JP2006313921A - 粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラスの切断時に発生するガラス切屑を容易かつ完全に除去できる、粘着シートに貼り付けられたガラス片の製造方法を提供する。
【解決手段】板状のガラス2に、第1粘着シート1を貼り付けた後(a)、ガラス2を刃3により切断して複数のガラス片2aに分離する(b)。第1粘着シート1の貼付面とは反対側のガラス片2aの面に、第2粘着シート4を貼り付ける(c)。第1粘着シート1をガラス片2aから剥離する(d)。ガラス2の切断工程により発生したガラス切屑5が第1粘着シート1に付着した状態で、第1粘着シート1を剥離するため、各ガラス片2aが第2粘着シート4に貼り付けられた状態でばらばらになることなく、ほとんどのガラス切屑5が第1粘着シート1に付着して除去される。
【選択図】図1
【解決手段】板状のガラス2に、第1粘着シート1を貼り付けた後(a)、ガラス2を刃3により切断して複数のガラス片2aに分離する(b)。第1粘着シート1の貼付面とは反対側のガラス片2aの面に、第2粘着シート4を貼り付ける(c)。第1粘着シート1をガラス片2aから剥離する(d)。ガラス2の切断工程により発生したガラス切屑5が第1粘着シート1に付着した状態で、第1粘着シート1を剥離するため、各ガラス片2aが第2粘着シート4に貼り付けられた状態でばらばらになることなく、ほとんどのガラス切屑5が第1粘着シート1に付着して除去される。
【選択図】図1
Description
本発明は、粘着シートに貼り付けられた例えばガラス片,シリコン基板片などの複数の基体片を製造する方法に関する。
ウエハ状態のチップの各イメージセンサ部を覆うようにガラスを貼り付け、各チップを分離することにより、イメージセンサ部でのキズによる損傷またはゴミの付着を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1には、イメージセンサ部に貼り付けられる小片状のガラスをどのように製造するかに関しては一切記載されていない。
また、紫外線による書込み/消去可能なメモリの半導体素子(EPROM)、またはCCD等の受光部を有する半導体素子のパッケージに備え付けられる蓋部として用いられるガラス片の製造手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−151666号公報
特開平5−41461号公報
特許文献2にあっては、ガラス片を製造するためには、ガラス板を切断する必要があるが、その切断の際に生じるガラスの切屑の除去が不十分であるという問題がある。図6は、ガラス片を製造する従来の工程を示す図である。板状のガラス42に、粘着シート41を貼り付ける(図6(a))。次に、刃43を用いてガラス42を切断し、複数のガラス片42aに分離する(図6(b))。そして、分離されたガラス片42aを1枚ずつ粘着シート41から剥がして、例えば半導体素子のパッケージの蓋部として使用する。
図7は、図6(b)の領域Aにおける拡大図である。図6(b)に示すガラス42の切断時にガラス切屑45が発生する。発生したガラス切屑45は静電気によりガラス片42aに付着する。ガラス切屑45が付着した状態のガラス片42aを半導体装置に利用した場合、そのガラス切屑45が半導体装置の不良の原因になる場合がある。よって、ガラス切屑45がガラス片42aに付着しないように、発生したガラス切屑45を除去する必要がある。そこで、気体噴吹き付けまたは水洗浄にてガラス切屑45を除去する手法が、従来から実施されているが、特に切断部の隅角部位(図7の領域B)では、除去用の気体または水が十分に到達せず、ガラス切屑45が完全に除去されずに残存してしまうという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、例えばガラスなどの基体の切断時に発生する基体切屑を容易かつ略完全に除去できる粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、基体片の一面に形成した膜に付着したゴミを除去できる粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法を提供することにある。
本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法は、半導体装置の蓋部として用いられる基体片であって、第1粘着シートに貼り付けられた基体を複数の基体片に切断し、前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の前記基体片の面に第2粘着シートを貼り付けることを特徴とする。
本発明にあっては、第1粘着シートに貼り付けられた基体を複数の基体片に切断した後、第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の基体片の面に第2粘着シートを貼り付ける。よって、このようにしておけば、第1粘着シートを基体片から剥離することにより、切断時に発生した基体切屑は、切断部の隅角部位に存する基体切屑も含めてほとんど全てが第1粘着シートに付着した状態で簡単に除去される。
本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法は、半導体装置の蓋部として用いられる基体片であって、第1粘着シートに貼り付けられた基体を複数の基体片に切断し、前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の前記基体片の面に第2粘着シートを貼り付け、前記第1粘着シートを前記基体片から剥離することを特徴とする。
本発明にあっては、第1粘着シートに貼り付けられた基体を複数の基体片に切断した後に、第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の基体片の面に第2粘着シートを貼り付け、その後、第1粘着シートを基体片から剥離する。よって、切断時に発生した基体切屑は、切断部の隅角部位に存する基体切屑も含めてほとんど全てが第1粘着シートに付着した状態で簡単に除去される。
本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法は、前記基体の前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の面には膜が形成されており、前記第1粘着シートを剥離した後に、前記基体片の前記第1粘着シートに貼り付けられていた面に第3粘着シートを貼り付けることを特徴とする。
本発明にあっては、上述したように第1粘着シートを剥離した後に、第1粘着シートが貼り付けられていた側の面に第3粘着シートを貼り付ける。よって、このようにしておけば、第2粘着シートを基体片から剥離することにより、基体片の膜に付着していたゴミは、第2粘着シートに付着した状態で簡単に除去される。また、この第2粘着シートは、基体片の膜を保護する機能も果たす。
本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法は、前記基体の前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の面には膜が形成されており、前記第1粘着シートを剥離した後に、前記基体片の前記第1粘着シートに貼り付けられていた面に第3粘着シートを貼り付け、前記第2粘着シートを前記基体片から剥離することを特徴とする。
本発明にあっては、上述したように第1粘着シートを剥離した後に、第1粘着シートが貼り付けられていた側の面に第3粘着シートを貼り付け、その後、第2粘着シートを基体片から剥離する。よって、基体片の膜に付着していたゴミは、第2粘着シートに付着した状態で簡単に除去される。
本発明の粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法では、第1粘着シートの剥離によって基体切屑を除去するようにしたので、ほとんどの基体切屑を容易に除去することができる。
本発明の粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法では、第2粘着シートの剥離によって膜に付着したゴミを除去するようにしたので、ほとんどのゴミを容易に除去することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。以下の例では、基体として板状のガラス、基体片としてガラス片を用いる場合について説明する。ガラス及びガラス片と粘着シートとの配置における上下関係など、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
〈実施の形態1〉
図1は、本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法の工程の一例を示す図である。板状のガラス2に、第1粘着シート1の粘着面を貼り付ける(図1(a))。次に、ダイシング装置等を用いてガラス2を刃3により切断し、複数のガラス片2aに分離する(図1(b))。この際、必要に応じて、気体噴き付け(例えば窒素ブロー)によって、ガラス切屑を除去するようにしてもよい。また、第1粘着シート1が充分な粘着力を維持できる限りにあっては、水や溶液等の洗浄液を用いた洗浄を行ってもよい。
図1は、本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法の工程の一例を示す図である。板状のガラス2に、第1粘着シート1の粘着面を貼り付ける(図1(a))。次に、ダイシング装置等を用いてガラス2を刃3により切断し、複数のガラス片2aに分離する(図1(b))。この際、必要に応じて、気体噴き付け(例えば窒素ブロー)によって、ガラス切屑を除去するようにしてもよい。また、第1粘着シート1が充分な粘着力を維持できる限りにあっては、水や溶液等の洗浄液を用いた洗浄を行ってもよい。
次いで、第1粘着シート1の貼付面とは反対側のガラス片2aの面に、第2粘着シート4の粘着面を貼り付ける(図1(c))。以上のようにして、請求項1に対応する、粘着シート(本例では第1粘着シート1及び第2粘着シート4)に貼り付けられた基体片(本例ではガラス片2a)を製造する。なお、これらの第1粘着シート1,第2粘着シート4として、例えば紫外線照射等の光照射により粘着力が低下する粘着シートを用いることができる。このような粘着シートを用いる場合には、後述する工程での第1粘着シート1の剥離処理を容易とするために、第2粘着シート4の貼り付け前に、光照射によって第1粘着シート1の粘着力を低下させておくことが好ましい。
次に、第1粘着シート1をガラス片2aから剥離する(図1(d))。以上のようにして、請求項2に対応して、粘着シート(本例では第2粘着シート4)に貼り付けられた基体片(本例ではガラス片2a)を製造する。
本発明でも、ガラス2の切断工程により、その切断部に基体切屑としてのガラス切屑5は発生する(図1(b))。発生したガラス切屑5は、第1粘着シート1に付着している。そこで、第2粘着シート4を貼り付けた後に、ガラス切屑5が第1粘着シート1に付着した状態で、第1粘着シート1を剥離する。このようにすることにより、各ガラス片2aが第2粘着シート4に貼り付けられた状態でばらばらになることなく、ほとんどのガラス切屑5を第1粘着シート1に付着させて除去することが可能である。なお、第1粘着シート1を剥離しても、例えば静電気によりガラス切屑5が第1粘着シート1でなくガラス片2aに付着してガラス切屑5を除去できない場合には、気体噴き付けによってガラス切屑5を除去すようにすればよい。また、第2粘着シート4が充分な粘着力を維持できる限りにあっては、水や溶液等の洗浄液を用いた洗浄を行ってもよい。
〈実施の形態2〉
図2は、本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法の工程の他の例を示す図である。板状のガラス2に、第1粘着シート1の粘着面を貼り付ける(図2(a))。ガラス2の表面(第1粘着シート1との貼付面とは反対側の面)には、例えば物理的蒸着法を用いて形成された赤外線遮断膜6が設けられている。次に、ダイシング装置等を用いて赤外線遮断膜6付きのガラス2を刃3により切断し、複数のガラス片2aに分離する(図2(b))。この際、実施の形態1と同様に、必要に応じて、気体噴き付けまたは溶液洗浄を行ってもよい。
図2は、本発明に係る粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法の工程の他の例を示す図である。板状のガラス2に、第1粘着シート1の粘着面を貼り付ける(図2(a))。ガラス2の表面(第1粘着シート1との貼付面とは反対側の面)には、例えば物理的蒸着法を用いて形成された赤外線遮断膜6が設けられている。次に、ダイシング装置等を用いて赤外線遮断膜6付きのガラス2を刃3により切断し、複数のガラス片2aに分離する(図2(b))。この際、実施の形態1と同様に、必要に応じて、気体噴き付けまたは溶液洗浄を行ってもよい。
次いで、第1粘着シート1の貼付面とは反対側のガラス片2aの面に、つまり赤外線遮断膜6上に、第2粘着シート4の粘着面を貼り付ける(図2(c))。なお、これらの第1粘着シート1,第2粘着シート4として、例えば紫外線照射等の光照射により粘着力が低下する粘着シートを用いることができる。このような粘着シートを用いる場合には、後述する工程での第1粘着シート1の剥離処理を容易とするために、第2粘着シート4の貼り付け前に、光照射によって第1粘着シート1の粘着力を低下させておくことが好ましい。
次に、第1粘着シート1をガラス片2aから剥離する(図2(d))。実施の形態1と同様に、第2粘着シート4を貼り付けた後に、ガラス切屑5が第1粘着シート1に付着した状態で、第1粘着シート1を剥離するため、各ガラス片2aが第2粘着シート4に貼り付けられた状態でばらばらになることなく、ほとんどのガラス切屑5を第1粘着シート1に付着させて除去することが可能である。なお、必要に応じて、気体噴き付けまたは溶液洗浄を行ってもよいことは、実施の形態1と同様である。
次に、ガラス片2aの赤外線遮断膜6が設けられている面と反対側の面に、言い換えると第1粘着シート1が貼り付けられていた面に、第3粘着シート7の粘着面を貼り付ける(図2(e))。以上のようにして、請求項3に対応する、粘着シート(本例では第2粘着シート4及び第3粘着シート7)に貼り付けられた、膜(本例では赤外線遮断膜6)を有する基体片(本例ではガラス片2a)を製造する。第2粘着シート4として、前述したように、例えば紫外線照射等の光照射により粘着力が低下する粘着シートを用いる場合には、後述する工程での第2粘着シート4の剥離処理を容易とするために、第3粘着シート7の貼り付け前に、光照射によって第2粘着シート4の粘着力を低下させておくことが好ましい。
次に、第2粘着シート4をガラス片2aから剥離する(図2(f))。以上のようにして、請求項4に対応する、粘着シート(本例では第3粘着シート7)に貼り付けられた、膜(本例では赤外線遮断膜6)を有する基体片(本例ではガラス片2a)を製造する。
赤外線遮断膜6の表面はガラス表面と比較して平滑性に欠けるため、ゴミが付着し易くなっている。よって、赤外線遮断膜6を設けたガラス片2aでは、その表面にゴミが付着していることが多いと考えられる。実施の形態2では、このゴミを除去する。赤外線遮断膜6表面のゴミは、第2粘着シート4に付着している。そこで、第3粘着シート7を貼り付けた後に、ゴミが第2粘着シート4に付着した状態で、第2粘着シート4を剥離する。このようにすることにより、赤外線遮断膜6に付着されているほとんどのゴミを除去することが可能である。
なお、上述した例では、ガラス2(ガラス片2a)に赤外線遮断膜6を設ける場合について説明したが、設ける膜はこの赤外線遮断膜に限らず、光反射防止膜,透明導電膜,保護膜などの他の種類の膜であっても、同様の効果を奏することができる。
〈実施の形態3〉
図3は、本発明に係る半導体ウエハの製造方法の工程を示す図である。まず、上述した実施の形態1に従って製造された、第2粘着シート4に複数のガラス片2aが貼り付けられた中間物を準備する(図3(a))。第2粘着シート4として、前述したように、例えば紫外線照射等の光照射により粘着力が低下する粘着シートを用いることができ、このような粘着シートを用いる場合には、後述する工程でのガラス片2aの剥脱処理を容易とするために、事前に光照射によって第2粘着シート4の粘着力を低下させておくことが好ましい。
図3は、本発明に係る半導体ウエハの製造方法の工程を示す図である。まず、上述した実施の形態1に従って製造された、第2粘着シート4に複数のガラス片2aが貼り付けられた中間物を準備する(図3(a))。第2粘着シート4として、前述したように、例えば紫外線照射等の光照射により粘着力が低下する粘着シートを用いることができ、このような粘着シートを用いる場合には、後述する工程でのガラス片2aの剥脱処理を容易とするために、事前に光照射によって第2粘着シート4の粘着力を低下させておくことが好ましい。
剥脱対象のガラス片2aに対応する第2粘着シート4の裏面部分をピン11で突き上げて、ガラス片2aを第2粘着シート4から部分的に剥脱させた状態とした後(図3(b))、吸着装置12によりガラス片2aを吸着して、ガラス片2aを第2粘着シート4から剥脱する(図3(c))。
その後、ガラス片2aを吸着した吸着装置12を、その表面に複数の接着層13がパターン形成された半導体ウエハ14上に移動させ、ガラス片2aが接着層13を介して半導体ウエハ14に接着されるようにガラス片2aの位置合わせを行った後に、吸着装置12の吸着機能を解除して、ガラス片2aを接着させる(図3(d))。このような動作を繰り返すことにより、複数の基体片(本例ではガラス片2a)が接着された半導体ウエハ14を製造する。
なお、図示しないが、半導体ウエハ14において、ガラス片2aで蓋部が形成された部分には、表面にマイクロレンズを有する受光部が形成されており、入射光を各画素の受光素子に集光する構成になっている。
実施の形態3では、ガラス切屑5がほとんど付着していないガラス片2aを半導体ウエハ14に接着することになるため、ガラス切屑5に起因する不良品の発生はほとんどない。
〈実施の形態4〉
図4は、本発明に係る半導体装置の製造方法の工程の一例を示す図である。図4(a)〜(d)の工程は、実施の形態3の図3(a)〜(d)の工程と同様であるため、同一部分には同一番号を付してそれらの説明を省略する。
図4は、本発明に係る半導体装置の製造方法の工程の一例を示す図である。図4(a)〜(d)の工程は、実施の形態3の図3(a)〜(d)の工程と同様であるため、同一部分には同一番号を付してそれらの説明を省略する。
図4(a)〜(d)の工程にて製造された半導体ウエハ14を、ダイシング装置等を用いて、分割線14aにおいて切断することにより、基体片(本例ではガラス片2a)が接着された半導体装置(本例では固体撮像装置15)を製造する(図4(e))。
なお、本発明に係る半導体装置としては、CCD,CMOSイメージャ等の固体撮像装置、EPROM等の半導体記憶装置など、ガラス片で蓋部を構成する半導体装置であれば、如何なる種類の半導体装置であってもよい。
〈実施の形態5〉
図5は、本発明に係る半導体装置の製造方法の工程の他の例を示す図である。図5(a)〜(c)の工程は、実施の形態3の図3(a)〜(c)の工程と同様であるため、同一部分には同一番号を付してそれらの説明を省略する。
図5は、本発明に係る半導体装置の製造方法の工程の他の例を示す図である。図5(a)〜(c)の工程は、実施の形態3の図3(a)〜(c)の工程と同様であるため、同一部分には同一番号を付してそれらの説明を省略する。
ガラス片2aを吸着した吸着装置12を、受光部を有する半導体素子21を収納したケース部材22上に移動させ、ガラス片2aが接着層23を介してケース部材22に接着されるようにガラス片2aの位置合わせを行った後に、吸着装置12の吸着機能を解除して、ガラス片2aを接着させる(図5(d))。このようにして、半導体素子21を収納するケース部材22に基体片(本例ではガラス片2a)を接着させた半導体装置を製造する。
なお、実施の形態3〜5にあっては、実施の形態1に従って製造されたガラス片2aを使用する場合について説明したが、実施の形態2に従って製造された赤外線遮断膜6付きのガラス片2aを使用する場合にも、同様に半導体ウエハまたは半導体装置を製造できることは勿論である。実施の形態3〜5において、実施の形態2に従って製造された赤外線遮断膜6付きのガラス片2aを使用する場合、図3〜5に図示された第2粘着シート4が第3粘着シート7に置き換わり、図3〜5に図示されたガラス片2aの図中上方に赤外線遮断膜6が配置されることになる。この場合、ガラス片2aを反転させることなく、赤外線遮断膜6の配置面を半導体ウエハ14から遠い方に配置できるので、固体撮像装置に適用すれば、赤外線遮断膜6にゴミが混入又は付着していても、それに起因する不良の発生を容易に低減することができる。
また、上述した例では、基体としてガラスを使用したが、ガラス以外に、シリコン基体等の半導体基体を用いることも可能であり、同様に本発明を適用できる。シリコン基体等の半導体基体を用いた半導体ウエハに適用した例としては、機能素子が形成されたシリコンウエハに、保護キャップ用のシリコン片を接着するものが挙げられる。そして、シリコン基体等の半導体基体を用いた半導体装置に適用した例としては、その保護キャップ用シリコン片が接着されたシリコンウエハを切断するものが挙げられる。
1 第1粘着シート
2 ガラス(基体)
2a ガラス片(基体片)
3 刃
4 第2粘着シート
5 ガラス切屑
6 赤外線遮断膜(膜)
7 第3粘着シート
11 ピン
12 吸着装置
13 接着層
14 半導体ウエハ
15 固体撮像装置
21 半導体素子
22 ケース部材
23 接着層
2 ガラス(基体)
2a ガラス片(基体片)
3 刃
4 第2粘着シート
5 ガラス切屑
6 赤外線遮断膜(膜)
7 第3粘着シート
11 ピン
12 吸着装置
13 接着層
14 半導体ウエハ
15 固体撮像装置
21 半導体素子
22 ケース部材
23 接着層
Claims (4)
- 半導体装置の蓋部として用いられる基体片であって、第1粘着シートに貼り付けられた基体を複数の基体片に切断し、前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の前記基体片の面に第2粘着シートを貼り付けることを特徴とする粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法。
- 半導体装置の蓋部として用いられる基体片であって、第1粘着シートに貼り付けられた基体を複数の基体片に切断し、前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の前記基体片の面に第2粘着シートを貼り付け、前記第1粘着シートを前記基体片から剥離することを特徴とする粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法。
- 前記基体の前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の面には膜が形成されており、前記第1粘着シートを剥離した後に、前記基体片の前記第1粘着シートに貼り付けられていた面に第3粘着シートを貼り付けることを特徴とする請求項2記載の粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法。
- 前記基体の前記第1粘着シートに貼り付けられた面と反対側の面には膜が形成されており、前記第1粘着シートを剥離した後に、前記基体片の前記第1粘着シートに貼り付けられていた面に第3粘着シートを貼り付け、前記第2粘着シートを前記基体片から剥離することを特徴とする請求項2記載の粘着シートに貼り付けられた基体片の製造方法。
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JP2010153874A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Flextronics Ap Llc | イメージセンサパッケージのガラス取付けのための技術 |
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