JP2006320448A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のパチンコ機では、一度特別図柄の変動が開始されると、大当りか否かに拘わらず、特別図柄の変動が停止して表示結果が導出されるまで、遊技者はただ識別情報の変動表示を見続けていなければならないので、興趣の低下を招いていた。
【解決手段】 パチンコ機では、特別図柄の変動表示中に決定ボタンが操作されると再変動時処理(図10参照)が行われる。再変動時処理において、大当り判定の結果が大当りであるときは大当り図柄が決定し直され(S74)、大当たりでないときはハズレ図柄が決定し直され(S75)、続いて、特別図柄の変動パターンが決定し直される(S76)。特別図柄の変動表示が一旦停止したLCDでは、S76で決定された変動パターンで特別図柄の変動表示が再度行われ、S78でセットされた変動時間の値が0になると、S74またはS75で決定された図柄が停止表示する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、識別情報の変動表示を行う遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機としては例えば下記の特許文献1に示すパチンコ機がある。このパチンコ機では、遊技盤に打ち込まれたパチンコ球が、遊技盤の前面を流下する途中で特別図柄起動手段(始動口)に検出されると、大当たりとするか否かを判定する特別遊技判定が行われる。この判定結果に基づき、識別情報である複数の特別図柄について特別図柄表示手段が行う変動表示の変動時間、変動パターンを示すコマンドが表示制御手段へ送信される。表示制御手段は、コマンドを受信すると対応する変動表示を行い、所定時間経過すると、所定の順序で特別図柄が停止する。停止した特別図柄の組合せが特定の態様となると、大当たりとなり、遊技者に有利な特定遊技状態に移行する。
特開2004−237129号公報(段落[0009]〜[0034])
しかしながら、上記従来の遊技機では、一度特別図柄の変動表示が開始されると、特別遊技判定の結果が大当たりであるか否かに拘わらず、特別図柄の変動が停止して変動表示結果が導出されるまで、遊技者は特別図柄の変動表示をただ見続けていなければならない。このため、例えば、見ても面白くない変動パターンであっても、最後まで見ていなければならず、特別図柄の変動表示における興趣の低下を招いていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、識別情報の変動表示を行う変動表示手段と、この変動表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、変動表示手段による識別情報の変動表示結果が特定表示態様となると遊技者に有利な特定遊技状態に遊技状態を移行する制御を行う遊技制御手段と、遊技者による操作が可能な操作手段とを備え、
表示制御手段は、操作手段による操作があると、識別情報の変動表示を一旦停止した後に再度開始する再変動表示手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、操作手段による操作があると、識別情報の変動表示が一旦停止した後に再度開始される。このため、操作手段による操作が行われて、変動表示手段による識別情報の変動表示が特定表示態様でない態様で一旦停止しても、識別情報の変動表示が再度開始された場合には、変動表示手段による識別情報の変動表示結果が特定表示態様となって特定遊技状態に移行することついて、遊技者に期待感を再度持たせることができる。また、識別情報の変動表示が一旦停止した後に再度開始されるので、識別情報の変動表示における演出効果を向上させることができる。この結果、識別情報の変動表示における興趣の向上を図ることが可能となる。
また、本発明は、識別情報の変動表示結果を決定する表示結果決定手段と、この表示結果決定手段により決定された識別情報の変動表示結果に基づいて、識別情報の変動表示パターンを決定する変動表示パターン決定手段と、操作手段による操作があると、表示結果決定手段により決定された変動表示結果に基づいて、識別情報の変動表示パターンを再度決定する変動表示パターン再決定手段とを備え、
表示制御手段は、変動表示パターン決定手段が決定した変動表示パターンに基づいて識別情報の変動表示を行い、操作手段による操作があると、再変動表示手段により変動表示パターン再決定手段によって決定された変動表示パターンに基づいて識別情報の変動表示を再度開始することを特徴とする。
この構成によれば、操作手段による操作があると、表示結果決定手段により決定された変動表示結果に基づいて識別情報の変動表示パターンが再度決定されると共に、再度決定された変動表示パターンに基づいて識別情報の変動表示が再度開始される。このため、再開された識別情報の変動表示パターンが、それまでの識別情報の変動表示パターンから変化することがあり、識別情報の再度の変動表示における演出効果を更に向上させることができる。
また、本発明は、操作手段による操作があると、識別情報の変動表示が再度行われる旨の報知を行う再変動表示実行報知手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、操作手段による操作があると、識別情報の変動表示が再度行われる旨が再変動表示実行報知手段により報知される。このため、識別情報の変動表示が再度行われる旨を遊技者に認識させて、識別情報の変動表示が再度行われることによって、遊技者が識別情報の再変動によって混乱するのを抑制することができ、この混乱によって遊技性が低下することを抑制できる。
本発明によれば、上記のように、変動表示手段による識別情報の変動表示結果が特定表示態様となって特定遊技状態に移行することついて、遊技者に期待感を再度持たせることができる。また、識別情報の変動表示が一旦停止した後に再度開始されるので、識別情報の変動表示における演出効果を向上させることができる。この結果、識別情報の変動表示における興趣の向上が図れる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態によるパチンコ機1の正面図である。パチンコ機1の正面には遊技盤2が設けられており、その下方には上皿3が設けられている。上皿3の下方右側には、レール4を介して遊技盤2へパチンコ球を打ち込む際に操作される発射ハンドル5が設けられている。また、遊技盤2の上方には枠上部飾りランプ6が設けられている。
遊技盤2の盤面中央には、特別図柄を識別情報として3列に変動表示する液晶表示装置からなる特別図柄表示装置10が設けられている。この特別図柄表示装置10の上方には、普通図柄を構成する緑色LED(発光ダイオード)および赤色LEDが左右に並設された普通図柄表示装置11が設けられている。普通図柄表示装置11の左右には4つのLEDからなる普通図柄始動記憶個数表示部17が設けられている。また、特別図柄表示装置10の下側には4つのLEDからなる特別図柄始動記憶個数表示部12が設けられており、特別図柄表示装置10の左右には普通図柄始動通過口を構成する通過ゲート13が設けられている。また、特別図柄表示装置10の下方には特別図柄始動入賞口を構成する普通電動役物14が設けられており、普通電動役物14の下方には大入賞口15、その左右には一般入賞口16が設けられている。
また、上皿3の上方には、球貸しボタン8a、返却ボタン8b、選択ボタン8c、および決定ボタン8dが設けられている。球貸しボタン8aは、パチンコ球の貸し出しを受けるときに操作される。返却ボタン8bは、パチンコ球の貸し出しを受けた後にカードを返却するときに操作される。選択ボタン8cは、特別図柄表示装置10に表示される情報項目を選択するときに操作される。決定ボタン8dは、通常は特別図柄表示装置10に表示される情報項目を決定するときに操作され、特別図柄表示装置10による特別図柄の変動表示中には、特別図柄の変動表示を一旦停止する際に操作される。決定ボタン8dは、遊技者による操作が可能な操作手段を構成している。
図2は、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路は、遊技盤2におけるパチンコ遊技の進行に関する電気的制御などを行う主制御基板30に設けられた主制御回路、この主制御回路からの制御信号に基づいて各種演出装置の電気的制御を行う副制御基板40に設けられた副制御回路、賞球等の払い出しやパチンコ球の発射を制御する枠制御基板60に設けられた払出・発射制御回路などから構成されている。
主制御基板30には、メインCPU31や初期リセット回路32が実装されている。また、主制御基板30には、メインCPU31がパチンコ機1の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納されたメインROM(リードオンリメモリ)33や、処理制御時にデータが一時的に記憶されるメインRAM(ランダムアクセスメモリ)34も実装されている。初期リセット回路32は、主制御基板30の主制御回路の起動時にメインROM33に記憶されているプログラムに従った遊技処理を開始させるリセット信号を発生する。メインCPU31には、後述する各種スイッチやソレノイド等の周辺装置との間で信号を授受するI/Oポート(入出力ポート)35、副制御基板40の副制御回路や枠制御基板60の払出・発射制御回路にコマンドを出力するコマンド出力ポート36が接続されている。I/Oポート35およびコマンド出力ポート36からは、メインCPU31から送出される制御信号が周辺装置や各基板40,60へシリアルに送信される。
また、主制御基板30には、特別図柄表示装置10による特別図柄の変動表示中に、上述した決定ボタン8dの操作を検出するスイッチ(ストップスイッチ)8sが接続されている。また、主制御基板30には、上述した通過ゲート13の内側に設けられ、パチンコ球が通過ゲート13を通過するのを検出する通過ゲートスイッチ13sや、普通電動役物14に入賞したパチンコ球を検出する始動入賞口スイッチ14sが接続されている。また、大入賞口15に入賞したパチンコ球を検出するカウントスイッチ15s、大入賞口15内部のVゾーンを通過したパチンコ球を検出するV・カウントスイッチ15v、一般入賞口16へ入賞したパチンコ球を検出する一般入賞口スイッチ16sが接続されている。また、主制御基板30には、アクチュエータとして、普通電動役物14の球受入口を拡張する始動入賞口ソレノイド14v、大入賞口15の扉を開閉する大入賞口ソレノイド17、および大入賞口15内部のVゾーンにパチンコ球が入賞した後にパチンコ球をVゾーン以外へ誘導するシーソーソレノイド18vなどが接続されている。また、主制御基板30には、バックアップクリアスイッチ基板が接続されている。バックアップクリアスイッチ基板には、バックアップクリアスイッチ19が実装されている。バックアップクリアスイッチ19は、主制御基板30の主制御回路を構成するメインRAM34、および、枠制御基板60の払出発射制御回路を構成する図示しないRAMのバックアップ内容のクリアを指令するバックアップクリア信号を出力する。
上記各スイッチ8s,13s,15s,15v,16sおよび各アクチュエータ18v,14v,17は、パチンコ遊技を実行するための遊技装置を構成しており、盤面中継基板80を介して主制御基板30に接続されている。上記各スイッチ13s〜16s,15vがパチンコ球を検出すると、その検出信号は主制御基板30のメインCPU31に入力され、入力される検出信号に応じて、メインCPU31は上記各アクチュエータ18v,14v,17をそれぞれ駆動制御する。
副制御基板40は、特別図柄表示装置(LCD)10に接続されており、LCD10における画像表示を行う画像表示制御を行う。また、副制御基板40は、枠上部飾りランプ6,普通図柄表示装置11,特別図柄始動記憶個数表示部12,普通図柄始動記憶個数表示部17等を含むランプ・LED18、およびスピーカ19に接続されており、遊技状態に応じてランプ・LED18の発光を制御する電飾制御、およびスピーカ19から効果音を放音させる音制御を行う。この副制御基板40には、サブCPU41、プログラムROM42、およびワークRAM43が実装されている。サブCPU41は、主制御基板30から受信したコマンドの解釈や、画像制御回路44、ランプ制御回路45、および音声制御回路46への制御指令を行う。プログラムROM42には、サブCPU41がLCD10や、ランプ・LED18、スピーカ19の各動作を処理制御するための制御プログラムが記憶格納されている。ワークRAM43は、サブCPU41が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となる。
画像制御回路44は、サブCPU41からの制御指令に応じてLCD10に表示するための画像データを生成する。メインCPU31は、普通電動役物14へパチンコ球が入賞して始動入賞が発生すると大当り判定を行う。副制御回路は、この大当り判定の結果に対応する態様でLCD10に特別図柄を順次停止表示させ、左図柄と右図柄とが同一図柄で揃って停止表示されるリーチ状態になると、LCD10に特別図柄および演出画を用いてリーチ演出を行う。ランプ制御回路45は、サブCPU41からの駆動信号により、パチンコ機1の遊技状態に応じてランプ・LED18の発光を制御する。音声制御回路46は、サブCPU41からの駆動信号により、スピーカ19を制御する。
LCD10は、特別図柄の変動表示を行う変動表示手段を構成している。サブCPU41および画像制御回路44は、この変動表示手段の表示制御を行う表示制御手段を構成している。表示制御手段は、LCD10による特別図柄の変動表示中に、決定ボタン8dの操作があると、特別図柄の変動表示を一旦停止した後に再度開始する再変動表示手段を有している。メインCPU31は、特別図柄の変動表示結果を決定する表示結果決定手段を構成している。また、メインCPU31は、表示結果決定手段により決定された特別図柄の変動表示結果に基づいて、特別図柄の変動表示パターンを決定する変動表示パターン決定手段を構成している。さらに、メインCPU31は、決定ボタン8dの操作があると、表示結果決定手段により決定された変動表示結果に基づいて、特別図柄の変動表示パターンを再度決定する変動表示パターン再決定手段を構成している。表示制御手段は、変動表示パターン決定手段が決定した変動表示パターンに基づいて特別図柄の変動表示を行い、決定ボタン8dの操作があると、再変動表示手段により、変動表示パターン再決定手段によって決定された変動表示パターンに基づいて特別図柄の変動表示を再度開始する。また、メインCPU31は、変動表示手段による特別図柄の変動表示結果が特定表示態様(大当たり図柄)となると、遊技者に有利な特定遊技状態である大当たり遊技に遊技状態を移行する制御を行う遊技制御手段を構成している。LCD10、サブCPU41、および画像制御回路44は、決定ボタン8dの操作があると、特別図柄の変動表示が再度行われる旨の報知を行う再変動表示実行報知手段を構成している。本実施形態では、報知手段は、決定ボタン8dの操作があると、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の特別図柄の組合せを特別図柄表示装置10に一旦停止表示することにより、特別図柄の変動表示が再度行われる旨を報知する。
枠制御基板60には、払出・発射制御回路および電源回路61が実装されており、賞球などを払い出す払出装置63、および発射ハンドル5の操作に応じて駆動される発射装置64が接続されている。払出・発射制御回路は、各種入賞に応じて主制御基板30から出力される払出コマンドに応じて払出装置63を駆動制御して賞球を払い出させると共に、遊技者による発射ハンドル5の操作に応じて発射装置64を駆動制御し、パチンコ球を遊技盤2へ発射させる。また、電源回路61は、各基板30,40に構成された回路等に電源を供給する。
また、枠制御基板60には、パチンコ球の球貸しを要求するカードユニット65が接続されており、このカードユニット65には、前述した球貸しボタン8aおよび返却ボタン8bを備えた球貸し操作パネル66が接続されている。カードユニット65は、球貸しボタン8aおよび返却ボタン8bの操作に応じて枠制御基板60の払出・発射制御回路との間で通信を行う。
次に、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作の処理について説明する。
図3は、本実施形態によるパチンコ機1の主制御基板30の主制御回路で行われるメイン遊技処理の概略を示すフローチャートである。
パチンコ機1の電源が投入されると、まず始めに、メインCPU31の動作の初期設定処理が行われる(図3,ステップ(以下Sと記す)1参照)。この初期設定処理では、メインRAM34のアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域の初期化等の処理が実行される。引き続いて、後述する特別図柄制御処理(S2)および普通図柄制御処理(S3)が実行される。S3の処理が行われた後、処理はS2に戻る。このように、メイン遊技処理においては、S1の初期設定処理が終了した後、S2およびS3の処理が繰り返し実行される。
また、メインCPU31は、上記のメイン遊技処理を実行している間、初期リセット回路32から所定の周期(例えば2ミリ秒)毎に発生されるクロックパルスに応じても、図4に示すフローチャートのシステムタイマ割込処理を実行する。
このシステムタイマ割込処理では、最初に、メインCPU31は、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ等の各カウント値を“1”増加させる乱数更新処理を実行する(図4,S11参照)。次に、通過ゲート13や普通電動役物14,一般入賞口16等へのパチンコ球の通過や入賞を検知する後述のスイッチ入力検出処理を実行する(S12)。この処理においては、メインCPU31は、普通電動役物14と各種の入賞口15,16にパチンコ球が入賞したことを条件として、賞球を払い出す賞球制御コマンドデータをメインRAM34の所定領域に記憶する。次に、主制御基板30の主制御回路と副制御基板40の副制御回路との同期をとるための待ち時間タイマ、大当りが発生した際に開放する大入賞口15の開放時間を計測するための大入賞口開放時間タイマ等、各種のタイマの更新処理を実行する(S13)。次に、各種の変数に基づいてソレノイド18v,14v,17を駆動制御するための信号を出力する処理を実行する(S14)。
S14の処理が終了した後、メインCPU31は、コマンド出力処理を実行する(S15)。この処理では、メインCPU31は、メインRAM34に記憶されている各種のコマンドを副制御基板40の副制御回路へ送信する。これらのコマンドとしては、具体的には、デモ表示コマンド、特別図柄表示装置10に表示される特別図柄の種類を示す特別図柄指定コマンド、特別図柄の変動表示パターンを示す変動パターン指定コマンド等が含まれる。次に、メインCPU31は、払出装置63に賞球を払い出させるための賞球制御コマンドを枠制御基板60の払出・発射制御回路へ送信する等の払出処理を実行する(S16)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰し、メイン処理を実行する。
次に、図4のS12において実行されるスイッチ入力検出処理の概略について図5のフローチャートを参照して説明する。
このスイッチ入力検出処理では、最初に、メインCPU31は、一般入賞口スイッチ16s等の賞球関連のスイッチをチェックする賞球関連スイッチチェック処理を行う(図9,S21参照)。続いて、特別図柄表示装置10による特別図柄の変動表示に関する始動入賞口スイッチ14s等のスイッチをチェックする特別図柄関連スイッチ入力処理を行う(S22)。次に、メインCPU31は、普通図柄表示装置11による普通図柄の変動表示に関する通過ゲートスイッチ13s等のスイッチをチェックする普通図柄関連スイッチ入力処理を行い(S23)、続いて、後述するストップボタン入力処理を行い(S24)、スイッチ入力検出処理を終了する。
図6は、上記スイッチ入力検出処理のS24において行われるストップボタン入力処理の概略を示すフローチャートである。
このストップボタン入力処理では、まず、メインCPU31は、決定ボタン8dの入力があるか否か、つまり、決定ボタン8dの操作をストップスイッチ8sが検出したか否かを判別する(図6,S31参照)。この判別が“YES”の場合、メインCPU31は、後述する制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否か、つまり、特別図柄の変動中であるか否かを判別する(S32)。この判別が“YES”の場合、次に、再変動フラグの値は“1”であるか否かを判別する(S33)。再変動フラグは、LCD10による特別図柄の変動表示を一旦停止した後に、特別図柄の変動表示を再度行うことを表すフラグである。この判別が“NO”の場合、メインCPU31は、変動停止フラグに“1”をセットすると共に、再変動フラグに“1”をセットして(S34)、スイッチ入力検出処理を終了する。変動停止フラグは、LCD10による特別図柄の変動表示を停止することを表すフラグである。S31若しくはS32の判別が“NO”の場合、または、S33の判別が“YES”の場合には、そのままストップボタン入力処理を終了する。なお、変動停止フラグは、後述する特別図柄表示時間管理処理(図7,S45参照)においてクリアされる。
次に、図3のS2において実行される特別図柄制御処理の概略について図7のフローチャートを参照して説明する。なお、同図において、S42からS51の側方に描いた数値は、それらの処理に対応する制御状態フラグの内容を示し、その制御状態フラグの数値に対応する処理が実行され、特別図柄ゲームが進行することとなる。
この特別図柄制御処理では、最初に、メインCPU31は、制御状態フラグをロードして読み出す(図7,S41参照)。後述するS42からS51において、メインCPU31は、後述するように、ロードした制御状態フラグの値に基づいて、各種の処理を実行するか否かを判断することとなる。この制御状態フラグは、特別図柄ゲームの遊技の状態を示すものであり、S42からS51における処理のいずれかを実行可能にするものである。また、それに加えて、メインCPU31は、各処理に対して設定された待ち時間タイマ等に応じて決定される所定のタイミングで各処理を実行する。この所定のタイミングに至る前においては、各処理を実行することなく終了することとなり、他のサブルーチンを実行することとなる。もちろん、所定の周期でシステムタイマ割込処理も実行する。
S42においては、特別図柄記憶チェック処理を実行する。この処理では、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合に、特別図柄の始動保留記憶のチェックを行い、始動記憶がある場合に、大当り判定、導出特別図柄、特別図柄の変動パターン等の決定を行う。次に、メインCPU31は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットし、決定された変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする。一方、始動記憶がない場合には、デモ画面を表示する処理を行う。
S43においては、特別図柄変動時間管理処理を実行する。詳しくは図9を用いて後述するが、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であり、待ち時間タイマにセットした変動時間が経過した場合に、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットし、変動確定後待ち時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、変動確定後待ち時間が経過した後、S45の処理を実行するように設定する。変動時間が経過する前に決定ボタン8dの操作が検出されたときは、再変動制御を示す値(09)を制御状態フラグにセットし、短縮変動時間を待ち時間タイマにセットする。
S44においては、再変動時処理を実行する。詳しくは図10を用いて後述するが、メインCPU31は、制御状態フラグが再変動時処理を示す値(09)であり、待ち時間タイマにセットした短縮変動時間が経過した場合に、再変動時における変動パターンを決定し直すと共に、決定し直した変動時間を待ち時間タイマにセットし、制御状態フラグに特別図柄変動時間管理を示す値(01)をセットする。
S45においては、特別図柄表示時間管理処理を実行する。詳しくは図11を用いて後述するが、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であり、待ち時間タイマにセットした変動確定後待ち時間が経過した場合に、大当りか否かを判断する。メインCPU31は、大当りである場合に、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットし、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば10秒)を待ち時間タイマにセットする。一方、メインCPU31は、大当りではない場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする。つまり、S51の処理を実行するように設定する。
S46においては、大当り開始インターバル管理処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であり、待ち時間タイマにセットした大当り開始インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口15を開放させる。そして、メインCPU31は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットしてS48の処理を実行するように設定するとともに、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。その後、メインCPU31は、ラウンド数を示すデータを含み、大入賞口15が開放中である旨の大入賞口開放中コマンドを示すデータを、メインRAM34の所定領域にセットする。これによって、大入賞口開放中コマンドは、主制御基板30のメインCPU31から副制御基板40のサブCPU41に送信され、副制御基板40の副制御回路においても、ラウンド数や、大入賞口15の状態が認識可能となる。
S47においては、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口開放回数カウンタを“1”増加するように記憶更新する。そして、メインCPU31は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットしてS48の処理を実行するように設定するとともに、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。
S48においては、大入賞口開放中処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)である場合に、大入賞口入賞カウンタが“10”以上であるという条件、または、開放上限時間を経過した(大入賞口開放時間タイマが“0”である)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU31は、いずれかの条件を満たした場合に、大入賞口15を閉鎖させる。そして、メインCPU31は、大入賞口内残留球監視を示す値(05)を制御状態フラグにセットして、大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。メインCPU31は、上記のいずれの条件も満たさない場合には、上述した処理を実行しない。
S49においては、大入賞口内残留球監視処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)であり、待ち時間タイマにセットした大入賞口内残留球監視時間が経過した場合に、大入賞口15における特定領域(Vゾーン)をパチンコ球が通過しなかった(所謂「パンク」)という条件、または、大入賞口開放回数カウンタが大入賞口開放回数最大値以上である(本実施形態においては15ラウンドの最終ラウンドである)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU31は、いずれかの条件を満たした場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットし、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。一方、メインCPU31は、いずれの条件も満たさない場合に、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
S50においては、大当り終了インターバル処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)であり、待ち時間タイマにセットした大当り終了インターバルに対応する時間が経過した場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットしてS51の処理を実行するように設定する。そして、メインCPU31は、大当り図柄が確変図柄である場合には、確変状態に移行させる制御を行う。
S51においては、特別図柄ゲーム終了処理を実行する。この処理において、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、保留個数を示すデータ(特別図柄始動記憶情報)を“1”減少するように記憶更新する。また、メインCPU31は、特別図柄始動記憶情報が“1”減少する旨の始動記憶数指定コマンドを示すデータを、メインRAM34の所定の記憶領域にセットする。セットされたこの始動記憶数指定コマンドは、主制御基板30のメインCPU31から副制御基板40のサブCPU41に送信され、副制御基板40の副制御回路においても、特別図柄始動記憶情報が“1”減少した旨が認識可能となる。そして、メインCPU31 は、次回の変動表示を行うために、特別図柄記憶領域の更新を行い、制御状態フラグに特別図柄記憶チェックを示す値(00)をセットして、S42の処理を実行するように設定する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
上述したように制御状態フラグをセットすることにより、LCD10において特別図柄ゲームが実行されることとなる。具体的には、メインCPU31は、図8に示すように、大当り判定の結果がハズレで大当り遊技状態にならないときには、制御状態フラグを“00”、“01”、“02”、“08”と順にセットすることにより、図7に示すS42、S43、S45、S51の処理を所定のタイミングで実行することとなる。また、メインCPU31は、大当り判定の結果が大当りで大当り遊技状態になるときには、制御状態フラグを“00”、“01”、“02”、“03”と順にセットすることにより、図7に示すS42、S43、S45、S46の処理を所定のタイミングで実行し、大当り遊技状態への制御を実行することとなる。また、大当り遊技状態への制御が実行された場合には、制御状態フラグを“04”、“05”、“06”と順にセットすることにより、図7に示すS48、S49、S47の処理を所定のタイミングで実行し、特別図柄ゲームを実行することとなる。特別図柄ゲームが実行されている場合において、大当り遊技状態の終了条件が成立した場合には、制御状態フラグを“04”、“05”、“07”、“08”と順にセットすることにより、図7に示すS48からS51の処理を所定のタイミングで実行し、大当り遊技状態を終了することとなる。
また、LCD10において特別図柄ゲームが実行されている間に、決定ボタン8dの操作があった場合には、制御状態フラグを“01”,“09”と順にセットすることにより、図7に示すS43,S44の処理を所定のタイミングで実行することになる。
図9は、図7に示す上記特別図柄制御処理のS43において行われる特別図柄変動時間管理処理の概略を示すフローチャートである。
この特別図柄変動時間管理処理では、まず、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否かを判別する(図9,S61参照)。この判別が“NO”の場合、そのまま特別図柄変動時間管理処理を終了する。一方、S61の判別が“YES”の場合、メインCPU31は、変動時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”であるか否かを判別する(S62)。この判別が“NO”の場合は、変動停止フラグの値は“1”であるか否かを判別する(S63)。この判別が“NO”の場合には、そのまま特別図柄変動時間管理処理を終了する。一方、決定ボタン8dの操作があってS63の判別が“YES”の場合は、メインCPU31は、制御状態フラグに再変動制御を示す値(09)をセットし(S64)、続いて、LCD10における特別図柄の変動を一旦停止するための変動停止コマンドをメインRAM34にセットする(S65)。変動停止コマンドは、特別図柄の変動表示の停止を指示するコマンドである。次に、メインCPU31は、短縮変動時間(2秒)を待ち時間タイマ(t)にセットして(S66)、特別図柄変動時間管理処理を終了する。また、変動時間が経過してS62の判別が“YES”の場合、メインCPU31は、制御状態フラグに特別図柄表示時間管理を示す値(02)をセットし(S67)、続いて、確定後待ち時間を待ち時間タイマ(t)にセットして(S68)、特別図柄変動時間管理処理を終了する。
図10は、図7に示す上記特別図柄制御処理のS44において行われる再変動時処理の概略を示すフローチャートである。
この再変動時処理では、まず、メインCPU31は、制御状態フラグが再変動時処理を示す値(09)であるか否かを判別する(図10,S71参照)。この判別が“NO”の場合は、そのまま再変動時処理を終了する。一方、S71の判別が“YES”の場合、メインCPU31は、短縮変動時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”であるか否かを判別し(S72)、判別が“NO”の場合は、そのまま再変動時処理を終了する。S72の判別が“YES”の場合、メインCPU31は、図7,S42の特別図柄記憶チェック処理で実行された大当り判定の結果が大当りであるか否かを判別し(S73)、この判別が“YES”であるときは、大当り図柄の決定をし直す(S74)。一方、S73の判別が“NO”であるときは、ハズレ図柄の決定をし直す(S75)。次に、メインCPU31は、特別図柄の変動パターンを決定し直す変動パターン決定処理を行い(S76)、続いて、決定し直した変動パターン指定コマンドおよび図柄指定コマンドをメインRAM34にセットする(S77)。変動パターン指定コマンドは、S76で決定し直した変動パターンを表すコマンドである。図柄指定コマンドは、S74で決定した大当り図柄、または、S75で決定したハズレ図柄の種別を表すコマンドである。次に、メインCPU31は、S76で決定した変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマ(t)にセットし(S78)、続いて、制御状態フラグに特別図柄変動時間管理を示す値(01)をセットして(S79)、再変動時処理を終了する。
図11は、図7に示す上記特別図柄制御処理のS45において行われる特別図柄表示時間管理処理の概略を示すフローチャートである。
この特別図柄表示時間管理処理では、まず、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かを判別する(図11,S81参照)。この判別が“NO”の場合は、そのまま特別図柄表示時間管理処理を終了する。一方、S81の判別が“YES”の場合、メインCPU31は、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマ(t)の値が“0”であるか否かを判別する(S82)。この判別が“NO”の場合は、そのまま特別図柄表示時間管理処理を終了する。一方、S82の判別が“YES”の場合、メインCPU31は、図7,S42での大当り判定の結果が大当りであるか否かを判別する(S83)。
この判別が“YES”の場合、メインCPU31は、制御状態フラグに大当り開始インターバル管理を示す値(03)をセットし(S84)、続いて、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマ(t)にセットする(S85)。一方、S83の判別が“NO”の場合、メインCPU31は、制御状態フラグに特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする(S86)。S85またはS86の処理が行われると、特別図柄表示時間管理処理を終了する。
次に、図3のS3において実行される普通図柄制御処理の概略について図12のフローチャートを参照して説明する。なお、同図において、S102からS106の側方に描いた数値は、それらの処理に対応する制御状態フラグの内容を示し、その制御状態フラグの数値に対応する処理が実行されて普通図柄ゲームが進行することとなる。
この普通図柄制御処理では、最初に、メインCPU31は、制御状態フラグをロードして読み出す(図12,S101参照)。次に、メインCPU31は、ロードした制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す値(10)である場合、普通図柄表示装置11における普通図柄の変動パターンを決定すると共に普通図柄待ち時間タイマをセットして、制御状態フラグに普通図柄変動時間管理を示す値(11)をセットする普通図柄記憶チェック処理(S102)を行う。次に、普通図柄の変動時間の管理を行い、制御状態フラグに普通図柄表示時間管理を示す値(12)をセットすると共に、確定後待ち時間タイマをセットする普通図柄変動時間管理処理(S103)を行う。次に、当たりフラグがオンでない場合には、制御状態フラグに普通図柄ゲーム終了を示す値(14)をセットし、オンである場合には、普通電動役物14の開放回数と開放時間をセットすると共に、制御状態フラグに普通電役開放を示す値(13)をセットする普通図柄表示時間管理処理(S104)を行う。次に、普通電動役物14の開放時間が経過するまで普通電動役物14のソレノイドを駆動する処理を開放回数だけ実行した後、制御状態フラグに普通図柄ゲーム終了を示す値(14)をセットする普通電役開放処理(S105)を行う。次に、普通図柄始動記憶個数をセットすると共に、制御状態フラグに普通図柄記憶チェックを示す値(10)をセットする普通図柄ゲーム終了処理(S106)を行い、普通図柄制御処理を終了する。
上述した本実施形態によるパチンコ機1では、決定ボタン8dが操作されて変動停止フラグが1になると再変動時処理(図10参照)が行われ、この再変動時処理において、図7,S42の特別図柄記憶チェック処理で実行された大当り判定の結果が大当りであるときは大当り図柄が決定し直され(S74)、大当たりでないときはハズレ図柄が決定し直され(S75)、続いて、特別図柄の変動パターンが決定し直される(S76)。特別図柄の変動表示が一旦停止したLCD10では、S76で決定された変動パターンで特別図柄の変動表示が再度行われ、S78でセットされた変動時間の値が0になると、S74またはS75で決定された図柄が停止表示する。
このように、本実施形態によるパチンコ機1では、決定ボタン8dの操作があるとLCD10による特別図柄の変動表示が一旦停止した後に再度開始される。このため、決定ボタン8dの操作が行われてLCD10による特別図柄の変動表示が大当りに対応する例えば「7−7−7」でない態様で一旦停止しても、特別図柄の変動表示が再度開始された場合には、LCD10による特別図柄の変動表示の結果が大当りに対応する「7−7−7」となり、大当り遊技に移行することついて、遊技者に期待感を再度持たせることができる。また、特別図柄の変動表示が一旦停止した後に再度再開されるので、特別図柄の変動表示における演出効果を向上させることができる。この結果、特別図柄の変動表示における興趣の向上を図ることが可能となる。また、普通電動役物14への1回の入賞(始動記憶)に対するLCD10による特別図柄の変動表示時間が短縮されることがないので、特別図柄の表示結果が短時間に多く導出されることがなく、射幸性を抑制することができる。
また、決定ボタン8dの操作があると、図7,S42の特別図柄記憶チェック処理で決定されたLCD10の変動表示結果に基づいて、LCD10による特別図柄の変動表示パターンが再度決定され(図10,S74〜S76)、決定し直された変動表示パターンに基づいてLCD10による特別図柄の変動表示が再度開始される。このため、再開された特別図柄の変動表示パターンが、それまでの特別図柄の変動表示パターンから変化し、特別図柄の再度の変動表示における演出効果を更に向上させることができる。
なお、上記実施形態では、決定ボタン8dの操作があると特別図柄の変動表示が単に一旦停止した後に再度開始される場合について説明した。しかし、決定ボタン8dの操作があると、特別図柄の変動表示が再度行われる旨の報知を行う構成としてもよい。この場合、LCD10、サブCPU41、および画像制御回路44は、決定ボタン8dの操作があると、特別図柄の変動表示が再度行われる旨の報知を行う再変動表示実行報知手段を構成している。再変動表示実行報知手段は、特別図柄の変動表示が一旦停止する際に、例えば、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の特別図柄の組合せを停止表示させることにより、変動表示が再度行われる旨を報知する。
図13は、再変動表示実行報知手段を有したパチンコ機1において、特別図柄の変動表示中に決定ボタン8dが操作されたときの、LCD10での特別図柄の変動表示の変化を説明する図である。
例えば、同図(a)に示すように、「3−2−4」等の特別図柄の組合せが停止表示しているときに、普通電動役物14へ入賞したパチンコ球を始動入賞口スイッチ14sが検出すると、同図(b)に示すように、特別図柄が変動表示を開始する。特別図柄の変動表示中に決定ボタン8dの操作をストップスイッチ8sが検知すると、この検知から2秒間、同図(c)に示すように、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の特別図柄の組合せが停止表示した後、同図(d)に示すように、再変動時処理(図10)のS76の変動パターン決定処理で決定された変動パターンに従って再び変動表示を開始する。S78でセットされた変動時間が経過すると、同図(e)に示すように、S74またはS75で決定された、例えば、「5−7−8」の特別図柄の組合せが停止表示する。
この構成によれば、決定ボタン8dの操作があると、LCD10に「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の特別図柄の組合せが一旦停止表示することにより、特別図柄の変動表示が再度行われる旨が報知される。このため、特別図柄の変動表示が再度行われる旨を遊技者に認識させて、特別図柄の変動表示が再度行われることによって、遊技者が特別図柄の再変動によって混乱するのを抑制することができ、この混乱によって遊技性が低下することを抑制できる。
なお、この例では、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の特別図柄の組合せを停止表示することにより、再変動時処理(図10)でLCD10による特別図柄の変動表示が再度行われことを報知する場合について説明した。しかし、この特別図柄の組合せの種類は任意である。また、例えば、スピーカ19からの放音やランプ・LED18による発光等により報知を行ってもよい。また、報知手段による報知は必ずしも行う必要はない。
また、上記実施形態では、LCD10による特別図柄の再変動表示が行われる場合には、特別図柄の変動パターンを新たに決定する場合について説明したが、再変動表示の際にも同じ変動パターンで特別図柄の変動表示を行う構成としてもよい。また、この場合に、特別図柄の表示結果を新たに決定するように構成してもよい。
上記の実施形態においては、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。識別情報の変動表示を行う他の遊技機に本発明を適用した場合においても、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。
本発明の一実施形態によるパチンコ機の外観を示す正面図である。 図1に示すパチンコ機の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるパチンコ機においてメイン制御基板が行うメイン処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるパチンコ機においてメイン制御基板が行う割込処理の概略を示すフローチャートである。 図4に示すスイッチ入力検出処理の概略を示すフローチャートである。 図5に示すストップボタン入力処理の概略を示すフローチャートである。 図3に示すフローチャート中の特別図柄制御処理の概略を示すフローチャートである。 図7に示す特別図柄制御処理の流れを示す図である。 図7に示すフローチャート中の特別図柄変動時間管理処理の概略を示すフローチャートである。 図7に示すフローチャート中の再変動時処理の概略を示すフローチャートである。 図7に示すフローチャート中の特別図柄表示時間管理処理の概略を示すフローチャートである。 図3に示すフローチャート中の普通図柄制御処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるパチンコ機の変形例による、特別図柄の変動表示中にストップボタンが操作されたときの特別図柄の変動表示の変化の一例を説明する図である。
符号の説明
1…パチンコ機
2…遊技盤
10…特別図柄表示装置
11…普通図柄表示装置
13…通過ゲート
14…普通電動役物
30…主制御基板
31…メインCPU(中央演算処理装置)
33…メインROM(読み出し専用メモリ)
34…メインRAM(読み書き可能メモリ)
40…副制御基板
60…枠制御基板

Claims (3)

  1. 識別情報の変動表示を行う変動表示手段と、
    この変動表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、
    前記変動表示手段による識別情報の変動表示結果が特定表示態様となると遊技者に有利な特定遊技状態に遊技状態を移行する制御を行う遊技制御手段と、
    遊技者による操作が可能な操作手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記操作手段による操作があると、識別情報の変動表示を一旦停止した後に再度開始する再変動表示手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 識別情報の変動表示結果を決定する表示結果決定手段と、
    この表示結果決定手段により決定された識別情報の変動表示結果に基づいて、識別情報の変動表示パターンを決定する変動表示パターン決定手段と、
    前記操作手段による操作があると、前記表示結果決定手段により決定された変動表示結果に基づいて、識別情報の変動表示パターンを再度決定する変動表示パターン再決定手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記変動表示パターン決定手段が決定した変動表示パターンに基づいて識別情報の変動表示を行い、前記操作手段による操作があると、前記再変動表示手段により前記変動表示パターン再決定手段によって決定された変動表示パターンに基づいて識別情報の変動表示を再度開始することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記操作手段による操作があると、識別情報の変動表示が再度行われる旨の報知を行う再変動表示実行報知手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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