JP2006310050A - プラズマディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラズマディスプレイパネル1に、ガラスビーズ50を含有したシールフリット5を設けている。通気孔34と通気孔34に対向する隔壁32の端部との間に、ガラスビーズを含まないガス導入部フリット6を設けている。封着工程において背面基板3および前面基板4の端部が潰れることがなく、通気孔34近傍において外側の隔壁32の頂部とこれに対向する前面基板4の保護層44との間に空隙が形成されない。このため、パネル駆動時に、パネル中央やガス導入部フリット6近傍にて振動音が発生することを防げる。ガス導入路60により、表示領域Iにおける隔壁32や保護層44に不純ガス分子が吸着することを防ぐことができ、誤放電の発生を防げる。
【選択図】図3
Description
このため、封着材にガラスビーズを混入することで、基板全面に亘って前面基板および背面基板間の対向間隙寸法を均一に設定することができ、上述した振動音の発生を防ぐことができる。
このため、放電ガスは排気導入から導入路を経由して放電空間に導入されるので、不純ガスなどが導入路内の導入路形成材の側壁や前面基板の保護膜に吸着され、放電空間における保護膜などの構造物に不純ガスが流入することを防ぐことができる。また、封着材および導入路形成材にガラスビーズを含有するので、基板全面に亘って前面基板および背面基板間の対向間隙寸法を均一に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係るプラズマディスプレイパネルの内部構造を示した斜視図である。図2は、プラズマディスプレイパネルの外観を示した正面図である。図3は、プラズマディスプレイパネルの要部断面を拡大して示した側面図である。なお、これらの図面において、各種電極および放電セルの寸法は説明の簡易化のため基板に対して相対的に大きく、それらの数は実際よりも大幅に省略して表示してある。また、図2においては、プラズマディスプレイパネルの正面視で、前面基板の内面側に設けられたシールフリットおよびガス導入部フリットを実線で表示し、その他の構成は適宜図示省略した。
なお、隔壁32のうち外側の隔壁32が製造工程で不均一な形状に形成された場合、当該領域における隔壁間には蛍光体層を設けずに捨てセルとする構成としてもよい。すなわち、隔壁32が形成された領域において、蛍光体層(33R,33G,33B)が形成され、後述する対となる透明電極40間の放電によって蛍光体層からの3原色光が発光される表示領域Iとしての放電空間2と、この放電空間の外周を囲み蛍光体層が設けられない図示しない非表示領域と、が設けられる。
次に、上述した構成のプラズマディスプレイパネル1の製造方法について図面に基づいて説明する。
次に、上記のようにして製造したプラズマディスプレイパネル1の駆動動作について図面に基づいて説明する。プラズマディスプレイパネル1の駆動は、列電極駆動部および行電極駆動部を制御して特定のアドレス電極30および透明電極40へ高電圧が印加される。これにより、特定のアドレス電極30および対となる透明電極40に対向する特定の放電セル32Aにて、点灯セル及び非点灯セルを設定する選択放電が行われる。この際、背面基板3および前面基板4がこの印加電圧で生じる静電力によって互いに反発あるいは吸引し合う。
上述したように、上記実施の形態では、プラズマディスプレイパネル1は以下の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
上述したように、上記実施の形態では、放電空間2を挟んで対向配置された一対の背面基板3および前面基板4を備えたプラズマディスプレイパネル1に、隔壁32と、ガラスビーズ50を含有したシールフリット5と、通気孔34とを設けている。さらに、シールフリット5にて囲まれた気密領域IIの内側かつ隔壁32の外側の領域における通気孔34と通気孔34に対向する隔壁32の端部との間に、シールフリット5と同程度の融点を有しかつガラスビーズを含まないガラスペーストにて形成されたガス導入部フリット6を設けている。そして、このガス導入部フリット6と対向するシールフリット5の端部とで、ガス導入路60を形成している。このため、シールフリット5にガラスビーズ50を混入しているので、封着工程においてシールフリット5が収縮しても背面基板3および前面基板4の端部が潰れることを防ぎ、かつ、前面基板4の中央部が背面基板3に対して浮き上がることを防ぐことができる。また、ガス導入部フリット6には、ガラスビーズを混入していないので、外側の隔壁32の頂部とこれに対向する前面基板4の保護層44との間に空隙が形成されることを防ぐことができる。これにより、パネル駆動時において、パネル中央やガス導入部フリット6近傍における背面基板3および前面基板4にて振動音が発生することを防ぐことができる。さらに、プラズマディスプレイパネル1にガス導入路60を形成したことにより、表示領域Iにおける隔壁32や保護層44に不純ガス分子が吸着することを防ぐことができる。これにより、表示領域Iにおいて、パネル駆動時に不純ガスを原因とした誤放電が生じることがなく、プラズマディスプレイパネル1の正常な表示特性が得られる。したがって、プラズマディスプレイパネル1の駆動時において、振動音の発生を防止でき、かつ、正常な表示を行うことができる。
2 放電空間
3 背面基板(一対の基板のうちの一方)
32 隔壁
32A 放電セル
33R,33G,33B 蛍光体層
34 通気孔
4 前面基板(一対の基板のうちの他方)
5 シールフリット(封着部材)
50 ガラスビーズ(粒状物質)
6 ガス導入部フリット(導入路形成部材)
60 ガス導入路
d 距離
I 表示領域
II 気密領域(気密空間)
X 高さ寸法(一対の基板同士の間隙寸法)
Y ガラスビーズの外径寸法
Claims (8)
- 放電空間を挟んで対向配置された一対の基板、および、前記一対の基板のうちの一方に設けられかつ前記放電空間を含む前記一対の基板に挟まれた空間を区画する隔壁を備えたプラズマディスプレイパネルであって、
粒状物質を含有し、前記粒状物質より融点が低く、前記隔壁の外周側を囲みかつ前記一対の基板同士を封着する封着部材と、
前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方において、前記封着部材で密閉された空間の内側かつ前記隔壁の外側の領域における一部に設けられ、前記放電空間から気体を排出しかつ前記放電空間に放電ガスを導入するための通気孔と、
前記封着部材と同程度の融点を有しかつ前記粒状物質を含まない材料にて形成され、前記封着部材で密閉された空間の内側かつ前記隔壁の外側の領域において、前記一対の基板同士を連結する状態で前記通気孔と前記通気孔に対向する前記隔壁の端部との間に設けられ、対向する前記封着部材の端部とでガス導入路を形成する導入路形成部材と、
を具備したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記粒状物質の外径寸法は、前記一対の基板同士の間隙寸法と略等しい寸法から前記間隙寸法の5倍の寸法までに設定される
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1または請求項2に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記封着部材は、略矩形枠状に形成され、
前記通気孔は、前記封着部材の内側における一角部近傍に設けられ、
前記導入路形成部材は、前記通気孔近傍における前記封着部材の一辺に略沿う直線状に形成され、直線状の一端部が封着部材の一部に当接する状態に設けられた
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記導入路形成部材は、前記放電空間に対向する側の端部と、前記隔壁における前記放電空間の略外側に対応する部位との間の距離が3.0mm以上となる位置に設けられた
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記導入路形成部材は、前記放電空間に対向する側の端部と、前記隔壁における前記放電空間の略外側に対応する部位との間の距離が4.0mm以上となる位置に設けられた
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電空間に形成された前記隔壁間のそれぞれの領域には蛍光体が形成されることにより、前記放電空間が表示領域を為す
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記封着部材と前記連結部材は同種のガラス粉末を主成分とする
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電空間を挟んで対向配置された一対の基板、および、前記一対の基板のうちの一方に設けられかつ前記放電空間を含む前記一対の基板に挟まれた空間を区画する隔壁を備えたプラズマディスプレイパネルを製造する方法であって、
前記隔壁の外周側を囲む状態で封着部材を設け前記一対の基板同士を封着する封着工程と、
前記封着工程後、前記封着部材にて囲まれかつ前記一対の基板間に形成された気密空間内に残留する気体を前記気密空間外に排出する排気行程と、
前記排気工程後、前記気密空間内に放電ガスを封入するガス封入工程と、を具備し、
前記封着部材には、前記封着部材より融点が高い粒状物質を含有させ、
前記一対の基板のうちの少なくともいずれか一方には、前記気密空間内かつ前記隔壁の外側の領域における一部に、前記排気工程および前記ガス封入工程にて用いる通気孔を設け、
前記封着工程では、前記封着部材と同程度の融点を有しかつ前記粒状物質を含まない材料にて形成し、前記気密空間内かつ前記隔壁の外側の領域において、前記一対の基板同士を連結する状態で前記通気孔と前記通気孔に対向する前記隔壁の端部との間に導入路形成部材を設け、前記導入路形成部材とこれに対向する前記封着部材の端部とでガス導入路を形成する
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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