JP2006317680A - 光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006317680A
JP2006317680A JP2005139751A JP2005139751A JP2006317680A JP 2006317680 A JP2006317680 A JP 2006317680A JP 2005139751 A JP2005139751 A JP 2005139751A JP 2005139751 A JP2005139751 A JP 2005139751A JP 2006317680 A JP2006317680 A JP 2006317680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pass filter
optical low
optical
crystal
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005139751A
Other languages
English (en)
Inventor
Nozomi Kitagishi
望 北岸
Hiroyuki Oba
裕行 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Tokin Corp
Original Assignee
Canon Inc
NEC Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc, NEC Tokin Corp filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005139751A priority Critical patent/JP2006317680A/ja
Priority to US11/432,040 priority patent/US20060262208A1/en
Publication of JP2006317680A publication Critical patent/JP2006317680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

【課題】シンプルな構成でありながら2次元的にパターンが存在する一般被写体に対し、モアレ縞や偽色改善効果が容易に得られる光学ローパスフィルターを得ること。
【解決手段】二軸結晶の平行平板を有する光学ローパスフィルターであって、該平行平板は、該二軸結晶のうちの一方の光学軸と光入出射面の法線のなす角度をθとするとき、
0°≦ |θ| < 20°
なる条件を満足すること。
【選択図】図4

Description

本発明は光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置に関し、例えば、デジタル一眼レフカメラやデジタルスチルカメラ及びビデオカメラ等の規則的な画素配列を有する撮像素子を有する撮像装置に好適なものである。
規則的な離散的画素配列を有する固体撮像素子を有するデジタル一眼レフカメラやデジタルスチルカメラ及びビデオカメラ等では周期構造を有する被写体像の周期が画素の周期と同一又は近い状態で撮像されると偽色やモアレ縞が発生する。
この偽色やモアレ縞の発生を防ぐために、従来、光学系中に光学ローパスフィルターを設けている。
光学ローパスフィルターは結晶の複屈折を利用したもの、回折格子を利用したもの等種々の光学原理を利用したものが提案されている。これらのうちMTF特性、ローパス効果の均一性で優れている光学ローパスフィルターとして一軸結晶の複屈折を利用した光学ローパスフィルターが広く使われている(特許文献1,2)。
結晶の複屈折を利用する方法として、一枚の複屈折板を用いる方法では入射光束を1つの方向にしかずらすことができない。一般に被写体のパターン像の方向は二次元的に広がっているため光学ローパスフィルターとしては、複数枚数の結晶板を用いて入射光を複数方向にずらす必要がある。
尚、一軸結晶の他に二軸結晶を用いて光学ローパスフィルターを構成し、モアレ縞の発生を防止することが知られている(特許文献3)。
特許文献3では二軸結晶を用いて二重像を形成することによりローパス効果を得る光学ローパスフィルターを開示している。
特開2001−147404号公報 特開平10−054960号公報 特開2004−246261号公報
一軸結晶を用いた光学ローパスフィルターでは、2次元的にパターンが存在する一般被写体で偽色やモアレ縞の改善効果を出すためには複数枚の複屈折板、位相板等が必要となっている。
そのため複数枚の複屈折板を、研磨、接合、コート等の工程を介して製作しなくてはならず、加工にも時間がかかり製作が困難であった。更に、2枚或いは3枚の結晶板の研磨/切断或いは接合、またマッチングコートの工程では欠陥の発生やゴミの挟み込み等の不良発生が多くなる。
尚、特許文献3では二軸結晶を用いて二重像を形成することによりローパス効果を得る光学ローパスフィルターを開示している。
しかしながら特許文献3では、二軸結晶をどのような形状に構成してローパス効果を得るかについては何ら開示していない。
本発明はシンプルな構成でありながら2次元的にパターンが存在する一般被写体に対し、モアレ縞や偽色改善効果が容易に得られる光学ローパスフィルターの提供を目的とする。
本発明の光学ローパスフィルターは、
◎二軸結晶の平行平板を有する光学ローパスフィルターであって、該平行平板は、該二軸結晶のうちの一方の光学軸と光入出射面の法線のなす角度をθとするとき、
0°≦ |θ| < 20°
なる条件を満足することを特徴としている。
◎二軸結晶の平行平板を有する光学ローパスフィルターであって、該平行平板は、光入射面より入射した光束がリング状のボケをもって光出射面より出射するように該二軸結晶のうちの一方の光学軸と光入出射面の法線のなす角度が設定されていることを特徴としている。
本発明によれば、シンプルな構成でありながら2次元的にパターンが存在する一般被写体に対し、モアレ縞や偽色改善効果が容易に得られる光学ローパスフィルターが得られる。
図1は本発明の実施例1の光学ローパスフィルターを組み込んだ撮影レンズ1を有するデジタル一眼レフカメラの要部概略図である。
図1において、1は交換可能な撮影レンズ、2は回転ミラー(クイックリターンミラー)であり、一部がハーフミラー面となっており、回転軸2a中心に回動している。3はピント板(焦点板)であり、その面上には撮影レンズ1によって被写体像が形成される。4はペンタプリズム(像反転部材)であり、ピント板3に形成された被写体像を正立正像としている。
5は接眼レンズであり、ピント板3に形成された被写体像をペンタプリズム4を介して観察している。6はサブミラーであり、回転ミラー2に固着されており、回転ミラー2とともに回動している。8は焦点検出装置であり、撮影レンズ1を通過してきた光束で回転ミラー2の一部を通過し、サブミラー6で反射した光束を用いて撮影レンズ1の焦点状態を検出している。
26はローパスフィルターであり、複屈折によって入射光線が分かれる複屈折性の二軸結晶から成っている。7は固体撮像素子である。9は画像処理部であり、固体撮像素子7からの信号を処理し、画像情報を得ている。
本実施例において、被写体像のファインダ観察時には、撮影レンズ1を透過した光像は回転ミラー2で反射してピント板3に結像し、ペンタプリズム4、接眼レンズ5を介して観察される。
又、撮影レンズ1の焦点検出は回転ミラー2の半透過ミラー部を透過しサブミラー6でミラーボックス下方に反射され焦点検出装置8に導かれた像を処理して行なわれる。
一方撮影時は回転ミラー2及びサブミラー6が一体的に回動して撮影光路から退避する。そして撮影レンズ1からの自然光が光学ローパスフィルター26に入射し、所望のボケをもって光学ローパスフィルター26を射出し、撮像素子7面上に被写体像が撮像される。撮像された像は電気信号に変換され、画像処理部9でデジタル画像処理され図示していない記憶メディアに記憶される。
実施例1における光学ローパスフィルター26は、二軸結晶である斜方晶系のMgSiO(フォルステライト)を図3に示すように、2つの光学軸のうち一方の光学軸24にほぼ垂直に切り出したものを使用している。
実施例1では二軸結晶のうちの一方の光学軸と光入出射面の法線のなす角度をθとするとき、
0°≦ |θ| < 20° ‥‥‥(1)
なる条件を満足するようにしている。
更に好ましくは条件式(1)の数値範囲を
0°≦ |θ| < 10° ‥‥‥(1a)
とするのが良い。
本実施例において光学ローパスフィルター26は求められる空間周波数特性に応じて複屈折度(結晶の選択)及び結晶厚を定めている。
実施例1の光学ローパスフィルターを含む撮像光学系を被写体像を電気信号に変換する規則的画素配列より成る固体撮像素子を有する撮像装置に適用するときは、次の条件式(2)を満足するように各要素を設定している。
即ち、光学ローパスフィルター26のリング状ぼけの直径をφa、撮像素子7の隣接する画素との画素ピッチをPaとするとき、
0.6 < Pa/φa < 1.8 ‥‥‥(2)
の条件を満足する様に直径φaと画素ピッチPaの関係を決めている。
尚、本実施例においてベイア配列の偽色を効果的に抑制するためには
0.6 < Pa/φa < 1.2 ‥‥‥(2a)
の条件を満たすようにリング状ぼけの直径φaを決めるのが良い。
実施例1の光学ローパスフィルター26に用いられているMgSiOは、斜方晶系に属する珪酸塩化合物より成り、耐熱材、体絶縁材等に使用されており、天然の結晶は宝石等にも供されている熱的化学的に安定な化合物である。
この化合物の単結晶は、例えば、Journal of Crystal Growth vol.23(1974) pp.121-124に開示されているように、チョクラルスキー法と呼ばれる製法で単結晶を得ることが出来る。
実施例1においても、<100>方位に切り出された種結晶を使用し、酸化マグネシウム(MgO)と二酸化珪素(SiO)を所定の比率で混合融解した原料融液から単結晶を成長させている。
MgSiO単結晶は、斜方晶系に属するため光学弾性軸と結晶軸は一致するがその組み合わせを表1に示す。表1には、各光学弾性軸(Z,X,Y軸)に対応する屈折率の値も示した。
MgSiO結晶は二軸結晶なので光学軸の方向は2方向に存在する。図2は、光学弾性軸と光学軸の関係を図示したものである。Z軸21とX軸22は、紙面内に有り互いに直交している。Y軸23は、紙面に垂直方向に取ってある。
光学軸24は、Z軸21とX軸22を含む面内でZ軸21とX軸22の中間にある。ここでZ軸21と光学軸24との成す角度をΩ、X軸,Y軸,Z軸方向の屈折率を順にnx,ny,nzとすると、
で求めることが出来る。
屈折率の値nx=1.636、ny=1.650、nz=1.669より、角度Ωの値は41°と求めることが出来る。
本発明者らは、実際に面の法線がZ軸21とX軸22の間でZ軸21との角度が41degとなる平行平板を、前記チョクラルスキー法によって作製したMgSiO結晶から切り出し、透過光学顕微鏡を用いたコノスコープ像の観察により光学軸24とZ軸21の角度Ωを測定したところ、光学軸の角度Ωは42.5±1°であった。そこで本実施例では、光学軸24とZ軸21との角度Ωは42.5°として、光入射面の法線が光学軸24と一致するように平行平板を切り出した。
実際の平行平板の切り出しにおいては、一般的に使用されているX線回折装置を使用して試料におけるa軸<100>、b軸<010>及びc軸<001>を定め、表1に示した光学弾性軸と結晶軸の関係に従って光学軸方向が決められた。
図3は、上述のようにして切り出されたMgSiO結晶の平行平板より成る光学ローパスフィルター26について、結晶方位を示したものである。光学ローパスフィルター26の入射面27の法線28は、a軸29すなわちZ軸との角度は42.5°であり、光学軸24と平行となっている。
c軸(y軸)23は入射面27に平行で、入射面27の法線28とa軸29に対して直角となるように方位が設定されている。
上述のように切り出されたMgSiO結晶の平行平板に、入射面27に垂直な方向すなわち光学軸24方向と平行な自然光が入射した場合、内部円錐屈折により出射光は中空の円筒状に出射される。図4において、MgSiO結晶の光学ローパスフィルター26に光学軸24と平行に入射した自然光31は、光学ローパスフィルター26の結晶内で角度ψで円錐状に広がり、中空の円筒状の出射光32として取り出される。
図4(b)は出射光32の、光の進行方向に垂直な断面を示す。出射光32の断面はリング状になっておりその直径φは平行平板より成る光学ローパスフィルター26の厚さdと結晶内での開き角度ψによって決まる大きさを持つ。
ここで開き角度ψ、光学ローパスフィルター26の厚さd、リングの直径φとの関係は、
φ=d×tanψ ‥‥‥(a)
で求めることが出来る。
円錐の開き角度ψは、MgSiO結晶の屈折率をnx、ny、nzとすると、
で求めることが出来る。
屈折率の値は、nx=1.636、ny=1.65、nz=1.669であるので、式3によりtanψの値として0.02が得られる。又実際に厚さが異なり、かつ入射面の法線が光学軸と平行な光学ローパスフィルターを、前述の手段を用いてMgSiO結晶から切り出し、透過光のリング直径φを測定した結果を表2に示す。表2に示したとおり、式3の結果と実測値は一致することが判明した。
図4(c)に示すように、自然光31が光学軸24にほぼ垂直に切り出された二軸結晶を透過したときのボケは内部円錐屈折によるリング状ボケ32となるがリング状ボケの各位置の偏光方向は以下にのべるようになる。
入射光の延長で、結晶表面で屈折せず直進した光線部分は方向13の偏光成分を持つ。即ち図4(c)で紙面に垂直方向の偏光面をもつ。最も離れた部分の光線は方向13と直交する方向15の偏光成分を持つ。即ち図4(c)で紙面に平行方向の偏光面をもつ。それ以外の位置では方向14および方向16の偏光成分を持つことになる。その偏光面の方向は光線位置13aを結ぶ方向に一致する。
入射光を4方向に分離する従来の4点分離の光学ローパスフィルターの様に離散的に分離されたものはある空間周波数でMTFが零となるトラップポイントfcが存在することが知られている。そこで本実施例の内部円錐屈折によるリング状ボケの場合にMTFの空間周波数特性がどうなるか図5を用いて述べる。
図5(a)に示すように、自然光31が光学軸にほぼ垂直に切り出された二軸結晶(図4参照)を透過したときのボケは内部円錐屈折によるリング状ボケ32となる。ここでリング状ボケ32の直径をφとする。図5(b)にその直径を含む一方向の線像強度分布示す。リングボケ32の直径φ付近にピークを持ちその間は底の広いU字型の分布を呈する。
図5(c)に実施例1の光学ローパスフィルターのMTFを示す。実施例1の光学ローパスフィルターの様にリング状にぼけるものでも空間周波数でMTFが零となるトラップポイントfcが存在することがわかった。但し従来例のような離散的に分離されたものの分離巾Δとトラップポイントfcの関係が
fc=1/(2・Δ)
の関係があるのに対し、実施例1の内部円錐屈折によるリング状ボケ32の場合のリング状ボケ径φとトラップポイントfcの関係は
fc=1.52/(2・φ)
となることがわかった。
ローパス効果を得るにはこの関係式に従って、複屈折度(結晶の選択)及び結晶厚を定めれば良い。
上述の結果に従い、実施例1において、画素ピッチ9μmでベイア配列の撮像素子用の光学ローパスフィルターとして、リング直径9.9μmが求められる。リング直径9.9μmを得るに必要な結晶厚さdは、式(a)にtanψの値として0.02を代入すると、結晶厚さdは495μmと求める事が出来る。
実施例1のような内部円錐屈折によるリング状ボケの場合、偽色抑制効果及び解像は上下左右斜め方向とも同一特性である。実施例1によれば従来の複数の一軸結晶を用いた分離方式の光学ローパスフィルターに比べ対象性、均一性が良く素直な画像が得られる。
また、カットオフ周波数よりも高周波の空間周波数領域でのローパスフィルター(LPF)のMTFの再立ち上がりが従来の複数の一軸結晶を用いた分離方式の光学ローパスフィルターに比べ小さく偽色抑制効果が大きい。
実施例1は二軸結晶の平行平板26の、面の法線28が上記二軸結晶の一方の光学軸24と略一致する様切出した形で光学ローパスフィルターを構成している。この内部円錐屈折現象を利用することにより、二次元的に偽色改善効果が得られる光学ローパスフィルターを一枚の結晶板という最もシンプルな構成で実現している。
複数枚の複屈折板、位相板等の結晶板が必要で加工に時間がかかり複雑だった構成の従来方式の光学ローパスフィルターに比べ一枚の結晶板で構成されているので容易に提供できる。
複数枚の結晶板の研磨/切断、マッチングコート、接合の工程ではゴミ、キズ、欠陥の発生による不良発生が多かったが一枚の結晶板で構成されているのでゴミ、キズ、欠陥が少なく良質の光学ローパスフィルターが容易に得られる。
本実施例の光学ローパスフィルターに用いる結晶としてはMgSiO(フォルステライト)に限らず、二軸結晶であれば斜方晶系、単斜晶系、三斜晶系に属する透明結晶であれば同様な効果が得られる。
例えば、鱗珪石(SiO)、雲母(KAl(AlSi10)(OH))、クリソベリル(BeAl)、あられ石(CaO・CO)、フッ素タイプのトパーズ(AlSi0(F))、石膏(CaSO・2H0)等を使用することができる。
光学ローパスフィルターとしてデジタルカメラに組み込むものでは、図6に図示する様に光学ローパスフィルター26の表面に赤外カットコート41を設けたり、図7に図示する様に光学ローパスフィルター26の前側に(或いは後ろ側でもよい)赤外吸収フィルター43を接合したりする構成も省スペースや強度補強のための構成として有効である。尚42は反射防止コートである。
実施例1の光学ローパスフィルターはデジタル一眼レフカメラの他に、コンパクトタイプデジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話組込カメラ、工業用/計測用デジタルカメラ、ボードカメラ等画素を規則的に配列した撮像素子を用いたデジタルカメラに応用すれば同様の効果が得られる。
以上のように光学ローパスフィルターを、二軸結晶の平行平板の、面の法線が二軸結晶の光学軸と略一致する様に切り出した形の構成とし、内部円錐屈折現象を利用することにより、
・2次元的に偽色改善効果が得られる光学ローパスフィルターを一枚の結晶板という最もシンプルな構成で実現できる。
・複数枚の複屈折板、位相板等の結晶板が必要で加工に時間がかかり複雑であった従来方式の光学ローパスフィルターに比べ一枚の結晶板で構成されているので製作が容易である。
・複数枚の結晶板の研磨/切断、マッチングコート、接合の工程ではゴミ、キズ、欠陥の発生による不良発生が多かったが一枚の結晶板で構成されているのでゴミ、キズ、欠陥が少なく良質の光学ローパスフィルターが得られる。
・偽色抑制効果及び解像力への影響の上下左右の対象性、均一性が良く素直な画像が得られる。
・カットオフ周波数よりも高周波の空間周波数領域でのMTFの立ち上がりが4点分離の光学ローパスフィルターよりも小さく偽色抑制効果が大きい。
本発明の実施例1の一眼レフカメラの構成を示す概略図 二軸結晶の光学軸の方位を示す図 本発明の実施例1の二軸結晶の光学ローパスフィルターの説明図 本発明の光学ローパスフィルターの光線の広がりを示す説明図 本発明の光学ローパスフィルターの線像及びMTF特性を示す説明図 本発明のその他の実施例の構成を示す図 本発明のその他の実施例の構成を示す図
符号の説明
1・・・撮影レンズ
2・・・回転ミラー
3・・・ピント板
4・・・ペンタプリズム
5・・・接眼レンズ
6・・・サブミラー
7・・・撮像素子
8・・・焦点検出装置
9・・・・画像処理部
24・・・結晶の光学軸
26・・・光学ローパスフィルター
31・・・入射光
32・・・射出光
41・・・赤外カットコート
42・・・反射防止コート
43・・・赤外吸収フィルター
131・・・第一の複屈折板
132・・・第二の複屈折板
133・・・第一の複屈折板
134・・・位相板
135・・・第二の複屈折板

Claims (5)

  1. 二軸結晶で構成された平行平板を有する光学ローパスフィルターであって、該平行平板は、該二軸結晶のうちのいずれか一方の光学軸と光入出射面の法線のなす角度をθとするとき、
    0°≦ |θ| < 20°
    なる条件を満足することを特徴とする光学ローパスフィルター。
  2. 二軸結晶で構成された平行平板を有する光学ローパスフィルターであって、該平行平板は、光入射面より入射した光束がリング状のボケをもって光出射面より出射するように該二軸結晶のうちのいずれか一方の光学軸と光入出射面の法線のなす角度が設定されていることを特徴とする光学ローパスフィルター。
  3. 前記二軸結晶の材質がMgSiOであることを特徴とする請求項1又は2の光学ローパスフィルター。
  4. 請求項1,2又は3の光学ローパスフィルターを光路中に設けた撮像光学系と、該撮像光学系によって形成される被写体像を電気信号に変換する規則的画素配列より成る固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  5. 自然光が前記光学ローパスフィルターに入射し、出射するときのリング状ぼけの直径をφa、前記固体撮像素子の互いに隣接する画素との画素ピッチをPaとするとき、
    0.6 < Pa/φa < 1.8
    なる条件を満足することを特徴とする請求項4の撮像装置。
JP2005139751A 2005-05-12 2005-05-12 光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置 Pending JP2006317680A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005139751A JP2006317680A (ja) 2005-05-12 2005-05-12 光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置
US11/432,040 US20060262208A1 (en) 2005-05-12 2006-05-10 Optical low pass filter and image pickup apparatus having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005139751A JP2006317680A (ja) 2005-05-12 2005-05-12 光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006317680A true JP2006317680A (ja) 2006-11-24

Family

ID=37447950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005139751A Pending JP2006317680A (ja) 2005-05-12 2005-05-12 光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060262208A1 (ja)
JP (1) JP2006317680A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049910A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Hoya Corp 電子撮像装置
JP2012098471A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Kogaku Giken:Kk 位相子
JP2015057660A (ja) * 2014-11-05 2015-03-26 株式会社光学技研 位相子

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6125878B2 (ja) * 2013-04-01 2017-05-10 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置および電子機器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5517278A (en) * 1991-06-12 1996-05-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Viewfinder for video cameras
US6172826B1 (en) * 1997-12-03 2001-01-09 Trw Inc. Active resonant filter
US6464363B1 (en) * 1999-03-17 2002-10-15 Olympus Optical Co., Ltd. Variable mirror, optical apparatus and decentered optical system which include variable mirror, variable-optical characteristic optical element or combination thereof
US6963448B1 (en) * 1999-11-19 2005-11-08 Canon Kabushiki Kaisha Optical low-pass filter, and image sensing unit and apparatus using the same
JP2001188202A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2003344897A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Olympus Optical Co Ltd 撮像光学系

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049910A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Hoya Corp 電子撮像装置
JP2012098471A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Kogaku Giken:Kk 位相子
JP2015057660A (ja) * 2014-11-05 2015-03-26 株式会社光学技研 位相子

Also Published As

Publication number Publication date
US20060262208A1 (en) 2006-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5831105B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JPH058579Y2 (ja)
JP2012230341A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JPWO2015072427A1 (ja) 内視鏡用撮像装置
JP2006317680A (ja) 光学ローパスフィルター及びそれを有する撮像装置
JP2008015343A (ja) 光学ローパスフィルタ、カメラ
US9560279B2 (en) Camera device and projector device having protective lens
JP2007272055A (ja) 撮像機器
JP2012015380A (ja) 固体撮像装置
JP2007304573A (ja) 近紫外線及び赤外線カットフィルタ、近紫外線及び赤外線カットフィルタ付き複屈折板、光学ローパスフィルタ、及び撮像装置
JP2008158036A (ja) 光学素子および光学機器
JPH10148754A (ja) デジタルスチルカメラ
JPH01284225A (ja) 内視鏡用テレビカメラ
JP2005062524A (ja) 光学フィルタおよび光学機器
JP2007093900A (ja) 光学素子およびそれを有する撮像装置
JP6467895B2 (ja) 光学フィルタ
JP2939637B2 (ja) 撮像光学系
JP3296837B2 (ja) 内視鏡用撮像装置
JP3792992B2 (ja) 光学ローパスフィルタ及びそれを用いた光学機器
WO2019235091A1 (ja) 光学ローパスフィルタおよび撮像装置
JPH0556488B2 (ja)
JPH026413Y2 (ja)
JP3283051B2 (ja) 撮像装置
JPH01123214A (ja) 撮像光学系
JP2007171370A (ja) 光学素子およびそれを有する撮像装置