JP2006311667A - 電動機回転子 - Google Patents

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JP2006311667A JP2005128884A JP2005128884A JP2006311667A JP 2006311667 A JP2006311667 A JP 2006311667A JP 2005128884 A JP2005128884 A JP 2005128884A JP 2005128884 A JP2005128884 A JP 2005128884A JP 2006311667 A JP2006311667 A JP 2006311667A
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Shiro Kinoshita
史朗 木下
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Abstract

【課題】 回転子鉄心と回転軸との間に生じる歪などの影響により発生する振動を軽減することのできる電動機回転子を提供する。
【解決手段】 回転子鉄心1に設けられた軸穴1aに回転軸2を挿入し、回転子鉄心1と回転軸2とをしまりばめで結合する電動機回転子において、回転軸2の外周面が少なくとも一つの円筒状の溝2aと、溝2aに隣接するはめ合い部2bとを有し、且つはめ合い部2bのみが回転子鉄心1と結合している電動機回転子とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動機(モータ)の電動機回転子に関し、詳しくは回転子鉄心と回転軸の結合部の取り付け構造に関するものである。
図3に従来の電動機回転子の例を示す。電動機回転子は薄板鋼板を積層した回転子鉄心01及び鋼棒で形成された回転軸02、アルミで形成されたエンドリング03などにより構成された一体部品となっている。回転子鉄心01には軸穴01aが設けられており、軸穴01aには回転軸02が挿入、固定されている。なお、この軸穴01aと回転軸02のはめ合い部における寸法は、しまりばめとなるように回転軸02の外径が軸穴01aの径より大きくなっている。
他に、薄板の積層構造からなる回転子鉄心の軸穴内壁が、軸心に平行に延びる複数の歯を配設した凹凸からなり、この凹凸となった軸穴に回転軸を圧入する構造としているものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1によれば、例えば回転子鉄心内壁の凸部である歯の先端を連ねた円の直径寸法が所定値に高精度に形成されておらず、低コストに通常の精度で形成されていても、回転軸を圧入した場合に歯部の変形が容易であり加工精度上の誤差を容易に吸収できるため、かめ合わせの交差を通常レベルの設定としても、回転子鉄心と回転軸との結合が容易で、且つトルク伝達力も十分に確保でき、また低コストで電動機回転子を製造することが可能としている。
また、回転子鉄心の軸穴内壁に所定の深さを有しかつ所定の間隔に隔てられた複数の溝を設け、この溝を設けた軸穴に回転軸を固定する構造としているものもある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2によれば、回転子鉄心にかかる応力が回転子鉄心の周方向及び溝方向に均一に分布され、不均一な応力による回転子鉄心の破損を防止することができるため、低コストで回転子鉄心と回転軸との一体強度を確保できるとしている。
上述したような電動機回転子における回転子鉄心と回転軸との結合の方法としては、圧入方式や焼きばめ方式などがある。圧入方式はプレス機で圧力をかけて回転子鉄心に回転軸を押し込む方法であり、焼きばめ方式は、回転子鉄心を加熱して膨張させた状態で回転子鉄心の軸穴に回転軸を挿入し、冷却後に生じる回転子鉄心の接触圧力によって回転子鉄心と回転軸とを固定する方法である。
例えば上述した焼きばめ方式は、圧入方式に比べると回転軸挿入時に無理な力がかからないため回転軸の歪や残留応力の影響が少なく、高速回転や回転軸の寸法精度を要する場合によく用いられる。
特開平4−285446号公報 特開平9−191591号公報
しかしながら、例えば焼きばめ方式を用いれば、回転子鉄心と回転軸との間に発生する歪や残留応力の影響は小さいが、それでもこの歪や残留応力が回転子の回転バランスに影響を及ぼす場合がある。また、モータが起動すると、モータ内部の温度は回転子コイルや回転子鉄心等の温度上昇に伴い、例えばF種絶縁では100℃程上昇するなど、高温となる場合がある。上述したように電動機回転子は回転子鉄心が薄板鋼板、エンドリングがアルミ、回転軸が鋼棒により構成されているなど、構成材料の熱膨張率が異なることから、モータ内部の温度が上昇すると、回転子鉄心と回転軸との間に歪が生じ、軸フレや軸曲がり、回転子の回転バランス悪化等により振動が発生する等の問題が考えられる。
このようなことから本発明は、回転子鉄心と回転軸との間に生じる歪などの影響により発生する振動を軽減することのできる電動機回転子を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明に係る電動機回転子は、回転子鉄心に設けられた軸穴に回転軸を挿入し、前記回転子鉄心と前記回転軸とをしまりばめで結合する電動機回転子において、前記回転軸の外周面が少なくとも一つの円筒状の溝と、前記溝に隣接するはめ合い部とを有し、且つ前記はめ合い部のみが前記回転子鉄心と結合していることを特徴とする。
本発明に係る電動機回転子は、回転子鉄心に設けられた軸穴に回転軸を挿入し、前記回転子鉄心と前記回転軸とをしまりばめで結合する電動機回転子において、前記回転軸の外周面が少なくとも一つの円筒状の溝と、前記溝に隣接する少なくとも二つのはめ合い部とを有し、且つ前記はめ合い部が均等な幅かつ均等な間隔で配置され、且つ前記はめ合い部のみが前記回転子鉄心と結合していることを特徴とする。
上述した本発明にかかる電動機回転子によれば、焼きばめ時に生じる歪や残留応力、またモータ起動時にモータ内部の温度が上昇することで熱膨張率の異なる回転子鉄心と回転軸との間に生じる歪に対し、回転軸の外周面を凹凸形状とし、はめ合い部のみが回転子鉄心と結合される構成として回転子鉄心と回転軸との接触面積を減らすことで、回転子鉄心と回転軸が互いに及ぼす影響を低減することができるため、従来の構成と比較して、電動機回転子の回転バランスの崩れを抑制し、振動を軽減することが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態については、後述する実施例により説明するものとする。
図1に本発明による電動機回転子の一実施例を示す。電動機回転子は薄板鋼板を積層した回転子鉄心1、鋼棒で形成された回転軸2及びアルミで形成されたエンドリング3などにより構成された一体部品である。回転子鉄心1には軸穴1aが設けられており、軸穴1aには、焼きばめ等によって回転軸2が挿入、固定されている。
更に、回転軸2は軸穴1aに挿入される部分の外表面が、周方向に円筒状に2箇所設けられた溝2a及び二つの溝2aの間で凸状となったはめ合い部2bによって形成された凹凸形状となっている。なお、二つの溝2aは軸穴1aの両端に対応する部分にそれぞれ設けられている。
はめ合い部の幅w1は電動機回転子の強度を保つことのできる範囲で設定すればよく、溝2aの深さは結合後に溝2aと回転子鉄心1とが互いに圧力を及ぼさない程度の深さであればよい。また、はめ合い部2bと軸穴1aの寸法は、しまりばめとなるようはめ合い部2bの外径を軸穴1aの内径よりわずかに大きく設定するものとする。なお、図1において、回転子鉄心1と回転軸2とは、軸穴1aの全長にわたって接しているように見えるが、これは溝2aとはめ合い部2bとの段差が僅少なためであり、回転子鉄心1と溝2aとは接しないものとする。図中はめ合い部2bの一部に斜線を施した。
モータが起動すると、回転子コイルや回転子鉄心等の温度上昇に伴い、モータ内部の温度は例えばF種絶縁では100℃程上昇するなど、高温となることがある。焼きばめ時に生じた歪や残留応力の影響が残っている場合、或いはモータ起動時にモータ内部の温度が上昇し、熱膨張率が異なる回転子鉄心1と回転軸2との間に歪が生じた場合、従来の電動機回転子における回転子鉄心1と回転軸2の結合範囲は軸穴1aの全長にわたっているため、回転子鉄心1と回転軸2が互いに及ぼす影響は大きく、電動機回転子の回転バランスが崩れ、振動が発生するという問題があった。
しかしながら、本実施例によれば、焼きばめ時における歪や残留応力の発生、或いはモータ起動時にモータ内部の温度上昇に伴い熱膨張率の異なる回転子鉄心1と回転軸2との間に歪が生じた場合であっても、回転軸2を凹凸形状としたことで回転子鉄心1と回転軸2との結合面積が縮小されるため、回転子鉄心1と回転軸2が互いに及ぼす影響が低減されることとなり、従来の構造と比較して電動機回転子の回転バランスの崩れを抑制し、振動を軽減することが可能となる。
なお、はめ合い部2bの幅は強度を保つことのできる範囲で可能な限り短く設定することでより振動を抑制することができる。また、図1において、回転軸2は軸穴1aの両端に対応する部分に二つの溝2aを設けた構成となっているが、これに限らず軸穴1aの両端に対応する部分の二箇所にはめ合い部2bを設け、中央部を溝2aとしてもよい。
図2に本発明による電動機回転子の他の実施例を示す。電動機回転子は薄板鋼板を積層した回転子鉄心11、鋼棒で形成された回転軸12及びアルミで形成されたエンドリング13などにより構成された一体部品である。回転子鉄心11には軸穴11aが設けられており、軸穴11aには焼きばめ等によって回転軸12が挿入、固定されている。
更に回転軸12の軸穴11aに挿入される部分の外表面は、周方向に円筒状に五箇所設けられた溝12a、及びこれらの溝12aの間で凸状となった四箇所のはめ合い部12bによって形成された凹凸形状となっている。なお、はめ合い部12bは一定の幅w2で均等に配置し、幅w2は電動機回転子の強度を保てる範囲で設ければよく、溝12aは回転子鉄心11と回転軸12の結合後に溝12aと軸穴11aとが圧力を及ぼさない程度の深さとすればよい。また、はめ合い部12bの外径はしまりばめとなるよう軸穴11aの内径に対してわずかに大きく設定する。
なお、図2において、回転子鉄心11と回転軸12とは、軸穴11aの全長にわたって接しているように見えるが、これは溝12aとはめ合い部12bとの段差が僅少なためであり、回転子鉄心11と溝12aとは接しないものとする。図中はめ合い部2bの一部に斜線を施した。
本実施例によれば、焼きばめ時における歪や残留応力の発生、或いはモータ起動によるモータ内部の温度上昇に伴って熱膨張率の異なる回転子鉄心11と回転軸12との間に歪が生じた場合であっても、回転軸12のはめ合い部12bを四箇所に均等に分割して配置した凹凸形状としたことで、回転子鉄心11と回転軸12とが接する面積が縮小され、かつ上述した実施例1と比較してバランスよく回転子鉄心11を支持することができるため、回転軸12に対する回転子鉄心11の歪の影響が低減されることとなり、より電動機回転子の回転バランスの崩れを抑制し、振動を軽減することが可能となる。
なお、図2において、回転軸12は軸穴11aの両端に対応する部分に溝12aを設けた構成となっているが、これに限らず軸穴11aの両端に対応する部分がはめ合い部12bであってもかまわない。また、本実施例でははめ合い部12bを四箇所設ける構成としたが、例えば軸穴11aの全長に応じて複数箇所設定すればよく、四箇所に限らない。
本発明は、電動機回転子における回転子鉄心と回転軸の取り付け構造に利用可能である。
本発明の実施例1による電動機回転子を示す概略構成図である。 本発明の実施例2による電動機回転子を示す概略構成図である。 一般的な電動機回転子を示す概略構成図である。
符号の説明
1,11 回転子鉄心
1a,11a 軸穴
2,12 回転軸
2a,12a 溝
2b,12b はめ合い部
3,13 エンドリング

Claims (2)

  1. 回転子鉄心に設けられた軸穴に回転軸を挿入し、前記回転子鉄心と前記回転軸とをしまりばめで結合する電動機回転子において、前記回転軸の外周面が少なくとも一つの円筒状の溝と、前記溝に隣接するはめ合い部とを有し、且つ前記はめ合い部のみが前記回転子鉄心と結合していることを特徴とする電動機回転子。
  2. 回転子鉄心に設けられた軸穴に回転軸を挿入し、前記回転子鉄心と前記回転軸とをしまりばめで結合する電動機回転子において、前記回転軸の外周面が少なくとも一つの円筒状の溝と、前記溝に隣接する少なくとも二つのはめ合い部とを有し、且つ前記はめ合い部が均等な幅かつ均等な間隔で配置され、且つ前記はめ合い部のみが前記回転子鉄心と結合していることを特徴とする電動機回転子。
JP2005128884A 2005-04-27 2005-04-27 電動機回転子 Withdrawn JP2006311667A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011239615A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Denso Corp 回転電機の回転子

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