JP2006320546A - 生検針 - Google Patents

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Kotaro Yamaki
光太朗 八巻
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Abstract

【課題】穿刺時に、内外針の針基が外れにくい操作性に優れた針基、及び、組織採取性に優れた外針の刃先を有する生検針を提供することを課題とする。
【解決手段】内外二重針を各々の針基のルアーテーパーにより嵌合係止した穿刺針であって、該嵌合部位の長さを、5mm以上8mm以下とし、嵌合強度(引き抜き強度)を0.4kg以上0.8kg以下として構成した。また、外針1の刃先11は、先端部を電解研磨し、最先端部の肉厚を極力ゼロに近づけるように形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、針管を経皮的に人体に穿刺して、吸引等により組織の一部あるいは細胞を採取するための生検針に関する。
中空パイプよりなる外針と、金属棒状体よりなる内針とにより2重針を形成する針は、生体組織深部に穿刺する針として生検針に限らず一般的なもので、生検針としての通常の使用方法としては、穿刺のさいに採取目的以外の組織が外針内腔に入ることを防止するため、外針に棒状体の内針を挿通し、針基の嵌合により内外針をセットした状態で穿刺を行い、採取目的部位まで穿刺を進めた後に、前記内針を抜去し、外針基にシリンジ等を取り付け吸引するなどの手段で目的の組織片あるいは細胞を採取するものである。
これに用いる生検針としては、予め吸引用のシリンジを設けたもの等多々あるが、最も構造が容易で安価なものとして前記した2重針のみの構成からなるものがある。
これを、図4(従来の基部の一例)、及び、図5(従来の外針先端部の一例)の図面を参考に説明する。先ず、先端部の針先について見ると、内針7は、穿刺性が考慮された鋭利な刃先(斜めカット、円錐、三角錐等)(図示せず)に形成され、外針先端より突出させて構成しており、一方、外針5は、組織を挫滅させずに管内に取り込みやすい形状として、先端の数mmから5mm程度をテーパー状52に面取りした刃先51として形成している。そして、従来、この外針5のテーパー形状52は、先端部を直断あるいは斜めに切断し、該切断面を研磨装置等により外周面から適当なテーパー角度を付して研磨し、最先端部の刃先51の肉厚をできるだけ0に近づけるように形成されるものである。
また、内針基、外針基の接続部をみると、外針基6については、穿刺した後、組織を吸引採取するためのシリンジを装着するため、該シリンジ筒先の雄ルアーテーパーに適合する雌ルアーテーパー61が形成され、また後記する内針基8の突起部83と係合する係止溝62を設けて形成される。一方、内針基8は該ルアーテーパー部と3mmから4mm程度の嵌合部82で嵌合される挿着部81と、内外針基の接続位置合わせと、接続を補助するための突起部83を設けて形成され、該外針基6と内針基8との接続は、挿着部81及び突起部83の嵌合力でなされ、その嵌合強度(引き抜き強度)は、0.1kgから0.2kg程度(実測値)で接続されている。
しかし、前記した従来の生検針は、内外針の針基の嵌合力が比較的弱く、人体組織への穿刺において内外針の針基の嵌合が外れてしまう虞が有るため、内外針基の両方を摘むことのできる位置を把持して、該嵌合が外れないように注意しながら穿刺する必要があった。特に、本発明が適用となる生検針は穿刺の直進性や切れ味を良好とするため内針先端を外針先端より突出させているものが多く、該嵌合が外れると外針が内針に先立ち組織を切開し目的部以外の組織を管内に取り込んでしまったり、内外針の刃先に生じる隙間に組織を挟み健常組織を破壊してしまったりする懸念がある。
一方で、穿刺後は、内針は外針より抜去されるものであり、必要以上に強い嵌合とすると、この嵌合を外すさいに無理な力がかかり、固定している外針が動いてしまい、折角設定した位置がずれ、穿刺をやり直す必要が生じるなどの問題が懸念される。
当然、これを完全にロック等により固定し、解除手段により簡単に取り外し可能とすれば、上記問題は解決されるものであるが、臨床上操作を面倒にすると同時に製造コストがかかり、結果製品を高価にしてしまうといった問題がある。
更に、研磨装置により研磨される外針のテーパー状の刃先は、研磨装置の砥石へのあたりの状況等により全周囲に亘り完全に均等に研磨し、先端部の肉厚を一定とすることは困難で、最先端部の刃先の肉厚が不均等で凸凹し、研磨面も粗いものとなりやすいといった問題もある。
そこで本発明は、構造容易で安価でありながら、穿刺時に内外針の針基が外れ難く、操作性に優れた針基の生検針を提供することを課題とする。
また、外針先端部の刃先の肉厚の均等性を向上し、従来以上に肉厚が0に近く凹凸のない、組織採取性に優れた外針刃先を有する生検針を提供することを課題とする。
本発明の生検針は、先端に刃先を形成し、基端に針基を有する内外二重針を、内外各々の針基の嵌合により係止した穿刺針であって、該針基の嵌合部位を、外針基が雌ルアーテーパー、内針基が雄ルアーテーパーとして形成し、該針基の嵌合強度(引き抜き強度)を0.4kg以上0.8kg以下として構成した。
尚、嵌合強度の指標とする引き抜き強度は、外針基を固定して内針基を引っ張り、抜けたさいの力をプルゲージにより測定した値とする。
また、前記針基の嵌合部は、嵌合時の接触部の長さを5mm以上8mm以下とした。
更に、前記外針の刃先は、針管軸に垂直、または斜めに切断して、先端部を電解研磨し、最先端部の刃先の肉厚を極力ゼロに近づけるように形成した。
本発明の生検針によれば、内外針基の嵌合強度を、テーパー部の接触面の大きさ等により、前記0.4kg以上0.8kg以下の範囲に設定したことにより、穿刺時には外針基あるいは内針基のみを把持しての穿刺にも耐える強度であり、かつ内針の抜去時に外針がずれるような衝撃を受けることのない適正な嵌合強度とすることができる。また、特別のロック機構や操作を必要とせず、内外針基の接合はテーパー部を嵌合するのみであるため操作が容易で、また、別途部品等も不要なため器具を高価にすることがない。
これら作用により、穿刺のさい、針基部のどの位置を保持しても内外針が外れる虞がないことにより、穿刺に気を遣う必要がない操作性に優れた生検針の提供ができる。また、嵌合が外れた場合想定されるような、前述した不具合が発生する心配もなく、患者にとってもリスクの少ない生検針を提供することができる。
また、外針の先端部のテーパー形状を電解研磨により形成することにより、物理的な研磨となる、研磨機の砥石による研磨と異なり、化学的な研磨となるため、従来に比較してテーパー面がきめ細かになり、最先端部の刃先部も全周に亘り均等に研磨されることで、刃先の肉厚もより均等になる、また、穏やかに研磨されるため、確認しながらの細かな調整ができることにより、研磨のしすぎ等が防止され、肉厚を従来に比較してより0に近づけやすくことができる。
これにより、外針の刃先がより鋭利になり組織の切離がスムーズで、きれいになるため、生検により採取される組織の挫滅等が少なく、組織の採取量、及び採取組織の質、共に向上させることができる。
本発明の実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施例を示す全体構成図を示している。本例の生検針は、ステンレスパイプよりなる外針1を外針基2に接着して接続した外針部と、ステンレス棒状体よりなる内針3を内針基4に接着して接続した内針部とを、内針3の刃先31を外針1の刃先11より突出させて2重針構造とし、外針基2の雌ルアーテーパー21と内針基の雄ルアーテーパー41を嵌合させて形成している。また、本例では、外針1に穿刺深さの指標とする目盛13(本例においては、10mm間隔で設けた)、及び、穿刺深さを規制する、外針1に摺動自在で、かつ所望位置で固定可能なメルクマール14を設けて構成している。
図2は、本実施例の基部の拡大図を示している。外針基2は後端側が雌ルアーテーパー21を形成し、内針基4は先端側が雄ルアーテーパー41を形成しており、該雌ルアーテーパー21と雄ルアーテーパー41とを嵌合して接続するが、該嵌合部42のテーパー部が接触している長さを5mmから8mmとして形成し、この針基の嵌合強度(引き抜き強度)が0.4kg以上0.8kg以下となるように設定している。尚、本実施例においては、この嵌合部42を6mmとしている。また、この際の嵌合強度(引っ張り強度)の実測値は、0.5kgから0.6kgであった。
尚、前記したとおり、この引き抜き試験は、プッシュ−プルゲージに外針基を固定して取り付け、内針基を引っ張り、引き抜けたさいのゲージの値を読んだものである。また、比較として行った、前述した、従来の嵌合部82が3mmの基部では、引っ張り強度の実験値が0.1kg以下から0.2kgであった。
図3は、本実施例の外針先端部の拡大図を示している。内針3(図1参照)は穿刺性(切れ味)及び直進性を考慮して三角錐形状の刃先31とし、外針1は組織採取性に優れる形状として、最先端の刃先11の肉厚を極力0に近づけるように加工するテーパー状の刃面として形成されるが、該外針1の刃先11の形成は、先端より20mm程度を電解液に浸しての電解研磨により行われる。そして該電解研磨により形成される形状は、従来の研磨機により外周面側からのみの研磨で形成される内面部が刃先となるものと異なり、内外両面共にテーパー状の研磨が行われるため、刃先の位置は内面と外面の中途となっている。尚、本実施例において該電解研磨は、外径18G(外径約1.26mm)、20G(外径約0.88mm)の針管について、電圧0.7V、の条件で行った。そして、先端部は適宜刃先11を確認しながら極力肉厚が0となるまで研磨していくものとした。
本実施例の生検針を示す全体構成図 本実施例の基部を示す構成図 本実施例の外針先端部を示す断面図 従来の生検針の一例の基部を示す構成図 従来の生検針の一例の外針先端部を示す断面図
符号の説明
1. 5. 外針
11.51.外針刃先
12.52.刃面(テーパー部)
2. 6. 外針基
21.61.雌テーパー部
62. 係止溝
3. 7. 内針
31. 内針刃先
4.
8. 内針基
41. 雄テーパー部
42. 嵌合部(接触部)
81. 挿着部
82. 嵌合部
83. 突起部

Claims (3)

  1. 先端に刃先を形成し、基端に針基を有する内外二重針を、内外各々の針基の嵌合により係止した穿刺針であって、該針基の嵌合部位は、外針基が雌ルアーテーパー、内針基が雄ルアーテーパーとして形成し、該針基の嵌合強度(引き抜き強度)を0.4kg以上0.8kg以下としたことを特徴とする生検針。
  2. 前記針基の嵌合部は、嵌合時の接触部の長さを5mm以上8mm以下とした請求項1の生検針。
  3. 前記外針の刃先は、針管軸に垂直、または斜めに切断して、先端部を電解研磨し、最先端部刃先の肉厚を極力ゼロに近づけるように形成する請求項1または2の生検針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015502802A (ja) * 2011-11-29 2015-01-29 プロメックス・テクノロジーズ・エルエルシー 完全コア生検装置
CN114073793A (zh) * 2020-09-21 2022-02-22 至善介入消融技术研究院(南京)有限公司 一种外针基座及使用该外针基座的穿刺针

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