JP2006311835A - 錘負荷調整可能な釣り用浮き - Google Patents
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Abstract
【課題】指標となるトップを取り付けた中通しや環付きの球形や円錐形等浮き本体の側面のほぼ中央部が魚信の作用点になるように釣り糸を通し、魚信により釣り糸が引っ張られると浮き本体が回転し、指標となるトップが傾斜または転倒して、魚信が確認できるようにした高感度、高視認性の遠投が可能な釣り用浮きにおいて、浮き下の釣り糸、錘や釣り鉤等の重量と均衡を保つように、該浮き本体に取り付け位置や重量を予め設定した均衡保持用錘を取付足を介して取り付け、取付足を前後左右に移動させ、指標となるトップが、実際の釣り条件に対し垂直状態に保たれるように微調整することができる、錘負荷調整可能な釣り用浮きを提供する。
【解決手段】指標となるトップ、均衡保持用錘、錘取付足、環付きまたは中通しの球形または円錐形のうき本体から構成される。
【選択図】図1
【解決手段】指標となるトップ、均衡保持用錘、錘取付足、環付きまたは中通しの球形または円錐形のうき本体から構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は魚信に対して極めて高感度、高視認性の遠投が可能な魚釣り用の浮きに関する。
魚釣り用の浮きの当たりは浮きの浮力に打ち勝つ魚信により、浮きが水中に引き込まれる速度や程度で視認されるが、魚はエサに食いついたとき、エサに抵抗があるとエサを離す習性があるので、浮きによる抵抗は小さくする必要があった。また、水面に波がある場合や遠投された浮きの場合の小さい魚信の視認は困難であった。さらに、遠投する場合、飛ばし浮きと当たり浮きの2種類が必要になり、糸が絡まりやすくなるなど問題があった。
従来、多用されているドングリ型浮きでは、浮力が調整された何種類もの浮きを用意しておき、それらから現場の釣り条件にあった物を選び、微妙に使いこなす必要があり、熟練が必要で初心者には困難を極めていた。また、浮きは魚信に対する感度を高めるため水面下に保持されるように浮力の設定された浮きが用いられるので、釣り条件が変化すれば、途中で浮きを交換する必要があり、貴重な時間を浪費するなど問題があった。さらに、浮きが水面下にあるため、道糸の動きや竿先への当たりにより魚信を確認しており、小さい魚信を確認することは不可能であった。
また、特開2005−040115で、提供される、指標となるトップを垂直に保持する均衡保持用錘埋め込み型の釣り用浮きでは、実際の釣り条件に合わせるため、即ち、エサの種類を変えたり、浮き下を変えたりする都度、浮き下にガン玉錘などを取り付けたり取り外したりするなど、微妙な調整が必要であり、準備に貴重な時間がかかったり、微妙なフカセ釣りに悪影響を与えることがあった。さらに、場合によっては浮きの種類を変える必要があった。
従来、多用されているドングリ型浮きでは、浮力が調整された何種類もの浮きを用意しておき、それらから現場の釣り条件にあった物を選び、微妙に使いこなす必要があり、熟練が必要で初心者には困難を極めていた。また、浮きは魚信に対する感度を高めるため水面下に保持されるように浮力の設定された浮きが用いられるので、釣り条件が変化すれば、途中で浮きを交換する必要があり、貴重な時間を浪費するなど問題があった。さらに、浮きが水面下にあるため、道糸の動きや竿先への当たりにより魚信を確認しており、小さい魚信を確認することは不可能であった。
また、特開2005−040115で、提供される、指標となるトップを垂直に保持する均衡保持用錘埋め込み型の釣り用浮きでは、実際の釣り条件に合わせるため、即ち、エサの種類を変えたり、浮き下を変えたりする都度、浮き下にガン玉錘などを取り付けたり取り外したりするなど、微妙な調整が必要であり、準備に貴重な時間がかかったり、微妙なフカセ釣りに悪影響を与えることがあった。さらに、場合によっては浮きの種類を変える必要があった。
従来困難であった小さい魚信、波のある状態での魚信および遠投された浮きの僅かの魚信を確認することのできる高感度、高視認性の釣り用浮きを提供する。また、途中で潮の流れや浮き下長さなど釣り条件の変化にも簡単に対応可能な錘負荷調整可能な浮きを提供する。たとえば、メジナ釣りの場合などのように、波で水面の揺れる状態で、遠投された場合に、潮流、場所、釣り糸の浮き下長さ、錘、釣り鉤、及びエサなどの釣り条件の変化に対し、浮き本体を取り替えることなく、錘負荷を調整しトップを正確に垂直に保ち、当たりに対する視認性を確保する。
指標となるトップを取り付けた中通しや環付きの球形や円錐形等浮き本体の側面のほぼ中央部が魚信の作用点になるように釣り糸を通し、魚信により釣り糸が引っ張られると浮き本体が回転し、指標となるトップが傾斜または転倒して、魚信が確認できるようにした高感度、高視認性の遠投が可能な釣り用浮きにおいて、浮き下の釣り糸、錘や釣り鉤等の重量と均衡を保つように、該浮き本体に魚信の作用点と反対方向の底部に均衡保持用錘を取付足により浮き本体から離して、該均衡保持用錘を左右前後に移動させ、指標となるトップが、実際の釣り条件に対し正確に垂直状態に保つように微調整することができる可動性の部材で取り付ける。
浮き本体に取り付けられた調整錘と釣り糸側の重さとが均衡を保っているので浮き本体のトップは垂直に立っている。魚信により釣り糸が引っ張られると、均衡が崩れ、浮きは回転して、トップは倒れる。浮きは天秤のように重心を支点にして均衡しているので、微細な力で浮きのトップは倒れる。トップが完全に転倒する釣り糸の移動距離は、浮き本体の大きさやトップの長さにもよるが、15〜20ミリメートル程度である。しかも、5ミリメートル程度の引きでもトップは傾斜し、50mm長さのトップであればトップの先端は30mm以上移動するので、遠方からでも魚信の視認が可能である。ガン玉の取り付け、浮き下の変更、エサの変更等により釣り糸側の重さが変更した場合に調整錘を移動させればトップは垂直に保つことができるので、浮きを取り替える必要がなく、1個の浮きで対応できるので視認性の確保と貴重な時間の節約になる。
さらに、数ミリメートルの引きを視認できるので、合わせるタイミングの自由度が増え、早合わせも可能になる。
さらに、数ミリメートルの引きを視認できるので、合わせるタイミングの自由度が増え、早合わせも可能になる。
図1に本発明による環付き浮きの断面と釣り糸に取り付けられる釣り糸用錘の関係を示した。図に示したように、取付足は約90度の範囲で任意に移動固定可能であり、錘負荷を調整できた。なお、必要とあれば取付足を90度以上移動させることも可能であり、90度に限定するものではない。また、図2に魚信による浮きの当たりを示した。
本実施例では浮き本体の直径は30mm、比重約0.6の木球、トップ取り付け対角位置から7.5mmの位置に1.2gの調整錘を10mm長さのステンレス製針金の足を付けて取り付けた。この浮きでは調整錘はステンレス製の針金を曲げることにより簡単にトップ取り付け対角位置から4.6〜17mmの範囲、すなわち錘調整範囲としては12.4mmが調整可能であった。この場合、釣り鉤側の重さがハリス、スイベル、メジナ用6号釣り鉤の他0〜1.1gまで調整可能であった。
この浮きの感度を従来多用されているドングリ型浮きと比較した結果、本発明による浮きでは1.2g重の引く力で回転しトップは60度以上傾斜したのに対し、同じ条件で0.5号のドングリ型浮きを引っ張ったところ僅かに3mm弱沈んだだけであった。ドングリ型浮きでは浮き本体が水面上にあればこのように僅かの魚信をほとんど確認することができないため、水中浮きなどを追加し、浮き本体を水面に接するように水没させて使用されることが多くなり、遠投される場合の視認性に問題があった。
このように、魚の引きが5mmの距離を引くのに1.2gの力で十分で、浮き本体は回転した。また、本発明による回転浮きは、魚信のない状態ではトップは安定して垂直に保たれ波の干渉を受けにくいことも確かめられた。このように浮き本体の側面を作用点としているため、小さい魚信でもトップは傾斜または転倒するので、当たりはトップの長さに拡大され遠方からでも視認可能となる。魚の食いが活発でない状況において、本発明による浮きを用いたメジナ釣りでは、魚信が極めて小さいためトップが転倒に至らない場合があるが、トップを長くすることにより遠方からの視認性を高め、トップの傾きにより魚信を確認することができた。
本実施例では浮き本体の直径は30mm、比重約0.6の木球、トップ取り付け対角位置から7.5mmの位置に1.2gの調整錘を10mm長さのステンレス製針金の足を付けて取り付けた。この浮きでは調整錘はステンレス製の針金を曲げることにより簡単にトップ取り付け対角位置から4.6〜17mmの範囲、すなわち錘調整範囲としては12.4mmが調整可能であった。この場合、釣り鉤側の重さがハリス、スイベル、メジナ用6号釣り鉤の他0〜1.1gまで調整可能であった。
この浮きの感度を従来多用されているドングリ型浮きと比較した結果、本発明による浮きでは1.2g重の引く力で回転しトップは60度以上傾斜したのに対し、同じ条件で0.5号のドングリ型浮きを引っ張ったところ僅かに3mm弱沈んだだけであった。ドングリ型浮きでは浮き本体が水面上にあればこのように僅かの魚信をほとんど確認することができないため、水中浮きなどを追加し、浮き本体を水面に接するように水没させて使用されることが多くなり、遠投される場合の視認性に問題があった。
このように、魚の引きが5mmの距離を引くのに1.2gの力で十分で、浮き本体は回転した。また、本発明による回転浮きは、魚信のない状態ではトップは安定して垂直に保たれ波の干渉を受けにくいことも確かめられた。このように浮き本体の側面を作用点としているため、小さい魚信でもトップは傾斜または転倒するので、当たりはトップの長さに拡大され遠方からでも視認可能となる。魚の食いが活発でない状況において、本発明による浮きを用いたメジナ釣りでは、魚信が極めて小さいためトップが転倒に至らない場合があるが、トップを長くすることにより遠方からの視認性を高め、トップの傾きにより魚信を確認することができた。
実施例1と同様、浮き本体の直径を23.5mm、比重約0.6の木球、トップ取り付け対角位置から6mmの位置に1.2gの調整錘を8mm長さのステンレス製針金の足をつけて取り付けた。この浮きではステンレス製の針金を曲げることにより0〜1gまで調整可能であった。また、本実施例の浮きは浮力が押さえられているので大きな引きに対して抵抗なく沈むことが確認できている。
以上のように、本発明の回転浮きは、調整錘の位置を調整することにより容易に錘負荷等の釣り条件の変化に対応することができることが証明された。
以上のように、本発明の回転浮きは、調整錘の位置を調整することにより容易に錘負荷等の釣り条件の変化に対応することができることが証明された。
釣り条件が変更した場合にも、浮きを変更することなくトップを垂直に保ち浮き本来の視認性を確保できるので、浮きの交換などに要する時間が節約できる。したがって、釣り針、ガン玉等の錘やエサなど釣り条件の変更が容易にできる。
11 うき本体
12 トップ
13 均衡保持用錘
15 環
16 取付足
17 釣り糸
18 釣り糸用錘
19 釣り針
20 うき止め
21 錘調整範囲
12 トップ
13 均衡保持用錘
15 環
16 取付足
17 釣り糸
18 釣り糸用錘
19 釣り針
20 うき止め
21 錘調整範囲
Claims (1)
- 指標となるトップを取り付けた中通しや環付きの球形や円錐形等浮き本体の側面のほぼ中央部が魚信の作用点になるように釣り糸を通し、魚信により釣り糸が引っ張られると浮き本体が回転し、指標となるトップが傾斜または転倒して、魚信が確認できるようにした高感度、高視認性の遠投が可能な釣り用浮きに関し、浮き下の釣り糸、錘や釣り鉤等の重量と均衡を保つように、該浮き本体に取り付け位置や重量を予め設定した均衡保持用錘を取付足を介して取り付け、かつ、取付足を前後左右に移動させ、指標となるトップが、実際の釣り条件に対し垂直状態に保たれるように微調整することができる、錘負荷調整可能な釣り用浮き。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005163227A JP2006311835A (ja) | 2005-05-06 | 2005-05-06 | 錘負荷調整可能な釣り用浮き |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005163227A JP2006311835A (ja) | 2005-05-06 | 2005-05-06 | 錘負荷調整可能な釣り用浮き |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006311835A true JP2006311835A (ja) | 2006-11-16 |
Family
ID=37533592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005163227A Pending JP2006311835A (ja) | 2005-05-06 | 2005-05-06 | 錘負荷調整可能な釣り用浮き |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006311835A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2532714A (en) * | 2014-11-05 | 2016-06-01 | Edwin John Beer David | The fishing float night light holder bar |
JP7298050B1 (ja) | 2022-08-20 | 2023-06-27 | 山口 道子 | 餌が動く釣り具 |
-
2005
- 2005-05-06 JP JP2005163227A patent/JP2006311835A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7298050B1 (ja) | 2022-08-20 | 2023-06-27 | 山口 道子 | 餌が動く釣り具 |
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