JP2006315817A - 連続基材巻き取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つの駆動源で2つの回転体を回転させることにより一方の回転体を経由して供給された連続基材を他方の回転体にて巻き取る連続基材巻き取り装置において、連続基材を一定のテンションで巻き取る。
【解決手段】 搬送ローラ10aを経由した連続シート1を、この連続シート1を巻き取る巻き取りローラ10bとは反対側の方向に一定の力で引っ張る反力付加部材40を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェブ状となった紙やラベル等の連続基材を巻き取る連続基材巻き取り装置に関する。
従来より、荷物や商品等に貼付されるラベルは、様々な用途に用いられている。このようなラベルとしては、表面に文字や画像等の情報が印刷されたものや、最近では、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なICチップが内蔵されたもの等がある。
このようなラベルにおいては、例えば、ウェブ状の紙等の基材に一定間隔で貼付された連続基材となって提供され、その後、連続基材がラベル毎に断裁されたり、このウェブ状の基材からラベルが剥離されて使用されたりする。また、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なICチップが内蔵された非接触型ICラベルにおいても同様に、ウェブ状の紙等の基材に一定間隔で貼付された連続基材となって提供されることが行われている。そのため、このような連続基材は、作製された後、ロール状に巻き取られて保管されることになる。巻き取られて保管された連続基材は、その後、巻き取り状態から引き出されて断裁されたり、上述したICチップが内蔵された非接触型ICラベル等においては、巻き取り状態から引き出されて検査が行われ、再度ロール状に巻き取られたりする。
このような連続基材を巻き取る装置として、ロール状に巻き取られた連続基材を引き出して搬送するための搬送ローラと、搬送ローラとは異なる駆動源によって回転し、搬送ローラによって搬送されてくる連続基材を巻き取る巻き取りローラとを設け、搬送ローラと巻き取りローラとの間における連続基材の張力を検出してこの張力に応じて巻き取りローラの回転を制御し、それにより、巻き取りローラにて連続基材を一定のテンションで巻き取ることができるようにした処理装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、上述したような2つのローラを用いて連続基材を巻き取る際に、巻き取りローラにおける連続基材の巻き取り径に応じて、2つのローラのうち巻き取りローラのみの回転を制御し、それにより、巻き取りローラにて連続基材を一定のテンションで巻き取ることができるようにした処理装置も用いられている。
ところが、上述したように2つのローラを互いに異なる駆動源によって駆動させるものにおいては、2つのローラを個別に制御するため、装置全体としての制御が複雑になるとともに、装置が高額なものとなってしまう。
ここで、上述したような連続基材を巻き取る装置として、連続基材を搬送するための搬送ローラと、搬送ローラによって搬送されてきた連続基材を巻き取る巻き取りローラとに1つのベルトを掛け回すことによって1つの駆動源を用いて2つのローラを回転させる装置が考えられている。
図4は、連続基材を巻き取る従来の連続基材巻き取り装置の一構成例を示す図であり、(a)は装置の上方向から見た図、(b)は正面図である。なお、図4においては、連続基材を巻き取る部分のみを示す。
本構成例は図4に示すように、モータ120によって回転し、連続シート101を搬送するための搬送ローラ110aと、搬送ローラ110aにて搬送されてきた連続シート101を巻き取る巻き取りローラ110bとを有し、搬送ローラ110aと同軸に支持されたプーリー111aと巻き取りローラ110bと同軸に支持されたプーリー111bとに丸ベルト130が掛け回されて構成されている。なお、プーリー111a,111bは、プーリー111bの径がプーリー111a及び巻き取りローラ110bの径よりも小さくなっている。また、搬送ローラ110aに隣接するように押さえローラ110cが設けられている。
上記のように構成された連続基材巻き取り装置においては、モータ120によって回転するプーリー111aの回転が丸ベルト130を介してプーリー111bに伝わることによって巻き取りローラ110bが回転し、それにより、搬送ローラ110aにて搬送されてきた連続シート101が巻き取りローラ110bにて巻き取られることになるが、丸ベルト130がプーリー111bの周面上において滑るように掛け回されているため、プーリー111bにおける丸ベルト130の滑り度合を予め設定しておけば、巻き取りローラ110bにて連続シート101を所望のテンションで巻き取ることができる。また、搬送ローラ110aを経由した連続シート101は搬送ローラ110aへの搬送方向にそのまま直進しようとするため、連続シート101がラベルが貼付されたものである場合、搬送ローラ110aにて連続シート101の搬送方向が変えられる際にラベルが剥がれてしまう虞れがあるが、押さえローラ110cによって連続シート101が押さえられているので、ラベルが剥がれてしまうことがなくなる。
特開平9−290950号公報
しかしながら、図4に示した連続基材巻き取り装置においては、1つの駆動源を用いて搬送ローラ110aと巻き取りローラ110bとを回転させることができるものの、巻き取りローラ110bにおける連続シート101の巻き取り径が大きくなるにつれて、巻き芯近傍においては、連続シート101が巻き絞られることにより連続シート101に大きな力が加わってしまう。
そのため、例えば、ICチップが内蔵された非接触型ICラベルがウェブ状の基材に貼付されて巻き取られる場合、ICチップが破損してしまったり、巻き芯近傍の非接触型ICラベルが湾曲してしまったりする虞れがある。また、それにより、非接触型ICラベルが剥がれてしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、1つの駆動源で2つの回転体を回転させることにより一方の回転体を経由して供給された連続基材を他方の回転体にて巻き取る連続基材巻き取り装置において、連続基材を一定のテンションで巻き取ることができる連続基材巻き取り装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
駆動源によって回転する第1の回転体と、前記第1の回転体を経由して供給された連続基材を巻き取る第2の回転体とを有し、前記第1の回転体と同軸に支持された第1のベルト車と、該第1のベルト車及び前記第2の回転体よりも小さな径を具備し、前記第2の回転体と同軸に支持された第2のベルト車とにベルトが掛け回され、該ベルトを前記第2のベルト車の周面上を滑らせることによって、前記第1の回転体の回転の一部を前記第2の回転体に伝えて前記第2の回転体が回転し、前記第1の回転体を経由して供給された連続基材を前記第2の回転体にて巻き取る連続基材巻き取り装置において、
前記第1の回転体を経由した連続基材を前記第2の回転体とは反対側の方向に一定の力で引っ張る反力付加手段を有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、第1の回転体を経由して供給された連続基材は、反力付加手段を介して第2の回転体に供給されて第2の回転体にて巻き取られるが、その際、第1の回転体を経由した連続基材は、反力付加手段によって第2の回転体とは反対側の方向に一定の力で引っ張られている。そのため、第2の回転体においては、巻き取る連続基材にかかるテンションが一定となり、それにより、例えば、第2の回転体における連続基材の巻き取り径が大きくなる場合等、第2の回転体にて連続基材が巻き絞られる作用が生じてしまう場合であっても、第2の回転体において連続基材が一定のテンションで引っ張られ、さらに、巻き絞られる作用となる分の力はベルトと第2のベルト車との滑りとなり、連続基材が第2の回転体にて巻き絞られることがなくなる。
また、前記ベルトの張力を調整する張力調整手段を有することを特徴とする。
このような構成とした場合は、張力調整手段によってベルトの張力を調整することにより、第2のベルト車の周面上におけるベルトの滑り度合を調整することができる。
また、前記連続基材は、起立した状態で前記第1の回転体及び前記反力付加手段を介して前記第2の回転体に供給され、該第2の回転体にて巻き取られることを特徴とする。
このような構成とした場合は、連続基材にたるみが生じた場合に、連続基材が搬送経路上にて幅方向に蛇行してしまうことがなくなり、それにより、例えば、ICチップが内蔵された非接触型ICラベルがウェブ基材に貼付されて構成されるものに対してICチップの検査を正確に行うことができる。また、連続基材を搬送するための搬送ガイド等を設けなくても、連続基材が巻き取られてなる巻き取りローラの端面を揃えることができる。
以上説明したように本発明においては、第1の回転体を経由した連続基材を、この連続基材を巻き取る第2の回転体とは反対側の方向に一定の力で引っ張る反力付加手段を有する構成としたため、連続基材にかかるテンションが一定とならない場合であっても連続基材を一定のテンションで巻き取ることができる。
また、ベルトの張力を調整する張力調整手段を有するものにおいては、張力調整手段によってベルトの張力を調整することにより、第2のベルト車の周面上におけるベルトの滑り度合を調整することができる。
また、連続基材が、起立した状態で第1の回転体及び反力付加手段を介して第2の回転体に供給され、第2の回転体にて巻き取られるものにおいては、連続基材にたるみが生じた場合に、連続基材が搬送経路上にて幅方向に蛇行してしまうことがなくなり、それにより、例えば、ICチップが内蔵された非接触型ICラベルがウェブ基材に貼付されて構成されるものに対してICチップの検査を正確に行うことができる。また、連続基材を搬送するための搬送ガイド等を設けなくても、連続基材が巻き取られてなる巻き取りローラの端面を揃えることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の連続基材巻き取り装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は装置の上方向から見た図、(b)は正面図である。なお、図1においては、連続基材を巻き取る部分のみを示す。
本形態は図1に示すように、駆動源となるモータ20によって回転し、供給された連続基材である連続シート1を搬送するための第1の回転体である搬送ローラ10aと、搬送ローラ10aを経由して供給された連続シート1を巻き取る第2の回転体である巻き取りローラ10bと、搬送ローラ10aを経由した連続シート1を巻き取りローラ10bとは反対側の方向に一定の力で引っ張る反力付加部材40とを有し、搬送ローラ10aと同軸に支持された第1のベルト車であるプーリー11aと、巻き取りローラ10bと同軸に支持された第2のベルト車であるプーリー11bとに丸ベルト30が掛け回されて構成されている。なお、プーリー11a,11bは、プーリー11bの径がプーリー11a及び巻き取りローラ10bの径よりも小さくなっている。また、搬送ローラ10aに隣接するように押さえローラ10cが設けられている。また、反力付加部材40は、回転軸43を中心として回転可能に構成され、ばね力によって巻き取りローラ10bから離れる方向に付勢されている支持部41と、支持部41の回転軸43とは反対側の端部に回転自在に取り付けられたローラ42とから構成されている。また、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間には、連続シート1の搬送ローラ10a近傍での巻き付けやジャムの発生を防止するための一対のローラ50a,50bが連続シート1を挟んで設けられている。また、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間には、丸ベルト30の張力を調整するための張力調整部材60が設けられている。また、連続シート1の幅方向の両側部のうち連続シート1が起立した状態にて下側に当接するガイド(不図示)が設けられている。
以下に、上記のように構成された連続基材巻き取り装置の動作について説明する。
図2は、図1に示した連続基材巻き取り装置の動作を説明するための図であり、(a)は巻き取りローラ10bにおける連続シート1の巻き取り径が小さな状態を示す図、(b)は巻き取りローラ10bにおける連続シート1に巻き取り径が大きな状態を示す図である。
まず、巻き取りローラ10bにて巻き取る連続シート1の巻き取り方向先端部が巻き取りローラ10bに固定され、反力付加部材40のローラ42及び搬送ローラ10aに掛け渡される。なおこの際、連続シート1は、起立した状態で巻き取りローラ10b、ローラ42及び搬送ローラ10aに掛け渡されることになるため、連続シート1の幅方向の両側部のうち下側がガイドに当接することになる。
この状態においては、巻き取りローラ10bが回転していないため、巻き取りローラ10bにおいて連続シート1に対して巻き取り方向の力が生じておらず、そのため、反力付加部材40のローラ42がばね力によって巻き取りローラ10bから離れた位置に停止した状態となっている(図2(a))。
この状態にてモータ20が駆動すると、モータ20による制御によって搬送ローラ10aが回転するとともに、プーリー11aの回転が丸ベルト30を介してプーリー11bに伝わる。ここで、プーリー11bの径がプーリー11aの径よりも小さいため、搬送ローラ10aに供給された連続シート1は、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間にてたるみが生じることなく搬送されていくが、その際、張力調整部材60によって丸ベルト30の張力が調整されることにより、丸ベルト30がプーリー11bの周面上を滑るようになっているため、搬送ローラ10aの回転の一部のみのみが巻き取りローラ10bに伝わることになる。また、この状態においては、巻き取りローラ10bにおいて連続シート1に対して巻き取り方向に力が生じているため、反力付加部材40の支持部41が回転軸43を中心として図中時計回りに回転し、ローラ42が巻き取りローラ10bに近づくようになる。この際、反力付加部材40の支持部41が、回転軸43を中心としてばね力によって巻き取りローラ10bから離れる方向に付勢されているため、搬送ローラ10aを経由した連続シート1が反力付加部材40のローラ42によって巻き取りローラ10bとは反対側の方向に引っ張られている。一方、巻き取りローラ10bにおいては、搬送ローラ10aの回転の一部が伝わることにより、搬送ローラ10aを経由した連続シート1を巻き取る方向に力が働いているため、搬送ローラ10aを経由した連続シート1が巻き取りローラ10bによって巻き取りローラ10bの方向に引っ張られている。このため、巻き取りローラ10bにおいては、反力付加部材40の付勢力とつり合ったテンションで連続シート1が引っ張られることになる。
その後、搬送ローラ10aを経由した連続シート1が巻き取りローラ10bにて巻き取られていき、巻き取りローラ10bにおける連続シート1の巻き取り径が大きくなっていくと、連続シート1が巻き取りローラ10b側に引っ張られる力が大きくなり、それに伴って、反力付加部材40の支持部41が回転軸43を中心として図中時計回りに回転していき、ローラ42が巻き取りローラ10bにさらに近づいていく(図2(b))。この場合においても、反力付加部材40によって連続シート1が巻き取りローラ10bとは反対側に一定の力で引っ張られているため、巻き取りローラ10bにおいては、反力付加部材40の付勢力とつり合った一定のテンションで連続シート1が引っ張られることになる。それにより、連続シート1は、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間にて、無理なテンションが加わることなく、すなわち、多少のたるみが生じた状態で搬送されていく。
このように本形態においては、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間に、巻き取りローラ10bとは反対側の方向に付勢された反力付加部材40が設けられ、この反力付勢部材40が、反力付加部材40の付勢力と巻き取りローラ10bにおける連続シート1の巻き取りテンションとがつり合った位置で停止し、その状態で搬送ローラ10aを経由した連続シート1が巻き取りローラ10bに巻き取られるため、搬送ローラ10aを経由した連続シート1は、常に一定の力で巻き取りローラ10bとは反対側に引っ張られていることになり、それにより、巻き取りローラ10bに一定のテンションで巻き取られることになる。また、これにより、連続シート1の安定した巻き取り動作が可能となり、例えば、ICチップが内蔵された非接触型ICラベル等に対して検査を行う際に正確な検査を行うことができる。
また、連続シート1が、起立した状態で搬送ローラ10a及び反力付加部材40を介して巻き取りローラ10bに供給され、巻き取りローラ10bにて巻き取られていくため、連続シート1にたるみが生じた場合に、連続シート1が搬送経路上にて幅方向に蛇行してしまうことがなくなり、それにより、例えば、ICチップが内蔵された非接触型ICラベルがウェブ基材に貼付されて構成されるものに対してICチップの検査を正確に行うことができる。また、連続シート1を搬送するための搬送ガイド等を設けなくても、連続シート1が巻き取られてなる巻き取りローラの端面を揃えることができる。
以下に、図1に示した張力調整部材60の機能について説明する。
図3は、図1に示した張力調整部材60の機能を説明するための図である。
本形態においては、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間に設けられた張力調整部材60によって、丸ベルト30の張力が調整可能となっている。
上述したように、プーリー11bの径がプーリー11aの径よりも小さいため、搬送ローラ10aに供給された連続シート1は、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間にてたるみが生じることなく搬送されていくが、このままでは、巻き取りローラ10bにおける連続シート1の巻き取り量が搬送ローラ10aにおける連続シート1の搬送量よりも多くなってしまい、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間にて連続シート1が破断してしまうことになる。そこで、張力調整部材60によって丸ベルト30の張力を調整することにより、丸ベルト30がプーリー11bの周面上を滑るように調整する。
プーリー11bにおける丸ベルト30の滑り度合を大きくしたい場合、すなわち、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間における連続シート1のたるみ量を大きくしたい場合は、プーリー11aとプーリー11bとの間にて丸ベルト30が直線状となるような位置に張力調整部材60を配置する(図3(a))。これにより、丸ベルト30は張力調整部材60によって引っ張られることがなく、プーリー11bに対する摩擦抵抗が小さくなり、プーリー11bにおける丸ベルト30の滑り度合が大きくなる。
一方、プーリー11bにおける丸ベルト30の滑り度合を小さくしたい場合、すなわち、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間における連続シート1のたるみ量を小さくしたい場合は、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間にて、プーリー11aとプーリー11bとを結んだ方向とは垂直な方向に張力調整部材60を移動させる(図3(b))。これにより、丸ベルト30は張力調整部材60によって、プーリー11aとプーリー11bとを結んだ方向とは垂直な方向に引っ張られ、プーリー11bに対する摩擦抵抗が大きくなり、プーリー11bにおける丸ベルト30の滑り度合が小さくなる。
これにより、一定テンション以上に発生する連続シート1の巻き取りローラ10bにおける巻き取り量は丸ベルト30がプーリー11bの周面上を滑ることによって打ち消され、連続シート1が、搬送ローラ10aと巻き取りローラ10bとの間にて、無理なテンションが加わることなく、すなわち、多少のたるみが生じた状態で搬送されていくことになる。
なお、本形態においては、反力付加部材40の支持部41がばね力によって巻き取りローラ10bから離れる方向に付勢されているが、重力のみによって巻き取りローラ10bから離れる方向に付勢されるものであってもよい。ただし、反力付加部材40が重力によって巻き取りローラ10bから離れる方向に付勢される場合は、連続シート1は起立した状態で搬送されず、巻き取りローラ10bが搬送ローラ10aよりも上方向に配置され、搬送ローラ10aを経由した連続シート1が上方向に持ち上げられるようにして巻き取りローラ10bに供給されることになる。
また、本形態においては、反力付加部材40として、巻き取りローラ10bから離れる方向に付勢されている支持部41の回転軸43とは反対側の端部にローラ42が回転自在に取り付けられているものを例に挙げて説明したが、連続シート1に傷等をつけないものであれば、支持部41に取り付けられるものはローラ42に限らず、また、支持部41のみで構成されていてもよい。
また、本形態にて搬送される連続基材としては、連続シート1の他に、ICチップが内蔵された非接触型ICラベルがウェブ状の基材に貼付されてなるもの等、様々なものを用いることが可能である。
本発明の連続基材巻き取り装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は装置の上方向から見た図、(b)は正面図である。 図1に示した連続基材巻き取り装置の動作を説明するための図であり、(a)は巻き取りローラにおける連続シートの巻き取り径が小さな状態を示す図、(b)は巻き取りローラにおける連続シートの巻き取り径が大きな状態を示す図である。 図1に示した張力調整部材の機能を説明するための図である。 連続基材を巻き取る従来の連続基材巻き取り装置の一構成例を示す図であり、(a)は装置の上方向から見た図、(b)は正面図である。
符号の説明
1 連続シート
10a 搬送ローラ
10b 巻き取りローラ
10c 押さえローラ
11a,11b プーリー
20 モータ
30 丸ベルト
40 反力付加部材
41 支持部
42,50a,50b ローラ
43 回転軸
60 張力調整部材

Claims (3)

  1. 駆動源によって回転する第1の回転体と、前記第1の回転体を経由して供給された連続基材を巻き取る第2の回転体とを有し、前記第1の回転体と同軸に支持された第1のベルト車と、該第1のベルト車及び前記第2の回転体よりも小さな径を具備し、前記第2の回転体と同軸に支持された第2のベルト車とにベルトが掛け回され、該ベルトを前記第2のベルト車の周面上を滑らせることによって、前記第1の回転体の回転の一部を前記第2の回転体に伝えて前記第2の回転体が回転し、前記第1の回転体を経由して供給された連続基材を前記第2の回転体にて巻き取る連続基材巻き取り装置において、
    前記第1の回転体を経由した連続基材を前記第2の回転体とは反対側の方向に一定の力で引っ張る反力付加手段を有することを特徴とする連続基材巻き取り装置。
  2. 請求項1に記載の連続基材巻き取り装置において、
    前記ベルトの張力を調整する張力調整手段を有することを特徴とする連続基材巻き取り装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の連続基材巻き取り装置において、
    前記連続基材は、起立した状態で前記第1の回転体及び前記反力付加手段を介して前記第2の回転体に供給され、該第2の回転体にて巻き取られることを特徴とする連続基材巻き取り装置。
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