JP2006311509A - インパルス波形生成装置および高周波パルス波形生成装置 - Google Patents

インパルス波形生成装置および高周波パルス波形生成装置 Download PDF

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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K7/00Modulating pulses with a continuously-variable modulating signal
    • H03K7/02Amplitude modulation, i.e. PAM

Abstract

【課題】D/Aコンバータを必要としない回路構成により、素子の動作周波数を従来必要とされていた周波数よりも低くでき、消費電力を少なくするインパルス波形生成装置を提供する。
【解決手段】タイミング信号から複数の遅延パルス信号を生成する多段遅延パルス信号生成部と、遅延パルス信号よりインパルス波形信号の周波数成分を示す信号源信号を生成する信号源信号生成部と、遅延パルス信号よりインパルス波形信号の振幅成分を示す包絡線形成信号を生成する包絡線形成信号生成部と、信号源信号と包絡線形成信号とを乗算し所望のインパルス波形信号を生成するミキサ部とを備え、インパルスを発生するタイミングを示すタイミング信号からインパルス波形信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス状の変調信号を生成するインパルス波形生成装置および高周波パルス波形生成装置に関する。
インパルス通信方式を用いるUWB(Ultra Wide Band)無線通信技術は、直線性を必ずしも必要としないためCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)化に適しており、小型化を実現でき、高精度のローカル信号源等のRF回路が不要であるため低消費電力であり、広帯域の利用により高速な通信可能である等の利点を有している。
UWB無線通信装置に用いられるインパルス波形生成装置では、使用する周波数帯域を制御するために、インパルス波形の包絡線を精度よく生成することが求められている。一般に、任意の帯域周波数で、帯域の中心周波数F0、帯域幅Wのインパルス波形F(t)は、(数1)で定義される。
Figure 2006311509
インパルス波形を形成する方法として、D/Aコンバータを用いる構成が知られている。図25は、D/Aコンバータによる従来のインパルス波形生成装置のブロック図である。図25において、従来のインパルス波形生成装置は、矩形波を生成する矩形波発振部1111と、波形テーブルに応じた電圧値を記憶する記憶部1113と、入力する矩形信号を外部電圧に応じてインパルス波形を生成するD/Aコンバータ1112とで構成されている。
この構成で、従来のインパルス波形生成装置は、矩形波発振部1111の出力する矩形波のタイミングで、記憶部1113に記憶されている波形テーブルに応じた電圧値をD/Aコンバータ112で発生させて、インパルス波形F(t)を生成している。
この従来のインパルス波形生成装置は、均一で高い精度の波形を生成可能である。また、回路の制御が容易であり、インパルス整形フィルタを必要としないため、IC化に適している。しかしその一方で、D/Aコンバータ112で生成するインパルス波形の帯域周波数に対して数倍のサンプリングレートが必要であり、例えば、3GHzから10GHzまでを帯域とするインパルス波形を生成するためには、数10GHzのサンプリングレートが必要となる。一般に、このような高い周波数で動作するD/Aコンバータによる構成では、スイッチング周波数の高い素子を用いることから、電力を多く消費する。
また、D/Aコンバータを用いないディジタル回路による構成で、ガウスの1次導関数を近似する波形を生成する構成が知られている(例えば特許文献1参照)。
図26は、特許文献1記載のディジタル回路による従来のインパルス波形生成装置のブロック図である。また、図27は、特許文献1記載の従来のインパルス波形生成装置のタイミング図である。
図26において、従来のインパルス波形生成装置は、クロックパルスを生成するクロック1300と、バッファ1304と、反転バッファ1306と、遅延効果、すなわち、遅延時間の長さ「L」の遅延素子1310と、遅延効果「L+X」の遅延素子1308と、ANDゲート1316と、バッファ1320と、反転バッファ1322と、長さLの遅延素子1310と、長さL+Xの遅延素子1325と、バッファ1332、1334、1336、1337と、加算回路1348、1350と、スイッチ1356とで構成されている。
この構成で、クロック1300は、クロックパルスをバッファ1304および反転バッファ1306に供給する。そして、それぞれのバッファ1304、1306は、それぞれ遅延素子1310、1308を介して、クロックパルスをANDゲート1316に供給する。遅延素子1308は、遅延素子1310よりも長い遅延効果(X)を有している。ANDゲート316の出力を、ライン1318を介してバッファ1320と反転バッファ1322に供給し、遅延素子1310、1308とそれぞれ同一の遅延効果を有する更なる遅延素子1324、1325に渡す。この遅延素子1324、1325の各出力をそれぞれ分割し、バッファ1332、1334、1336、1337に供給する。そして、バッファ1332、1334は、そのままの出力を、また、バッファ1336、1337は反転した出力を、それぞれ、ライン1340、1342、1129、1346を介して加算回路1348、1350に供給する。
各ライン1340、1342、1129、1346は、図27に示すパルス1360などの個別パルスの正方向または負方向の半分である異なる構成要素を供給する。そして、加算回路1348および1350の出力を、それぞれライン1352、1354を介してスイッチ1356に供給する。制御回路1358は、スイッチ1356が第1の設定の場合に所定位相「0」のバイフェーズ(Bi−Phase)波形を供給し、スイッチが反対の状況である「1」になったときには、その反対のバイフェーズ波形を供給するよう、加算回路1348、1350の出力を切り換える。
こうして、ディジタル回路による従来のインパルス波形生成装置では、遅延効果時間にわずかな差を設けた2つのクロック信号からパルス信号を生成し、さらに生成されたパルス信号と反転パルス信号とから、それぞれ遅延効果時間にわずかな差を設けたパルス信号を生成して、供給されるバイフェーズ波形から必要なインパルス波形を生成している。
特表2003−535552号公報(136頁、図36)
しかしながら、D/Aコンバータによりインパルス波形を生成する方法では、動作周波数が高いため、消費電力が多いという課題がある。
また、ディジタル回路によりインパルス波形を生成する方法では、波形の形成をインパルスの重ねあわせのみによっているため、波形の精度をあまり高くすることができないという課題がある。
また、発生インパルスの周波数範囲が広くなり、後段にインパルス整形フィルタを必要とし、回路全体をIC化することができないという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するもので、D/Aコンバータを必要としない回路構成により、素子の動作周波数を従来必要とされていた周波数よりも低くでき、消費電力を少なくするインパルス波形生成装置を提供することを目的とする。
本発明は、また、帯域制限された精度の高いインパルス波形を生成して、通信帯域以外の周波数領域における電力放射を低減でき、送信における電力効率を向上するインパルス波形生成装置を提供することを目的とする。
本発明は、また、回路構成からインパルス整形フィルタである高次のRFフィルタを不要にし、IC化による機器の小型化と同時に低消費電力化を実現するインパルス波形生成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のインパルス波形生成装置では、タイミング信号から異なる遅延量を持つ複数の遅延パルス信号を生成する多段遅延パルス信号生成部と、遅延パルス信号よりインパルス波形信号の周波数成分を示す信号源信号を生成する信号源信号生成部と、遅延パルス信号よりインパルス波形信号の振幅成分を示す包絡線形成信号を生成する包絡線形成信号生成部と、信号源信号と包絡線形成信号とを乗算し、所望のインパルス波形信号を生成するミキサ部とを備え、インパルスを発生するタイミングを示すタイミング信号からインパルス波形信号を生成するように構成している。
そのため、本発明のインパルス波形生成装置は、発振器を用いない構成であっても、多段遅延素子によりインパルス信号源となる信号を生成し、さらに包絡線を形成する信号と乗算することで、インパルス波形を生成できる。D/Aコンバータを必要としない回路構成により、素子の動作周波数を従来必要とされていた周波数よりも低くでき、消費電力を少なくすることができる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、多段遅延パルス信号生成部は、タイミング信号を入力し、制御信号に応じて所定のパルス幅を持つ基準時間信号を生成する信号制御部と、基準時間信号から複数の遅延パルス信号を生成し、いずれか1つを制御信号として信号制御部へ入力する多段遅延部とを備えるように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、多段遅延素子の出力する信号を制御信号として信号制御部に入力し、入力タイミング信号の長さのばらつきがあっても正確なタイミングで動作することができる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、多段遅延部は、同一の遅延量を有する複数の遅延素子を多段に接続した多段遅延回路を備え、多段遅延回路に基準時間信号を入力し、異なる遅延量を持つ複数の遅延パルス信号を多段遅延回路の各段間よりそれぞれ出力するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、多段遅延素子の出力する信号を制御信号として信号制御部に入力し、入力タイミング信号の長さのばらつきがあっても正確なタイミングで動作することができる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、信号源信号生成部は、所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部を備え、遅延パルス信号より生成した複数の信号を、それぞれ所定の増幅係数に基づいて増幅し、増幅したそれぞれの信号を合成して信号源信号を生成するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、信号を乗算する際の増幅係数、ならびに信号源信号に対する包絡線形成信号の遅延量を適切に設定して信号源信号を生成し、結果として、より精度の高い波高値をもつインパルス波形を生成できる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、包絡線形成信号生成部は、遅延量が多段遅延部を構成する遅延素子の遅延量の1/2である複数の調整遅延素子と、所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部とを備え、遅延パルス信号より生成した複数の信号をそれぞれ調整遅延素子により遅延し、増幅部により所定の増幅係数に基づいて増幅し、増幅したそれぞれの信号を合成し、信号源信号に対して遅延素子の遅延量の1/2遅延した包絡線形成信号を生成するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、信号を乗算する際の増幅係数、ならびに信号源信号に対する包絡線形成信号の遅延量を適切に設定して、より精度の高い波高値をもつインパルス波形を生成できる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、増幅部は、増幅係数が正の場合には、入力信号を増幅係数の値で増幅した信号を出力し、増幅係数が負の場合には、入力信号を増幅係数の絶対値で増幅し、かつ、位相を反転した信号を出力するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、信号を乗算する際の増幅係数を適切に設定して、より精度の高い波高値をもつインパルス波形を生成できる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、多段遅延パルス信号生成部は、ある遅延量に対して一定の遅延量ずつ長い遅延量を有する複数の遅延素子を並列に接続した並列遅延回路を備え、並列遅延回路にタイミング信号を入力し、異なる遅延量を持つ複数の遅延パルス信号を並列遅延回路の各遅延素子よりそれぞれ出力するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、遅延量が一定の遅延量ずつ長くなる遅延素子を並列に設けるようにし、遅延素子に求められる精度を遅延時間から遅延時間差に置き換えることができ、遅延量の少ない回路動作でインパルス波形を生成することができる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、信号源信号生成部は、同一の遅延量を有する複数の信号源遅延素子と、所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部とを備え、遅延パルス信号より生成した複数の信号を信号源遅延素子により遅延し、増幅部によりそれぞれ所定の増幅係数に基づいて増幅し、増幅したそれぞれの信号を合成して信号源信号を生成するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、信号を乗算する際の増幅係数、ならびに信号源信号に対する包絡線形成信号の遅延量を適切に設定して信号源信号を生成し、結果として、より精度の高い波高値をもつインパルス波形を生成できる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、包絡線形成信号生成部は、信号源遅延素子の遅延量に遅延素子の遅延量の1/2を加えた遅延量を有する第2の調整遅延素子と、所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部とを備え、遅延パルス信号より生成した複数の信号を、それぞれ調整遅延素子により遅延し、遅延した複数の信号を、増幅部により所定の増幅係数に基づいて増幅し、増幅した複数の信号を合成し、信号源信号に対して遅延素子の遅延量の1/2遅延した包絡線形成信号を生成するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、信号を乗算する際の増幅係数、ならびに信号源信号に対する包絡線形成信号の遅延量を適切に設定して、より精度の高い波高値をもつインパルス波形を生成できる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、増幅部は、増幅係数が正の場合には、入力信号を増幅係数の値で増幅した信号を出力し、増幅係数が負の場合には、入力信号を増幅係数の絶対値で増幅し、かつ、位相を反転した信号を出力するように構成している。
そのため、このインパルス波形生成装置は、信号を乗算する際の増幅係数を適切に設定して、より精度の高い波高値をもつインパルス波形を生成できる。
また、本発明のインパルス波形生成装置では、遅延パルス信号から、インパルス波形信号の周波数成分または振幅成分を示す合成用信号を生成する合成用信号生成部と、インパルス波形信号に、合成信号を乗算して、第2のインパルス波形信号を生成する第2のミキサ部とを更に備えるように構成している。
そのため、本発明のインパルス波形生成装置は、より低い動作周波数で動作し、低消費電力化できる。
また、本発明の高周波パルス波形生成装置では、インパルス波形生成装置と、インパルス波形生成装置が生成するインパルス波形信号を入力し、高周波パルス波形信号を生成する高周波パルス波形信号生成部とを備えるように構成している。
そのため、この高周波パルス波形生成装置は、さらに低い動作周波数で動作し、低消費電力化できる。
また、本発明の高周波パルス波形生成装置では、高周波パルス波形信号生成部は、入力されるインパルス波形信号に応じて、発振回路の出力スペクトラムおよび出力波形の少なくとも一方を制御し、異なる波形の高周波パルス波形信号を生成するように構成している。
そのため、この高周波パルス波形生成装置は、出力信号として、任意のスペクトラムや波形の高周波パルス波形信号を生成できる。
また、本発明の高周波パルス波形生成装置では、高周波パルス波形信号生成部は、高周波パルス波形信号を、送信データ信号に応じて、さらに波形変調するように構成している。
そのため、この高周波パルス波形生成装置は、波形変調した高周波パルス波形信号を生成できる。
本発明によれば、上記構成により、回路の動作周波数を従来の2分の1にし、消費する電力を低減することができる構成のインパルス波形生成装置を実現できる。
また、本発明によれば、帯域制限された精度の高いインパルス波形を生成して、通信帯域以外の周波数領域における不要な周波数成分の電力放射を低減し、送信電力の効率を高くすることができる構成のインパルス波形生成装置を実現できる。
また、本発明によれば、回路構成からインパルス整形フィルタである高次のRFフィルタを不要にし、CMOS等のディジタルIC化による機器の小型化や、SOC(System On Chip)化により消費電力を低減することができる構成のインパルス波形生成装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置について、図を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置は、多段遅延素子によりインパルス信号源を形成し、さらに、包絡線を形成する信号と乗算することにより、インパルス波形を生成している。なお、本実施の形態では、中心周波数F0と帯域幅Wとで定義される占有帯域のインパルス波形を生成する構成で、特に、中心周波数F0と帯域幅Wとが等しいインパルス波形とした場合のインパルス波形を生成している。このとき、時間長Tは、中心周波数F0に対して1/2周期、すなわち、T=1/(2・F0)となる。
本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態によるインパルス波形生成装置のブロック図である。図1において、インパルス波形生成装置100は、信号制御部103と、遅延素子106、107、108と、排他的論理和素子116、117、118と、電圧加算素子121と、増幅部122、123、136、137と、波形生成部131と、遅延素子134、135と、ミキサ138とで構成され、インパルス波形の発生すべきタイミングを示すタイミング信号102を発生するクロック発生部101と接続されている。
信号制御部103は、タイミング信号102と制御信号104の入力を受け、制御信号104がH(High:高レベル値)状態である場合にのみ、タイミング信号102を基準時間信号105として出力し、制御信号104がL(Low:低レベル値)状態となった場合には、出力を停止するよう構成している。
図2(a)は、本発明の実施の形態にかかる信号制御部の構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、信号制御部103は、反転回路201とAND回路202による回路構成で実現している。図2(b)は、本発明の実施の形態にかかる信号制御部の別の構成例を示すブロック図である。信号制御部103は、反転回路203とNAND回路204による別の回路構成で実現することもできる。この構成は、CMOSにより回路を構成する場合に好適である。
遅延素子106、107、108は、それぞれ入力信号を時間Tだけ遅延して出力するよう構成している。基準時間信号105を信号Aとして、遅延素子106は信号Aを時間T遅延した信号Bを生成し、遅延素子107は信号Bを時間T遅延した信号Cを生成し、遅延素子108は信号Cを時間T遅延した信号Dを生成し、また、信号Cを制御信号104として信号制御部103に供給する。
排他的論理和素子116、117、118は、それぞれ入力信号の排他的論理和を演算して出力するよう構成している。排他的論理和素子116は信号Aと信号B、排他的論理和素子117は信号Bと信号C、排他的論理和素子118は信号Cと信号Dの排他的論理和をそれぞれ演算し、信号K、L、Mとして出力する。
電圧加算素子121は、信号Kと信号Mとの電圧加算値を出力するよう構成している。
増幅部122は信号Lを所定の倍率により増幅し、また、増幅部123は電圧加算素子121の出力信号を所定の倍率により増幅し、増幅部122と増幅部123との出力信号を統合して信号源信号Qを得るよう構成している。
波形生成部131は、インパルス波形を発生すべきタイミングから時間0〜Tと時間3T〜4Tとを示す第1制御信号132と、時間T〜3Tを示す第2制御信号133を出力するよう構成している。
図3(a)は、本発明の実施の形態にかかる波形生成部の構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、波形生成部131は、信号Aと信号Cとの論理和をとる論理和素子301と、さらに信号Bとの排他的論理和をとる排他的論理和素子302とにより、インパルス波形を発生すべきタイミングから時間0〜Tと、時間3T〜4Tを示す第1制御信号132を生成するよう構成している。また、信号Bは時間T〜3Tを示す第2制御信号133としてそのまま出力するよう構成している。また、図3(b)は、本実施の形態にかかる波形生成部の別の構成例を示すブロック図である。波形生成部131は、論理和素子303により信号Kと信号Lの論理和をとる論理和素子303と、さらに信号Bとの排他的論理輪をとる排他的論理和素子304とによる、回路構成で実現することもできる。
遅延素子134は、第1制御信号132を時間T/2遅延し、遅延素子135は第2制御信号133を時間T/2遅延するよう構成している。
増幅部136、137はそれぞれの信号を所定の倍率により増幅し、増幅部136、137の出力信号を統合して包絡線形成信号Rを得るよう構成している。
ミキサ138は、信号源信号Qと包絡線形成信号Rを乗算して所望のインパルス波形信号Sを得るよう構成している。
なお、本実施の形態における増幅部122、123、136、137の増幅係数b、a、β、αの値については後述する。
このような構成で、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置でインパルス波形信号を生成する動作について説明する。
インパルス波形生成装置100は、クロック発生部101からインパルス波形の発生すべきタイミングを示す時間幅Tauが、2T以上、かつ、4T未満のタイミング信号102の入力を受け、信号制御部103は、制御信号104がH状態である場合には、タイミング信号102を基準時間信号105として出力し、制御信号104がL状態の場合には出力を停止する。
遅延素子106、107、108は、基準時間信号105、すなわち、信号Aより時間T遅延した信号B、さらに時間T遅延した信号C、さらに時間T遅延した信号Dを生成する。ここで、信号C、すなわち、タイミング信号102の発生から時間2Tの経過を示す信号を制御信号104として、信号制御部103に供給し、基準時間信号105の時間幅を2Tに調整する。
排他的論理和素子116、117、118は、それぞれ信号A、B、C、Dより排他的論理和の演算結果の信号K、L、Mを生成し、さらに、電圧加算素子121は信号Kと信号Mの電圧加算値を出力する。増幅部122は、信号Lを、所定の倍率により増幅する。増幅部123は、電圧加算素子121の出力信号を、所定の倍率により増幅する。そして、増幅部122と増幅部123との出力信号が統合され、信号源信号Qを生成する。
また、波形生成部131は、インパルス波形の発生すべきタイミングから時間0〜Tと時間3T〜4Tを示す第1制御信号132と、時間T〜3Tを示す第2制御信号133を出力する。
遅延素子134は第1制御信号132を時間T/2遅延し、遅延素子135は第2制御信号133を時間T/2遅延し、増幅部136、137はそれぞれの信号を、所定の倍率により増幅する。そして、増幅部136、137の出力信号が統合され、包絡線形成信号Rが生成される。
最後に、ミキサ138は、信号源信号Qと包絡線形成信号Rとを乗算し、所望のインパルス波形信号Sを生成する。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内で生成する各信号について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図である。図4において、信号A、B、C、Dは、それぞれ時間幅2Tの信号で、時間差Tで生成される。信号K、L、Mは、それぞれ信号Aと信号B、信号Bと信号C、信号Cと信号Dの排他的論理和した時間間隔T、時間幅Tのパルス信号であり、時間差Tで生成される。信号源信号Qは、増幅部122、123により、信号K、Mを加えたものを正、信号Lを負として合成した波形で、時間Tごとの反復信号の波形として生成される。
第1制御信号132は、(A+C)・Bの論理演算した負の信号波形を生成される。第2制御信号133は、信号Bのみによる正の信号波形を生成される。包絡線形成信号Rは、信号源信号Qに対してT/2遅延するように生成され、遅延素子134、135により第1制御信号132、第2制御信号133をT/2遅延し、増幅部136、137により、第1制御信号132を遅延した信号を負の振幅値、第2制御信号133を遅延した信号を正の振幅値として合成した波形を生成される。
インパルス波形信号Sは、信号源信号Qと包絡線形成信号Rとをミキサ138により合成した信号波形を生成される。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形信号の特性について説明する。
前述したように、帯域の中心周波数F0、帯域幅Wの理想のインパルス波形F(t)は、(数1)で定義される。また、周波数FLから周波数FHまでの周波数帯域をもつインパルス波形の場合、帯域の中心周波数F0は(FH+FL)/2、帯域幅Wは(FH−FL)/2、とあらわされる。
そして、帯域幅Wを帯域の中心周波数F0の1/N(ただし、Nは整数)、すなわちW=F0/Nとした場合、インパルス波形F(t)は(数2)となる。
Figure 2006311509
(数2)において、cosの項は、周波数F0の基準信号を示し、sinを含む項は、時間的に振幅の変動する、基準信号を周波数F0において90度移相した信号のN分周信号を示している。
図5(a)は、インパルス波形の周波数成分波形例を示すシミュレーション波形図、図5(b)は、インパルス波形の振幅成分波形例を示すシミュレーション波形図、図5(c)は、インパルス波形例を示すシミュレーション波形図である。また、図6は、周波数成分波形と振幅成分波形とからインパルス波形を生成する動作を示す図である。
ここで、例えば、中心周波数F0と帯域幅Wとが等しいインパルス波形を生成する構成、すなわち、W=F0でN=1の場合の波形について説明する。(数2)のcosの項は、図5(a)に示す波形となり、また、sinを含む項は、図5(b)に示す波形となる。そして、インパルス波形F(t)は、図6に示すように周波数成分波形と振幅成分波形とから合成された図5(c)に示す波形となる。このとき、インパルス波形F(t)における第1〜第5波高値の論理値は、それぞれ、1.000、−0.214、0.129、−0.091、0.071となる。
このような、理想のインパルス波形(数2)に対して、本実施の形態では、(数2)におけるcosの項に相当するタイミングを信号源信号Qで規定し、sinの項に相当するタイミングを包絡線形成信号Rにより規定している。また、インパルス波形F(t)の各波高値に相当するインパルス波形信号Sの波高値を、増幅部122、123、136、137の増幅係数の値により規定し、特に、精度の良い波高値をもつインパルス波形信号Sを得るために、増幅部122、123、136、137の増幅係数b、a、β、αを、それぞれ、−0.214、0.500、−0.603、1.000としている。なお、正の増幅係数は、入力した信号を増幅する増幅率を示す。負の増幅係数は、その絶対値を増幅率とし、さらに、信号出力時に位相を反転した信号を出力することを示している。以下では同様の表記とする。また、これらの値は、回路構成に応じた算出式より決定でき、また回路を構成する素子や製造工程条件などにより、有効数値の桁数を決定し、構成することができる。
図7は、本発明の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図である。図7において、真値は、図5(c)における第1〜第5波高値であり、実現値は、上記の増幅係数の設定により得られるインパルス波形信号Sの波高値である。本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形の第1〜第4波高値は、1.000、−0.214、0.129、−0.301であり、インパルス波形信号Sの第1〜第3波高値まで真値と一致させることができ、第4波高値における誤差は最大振幅に対して20%程度という、図5(c)に示した理想波形に近い特性を有する。なお、本実施の形態では、第5波高値は再現していない。
このような構成とすることによって、本実施の形態では、発振器を用いない構成であっても、多段遅延素子によりインパルス信号源となる信号を生成し、さらに包絡線を形成する信号と乗算し、インパルス波形を生成することができる。
また、信号を乗算する際の増幅パラメータ値を適切に設定して、特に精度の高い波高値をもつインパルス波形を生成することができる。
また、多段遅延素子の出力する信号を制御信号として信号制御部に入力し、入力クロック信号の長さのばらつきがあっても、正確なタイミングで動作するインパルス制御装置を提供することができることができる。
なお、本実施の形態では、N=1とする形態について説明したが、Nを2以上とする形態においても、同様に構成することができる。
なお、本実施の形態では、波形生成部で第1制御信号と第2制御信号とを生成し、これら2つの信号から包絡線形成信号Rを生成する形態としたが、どちらか一方の制御信号のみから包絡線形成信号Rを形成する形態としても同様の効果を得る。図3(c)は、本発明の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の包絡線形成信号を生成する構成例を示す部分ブロック図である。この構成では、第1制御信号132の反転信号を第2制御信号の代わりに用いている。図3(d)は、本発明の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の包絡線形成信号を生成する別の構成例を示す部分ブロック図である。この構成では、第2制御信号133の代わりに、第1制御信号の反転信号を用いている。このような形態では、遅延素子134、135のどちらか一方を省略した簡単な回路構成となり、消費電力を削減する有利な効果がある。
なお、本実施の形態では、信号源信号Qに対する包絡線形成信号Rの遅延量が、T/2となるように遅延素子134、135の遅延量をT/2と設定したが、回路を構成する素子特性や製造工程上の条件等に応じて、遅延量を調整した構成としても同様の効果を得ることができる。
なお、以上の説明では、出力するインパルス波形の周波数成分と振幅成分とを別々に生成し、この2つの信号をミキサ部で乗算することで出力用インパルス波形を生成するインパルス生成装置について説明した。同様の回路構成で、例えば周波数成分を表す第2の信号源信号、または、振幅成分を示す第2の包絡線形成信号を生成し、ミキサ部が出力するインパルス波形に、さらに乗算する第2のミキサ部を備える構成としてもよい。
図8は、本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置900のブロック図を示す。図8において、インパルス波形生成装置900は、タイミング信号102からインパルス波形信号904を生成する回路部901と、周波数成分を表す第2の信号源信号から第2の包絡線形成信号を示す合成用信号905を生成する合成用信号生成部902と、インパルス波形信号904と合成用信号905とを乗算して、第2のインパルス波形信号906を生成する第2のミキサ部903とで構成される。なお、回路部901は、図1で示したインパルス波形生成装置100と同様の回路構成をしている。これにより、インパルス波形生成装置900は、インパルス波形生成装置100に比べて、より低い動作周波数で動作し、低消費電力化できる。
また、以上で説明したインパルス波形生成装置を用いて、高周波パルス波形生成装置を構成する形態について説明する。
図9(a)は、本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置100を用いた高周波パルス波形生成装置910のブロック図である。図9(a)において、高周波パルス波形生成装置910は、インパルス波形生成装置100と、インパルス波形生成装置100の生成するインパルス波形信号904を入力し、高周波パルス波形信号912を生成する高周波パルス波形信号生成部911とを備える。高周波パルス波形信号生成部911は、インパルス波形信号904を、間欠動作する発振回路の動作を制御する制御信号として入力し、発振回路の出力スペクトラムや、出力波形を任意に制御し、高周波パルス波形信号912を生成する。
そのため、この高周波パルス波形生成装置910は、出力信号として、任意のスペクトラムや波形の高周波パルス波形信号を生成することができ、例えば、この高周波パルス波形生成装置を内部に構成し、信号を送信する無線装置に有用である。
また、この高周波パルス波形信号が生成する波形を用いて、さらに、パルス波形変調方式による無線装置を構築することもできる。この無線装置は、高周波パルス波形信号生成部の入力信号に、送信データを用いることで高周波パルス波形信号を波形変調する。図9(b)に、この無線装置に搭載する本発明の第1の実施の形態にかかる高周波パルス波形生成装置920のブロック図を示す。高周波パルス波形生成装置920は、図9(a)に示した高周波パルス波形生成装置910とほぼ同様の構成であるが、一部、高周波パルス波形信号生成部921に、この無線装置が送信する送信信号923を入力し、波形変調した高周波パルス波形信号925を生成する点が異なっている。
そのため、この無線装置は、波形分離度に基づく周波数利用効率の高い通信ができる。なお、インパルス波形の周波数を変える方法として、例えば、一般的なミキサを用いる方法などがある。
また、以上の説明では、信号源信号生成部と包絡線形成信号生成部とのタイミング調整について述べていないが、共に同一のクロック発生部からの信号を用いているため、これらが生成する信号源信号と包絡線信号とは、時間経過による周波数ずれは同一となる。また、使用する回路数および回路種類の違いによる時間ずれは、例えば簡単な時間差検出回路と可変遅延回路を用いることで容易に調整可能である。
また、以上の説明では、増幅部やミキサ部の周波数偏差、例えば、利得偏差や群遅延偏差について、その補正方法の詳細を記載してないが、例えば簡単な偏差検出用回路を用いたり、事前にその偏差を測定したりして周波数偏差を求め、信号源信号の周波数特性に反映させることで、周波数偏差の影響を相殺するように実施してもよい。
また、以上の説明では、増幅部やミキサ部の入力信号強度による歪について、その補正方法について詳細を記載してないが、例えば簡単な歪検出用回路を用いたり、事前にその歪を測定したりして歪を求め、包絡線形成信号の特性に反映させることで歪の影響を相殺するように実施してもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置について説明する。実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置では、排他的論理和素子で遅延信号を合成するよう構成していたのに対し、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置では、AND素子で遅延信号を合成するよう構成し、実施の形態1の構成に比較してゲート数の少ない回路構成で、精度の高いインパルス波形を生成している。
なお、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成および動作は、実施の形態1に示した構成および動作とほぼ同じであるため、共通する部分についての説明は省き、差異についてのみ説明する。
本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成について説明する。
図10は、本発明の第2の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置のブロック図である。図10において、インパルス波形生成装置200は、図1で示した実施の形態1の構成と次の点で異なっている。遅延素子109、110をさらに備えていること。排他的論理和素子116、117、118の代わりに、信号Aと信号Bとの論理積を出力するAND素子501と、信号Bと信号Cとの論理積を出力するAND素子502と、信号Cと信号Dとの論理積を出力するAND素子503と、信号Dと信号Eとの論理積を出力するAND素子504と、信号Eと信号Fとの論理積を出力するAND素子505とを備えていること。増幅部122、123の代わりに、信号Mを所定の倍率に増幅する増幅部506と、信号Lと信号Nとを所定の倍率に増幅する増幅部507と、信号Kと信号Pとを所定の倍率に増幅する増幅部508とを備えていること。波形生成部131bに図10に示す信号Kと信号Nとの論理和K+Nと、信号Lと信号Mとの論理和L+Mを出力する回路509、510を備えていることである。
なお、本実施の形態では、増幅部506、507、508、136、137の増幅係数c、b、a、β、αをそれぞれ、1.000、−0.214、0.151、−0.603、1.000としている。
このような構成で、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の動作について説明する。
インパルス波形生成装置200は、クロック発生部101の発生するタイミング信号102から基準時間信号105を生成し、遅延素子106、107、108、109、110により、基準時間信号105、すなわち、信号Aより時間T遅延した信号B、さらに時間T遅延した信号C、さらに時間T遅延した信号D、さらに時間T遅延した信号E、さらに時間T遅延した信号Fを生成する。
AND素子501、502、503、504、505により、それぞれ信号A、B、C、D、E、Fから論理積の演算結果の信号K、L、M、N、Pを生成し、増幅部506により信号Mを、増幅部507により信号Lと信号Nを統合した信号を、増幅部508により信号Kと信号Pを統合した信号を、それぞれ所定の倍率により増幅する。そして、増幅部506、507、508の出力信号を統合して信号源信号Qを生成する。
また、波形生成部131bにより、インパルス波形の発生すべきタイミングから時間0〜Tと時間3T〜4Tとを示す第1制御信号132と、時間T〜3Tを示す第2制御信号133を生成し、さらに、遅延素子134により第1制御信号132を時間T/2遅延し、遅延素子135により第2制御信号133を時間T/2遅延して、増幅部136、137により、それぞれの信号を、所定の倍率により増幅する。そして、増幅部136、137の出力信号を統合して包絡線形成信号Rを得る。
最後に、ミキサ138により、信号源信号Qと包絡線形成信号Rとを乗算し、所望のインパルス波形信号Sを得る。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内で生成する各信号について説明する。
図11は、本発明の第2の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図である。図11において、信号A、B、C、D、E、Fは、時間幅2Tの信号で、時間差Tで順に生成される。信号K、L、M、N、Pは、それぞれ信号Aと信号B、信号Bと信号C、信号Cと信号D、信号Dと信号E、信号Eと信号Fの論理積で時間幅Tの信号であり、時間差Tで生成される。信号源信号Qは、増幅部506、507、508により、信号Mを所定の正の倍率に増幅し、信号L、Nを加えたものに所定の負の倍率に増幅し、信号K、Pを加えたものに所定の正の倍率に増幅し、それぞれの出力信号を合成した波形で、時間Tごとに符号の変化する信号波形として生成される。
第1制御信号132は、信号Kと信号Nとの論理和により生成され、第2制御信号133は、信号Lと信号Mとの論理和により生成される。包絡線形成信号Rとインパルス波形信号Sとは、実施の形態1と同様の信号処理により波形を生成される。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形信号の特性について説明する。
図12は、本発明の第2の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図である。図12において、真値は、図5(c)における第1〜第5波高値の論理値であり、実現値は、上記の増幅係数の設定により得られるインパルス波形信号Sの波高値である。本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形では、第1〜第4波高値は、1.000、−0.214、0.129、−0.091であり、インパルス波形信号Sの第1〜第4波高値まで、真値と一致させることができ、実施の形態1よりも高精度に、図5(c)に示した理想波形に近い特性を有するインパルス波形を生成することができる。なお、本実施の形態では、第5波高値は再現していない。
このような構成とすることによって、本実施の形態では、遅延信号を合成する際に、排他的論理和素子の代わりにAND素子を用いるようにし、実施の形態1の構成に比較してゲート数の少ない回路構成で、より精度の高いインパルス波形を生成することができる。
なお、本実施の形態では、信号源信号Qに対する包絡線形成信号Rの遅延量が、T/2となるように、遅延素子134、135の遅延量をT/2と設定したが、回路を構成する素子特性や製造工程上の条件等に応じて、遅延量を調整した構成としても同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、第2制御信号133を信号Bにより生成する形態としたが、第2制御信号133を信号Cにより代替する形態とすることも可能である。しかし、その場合には第1制御信号とのゲート遅延量の差異が大きくなり、遅延素子134、135間の所要遅延時間量に差が生じるため、信号の対称性の確保に留意する必要がある。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置について説明する。実施の形態2にかかるインパルス波形生成装置では、AND素子を用いて遅延信号を合成処理するよう構成していたのに対し、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置では、NAND素子と反転素子との組合せにより遅延信号を処理し、インパルス発生タイミングの遅延量を少なくするよう構成している。
なお、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成および動作は、実施の形態2に示した構成および動作とほぼ同じであるため、共通する部分についての説明は省き、差異についてのみ説明する。
本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成について説明する。
図13は、本発明の第3の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成を示すブロック図である。図13において、インパルス波形生成装置300は、図10で示した本実施の形態2の構成と次の点で異なっている。AND素子501、502、503、504、505に対する入力の前に、信号B、C、D、E、Fをそれぞれ反転する反転素子601、602、603、604、605を備えることである。
なお、本実施の形態では、実施の形態2と同様に、増幅部506、507、508、136、137の増幅係数c、b、a、β、αを、それぞれ、1.000、−0.214、0.151、−0.603、1.000としている。
このような構成で、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の動作について説明する。
インパルス波形生成装置300は、クロック発生部101の発生するタイミング信号102より基準時間信号105を生成して、遅延素子106、107、108、109、110により遅延させ、AND素子501、502、503、504、505により、それぞれ信号Aと信号Bの反転信号、信号Bと信号Cの反転信号、信号Cと信号Dの反転信号、信号Dと信号Eの反転信号、信号Eと信号Fの反転信号より論理積の演算結果の信号K、L、M、N、Pを生成する。以降、実施の形態2と同様の信号処理により、信号源信号Q、包絡線形成信号R、所望のインパルス波形信号Sを生成する。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内で生成する各信号について説明する。
図14は、本発明の第3の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図である。図14における信号波形は、図11に示した実施の形態2での信号波形と同様な形状をしているが、AND素子501、502、503、504、505で出力する信号K、L、M、N、Pが1フレーム、すなわち、周期T早いタイミングで生成されている。また、以降の処理で生成される信号も同様に、周期T早いタイミングで生成されている。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形信号の特性について説明する。
図15は、本発明の第3の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図である。インパルス波形生成装置300で生成するインパルス波形では、第1〜第4波高値は、1.000、−0.214、0.129、−0.091であり、インパルス波形信号Sの第1〜第4波高値まで、真値と一致させることができ、実施の形態2と同様に、実施の形態1よりも高精度に、図5(c)に示した理想波形に近い特性を有するインパルス波形を生成することができる。
このような構成とすることによって、本実施の形態では、遅延信号を処理する際に、AND素子と反転素子との組合せとを用いるようにし、実施の形態2の構成に対して信号K、L、M、Nの発生タイミングを時間Tだけ早めて、インパルス発生タイミングの遅延量を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、信号源信号Qに対する包絡線形成信号Rの遅延量がT/2となるように、遅延素子134、135の遅延量をT/2と設定したが、回路を構成する素子特性や製造工程上の条件等に応じて、遅延量を調整した構成としても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置について説明する。実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置では、遅延素子を直列に設けるよう構成していたのに対し、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置では、遅延量が時間Tごとに長くなる遅延素子を並列に設けるよう構成し、遅延素子に求められる精度を遅延時間Tから遅延時間差Tに置き換え、回路内部の動作遅延に由来する遅延量の回路設計における考慮を不要としている。
なお、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成および動作は、実施の形態1に示した構成および動作とほぼ同じであるため、共通する部分についての説明は省き、差異についてのみ説明する。
本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成について説明する。
図16は、本発明の第4の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成を示すブロック図である。図16において、インパルス波形生成装置400は、図1で示した実施の形態1の構成と次の点で異なっている。信号制御部103と遅延素子106、107、108の代わりに、タイミング信号102を時間τ遅延して信号Aを生成する遅延素子701と、タイミング信号102を時間τ+T遅延して信号Bを生成する遅延素子702と、タイミング信号102を時間τ+2T遅延して信号Cを生成する遅延素子703と、タイミング信号102を時間τ+3T遅延して信号Dを生成する遅延素子704とを備えていること。信号Lを時間τ2遅延する遅延素子710と、信号Kと信号Mの論理和K+Mを時間τ2遅延する遅延素子711とを備えていること。波形生成部131の代わりに、信号Aと信号Cの排他的論理和により第2制御信号を出力する波形生成部131cを備えていること。第2制御信号より包絡線形成信号Rを得る回路の代わりに、第2制御信号を時間τ2+T/2遅延する遅延素子713と、その信号と反転した信号とをそれぞれ所定の増幅値で増幅し合成する回路を備えていることである。ここで、τ、τ2は、周期Tよりも大きく、パルス間隔の最小値よりも小さい値を設定している。
なお、本実施の形態では、増幅部122、123、136、137の増幅係数a、b、β、αをそれぞれ、1.000、−0.214、−0.603、1.000としている。
このような構成で、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の動作について説明する。
インパルス波形生成装置400は、クロック発生部101よりインパルス波形の発生すべきタイミングを示す、時間幅Tauが3Tより大であるタイミング信号102の入力を受ける。
遅延素子701、702、703、704により、タイミング信号102より時間τ遅延した信号A、さらに時間T遅延した信号B、さらに時間T遅延した信号C、さらに時間T遅延した信号Dを生成する。
排他的論理和素子116、117、118により、信号A、B、C、Dから排他的論理和の信号K、L、Mをそれぞれ生成し、遅延素子710、711により信号Kと信号Mとの合成信号を出力する。増幅部122により信号Lを時間τ2遅延した信号を、増幅部123により信号Kと信号Mとを合成して時間τ2遅延した信号を、それぞれ所定の倍率により増幅する。そして、増幅部122と123の出力信号を統合し、信号源信号Qを生成する。
また、波形生成部131cにより、インパルス波形の発生すべきタイミングから時間0〜Tと時間3T〜4Tを示す第1制御信号132を出力する。
遅延素子713により第1制御信号132を時間τ2+T/2遅延し、増幅部136、137により、その信号と反転した信号とをそれぞれ所定の倍率により増幅する。そして、増幅部136、137の出力信号を統合して、包絡線形成信号Rを生成する。
最後に、ミキサ138により、信号源信号Qと包絡線形成信号Rとを乗算し、所望のインパルス波形信号Sを生成する。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内で生成する各信号について説明する。
図17は、本発明の第4の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図である。図17において、信号A、B、C、Dは、遅延素子により生成される時間幅τの信号である。信号K、L、Mは、排他的論理和素子により生成される時間長Tの信号である。ここで、信号Aと信号Bとの遅延差が時間Tであることから、信号Kは時間幅Tとなる。同様に、信号Kを生成してから時間T後には時間幅Tの信号L、時間2T後には時間幅Tの信号Mが生成される。信号源信号Qについても、τ2遅延した波形として生成される。なお、図17では、生成元の波形と生成後の波形とを比較説明するために、時間τ2の波形のずれを省略して示している。
包絡線形成信号Rは、信号Aと信号Cとの排他的論理和の信号を、時間τ2+T/2遅延した信号と反転した信号とを、それぞれ所定の増幅値で増幅し、合成した波形として生成される。
インパルス波形信号Sは、実施の形態1と同様の信号処理により、信号源信号Qと包絡線形成信号Rとにより合成された信号波形として生成され、インパルス波形信号Sの波形を得る。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形信号の特性について説明する。
図18は、本発明の第4の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図である。図18において、真値は、図5(c)における第1〜第5波高値であり、実現値は、上記の増幅係数の設定により得られるインパルス波形信号Sの波高値である。インパルス波形生成装置400で生成するインパルス波形では、第1〜第3波高値は、1.000、−0.214、0.129であり、インパルス波形信号Sの第1〜第3波高値まで、理論値と一致させることができ、実施の形態1よりも高精度に、図5(c)に示した理想波形に近いインパルス波形を生成することができる。なお、本実施の形態では、第4、第5波高値は再現していない。
このような構成とすることによって、本実施の形態では、遅延時間Tの遅延素子を多段に構成する代わりに、遅延量が時間Tごとに長くなる遅延素子を並列に設けるようにし、実施の形態1の構成に比較して遅延素子に求められる精度を遅延時間Tから遅延時間差Tに置き換えることができ、遅延量の少ない回路動作でインパルス波形を生成することができる。
なお、本実施の形態では、信号源信号Qに対する包絡線形成信号Rの遅延量がT/2となるように、遅延素子713の遅延量をτ2+T/2と設定したが、回路を構成する素子の特性や製造工程上の条件等に応じて、遅延量を調整した構成としても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の第5の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置について説明する。実施の形態2にかかるインパルス波形生成装置では、遅延素子を直列に設けるよう構成していたのに対し、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置では、遅延量が時間Tごとに長くなる遅延素子を並列に設けるよう構成し、遅延素子に求められる精度を遅延時間Tから遅延時間差Tに置き換え、回路内部の動作遅延に由来する遅延量の回路設計における考慮を不必要とするようにしている。
なお、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成および動作は、実施の形態2に示した構成および動作とほぼ同じであるため、共通する部分についての説明は省き、差異についてのみ説明する。
本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成について説明する。
図19は、本発明の第5の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成を示すブロック図である。図19において、インパルス波形生成装置500は、図10で示した実施の形態2の構成と次の点で異なっている。信号制御部103と遅延素子106、107、108との代わりに、タイミング信号102を時間τ遅延して信号Aを生成する遅延素子701と、さらに時間T遅延して信号Bを生成する遅延素子702と、さらに時間T遅延して信号Cを生成する遅延素子703と、さらに時間T遅延して信号Dを生成する遅延素子704と、さらに時間T遅延して信号Eを生成する遅延素子705と、さらに時間T遅延して信号Fを生成する遅延素子706とを備えていること。
信号Aと信号B、信号Bと信号C、信号Cと信号D、信号Dと信号E、信号Eと信号Fの排他的論理和により、信号K、L、M、N、Pをそれぞれ出力する排他的論理和素子801、802、803、804、805を備えていること。信号Lと信号N、信号Kと信号Pの論理和により、それぞれ信号を出力する論理和素子816、817を備えていること。信号Mを時間τ2遅延する遅延素子710と、論理和素子816の出力する信号を時間τ2遅延する遅延素子711と、論理和素子817の出力する信号を時間τ2遅延する遅延素子712とを備えていることである。
また、波形生成部131bの代わりに、信号Kと信号Nとの論理和により第1制御信号132を出力し、信号Lと信号Mとの論理和により第2制御信号133を出力する波形生成部131dを備えていること。遅延素子134、135の代わりに、第1制御信号132、第2制御信号133をそれぞれ時間τ2+T/2遅延する遅延素子713、714を備えていることである。
なお、本実施の形態では、増幅部506、507、508、136、137の増幅係数c、b、a、β、αをそれぞれ、1.000、−0.214、0.151、−0.603、1.000としている。
このような構成で、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の動作について説明する。
インパルス波形生成装置500は、クロック発生部101から、インパルス波形の発生すべきタイミングを示す時間幅Tauが、5Tより大であるタイミング信号102の入力を受ける。
遅延素子701、702、703、704、705、706により、タイミング信号102より時間τ遅延した信号A、さらに時間T遅延した信号B、さらに時間T遅延した信号C、さらに時間T遅延した信号D、さらに時間T遅延した信号E、さらに時間T遅延した信号Fを生成する。
排他的論理和素子801、802、803、804、805により、信号A、B、C、D、E、Fから、排他的論理和の信号K、L、M、N、Pをそれぞれ生成する。信号Mを時間τ2遅延した信号を、増幅部506が所定の倍率により増幅し、信号Lと信号Nとを合成して時間τ2遅延した信号を、増幅部507が所定の倍率により増幅し、信号Kと信号Pとを合成して時間τ2遅延した信号を、増幅部508が所定の倍率により増幅する。そして、増幅部506、507、508の出力信号を統合し、信号源信号Qを生成する。
また、波形生成部131dは、インパルス波形の発生すべきタイミングから時間0〜Tと時間3T〜4Tを示す第1制御信号132と、時間T〜3Tを示す第2制御信号133とを生成する。さらに、遅延素子713は、第1制御信号132を時間τ2+T/2遅延する。遅延素子714は、第2制御信号133を時間τ2+T/2遅延する。さらに、増幅部136、137は、遅延素子713、714から出力される信号を、所定の倍率により増幅する。そして、増幅部136、137の出力信号を統合して、包絡線形成信号Rを生成する。
最後に、ミキサ138により、信号源信号Qと包絡線形成信号Rとを乗算し、所望のインパルス波形信号Sを生成する。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内で生成する各信号について説明する。
図20は、本発明の第5の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図である。図20において、信号A、B、C、D、E、Fは、時間幅が5Tよりも大きな信号で、時間差Tで順に生成される。信号K、L、M、N、Pは、それぞれ信号Aと信号B、信号Bと信号C、信号Cと信号D、信号Dと信号E、信号Eと信号Fの排他的論理和で時間幅Tの信号であり、時間差Tで生成される。信号源信号Qは、遅延素子710、711、712と、増幅部506、507、508とにより、信号Mをτ2遅延した信号を所定の正の倍率に増幅し、信号Lと信号Nを加えτ2遅延した信号を所定の負の倍率に増幅し、信号Kと信号Pを加えτ2遅延した信号ものに所定の正の倍率に増幅し、それぞれの出力信号を合成した波形で、時間Tごとに符号の変化する信号波形として生成される。
第1制御信号132は、信号Kと信号Nとの論理和により生成され、第2制御信号133は、信号Lと信号Mとの論理和により生成される。包絡線形成信号Rは、信号源信号Qに対してτ2+T/2遅延するように生成され、遅延素子713、714により第1制御信号132、第2制御信号133をτ2+T/2遅延し、増幅部136、137により、第1制御信号132を遅延した信号を負の振幅値、第2制御信号133を遅延した信号を正の振幅値として合成した波形を生成される。
インパルス波形信号Sは、実施の形態1と同様の信号処理により、信号源信号Qと包絡線形成信号Rとをミキサ138により合成した信号波形を生成される。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形信号の特性について、説明する。
図21は、本発明の第5の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図である。図21において、真値は、図5(c)における第1〜第5波高値であり、実現値は、上記の増幅係数の設定により得られるインパルス波形信号Sの波高値である。インパルス波形生成装置500で生成するインパルス波形では、第1〜第4波高値は、1.000、−0.214、0.129、−0.091であり、インパルス波形信号Sの第1〜第4波高値まで、真値と一致させることができ、実施の形態2と同様に、実施の形態1よりも高精度に、図5(c)に示した理想波形に近い特性を有するインパルス波形を生成することができる。なお、本実施の形態では、第5波高値は再現していない。
このような構成とすることによって、本実施の形態では、遅延素子を直列に設ける代わりに、遅延量が時間Tごとに長くなる遅延素子を並列に設けるよう構成し、遅延素子に求められる精度を遅延時間Tから遅延時間差Tに置き換え、回路内部の動作遅延に由来する遅延量の回路設計における考慮を不必要とすることができる。
なお、本実施の形態では、信号源信号Qに対する包絡線形成信号Rの遅延量が、T/2となるように遅延素子713、714の遅延量をτ2+T/2と設定したが、回路を構成する素子の特性や製造工程上の条件等に応じて、遅延量を調整した構成としても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
次に、本発明の第6の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置について説明する。実施の形態5にかかるインパルス波形生成装置では、XOR素子を用いて遅延信号処理するよう構成していたのに対し、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置では、AND素子と反転素子の組合せにより遅延信号を処理するよう構成し、インパルス発生タイミングの遅延量を少なくするようしている。
なお、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成および動作は、実施の形態5に示した構成および動作とほぼ同じであるため、共通する部分についての説明は省き、差異についてのみ説明する。
本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成について説明する。
図22は、本発明の第6の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の構成を示すブロック図である。図22において、インパルス波形生成装置600は、図19で示した実施の形態5の構成と次の点で異なっている。排他的論理和素子801、802、803、804、805の代わりに、AND素子501、502、503、504、505を設けていること。これらAND素子への入力として、信号B、C、D、E、Fをそれぞれ反転する反転素子601、602、603、604、605を備えることである。
なお、本実施の形態では、実施の形態5と同様に、増幅部506、507、508、136、137の増幅係数c、b、a、β、αを、それぞれ、1.000、−0.214、0.151、−0.603、1.000としている。
このような構成で、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の動作について説明する。
インパルス波形生成装置600は、クロック発生部101の発生するタイミング信号102を遅延素子701、702、703、704、705、706により遅延させ、反転素子601、602、603、604、605により信号B、C、D、E、Fの反転信号を生成して、AND素子501、502、503、504、505により、信号Aと信号Bの反転信号、信号Bと信号Cの反転信号、信号Cと信号Dの反転信号、信号Dと信号Eの反転信号、信号Eと信号Fの反転信号から、それぞれ論理積の演算結果の信号K、L、M、N、Pを生成する。以降、実施の形態5と同様の信号処理により、信号源信号Q、包絡線形成信号R、所望のインパルス波形信号Sを生成する。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内で生成する各信号について説明する。
図23は、本発明の第6の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図である。図23における信号波形は、図20に示した実施の形態5での信号波形と同様な形状をしている。
次に、本実施の形態にかかるインパルス波形生成装置で生成するインパルス波形信号の特性について説明する。
図24は、本発明の第6の実施の形態にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図である。インパルス波形生成装置600で生成するインパルス波形では、第1〜第4波高値は、1.000、−0.214、0.129、−0.091であり、インパルス波形信号Sの第1〜第4波高値まで、真値と一致させることができ、実施の形態5と同様に、実施の形態1よりも高精度に、図5(c)に示した理想波形に近い特性を有するインパルス波形を生成することができる。
このような構成とすることによって、本実施の形態では、AND素子と反転素子の組合せにより遅延信号を処理するよう構成にし、実施の形態5の構成に対して、信号K、L、M、Nの発生タイミングを、時間Tだけ早まるため、インパルス発生タイミングの遅延量を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、信号源信号Qに対する包絡線形成信号Rの遅延量がT/2となるように遅延素子713、714の遅延量をτ2+T/2と設定したが、回路を構成する素子の特性や製造工程上の条件等に応じて遅延量を調整した構成としても同様の効果を得ることができる。
本発明にかかるインパルス波形生成装置および高周波パルス波形生成装置は、UWB無線装置等のインパルス通信方式を用いる無線通信機器に適用して好適である。
本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置のブロック図 (a)本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の信号制御部の構成例を示すブロック図(b)本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の信号制御部の別の構成例を示すブロック図 (a)本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の波形生成部の構成例を示すブロック図(b)本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の波形生成部の構成例を示すブロック図(c)本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の包絡線形成信号Rを生成する構成例を示す部分ブロック図(d)本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の包絡線形成信号Rを生成する別の構成例を示す部分ブロック図 本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図 (a)インパルス波形の周波数成分波形例を示すシミュレーション図(b)インパルス波形の振幅成分波形例を示すシミュレーション図(c)インパルス波形例を示すシミュレーション図 周波数成分波形と振幅成分波形からインパルス波形を生成する動作を示す図 本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図 本発明の実施の形態1にかかるインパルス波形生成装置の別のブロック図 (a)本発明の実施の形態1にかかる高周波パルス波形生成装置のブロック図(b)本発明の実施の形態1にかかる高周波パルス波形生成装置の別のブロック図 本発明の実施の形態2にかかるインパルス波形生成装置のブロック図 本発明の実施の形態2にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図 本発明の実施の形態2にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図 本発明の実施の形態3にかかるインパルス波形生成装置のブロック図 本発明の実施の形態3にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図 本発明の実施の形態3にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図 本発明の実施の形態4にかかるインパルス波形生成装置のブロック図 本発明の実施の形態4にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図 本発明の実施の形態4にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図 本発明の実施の形態5にかかるインパルス波形生成装置のブロック図 本発明の実施の形態5にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図 本発明の実施の形態5にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図 本発明の実施の形態6にかかるインパルス波形生成装置のブロック図 本発明の実施の形態6にかかるインパルス波形生成装置内のタイミング図 本発明の実施の形態6にかかるインパルス波形生成装置の出力信号の波高値を示す図 D/Aコンバータによる従来の送信インパルス波形生成装置のブロック図 ディジタル回路による従来の送信インパルス波形生成装置のブロック図 ディジタル回路による従来のインパルス波形生成装置内のタイミング図
符号の説明
100,200,300,400,500,600,900 インパルス波形生成装置
101 クロック発生部
102 タイミング信号
103 信号制御部
104 制御信号
105 基準時間信号
106,107,108,109,110,134,135,710,711,712,713,714,701,702,703,704,705,706 遅延素子
116,117,118,302,304,801,802,803,804,805
排他的論理和素子
121 電圧加算素子
122,123,136,137,506,507,508 増幅部
131,131b,131c,131d 波形生成部
132 第1制御信号
133 第2制御信号
138 ミキサ
501,502,503,504,505 AND素子
601,602,603,604,605 反転素子
901 回路部
902 合成用信号生成部
903 第2のミキサ部
904 インパルス波形信号
905 合成用信号
906 第2のインパルス波形信号
910,920 高周波パルス波形生成装置
911,921 高周波パルス波形信号生成部
912 高周波パルス波形信号
923 送信信号
925 波形変調した高周波パルス波形信号
Q 信号源信号
R 包絡線形成信号
S インパルス波形信号

Claims (14)

  1. インパルスを発生するタイミングを示すタイミング信号からインパルス波形信号を生成するインパルス波形生成装置であって、
    前記タイミング信号から異なる遅延量を持つ複数の遅延パルス信号を生成する多段遅延パルス信号生成部と、
    前記遅延パルス信号より前記インパルス波形信号の周波数成分を示す信号源信号を生成する信号源信号生成部と、
    前記遅延パルス信号より前記インパルス波形信号の振幅成分を示す包絡線形成信号を生成する包絡線形成信号生成部と、
    前記信号源信号と前記包絡線形成信号とを乗算し、所望のインパルス波形信号を生成するミキサ部と
    を備えるインパルス波形生成装置。
  2. 前記多段遅延パルス信号生成部は、前記タイミング信号を入力し、制御信号に応じて所定のパルス幅を持つ基準時間信号を生成する信号制御部と、
    前記基準時間信号から前記複数の遅延パルス信号を生成し、いずれか1つを前記制御信号として前記信号制御部へ入力する多段遅延部とを備える
    請求項1記載のインパルス波形生成装置。
  3. 前記多段遅延部は、同一の遅延量を有する複数の遅延素子を多段に接続した多段遅延回路を備え、
    前記多段遅延回路に前記基準時間信号を入力し、異なる遅延量を持つ前記複数の遅延パルス信号を前記多段遅延回路の各段間よりそれぞれ出力する
    請求項2記載のインパルス波形生成装置。
  4. 前記信号源信号生成部は、所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部を備え、
    前記遅延パルス信号より生成した複数の信号を、それぞれ所定の増幅係数に基づいて増幅し、
    増幅したそれぞれの信号を合成して前記信号源信号を生成する
    請求項1記載のインパルス波形生成装置。
  5. 前記包絡線形成信号生成部は、遅延量が前記多段遅延部を構成する前記遅延素子の遅延量の1/2である複数の調整遅延素子と、所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部とを備え、
    前記遅延パルス信号より生成した複数の信号をそれぞれ前記調整遅延素子により遅延し、前記増幅部により前記所定の増幅係数に基づいて増幅し、
    増幅したそれぞれの信号を合成し、
    前記信号源信号に対して前記遅延素子の遅延量の1/2遅延した前記包絡線形成信号を生成する
    請求項3記載のインパルス波形生成装置。
  6. 前記増幅部は、
    前記増幅係数が正の場合には、入力信号を前記増幅係数の値で増幅した信号を出力し、
    前記増幅係数が負の場合には、入力信号を前記増幅係数の絶対値で増幅し、かつ、位相を反転した信号を出力する
    請求項4または5記載のインパルス波形生成装置。
  7. 前記多段遅延パルス信号生成部は、
    ある遅延量に対して一定の遅延量ずつ長い遅延量を有する複数の遅延素子を並列に接続した並列遅延回路を備え、
    前記並列遅延回路に前記タイミング信号を入力し、異なる遅延量を持つ前記複数の遅延パルス信号を前記並列遅延回路の各遅延素子よりそれぞれ出力する
    請求項1記載のインパルス波形生成装置。
  8. 前記信号源信号生成部は、
    同一の遅延量を有する複数の信号源遅延素子と、
    所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部とを備え、
    前記遅延パルス信号より生成した複数の信号を前記信号源遅延素子により遅延し、
    前記増幅部によりそれぞれ所定の増幅係数に基づいて増幅し、
    増幅したそれぞれの信号を合成して前記信号源信号を生成する
    請求項1記載のインパルス波形生成装置。
  9. 前記包絡線形成信号生成部は、
    前記信号源遅延素子の遅延量に前記遅延素子の遅延量の1/2を加えた遅延量を有する第2の調整遅延素子と、
    所定の増幅係数に基づいて信号を増幅する複数の増幅部とを備え、
    前記遅延パルス信号より生成した複数の信号を、それぞれ前記調整遅延素子により遅延し、
    前記遅延した複数の信号を、前記増幅部により所定の増幅係数に基づいて増幅し、
    前記増幅した複数の信号を合成し、
    前記信号源信号に対して前記遅延素子の遅延量の1/2遅延した前記包絡線形成信号を生成する
    請求項7記載のインパルス波形生成装置。
  10. 前記増幅部は、
    前記増幅係数が正の場合には、入力信号を前記増幅係数の値で増幅した信号を出力し、
    前記増幅係数が負の場合には、入力信号を前記増幅係数の絶対値で増幅し、かつ、位相を反転した信号を出力する
    請求項8または9記載のインパルス波形生成装置。
  11. 前記遅延パルス信号から、前記インパルス波形信号の周波数成分または振幅成分を示す合成用信号を生成する合成用信号生成部と、
    前記インパルス波形信号に、前記合成信号を乗算して、第2のインパルス波形信号を生成する第2のミキサ部とを更に備える
    請求項1記載のインパルス波形生成装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか記載のインパルス波形生成装置と、
    前記インパルス波形生成装置が生成するインパルス波形信号を入力し、高周波パルス波形信号を生成する高周波パルス波形信号生成部とを備える
    高周波パルス波形生成装置。
  13. 前記高周波パルス波形信号生成部は、
    入力されるインパルス波形信号に応じて、発振回路の出力スペクトラムおよび出力波形の少なくとも一方を制御し、異なる波形の高周波パルス波形信号を生成する
    請求項12記載の高周波パルス波形生成装置。
  14. 前記高周波パルス波形信号生成部は、
    前記高周波パルス波形信号を、送信データ信号に応じて、さらに波形変調する
    請求項12記載の高周波パルス波形生成装置。
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