JP2006317141A - 冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法並びにその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷却塔の運転を停止することなく、残留物質が残らない電気分解により生成したアルカリイオン水を用いて、スラッジ、スケールの剥離及び錆びの溶解を行い、加えて水成二酸化塩素製剤による殺菌で、レジオネラ属菌を含む生物膜・細菌を除菌する冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法と、その装置を提供する。
【解決手段】 コンピュータ制御装置により制御され、自動的に除菌工程及びアルカリイオン水による洗浄工程が実行されるように、除菌剤収容器から吸出ポンプで所定時間除菌剤が吸出され、次に電解槽装置の生成したアルカリイオン水が自動的に循環水管路に接続されて所定時間微生物層の剥離、錆、スラッジ、スケールなどの剥離を行い、その沈殿物を集積させ、さらに自動的にそれら集積物を収納器に収納する方法と装置であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備における冷却塔及びその循環水管路内部の微生物の除菌及び洗浄による剥離物を含む錆・スラッジなどの沈殿集積物の清掃方法並びにその装置に関する。
従来、冷却塔を微生物による汚染から防止する方法は、例えば特許文献1に公開されている。この発明は、冷却塔を構成する合成樹脂製の部材に抗菌剤を混入する方法で、微生物による汚染を防止するものある。しかしながら、その発生した微生物層の剥離物の洗浄に関する記載はない。
一方、冷却塔の底面の水槽に集積され、沈殿している「ごみ」を除去するために冷却塔底面清掃用サイホン式ポンプが特許文献2に公開されている。この発明は、冷却塔の運転を停止することなく「ごみ」を除去することができる。しかしながら、冷却塔の水槽底面に自然に集積された「ごみ」を除去する装置であり、冷却塔の各構造部分及び循環水管路内部に付着している微生物の除菌及び洗浄による菌属の剥離物を強制的に清掃すると共に、それらの内部に付着する錆、スラッジなどの沈殿物の清掃などに関する記載はない。
すなわち、微生物の除菌と同時にそれらの付着物を洗浄により剥離させ、さらに冷却塔だけでなく、循環水管路まで除菌を行い、錆、スラッジを剥離させ、それを集積させて除去することが望まれているが、各作業に多くの人手がかかる問題があった。
また、従来の冷却水の配管の清掃には、酸性の洗浄液剤が用いられて、スケールの剥離、錆びの溶解除去が行われていた。この酸洗いによる清掃方法では、清掃後に、中和処理液を循環させ中和処理しなければならないため、手間と経費がかかり、さらに中和により発生する産業廃棄物が多くなる問題があった。これらのことから、最小限の薬剤で、残留或は中和廃棄物などの発生を抑制し、且つ、運転中に除菌・洗浄ができる方法が求められていた。
さらに、酸洗浄は、腐食障害があるため、系統から配管を切り離して単体洗浄を行わねばならずコスト高となるほか、系統の運転を止めなければならない問題があった。又、密閉循環系統の洗浄には腐食の懸念があり行えなかった。
従来、スライム洗浄には過酸化水素水の洗浄剤が用いられていたが、この洗浄剤は発泡するため、管路の稼動中は洗浄作業ができなかった。また、洗浄剤が劇物であり危険作業であった。従来の洗浄においては、スライム障害の除去と、スケール障害の除去はそれぞれ異なる洗浄剤を用いて行われていた。
特開平8−94287号公報(第2頁、第1図) 特開2003−172595号公報(第2頁、第1図)
本発明は、冷却塔の運転を停止することなく、残留物質が残らない電気分解により生成したアルカリイオン水を用いて、スラッジ、スケールの剥離及び錆びの溶解を行い、加えて水成二酸化塩素製剤による殺菌で、レジオネラ属菌を含む生物膜・細菌を除菌する冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法と、その装置を提供する。
また、前記の除菌清掃工程を自動的に行い、冷却水貯水槽に自動的に集積させた剥離沈殿物を自動的に且つ必要とするときにその収納容器に容易に移せる方法及びその装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法は、少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備における該冷却塔及びその循環水管路の除菌及びスケール、錆とその剥離物を含む沈殿物の清掃方法であって、
前記冷却水貯水槽の水面下に、冷却水吸込み管に向かう冷却水を遮る洗浄剥離物・沈殿物を回収するための濾網を設け、
循環水の保有水量に対して50−200ppmに相当する二酸化塩素を含む洗浄液を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行いレジオネラ菌等の菌属を含む生物膜を剥離すると共に、除菌し、
その後、循環水の保有水量に対して1−2重量%に相当するアルカリイオン水を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行い冷却塔の上部・下部水槽、内・外壁、ルーバ、循環系ストレーナ、冷却配管内部及び熱交換器内部のスケール、錆びを剥離、溶解すると共に洗浄し、
循環水により回収された前記剥離、溶解された洗浄沈殿物を、冷却水貯水槽に設けた濾網で濾し取り、冷却水貯水槽から定期的に外部に回収することを特徴とする。
また、少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備における該冷却塔及びその循環水管路の除菌及びスケール、錆とその剥離物を含む沈殿物の清掃方法であって、
前記冷却水貯水槽の水面下に、冷却水吸込み管に向かう冷却水を遮る洗浄剥離物・沈殿物を回収するための濾網を設け、
循環水の保有水量に対して50−200ppmに相当する二酸化塩素を含む洗浄液を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行いレジオネラ菌等の菌属を含む生物膜を剥離すると共に、除菌し、
その後、循環水の保有水量に対して1−2重量%に相当するアルカリイオン水を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行い冷却塔の上部・下部水槽、内・外壁、ルーバ、循環系ストレーナ、冷却配管内部及び熱交換器内部のスケール、錆びを剥離、溶解すると共に洗浄し、
循環水により回収された前記剥離、溶解された洗浄沈殿物を、冷却水貯水槽に設けた濾網で濾し取り、冷却水貯水槽から外部に回収し、
最後に、洗浄液を含む循環水を、冷却水貯水槽及び管路から抜き取り、新たな循環水に入れ替えることを特徴とする。
また、少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備における該冷却塔及びその循環水管路の除菌及びスケール、錆とその剥離物を含む沈殿物の清掃方法であって、
前記冷却塔熱交換器下方側にある冷却水貯水槽の底面に設けられている吸込口と、その吸込口を介して前記循環水管路に接続する冷却水吸込管には、該管への洗浄剥離・沈殿物の吸込み防止と共に該管周辺部に集積させ回収容易とするためにその底面吸込み口またはその周縁円周部に着脱自在に接続させたフィルター網が設けられ、
前記循環水管路には、その水流を分岐する第1及び第2の分岐管と、その間にコンピュータ制御装置による制御信号で制御される還流遮断電子弁とが設けられ、さらに前記分岐管の分岐部にはそれぞれ前記コンピュータ制御装置により開/閉される第1及び第2の電子弁が設けられ、第1の電子弁はイオン水を生成する電解槽装置の入口パイプ部に接続され、第2の電子弁は生成されたアルカリイオン水の出口パイプ部に接続され、
前記コンピュータ制御装置には、前記除菌・清掃に関する手順を実行させるプログラムが記憶され、電源投入すると自動的にそのプログラムが起動され、その装置のCPUがデータベースを検索し、初めての使用開始の場合、或は前回の使用開始後1年以下の所定月数経過の場合、或はキーボード又はボタン入力部から入力された洗浄指令信号を受けた場合は、いずれもプログラムを次の手順に移し、
そのCPUが、保有水量の50−200ppmに相当する水成二酸化塩素を含む洗浄液が収容された除菌剤収容器から単位時間毎所定量吸出す吸出ポンプの電源端子に対して電源電圧を印加して稼動させ、洗浄液を前記冷却水貯水槽内に、1日以下の第1の所定時間連続して投入しながら前記循環ポンプによる循環水運転を行い、少なくともレジオネラ菌の菌属を含む微生物を剥離すると共に除菌し、
そのCPUが、前記第1の所定時間の経過を計数し、前記除菌工程を終了したと判定すれば、前記吸出ポンプへの電源をOFFとし、保有水量の約1%に相当するアルカリイオン水を生成する前記電解槽装置の円筒状イオン交換隔膜の中心軸に配設された負の棒状電極端子と、その隔膜の外側に配設されたメッシュからなる正の円筒状電極端子との間にそれぞれ電源電圧を印加すると共に、前記第1及び第2の電子弁に開信号を送って、それぞれの弁を開き、同時に前記還流遮断電子弁に閉信号を送って、その弁を閉め、循環水を稼動した前記電解槽装置を経由させてアルカリイオン化させ、
そのCPUが前記電解槽装置の稼働時間を1日以下の第2の所定時間連続運転させながら循環水ポンプによる循環水運動を行い、前記冷却塔及びその循環水管路内部のスケール、錆びを剥離、溶解しながら洗浄し、
そのCPUが前記第2の所定時間経過を計数し、前記洗浄工程を終了したと判定すれば、前記電解槽装置への電源をOFFとして、前記第1及び第2の電子弁へ閉信号を送り、前記還流遮断電子弁へ開信号を送り、循環水ポンプによる循環水運転はそのまま連続して行う通常の冷却運転に戻ることを特徴とする。
また、前記冷却水貯水槽の底面に設けられた前記フィルター網外周側の底面周辺部からその下面側に冷却水と共に洗浄剥離・沈殿物を吸込む吸込管と、その吸込んだ冷却水のみをフィルターを経由して回収し、前記下面側から前記底面周辺部に戻す回収管と、その吸込管と回収管とを制御信号で制御される吸込・回収電子弁を介してそれぞれの管が着脱自在の接続部で接続された前記剥離・沈殿物収容容器と、その回収管側に収納容器内の冷却水を回収するための印加電圧で駆動される端子付回収ポンプとを1組として、1組以上設け、
前記CPUが、前記洗浄工程中の第3の所定経過時間に達した場合、及びその終了後から第4の所定時間経過した場合、及びキーボード又はボタン入力部から入力された集積物回収指令信号を受けた場合はいずれも前記吸込・回収電子弁へ開信号を送ると共に、前記回収ポンプへ電源電圧を印加して第3又は第4の所定時間経過後自動的に電源電圧をOFFとして吸込・回収電子弁へ閉信号を送り、
いつでも、その剥離・沈殿物収容容器が前記接続部から分離できることを特徴とする。
また、本発明の冷却塔及び循環水管路の除菌・清掃装置は、少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備において、コンピュータ制御装置により制御された該冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃装置であって、
前記冷却塔は、熱交換器と、その上部側から冷却したい循環水を流入させる循環水流入管と、その熱交換器を降下して冷却された循環水を受ける冷却水貯水槽と、その貯水槽から冷却水を吸込む冷却水吸込管及び前記循環水ポンプと、前記貯水槽の水位が許容範囲以下になれば降下する浮きにより水栓が開き補給水を自動的にその貯水槽に流入させるボールタップ(BT)機構及び補給水管とを備え、
さらに、その補給水管は、水道メータと、その水道メータの水量メータが所定量ずつ増加する毎に出力するパルス発生器と、前記補給水管に接続する補給水分岐管と、その分岐管に接続し補給用電子弁を経由して前記貯水槽へ放出する補給水放出管と、計測されている伝導率のデジタル値を出力する電気伝導率計及びそれに接続して貯水槽の中に設けた電気伝導センサーと、除菌剤収容器と、その収容器からその洗浄液を吸出す吸出ポンプと、前記貯水槽の中央底面に設けられている前記冷却水吸込管の吸込口への洗浄剥離・沈殿物の吸込み防止をするために、該底面吸込口またはその周縁円周部に着脱自在に接続させたフィルター網とを備え、
前記循環水管路は、その水流を分岐する第1及び第2の分岐管と、その間に制御信号で制御される還流遮断電子弁と、
前記第1及び第2の分岐管から分岐された分岐部には、それぞれ接続された第1及び第2の電子弁と、所定pH値のアルカリイオン水を生成する電解槽装置と、前記第1の電子弁と前記電解槽装置の入口パイプ部との接続部材と、前記第2の電子弁と前記電解槽装置の出口パイプ部との接続部材とを備え、
前記コンピュータ制御装置は、少なくとも除菌・清掃の手順を実行させるプログラムを記憶したデータベース装置を備え、
その装置に電源が投入されたときそのCPUは、自動的にプログラムを起動して前記電解槽装置への印加電圧をOFFとし、前記還流遮断電子弁へ開信号を送り、前記第1及び第2の電子弁へ閉信号を送り、洗浄液を吸出す前記吸出ポンプへの印加電圧をOFFとする初期化手段を備え、
また、前記CPUは、前記除菌・清掃装置がはじめて稼動したか又は、前回稼動日から1年以内の所定数ヶ月経過したかデータベースを検索して判定した場合、或は前記コンピュータ制御装置の入力装置又はボタンから前記除菌・清掃開始信号を受けた場合には、前記除菌剤収容器の吸出ポンプに対して印加電圧をONとし、前記冷却水貯水槽13へ除菌剤を投入し、その吸出ポンプの稼働積算時間が1日以下の第1の所定時間まで稼動させる除菌手段を備え、
また、前記CPUは、前記除菌手段が第1の所定時間を経過したと判定したときは、前記吸出ポンプに対する印加電圧をOFFとし、前記第1及び第2の電子弁へ開信号を送り、前記還流遮断電子弁へ閉信号を送り、前記電解槽装置への印加電圧をONとし、その電解槽装置の稼動積算時間が1日以下の第2の所定時間まで稼動させるアルカリイオン水による洗浄手段を備え、
また、前記CPUは、前記洗浄手段が第2の所定時間を経過したと判定したときは、前記初期化手段により、前記プログラムは初期化され、前記除菌・清掃装置は通常の動作状態に戻り、稼動を行う洗浄終了手段を備え、以上の手段により前記フィルター網の周辺に集積させた洗浄剥離・沈殿物を効率よく取除くことを可能とすることを特徴とする。
また、前記冷却塔の冷却水貯水槽の底面吸込口の底辺周辺部からその下面側に冷却水と共に洗浄剥離・沈殿物を吸込む吸込管と、その吸込んだ冷却水のみをフィルターを経由して回収し、底面下側から前記底面周辺部に戻す回収管と、それぞれに接続する吸込み及び回収電子弁と、剥離・沈殿物収納容器と、その容器とそれぞれの電子弁が着脱自在に接続する吸込み側及び回収側接続部と、その回収管側にその容器内の冷却水を回収するための印加電圧で駆動される回収ポンプとを1組として1組以上備え、
前記CPUは、前記洗浄工程中の第3の所定時間経過の場合、及びその終了から第4の所定時間経過した場合、及び入力装置或はボタンから入力された集積物回収指令信号を受けた場合はいずれも、前記吸込み管及び回収電子弁は開信号を送り、前記回収ポンプの電源入力端子へ電圧を印加して駆動させる手段と、
そのCPUは、第3又は第4の所定時間経過したと判定したときは、回収ポンプへの印加電圧をOFFとして、前記吸込み及び回収電子弁へそれぞれ開信号を送る手段とを備え、いつでも、吸込み側及び回収側接続部を外して前記収納容器を交換できることを特徴とする。
また、電気伝導センサーからの冷却水計測値を受けた電気伝導率計は、そのデジタル値を端子から出力するが、前記CPUはその出力値を受信し、除菌工程中ではpH9以上、アルカリイオン水洗浄工程中ではpH12.5以上のときはそれぞれ補給水に直結する電子弁は開信号を送る手段を備え、
冷却水貯水槽のpH値を減少させるように補給水を注入することを特徴とする。
本発明の冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法によれば、従来、冷却塔及び配管内のスケール除去には酸洗浄が行われていたが、薬剤を用いない電解水により、アルカリイオン水でスケール除去することができるため、洗浄後の中和処理が不要となり、中和処理に伴う産業廃棄物の減量化と共に、洗浄作業の費用、時間が大幅に低減することができる。すなわち、スケール障害とスライム障害の双方の洗浄を同時処理することができる。
また、連続運転を継続しながら、配管を含めた設備全体の洗浄作業をすることができる。さらに、薬剤使用に伴う残留物の排出がなく、環境汚染の恐れがない。すなわち、系統全体洗浄を低コストで行うことができる。
また、アルカリイオン水は、界面活性効果で、堆積した錆を洗浄すると共に、循環水としてアルカリイオン水を10%以上投入すれば、管路に皮膜が形成され、防錆効果が得られる。
また、本発明の方法によれば、二酸化塩素により有機物を分解し、積層化した付着物に隙間を作り剥離し、無機系のスケールはアルカリイオン水が剥離分離させることにより、洗浄排出させることができる。さらに、清掃される循環系等中にフィルターを備えて剥離されたスケール、スライムを回収するため、洗浄後に循環水を入れ替える必要もなくすことができる。これによれば、循環水廃棄のロス、循環水の熱損失をすくなくすることができる。
また、本発明の冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法並びにその装置によれば、コンピュータ制御装置の電源が投入されると、自動的に除菌・清掃に関するプログラムが起動され、初めて装置の使用時、前回の開始後所定月数経過時、それに加えてユーザが除菌・清掃をしたいときに押下したキー又はボタンから入力される洗浄指令信号を受けたときは、それぞれ冷却設備が稼動中に除菌清掃工程を自動的に行い、冷却塔貯水槽の低面に剥離・沈殿物を集積させ、予め定められた前記工程終了時にその剥離・沈殿物を効率的に外部に取除くことを可能とする。
さらに、前記貯水槽底面に着脱自在な剥離・沈殿物収納容器を設ければ、前記プログラムにより自動的にその剥離・沈殿物を前記収容器へ送り込み冷却水のみを戻して、その容器と前記水槽底面とのパイプを遮断し、いつでもその剥離・沈殿物を収納した容器を分離して、内容物を回収廃棄することができる。
本発明の冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法は、以下の施設における管路に適用することができる。すなわち、開放系管路としては、水冷式空調熱源機器、高周波熱処理用冷却水、熱間鍛造ベット冷却用、スポット溶接電極冷却用、ロボット溶接の電極ホルダー冷却、圧縮空気製造用冷却水を含む工場内冷却水供給系統であり、
密閉系管路としては、密閉型冷却水循環管路、水熱源ヒートポンプ、空調例温水、樹脂成形用冷却水、鍛造用冷却水、高周波熱処理用冷却水、食材保冷用チラー、フィルム製造用ロール冷却などがを適用することができる。
本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例の除菌清掃装置1であり、ここで、10は冷却塔、20は冷却設備、40は電解槽装置、50はコンピュータ制御装置を示す。
冷却塔10は、少なくとも熱交換器11、冷却塔上側覆部12、冷却水貯水槽13、高温空気排出ファン14からなる。
冷却塔上側覆部12には、冷却設備20から排出される循環水流入部12aがあり、循環水はその流入口から入り図のように熱交換器11の上部へ降下する。
12bは空気流入部であり、熱交換器11で加熱した空気を高温空気排出ファン14で外部へ排出すると共に、その冷却用の空気を空気流入部12bから取入れる。その空気経路を破線矢印で示す。
冷却水貯水槽13には、その底面中央部に吸込口13zがあり、その吸込口13zに接続する冷却水吸込管13aがあり、吸込口13zは底面から下方へ凹部のパイプ円筒状を形成し、底面には剥離・沈殿物13cがたまり、冷却水貯水槽13の冷却水13dは、底面から上方にある冷却水吸込管13aから外部へ循環するように構成されている。この吸込口13z内の剥離・沈殿物13cは、通常稼動運転によるごみであり、通常の排出弁13yでいつでも容易に取除ける。
13bは円筒状フィルター網であり、図のように吸込口13zの周縁部に着脱自在にその円筒の一方の円筒端と接続され、他方の円筒端は冷却水の水面上にまで起立した円筒状フィルター網である。図1では円筒状フィルター網を設けた実施例で説明するが、冷却水貯水槽13の吸込口13zの形状にあわせ角筒状フィルター網とすることは勿論であるが、筒状に限ることなく、吸込口13zの入り口を覆う平面網、冷却水吸込管13aの入り口のみを覆う網袋状のフィルター網としてもよい。
熱交換器11から降下する循環水は、剥離・沈殿物を含むが、それが円筒状フィルター網13bで、吸込口13zから冷却水吸込管13aへ流れこまないようにしている。すなわち剥離・沈殿物は円筒状フィルター網13bの外側周辺に集積される。
15は、ボールタップ(BT)機構であり、15zはオーバーフロー管を示す。16は水道メータ、16aはパルス発信器、16bはそのパルスの出力端子を示す。
冷却水貯水槽13が所定水位以上となれば、オーバーフロー管15zを介して水が排出される。その水位が所定水位より下がればボールタップ機構15の浮きが沈み、弁が開き補給水が水道メータ16を介して所定水位となるまで補給される。その補給している水道メータ16は単位水量ごとにパルス発信器16aよりパルスを発信する。
このパルス信号は、詳しくは後述するが、除菌剤収容器29から吸出ポンプ29aで吸出し、冷却水貯水槽13へ投入する際に、水位が所定位置より下にあるときに除菌剤を投入するようにしてもよい。このようにパルスを利用すればオーバーフロー管15zより除菌剤が流出する無駄を少なくすることができる。しかし、必ずしもこのパルス信号を利用する必要はない。
26は電気伝導率計、26aは冷却水貯水槽13の冷却水水中にセットされた電気伝導センサー、26bは電気伝導率の出力端子、26cは補給水を冷却水貯水槽13へ投入する管路に設けた補給水用電子弁である。
この電気伝導率のデジタル出力の出力端子26bの信号は後述するが、以下のように利用する。すなわち、冷却水貯水槽13の電気伝導率が必要以上に高い場合は、コンピュータ制御装置50はその値を受信して除菌剤或はアルカリイオン水が最適の電気伝導率になるまでそれぞれ補給水用電子弁26cへ開信号を送り、電気伝導率を低下させる制御を行う。
19は、循環水ポンプであり、この循環水ポンプ19により冷却塔10の冷却水貯水槽13にある冷却水13dは冷却水吸込管13aにより吸込まれ、冷却設備20を経由して循環水流入部12aより冷却塔に戻る。
21、22は第1及び第2の分岐管を示し、それら分岐管21、22の間には循環遮断電子弁21aを設ける。叉、第1及び第2の分岐管の分岐部にはそれぞれ電子弁41a、42aを設ける。
電子弁41aは、電解槽装置40の入口パイプ部41と接続させ、電子弁42aは、電解槽装置40の出口パイプ部42に接続させる。以上のように接続すれば、後述するようにコンピュータ制御装置50により、通常の冷却設備20の運転では電子弁41a、42aは閉信号により弁を閉じ、循環遮断電子弁21aは開放しておき、アルカリイオン水により循環水管路を還流させるときは電子弁41a、42aへ開信号を送り循環遮断電子弁21aに閉信号を送る。
電解槽装置40には、その電解槽装置40の上側に上蓋40aがあり、電解液40bが入っている。43、44、45はそれぞれ中心軸に合わせてそれぞれ配置した中心棒電極(−)、円筒状イオン交換隔膜、メッシュ円筒状電極(+)である。
円筒状イオン交換隔膜44は、その下側に入力パイプ44a、その上側に出力パイプ44bへ接続され、入力パイプ44aは入口パイプ部41と接続し、出力パイプ44bは出口パイプ部42と接続し、以上の構成により、イオン化させたい循環水を円筒状イオン交換隔膜44の下側から上に向かって流し、その隔膜を通貨する間にアルカリイオン化して、円筒状イオン交換隔膜44の上に達して出力パイプ44bから出口パイプ部42に生成されたアルカリイオン水が流れ出し、循環水ポンプ19により冷却設備20へ送り込まれる。その循環水は、さらに循環水流入部12aにより冷却塔10へ還流し冷却水貯水槽13へ戻る。
以上の還流が繰り返されて、時間経過と共に所定のpH値12.5程度に達する。
尚、円筒状イオン交換隔膜44は、粒状又は破砕されたセラミックに、加熱した水溶性高分子材を混連し、治具を用いて形成して乾燥させたセラミック混入樹脂バインダー層隔膜である。
40x、40yは、それぞれ中心棒電極の負電極端子、メッシュ円筒状電極の正電極端子を示す。
コンピュータ制御装置50は少なくともCPUと、電解槽装置40の負電極端子40x、正電極端子40y間に直流電圧を出力するため、前記CPUからインターフェースを介して出力電圧を制御できる電子制御直流電源装置51と、前記除菌剤収容器29の吸出ポンプ29aのポンプ電圧端子29bへ所定の直流電圧50zを出力するための電子制御直流電源装置52と、パルス発信器16aの出力端子16b及び電気伝導率計26の出力端子26bからそれぞれの信号を入力端子50k、50i、zで受けて、それをデジタル化し、CPUに送る入力インターフェース部53と、CPUから出力端子50p、50q、50r、50sを介してそれぞれ循環遮断電子弁21a、電子弁41a、42a、補給水用電子弁26cへ開又は閉信号を送る出力インターフェース部54と、除菌工程(除菌手段)及び洗浄工程(洗浄手段)を実行するプログラムに移らせる洗浄指令信号を発生し、CPUに送る入力ボタン50a又はファンクションキーを設けた入力装置55とからなる。
次に、図1の第1実施例の冷却塔及び循環水管路の除菌・清掃装置1の動作の流れを説明する。
(1)除菌・清掃装置1のコンピュータ制御装置50の電源が投入されると、そのCPUは自動的に除菌・清掃に関するプログラムを起動し、除菌・清掃装置1を初期化する(初期化手段)。
すなわち、電解槽装置40への印加電圧である負電極端子40x、正電極端子40y間の直流電圧を0とするようにCPUは電子制御直流電源装置51の出力端子50x、50yをOFFとする。また、前記循環遮断電子弁21aに開信号を送るようにCPUは出力インターフェース部54の50p端子へ開信号を送る。同時に前記電子弁41a、42a、26cに閉信号を送るようにCPUは出力インターフェース部54の50q、50r、50s端子へ閉信号を送る。
(2)前記初期化を終了すると、次にCPUは現在までの実行経過を記録したデータベースを検索し、この除菌・清掃装置1が始めての稼動であるか、又は前回の稼動日から1年以内の所定月数経過したか、或は前記入力装置55の入力ボタン50aからの洗浄指令信号をCPUが受けた場合はいずれもCPUはプログラムを次に移して除菌工程を実行する(除菌手段)。
すなわち、CPUは、除菌剤収容器29の吸出ポンプ29aのポンプ電圧端子29bへ所定電圧を印加して除菌剤を冷却水貯水槽13に入れるようにするため電子制御直流電源52の端子50zへ直流電圧を出力させる。
以上のように、吸出ポンプ29aを稼動させるに際して、CPUが水道メータ16のパルス発生信号の出力端子16bからの信号を入力インターフェース部53の入力端子50hで受けて、その信号を受けている間のみ吸出ポンプ29aを稼動させるようにしてもよい。このようにすれば除菌剤を節約できる。叉、オーバーフロー管15zから無駄に除菌剤を流す無駄を防止することができる。
(3)以上のようにして吸出ポンプ29aが稼動している時間をCPUは計数し、第1の所定時間(例えば24時間)経過したかを判定する。もし、第1の所定時間経過と判定したときは、CPUは除菌工程を終了処理して次のプログラムに移行し、アルカリイオン水による洗浄工程に移行する(洗浄手段)。
すなわち、CPUは吸出ポンプ29aのポンプ電圧端子29bへの印加電圧をOFFとするため、電子制御直流電源装置52の出力端子50zを0とし、次に電解槽装置40の電子弁41a、42aを開くように出力インターフェース部54の出力端子50q、50rへ開信号を送ると共に、循環遮断電子弁21aを開けるように出力端子50pへ閉信号を送る。
さらに、電子制御直流電源装置51の端子50x、50y間へ所定直流電圧を送り、電解槽装置40の中心棒電極43とメッシュ円筒状電極45の間に電解電圧を印加し、電解槽装置40を稼動状態とする。
尚、CPUは前記除菌工程及び洗浄工程中に、所定時間毎に電気伝導率計26がその電気伝導センサー26aにより出力する電気伝導率の出力端子26bのデジタル出力値を入力インターフェース部53の入力端子50iより受けて、除菌工程中はpH値9と比較し、アルカリイオン水洗浄工程中はpH値12.5と比較し、それぞれ所定値以上になれば出力インターフェース部54の出力端子50sへ開信号を送り、補給水用電子弁26cを開き、補給水を冷却水貯水槽13へ投入して電気伝導率を低下させ、それぞれの工程が最適のpH値付近で稼動するようにする。なお、補給水用電子弁26cは前記所定時間が経過すればCPUは自動的に閉信号を送り補給水用電子弁26cを閉める。
(4)以上のアルカリイオン水洗浄工程において、その電解槽装置40が稼動している時間をCPUは計数し、第2の所定時間(例えば24時間)経過したかを判定する。もし、第2の所定時間経過と判定したときは、CPUは洗浄工程終了処理を含む通常のプログラムに移行する(洗浄終了手段)。
すなわち、CPUは電子制御直流電源装置51の端子50x、50y間の所定電流電圧を0とし、電解槽装置40の電極印加電圧をOFFとし、循環遮断電子弁21aを開くと共に、出力インターフェース部54の出力端子50pへ開信号を送ると共に電子弁41a、42aを閉めるように出力インターフェース部54の出力端子50q、50rへ閉信号を送る。
以上のようにして、除菌・洗浄工程を終了し、最初の通常の冷却設備の冷却稼動の状態に戻る。
ここで、これらの第1及び第2の所定時間稼動中により、冷却水貯水槽13の冷却水吸込管13aに下部が接続された円筒状フィルター網13bの外側周辺に剥離・沈殿物が集積されるが、その稼動中または稼動終了時にそれらの集積物を除去することができる。すなわち、除去作業日時を計画的に行うことができる。
次に、第2の実施の形態を図2を参照して説明する。図2の符号で、図1と同一の機能には同符号を付して説明を省略する。
図2において、60は、剥離・沈殿物収納容器であり、60aは剥離・沈殿物13cから冷却水のみを吸い出すためのフィルターである。このフィルター60aは、着脱自在にセットされる。
60b、60cは着脱自在な接続部である。吸込側接続部60bは、電子弁61を介して冷却水貯水槽13の底面に下方から接続している。一方、回収側接続部60cは電子弁62及び回収ポンプ63を介して冷却水貯水槽13の底面に下方から接続している。63aは回収ポンプ63のポンプ電源端子を示し、ここで電子弁61、62を開き直流電圧を印加すれば、回収ポンプ63は剥離・沈殿物収納容器60の冷却水のみフィルター60aにより回収されて冷却水貯水槽13へ戻ると共に、その回収された水量分、他方の管から剥離・沈殿物13cが冷却水と共に剥離・沈殿物収納容器60へ入る。
尚、コンピュータ制御装置50は、出力インターフェース部54に開閉信号を出力する端子50t、50vを設け、それぞれ電子弁61、62へ接続する。また、回収ポンプ用制御電源装置56に直流電圧の出力端子50wを設け、回収ポンプ63のポンプ電源端子63aに接続する。
さらに、入力装置55に55bの入力ボタンを設け、それを押下した場合は集積物回収指令信号をCPUに送る。
以下に、第2の実施例の除菌・清掃装置2の動作の流れを説明する。なお、第1の実施の形態の動作と同様な(1)から(4)の動作説明は省略し、第1の実施の形態に追加する動作及び異なる動作のみを説明する。
(1)の初期化手段には、さらに追加してコンピュータ制御装置50の出力インターフェース部54の出力端子50t、50vから電子弁61、62へ閉信号を送るようにCPUは出力端子50t、50vへ閉信号を送る。
(2)の除菌手段、(3)のアルカリイオン水による洗浄手段、(4)の洗浄終了手段については第1の実施例の除菌・清掃装置1と全く同様である。
第2の実施の形態の除菌・清掃装置2では、(2)、(3)、(4)における各工程に並行して前記冷却水貯水槽13の底面の円筒状フィルター網の外側周辺部に集積した剥離・沈殿物13cを自動的に除去する集積物除去手段(5)を備える。以下(5)について説明する。
(5)CPUは、少なくともアルカリイオン水による洗浄工程中、前回の集積物回収終了後から第3の所定時間経過、或は前記工程がすべて終了後第4の所定時間経過したと判定した場合、或はコンピュータ制御装置50の入力装置55の押ボタン50bが押下されて発信する集積物回収指令信号をCPUが受けた場合は、いずれもCPUは剥離・沈殿物収納容器60の電子弁61、62が開くように出力インターフェース部54の50t、50vの端子へ開信号を送ると共に、回収ポンプ用制御電源装置56の直流電圧+−端子50wへ所定電圧が出力されるように信号を送り、回収ポンプ63を稼動させる。
この際の稼動時間は予め定めておくのがよい。予め定められた所定時間が経過すれば、その経過をCPUが判定し自動的に稼動を中断させる。すなわちCPUは所定時間が経過すれば電子制御直流電源装置51の出力端子50wの出力電圧を0とし、回収ポンプ63の稼動を停止し、次にCPUは出力インターフェース部54の50t、50vの出力端子へ閉信号を送り、電子弁61、62を閉める。
以上の集積物除去手段(5)により、剥離・沈殿物収容容器60は、いつでも着脱自在の吸入側接続部60bと回収側接続部60cをはずして内容物の剥離・沈殿物を移動搬送して廃棄する作業を最小限の人手間で実施可能とする。
図3は、第1実施例の装置1の動作の流れ図を示す。図4及び図5には第2の実施例の装置2の動作の流れ図を示す。
図4、図5において、この実施例では除菌工程中の集積物回収工程(集積物回収手段)は入力ボタン55bから集積物回収指令信号のみを受付け、次のアルカリイオン水洗浄工程(洗浄手段)では、強制的な指令信号と、第3の所定時間経過により自動的にその集積物回収工程を実行できるようになっている。また、全工程終了後も第4の所定時間経過すれば自動的に回収工程に移行し、一方、集積物回収指令信号はいつでも受付けるようになっている。
以上、説明した実施例では、自動制御により除菌清掃を行っているが、本発明の除菌・清掃方法は、所定期間ごとに、水成二酸化塩素を含む除菌剤を用いて、除菌を行った後に、アルカリイオン水によりスケールの剥離、錆の剥離洗浄を行うものであり、その剥離・沈殿物の回収を冷却塔貯水槽内に設けた回収容器により、人手により行う方法も含む。すなわち、自動化装置を用いることなく臨時的に実施することも可能である。
すなわち、請求項1に記載したように、アルカリイオン水を循環水に加えることによりスケール及び錆を剥離させて清掃する方法に特徴を有する。
本発明の第1実施例の冷却塔及び循環水管路の除菌・清掃装置 本発明の第2実施例の冷却塔及び循環水管路の除菌・清掃装置 第1実施例の動作の流れ図 第2実施例の動作の流れ図(1/2) 第2実施例の動作の流れ図(2/2)
符号の説明
1 除菌・清掃装置(第1実施例)
2 除菌・清掃装置(第2実施例)
10 冷却塔
11 熱交換器
12 冷却塔上側覆部
12a 循環水流入部
12b 空気流入部
13 冷却水貯水槽
13a 冷却水吸込管
13b 円筒状フィルター網
13c 剥離・沈殿物
13d 冷却水
13y 排出弁
13z 吸込口
14 高温空気排出ファン
15 ボールタップ(BT)機構
15z オーバーフロー管
16 水道メータ
16a パルス発信器
16b 出力端子
19 循環水ポンプ
20 冷却設備
21 第1の分岐管
21a 循環遮断電子弁
22 第2の分岐管
26 電気伝導率計
26a 電気伝導センサー
26b 出力端子
26c 補給水用電子弁
29 除菌剤収容器
29a 吸出ポンプ
29b ポンプ電圧端子
29c 水成二酸化塩素
40 電解槽装置
40a 上蓋
40b 電解液
40x 負電極端子
40y 正電極端子
41 入口パイプ部
41a 電子弁
42 出口パイプ部
42a 電子弁
43 中心棒電極(−)
44 円筒状イオン交換隔膜
44a 入力パイプ
44b 出力パイプ
45 メッシュ円筒状電極(+)
50 コンピュータ制御装置
51 電子制御直流電源装置(電解槽用)
52 電子制御直流電源装置(吸出ポンプ用)
53 入力インターフェース部
54 出力インターフェース部
55 入力装置
56 回収ポンプ用制御電源装置
60 剥離・沈殿物収納容器
60a フィルター
60b 吸込側接続部
60c 回収側接続部
61 電子弁
62 電子弁
63 回収ポンプ
63a ポンプ電源端子

Claims (7)

  1. 少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備における該冷却塔及びその循環水管路の除菌及びスケール、錆とその剥離物を含む沈殿物の清掃方法であって、
    前記冷却水貯水槽の水面下に、冷却水吸込み管に向かう冷却水を遮る洗浄剥離物・沈殿物を回収するための濾網を設け、
    循環水の保有水量に対して50−200ppmに相当する二酸化塩素を含む洗浄液を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行いレジオネラ菌等の菌属を含む生物膜を剥離すると共に、除菌し、
    その後、循環水の保有水量に対して1−2重量%に相当するアルカリイオン水を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行い冷却塔の上部・下部水槽、内・外壁、ルーバ、循環系ストレーナ、冷却配管内部及び熱交換器内部のスケール、錆びを剥離、溶解すると共に洗浄し、
    循環水により回収された前記剥離、溶解された洗浄沈殿物を、冷却水貯水槽に設けた濾網で濾し取り、冷却水貯水槽から定期的に外部に回収することを特徴とする冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法。
  2. 少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備における該冷却塔及びその循環水管路の除菌及びスケール、錆とその剥離物を含む沈殿物の清掃方法であって、
    前記冷却水貯水槽の水面下に、冷却水吸込み管に向かう冷却水を遮る洗浄剥離物・沈殿物を回収するための濾網を設け、
    循環水の保有水量に対して50−200ppmに相当する二酸化塩素を含む洗浄液を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行いレジオネラ菌等の菌属を含む生物膜を剥離すると共に、除菌し、
    その後、循環水の保有水量に対して1−2重量%に相当するアルカリイオン水を冷却水貯水槽内に注入し、所定時間循環運転を行い冷却塔の上部・下部水槽、内・外壁、ルーバ、循環系ストレーナ、冷却配管内部及び熱交換器内部のスケール、錆びを剥離、溶解すると共に洗浄し、
    循環水により回収された前記剥離、溶解された洗浄沈殿物を、冷却水貯水槽に設けた濾網で濾し取り、冷却水貯水槽から外部に回収し、
    最後に、洗浄液を含む循環水を、冷却水貯水槽及び管路から抜き取り、新たな循環水に入れ替えることを特徴とする冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法。
  3. 少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備における該冷却塔及びその循環水管路の除菌及びスケール、錆とその剥離物を含む沈殿物の清掃方法であって、
    前記冷却塔熱交換器下方側にある冷却水貯水槽の底面に設けられている吸込口と、その吸込口を介して前記循環水管路に接続する冷却水吸込管には、該管への洗浄剥離・沈殿物の吸込み防止と共に該管周辺部に集積させ回収容易とするためにその底面吸込み口またはその周縁円周部に着脱自在に接続させたフィルター網が設けられ、
    前記循環水管路には、その水流を分岐する第1及び第2の分岐管と、その間にコンピュータ制御装置による制御信号で制御される還流遮断電子弁とが設けられ、さらに前記分岐管の分岐部にはそれぞれ前記コンピュータ制御装置により開/閉される第1及び第2の電子弁が設けられ、第1の電子弁はイオン水を生成する電解槽装置の入口パイプ部に接続され、第2の電子弁は生成されたアルカリイオン水の出口パイプ部に接続され、
    前記コンピュータ制御装置には、前記除菌・清掃に関する手順を実行させるプログラムが記憶され、電源投入すると自動的にそのプログラムが起動され、その装置のCPUがデータベースを検索し、初めての使用開始の場合、或は前回の使用開始後1年以下の所定月数経過の場合、或はキーボード又はボタン入力部から入力された洗浄指令信号を受けた場合は、いずれもプログラムを次の手順に移し、
    そのCPUが、保有水量の50−200ppmに相当する水成二酸化塩素を含む洗浄液が収容された除菌剤収容器から単位時間毎所定量吸出す吸出ポンプの電源端子に対して電源電圧を印加して稼動させ、洗浄液を前記冷却水貯水槽内に、1日以下の第1の所定時間連続して投入しながら前記循環ポンプによる循環水運転を行い、少なくともレジオネラ菌の菌属を含む微生物を剥離すると共に除菌し、
    そのCPUが、前記第1の所定時間の経過を計数し、前記除菌工程を終了したと判定すれば、前記吸出ポンプへの電源をOFFとし、保有水量の約1%に相当するアルカリイオン水を生成する前記電解槽装置の円筒状イオン交換隔膜の中心軸に配設された負の棒状電極端子と、その隔膜の外側に配設されたメッシュからなる正の円筒状電極端子との間にそれぞれ電源電圧を印加すると共に、前記第1及び第2の電子弁に開信号を送って、それぞれの弁を開き、同時に前記還流遮断電子弁に閉信号を送って、その弁を閉め、循環水を稼動した前記電解槽装置を経由させてアルカリイオン化させ、
    そのCPUが前記電解槽装置の稼働時間を1日以下の第2の所定時間連続運転させながら循環水ポンプによる循環水運動を行い、前記冷却塔及びその循環水管路内部のスケール、錆びを剥離、溶解しながら洗浄し、
    そのCPUが前記第2の所定時間経過を計数し、前記洗浄工程を終了したと判定すれば、前記電解槽装置への電源をOFFとして、前記第1及び第2の電子弁へ閉信号を送り、前記還流遮断電子弁へ開信号を送り、循環水ポンプによる循環水運転はそのまま連続して行う通常の冷却運転に戻ることを特徴とする冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法。
  4. 前記冷却水貯水槽の底面に設けられた前記フィルター網外周側の底面周辺部からその下面側に冷却水と共に洗浄剥離・沈殿物を吸込む吸込管と、その吸込んだ冷却水のみをフィルターを経由して回収し、前記下面側から前記底面周辺部に戻す回収管と、その吸込管と回収管とを制御信号で制御される吸込・回収電子弁を介してそれぞれの管が着脱自在の接続部で接続された前記剥離・沈殿物収容容器と、その回収管側に収納容器内の冷却水を回収するための印加電圧で駆動される端子付回収ポンプとを1組として、1組以上設け、
    前記CPUが、前記洗浄工程中の第3の所定経過時間に達した場合、及びその終了後から第4の所定時間経過した場合、及びキーボード又はボタン入力部から入力された集積物回収指令信号を受けた場合はいずれも前記吸込・回収電子弁へ開信号を送ると共に、前記回収ポンプへ電源電圧を印加して第3又は第4の所定時間経過後自動的に電源電圧をOFFとして吸込・回収電子弁へ閉信号を送り、
    いつでも、その剥離・沈殿物収容容器が前記接続部から分離できることを特徴とする請求項2記載の冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃方法。
  5. 少なくとも熱交換器を有する冷却塔へ循環させる循環水ポンプを設けた循環水管路を介して、その冷却塔と接続する空調・工業用冷却設備において、コンピュータ制御装置により制御された該冷却塔及びその循環水管路の除菌・清掃装置であって、
    前記冷却塔は、熱交換器と、その上部側から冷却したい循環水を流入させる循環水流入管と、その熱交換器を降下して冷却された循環水を受ける冷却水貯水槽と、その貯水槽から冷却水を吸込む冷却水吸込管及び前記循環水ポンプと、前記貯水槽の水位が許容範囲以下になれば降下する浮きにより水栓が開き補給水を自動的にその貯水槽に流入させるボールタップ(BT)機構及び補給水管とを備え、
    さらに、その補給水管は、水道メータと、その水道メータの水量メータが所定量ずつ増加する毎に出力するパルス発生器と、前記補給水管に接続する補給水分岐管と、その分岐管に接続し補給用電子弁を経由して前記貯水槽へ放出する補給水放出管と、計測されている伝導率のデジタル値を出力する電気伝導率計及びそれに接続して貯水槽の中に設けた電気伝導センサーと、除菌剤収容器と、その収容器からその洗浄液を吸出す吸出ポンプと、前記貯水槽の中央底面に設けられている前記冷却水吸込管の吸込口への洗浄剥離・沈殿物の吸込み防止をするために、該底面吸込口またはその周縁円周部に着脱自在に接続させたフィルター網とを備え、
    前記循環水管路は、その水流を分岐する第1及び第2の分岐管と、その間に制御信号で制御される還流遮断電子弁と、
    前記第1及び第2の分岐管から分岐された分岐部には、それぞれ接続された第1及び第2の電子弁と、所定pH値のアルカリイオン水を生成する電解槽装置と、前記第1の電子弁と前記電解槽装置の入口パイプ部との接続部材と、前記第2の電子弁と前記電解槽装置の出口パイプ部との接続部材とを備え、
    前記コンピュータ制御装置は、少なくとも除菌・清掃の手順を実行させるプログラムを記憶したデータベース装置を備え、
    その装置に電源が投入されたときそのCPUは、自動的にプログラムを起動して前記電解槽装置への印加電圧をOFFとし、前記還流遮断電子弁へ開信号を送り、前記第1及び第2の電子弁へ閉信号を送り、洗浄液を吸出す前記吸出ポンプへの印加電圧をOFFとする初期化手段を備え、
    また、前記CPUは、前記除菌・清掃装置がはじめて稼動したか又は、前回稼動日から1年以内の所定数ヶ月経過したかデータベースを検索して判定した場合、或は前記コンピュータ制御装置の入力装置又はボタンから前記除菌・清掃開始信号を受けた場合には、前記除菌剤収容器の吸出ポンプに対して印加電圧をONとし、前記貯水槽へ除菌剤を投入し、その吸出ポンプの稼働積算時間が1日以下の第1の所定時間まで稼動させる除菌手段を備え、
    また、前記CPUは、前記除菌手段が第1の所定時間を経過したと判定したときは、前記吸出ポンプに対する印加電圧をOFFとし、前記第1及び第2の電子弁へ開信号を送り、前記還流遮断電子弁へ閉信号を送り、前記電解槽装置への印加電圧をONとし、その電解槽装置の稼動積算時間が1日以下の第2の所定時間まで稼動させるアルカリイオン水による洗浄手段を備え、
    また、前記CPUは、前記洗浄手段が第2の所定時間を経過したと判定したときは、前記初期化手段により、前記プログラムは初期化され、前記除菌・清掃装置は通常の動作状態に戻り、稼動を行う洗浄終了手段を備え、以上の手段により前記フィルター網の周辺に集積させた洗浄剥離・沈殿物を効率よく取除くことを可能とすることを特徴とする冷却塔及び循環水管路の除菌・清掃装置。
  6. 前記冷却塔の冷却水貯水槽の底面吸込口の底辺周辺部からその下面側に冷却水と共に洗浄剥離・沈殿物を吸込む吸込管と、その吸込んだ冷却水のみをフィルターを経由して回収し、底面下側から前記底面周辺部に戻す回収管と、それぞれに接続する吸込み及び回収電子弁と、剥離・沈殿物収納容器と、その容器とそれぞれの電子弁が着脱自在に接続する吸込み側及び回収側接続部と、その回収管側にその容器内の冷却水を回収するための印加電圧で駆動される回収ポンプとを1組として1組以上備え、
    前記CPUは、前記洗浄工程中の第3の所定時間経過の場合、及びその終了から第4の所定時間経過した場合、及び入力装置或はボタンから入力された集積物回収指令信号を受けた場合はいずれも、前記吸込み管及び回収電子弁は開信号を送り、前記回収ポンプの電源入力端子へ電圧を印加して駆動させる手段と、
    そのCPUは、第3又は第4の所定時間経過したと判定したときは、回収ポンプへの印加電圧をOFFとして、前記吸込み及び回収電子弁へそれぞれ開信号を送る手段とを備え、いつでも、吸込み側及び回収側接続部を外して前記収納容器を交換できることを特徴とする請求項5記載の冷却塔及び循環水管路の除菌・清掃装置。
  7. 電気伝導センサーからの冷却水計測値を受けた電気伝導率計は、そのデジタル値を端子から出力するが、前記CPUはその出力値を受信し、除菌工程中ではpH9以上、アルカリイオン水洗浄工程中ではpH12.5以上のときはそれぞれ補給水に直結する電子弁は開信号を送る手段を備え、
    冷却水貯水槽のpH値を減少させるように補給水を注入することを特徴とする請求項5又は6記載の冷却塔及び循環水管路の除菌・清掃装置。
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