JP2006316048A - 強制換羽剤、強制換羽用飼料及び産卵鶏の飼育方法 - Google Patents

強制換羽剤、強制換羽用飼料及び産卵鶏の飼育方法 Download PDF

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Abstract

【課題】飼料を給餌しながら産卵を停止させ徐々に体重を減少させて、充分な休産期間を取ることによって、卵巣・卵管を充分に萎縮させ換羽を誘発することのできる強制換羽剤、強制換羽用飼料及び産卵鶏の飼育方法の提供。
【解決手段】ピペリンを有効成分とすることを特徴とする強制換羽用剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、産卵鶏に強制的に換羽させる強制換羽剤、強制換羽用飼料及び産卵鶏の飼育方法に関する。
鶏には古い羽が抜け落ちて新しい羽に生え換わる習性がある。この換羽現象は、通常、産卵期間が10〜12か月間経過した時期と晩夏から冬の時期とが重なることによって自然に生じる。また、加令により卵巣機能が低下し、ホルモン(エストロジェン)分泌量が減少することによっても発生する。換羽による休産期間は、約2か月間続くが、換羽開始時期、休産期間、換羽の進行状態は産卵能力と深く関係しており、当該能力の高い鶏は換羽が遅く、休産期間も短い傾向にある。
従来、この習性を利用し、産卵鶏(以下「鶏」という。)に人為的にストレスを与えて休産を誘発させ、換羽した後に産卵を再開させる強制換羽法が採用されている。この強制換羽は、休産期間を短縮させて生産性を向上させ、若雌更新費・育成期間中の飼料費等の各種経費の削減、鶏舎稼働率・生産期間の調整・採卵期間の延長等の経済的効果を高めたり、卵価の高い時期に合わせて産卵させる計画生産等を行うことを目的として実施されている。また、換羽させることにより産卵率、卵殻質、卵白等の品質を向上させる目的でも実施されている。
一般的な強制換羽方法としては、断餌・断水法、制限給餌法、低栄養飼料給餌法、特定の添加物を給餌する方法等が知られている。
例えば7〜14日程度の断餌(断水を1〜2日程度伴う場合がある)を行い、強制的に体重を換羽開始対比で25〜30%減少させ換羽を誘発させる断餌法(例えば非特許文献1参照);少量の飼料を連続して与えたり、隔日またはそれ以上の日数(スキップフィード法)を空けて飼料を給餌して換羽を誘発させる制限給餌法(例えば非特許文献2参照);低栄養飼料給餌法として、とうもろこし主体の飼料(低たんぱく質、高エネルギー)、ふすま主体の飼料(低たんぱく質、低エネルギー)、グルテンフィード主体の飼料(高たんぱく質、低エネルギー)、とうもろこしとふすま主体の飼料(低たんぱく質、低エネルギー)等の飼料を給餌して栄養的に換羽を誘発させる方法(例えば非特許文献3参照);低カルシウム飼料を給餌させ生理的に換羽を誘発させる方法(例えば非特許文献4参照);低ナトリウム飼料を給餌させ生理的に換羽を誘発させる方法(例えば非特許文献5参照)等が挙げられる。
更には、高濃度亜鉛飼料を給餌させる方法(例えば非特許文献6参照);高濃度ヨウ素飼料を給餌させる方法(例えば非特許文献7参照);高濃度アルミニウム飼料を給餌させる方法(例えば非特許文献8参照);ナイカルバジン、エンペプチン、メタルピューア、タモキシフェン、ゴナドトロピン放出ホルモン、アゴニスト等の薬剤含有飼料を給餌させる方法(例えば非特許文献9参照);また前記断餌法、制限給餌法、低栄養飼料給餌法と併用して点灯時間を制限して換羽期間中の減耗率を減らし換羽後の産卵を増加させる点灯コントロール法(例えば非特許文献10参照)等の方法も知られている。
しかしながら、断餌法は、季節により目標体重減少率(25〜30%)に到達する日数にバラツキが発生すると共に、特に冬季は、維持エネルギーを多く必要とするために断餌後5〜7日目で目標体重に到達してしまい、未だ卵管組織が完全に萎縮しきれずに古い組織が再生され、卵殻質の改善効果が小さいと云う問題があった。また、この方法は、鶏が強いストレスを伴うため、通常の飼育状態より減耗が多く発生し、特に不揃いのある鶏群では目標体重減少に達する迄に減耗率が非常に高くなり、それに伴い有害微生物感染リスクが大きくなり動物福祉上も問題があった。
低栄養飼料給餌法も期待できる程の効果がなく、実質的には使用されるケースは少ないのが実状であった。
さらに特定添加物を加える方法は、わが国では薬剤投与の場合は禁止されており、また重金属は鶏糞への高濃度排泄や残った飼料の廃棄処分に難があるのが実状であった。
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本発明は、上記の如き従来の問題と実状に鑑みてなされたものであり、飼料を給餌しながら産卵を停止させ徐々に体重を減少させて、充分な休産期間を取ることによって、卵巣・卵管を充分に萎縮させ換羽を誘発することのできる強制換羽剤、強制換羽用飼料及び産卵鶏の飼育方法を提供することを課題とする。
そこで、本発明者は、当該課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ピぺリンを給与すれば、給餌しながら産卵を停止させ徐々に体重を減少させることができるので、充分な休産期間を与えることができ、卵巣・卵管を充分に萎縮させ換羽を誘発することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ピペリンを有効成分とすることを特徴とする強制換羽剤により、上記課題を解決したものである。
また、本発明は、ピペリンを含有することを特徴とする強制換羽用飼料により、上記課題を解決したものである。
また、本発明は、コショウ又はその抽出物を含有することを特徴とする強制換羽用飼料により、上記課題を解決したものである。
また、本発明は、産卵鶏に、前記飼料を不断給餌又は制限給餌して強制換羽を行うことを特徴とする産卵鶏の飼育方法により、上記課題を解決したものである。
本発明の強制換羽剤を投与、あるいは本発明の強制換羽用飼料を給与すれば、飼料を給餌しながら産卵を停止させ徐々に体重を減少させることができるので、減耗が少なく、また、充分な休産期間を与えることができるので、好適に卵巣・卵管を萎縮させ換羽を誘発させることができる。従ってまた、本発明の飼育方法によれば、効率の良い産卵鶏の飼育が可能となる。
本発明に用いられるピペリンは、化学合成物あるいは天然物から分離・精製したものの如何を問わない。またピペリンを含有する天然物を原末そのまま、抽出物あるいは天然物有効成分等の形態で用いることができる。
ピペリンを含有する天然物としては、コショウ、ヒハツモドキ、クベバ、インドナガコショウ、ジャワナガコショウ等が挙げられ、特にコショウが好ましい。コショウとしては、黒コショウ、白コショウ、グリーンペッパー、ピンクペッパー等が挙げられ、特に黒コショウが好ましい。
抽出物は、例えば水、有機溶剤、あるいは水と有機溶剤の混合物を用いた溶剤抽出により得ることができる。この溶剤抽出は、天然物を溶剤に冷浸または温浸して行うことができ、抽出温度は、冷浸の場合には15〜25℃、温浸の場合は35〜45℃の温度範囲で行うことが好ましい。抽出時間は、抽出温度によって異なるが一般的には約5日間で、可溶性成分が充分に溶け出るまで行うことが好ましい。
得られた抽出物をそのまま、濃縮もしくは希釈し、または溶剤を除去して用いることができる。
有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール等のアルコール系;アセトン等のケトン系;酢酸エチル等のエステル系;ジエチルエーテル等のエーテル系;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等の塩素系;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系;石油エーテル等の石油系が使用され、特にメタノール、エタノール、ジエチルエーテルが好ましい。またこれらの有機溶剤は1種または2種以上を混合して用いることができる。
天然物有効成分は、例えば上記抽出物をさらに各種溶剤を用いて振盪し、この溶剤に移行する画分を採り出し、その溶剤を留去したものを有効画分とし、これから分離・精製して有効成分として得ることができる。
この場合に使用される溶剤は、非極性溶剤、例えばジエチルエーテル、エチルメチルエーテル等の低級脂肪族エーテル類;クロロホルム、ジクロロエタン、ジブロモエタン等の低級ハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類や、石油エーテル、石油ベンゼン、リグロイン等のその他の石油系溶剤等が挙げられる。
また、有効画分を採り出した残りの水溶液を、水と有機溶剤に水を飽和させたものを使用して振盪抽出し、水洗し、残分である有機溶剤層に移行する画分の溶剤を留去したものも、有効画分として用いることができる。この有効画分は、上記の有効画分とは、物理化学的性質が異なり、検出される成分も異なるものである。
本発明において、強制換羽用飼料中のピペリンの含有量としては、0.001〜0.3質量%、好ましくは0.05〜0.2質量%の範囲である。また、ピペリンを含有する天然物、例えばコショウを添加する場合は、飼料中に0.01〜3.0質量%、好ましくは0.5〜2.0質量%の範囲で添加するのが好ましい。
本発明の強制換羽用飼料に用いる飼料原料としては、とうもろこし、マイロ、小麦、大麦、えん麦、ライ麦、玄米、そば、あわ、きび、ひえ等の殻類;米糠、脱脂米糠、ふすま、米粉、小麦胚芽、麦ぬか、とうもろこし糠、とうもろこし胚芽等の糟糠類;大豆油粕、きな粉、あまに油粕、綿実油粕、落花生油粕、サフラワー油粕、やし油粕、パーム核油粕、ごま油粕、ひまわり油粕、なかね油粕、からし油粕、ひまし油粕等の植物性油粕類;魚粉、フィッシュソリュブル、肉粉、肉骨粉、血粉、骨粉、フェザーミール、脱脂粉乳、カゼイン、乾燥ホエー等の動物性飼料;アルファルファミール、にせあかしや粉末、ぎんねむ葉ミール等の植物茎葉類;コーングルテンミール、コーングルテンフィード、コーンスティープリカー等のとうもろこし加工工業副産物;とうもろこし胚乳油、エステル油、大豆油、パーム核油等の植物油;豚脂、牛脂等の動物油脂等の油脂類;澱粉、澱粉かす等の澱粉加工品;ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK等のビタミン類;鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト、マグネシウム、硫黄等のミネラル類;メチオニン、リジン、グリシン、グルタミン酸、トリプトファン、アルギニン等のアミノ酸類が挙げられる。
また、本発明の飼料は、低たんぱく質、低エネルギー、低ナトリウム、低塩素、低カルシウム、高リン、高糟糠類となるように飼料原料を調整して配合することによって一層換羽効果の高い飼料とすることができる。
すなわち、前記強制換羽用飼料は、ナトリウムとして0.10%以下、塩素として0.20%以下、カルシウムとして2.0%以下、リンとして0.5%以上、Ca/P比3.0以下、ビタミンA6,000IU/kg以下、ビタミンD1,400IU/kg以下、ビタミンK1.0mg/kg以下、ヨウ素として0.3mg/kg以下、コバルトとして0.3mg/kg以下に調整することが好ましい。
なお、前記の飼料中の成分調整は、すべての成分値を満足させる必要はなく、少なくとも一成分を調整することによって本願発明の効果をより向上させることができる。
本発明の飼料は、マッシュ、ペレット、クランブル、フレーク等の形態に調製することができるが、特にマッシュが好ましい。マッシュの形態に調製する場合は、嵩比重を300〜550g/L、好ましくは350〜480g/Lの範囲に調整することによって摂取される飼料の容積増加により食下量を抑制できるので好ましい。
また、本発明において、飼料の粒度分布を、2.0mm以上が1〜30質量%、1.0mm〜2.0mmが15〜45質量%、0.5mm〜1.0mmが20〜40質量%、0.5mm以下が20〜40質量%の粒度構成とすることによって、鶏の採食性が優れ、また搬送パイプ内での閉塞や貯蔵タンク内でのブリッジを防止できるので好ましい。
本発明の飼料を鶏に与える際の給与量は、例えばピペリンとして0.3mg〜210mg/日、好ましくは20mg〜140mg/日の範囲で給与することが好ましい。
本発明の飼料を給与する方法は、特に限定されないが、不断給餌又は制限給餌が挙げられ、好ましくは制限給餌である。制限給餌方法としては、定量給餌法、隔日給餌法(スキップフィード)、暫減・暫増法(ステップダウン・ステップアップ)等の方法がある。
本発明の強制換羽用飼料を給与すると、一般的に飼料給与から約10日目に換羽を開始し、約35日目に完了する。そして、換羽終了時の体重減少率は、約10〜30%となる。
また、本発明における強制換羽剤は、ピペリン、ピペリンを含有する天然物あるいはその抽出物等とタルク、クレー、炭酸カルシウム、珪藻土、ゼオライト、ベントナイト、酸性白土、アタパルガスクレー等の増量剤を適宜添加配合して調製することができる。産卵用飼料にこの強制換羽用剤を適宜添加混合して強制換羽用の飼料として用いることができる。
次に、本発明をさらに具体的に説明するために実施例を掲げて説明するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1並びに比較例1
供試鶏(鶏種:ハイラインローラ59週令)を1区20羽として2区設け、一日の点灯時間を10時間として、ウインドレス鶏舎において表1に示す飼料を用いて3週間不断給餌で飼育した。
飼育試験における産卵成績を表2に示し、1週間毎の食下量(g/羽/日)の推移を表3に示し、体重減少率(%)を表4に示し、試験開始後14日目における解剖検査(解剖羽数各区10羽)を表5に示す。また、実施例1区及び比較例1区の飼料の粒度分布を表6に示す。
なお、嵩比重及び粒度分布は下記の方法で測定した。
◎嵩比重の測定法
スタンドにカットリングを付けて漏斗(120mm)をセットする。その漏斗高は、1リットル枡の上部と漏斗下部の隙間を10cmになるように調整する。なお、漏斗下部を、枡中央部になるように設置する。次いで試料を漏斗に載せ定量自由落下させた後、枡の縁にそって余分な試料を定規などにより摺りきり除去した後、枡ごと試料重量を測定し、枡重量を差引いた数値を枡容積で割って嵩比重を求める。なお、表中の嵩比重は2回実施した平均値である。
◎粒度分布の測定法
日本工業規格JISZ8801に定める標準篩を用い、篩の最上部にサンプル200gを静置し、篩振盪器A−3PRP(FRITSCH社製)を用い、振幅2.5mmで10分間振動を加え各分級毎に重量計測を行い、その重量比を求める。
なお、「2.0mm以上」とは、上記日本工業規格JISZ8801に定める標準篩を用いたとき、2.0mm篩を通過しない粒径のものを意味し、「1.0mm〜2.0mm」とは、2.0mm篩は通過するが1.0mm篩は通過しない粒径のものを意味し、「0.5mm〜1.0mm」とは、1.0mm篩は通過するが0.5mm篩は通過しない粒径のものを意味し、「0.5mm以下」とは、0.5mm篩を通過する粒径のものを意味する。
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実施例2並びに比較例2
供試鶏(鶏種:ジュリア68週令)を1区30羽として2区設け、一日の点灯時間を10時間として、ウインドレス鶏舎において表7に示す飼料を用いて3週間不断給餌で飼育した。
飼育試験における産卵成績を表8に示し、産卵率(%)の推移を表9に示し、食下量(g/羽/日)の推移を表10に示し、体重減少率(%)の推移を表11に示し、試験開始後14日目における解剖検査(解剖羽数各区10羽)を表12に示す。また、実施例2区及び比較例2区の飼料の粒度分布を表13に示す。
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実施例3〜5並びに比較例3
供試鶏(鶏種:ハイラインローラ59週令)を1区20羽として4区設け、一日の点灯時間を10時間としてウインドレス鶏舎において表14に示す飼料を用いて3週間不断給餌した。
飼育試験における産卵成績を表15に示し、産卵率(%)の推移を表16に示し、食下量(g/羽/日)の推移を表17に示し、体重減少率(%)の推移を表18に示し、試験開始後14日目における解剖検査(解剖羽数各区10羽)を表19に示す。また、実施例3〜5区及び比較例3区の飼料の粒度分布を表20に示す。
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実施例6〜7並びに比較例4〜5
供試鶏(鶏種:ハイラインローラ,66週令)を1区20羽として4区設け一日の点灯時間を10時間として、ウインドレス鶏舎において表21に示す飼料を用いて3週間飼育した。なお表21に示す飼料には、表22に示すビタミン・ミネラルミックスを添加した。そして比較例4および実施例6は不断給餌で飼育し、比較例5および実施例7は、試験開始から6日目迄は、60g/羽の給与量とし、7日目から21日目迄を40g/羽の給与量で制限給餌した。
次に飼育試験における産卵成績を表23に示し、産卵率(%)の推移を表24に示し、食下量(g/羽/日)の推移を表25に示し、体重減少率(%)の推移を表26に示し、試験開始後14日目における解剖検査(解剖羽数各区10羽)を表27に示す。また、実施例6〜7区及び比較例4〜5区の飼料の粒度分布を表28に示す。
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Claims (6)

  1. ピペリンを有効成分とすることを特徴とする強制換羽剤。
  2. ピペリンを含有することを特徴とする強制換羽用飼料。
  3. コショウ又はその抽出物を含有することを特徴とする強制換羽用飼料。
  4. 飼料中のピペリンの含有量が0.001〜0.3質量%であることを特徴とする請求項2又は3記載の強制換羽用飼料。
  5. 嵩比重が300〜550g/Lであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の強制換羽用飼料。
  6. 産卵鶏に、請求項2〜5のいずれか1項記載の飼料を不断給餌又は制限給餌して強制換羽を行うことを特徴とする産卵鶏の飼育方法。
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