JP2006320843A - 光触媒材並びにこれを使用する光触媒フィルタ、光触媒フィルタユニット及び光触媒浄化処理装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 良好な浄化処理能力を発揮しうる光触媒フィルタを提供する。
【構成】 光触媒フィルタ61は、フィルタ本体61aに光触媒材61bを担持させてなる。光触媒材61bは、TiO光触媒粉末に、その100部に対して1〜10部の割合で、フラーレン類及び/又は副生炭素材料を添加混合させてなる。副生炭素材料は、フラーレン製造過程で副生する炭素材料であり、CuKα線を使用したX線回折測定結果における回折角3〜30°の範囲内で最も強いピークが回折角10〜18°の範囲に存在し且つ回折角23〜27°にピークが存在せず、励起波長5145Åでのラマンスペクトル結果において、バンドG1590±20cm−1とバンドD1340±40cm−1にピークを有し、夫々のバンドのピーク強度をI(G)及びI(D)とした際におけるピーク強度比I(D)/I(G)が0.4〜1.0であるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光触媒粉末を主体とする光触媒材、この光触媒材を使用する光触媒フィルタ、この光触媒フィルタを使用する光触媒フィルタユニット及びこの光触媒フィルタユニットを使用する光触媒浄化処理装置に関するものである。
TiO(二酸化チタン)等の光半導性を有する粒子状物質(光触媒)にそのバンドキャップエネルギ以上の光を照射すると、価電子帯の電子が光励起されて伝導帯に移り、伝導帯には自由電子が生成すると共に、価電子帯には正の電荷を帯びた粒子(正孔)が生成する。これらの正孔と自由電子は光半導体粒子内部を運動し、時間の経過と共に再結合して消滅する。しかし、その粒子表面に空気または水、或いはそれらの正孔や自由電子よりもエネルギの低い空順位を有する化合物やイオンが存在すると、その粒子表面を通してそれらの正孔と自由電子が化合物やイオンに移動し、その結果、正孔は粒子表面に接触する化合物やイオンを直接酸化し、或いは活性酸素の1つである水酸基ラジカルを生成する。また、電子による還元反応は主に酸素の還元であり、HOラジカルなどの電子が付加された酸化性のある酸素種が生成される。こうして、光半導体微粒子は光が照射されることによって酸化性の活性表面を形成し、有機化合物の分解等に触媒として作用する(「光が関わる触媒化学−光合成から環境化学まで」季刊化学総説(No.23)学会出版センター(1994年7月15日))。
従来からも、このような光触媒能に着目して、TiO等の光触媒又はこれをアパタイト,シリカゲル,ゼオライト,活性炭等の吸着材に担持させた光触媒材を使用して流体(空気,水等)を浄化処理(有機物の分解等)することが行われている(例えば、特許文献1〜7参照)。
特開平4−305063号公報 特開平7−290051号公報 特開平8−228636号公報 特開平11−290695号公報 特開2000−102597公報 特開2000−237538公報 特開2002−136811公報
しかし、このような従来の光触媒材は浄化処理能力が不十分なものであったため、光触媒材を使用する浄化処理手段として実用的に満足できるものは提案されていないのが実情であった。特に、水処理(例えば、メカニカルシールから排出されるクエンチング水やフラッシング水の浄化処理)を行う場合には、到底使用できるものではなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、水等に対しても良好な浄化処理能力を発揮しうる光触媒材を提供すると共に、この光触媒材を使用した実用的な光触媒フィルタ、光触媒フィルタユニット及び光触媒浄化処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、TiO光触媒粉末に、この光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で、フラーレン類及び/又はフラーレン製造過程で副生する炭素材料(以下「副生炭素材料」という)を添加混合させてなることを特徴とする光触媒材を提案する。フラーレン類としては、化学式C2n(nは30以上の整数)で表される閉核構造をなすフラーレン(例えばサッカボール形,ラグビーボール形の分子構造をなすフラーレンC60,C70,C76,C78,C80,C82,C84,C86,C88,C90,C94,C96等)、フラーレンを化学修飾した水酸化フラーレン,水素化フラーレン等のフラーレン誘導体又はこれらの混合物が使用される。また、副生炭素材料としては、特願2004−91312公報に開示される如く、CuKα線を使用したX線回折測定結果における回折角3〜30°の範囲内で最も強いピークが回折角10〜18°の範囲に存在し且つ回折角23〜27°にピークが存在せず、励起波長5145Åでのラマンスペクトル結果において、バンドG1590±20cm−1とバンドD1340±40cm−1にピークを有し、夫々のバンドのピーク強度をI(G)及びI(D)とした際におけるピーク強度比I(D)/I(G)が0.4〜1.0である炭素材料が使用される。フラーレン類又は副生炭素材料としては、具体的には、フロンティアカーボン(株)製の「ナノムミックス」「ナノムスペクトラ」「ナノムブラックFB」「ナノムブラックFB−X」等が好適する。
TiO光触媒としては、一般に、アナターゼ型又はルチル型のものが使用されるが、これに添加混合させるフラーレン類又は副生炭素材料は、予め、200〜400℃で酸化熱処理しておくことが好ましい。酸化熱処理したフラーレン類又は副生炭素材料を添加させることにより、光触媒活性の更なる向上を図ることができ、光触媒材による浄化処理能力(特に、水の液体に対する浄化処理能力)がより効果的に発揮されることになる。なお、TiO光触媒には、上記したフラーレン類及び副生炭素材料から選択した2種以上の混合物を加添混合させておくことも可能である。
また、本発明は、上記した光触媒材を、水等の流体が通過しうる多孔質構造をなすフィルタ本体に担持させてなることを特徴とする光触媒フィルタを提案する。フィルタ本体としては、耐熱性,耐久性等を考慮して、セラミックス製のものを使用することが好ましい。
また、本発明は、上記した光触媒フィルタとそのフィルタ本体に担持された光触媒材を光励起する光照射器とを具備してなる光触媒フィルタユニットを提案する。光照射器としては、TiO光触媒のバンドギャップエネルギ以上の光(紫外線)を照射する紫外線ランプ,ブラックライト,発光ダイオード等が使用される。なお、光照射器は、光触媒フィルタを通過する水等流体との直接的な接触を避ける等のために、紫外線透過性に優れる材料(石英,紫外線透過性樹脂等)で構成した保護管等で囲繞しておくことが好ましい。
さらに、本発明は、上記した光触媒フィルタユニットと、流体の流入出口を有して当該ユニットの光触媒フィルタを内装する処理容器とを具備して、流入口から流入した流体が、当該ユニットの光照射器により光照射された状態の光触媒フィルタを通過して流出口から流出するように構成された光触媒浄化処理装置を提案する。流入口から流入させる流体つまり浄化処理すべき流体としては、空気等の気体の他、メカニカルシールから排出されたクエンチング水又はフラッシシング水等の水を選択することができる。好ましい実施の形態にあっては、本発明の光触媒浄化処理装置はメカニカルシールからの廃水(クエンチング水,フラッシシング水等)等を浄化処理(水処理)するものとして提案される。
本発明の光触媒材は、TiO光触媒粉末やこれをアパタイト,シリカゲル,ゼオライト,活性炭等の吸着材に担持させた従来の光触媒材に比して、光触媒能を含む浄化処理能力の大幅な向上を実現できるものであり、従来の光触媒材によっては適用することが困難であった水処理(例えば、クエンチング水等のメカニカルシール廃水、上下水道、農業排水、食品加工水又は染色水等の浄化処理)にも好適に使用することができ、光触媒用途の大幅な拡大を図ることができる。
また、本発明によれば、このような光触媒材を使用することによって、水処理手段としても極めて効果的で実用性に富む光触媒フィルタ、光触媒フィルタユニット及び光触媒浄化処理装置を提供することができる。
図1は本発明に係る光触媒浄化処理装置の一例を示した縦断正面図であり、この光触媒浄化処理装置はメカニカルシールから排出されるクエンチング水やフラッシング水等の廃水を浄化処理するものである。すなわち、メカニカルシールにおいては、一般に、クエンチングやフラッシング(例えば、両密封環の相対回転部分やその近傍領域に、これらを冷却,清掃,温度管理する等のために、清水,スチーム等を供給する)等が行われ、シール条件(被密封流体の性状等)によっては、メカニカルシールから排出されるクエンチング水やフラッシング水等の廃水には有機物質等の汚染物質が含まれることがある。かかる場合、廃水をそのまま廃棄するにしても、メカニカルシールに再供給(循環)させるにしても、廃水を浄化処理しておく必要がある。図1に示す光触媒浄化処理装置1は、このようなメカニカルシール2から排出される廃水3を浄化処理するためのものであり、メカニカルシールから導かれた廃水路4の適所に配設されており、処理容器5と光触媒フィルタユニット6とからなる。
処理容器5は、図1〜図3に示す如く、円筒状の周壁5aとその上下端部を閉塞する上下壁5b,5cとからなる密閉容器であり、周壁5aの下端部には流入口51が形成されており、周壁5aの上端部には排出口52が形成されている。流入口51には、廃水路4の上流側部分4aが接続されていて、メカニカルシール1から排出された廃水(被処理水)4が流入される。流出口52には、廃水路4の下流側部分4bが接続されていて、浄化処理された廃水(処理水)3aを当該下流側部分4bへ排出する。なお、廃水路4の下流側部分4bは、適当な廃水処理部に導かれるか又はクエンチング,フラッシング用流体のメカニカルシールへの供給ライン,供給源に接続されている。後者の場合、処理水3aはクエンチング,フラッシング用流体として再使用され、メカニカルシール2に循環供給される。
フィルタユニット6は、図1に示す如く、処理容器5内に装填された円筒状の光触媒フィルタ61と、処理容器5の上下壁5b,5cに取り付けられた保護管62と、保護管62に挿通された光照射器63とからなる。
光触媒フィルタ61は、図1に示す如く、処理容器6内の上下部に流入出口51,52に連通する流入出室53,54が形成される状態で、処理容器6内に装填された円筒状のフィルタ本体61aと、このフィルタ本体61aに担持させた光触媒材61bとからなる。
フィルタ本体61aは、流体(廃水3)及び光が通過しうる連続孔を有するセラミックス製の多孔質構造体である。かかるセラミックス製のフィルタ本体61aとしては、例えば、フィルタ本体対応形状のスポンジに炭化珪素粉末スラリを含浸し、これを余剰スラリを除去した上で乾燥,焼成して得られる多孔質構造体や、特開2001−226174,特開2003−119085公報、特開2004−189576公報又はWO2003/035577公報に開示される多孔質構造体等、公知のセラミックス製多孔質構造体を使用条件等に応じて任意に使用することができる。
光触媒材61bは、アナターゼ型TiO光触媒粉末にフラーレン類及び/又は副生炭素材料を添加混合させたものであり、当該フラーレン類及び/又は副生炭素材料は、光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で添加する。フラーレン類としては、化学式C2n(nは30以上の整数)で表される閉核構造をなすフラーレン(例えばサッカボール形,ラグビーボール形の分子構造をなすフラーレンC60,C70,C76,C78,C80,C82,C84,C86,C88,C90,C94,C96等)若しくはフラーレンを化学修飾した水酸化フラーレン,水素化フラーレン等のフラーレン誘導体又はこれらの混合物が使用される。また、副生炭素材料としては、特願2004−91312公報に開示される如く、CuKα線を使用したX線回折測定結果における回折角3〜30°の範囲内で最も強いピークが回折角10〜18°の範囲に存在し且つ回折角23〜27°にピークが存在せず、励起波長5145Åでのラマンスペクトル結果において、バンドG1590±20cm−1とバンドD1340±40cm−1にピークを有し、夫々のバンドのピーク強度をI(G)及びI(D)とした際におけるピーク強度比I(D)/I(G)が0.4〜1.0である炭素材料が使用される。何れのフラーレン類及び/又は副生炭素材料を添加する場合にも、これらを予め200〜400℃で酸化熱処理しておくことが好ましい。酸化熱処理は、熱処理しようとするフラーレン類又は副生炭素材料の熱分析測定により酸化減量開始温度を把握して、その温度付近で行うことが好ましい。光触媒材61bのフィルタ本体61aへの担持は、ゾルゲル法により或いはバインダを使用することによる等、公知の担持方法により行うことができる。
保護管62は、図1に示す如く、光触媒フィルタ61の中心孔を貫通して処理容器5の上下壁5b,5cに取り付けられた薄肉円筒管であり、上端部は処理容器5の上壁5bを貫通して開口されている。保護管62は、後述する光照射器63を保護するためのもので、紫外線透過性に優れる石英ガラス,フッ素樹脂管等で構成されている。保護管62を設けることにより、当該保護管62と処理容器5の周壁5aと間には流入出口51,52に連通する円筒状空間が形成されるが、この円筒状空間の中間領域(流入出室53,54を除く領域)にフィルタ本体61aが充填されている。
光照射器63は、図1に示す如く、光触媒材61bを光励起する棒状のブラックライト等であって、保護管62内にその上端開口部から挿入されていて、フィルタ本体61aにその上下面及び中心孔の内周面から紫外線を照射するものである。照射光はフィルタ本体61aの内部にまで透過して、これに担持された光触媒材61bを光励起するが、照射効率(励起効率)を高めるために処理容器5の内周面(周壁5aの内周面及び上下壁5b,5cの対向面)は反射面に構成しておくことが好ましい。例えば、処理容器5が金属製のものである場合には、その内周面を鏡面加工しておく。また、処理容器5が金属以外の樹脂等で構成される場合には、容器内周面に高反射率の材料によるコーティング膜を形成しておく。
而して、かかる光触媒浄化処理装置1によれば、メカニカルシール1から排出される廃水3が流入口51から処理容器5の流入室53に流入して、流入室53から光触媒フィルタ61(フィルタ本体61a)を通過して流出室54を経て流出口52から排出される。廃水3に含まれる有機物質等の汚染物質は、光フィルタ61を通過する間において、光触媒材61bの光励起による光触媒作用等により浄化処理(有機物質の分解等)されることになり、流出室54には浄化処理された廃水つまり処理水3aが流出されることになる。このとき、光触媒材61bがTiO光触媒粉末とフラーレン類又は副生炭素材料との混合材であり、光触媒活性が高いものであるから、廃水3の浄化処理が効果的に行われる。特に、TiO光触媒粉末に添加混合させるフラーレン類又は副生炭素材料を上記した如く酸化熱処理しておくことにより、光触媒活性の更なる向上を図ることができ、廃水3の浄化処理を極めて良好に行うことができる。したがって、廃水路4に上記した光触媒浄化処理装置1を配設しておくことにより、メカニカルシール2をクリーンな環境で運転させることができ、食品,薬品等の分野においても好適に使用できるメカニカルシールを提供することができる。
なお、光触媒材61b、光触媒フィルタ61、光触媒フィルタユニット6及び光触媒浄化処理装置1の構成は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において、適宜に改良,変更することができる。例えば、処理容器5を紫外線透過性に優れるフッ素樹脂等で構成して、光照射器63を処理容器5外に配置するようにすることも可能である。
実施例1として、一次粒子径20nm,比表面積50m/gのアナターゼ型TiO光触媒粉末1gに、フラーレン類A1を添加混合させて本発明に係る光触媒材No.1,No.2,No.3を得た。フラーレン類A1としては、フロンティアカーボン(株)製の「ナノムミックス」を使用した。これは、フラーレンC60:約60%とフラーレンC70:約25%と他の高次フラーレン類:残部とからなるフラーレン混合物である。
フラーレン類A1は光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で添加されており、表1に示す如く、光触媒材No.1及びNo.2においては0.1g(10部)のフラーレン類A1を添加し、光触媒材No.3においては0.01g(1部)のフラーレン類A1を添加した。また、光触媒材No.2及びNo.3においては、フラーレンA1を電気炉で400℃,1時間の条件で酸化熱処理した上で、光触媒粉末に添加混合させた。
実施例2として、一次粒子径20nm,比表面積50m/gのアナターゼ型TiO光触媒粉末1gに、副生炭素材料A2を添加混合させて本発明に係る光触媒材No.4,No.5,No.6を得た。副生炭素材料A2としては、フロンティアカーボン(株)製の「ナノムブラックFB」を使用した。これは、フラーレン含有煤を分離,精製して得られるものであり、CuKα線を使用したX線回折測定結果における回折角3〜30°の範囲内で最も強いピークが回折角10〜18°の範囲に存在し且つ回折角23〜27°にピークが存在せず、励起波長5145Åでのラマンスペクトル結果において、バンドG1590±20cm−1とバンドD1340±40cm−1にピークを有し、夫々のバンドのピーク強度をI(G)及びI(D)とした際におけるピーク強度比I(D)/I(G)が0.4〜1.0である炭素材料(特願2004−91312公報参照)である。
副生炭素材料A2は光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で添加されており、表1に示す如く、光触媒材No.4及びNo.5においては0.1g(10部)の副生炭素材料A2を添加し、光触媒材No.6においては0.01g(1部)の副生炭素材料A2を添加した。また、光触媒材No.5及びNo.6においては、副生炭素材料A2を電気炉で300℃,1時間の条件で酸化熱処理した上で、光触媒粉末に添加混合させた。
実施例3として、一次粒子径20nm,比表面積50m/gのアナターゼ型TiO光触媒粉末1gに、副生炭素材料A3を添加混合させて本発明に係る光触媒材No.7,No.8,No.9を得た。副生炭素材料A3としては、フロンティアカーボン(株)製の「ナノムブラックFB−X」を使用した。これは、粉体PHを3程度とした副生炭素原料A2(ナノムブラックFB)の表面処理品である。
副生炭素材料A3は光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で添加されており、表1に示す如く、光触媒材No.7及びNo.8においては0.1g(10部)の副生炭素材料A3を添加し、光触媒材No.9においては0.01g(1部)の副生炭素材料A3を添加した。また、光触媒材No.8及びNo.9においては、副生炭素材料A3を電気炉で300℃,1時間の条件で酸化熱処理した上で、光触媒粉末に添加混合させた。
而して、各光触媒材No.1〜No.9の光触媒能を含む浄化処理能力を確認するために、次のような脱色試験を行った。
すなわち、脱色試験は、7.5ppmのメチレンブルー水溶液200mLを収容したビーカ(容積:300mL)をスターラ上に載置すると共にビーカ上にブラックライト(20W)を配置した試験装置を使用して行ったもので、各光触媒材No.1〜No.9をメチレンブルー水溶液中に投入させると共に、スターラにより光触媒材とメチレンブルー水溶液とを攪拌させつつ、ビーカ内の液面に向けてブラックライト光を照射させた。そして、光触媒材投入後、メチレンブルー水溶液が脱色されるまでの時間(脱色時間)を測定した。その結果は、表1に示す通りであった。なお、メチレンブルー水溶液が脱色された時点は、当該水溶液が完全に透明になったことを目視確認することによって判断した。また、ブラックライトからビーカの液面までの鉛直距離は100mmに設定した。
さらに、公知の光触媒材No.10〜No.13を比較例として、これらの光触媒材No.10〜No.14についても同一の脱色試験を行った。すなわち、上記試験装置を使用して、1gの各光触媒材No.10〜No.14をメチレンブルー水溶液中に投入させると共に、スターラにより光触媒材とメチレンブルー水溶液とを攪拌させつつ、ビーカ内の液面に向けてブラックライト光を照射させ、メチレンブルー水溶液が完全に透明に脱色されるまでの時間(脱色時間)を測定した。その結果は、表1に示す通りであった。なお、光触媒材No.10は実施例1〜3で使用した市販の光触媒粉末(日本アエロジル(株)製「P25」)であり、光触媒材No.11はTiO光触媒粉末をアパタイトに担持させたもの(太平化学産業(株)製「PCAP−100」)であり、光触媒材No.12はTiO光触媒粉末をゼオライトに担持させたもの(ライオン(株)製「PC−301P」)であり、光触媒材No.13はTiO光触媒粉末をシリカゲル(粒状)に担持させたもの(新東Vセラックス(株)製「HQC21」)である。
而して、表1の脱色試験結果から明らかなように、本発明に係る光触媒材No.1〜No.9については、何れも、比較例の光触媒材No.10〜No.13に比して脱色時間が大幅に短縮されており、極めて優れた浄化処理能力(メチレンブルーの分解能力)を有するものであることが確認された。このことから、光触媒材No.1〜No.9は効果的な水処理を行い得るものであることが理解される。
また、浄化処理能力(脱色時間)は、添加混合材料(フラーレン類又は副生炭素材料)の種類及び添加混合材料の酸化熱処理の有無によっても顕著な差が認められる。すなわち、添加混合材料の種類については、酸化熱処理をすると否とに拘わらず、添加量が同じであれば、浄化処理能力は、副生炭素材料A2を添加したものが最も高く、副生炭素材料A3を添加したものがこれに続く。フラーレン類A1を添加したものは、光触媒に添加混合材料を添加したものの中では浄化処理能力が最低であるが、従来公知の光触媒材No.10〜No.13に比しては極めて高い浄化処理能力を有している。また、添加混合材料を酸化熱処理したものと酸化熱処理をしないものとを比較した場合、添加混合材料がフラーレン類であると副生炭素材料であるとに拘わらず、酸化熱処理をすることにより浄化処理能力が大幅に向上している。特に、添加混合材料を酸化熱処理した場合、副生炭素材料A3を添加したものでは極めて高い浄化処理能力が得られ、副生炭素材料A2を添加したものでは更に高い浄化処理能力が発揮される。
したがって、浄化処理能力上、フラーレン類又は副生炭素材料を酸化熱処理しておくことが好ましく、特に酸化熱処理した副生炭素材料A2を添加しておくのが最適であることが理解される。フラーレン類又は副生炭素材料の微量添加により浄化処理能力(メチレンブルーの分解能力)が飛躍的に向上する理由は、第1に、直径0.7nm程度のナノ粒子による何等かの表面反応が生じている可能性があることによるものと考えられる。第2に、一般的にフラーレン類又は副生炭素材料はラジカル捕捉作用があるといわれており、UV光によりTiO表面に生成される活性酸素であるヒドロキシラジカルを捕捉,消失させることにより光触媒反応を遅速化させる虞れがあるが、フラーレン類又は副生炭素材料はその比表面積が活性炭等に比して小さいにも拘らず非常に大きな吸着能力を示すものであること及びヒドロキシラジカルの存在が極く短時間(一般に、10−6秒程度といわれている)であることによりフラーレン類又は副生炭素材料がラジカル捕捉をするよりもUV照射により次々と発生するヒドロキシラジカルの量が圧倒的に多いことによるものと考えられる。また、フラーレン類又は副生炭素材料を酸化熱処理することにより浄化処理能力が更に向上する点については、前述した如くフラーレン類又は副生炭素材料の酸化熱処理をその酸化減量開始温度付近で行うことにより、末端基に酸素が付加され水との濡れ性が改善されること或いは酸化により表面に微細凹凸が生じて吸着能力が増大することによるものと考えられる。
本発明に係る光触媒浄化処理装置の一例を示す縦断正面図である。 図1のII−II線に沿う横断平面図である。 図1のIII −III 線に沿う横断平面図である。
符号の説明
1 光触媒浄化処理装置
3 被処理水(流体)
3a 処理水(流体)
5 処理容器
6 光触媒フィルタユニット
51 流入口
52 流出口
61 光触媒フィルタ
61a フィルタ本体
61b 光触媒材

Claims (12)

  1. TiO光触媒粉末に、この光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で、フラーレン類を添加混合させてなることを特徴とする光触媒材。
  2. TiO光触媒粉末に、この光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で、フラーレン製造過程で副生する炭素材料であって、CuKα線を使用したX線回折測定結果における回折角3〜30°の範囲内で最も強いピークが回折角10〜18°の範囲に存在し且つ回折角23〜27°にピークが存在せず、励起波長5145Åでのラマンスペクトル結果において、バンドG1590±20cm−1とバンドD1340±40cm−1にピークを有し、夫々のバンドのピーク強度をI(G)及びI(D)とした際におけるピーク強度比I(D)/I(G)が0.4〜1.0である炭素材料を添加混合させてなることを特徴とする光触媒材。
  3. TiO光触媒粉末に、この光触媒粉末100部に対して1〜10部の割合で、フラーレン類及び請求項2に記載する炭素材料を添加混合させてなることを特徴とする光触媒材。
  4. フラーレン類が化学式C2n(nは30以上の整数)で表される閉核構造を有するフラーレンであることを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載する光触媒材。
  5. フラーレン類が200〜400℃で酸化熱処理されたものであることを特徴とする、請求項1、請求項3又は請求項4に記載する光触媒材。
  6. 炭素材料が200〜400℃で酸化熱処理されたものであることを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載する光触媒材。
  7. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6に記載する光触媒材を、流体が通過しうる多孔質構造をなすフィルタ本体に担持させてなることを特徴とする光触媒フィルタ。
  8. フィルタ本体がセラミックスで構成されたものであることを特徴とする、請求項7に記載する光触媒フィルタ。
  9. 請求項7又は請求項8に記載する光触媒フィルタと光触媒材を励起する光照射器とを具備してなることを特徴とする光触媒フィルタユニット。
  10. 請求項9に記載する光触媒フィルタユニットと、流体の流入出口を有して当該ユニットの光触媒フィルタを内装する処理容器とを具備して、流入口から流入した流体が、当該ユニットの光照射器により光照射された状態の光触媒フィルタを通過して流出口から流出するように構成されていることを特徴とする光触媒浄化処理装置。
  11. 流入口から流入する流体が水であることを特徴とする、請求項10に記載する光触媒浄化処理装置。
  12. 流入口から流入する流体が、メカニカルシールから排出されたクエンチング水又はフラッシシング水であることを特徴とする、請求項10に記載する光触媒浄化処理装置。
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