JP2006317607A - 情報表示用パネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板に電極等の導電材が設けられている場合であっても基板に表示媒体を精度良く充填し得る情報表示用パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体3を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体3を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、基板上のセルの上方に配置された転写媒体12上に、一方の極性に帯電した表示媒体3を載置し、表示媒体3を転写媒体12上から飛翔移動させて基板上のセル内に充填する表示媒体充填工程を行う際に、充填する基板上に設けられた電極からの引き出しリードに帯電した表示媒体の有する極性とは逆極性の電位を印加するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法に関するものである。
従来より、液晶(LCD)に代わる情報表示装置として、電気泳動方式、トナー(粒子)移動方式、エレクトロクロミック方式、サーマル方式、2色粒子回転方式等の技術を用いた情報表示装置が提案されている。
これら従来技術は、LCDと比較すると、通常の印刷物に近い広い視野角が得られる、消費電力が小さい、メモリ機能を有している等のメリットがあることから、次世代の安価な情報表示装置に使用可能な技術として考えられており、携帯端末用情報表示、電子ペーパー等への展開が期待されている。特に、最近では、分散粒子と着色溶液とから成る分散液をマイクロカプセル化し、これを対向する基板間に配置して成る電気泳動方式(例えば、非特許文献1参照)が提案され、期待が寄せられている。
しかしながら、電気泳動方式では、液中を粒子が泳動するために液の粘性抵抗により応答速度が遅くなるという問題がある。さらに、低比重の溶液中に酸化チタン等の高比重の粒子を分散させているため沈降しやすくなっており、分散状態の安定性維持が難しく、情報表示の繰り返し安定性に欠けるという問題を抱えている。また、マイクロカプセル化にしても、セルサイズをマイクロカプセルレベルにして、見かけ上、上述した欠点が現れにくくしているだけであって、本質的な問題は何ら解決されていない。
一方、溶液中での挙動を利用する電気泳動方式に対し、溶液を使わず、導電性粒子と電荷輸送層とを基板の一部に組み入れる方式も提案され始めている(例えば、非特許文献1参照)。しかし、この方式は、電荷輸送層、さらには電荷発生層を配置するために構造が複雑化するとともに、導電性粒子に電荷を一定に注入することは難しいため、安定性に欠けるという問題もある。
上述した種々の問題を解決するために、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルが知られている。
情報表示用パネルを製造する際に、表示媒体(言い換えれば表示媒体を構成する表示媒体用粒子)を基板間に封入する方法としては、例えば、基板上のセルの上方に配置された転写媒体上に、一方の極性に帯電した表示媒体を載置し、表示媒体を前記転写媒体上から飛翔移動させて基板上のセル内に充填する試みがあった。
しかしながら、この方法では、基板に電極等の導電材が設けられていない場合には所望の通り表示媒体の充填が行えたが、基板に電極等の導電材が設けられている場合には表示媒体の充填が行えないという問題があった。なお、この問題は、表示媒体を基板に直接散布する方法であっても、感光体などの帯電媒体上に配置しておいた帯電した表示媒体を基板に飛翔させる方法であっても同様に起こるため、基板に電極等の導電材が設けられている場合には基板に表示媒体を精度良く充填することができなかった。
本発明は、基板に電極等の導電材が設けられている場合であっても基板に表示媒体を精度良く充填し得る情報表示用パネルの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1発明の情報表示用パネルの製造方法は、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、基板に設けた電極から表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、基板上のセルの上方に配置された転写媒体上に、一方の極性に帯電した表示媒体を載置し、表示媒体を前記転写媒体上から飛翔移動させて基板上のセル内に充填する表示媒体充填工程を行う際に、充填する基板上に設けられた電極からの引き出しリードに帯電した表示媒体の有する極性とは逆極性の電位を印加するか、電位をグランドレベルにすることを特徴とする。
本発明の情報表示用パネルの製造方法の好適例としては、前記表示媒体充填工程が、帯電した表示媒体を感光体ローラに担持させる表示媒体帯電担持工程と、帯電した表示媒体を感光体ローラから非帯電状態の転写媒体に移動させる表示媒体移動工程と、転写媒体を介して帯電した表示媒体を基板上のセルの上方に移動載置する帯電表示媒体載置工程と、転写媒体の帯電表示媒体飛翔位置に設けた電圧印加手段の作動により前記帯電表示媒体飛翔位置に到達した表示媒体を下方に位置する基板のセル内に飛翔させて充填する表示媒体飛翔充填工程と、から構成されること、および、前記表示媒体が粒子群または粉流体であること、がある。
上記本発明の情報表示用パネルの製造方法によれば、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、基板に設けた電極から表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、基板上のセルの上方に配置された転写媒体上に、一方の極性に帯電した表示媒体を載置し、表示媒体を前記転写媒体上から飛翔移動させて基板上のセル内に充填する表示媒体充填工程を行う際に、充填する基板上に設けられた電極からの引き出しリードに帯電した表示媒体の有する極性とは逆極性の電位を印加するか、電位をグランドレベルにするから、電極等の導電材が設けられた基板に表示媒体を充填する場合であっても、前記電極の電位と帯電した表示媒体との電位差によって表示媒体が飛翔することになり、所望の通りに基板に表示媒体を精度良く充填することができるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
まず、本発明の情報表示用パネルの構成について説明する。本発明の情報表示用パネルでは、対向する基板間に表示媒体を封入した情報表示用パネルの基板内に何らかの手段で電界が付与される。電界方向に従って帯電した表示媒体が電界による力やクーロン力などによって引き寄せられ、表示媒体が電界方向の切換によって移動方向を変えることにより、情報表示がなされる。従って、表示媒体が、均一に移動し、かつ、繰り返し表示書き換えを行う時あるいは情報を継続して表示保存する時の安定性を維持できるように、情報表示用パネルを設計する必要がある。ここで、表示媒体を構成する粒子にかかる力は、粒子同士のクーロン力により引き付けあう力の他に、電極との電気影像力、分子間力、液架橋力、重力などが考えられる。
本発明の情報表示装置に適用可能な情報表示用パネルの例を、図1(a),(b)〜図3(a),(b)に基づき説明する。
図1(a)、(b)に示す例では、それぞれが少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは粒子群からなる白色表示媒体3Wおよび粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、基板1、2の外部から加えられる電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させ、黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行うか、あるいは、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行っている。なお、図1(b)に示す例では、図1(a)に示す例に加えて、基板1、2の間に例えば格子状に隔壁4を設けセルを形成している。
図2(a)、(b)に示す例では、それぞれが少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは粒子群からなる白色表示媒体3Wおよび粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、基板1に設けた電極5と基板2に設けた電極6との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させ、黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行うか、あるいは、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行っている。なお、図2(b)に示す例では、図2(a)に示す例に加えて、基板1、2の間に例えば格子状に隔壁4を設けセルを形成している。
図3(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する1種類の表示媒体3(ここでは粒子群からなる白色表示媒体3Wを示す)を、基板1上に設けた電極5と電極6との間に電圧を印加させることにより発生する電界に応じて、基板1、2と平行方向に移動させ、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、電極6または基板1の色を観察者に視認させて電極6または基板1の色の表示を行っている。なお、図3(b)に示す例では、図3(a)に示す例に加えて、基板1、2の間に例えば格子状の隔壁4を設けセルを形成している。
以上の説明は、粒子群からなる白色表示媒体3Wを粉流体からなる白色表示媒体3Wに、粒子群からなる黒色表示媒体3Bを粉流体からなる黒色表示媒体3Bに、それぞれ置き換えた場合も同様に適用することができる。
以下、本発明の特徴となる情報表示用パネルの製造方法について詳細に説明する。本発明の情報表示用パネルは、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルであり、概念的には、図4(a),(b)および図5(a)に示すように、基板に設けた電極(例えばITO電極)に所定電位(例えば所定電位V1)を付与しながら、帯電した表示媒体を載置した転写媒体上から飛翔させて基板のセル内に充填する表示媒体充填工程を実施する点、および、概念的には、図5(b),(c)に示すように、基板上のセルの上方に配置された転写媒体上に一方の極性に帯電した表示媒体を載置し、表示媒体を前記転写媒体上から飛翔移動させて基板上のセル内に充填する表示媒体充填工程を行う際に、充填する基板上に設けられた電極からの引き出しリードをグランドレベルにするか、引き出しリードに帯電した表示媒体の有する極性とは逆極性の電位を印加する点に特徴がある。所定電位を付与する方法としては、例えば、基板に設けた電極に引き出しリード(補助リード線)を設けて、表示媒体充填時に前記引き出しリードを介して前記電極に直接前記所定電位を付与する方法を用いるものとし、また、前記電極に直接付与する所定電位は、充填しようとする帯電した表示媒体の有する極性電位と逆極性になるような所定電位を用いるか、グランドレベルの電位を用いるものとする。
上記本発明の情報表示用パネルの製造方法は、具体的には、図6(a)〜(d)に示す一連の工程によって表示媒体をセル内に充填する表示媒体充填工程を実施する。
すなわち、まず、図6(a)に示すように、帯電した表示媒体(図示例では正極性に帯電した表示媒体)3を感光体ローラ(代わりに現像ローラを用いてもよい)11に担持させる表示媒体帯電担持工程を行う。
次に、図6(b)に示すように、帯電した表示媒体3を担持した感光体ローラ11と非帯電状態にした転写媒体12とを接触させながら、感光体ローラ11および転写媒体12を互いに逆方向に回転駆動することにより、感光体ローラ11上の表示媒体3を転写媒体12に移動させる表示媒体移動工程を行う。その際、転写媒体12を感光体ローラ11に接触させるときには転写媒体12は帯電していない状態になっており、帯電した表示媒体3が転写媒体12上に移動した後、感光体ローラ11から切り離された後、転写媒体12が帯電することになる。
次に、図6(c)に示すように、転写媒体12を介して帯電した表示媒体3を基板上のセルの上方に移動載置する帯電表示媒体載置工程を行う。
次に、図6(d)に示すように、転写媒体12の帯電表示媒体飛翔位置Jに設けた電圧印加装置13を作動させることにより、帯電表示媒体飛翔位置Jに到達した表示媒体3を、下方に位置する基板の隔壁4によって形成されるセル内に飛翔させて充填する表示媒体飛翔充填工程を行う。この表示媒体飛翔充填工程を行う際には、図4(a)に示すように、基板に設けた電極(例えばITO電極)に所定電位V1を付与しながら表示媒体の充填を行うものとする。
上記においては、転写媒体12を帯電状態では感光体ローラ11に直接接触させず、非帯電状態で接触させるので、感光体ローラを高電圧によって破壊することがない。
感光体ローラ11上の帯電した表示媒体3は、感光体ローラ11→転写媒体12の順に移動し、基板に設けた電極(例えばITO電極)に所定電位V1を付与しながら、帯電した表示媒体3が転写媒体12上に移動して帯電表示媒体飛翔位置Jに到達した時点で電圧印加装置13を作動させることにより、帯電した転写媒体12と帯電した表示媒体3との反発および帯電した表示媒体3と電極に付与した逆極性電位との吸引とを利用して、転写媒体12上の帯電した表示媒体3を、基板のセル内に転写充填することができる。
本発明の情報表示用パネルの製造方法によれば、基板上のセルの上方に配置された転写媒体12上に、一方の極性に帯電した表示媒体3を載置し、表示媒体3を転写媒体12上から飛翔移動させて基板上のセル内に充填する表示媒体充填工程を行う際には、充填する基板上に設けられた電極からの引き出しリードに帯電した表示媒体の有する極性とは逆極性の電位を印加するか、電位をグランドレベルにするから、電極等の導電材が設けられた基板に表示媒体を充填する場合であっても、前記電極の電位と表示媒体の帯電電位との電位差によって表示媒体が飛翔することになり、所望の通りに基板に表示媒体を精度良く充填することができる。
以下、本発明の対象となる情報表示用パネルを構成する各部材について説明する。
基板については、少なくとも一方の基板は情報表示用パネル外側から表示媒体の色が確認できる透明な基板であり、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料が好適である。もう一方の基板は透明でも不透明でもかまわない。基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、アクリルなどのポリマーシートや、金属シートのように可とう性のあるもの、および、ガラス、石英などの可とう性のない無機シートが挙げられる。基板の厚みは、2〜5000μmが好ましく、さらに5〜2000μmが好適であり、薄すぎると、強度、基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、5000μmより厚いと、薄型情報表示用パネルとする場合に不都合がある。
情報表示用パネルの基板に電極を設ける場合の電極形成材料としては、アルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等の金属類やITO、酸化インジウム、導電性酸化錫、導電性酸化亜鉛等の導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子類が例示され、適宜選択して用いられる。電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状に形成する方法や、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。多くの場合に表示面側基板に設ける電極は透明である必要があるが、背面側基板に設ける電極は透明である必要がない。いずれの場合もパターン形成可能であり導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、電極厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、3〜1000nm、好ましくは5〜400nmが好適である。背面側基板に設ける電極の材質や厚みなどは上述した表示面側基板に設ける電極と同様であるが、透明である必要はない。なお、この場合の外部電圧入力は、直流あるいは交流を重畳しても良い。
基板に設ける隔壁4については、その形状は表示にかかわる表示媒体の種類により適宜最適設定され、一概には限定されないが、隔壁の幅は2〜100μm、好ましくは3〜50μmに、隔壁の高さは10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。本発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図7に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、情報表示の鮮明さが増す。ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。このうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
次に、本発明の情報表示用パネルで表示媒体として用いる粉流体について説明する。なお、本発明の表示媒体としての粉流体の名称については、本出願人が「電子粉流体(登録商標):登録番号4636931」の権利を得ている。
本発明における「粉流体」は、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。例えば、液晶は液体と固体の中間的な相と定義され、液体の特徴である流動性と固体の特徴である異方性(光学的性質)を有するものである(平凡社:大百科事典)。一方、粒子の定義は、無視できるほどの大きさであっても有限の質量をもった物体であり、重力の影響を受けるとされている(丸善:物理学事典)。ここで、粒子でも、気固流動層体、液固流動体という特殊状態があり、粒子に底板から気体を流すと、粒子には気体の速度に対応して上向きの力が作用し、この力が重力とつりあう際に、流体のように容易に流動できる状態になるものを気固流動層体と呼び、同じく、流体により流動化させた状態を液固流動体と呼ぶとされている(平凡社:大百科事典)。このように気固流動層体や液固流動体は、気体や液体の流れを利用した状態である。本発明では、このような気体の力も、液体の力も借りずに、自ら流動性を示す状態の物質を、特異的に作り出せることが判明し、これを粉流体と定義した。
すなわち、本発明における粉流体は、液晶(液体と固体の中間相)の定義と同様に、粒子と液体の両特性を兼ね備えた中間的な状態で、先に述べた粒子の特徴である重力の影響を極めて受け難く、高流動性を示す特異な状態を示す物質である。このような物質はエアロゾル状態、すなわち気体中に固体状もしくは液体状の物質が分散質として安定に浮遊する分散系で得ることができ、本発明の情報表示用パネルで固体状物質を分散質とするものである。
本発明の情報表示用パネルは、少なくとも一方が透明な、対向する基板間に、表示媒体として例えば気体中に固体粒子が分散質として安定に浮遊するエアロゾル状態で高流動性を示す粉流体を封入するものであり、このような粉流体は、低電圧の印加でクーロン力などにより容易に安定して移動させることができる。
本発明に表示媒体として例えば用いる粉流体とは、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。この粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、本発明の情報表示用パネルでは、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で用いられる。
次に、本発明の情報表示用パネルにおいて表示媒体を構成する表示媒体用粒子(以下、粒子ともいう)について説明する。表示媒体用粒子は、そのまま該表示媒体用粒子だけで構成して表示媒体としたり、その他の粒子と合わせて構成して表示媒体としたり、粉流体となるように調整、構成して表示媒体としたりして用いられる。
粒子には、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
樹脂の例としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、アクリルフッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、2種以上混合することもできる。特に、基板との付着力を制御する観点から、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルフッ素樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂が好適である。
荷電制御剤としては、特に制限はないが、負荷電制御剤としては例えば、サリチル酸金属錯体、含金属アゾ染料、含金属(金属イオンや金属原子を含む)の油溶性染料、4級アンモニウム塩系化合物、カリックスアレン化合物、含ホウ素化合物(ベンジル酸ホウ素錯体)、ニトロイミダゾール誘導体等が挙げられる。正荷電制御剤としては例えば、ニグロシン染料、トリフェニルメタン系化合物、4級アンモニウム塩系化合物、ポリアミン樹脂、イミダゾール誘導体等が挙げられる。その他、超微粒子シリカ、超微粒子酸化チタン、超微粒子アルミナ等の金属酸化物、ピリジン等の含窒素環状化合物及びその誘導体や塩、各種有機顔料、フッ素、塩素、窒素等を含んだ樹脂等も荷電制御剤として用いることもできる。
着色剤としては、以下に例示するような、有機または無機の各種、各色の顔料、染料が使用可能である。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭等がある。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
黄色着色剤としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、C.I.ピグメントイエロー12等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等がある。また、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料として、ニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガル、キノリンイエロー、ウルトラマリンブルー等がある。
無機系添加剤の例としては、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、鉛白、タルク、シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナホワイト、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、チタンイエロー、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトグリーン、コバルトバイオレット、酸化鉄、カーボンブラック、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライトブラック、銅粉、アルミニウム粉などが挙げられる。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
また、本発明の粒子は平均粒子径d(0.5)が、0.1〜20μmの範囲であり、均一で揃っていることが好ましい。平均粒子径d(0.5)がこの範囲より大きいと表示上の鮮明さに欠け、この範囲より小さいと粒子同士の凝集力が大きくなりすぎるために粒子の移動に支障をきたすようになる。
更に本発明では、各粒子の粒子径分布に関して、下記式に示される粒子径分布Spanを5未満、好ましくは3未満とする。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な粒子移動が可能となる。
さらにまた、各粒子の相関について、使用した粒子の内、最大径を有する粒子のd(0.5)に対する最小径を有する粒子のd(0.5)の比を50以下、好ましくは10以下とすることが肝要である。たとえ粒子径分布Spanを小さくしたとしても、互いに帯電特性の異なる粒子が互いに反対方向に動くので、互いの粒子サイズが近く、互いの粒子が当量ずつ反対方向に容易に移動できるようにするのが好適であり、それがこの範囲となる。
なお、上記の粒子径分布および粒子径は、レーザー回折/散乱法などから求めることができる。測定対象となる粒子にレーザー光を照射すると空間的に回折/散乱光の光強度分布パターンが生じ、この光強度パターンは粒子径と対応関係があることから、粒子径および粒子径分布が測定できる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
表示媒体用粒子の帯電量は当然その測定条件に依存するが、情報表示用パネルにおける表示媒体用粒子の帯電量はほぼ、初期帯電量、隔壁との接触、基板との接触、経過時間に伴う電荷減衰に依存し、特に表示媒体用粒子の帯電挙動の飽和値が支配因子となっているということが分かった。
本発明者らは鋭意検討の結果、ブローオフ法において同一のキャリア粒子を用いて、表示媒体に用いる粒子の帯電量測定を行うことにより、表示媒体用粒子の適正な帯電特性値の範囲を評価できることを見出した。
更に、本発明を乾式の情報表示用パネルに用いる場合には、基板間の表示媒体を取り巻く空隙部分の気体の管理が重要であり、表示安定性向上に寄与する。具体的には、空隙部分の気体の湿度について、25℃における相対湿度を60%RH以下、好ましくは50%RH以下、更に好ましくは35%RH以下とすることが重要である。
この空隙部分とは、図1(a),(b)〜図3(a),(b)において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(基板内側に電極を設けた場合)、表示媒体(粒子群あるいは粉流体)3の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
本発明の情報表示用パネルにおける基板と基板との間隔は、表示媒体が移動できて、コントラストを維持できればよいが、通常10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。
乾式の情報表示用パネルとする場合、対向する基板間の空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動の支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
以下、本発明の実施例、比較例を示して、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記に限定されるものではない。
なお、実施例および比較例の情報表示用パネルは、下記の方法にて作製したものを、下記の基準に従い、評価した。
「表示媒体の準備」
実施例、比較例では、表示媒体として、正帯電性の白色表示媒体用粒子で構成される白色表示媒体を用いた。
この白色表示媒体は、ターシャリーブチルメタクリレ−トモノマー80重量部およびメタクリル酸2−(ジエチルアミノ)エチルモノマ−20重量部に0.5重量部のAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)を溶解し、カップリング剤処理して親油性とした酸化チタン20重量部を分散させて得られた液を、10倍量の0.5%界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)水溶液に懸濁、重合させ、濾過、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニュ−マチック工業)を用いて作製した。作製された白色表示媒体用粒子で構成される白色表示媒体は、平均粒子径が8.5μmで、帯電量が+10μC/g(正帯電)の白色表示媒体であった。
「パネル基板の作製」
ガラス基板としては、リード処理が施されたITO電極付きガラス製透明基板(7cm×7cm□)を準備し、一方の基板上に高さ50μmのリブを作り、四角形、格子状配置の隔壁を形成した。
隔壁の形成は次のように行った。感光性フィルムであるニチゴーモートン社製ドライフィルムフォトレジストNIT250をITO付ガラス上にラミネートし、露光、現像により、所望とするライン30μm、スペース320μm、ピッチ350μmの隔壁を形成した。
もう一方の基板には、ITO電極付きガラス製透明基板(7cm×7cm□)を準備した。
樹脂製フィルム基板としては、リード処理が施されたITO電極付きポリエチレンテレフタレート樹脂製透明基板(7cm×7cm□)を準備し、一方の基板上に高さ50μmのリブを作り、四角形、格子状配置の隔壁を形成した。
隔壁の形成は次のように行った。感光性フィルムであるニチゴーモートン社製ドライフィルムフォトレジストNIT250をITO付ガラス上にラミネートし、露光、現像により、所望とするライン30μm、スペース320μm、ピッチ350μmの隔壁を形成した。
もう一方の基板には、ITO電極付きポリエチレンテレフタレート樹脂製透明基板(7cm×7cm□、厚み100μm)を準備した。
<実施例1>
前記したガラス基板を用いて、準備した白色表示媒体を図4(a)および図6(a)〜(d)に示した表示媒体充填工程によって、隔壁が形成された基板のセル内に充填した。その際、基板に設けたITO電極に接続した補助リード線を介して所定の負極性電位(V1=−10volt)を印加させた。
<実施例2>
前記したフィルム基板を用いて、準備した白色表示媒体を図4(a)および図6(a)〜(d)に示した表示媒体充填工程によって、隔壁が形成された基板のセル内に充填した。その際、基板に設けたITO電極に接続した補助リード線を介して所定の負極性電位(V1=−10volt)を印加させた。
<比較例1>
前記したガラス基板を用いて、準備した白色表示媒体を図8(a)および図9(a)〜(d)に示した表示媒体充填工程によって、隔壁が形成された基板のセル内に充填した。その際、基板に設けたITO電極には補助リード線を接続しないで(すなわち所定の電位V1を印加させないで)表示媒体の充填を試みた。
「情報表示用パネルの評価」
表示媒体充填後の様子を実体顕微鏡を用いて観察して評価したところ、基板に設けたITO電極に所定電位V1を付与した状態で表示媒体の充填を行った実施例1および実施例2の情報表示用パネルは、情報表示用パネルの基板間の隔壁4によって形成されたセル内に表示媒体3を充填するにあたって、充填量の不足および偏りが発生することがなく、隔壁4の頂上部に表示媒体が載ることもなかった。
一方、基板に設けたITO電極に所定電位V1を付与しない状態で表示媒体の充填を試みた比較例1の情報表示用パネルは、表示媒体が基板側にうまく飛翔せず、表示媒体が充填されていないセルが観察された。
本発明の製造方法で作製した情報表示用パネルは、ノートパソコン、PDA、携帯電話、ハンディターミナル等のモバイル機器の表示部、電子ブック、電子新聞等の電子ペーパー、看板、ポスター、黒板等の掲示板、電卓、家電製品、自動車用品等の表示部、ポイントカード、ICカード等のカード表示部、電子広告、電子POP、電子棚札、電子値札、電子楽譜、RF−ID機器の表示部などに好適に用いられる。
(a),(b)は本発明の情報表示用パネルの一例を示す図である。 (a),(b)は本発明の情報表示用パネルの他の例を示す図である。 (a),(b)は本発明の情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 (a),(b)は本発明の情報表示用パネルの製造方法を概念的に示す図である。 (a)〜(c)は本発明の情報表示用パネルの製造方法を概念的に示す図である。 (a)〜(d)は本発明の情報表示用パネルの製造方法の一例の詳細を示す図である。 本発明の情報表示用パネルにおける隔壁の形状の一例を示す図である。 (a),(b)は本発明の比較例の情報表示用パネルの製造方法を概念的に示す図である。 (a)〜(d)は本発明の比較例の情報表示用パネルの製造方法の一例の詳細を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 基板
3 表示媒体(粒子群、粉流体)
3W 白色表示媒体
3B 黒色表示媒体
4 隔壁
5 電極
6 電極
11 感光体ローラ
12 転写媒体
13 電圧印加装置

Claims (3)

  1. 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、基板に設けた電極から表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、
    基板上のセルの上方に配置された転写媒体上に、一方の極性に帯電した表示媒体を載置し、表示媒体を前記転写媒体上から飛翔移動させて基板上のセル内に充填する表示媒体充填工程を行う際に、充填する基板上に設けられた電極からの引き出しリードに帯電した表示媒体の有する極性とは逆極性の電位を印加するか、電位をグランドレベルにすることを特徴とする情報表示用パネルの製造方法。
  2. 前記表示媒体充填工程が、帯電した表示媒体を感光体ローラに担持させる表示媒体帯電担持工程と、帯電した表示媒体を感光体ローラから非帯電状態の転写媒体に移動させる表示媒体移動工程と、転写媒体を介して帯電した表示媒体を基板上のセルの上方に移動載置する帯電表示媒体載置工程と、転写媒体の帯電表示媒体飛翔位置に設けた電圧印加手段の作動により前記帯電表示媒体飛翔位置に到達した表示媒体を下方に位置する基板のセル内に飛翔させて充填する表示媒体飛翔充填工程と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネルの製造方法。
  3. 前記表示媒体が粒子群または粉流体であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示用パネルの製造方法。
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