JP2006315930A - 成形体、その製造方法とそれを用いた酸化反応促進方法 - Google Patents

成形体、その製造方法とそれを用いた酸化反応促進方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空気中の有害な化学物質又はカビの胞子等の酸化反応を促進して、該化学物質を効率的に酸化・除去するための材料及び処理方法を提供する。
【解決手段】12CaO・7Alの組成式で表され、負電荷酸素原子を1×1019個/cm以上含有する結晶質カルシウムアルミネートを85体積%以上含有し、しかも相対密度が55〜85%であることを特徴とする成形体、好ましくは、ハニカム構造、又は固体基材上に膜状に形成されている前記成形体であり、Ca:Alのモル比が0.70:1〜1.40:1である原料粉末を、相対密度が50〜80%になるように成形した後、酸素分圧4×10Pa以上の雰囲気下、1000℃〜1200℃に加熱することを特徴とする前記成形体の製造方法。並びに、前記成形体に、被酸化性物質を1体積%以上の酸素を含む雰囲気中、5〜300℃の条件の下で接触させることを特徴とする酸化反応促進方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、被酸化性物質を酸化するのに好適な成形体とその製造方法、前記成形体を用いた酸化反応促進方法に関するもので、特に、気体状、或いは気体中の粉塵状又は霧状の化学物質や、カビの胞子等の被酸化性物質を酸化するのに好適な活性負電荷酸素原子を含有する成形体とその製造方法、前記成形体を用いた酸化反応促進方法に関する。
空気中の化学物質の中には、人体に直接被害を及ぼすばかりでなく、土壌や水資源に溶解して、地球環境に多大な負荷を及ぼすものがある。従来これらの有害な化学物質は、活性炭への吸着や除外塔を用いた液層への吸収によって、空気中から分離・除去されていた。また、上記化学物質と同様に空気中に存在し、人体、建材又は食品に被害を及ぼすカビの胞子も、化学物質と同様の方法で空気中から分離・除去されていた。
しかし、このような方法は、化学物質を単に空気中から固相あるいは液相へ移動させるに過ぎず、化学物質の有害性を本質的に解消しているとは言い難い。カビの胞子も上記方法では死滅させることはできず、有害性を本質的に解消できない。
化学物質又はカビの胞子等の有害性を解消するための有効な方法として、燃焼あるいは紫外線照射等による酸化、又は分解処理があげられるが、このような方法は熱や光等のエネルギーを大量に消費するため、別の面で地球環境への負荷を増大してしまう。
空気中の化学物質の有害性は、従来は、鉱工業における廃棄物あるいは自動車の排気ガス等において問題とされてきたが、最近は住宅用建材から発生する揮発性有機物質(VOC)やたばこの煙等の、より身近な物質において問題視されるようになってきた。また、カビの胞子についても、カビによって深刻な健康被害がもたらされる場合があるため、同様に問題視されるようになってきた。
身近になってきた化学物質又はカビの胞子の有害性を解消する方法としては、できるだけ簡便な処理方法を用いることが望ましく、例えば、空気中の酸素を利用した酸化処理方法が適すると考えられる。しかし、空気中の比較的安定な酸素分子を、酸化剤として使用可能にするためにはその活性化が必要になる。
酸素を活性化していわゆる活性酸素を作り出すには、放電プラズマ、燃焼、紫外線照射等の方法が用いられるが、いずれも過分のエネルギーを要するか、常時太陽光のように紫外線を含む光を照射せねばならず、簡便な処理方法とは言い難い。
一方、O やOの酸素イオンラジカルは、活性酸素の1種であり、有機物や無機物の酸化過程で重要な役割を果たすことが知られている。また、酸化物化合物の固体表面上に吸着したO について、広範な研究が行われている(非特許文献1参照)。
J.H.Lunsford、Catal.Rev.8,135,1973、M.Che and A.J.Tench,Adv.Catal,32,1,1983。
この研究では、γ線などの高エネルギーの放射線を酸化物化合物表面に照射することでO を作成している。
を構成アニオンとする結晶はRO(R=アルカリ金属)が知られているが、これらの化合物はいずれも300℃以下の低温で容易に分解してしまうため、酸化促進材や殺菌材などの用途には使用できない。
1970年にH.B.Bartlらは、12CaO・7Al(以下、C12という)結晶においては、2分子を含む単位胞にある66個の酸素のうち、2個はネットワークに含まれず、結晶の中に存在するケージ内の空間に「フリー酸素」として存在すると主張している(非特許文献2参照)。
H.B.Bartl and T.Scheller、Neues Jarhrb.Mineral.,Monatsh.1970、547。
また、細野らは、CaCOとAlまたはAl(OH)を原料として空気中で1200℃の温度で固相反応により合成したC12結晶中に1×1019個/cm程度のO が包接されていることを電子スピン共鳴の測定から発見し、フリー酸素の一部がO の形でゲージ内に存在するというモデルを提案している(非特許文献3参照)。
H.Hosono and Y.Abe,Inorg.Chem.26、1193、1997。
12は、融点1415℃の安定な酸化物であり、包接されるO の量を増加させ、可逆的な取り込み、放出が可能となれば、酸化促進材や殺菌材などとしての用途が開けるものと期待できる。
細野らは、更に、前記O を包接するC12について検討を行い、CaCO、Ca(OH)又はCaOと、Al又はAl(OH)とを原料に用い、酸素分圧10Pa以上、水蒸気分圧10Pa以下の乾燥酸化雰囲気下、1200℃以上1415℃未満に焼成し、固相反応させることで、活性酸素種であるO 及びOを1020個/cm以上の高濃度で包接するC12を得ている(特許文献1参照)。
特開2002―3218号公報。
しかし、細野らの見いだした高濃度に活性酸素種を含有するC12をそのまま使用する場合、例えば700℃以上の高温度に加熱しながら、負電荷を有するO やOを固体外部に引き出すためには、電界を印加することが必要であるため、化学物質又はカビの胞子の簡便な処理方法への適用が困難であった。
本発明は、上記のような公知技術の状況に鑑みてなされたものであり、C12固体中に安定に包接、貯蔵(以下、単に「包蔵」という)される活性酸素を常温・常圧下で有効に利用することで、空気中の有害な化学物質又はカビの胞子等の酸化反応を促進して、該化学物質を効率的に酸化・除去するための材料及び処理方法を提供することを目的とするものである。
即ち、本発明は、12CaO・7Alの組成式で表され、負電荷酸素原子(O)を1×1019個/cm以上含有する結晶質カルシウムアルミネートを85体積%以上含有し、しかも相対密度が55〜85%であることを特徴とする成形体である。
本発明は、好ましくは、ハニカム構造であることを特徴とする前記の成形体である。
本発明は、好ましくは、基材上に膜状に形成されていることを特徴とする前記の成形体である。
本発明は、Ca:Alのモル比が0.70:1〜1.40:1である原料粉末を、相対密度が50〜80%になるように成形した後、酸素分圧4×10Pa以上の雰囲気下、1000℃〜1200℃に加熱することを特徴とする前記の成形体の製造方法である。
本発明は、被酸化性物質を、前記の成形体に、1体積%以上の酸素を含む雰囲気中、5〜300℃の条件の下で接触させることを特徴とする酸化反応促進方法である。
本発明の成形体は、後述するとおりに、常温〜300℃の比較的低温及び常圧下において、活性酸素を固体表面及び/又は空気中に発生させることができるので、例えば、空気中の有害な化学物質やカビの胞子等を簡便に酸化、分解して除去するなどの用途に好適に用いることができる。
また、本発明の成形体の製造方法は、前記特徴のある成形体を確実に、安定して得ることができる特徴を有する。
また、本発明の酸化反応促進方法は、前記特徴のある成形体を用いているので、活性酸素を常温〜300℃の比較的低温及び常圧下で発生しえるという特徴を示し、従来技術に比し格段と穏やかな条件下でも、所望の酸化反応を確実に促進できる効果が得られる。
本発明者は、C12中のO又はO を利用して有害な被酸化性物質を酸化することを目的にいろいろ検討した結果、Oが重要な働きをしているらしいこと、そして、C12はそのままではOが安定に内部に包蔵されていて、700℃以上の高温でしかも電界を印加しないとOを外部に取り出せないが、相対密度が55〜85%の成形体として、雰囲気を特定な条件下、しかも従来技術に比べて穏やかな5〜300℃、0.8〜1.5atmという条件下とするときにはOを外部に取り出すことができ、被酸化性物質を酸化して無害化できるという知見を得て、本発明に至ったものである。
即ち、本発明は、C12の組成式で表され、負電荷酸素原子(後述の理由に基づき、Oを示すものとする)を1×1019個/cm以上含有する結晶質カルシウムアルミネートを85体積%以上含有し、しかも相対密度が55〜85%であることを特徴とする成形体である。前記構成を満たすときに、常温付近の比較的低温(5〜300℃)、常圧下(0.8〜1.5atm)であっても被酸化性物質を容易に酸化することができる。
常温付近の比較的低温でしかも電界をかけずにOがC12内部から出て被酸化性物質を酸化できることの理由については、本発明者は、相対密度が55〜85%の成形体にして所定量の酸素を含む雰囲気下に配することによって、C12内部に包蔵されていたOと雰囲気中の酸素との間で下式に示す反応が生じてOが表面に露出し、そこで被酸化性物質と接触、反応することができると推察している。
4O(内部) + O(雰囲気中) → 2O (内部)+ 2O(表面)
なお、Oが被酸化性物質と接触、反応することによってC12中に負電荷の欠損が生じるが、C12表面における被酸化性物質とOの反応(酸化)の結果、余剰となった電子(e)がC12内部において、O と下式に示すような電子の授受を行うことによって、補填されると考えられる。
(内部)+3e → 2O2―(内部)
本発明に於いて、C12の組成式で表される結晶質カルシウムアルミネートは、成形体中に85体積%以上含まれることが必要で、前記効果がより明瞭になるので90体積%以上含有することが好ましい。尚、成形体の前記C12以外の部分は、前記発明の効果を阻害しないものであればどのようなものであっても良く、例えば、非晶質カルシウムアルミネートや、C12とは異なるCaO・Al(CA)、3CaO・Al(CA)等の結晶質カルシウムアルミネートであっても良い。
また、負電荷酸素原子の含有量については、酸化反応が明瞭に促進されるためには、1×1019個/cm以上であれば発明の目的を達成する上で十分であるが、1×1020個/cm以上であることが好ましい。
本発明に於いて、成形体の相対密度は55〜85%である。相対密度とは、成形体のかさ密度を、当該成形体を構成する結晶の理論密度で除した値であるが、成形体が2種以上の結晶から構成される場合には、各結晶の体積比率の重み付けをした値を基準に用いる。尚、C12結晶の理論密度(結晶密度)は2.676g/cmであり、成形体がC12結晶からのみ構成されている場合、相対密度55〜85%の成形体とは、かさ密度が1.472〜2.275g/cmの成形体を示す。
本発明の成形体は、相対密度が55〜85%であり、このときに前記の効果が生じるが、その理由について発明者は次のように推定している。相対密度が85%以下になると、成形体に含まれる気孔が増加して、これらが相互に連結するようになり、成形体表面から連通する気孔すなわち開気孔の割合が増える。このため成形体内部においても被酸化性物質と接触し得る表面積が大きくなる。Oと被酸化性物質との接触・反応は、成形体の表面もしくはその近傍で生じると考えられるため、前記表面積の増大によって、前記接触・反応が促進されて、本発明の効果が得られる。
一方、相対密度が55%未満であると、成形体の強度が著しく低下し、取り扱いが困難になるし、85%を超えると、成形体が緻密になり前記表面積が著しく低下するため、前記接触・反応が円滑に進まなくなる。このため何れも本発明には適さなくなる。
本発明の成形体は、塊状物でも構わないが、酸化反応が成形体表面で生じることから、外表面の面積もなるべく大きいことが好ましい。したがって、後述するハニカム構造としたり、膜状成形体とする等のより好ましい実施態様が達成される。
ハニカム構造体の場合、外周部で強度を確保できるので被酸化性物質と接触する内部隔壁は、表面積を大きくするためなるべく薄い方が好ましいが、薄すぎると製造中に破損してしまう。このためハニカム構造を形成する内部隔壁の厚さは0.2〜0.7mmであることが好ましい。
膜状成形体の場合は、基材によって強度が確保できるので、自立しているハニカム構造体の内部隔壁よりも更に薄くすることが可能であり、現実に製膜しやすい厚さとして1〜200μm程度が好ましく選択される。前記基材としては、当該成形物が300℃以下に加温されて効果を一層発揮しやすいことを考慮して、耐熱性を有するものが望ましく、例えば石英、ジルコニア、ムライト、アルミナ、マグネシア等が挙げられ、熱衝撃に強く安価であることから、特に石英が好ましい。
次に本発明の成形体の製造方法について説明する。
Ca源の物質としては、例えば石灰石(CaCO)、消石灰(Ca(OH))または生石灰(CaO)などがあげられる。またAl源の物質としてはアルミナ(Al)、水酸化アルミニウム(Al(OH))、ボーキサイトまたはアルミ残灰などがあげられ、これらのCa源とAl源を混合して用いても良いが、Ca:Alのモル比が0.70:1〜1.40:1であれば、最初からCa及びAlの双方を含む物質、例えば非晶質カルシウムアルミネートや、CA及び/又はCA等の他のカルシウムアルミネートを一部含む結晶質のC12であっても良い。もちろん結晶質C12だけからなるものであっても良い。これらのうち入手が容易であり安全性が高いことから、特にCaCO及びAlの混合物を好適に使用することができる。
前記の原料は粉末として、そのままプレス成形機や冷間静水圧プレス(CIP)機を用いて成形しても良いが、焼成前のグリーン成形体の時点において強度を付与して取り扱いやすくするため、必要に応じてバインダーを配合しても良い。
バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルブチラール、ポリメタクリル酸エステルあるいはエチルセルロース、メチルセルロース等の物質が用いられる。
バインダーは、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、n−へキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレン等の塩素化炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族類等の有機溶剤や水に混合した溶液として用いることができる。
前記溶液の適量を、原料粉末と混合することによって粘土状もしくはスラリー状の原料を作製できる。複雑な形状のグリーン成形体を成形する際には、スラリー状の原料を用い、鋳込み成形法によって成形することができる。特にハニカム構造のグリーン成形体の場合は粘土状の原料を用い、押し出し法によって成形すると良く、また膜状のグリーン成形体の場合はスラリー状の原料を用い、ディップコート法、ドクターブレード法等によって成形すると良い。
グリーン成形体の相対密度は、最終的な成形体とは異なり50〜80%であることが選択される。50%未満では強度が小さくグリーン成形体の取り扱いが困難になる。また80%を超えると、加熱後の成形体が緻密になり表面積が著しく低下するため被酸化性物質との反応が円滑に進まなくなる。このため何れも本発明には適さない。また、ここで言う相対密度の定義は前述した通りであるが、ただ、バインダー部分の理論密度についてはその種類によらず1.0g/cmとした。
グリーン成形体は、酸素分圧4×10Pa以上の雰囲気下1000℃〜1200℃に加熱される。酸素分圧が4×10Pa未満、又は加熱温度が1000℃未満であると、成形物には1×1019個/cm未満の負電荷酸素原子(O)しか含まれない。又加熱温度が1200℃を超えると、成形物の緻密化が進み相対密度が85%を超えてしまい、表面積が著しく低下する。このため何れも本発明には適さない。
本発明の成形体は、常温付近の比較的低温(5〜300℃)及び常圧下(0.8〜1.5atm)で負電荷酸素原子(O)を発生し、被酸化性物質を酸化することを促進する特徴を示す。
被酸化性物質を酸化する際に、1体積%以上の酸素を含む雰囲気中、5℃〜300℃の条件を選択する場合には、気体状、粉塵状又は霧状の被酸化性物質をより一層確実に酸化させることができるので好ましい。尚、雰囲気中の酸素濃度については5体積%以上がより好ましい。
(実施例1〜5)炭酸カルシウム(CaCO)粉末と、アルミナ(γ−Al)粉末とを、CaとAlのモル比がCa:Al=6:7(≒0.86:1)になるように混合した後、金型と油圧プレスを用い、圧力10MPaをかけて、直径50mm、厚さ5mmの円板形状のグリーン成形体を作製した。円板の寸法、重量並びにCaCO及びγ−Alの真比重から求めた前記グリーン成形体の相対密度は65%であった。
前記グリーン成形体を酸素分圧8.1×10Paの雰囲気下、1150℃で2時間加熱し、冷却後円板状の成形体が得られた。前記成形体の一部を粉砕してX線回折測定を行ったところ、結晶質のC12を90体積%含み、残部が3CaO・Al(CA)であった。また室温及び77KでのESRスペクトルを測定し、それぞれの吸収バンドの強度からO イオンラジカル及びOイオンラジカルの濃度を求めたところ、それぞれ1×1020cm−3であった。また、寸法、重量並びにC12とCAの結晶密度から、成形体の相対密度を求めたところ78%であった。
前記成形体を、内径45mmの透明石英管に、成形体外周が石英管内壁に接するように挿入し、成形体外周と石英管内壁の間を、耐熱エポキシ系接着剤を用いて封止した。石英管の一方の端から、VOCの一種であるアセトアルデヒドを50ppm及び表1に示す濃度の酸素ガスを含み、残部はアルゴンガスからなる混合ガスを導入した。次いで常温のままで保持、若しくは所定温度まで石英管を加熱した後、導入側のガス圧を0.12MPaまで加圧して石英管の他方の常圧(0.10MPa)側の端まで、成形体を介して導入ガスを浸透させた。常圧側端には外気との間に逆止弁を設け、導入側端から浸透してきたガスによって押し出された外気が再び管内に逆流しないようにした。常圧側端におけるアルゴンガス濃度が導入側の端とほぼ等しくなった時点で、導入ガスが充分浸透したとみなし、この時点における常圧端側のアセトアルデヒド濃度を測定した。結果を表1に示した。
Figure 2006315930
(比較例1〜5)実施例1と同様にして、CaCO粉末と、γ−Al粉末から、直径50mm、厚さ5mmの円板形状で、相対密度62%のグリーン成形体を作製した。これを、酸素分圧3×10Paの雰囲気下、1220℃で2時間加熱し、冷却後円板状の成形体を得た。また、前記成形体の一部を粉砕してX線回折測定を行ったところ、結晶質のC12を80体積%含み、残部がほぼ同量(10体積%)のCAとCAであった。ESRスペクトルの吸収バンド強度からO イオンラジカル及びOイオンラジカルの濃度を求めたところ、それぞれ5×1018cm−3であった。寸法、重量並びにC12とCA並びにCAの結晶密度から、成形体の相対密度を求めたところ88%であった。
前記成形体を、実施例1と同様にして石英管内部に装填し、アセトアルデヒド、酸素及びアルゴンの混合ガスを一方の端から導入し、他方の端で成形体内を浸透してきたアセトアルデヒドの濃度を測定した。これらの結果は表1に示した。
(実施例6)Ca:Alのモル比が1.40:1であり、これらを非晶質カルシウムアルミネートとして合計93.3質量%含み、残部がSiO、TiO、Fe或いはMgO等からなる粉末と、エタノールと、バインダーであるポリビニルブチラール(電気化学工業(株)社製、#3000−K)とを、質量比で100:100:0.05になるように混合してスラリーを作製した。次に、前記スラリーを原料に用い、石膏型を用いて鋳込み成形を行い、外径12mm、肉厚1.5mm、長さ200mmの試験管形状のグリーン成形体を得た。80℃で6時間乾燥した後、成形体の寸法、重量及び粉末の真比重から求めた前記グリーン成形体の相対密度は、54%であった。
前記グリーン成形体を、9.5×10Paの酸素雰囲気下、1200℃で2時間加熱し、試験管形状の成形体を得た。これを一部粉砕してX線回折測定を行ったところ、結晶質のC12を87体積%含み、残部がCAであった。ESRスペクトルの吸収バンドの強度から求めたOイオンラジカルの濃度は3.5×1020cm−3、寸法、重量並びにC12とCAの結晶密度から、成形体の相対密度を求めたところ83%であった。
この成形体の内側に、VOCの一種であるホルムアルデヒド(HCHO)を50ppm及び酸素ガスを5体積%含み、残部はアルゴンガスからなる混合ガスを導入した。次いで常温のまま導入側のガス圧を0.15MPaまで加圧して成形体の外側まで導入ガスを浸透させた。試験管の外側をフッ素系不活性液体(アウジモント(株)社製、ガルデンLS230)に浸し、内側から浸透してくる前記混合ガスを液上で捕集し、HCHO濃度を測定したところ、1ppm以下であった。
(比較例6)2.0×10Paの酸素雰囲気下で加熱した以外は、実施例6と同様にして試験管形状の成形体を作製したところ、Oイオンラジカルの濃度が1×1018cm−3の成形体が得られた。これを用い、実施例6と同様にして捕集したガス中のHCHO濃度は、35ppmであった。
(実施例7)炭酸カルシウム(CaCO)粉末と、アルミナ(γ−Al)粉末を、CaとAlのモル比がCa:Al=0.82:1になるように混合した後、この混合粉末と水及びバインダーであるメチルセルロース(MC)が、重量比で100:35:16になるように、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、粘土状の組成物を得た。これを押し出し成形機を用い、3mm×3mmの正方形の目開きを有し、隔壁肉厚1mm、断面寸法・形状が43mm×43mmの正方形で、長さ120mmの直方体型ハニカム状グリーン成形体とした。これを120℃で3時間乾燥した後、寸法、重量並びにCaCO、γ−Al及びMCの理論密度から求めた前記グリーン成形体の相対密度は57%であった。
前記グリーン成形体を、9.0×10Paの酸素雰囲気下、1100℃で2時間加熱し、ハニカム状の成形体が得られた。これを一部粉砕してX線回折測定を行ったところ、結晶質のC12を97体積%含み、残部がCaO・Al(CA)であった。ESRスペクトルの吸収バンドの強度から求めたOイオンラジカルの濃度は4×1020cm−3、寸法、重量並びにC12とCAの結晶密度から、成形体の相対密度を求めたところ65%であった。
空気中にクロカビ及びススカビの胞子を浮遊させたガスを、室温にて上記ハニカム成形体中を通過させた後、温度25℃、相対湿度99%の培養槽中に導入し、胞子を培養した。4週間後に培養により表面に生じたカビの発育状態を実体顕微鏡で観察した結果、50倍の顕微鏡ではカビの発育が殆ど認められなかった。
(比較例7)グリーン成形体の加熱条件を、2.0×10Paの酸素雰囲気及び1220℃の温度とした以外は実施例7と同様にしてハニカム状の成形体を作製した。これを一部粉砕してX線回折測定を行ったところ、結晶質のC12を80体積%含み、残部がCAであり、ESRスペクトルの吸収バンドの強度から求めたOイオンラジカルの濃度は5×1018cm−3、寸法、重量並びにC12とCAの結晶密度から求めた相対密度は86%であった。これを用い、実施例6と同様にしてカビの胞子の培養を行った結果、肉眼で明白にカビの発育が認められた。
(実施例8)酸化カルシウム(CaO)粉末と、γ−Al粉末を、CaとAlのモル比がCa:Al=0.82:1になるように混合した後、大気中、1300℃で3時間焼成して白色粉末を得た。
これをさらに酸素分圧8.1×10Paの雰囲気下、1250℃で2時間加熱し、冷却後焼結体の一部を粉砕してX線回折測定を行ったところ、C12を92体積%含み、残部がCAとCAからなる混合物であった。また、ESRスペクトルの吸収バンドの強度からOイオンラジカルの濃度を求めたところ、1×1020cm−3であった。
前記焼結体を、ボールミルを用いてエタノール中で湿式粉砕し、乾燥することによって、比表面積2.1m/gの粉末を得た。
この粉末を、エタノール及びバインダーであるポリビニルブチラール(電気化学工業(株)社製、#3000−K)と、重量比で100:100:0.05になるように混合してスラリーを作製した。このスラリーを外径10mm、内径8mm、長さ300mmの不透明石英製円筒にディップコート法にて塗布した後、80℃で4時間乾燥し、塗布膜の肉厚、重量及び粉末の真比重から求めた塗布膜の相対密度は、52%であった。
塗布膜を有する石英製円筒を、9.0×10Paの酸素雰囲気下、1100℃で3時間加熱し、不透明石英製円筒を基材とする、厚さ100μmの膜状成形体を得た。膜の一部を剥ぎ取ってX線回折測定を行ったところ、結晶質のC12を95体積%含み、残部が5CaO・3Al(C)であった。ESRスペクトルの吸収バンドの強度から求めたOイオンラジカルの濃度は5×1020cm−3、塗布膜の肉厚、重量並びにC12とCの結晶密度から、相対密度を求めたところ82%であった。
この不透明石英製円筒を基材とする成形体を37個作製し、断面が六角形になるように束ねて、外周部を耐熱エポキシ系接着剤で固定した。
喫煙室に煙道を設置し、ここに前記成形体の束を、束の外周部と煙道内壁の間に隙間が空かないように、充填物を挟んで装填した。喫煙室使用時に、前記成形体束の、喫煙室内側及び喫煙室外側の開口部直近における、有機酸、アルデヒド、ケトン、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、ピリジン、フラン、インドール等の複素環化合物、多環芳香族炭化水素等の、VOCの全濃度をガスクロマトグラフィーにて測定、比較したところ、後者は前者の5%以下であった。
(比較例8)塗布膜の加熱条件を、2.0×10Paの酸素雰囲気及び1220℃の温度とした以外は実施例8と同様にして厚さ100μmの膜状成形体を得た。膜の一部を剥ぎ取ってX線回折測定を行ったところ、結晶質のC12を80体積%含み、残部がCであった。ESRスペクトルの吸収バンドの強度から求めたOイオンラジカルの濃度は8×1018cm−3、塗布膜の肉厚、重量並びにC12とCの結晶密度から、相対密度を求めたところ88%であった。
実施例8と同様にして、成形体の束を作製して喫煙室の煙道に装填し、喫煙室内側及び喫煙室外側の開口部直近における、VOCの全濃度を測定、比較したところ、後者は前者の80%であった。
本発明の成形体は常温常圧下で、簡便に化学物質やカビの胞子等の被酸化性物質の酸化を促進することが可能である。従ってシックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドをはじめとする揮発性有機物質(VOC)、たばこの煙あるいはカビの胞子等も常温、常圧下で酸化・無害化することが可能であるため、脱臭剤、フィルターあるいは家屋の壁材用材料等を初めいろいろな産業に利用でき有用である。
本発明の成形体の製造方法に拠れば、前記特徴のある成形体を、確実に安定して提供することができるので、産業上非常に有用である。
本発明の酸化反応促進方法は、前記の特定な成形体を用いているので、従来技術の場合に比べて穏やかな条件下で、有害な被酸化性物質を酸化し、無害化できるので産業上非常に有用である。

Claims (5)

  1. 12CaO・7Alの組成式で表され、負電荷酸素原子を1×1019個/cm以上含有する結晶質カルシウムアルミネートを85体積%以上含有し、しかも相対密度が55〜85%であることを特徴とする成形体。
  2. ハニカム構造であることを特徴とする請求項1記載の成形体。
  3. 基材上に膜状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の成形体。
  4. Ca:Alのモル比が0.70:1〜1.40:1である原料粉末を、相対密度が50〜80%になるように成形した後、酸素分圧4×10Pa以上の雰囲気下、1000℃〜1200℃に加熱することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の成形体の製造方法。
  5. 被酸化性物質を、請求項1、請求項2又は請求項3記載の成形体に、1体積%以上の酸素を含む雰囲気中、5〜300℃の条件の下で接触させることを特徴とする酸化反応促進方法。
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