JP2006316084A - 熱可塑性樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2006316084A
JP2006316084A JP2005136896A JP2005136896A JP2006316084A JP 2006316084 A JP2006316084 A JP 2006316084A JP 2005136896 A JP2005136896 A JP 2005136896A JP 2005136896 A JP2005136896 A JP 2005136896A JP 2006316084 A JP2006316084 A JP 2006316084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
resin composition
parts
thermoplastic resin
gasket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005136896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5236861B2 (ja
Inventor
Hiroaki Wakayama
央明 若山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Technos Corp
Original Assignee
Riken Technos Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Technos Corp filed Critical Riken Technos Corp
Priority to JP2005136896A priority Critical patent/JP5236861B2/ja
Publication of JP2006316084A publication Critical patent/JP2006316084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5236861B2 publication Critical patent/JP5236861B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 成形性、アセンブリ性、溶出安全性、滑り性に優れ、かつ液漏れ、脈動現象の生じない熱可塑性樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具を提供すること。
【解決手段】 (a)芳香族ビニル化合物を主体とする少なくとも2個の重合体ブロックAと、共役ジエンを主体とする少なくとも1個の重合体ブロックBとからなる水添ブロック共重合体100質量部、(b)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂15〜60質量部、および(c)非芳香族系ゴム用軟化剤 30〜150質量部からなる樹脂組成物(A)100質量部に対して、(d)シリコーン化合物5〜28質量部を添加してなる、熱可塑性樹脂組成物。筒状体と、前記筒状体内壁面を液密に摺動可能に設けられたガスケットとを具備してなる医療用器具であって、前記ガスケットが前記組成物からなることを特徴とする医療用器具。
【選択図】 なし

Description

本発明は、熱可塑性樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具に関する。
医療用器具として、例えばディスポーザブルシリンジにおけるように、筒状体と、筒状体内壁面を液密に摺動可能に設けられたガスケットとを具備してなるものがある。
従来、上記ガスケットは、加硫ゴムや特許文献1〜5に記載されるように、スチレン・ブタジエンブロック共重合体の水素添加誘導体を含有するスチレン系の熱可塑性エラストマー(以下、TPEと略称する)から形成されている。スチレン系TPEは、スチレン・ブタジエンブロック共重合体の水素添加誘導体、ゴム用軟化剤、ポリオレフィン系樹脂および/またはポリスチレン樹脂からなる組成物である。
しかしながら、加硫ゴムからなるガスケットは、複雑な加硫工程を経るため大がかりな設備を必要とする。また、イオウ、加硫促進剤、充填剤などの多くの添加物を必要とし、その結果、それらの添加物が医療用器具の使用時に液剤中に溶出するおそれがある。
また、スチレン系TPEからなるガスケットは、射出成形による成形性や、イオウなどの溶出がなく、安全性において優れているものの、加硫ゴムに比しゴム弾性において劣る。
特許文献6には、スチレン・ブタジエンブロック共重合体の水素添加誘導体と、ゴム用軟化剤と、密度0.940g/cm3以上のポリエチレン樹脂とからなる組成物で形成されたガスケットが開示されている。しかし、このガスケットは、表面が荒れる傾向があるとともに、これをディスポーザブルシリンジに用いた場合、脈動が発生するという問題点がある。脈動とは、プランジャに加えた変位が直ちにガスケットの移動量とならず、ガスケットが間欠的に移動する現象である。また、滑り性が悪いために、プランジャを移動させるのに、大きな力を用いるので、必要以上に薬液を押し出す危険性がある。なお、前記スチレン系TPEでも同様の脈動の問題点がある。
一方、治療に必要な薬剤を予めプラスチック製のシリンジ型容器に充填したプレフィルドシリンジは、当業界において公知である(例えば特許文献7等参照)。プレフィルドシリンジは、外側に薬剤名が表示されていることから、薬剤の取り違え・誤投与などの医療事故がおきる危険性が少なく、また、医療現場における効率化、異物混入・細菌汚染の危険性軽減等が期待される製品である。しかし、このプレフィルドシリンジに充填された薬剤は、患者に応じて正確な量で投与する必要があり、脈動や滑り性の問題が発生すると、薬剤の投与量を正確にコントロールできず、改善が求められている。
特開昭63−57661号公報 特開平2−156959号公報 特開平7−228749号公報 特開平9−173417号公報 特開平10−179687号公報 特開平2−156959号公報 特開2004−97640号公報
したがって本発明の目的は、成形性、アセンブリ性、溶出安全性、滑り性に優れ、かつ液漏れ、脈動現象の生じない熱可塑性樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具を提供することにある。
本発明は、以下のとおりである。
(1) (a)芳香族ビニル化合物を主体とする少なくとも2個の重合体ブロックAと、共役ジエンを主体とする少なくとも1個の重合体ブロックBとからなるブロック共重合体および/または該ブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体 100質量部、
(b)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂 15〜60質量部、および
(c)非芳香族系ゴム用軟化剤 30〜150質量部
からなる樹脂組成物(A) 100質量部に対して、
(d)シリコーン化合物5〜28質量部
を添加してなる、熱可塑性樹脂組成物。
(2) 前記樹脂組成物(A)100質量部に対して、(d)シリコーン化合物5〜28質量部を添加し、さらに(e)質量平均分子量が100万〜1000万のポリエチレン系樹脂5〜30質量部を添加してなる前記(1)に記載の熱可塑性樹脂組成物。
(3) (d)シリコーン化合物の粘度が2,000cSt以上であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の熱可塑性樹脂組成物。
(4) さらに、樹脂組成物(A)100質量部に対し、(f)有機過酸化物0.01〜5.0質量部を添加してなる前記(1)〜(3)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
(5) 前記(a)ブロック共重合体における重合体ブロックBは、共役ジエンとしてイソプレンを主体とし、前記イソプレンの70〜100質量%が1,4−ミクロ構造を有し、該イソプレンに基づく二重結合の少なくとも90%が水素添加されており、前記重合体ブロックAが(a)成分全体の5〜70質量%であり、かつ、前記ブロック共重合体全体の質量平均分子量が50,000〜550,000であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
(6) 前記(1)〜(5)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物からなることを特徴とする医療用樹脂組成物。
(7) 前記(1)〜(5)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物からなることを特徴とするガスケット用樹脂組成物。
(8) 筒状体と、前記筒状体内壁面を液密に摺動可能に設けられたガスケットとを具備してなる医療用器具であって、前記ガスケットが前記(7)に記載のガスケット用樹脂組成物からなることを特徴とする医療用器具。
(9) 前記医療用器具が、プレフィルドシリンジであることを特徴とする前記(8)に記載の医療用器具。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、特定割合の(a)ブロック共重合体、(b)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂および(c)非芳香族系ゴム用軟化剤からなる樹脂組成物(A)に対し、特定量の(d)シリコーン化合物を配合しているので、成形性に優れるとともに、これを医療用器具、例えばプレフィルドシリンジのガスケットに使用した場合、アセンブリ性、溶出安全性、滑り性に優れ、かつ液漏れ、脈動現象を生じることがない。
さらに(e)質量平均分子量が100万〜1000万のポリエチレン系樹脂を配合した本発明の熱可塑性樹脂組成物は、前記効果の中でも、とくに脈動の抑制、滑り性の改善に有効である。
以下、本発明の組成物の成分、配合割合について詳述する。
(a)成分:
本発明の組成物における(a)成分は、芳香族ビニル化合物から主として作られる(以下では、芳香族ビニル化合物を主体とするということがある)少なくとも2つの重合体ブロックAと、共役ジエン化合物から主として作られる(以下では、共役ジエン化合物を主体とするということがある)少なくとも1つの重合体ブロックBとからなるブロック共重合体、あるいはこれを水素添加して得られるもの、またはこれらの混合物である。例えば、A−B−A、B−A−B−A、A−B−A−B−Aなどの構造を有する芳香族ビニル化合物−共役ジエン化合物ブロック共重合体、あるいは、これを水素添加して得られるものが挙げられる。上記(水添)ブロック共重合体(以下、(水添)ブロック共重合体とは、ブロック共重合体および/または水添ブロック共重合体を意味する)は全体として、芳香族ビニル化合物を好ましくは5〜60質量%、より好ましくは20〜50質量%含む。
芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックAは、好ましくは芳香族ビニル化合物のみから成るホモ重合体ブロック、あるいは50質量%を超える、好ましくは70質量%以上の芳香族ビニル化合物と任意的成分たとえば共役ジエン化合物とから作られた共重合体ブロックであり得る。
共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBは、好ましくは共役ジエン化合物のみから成るホモ重合体ブロック、あるいは50質量%を超える、好ましくは70質量%以上の共役ジエン化合物と任意的成分たとえば芳香族ビニル化合物とから作られた共重合体ブロックであり得る。
これらの芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックA、または、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBのそれぞれにおいて、分子鎖中の共役ジエン化合物または芳香族ビニル化合物由来の単位の分布がランダム、テーパード(分子鎖に沿ってモノマー成分が増加または減少するもの)、一部ブロック状またはこれらの任意の組合せでなっていてもよい。芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックAまたは共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBが、2個以上ある場合には、各重合体ブロックはそれぞれが同一構造であっても異なる構造であってもよい。
(水添)ブロック共重合体を構成する芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−第3ブチルスチレンなどのうちから1種または2種以上を選択でき、中でもスチレンが好ましい。また共役ジエン化合物としては、例えば、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンなどのうちから1種または2種以上が選ばれ、中でもブタジエン、イソプレンおよびこれらの組合せが好ましい。
共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBにおいて、そのミクロ構造を任意に選ぶことができる。例えばポリブタジエンブロックにおいては、1,2−ミクロ構造が好ましくは20〜50質量%、特に好ましくは25〜45質量%である。ポリイソプレンブロックにおいてはイソプレンの70〜100質量%が1,4−ミクロ構造を有し、かつイソプレンに由来する脂肪族二重結合の少なくとも90質量%が水素添加されたものが好ましい。
(水添)ブロック共重合体の数平均分子量は、好ましくは5,000〜1,500,000、より好ましくは、10,000〜550,000、特に好ましくは100,000〜400,000の範囲である。質量平均分子量は、好ましくは50,000〜550,000、より好ましくは100,000〜550,0000、特に好ましくは150,000〜550,000の範囲である。分子量分布(質量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn))は好ましくは10以下、更に好ましくは5以下、特に好ましくは2以下である。
(水添)ブロック共重合体の分子構造は、直鎖状、分岐状、放射状あるいはこれらの任意の組合せのいずれであってもよい。
これらのブロック共重合体の製造方法としては数多くの方法が提案されているが、代表的な方法としては、例えば特公昭40−23798号公報に記載された方法により、リチウム触媒またはチーグラー型触媒を用い、不活性媒体中でブロック重合させて得ることができる。水素添加する方法も公知の方法がいずれも使用できる。例えば上記方法により得られたブロック共重合体に、不活性溶媒中で水素添加触媒の存在下にて水素添加することにより水添ブロック共重合体が得られる。
本発明において、特に好ましい(水添)ブロック共重合体は、重合体ブロックBが、共役ジエンとしてイソプレンを主体とし、イソプレンの70〜100質量%が1,4−ミクロ構造を有し、かつ該イソプレンに基づく二重結合の少なくとも90質量%が水素添加されており、重合体ブロックAが(水添)ブロック共重合体全体の5〜70質量%であり、かつ、(水添)ブロック共重合体全体の質量平均分子量が50,000〜550,000であるものである。さらに好ましくは、水添ブロック共重合体である。とくに好ましくは、イソプレンの90〜100質量%が1,4−ミクロ構造を有する上記水添ブロック共重合体である。
なお、前記1,4−ミクロ構造が70質量%以上であることによって、再シール性および耐ブリード性を高めることができる。1,4−ミクロ構造が90質量%を超えるようになると、再シール性および耐ブリード性が一層顕著に向上する。
また、イソプレンに基づく二重結合の少なくとも90%が水素添加されていることによって、イソプレンを主体とする重合体ブロックを形態的にオレフィン性化合物重合体ブロックに変換させることができ、下記で説明するオレフィン系樹脂との相溶性が高まる。
上記(a)成分は、例えばスチレン・イソプレン・スチレン共重合体(SIS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレン共重合体(SEPS)、スチレン・ブタジエン・イソプレン・スチレン共重合体(SBIS)、スチレン・エチレン・エチレン・プロピレン・スチレン共重合体(SEEPS)が挙げられ、中でも好ましくはSEPSおよびSEEPSである。
このようなブロックポリマーとしては、市販のポリマーであるセプトン2000シリーズ(クラレ社製、商品名)、セプトン4000シリーズ(クラレ社製、商品名)などを使用することができる。
(b)成分:
本発明の組成物における(b)成分は、パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂である。
具体的には、パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂は、高分子量のホモ型のポリプロピレン、例えばアイソタクチックポリプロピレンやプロピレンと他の少量のα−オレフィン例えばエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン等との共重合体が好ましい。
該樹脂のMFR(ASTM−D−1238、L条件、230℃)は、好ましくは0.1〜10g/10分、より好ましくは0.1〜5g/10分、更に好ましくは0.1〜3g/10分である。パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂のMFRが0.1g/10分未満では、組成物の成形性が低下し、MFRが10g/10分を越えると、組成物のゴム弾性が悪化するので好ましくない。
(b)成分の配合割合は、成分(a)100質量部に対して15〜60質量部、好ましくは20〜50質量部であり、より好ましくは、25〜45質量部である。15質量部未満では得られる樹脂組成物の成形性が悪化し、60質量部を越えると、得られる樹脂組成物の柔軟性およびゴム弾性が悪化し好ましくない。
(c)成分:
本発明で使用される上記(c)成分であるゴム用軟化剤としては、鉱物油系もしくは合成樹脂系が好適である。鉱物油系軟化剤は、芳香族環、ナフテン環およびパラフィン鎖の三者の組み合わせ混合物であって、パラフィン鎖炭素数が全炭素中の50%以上を占めるものがパラフィン系と呼ばれ、ナフテン環炭素数が30〜45%のものがナフテン系、また芳香族炭素数が30%より多いものが芳香族系と呼ばれて区分されている。これらの中で、本発明の(c)成分として好ましい鉱物油系軟化剤は、ナフテンおよびパラフィン系であり、芳香族炭化水素が30%以下のものである。芳香族系は、本発明で用いる上記(a)成分に対する分散性の点であまり好ましくない。
鉱物油系軟化剤の性状としては、37.8℃における動粘度が20〜500cSt、流動点が−10〜−15℃、引火点(COC)が170〜300℃のものが用いられる。
合成樹脂系軟化剤としては、ポリブテン、低分子量ポリブタジエンなどが使用可能であるが、鉱物油系軟化剤の方が好ましい。
(c)成分の配合割合は、成分(a)100質量部に対して30〜150質量部、好ましくは50〜100質量部である。30質量部未満ではペレットの製造性が困難となり、且つ、アセンブリ性が悪く成るなる傾向があり、150質量部を越えると、成形品の硬度が低くなり、成形品が変形し成形品の摺動性(滑り性)が悪くなる傾向があるため好ましくない。
(d)成分:
本発明の組成物に使用される(d)成分は、シリコーン化合物である。シリコーン化合物としては、シリコーンポリマーが挙げられ、とくに本発明ではシリコーンオイルが好ましい。シリコーン化合物を配合することにより、成形体の表面粘着性を改善し、本発明の組成物をシリンジのガスケットとして成形した場合に、脈動の発生を抑制し、また滑り性を改善することができる。シリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル 、メチルフェニルシリコーンオイル 、メチルハイドロジェンシリコーンオイル 、あるいは他の有機基を含む変性シリコーンオイル等を挙げることができる。また、シリコーン化合物の粘度は、25℃において、500〜30,000cStが好ましく、更に好ましくは2,000cSt以上(例えば2,000〜30,000cSt)、とくに好ましくは8,000〜15,000cStである。シリコーン化合物の粘度が30,000cStを越えるとコンパウンドの製造が困難になるので好ましく無い。
(d)成分の配合割合は、(a)、(b)および(c)成分からなる樹脂組成物(A)に対し、5〜28質量部、好ましくは10〜27質量部、とくに好ましくは15〜26質量部である。5質量部未満では摺動性が悪くなる傾向があり、28質量部を越えると、ペレットの製造性が悪くなる傾向があるため好ましくない。
(e)成分:
本発明の組成物に使用される(e)成分は、質量平均分子量が100万〜1000万のポリエチレン系樹脂である。質量平均分子量が100万未満では、(e)成分が組成物中で溶融してしまうので、(e)成分を添加する効果が得られず摺動性が劣る傾向があり、1000万を超えると(e)成分が組成物中で均一に混在しなくなる傾向があり好ましくない。ポリエチレン系樹脂としては、常法により得られる密度0.940g/cm3以上の高密度ポリエチレンが好ましい。該高密度ポリエチレンのMFRは、190℃、2.16kg荷重で0.0〜50g/分が好ましい。ポリエチレン系樹脂の質量平均分子量は、好ましくは、300万〜500万であり、さらに好ましくは350万〜500万である。
(e)成分の配合割合は、(a)、(b)および(c)成分からなる樹脂組成物(A)に対し、5〜30質量部、好ましくは6〜25質量部、とくに好ましくは8〜18質量部である。5質量部未満では摺動性が劣る傾向があり、30質量部を越えると、ペレットの製造性が困難になる傾向があるため好ましくない。
また本発明では、(f)有機過酸化物および架橋助剤を使用して、樹脂成分を架橋せしめてもよい。
有機過酸化物としては、例えば、ジクミルパーオキシド、ジ−tert−ブチルパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)−3、3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バレレート、ベンゾイルパーオキシド、p−クロロベンゾイルパーオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、tert−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジアセチルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、tert−ブチルクミルパーオキシド等を挙げることができる。これらのうちで、臭気性、着色性、スコーチ安全性の観点から、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3が特に好ましい。
また架橋助剤としては、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールの繰り返し単位数が9〜14のポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、アリルメタクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレートのような多官能性メタクリレート化合物、ポリエチレングリコールジアクリレート、エトキシ化シクロヘキサンジメタノールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレートのような多官能性アクリレート化合物、ビニルブチラート、ビニルステアレート、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレートのような多官能性ビニル化合物等が挙げられる。
有機過酸化物の配合割合は、樹脂組成物(A)100質量部に対し、0.01〜5.0質量部、好ましくは0.1〜2.0質量部である。
架橋助剤の配合割合は、樹脂組成物(A)100質量部に対し、0.02〜15質量部、好ましくは0.2〜6質量部である。
本発明の組成物は、その基本的性能を損なわない範囲で、他のオレフィン系ポリマー、スチレン系ポリマーなどの必須成分以外のポリマーまたは炭酸カルシウム、タルク、マイカ、カーボンブラックなどの無機フィラーなどの付加的成分を加えることができる。さらに、目標の品質に合わせて酸化防止剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、流動性改良剤などの添加剤を配合できる。
本発明の組成物は、上記各成分を機械的溶融混練することにより、調製することができる。溶融混練の温度は、通常120〜240℃、好ましくは140〜200℃である。溶融混練は、具体的には、バンバリーミキサー、各種ニーダー、単軸または二軸押出機などの一般的溶融混練機を用いることができる。
また、本発明の組成物は、射出成形、押出成形、ブロー成形などの熱可塑性樹脂の成形法が適用可能である。
本発明の組成物は、医療用樹脂組成物として、あるいはガスケット用樹脂組成物としてとくに有用である。本発明の組成物は、成形性に優れるとともに、アセンブリ性や溶出安全性、滑り性に優れ、かつ液漏れ、脈動現象を生じることがない。したがって、とくに、筒状体と、前記筒状体内壁面を液密に摺動可能に設けられたガスケットとを具備してなる医療用器具における、ガスケットとして有用である。さらにまた、充填された薬剤を正確な量で投与する必要のある、プレフィルドシリンジのガスケットとしてとくに有用である。
以下、実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。
以下の実施例および比較例において、各種の評価に用いた試験法は以下に示すとおりである。
1)硬さ:JIS K 6301に準拠し、試験片は6.3mm圧プレスシートを用いた。シリンジ用ガスケットにおいて、硬すぎると摺動性および組立性が悪く、軟らかすぎるとプランジャとの係合力が不十分となって係合外れを生じる。この硬度は20以上75以下、好ましくは40以上75以下が適正である。
2)引張強さ:J1S K 6251に準拠し、試験片は1mm厚プレスシートを、ダンベルで3号型に打抜いて使用した。引張速度は500mm/分とした。
3)100%モジュラス:J1S K 6251に準拠し、試験片は1mm厚プレスシートを、ダンベルで3号型に打抜いて使用した。引張速度は500mm/分とした。
4)引張伸び:JIS K 6301に準拠し、試験片は1mm厚プレスシートを、ダンベルで3号型に打抜いて使用した。引張速度は500mm/分とした。
5)MFR:JIS K 7210に準拠し、230℃、荷重2.16kgで測定した。
6)圧縮永久歪み:JIS K 6262に準拠し、試験片は6.3mm厚さプレスシートを使用した。70℃×22時間、120℃×22時間、25%変形の条件にて測定した。
7)滑り性:新東科学社製、HEIDON表面性測定機(トライボキア TYPE:HEIDON−14DR)を用い、平面圧子:試料、移動台:ポリプロピレン板、移動速度:100mm/分、移動距離:50mm、荷重:200gの条件で測定した。
静摩擦係数は、好ましく0.010〜0.061、さらに好ましくは0.010〜0.0.050、より好ましくは、0.010〜0.040、特に好ましくは、0.010〜0.028、動摩擦係数は、好ましくは0.005〜0.040、さらに好ましくは0.005〜0.030、より好ましくは、0.005〜0.020である。
8)アセンブリ性:シリンジの筒状体にガスケットを備えたプランジャを組み込むときの操作性を下記の基準で判定した。
1:組み込み時、組み込みができない。
2:組み込み時、無理な力を要する。
3:組み込み時、問題なく組み込む事ができる。
また、実施例および比較例で用いた各配合成分は、以下のとおりである。
(a)水添ブロック共重合体:
クラレ社製「セプトン4077」(クラレ社製スチレン・エチレン・エチレン・プロピレン・スチレン共重合体、スチレンの含有量30質量%、イソプレンの含有量70質量%、(イソプレンが1,4−ミクロ構造を有する)、数平均分子量:260,000、質量平均分子量:320,0000、分子量分布:1.23、水素添加率90%以上、スチレン−ブタジエン−イソプレン−スチレンブロック共重合体の水素添加誘導体)。
下記の表1では4077と記載する。
(b)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂:
三井化学社製「J739E」、ブロックポリプロピレン、MFR(ASTM−D−1238、L条件(2.16kg)、230℃)=54g/10分
下記の表1ではJ739Eと記載する。
三井化学社製「CJ700」ホモポリプロピレン、MFR(ASTM−D−1238(2.16kg)、L条件、230℃)=8g/10分
下記の表1ではCJ700と記載する。
(c)非芳香族系ゴム用軟化剤:
出光興産社製「PW−380」、水素添加パラフィンオイル、分子量:750
下記の表1ではPW380と記載する。
(d)シリコーン化合物:
東レ・ダウ・コーニング社製「SH−200 1,000CS」、ジメチルポリシロキサン、粘度1,000cSt)
東レ・ダウ・コーニング社製「SH−200 5,000CS」、ジメチルポリシロキサン、粘度5,000cSt)
東レ・ダウ・コーニング社製「SH−200 10,000CS」ジメチルポリシロキサン、粘度10,000cSt)
東レ・ダウ・コーニング社製「SH−200 100,000CS」ジメチルポリシロキサン、粘度100,000cSt)
下記の表1ではそれぞれ1000CS,5000CS,10000CS,100000CSと記載する。
(e)ポリエチレン系樹脂:
旭化成ケミカルズ社製「サンファインUH−950」、密度:0.94g/cm3、質量平均分子量:450万 MFR:0g/10分(190℃、2.16kg)
下記の表1ではUH950と記載する。
旭化成ケミカルズ社製「ノバテックHY540」、密度:0.96g/cm3、質量平均分子量:14万 MFR:1.0g/10分(190℃、2.16kg)
下記の表1ではHY540と記載する。
(f)有機過酸化物:
日本油脂社製「パーヘキサ25B」、2,5−ジメチル2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン
架橋助剤:
日本化成社製「TAIC」、トリアリルイソシアヌレート
(実施例1〜15および比較例1〜7)
表1に示す配合処方で、L/D=42、シリンダー径45mmの二軸押出機によって、設定温度200℃で溶融混練して樹脂組成物ペレットを得た。このペレットを用いて、前述各種評価用のシート、およびピーク径20.2mmの評価用のガスケットを成形した。ガスケットの成形条件は、樹脂温度:180〜240℃、射出速度:50〜100mm/秒、射出時間:2〜10秒、金型温度:30〜50℃、冷却時間:10〜30秒である。
評価結果を表1に示す。
(参考例1)
実施例3の配合処方により、前記と同様にガスケットを成形した。ただし、ピーク径は、19.7mmとした。続いて、前記の(e)ポリエチレン系樹脂である旭化成ケミカルズ社製「サンファインUH−950」をガスケットの側面に相当する部分に円筒状に0.5mmの厚さで被膜を成形した。これを用いて、前記各評価を行った。結果を併せて表1に示す。
Figure 2006316084
Figure 2006316084
表1から、本発明の樹脂組成物は、特定割合の(a)ブロック共重合体、(b)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂および(c)非芳香族系ゴム用軟化剤からなる樹脂組成物(A)に対し、特定量の(d)シリコーン化合物を配合しているので、硬度、圧縮永久歪み等の物性値や滑り性が良好である。
これに対し、本発明の要件のいずれかを満足していない比較例の組成物は、滑り性に劣る結果となり、また、各種物性が不満足であったり、コンパウンドの製造が不可であったりし、良好な性質を有するガスケットを得るには至らなかった。
また、(e)ポリエチレン系樹脂を配合した本発明の樹脂組成物は、比較例に比べ、良好な滑り性の結果を示した。
また、参考例1は、滑り性が悪く、好ましくないことが分かる。
本発明によれば、成形性、アセンブリ性、溶出安全性、滑り性に優れ、かつ液漏れ、脈動現象の生じない熱可塑性樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具が提供される。

Claims (9)

  1. (a)芳香族ビニル化合物を主体とする少なくとも2個の重合体ブロックAと、共役ジエンを主体とする少なくとも1個の重合体ブロックBとからなるブロック共重合体および/または該ブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体 100質量部、
    (b)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂 15〜60質量部、および
    (c)非芳香族系ゴム用軟化剤 30〜150質量部
    からなる樹脂組成物(A)100質量部に対して、
    (d)シリコーン化合物5〜28質量部
    を添加してなる、熱可塑性樹脂組成物。
  2. 前記樹脂組成物(A)100質量部に対して、(d)シリコーン化合物5〜28質量部を添加し、さらに(e)質量平均分子量が100万〜1000万のポリエチレン系樹脂5〜30質量部を添加してなる請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. (d)シリコーン化合物の粘度が2,000cSt以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. さらに、樹脂組成物(A)100質量部に対し、(f)有機過酸化物0.01〜5.0質量部
    を添加してなる請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 前記(a)ブロック共重合体における重合体ブロックBは、共役ジエンとしてイソプレンを主体とし、前記イソプレンの70〜100質量%が1,4−ミクロ構造を有し、該イソプレンに基づく二重結合の少なくとも90%が水素添加されており、前記重合体ブロックAが(a)成分全体の5〜70質量%であり、かつ、前記ブロック共重合体全体の質量平均分子量が50,000〜550,000であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物からなることを特徴とする医療用樹脂組成物。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物からなることを特徴とするガスケット用樹脂組成物。
  8. 筒状体と、前記筒状体内壁面を液密に摺動可能に設けられたガスケットとを具備してなる医療用器具であって、前記ガスケットが請求項7に記載のガスケット用樹脂組成物からなることを特徴とする医療用器具。
  9. 前記医療用器具が、プレフィルドシリンジであることを特徴とする請求項8に記載の医療用器具。
JP2005136896A 2005-05-10 2005-05-10 ガスケット用樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具 Active JP5236861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005136896A JP5236861B2 (ja) 2005-05-10 2005-05-10 ガスケット用樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005136896A JP5236861B2 (ja) 2005-05-10 2005-05-10 ガスケット用樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006316084A true JP2006316084A (ja) 2006-11-24
JP5236861B2 JP5236861B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=37537044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005136896A Active JP5236861B2 (ja) 2005-05-10 2005-05-10 ガスケット用樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5236861B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008264242A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Aron Kasei Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物およびそれを用いてなる薬液容器用口部栓体のカバー
WO2008139512A1 (ja) * 2007-04-26 2008-11-20 Aronkasei Co., Ltd. 医療用熱可塑性エラストマー組成物およびそれを用いた薬液容器用栓体
KR20160103029A (ko) * 2013-12-23 2016-08-31 인테바 프로덕츠 엘엘씨. 슬러쉬 성형 조성물

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01313548A (ja) * 1988-06-13 1989-12-19 Bridgestone Corp ポリマー組成物及びこれを用いた摺動用ゴム製品
JPH0781042B2 (ja) * 1986-10-17 1995-08-30 エヌオーケー株式会社 熱可塑性エラストマ−組成物
JPH09278979A (ja) * 1996-04-17 1997-10-28 Riken Vinyl Kogyo Kk 熱可塑性エラストマー樹脂組成物及びその製造方法
JPH11323031A (ja) * 1998-05-20 1999-11-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性エラストマー樹脂組成物
JP2002234985A (ja) * 2000-12-07 2002-08-23 Riken Technos Corp 熱可塑性エラストマー組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0781042B2 (ja) * 1986-10-17 1995-08-30 エヌオーケー株式会社 熱可塑性エラストマ−組成物
JPH01313548A (ja) * 1988-06-13 1989-12-19 Bridgestone Corp ポリマー組成物及びこれを用いた摺動用ゴム製品
JPH09278979A (ja) * 1996-04-17 1997-10-28 Riken Vinyl Kogyo Kk 熱可塑性エラストマー樹脂組成物及びその製造方法
JPH11323031A (ja) * 1998-05-20 1999-11-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性エラストマー樹脂組成物
JP2002234985A (ja) * 2000-12-07 2002-08-23 Riken Technos Corp 熱可塑性エラストマー組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008264242A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Aron Kasei Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物およびそれを用いてなる薬液容器用口部栓体のカバー
WO2008139512A1 (ja) * 2007-04-26 2008-11-20 Aronkasei Co., Ltd. 医療用熱可塑性エラストマー組成物およびそれを用いた薬液容器用栓体
KR20160103029A (ko) * 2013-12-23 2016-08-31 인테바 프로덕츠 엘엘씨. 슬러쉬 성형 조성물
JP2017503885A (ja) * 2013-12-23 2017-02-02 インテヴァ プロダクツ エルエルシー.Inteva Products Llc. スラッシュ成形組成物
KR102265923B1 (ko) * 2013-12-23 2021-06-17 인테바 프로덕츠 엘엘씨. 슬러쉬 성형 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP5236861B2 (ja) 2013-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6357662A (ja) 耐熱性に優れたシリンジ用ガスケツト
JP4153577B2 (ja) 耐油性に優れた熱可塑性エラストマー
JP5337854B2 (ja) 医療用栓
JP4030664B2 (ja) 熱可塑性エラストマー樹脂組成物およびその製造方法
JP5236861B2 (ja) ガスケット用樹脂組成物およびこれを用いた医療用器具
US6743860B2 (en) Thermoplastic resin composition and production processes thereof
JP4947972B2 (ja) 医療用栓
JP4001279B2 (ja) ガスケット用樹脂組成物およびそれを用いた医療用器具
JP5887702B2 (ja) ガスケット及び樹脂組成物
JPH09151295A (ja) 熱可塑性エラストマー樹脂組成物及び該組成物の製造方法
EP1310524B1 (en) Thermoplastic elastomer composition, formed article of the same and composite formed article of the same
JP4189130B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法
JP3967004B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物及びその製造法
JP4636707B2 (ja) 軟化剤組成物およびそれを含む熱可塑性樹脂組成物
JP2002234985A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP3889964B2 (ja) チューブまたはホース用熱可塑性エラストマー組成物
JP5085174B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP6144979B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP4184206B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP4909468B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
JP4192007B2 (ja) 摩擦係数の大きい熱可塑性エラストマー組成物及びそれからなる滑り止め部材
JP4163493B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形体
JP4676382B2 (ja) チューブまたはホース用熱可塑性エラストマー組成物
JP2007169662A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP3984072B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5236861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250