、気体溶解液に対する多段ポンプの稼動時供給圧力は350kPa(3.5kgf/cm2)以上であり、また、空気供給装置からポンプへ供給する空気の気液全体に占める比率は気体溶解液の25%以下である。
他の最良の実施形態において、超微細気泡発生器は、第1の導管と制御弁を備え、第1の導管は供給水源と多段ポンプと連結し、水を多段ポンプへ供給し、制御弁が第1の導管に設けられ、多段ポンプに供給する水の流量を制御する。
他の最良の実施形態において、超微細気泡発生器は、第2の導管と、絞り弁及び逆止弁を備え、第2の導管は第1の導管と連通され、制御弁とポンプの間に位置して空気を第1の導管に導入し、絞り弁は第2の導管に設けられ、多段ポンプに供給される空気の流量を制御し、逆止弁は第2の導管に設けられ、また第1の導管と絞り弁との間に位置して水の空気供給装置への逆流を防止する。
他の最良の実施形態において、超微細気泡発生器は、第3の導管を備え、第3の導管は多段ポンプ及び減圧装置と連通され、気体溶解液を多段ポンプから減圧装置へ送る。
他の最良の実施形態において、超微細気泡発生器は、空気除去装置を更に備え、空気除去装置は第3の導管に設けられ、気体溶解液に溶解していない空気を除去する。
他の最良の実施形態において、空気除去装置は、排気槽と、空気量上限検知器及び空気量下限検知器を更に備え、排気槽は第3の導管と連通され、空気量上限検知器は排気槽内に設けられて排気槽の中の空気が上限値を上回らないようにし、空気量下限検知器は排気槽内に設けられて排気槽の中の空気が下限値を下回らないようにする。
他の最良の実施形態において、空気除去装置は、排気管と、排気弁及びコントローラを更に備え、排気管は排気槽と連通され、排気槽内の余分の空気を排出し、排気弁は排気管に設けられて空気の排出を制御し、コントローラは空気量上限検知器、空気量下限検知器及び排気弁にそれぞれ接続される。排気槽内の空気量が上限値を上回ると、コントローラは排気槽内の余分の空気を排出するように排気弁を開き、排気槽内の空気量が下限値を下回ると、コントローラは排気槽内の気体溶解液が流出しないように排気弁を閉じる。
他の最良の実施形態において、
多段ポンプから減圧装置に到る経路に圧力検知装置を設置し、該経路中の気体溶解液の圧力を検知してその圧力下における空気溶解度に応じて設定された最適空気溶解量となるように空気供給装置の空気供給量を制御する。
他の最良の実施形態において、コントローラはポンプに接続した電源に接続されることができ、または単独の電源に接続される。
他の最良の実施形態において、減圧装置は、本体及び第1の減圧器を備える。本体は、第1の端と第2の端とを有し、第1の端は多段ポンプと連通され、第2の端は気体溶解液噴出開口を有すると共にその端部を閉じられている。
第1の減圧器は、本体を囲繞する、一端を閉じられたケーシングとして本体の第2の端に取り付けられて、本体との間に第1の衝突減圧室が形成され、第1の衝突減圧室は気体溶解液の圧力を緩和させる。
他の最良の実施形態において、本体は第3の導管と一体に成形される。
他の最良の実施形態において、減圧装置は、第2の減圧器を更に備える。第2の減圧器は本体に第1の減圧器に相対して設けられ、本体と、第1の減圧器及び第2の減圧器の間に第2の衝突減圧室が形成され、第2の衝突減圧室は気体溶解液の圧力を緩和させる。
他の最良の実施形態において、第1の減圧器に調圧ねじを備える。調圧ねじは本体の第2の端に連結されて第1の減圧器を本体に固定する。
他の最良の実施形態において、
上記本体の気体溶解液噴出開口には、その開口を閉塞してその開口長さを微調整する調整手段が設けられており、
第1の減圧器のケーシングは、調圧ねじによって本体第2の端にねじ螺合して取り付けられ、ケーシングを回転することによって該調圧ねじが本体上を移動して上記気体溶解液噴出開口の開口を閉塞することによって上記調整手段を構成する。
他の最良の実施形態において、第2の減圧器は第1の減圧器を覆うようにして本体に設けられている。
他の最良の実施形態において、超微細気泡発生器は、噴水ノズルと、第4の導管と、第5の導管及び三方弁を更に備える。噴水ノズルは多段ポンプと連通され、気体溶解液を排出する。第3の導管は多段ポンプと連通され、第4の導管は減圧装置と連通され、第5の導管は噴水ノズルと連通されている。三方弁は第3の導管と、第4の導管及び第5の導管とそれぞれ連通され、必要に応じて気体溶解液を減圧装置または噴水ノズルに振り分ける。
本発明の前記及び他の目的、特徴及び利点の明確且つ具体的な理解を図るため、以下において図面を参照して具体的な実施形態を詳細に説明する。
第3A図は、本発明の超微細気泡発生器30を示し、供給水源31、空気供給装置32、ポンプ33、減圧装置34、空気除去装置35、制御弁36、絞り弁37、逆止弁38、第1の導管a、第2の導管b及び第3の導管cとを備える。
供給水源31は、第1の導管aを経由してポンプ33に連通され、水をポンプ33へ供給する。
空気供給装置32は、第2の導管bから第1の導管aに連通され、空気は第2の導管bから第1の導管aを経由して水と共にポンプ33へ供給される。ポンプ33に供給された空気と水の全量に対して空気が占める体積比は25%以下であり、この値を上回ると、ポンプ33の空転を引き起こす場合がある。
ポンプ33は、遠心多段ポンプであって、電源Pと接続されて稼動時350kPa(3.5kgf/cm2)以上の圧力を供給して、空気を強制的に水中に溶解する。また、水と空気がポンプ33の第1段に入ると、第1段の遠心羽根が高速で回転して空気を気泡状に粉砕した後、ポンプ33の第2段、第3段、更に第4段において、それぞれ直前に粉砕した気泡をより微細に粉砕して強制的に水中に溶解させて空気飽和溶解水を生成する。ポンプ33の段数には構造上制約がないので、必要に応じて段数を増やせるということに注意すべきである。
ポンプ33は、第3の導管cによって減圧装置34に連通され、ポンプ33は加圧した空気飽和溶解水を第3の導管cによって減圧装置34へ送る。
第3B図に示すように、本発明の他の実施例においては超微細気泡発生器は、更に三方弁39、噴水ノズル40、第4の導管d、第5の導管eとを備える。 三方弁39は、第3の導管cの一端と、第4の導管dの一端及び第5の導管eの一端にそれぞれ連通されている。従って、第3の導管cは、ポンプ33及び三方弁39に連通され、第4の導管dは三方弁39及び減圧装置34に連通され、第5の導管eは三方弁39及び噴水ノズル40に連通される。ポンプ33は、加圧した空気飽和水を第3の導管cによって三方弁39の方向へ送り、空気飽和水を第4の導管d又は第5の導管eへ送るように制御するため、三方弁39は送水方向を切り替えることができる。空気飽和水が第4の導管cによって減圧装置34に送られると、空気飽和水は急速に減圧されて超微細気泡を発生して排出され、また、空気飽和水が第5の導管eによって噴水ノズル40に送られると、空気飽和水は噴水ノズル40によって直接に排出される。
また、第3A図と第3B図を参照すると、空気除去装置35は電源Pに接続され、また第3の導管c上に設けられて、気体溶解液に溶解していない空気を除去し、減圧装置34に流れる気体溶解液が飽和状態の液体のみとする。また、空気除去装置35は排気槽351と、空気量上限検知器352と、空気量下限検知器353と、排気管354と、排気弁355及びコントローラ356とを備える。
排気槽351は、第3の導管cに連通され、空気量上限検知器352と空気量下限検知器353は、排気槽351内にそれぞれ設けられて、排気槽351内の空気量に応じた気体溶解液の水準を検出し、排気管354は、排気槽351と連通されて排気槽351内の余分の空気を排出して排気槽内の水準が所定の上限値と下限値の範囲を外れないようにする。排気弁355は排気管354に設けられて空気の排出を制御する。コントローラ356は電源Pに接続され、また空気量上限検知器352と、空気量下限検知器353と排気弁355とにそれぞれ接続されている。排気槽351中の空気量が上限値を上回ると、コントローラ356は排気弁355に対して信号を発信して排気弁355を開かせて、排気槽351内の余分の空気を排出するようにし、排気槽351中の空気量が下限値を下回ると、コントローラ356は排気弁355に対して逆の信号を発信して排気弁355を閉じさせて、排気槽351内の気体溶解液の排気管からの流出を防止するようにする。
上記の空気量の上、下限検知器は、排気槽内の水位を検出する手段としてフロートその他の公知のセンサーを用いることができる、
電源Pは、コントローラ356及びポンプ33の電源として共通としているが、異なる電源を用いてもかまわない。
制御弁36は、第1の導管aに設けられて、ポンプ33へ供給する水の流量を制御し、絞り弁37は第2の導管bに設けられて、ポンプ33へ供給する空気の流量を制御し、逆止弁38も第2の導管bに設けられ、更に絞り弁37と第1の導管aとの間に位置して、第1の導管aの水が第2の導管bを介して空気供給装置32へ逆流することを防止する。
超微細気泡発生器30を稼動する時、ポンプ33の起動により第1の導管aによって供給水源31から供給される水と、空気供給装置32から供給される空気とを吸引して、加圧して空気を強制的に水中に溶解して気体溶解液を形成した後、第3の導管cを介して気体溶解液を送出する。気体溶解液は、途中で空気除去装置35を経て気体溶解液に溶解していない空気を除去した後、第3の導管cを介して減圧装置へ送られる。気体溶解液は減圧装置34から噴出して、超微細気泡を形成して水槽W内へ流出する。
ここで、超微細気泡を形成する水槽が供給水源の水槽であってもよい。
第3C図は、本発明の更に他の態様の超微細気泡発生器30を示し、供給水源31、空気供給装置32、ポンプ33、減圧装置34、制御弁36、絞り弁37、逆止弁38、更に圧力スイッチ501、電磁弁502及び空気供給装置32とを有する空気流量制御システム50と、第1の導管aと、第2の導管bと、第3の導管cとを備える。
供給水源31は、第1の導管aによってポンプ33に連通して水をポンプ33に供給する。
ポンプ33は、多段ポンプであって、電源Pと接続されて、稼動時350kPa(3.5kgf/cm2)以上の圧力を供給して、空気を強制的に水中に溶解できる。また、水と空気がポンプ33の第1段に入ると、第1段の遠心羽根が高速に回転して空気を気泡状に粉砕した後、ポンプ33の第2段、第3段、更に第4段に送って、それぞれ直前に粉砕した気泡を更に微細に粉砕して強制的に水中に溶解させて空気溶解水を生成する。ポンプ33の段数には構造上格別の制約がないので、必要に応じて段数を増すことができるということに注意すべきである。
ポンプ33は、第3の導管cによって減圧装置34に連通され、ポンプ33は加圧した空気溶解水を第3の導管cによって減圧装置34へ送る。
上述の第3A図に挙げた空気除去装置35は、余分の空気を排出するが、本第3C図に示す例では、空気流量制御システム50を採用して第2の導管bから供給される空気量を最適量に制御する。該空気流量制御システム50は、第3の導管cに圧力スイッチ501を設け、気体の液体に対する溶解度が圧力に比例する原理を利用して予め第3の導管cにおける圧力に対応する空気溶解度に応じた最適空気供給量を設定し、該圧力スイッチ501が液圧を検出して、設定圧力値より低下すると圧力低下に応じて電磁弁502を制御してポンプに送られる供給空気量を制御(減少させる)する。
他方、圧力スイッチにより液圧が設定値より上昇したことが検出されるときは、電磁弁を開放してポンプに対する空気供給量を増加させる。
第4図は、減圧装置34の断面図であり、減圧装置34は水槽W内に配置され、本体341と、第1の減圧器342と、第2の減圧器343とを備える。本体341は、第1の端3411と第2の端3412を有し、第1の端3411は第3の導管cに連通され、気体溶解液はこれによって減圧装置34に入るが、本体34第2の端3412には幅0.5−0.7mmの縦長の気体溶解液噴出開口gを複数設けてあり、気体溶解液は該気体溶解液噴出開口gから噴出される。気体溶解液噴出開口gは極めて狭く、また形状も狭長であるため、気体溶解液が噴出する時に気体溶解液が瞬間的に減圧されて超微細気泡を発生するようにすることができる。
上記気体溶解液噴出開口は、気体溶解液を急減圧してその溶解度の低下により気体を析出させて超微細気泡を形成させる条件としてその噴出開口面積(幅)を可変とすることができる。
そのため、前記本体に形成された前記気体溶解液噴出開口の長さ方向に沿ってスライドして気体溶解液噴出開口を閉塞することによりその開口幅を調整可能とした開口幅調整手段を設ける。
そのほか該気体溶解液噴出開口の形状、構造に応じてその開口を一部閉塞する手段を設けて開口面積や形状を変えるようにしても良い。
本実施形態において、本体341の第1の端3411が第3の導管cと一体に形成するにようにして連通されるが、これに限られるものではなく、図中での点線を境界にして、本体341は第3の導管cの一端に単独な別体、例えば着脱可能な構造として設置することができ、また、第3A図と第3B図においては、減圧装置34を供給水源31と別個の水槽Wの中に置いているが、減圧装置34を供給水源31に配置しても差し支えない。
第1の減圧器342はケーシング3421と、調圧ねじ3422と、回転ファスナー3423とを更に備える。調圧ねじ3422と回転ファスナー3423はケーシング3421にそれぞれ設けられ、回転ファスナー3423を回転することによって調圧ねじ3422と第2の端3412をねじ螺合係止してケーシング3421が第2の端3412を覆うように第1の減圧器342を本体341に固定する。
この配置により第1の衝突減圧室S1が本体341とケーシング3421との間に形成され、気体溶解液噴出開口gから噴出した超微細気泡を受けて第2次の減圧を行う。
調圧ねじ3422は、ケーシングを回転することにより前後移動し、気体溶解液噴出開口gの一部分を覆って気体溶解液噴出開口gの大きさを微調整することができる。
第2の減圧器343は、本体341に設けられ、第2の衝突減圧室S2が本体341と、ケーシング3421及び第2の減圧器343の間に形成されて、第1の衝突減圧室S1から流出した超微細気泡を含む液体を受けて第3次の減圧を行う。
第2の減圧器343は、第1の減圧器342を覆うようにして本体341(第5図に示すように)に設けられてもよく、超微細気泡を減圧させる他に、超微細気泡を含む液体の流動方向を案内することもできる。また、本発明の減圧装置34は、第2の減圧器343を省略して、超微細気泡を生成する減圧過程を2回のみ行わせるようにしてもよい(例えば、第6図参照)。
本発明は、以上のように具体的な最良の実施形態を開示するが、これらは本発明を限定するものではなく、業者は、本発明の精神と範囲を逸脱しない範囲で、変更と修正ができることに鑑み、本発明の保護範囲は後述の特許請求の範囲に規定したところを基準とし任意に変更できる範囲を含む。
公知の超微気泡発生器を示す; 公知の超微細気泡発生器を示す; 本発明の超微細気泡発生器を示す; 本発明の超微細気泡発生器の変形例を示す; 本発明の超微細気泡発生器の他の変形例を示す; 本発明の超微細気泡発生器における減圧装置を示す断面図である; 第3A図における減圧装置を示す変形例である; 第3A図における減圧装置を示す他の変形例である。
符号の説明
10 超微細気泡発生器
11 ポンプ
12 空気コンプレッサー
13 圧力槽
20 超微細気泡発生器
21 ポンプ
22 空気コンプレッサー
23 気体溶解液溶解槽
231 混合器
30 超微細気泡発生器
31 水源
32 空気供給装置
33 ポンプ
34 減圧装置
341 本体
3411 第1の端
3422 第2の端
342 第1の減圧器
3421 ケーシング
3422 調圧ねじ
3423 回転ファスナー
343 第2の減圧器
35 空気除去装置
351 排気槽
352 空気量上限検知器
353 空気量下限検知器
354 排気管
355 排気弁
356 コントローラ
36 制御弁
37 絞り弁
38 逆止弁
39 三方弁
40 噴水ノズル
50 空気流量制御システム
501 圧力スイッチ
502 電磁弁
a 第1の導管
b 第2の導管
c 第3の導管
d 第4の導管
e 第5の導管
g 気体溶解液噴出開口
S1 第1の衝突減圧室
S2 第2の衝突減圧室
P 電源
W 水槽

Claims (11)

  1. 多段ポンプと、
    前記多段ポンプと連通され、空気を前記多段ポンプに供給する空気供給装置と、
    前記多段ポンプに連通され、水を前記多段ポンプに供給する供給水源と、
    前記多段ポンプと連通される減圧装置と、
    を備え、
    前記多段ポンプは、供給された空気と水とを加圧して空気を水中に溶解させると共に、該気体溶解液を前記減圧装置に圧送し、該減圧装置において気体溶解液を減圧させることにより、超微細気泡を発生させて排出すること、を特徴とする超微細気泡発生器。
  2. 前記多段ポンプは稼動時に350kPa(3.5kgf/cm2)以上の圧力を供給すること、を特徴とする請求項1に記載の超微細気泡発生器。
  3. 前記空気供給装置から前記多段ポンプに供給される空気が前記気体溶解液の25%以下であること、を特徴とする請求項1又は2記載の超微細気泡発生器。
  4. 請求項1に記載の超微細気泡発生器において、更に、
    多段ポンプと減圧器の間において、前記気体溶解液の中に溶解していない空気を除去する空気除去装置を備えること、を特徴とする超微細気泡発生器。
  5. 請求項4に記載の超微細気泡発生器において、
    前記空気除去装置が、
    多段ポンプと減圧装置の間に配置された排気槽と、
    前記排気槽内に配置された空気量を検出する空気量検知器と、
    前記排気槽に設けられた排気管とからなり、
    排気槽内の空気量が予め設定された一定範囲上限を超えれば排気し、
    該範囲下限を超えればバルブを閉じて排気槽内の気体溶解液の流出を防止するようにしたこと、を特徴とする超微細気泡発生器。
  6. 前記減圧装置は、
    一端を閉じると共に細長い微小な隙間からなる気体溶解液噴出開口を設けた本体、及び本体と同じ側の一端を閉塞し、かつ本体を囲繞するケーシングから構成される第1の減圧器から構成され、
    本体と該ケーシングの間の空間を第1衝突減圧室として、前記開口から噴出した気体溶解液の圧力を緩和させること、を特徴とする請求項1記載の超微細気泡発生器。
  7. 前記本体前面に設けられた隔壁からなる第2減圧器と前記第1の衝突減圧室との間に形成される空間を第2の衝突減圧室として、前記第1衝突減圧室から出た気体溶解液の圧力を緩和させること、を特徴とする請求項6に記載の超微細気泡発生器。
  8. 請求項6記載の超微細気泡発生器において、
    前記本体に形成された前記気体溶解液噴出開口の長さ方向に沿ってスライドして気体溶解液噴出開口を閉塞することによりその長さを調整可能とした開口幅調整手段を設けたこと、を特徴とする超微細気泡発生器。
  9. 請求項8記載の超微細気泡発生器において、
    前記本体を囲繞するケーシングの閉塞端面壁に上記本体とねじにより嵌合する延長部を突出して形成することにより本体と結合すると共に、該延長部が本体の気体溶解液噴出開口を覆うことにより前記開口幅調整手段を構成し、ケーシングを回転して該ねじ螺合により該開口幅調整手段を該開口の長さ方向に沿ってスライドさせ、開口長さを微調整可能としたこと、を特徴とする超微細気泡発生器。
  10. 前記多段ポンプから気体溶解液を圧送する導管に三方弁を設けて、前記減圧装置に連通される導管と、気体溶解液を排出する噴水ノズルに連通される導管とに分岐し、
    気体溶解液をこれらに任意に配分可能としたこと、を特徴とする請求項1に記載の超微細気泡発生器。
  11. 請求項1に記載の超微細気泡発生器において、
    多段ポンプから減圧装置に到る経路に圧力検知装置を設置し、該経路中の気体溶解液の圧力を検知してその圧力下における空気溶解度に応じて設定された最適空気溶解量となるように空気供給装置の空気供給量を制御すること、を特徴とする超微細気泡発生器。
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